絵里「お腹すいたー」希「お母さん早くー」 (18)

大体2期11話前ぐらいの設定です

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希家にて



にこ「だれがお母さんよっ!」


絵里「にこのーおいしい手料理食っべたいなー」ウワメ


にこ「いくら褒めたって作んないっての!」


絵里「希は何が食べたい?」


希「うちはなんでもええよー」


にこ「って話を聞きなさいよっ!!」

にこ「大体、絵里は妹が家で待ってるんじゃないの?」


絵里「それなら大丈夫よ。明日まで穂乃果の家にお泊りするらしいから」


にこ「むう…」


にこ「でもやっぱり無理ね。にこはこれからちびたちの晩御飯もつくらないといけないし!」


希「じゃあみんなでここで食べればいいやん」


にこ「はぁ?!」


絵里「ハラショー希、いい考えね!」


にこ「なに馬鹿なこといってのよ!」


希「6人もいるんやったら、うち焼肉がええなー」


絵里「いいわね希、私も賛成よ」


にこ「だからあんたたち話を聞きなさいっての!」


希「心配せんでもお金だったらバイト代入ったばっかだから大丈夫やでにこっち」


にこ「それもあるけどそこじゃないの!にこが言いたいのは、
絵里「にこ」コソッ


にこ「なによ?」ムスッ


絵里「今日ぐらいは希のワガママを聞いてくれないかしら?」コソッ



にこ「なんでにこが、そんなこ
絵里「私、希とはたまに一緒にご飯を食べるんだけどね…」


絵里「そのときの希、いつもよりはしゃいじゃって、とても嬉しそうなのよ」フフッ


絵里「私の勝手な想像なんだけど…」

絵里「希が焼肉好きっていうのも単にお肉が好物ってだけじゃなくて焼肉が基本"みんなで一緒に"食べれるってのもあると思うの…」


にこ「……」


絵里「だから今回だけは私の顔に免じて
にこ「分かったわよ」フー


絵里「にこ…」


にこ「仕方ないから"あんたのワガママ"も込みで聞いてあげるわよ!」


絵里「…ありがとう、にこ」


にこ「…どういたしまして。こちらこそご馳走になるわね」

エリチドンナワガママイッタン?
フフフッニコトノナイショヨ
エー!ズルイー!!

にこ「ほらっ!そうと決まったら早く行くわよ2人とも!!」


のぞえり「はーい!」


prrr…

にこ「あっもしもしこころ?今から……


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



にこ「ふぅ」パタン


絵里「どうだった」


にこ「よほど楽しかったのかぐっすりよ」


希「お疲れさんにこっち。ホットミルクで良かった?」


にこ「ん、ありがと」


にこ「悪いわね結局泊まることになって」


希「ううん、うちも楽しかったしむしろお礼が言いたいくらいやもん」


絵里「そうよにこ、私もとっても楽しかったし1日泊まるくらい平気よ」


にこ「さすが下着の替えまで置いてある人は言うことが違うわね」ニヤニヤ


絵里「なっ!べ、別にいいでしょ!!たまに泊まりにきたときそっちの方が便利なのっ!!」


にこ「はいはい分かりました」ニヤニヤ


絵里「分かったならその顔やめなさいよ!」


希「まぁまぁえりち、子供たち起きちゃうから…」


にこ「」ニヤニヤ
絵里「」プクー


希「うちらもこれ飲んだらそろそろ寝よっか?」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

にこ「さて寝ようかと思ったんだけど…」


絵里「ベッドでは可愛いお客様たちが寝てるわね」


希「それじゃあうちらは敷布団で川の字になって寝よか」


にこ「仕方ないわね」


絵里「あら、妙に素直じゃない」


にこ「たまにはこういうのもいいと思っただけよ」


絵里「ふーん」ニヤニヤ


にこ「絵里あんた意外に根に持つタイプなのね」


絵里「さぁ?なんのことかしら?」ニヤニヤ


にこ「覚えときなさいよ」ジトッ


希「お布団敷けたよー」


絵里「はーい」



にこ「で、どういう並びで寝るわけ?」


希「そりゃあ"川の字"やから…
にこ「にこ真ん中だけは絶対嫌よ」


希「えーなんでー」


絵里「そうよにこ、川の字なのよ!」


にこ「うっさいわね!そんなに知りたきゃ後で自分の胸にでも聞いてなさいよっ!」


のぞえり「???」ポヨーン


にこ「もういいわ。希、あんたが真ん中ね」


希「うちが?」


にこ「いいから、ほら!」ポフポフ


希「ほ、ほなお邪魔します///」


にこ「あんたの家の布団でしょーが」


希「いやっ、なかなか人に挟まれて寝ることって無いし///」


絵里「合宿のときもみんなで一緒に寝たじゃない」


希「そうやけど、その…密着度というかなんというか…」ゴニョゴニョ





にこ「いいから早く寝なさいよ!あんたたちも寝ないとお肌に響くわよ」


絵里「だそうよ希」


希「うう…分かったけど…」


にこ「分かったならさっさと寝る。おやすみ」


希「うん…おやすみ」


絵里「おやすみ…」





「………………………」
「………………………」
「………………………」





絵里「2人とももう寝た?」コソッ


希「うちは起きてるよ、にこっちは?」コソッ


にこ「……起きてるわよ、何?」ボソッ


絵里「いや…言葉にするのは恥ずかしいんだけど…私ね、今2人に…ううん、8人に出会えて本当に良かったって」

絵里「μ'sのメンバーになれて心から良かったって思ってたの」



希「ふふっ」


絵里「もー笑わなくてもいいじゃない」


希「ごめんえりちでもな、だって今うちも全く同じこと思ってたんやもん」


希「うちもμ'sのみんなと出会えて、こんなに素敵な友達ができて良かったって…」


にこ「なによ今さら、当たり前なこと言ってんじゃないっての」


にこ「にこだって…あんたたちや、他のみんなとスクールアイドルできて…良かったと思ってるわよ…」


絵里「ふふっ、なんだか私たちって似たもの同士だったみたいね」


希「そうみたいやね」クスクス


にこ「3人して同じこと考えてたとはね」クスクス


絵里「あー面白い…でも……」


絵里「一緒にいれる時間ももうそんなに長くないのよね…」



にこ「そりゃあにこたちは3年。あと少しで卒業だもの、こればっかりは仕方ないわ…」


希「卒業したら離ればなれになるんかな…?μ'sのみんなとも、えりちやにこっちとも…」


にこ「あほか」チョップ


希「いてっ?!にこっち何するん?」


にこ「あほにあほって言っただけよ。あんたμ'sの仲が卒業ぐらいで切れるような縁だとでも本気で思ってんの?」


希「そんなことはないと…思いたい…けど…」


にこ「まだそんなこと言うか」チョップ


希「あいたっ!」


にこ「そんなことで切れるわけないでしょ!」

にこ「……切らしてたまるもんですか」ボソッ


絵里「にこの言う通りよ。卒業したってまたこうやって集まればいいじゃない」




絵里「きっとみんな喜んで集まるわよ」


にこ「そうよ。穂乃果なんてきっと『うわーん穂乃果もずっと会いたかったよー!』なんて言いながら抱きついてくるわよ」


希「ふふっ、そうやね」


希「……ねぇ…手繋ぎながら寝てもいい?」


絵里「あら、希がそんなこと言うなんて珍しいわね…はい」


にこ「ほんと明日は槍でも降るんじゃないの?…ほら」


希「ありがと2人とも」ギュ


にこえり「どういたしまして」フフッ


にこ「それじゃあ」


希「そろそろ」


絵里「ええ」




「 おやすみ 」




終わる

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