提督「艦娘の喘ぎ声がうるさい」 (52)
提督「うるさいんだよ……」
明石「そう言われましても……」
明石「大きな喘ぎ声、ですか?」
明石「それほど気になるものなのでしょうか」
提督「なるんだよ!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1423579443
提督「例えば、この前、金剛と閨を共にしたわけだが……」
~回想中~
金剛『Wow!Congratulations!』
金剛『Oh! Oh,yes! yes,yes,yes……』
金剛『Oh, My Gad! Oh, My Gad! Ah,fuuuu……!』
金剛『B,B,B……』
金剛『Burning! Love!!』
~回想終了~
提督「異文化コミュニケーションの難しさを痛感したね」
明石「はあ」
明石「でも、それは性に大らかな金剛さんだけでは?」
明石「そういう艦娘ばかりではありませんよ。例えば……」
明石「そうだ! 加賀さんなんて、いかにも淡白そうですけど」
提督「加賀か……」
提督「加賀はなあ……」
明石「何か問題でも?」
~回想中~
加賀『あまり乱れるな? 馬鹿馬鹿しい』
加賀『これは仕事よ。秘書官の仕事。我を忘れるなんてあり得ないわ』
加賀『一航戦の誇りにかけて……一航戦の、一航戦の……!』
加賀『のおおおおっほおおおおおおっ!』
加賀『ほっ! ほっ! ほっ! ほっ!』
加賀『んほおおおおおっ!!』
~回想終了~
提督「一航戦の誇りって何なんだろうな」
明石「さあ……」
明石「まあ、でも、仕方ありませんよ」
明石「艦隊戦は死と隣り合わせ。かかるストレスも尋常ではありません」
明石「鬱積した感情を、そうやって吐き出すことが出来るのは、むしろ良いことだと思います」
提督「そうか」
提督「でもな、明石。相手を務める俺がどうにかなりそうなんだよ」
明石「難しいですね」
提督「お前の改修工房で、どうにか出来ないだろうか」
明石「まさか声帯を取るわけにもいきませんし……」
明石「申し訳ありませんが、順応していただくしか」
提督「そうか……すまなかった。下世話な話に付き合わせて」
明石「いえ。私で良ければいつでもお付き合いしますよ」
明石「提督は私たち艦娘にとって、大事なお方ですからね」ニコッ
提督「明石……」キュン
~五分後~
明石「ああ、たくましい……! 提督の主砲がいきり立っています!」
明石「早く私の艦内工場で修理しなくちゃ……ああっ!」
明石「ダ、ダメです、提督! そんな乱暴にしては、私、小破してしまいます!」
明石「ああっ! 熱いっ! 熱いっ! 工作機械が延焼するぅ!」
明石「もうダメ、轟沈すりゅう……」ビクンビクン
提督「……」
提督「明石もか!」ドンッ!
提督「まさかの実況系だとはな……」
提督「途中まではイケると思ったんだが」
提督「世の中、そうそう上手くはいかないな」
提督「はあ……」
愛宕「あら? 提督、何か嫌なことでもありました?」
提督「愛宕か」
提督「いや、なに。艦娘たちの喘ぎ声がうるさくてな」
提督「どうにかならないものかと悩んでいるのだ」
愛宕「あらあら」
愛宕「ごめんなさいね、高雄ちゃんの声、大きくって」
愛宕「執務室まで届いてました?」ウフフ
提督「ん? いや、そんなことはないが」
提督「――待て。高雄も喘ぎ声が大きいのか?」
愛宕「そうですよー?」
愛宕「提督と肌を合わせる機会がなくて、一人で慰めているんですけどぉ」
~回想中~
高雄『くっ、卑劣な……!』
高雄『分かりました。今は提督に従いましょう』
高雄『私の、そして愛宕さんの命を保障してくれるのなら……』
高雄『ですが、勘違いなさらないでください。私は、私は屈しませんから!』キリッ
高雄『んひぃぃぃぃ! ま、負けない! 私は負けにゃい!!』ンホォ
~回想終了~
愛宕「って感じですよぉ?」
提督「知らないところで私の悪評が立ちそうだな」
提督「しかし、高雄もアウトか」
提督「どこかに静かな艦娘はいないものか……」
愛宕「提督、わたしなんてどうですかぁ?」
提督「お前が?」
愛宕「ええ♪ こう見えて、夜も貞淑な大和撫子なんですよ♪」
提督「ほう……」
提督「試してみるのも、悪くはないな」
曙「クソ提督?」
曙(怒)「クソ提督!」
曙(夜戦)「んぉお!?おほぉおおぉお
おおッ!!!!だめっ!!!!気持ちい
いのぉお゛ッ!!!!ちんぽ!!ちんぽ
ぉおおぉおお~~~!!!」
続き待ってます
~十分後~
愛宕「んもぅ、意外と甘えん坊なのですね」
愛宕「焦らなくてもわたしは逃げませんよ?」
愛宕「はぁ~い、リズムに合わせて動きましょうね~」
愛宕「いち、に、いち、に♪ いち、に、いち、に♪」
愛宕「ぱんぱかぱーんっ! よく出来ましたぁ♪」
愛宕「たくさん出ましたね♪ えらいですよ~」ヨシヨシ
提督「……」
提督「声は大きくなかったが、何かが違うっ!」バンッ!
提督「……う~む、しかし、高望みが過ぎたのかもしれん」
提督「艦娘のケアは提督の大事な仕事」
提督「本来ならば、そこに私情を挟むべきではない」
提督「いや、しかし……」
提督「ままならんなあ」ハァ
長門「提督。ここにいたのか」
提督(出たな退魔忍)
長門「ん? 何か言ったか?」
提督「いや、何も」
提督「それより、今日の午後は長門が秘書艦か」
提督「久しぶりだな、お前が秘書艦を務めるのは」
長門「あ、う、うむ。そうだな」ソワソワ
提督「?」
長門「陸奥から聞いたのだ」
長門「な、何でも、提督と同衾することで、一時的に能力を上げることが出来るのだと」
長門「そして、それは秘書艦だけの特権なのだと」
長門「それで私も、その、だな」
長門「戦いのため……あくまで、戦いのためにだな!」
長門「抱かれたいと思うのだが……」カァァ
提督「……そうか」
提督(正直、気が進まない)
提督(長門のことは好きだ。好ましく思っている)
提督(しかし、結果が目に見えているから、尻込みしてしまう)
提督(世界に名だたるビッグセブン。喘ぎ声もさぞビッグなのだろう)
提督(どうやら処女のようだが、すぐに『んほぉ!』とか『あひぃ!』とか言うに違いない)
提督(……だが、これも提督の務め。長門が望むのならば、私は彼女を抱こう)
提督「分かった。ここではなんだ。寝室に行こう」
長門「そっ、そうか……」
長門「ただ、恥ずかしながら、こういった経験がなくてな」
長門「面倒をかけると思うが、よろしく頼む」
提督「ああ、任せろ」
~そして、五分後~
長門「つっ……!」
長門「い、いや、すまない。思ったより痛かっただけだ」
長門「そうか、これが破瓜の痛みか……」
長門「気を取らせた。続けてくれ」
~十五分後~
長門「あ、くっ……!」
長門「はあ、ぁ……わ、私なら心配いらない」
長門「好きに動いてくれて構わない」
~三十分後~
長門「あっ、あっ!」
長門「ふうっ、うっ」
長門「あっ、あっ、あっ、ああっ!」
長門「ああぁっ!」ビクッ
~四十分後~
長門「すまない、最後はすっかり翻弄されてしまった」
長門「男の悦ばせ方を、陸奥から色々と聞いていたのだがな」
長門「何も出来ず仕舞いだった」ハハハ
提督「……」
提督「えっ!?」
長門「えっ!?」ビクッ
おしまい
長門さんがアナルが弱い退魔忍であるはずがない
このSSまとめへのコメント
長門は『くっ殺』系だと思ってたんだがなぁ。
やっぱり「んほおぉ!(アヘ顔)」「ひぎぃい!」は萎えるよなあ
あんなの好むのは少数派だっての