提督「艦娘たちに他人行儀で接する」 (92)
~居酒屋~
提督「ふぅ……やっぱり仕事後の酒は最高だな」
提督B「確かに酒飲むと仕事の疲れも吹っ飛ぶなぁ……」
提督「提督Cは最近来ないけどどうしたんだろうな……」
提督B「え? お前あいつがどうなったのか知らねーのか?」
提督「 何かあったのか?」
提督B「何があったもなにも、あいつ憲兵に捕まったんだよ、どうやら艦娘にセクハラをして捕まったらしい」
提督「ったく、提督の風上にも置けねーな何したんだ一体」
提督B「全くだな、何でも嫌がる相手に無理矢理頭を撫でたり、ボディタッチをしたり、着替え中の艦娘の部屋に入ったり、挙げ句の果てには艦娘を押し倒したらしい」
提督「」
提督B「ん?どうかしたか?」
提督「い、いや、何でも無い」
提督(マズイ、提督Cがやったことを故意ではなかったとはいえ、全て自分もやったことがあるなんて言えない)
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提督(お、俺は大丈夫だよねなんだかんだ言って、皆許してくれたし)
提督「い、いや、でも案外憲兵さんの早とちりだったんじゃないの、それにほらあいつって艦娘達に慕われてたし艦娘達の方は満更でもなかったんじゃないのか」
提督B「いや、告発したのは艦娘だったんだってよ、いつもは笑って済ましてたけどもう我慢の限界ですだとさ」
提督「」
提督B「まぁでも普通に接してればそんなことは起きないだろうし提督Cの自業自得だろ」
提督「そ、そうだな」
提督B「と、もうこんな時間か……今日はここでお開きとしようぜ、じゃあまたな」
提督「お、おう、じゃあな」
提督(マズイな……このままだと俺も提督Cの跡を行くことになってしまう。何か対策立てねーと)
いいぞ、続けたまえ(期待
〜鎮守府〜
提督「はあ……どうしよう、皆が本当は怒ってたりしたら通報されるのは時間の問題だ……」
青葉「はあ……最近良いネタ無いなー、どこかに良いネタ落ちてないかなーってあれは?」
提督「はあ……どうすればいいんだ」
青葉「どうしたんですか司令官、いつにも増して辛気臭い顔して」
提督「ああ、青葉か……ちょっと色々あってな……」
青葉「悩み事なら青葉に相談してください、面白そうなネタにできそう……ゴホン いつも提督には世話になってますし」
提督(どうしよう、もうこの際青葉に相談してみようかな……、正直このまま一人で考えても無駄そうだしな、ネタにされる気もするけどこの際どうでもいい)
提督「実は……」
提督「ってことなんだ……」
青葉「……」
提督「ハハ、やっぱり何も言えないよな、どうしたもんかな本当に」
青葉(これは、もしかするとライバルが消せるだけでなく他の娘達の泣き顔が撮れる千載一遇のチャンスなのでは、よしここは)
青葉「いえ、大丈夫ですよ!!青葉に任せてください!」
提督「何か対策があるのか?」
青葉「もちろんです。簡単なことですよ」
提督「頼む!何でもいい教えてくれ」
青葉「簡単な話ですよ、要は他の娘達と距離を取るようにすればいいんですよ。そうすれば向こうからも気を向けられなくなるはずです」
提督「距離を取るって言っても何をすればいいんだよ」
青葉「例えば……」
〜次の朝〜
提督(本当に青葉の言ったとおりすれば何とかなるのだろうか、まぁでも迷ってもどうにもならない今は藁にも縋る想いでやるしか無い)
提督「よし!じゃあ気合入れて行くか。今日の秘書艦は誰だったか」
瑞鶴「おはよう、提督さん!」
提督(瑞鶴か……、瑞鶴にもよく頭撫でたりして怒られていたしな、今となっては何故爆撃された時点で辞めなかったのか後悔が残るが……今悔やんでもしょうがない)
瑞鶴「今日は私が秘書艦だから、サボろうとしても無駄だからね!」
提督(さて、青葉曰く他人行儀に接しろだそうだけど、どうするか?とりあえず名前はさん付けで呼ぶとして、後は余所余所しい感じで接すればいいか……、想像するだけで違和感がヤバイがしょうがない)
提督「おはようございます。瑞鶴さん」
瑞鶴「うん、おはよう!……って、え?」
やべぇ……ニヤニャが止まらん!
提督(びっくりしてるな……言った俺自身違和感やばいし、言われた方はもっと違和感感じてんだろうな)
瑞鶴「ちょ、ちょっと、いきなりどうしたのそんな風に敬語使って、また新しい遊び?だったらやめてよなんか調子狂うし」
提督「いえ、そういうわけではないですよ。瑞鶴"さん"」
瑞鶴「……っ」
提督「いくら立場上上官でも実際戦っているのは貴女たちなのでその貴女たちに気安くタメ口で呼ぶのはどうかと思い、ここらでお互いの立場をハッキリとさせていた方が良いのではと思ったので」
瑞鶴「そ、そうだったんだ、でもさ、私は別にそんなことは気にしないっていうか、前みたいに対等な関係でありたいっていうか……」
提督「すみませんがもう決めたことですので、この関係を続けさていただこうと思います」
瑞鶴「……やめてよ」
提督「……すみません、聞き取れなかったのでもう一度言ってもらってもいいでしょうか」
瑞鶴「……っ、なんでも無い! ほら、早く仕事始めるよ」
提督「……」
瑞鶴「……」
提督(気まずい……、あの瑞鶴がまさかここまで気にするとは気になって仕事ができん、さっきから涙目でチラチラこっち見てくるし、本当に俺のやっていることは正しいのだろうか……青葉に相談しに行くか……)
提督「す、すみませんが、お手洗いに行かせていただきます」
瑞鶴「ふんっ、好きに行けば!」
提督「すいません……」
〜廊下〜
青葉「どうでした司令官、青葉の言うとおり効果覿面でしたか?」
提督「本当に正しいのか……これは、なんか間違っている気が……」
青葉「何を言ってるんです、憲兵さんに捕まっても良いんですか?」
提督「それは、嫌だけど……あの瑞鶴がすごく悲しい顔をしてたんだ……」
青葉「昨日決断したんじゃないんですか、男なら最後まで自分の意思を貫くべきですよ!」
提督「……」
↓3
1.このまま続ける
2.もうやめる
1やろ(ゲス顔
2.もうやめる
提督「いや……やっぱりダメだ、俺にはできない」
青葉(そうきましたか……まぁ提督のことだからそれも想定内でしたけどね、さて、そうなると問題は瑞鶴さんがこちら側に来てくれるかですが、まあ、なんとかなるでしょう)
青葉「そうですか……それならしょうがないですね、だったら青葉にも責任がありますし、私も着いて行きますよ」
提督「いや……これは俺一人で行く」
〜司令室〜
瑞鶴「提督さんのバカ……」
瑞鶴(でも私がいけないんだ、私がいつも爆撃とかしたから提督さんが愛想尽かしたんだ……)
瑞鶴「謝ろう……今までのことを、でももし許してもらえなかったら……」
ガチャ
提督「……」
瑞鶴「提督さん……」
提督「瑞鶴ごめん……本っ当にごめん」
瑞鶴「え?何で提督さんが?それよりいま……名前で?」
提督「訳があったんだ……実は」
〜説明後〜
瑞鶴「成る程……そういうことだったんだ」
提督「ああ、謝って済む問題じゃないけど本当にゴメン」
すいません眠いんで明日から続き書きます
おつー
期待してる
瑞鶴「いいよ、許してあげる」
提督「本当か!」
瑞鶴「けど……もう二度とあんなことしないでよね、次やったら爆撃じゃすまさないんだから!」
提督「あぁ、肝に命じておくよ」
瑞鶴「ところでさぁ、これって青葉さんの助言でしようと思ったんだよね?」
提督「あぁ、そうだが」
瑞鶴「ふぅん、成る程……そういうことしてくるんだ……良い度胸してるなぁ……」
提督「ず、瑞鶴?」
瑞鶴「ところで提督さん、青葉さん今何処にいるか分かる?」
提督「多分廊下にいると思うが……青葉に何か用事でもあるのか?」
瑞鶴「うんちょっと話がしたいの、大事な……大事な話をね」
提督「そ、そうか」
すいませんスマホの調子が悪いので建て直します
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