健「ああ、担当に薦められてさ」
つぐみ「私のことはもうどうでもいいんだ?」
健「何言ってるんだつぐみ、そんなわけないだろう」
健「最近、家計も厳しくなってきたし、ちょっと興味もあったからな」
健「あ、そうだつぐみ、読んでみるか?今度の原作者はラノベ作家なんだ」
健「つぐみも好きそうな設定だったよ」スッ
つぐみ「そんなのいらないっ!」パシッ
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健「おいつぐみ、なんてことするんだまったく……」
つぐみ「そんなの読んだらまた頭の中ぐちゃぐちゃになって意味不明な設定になってネットで笑われるのよ!!」
健「つぐみ?疲れてるんじゃないか?今日はもう休んだほうが……」
つぐみ「あなたはいいわね」
つぐみ「何も考えずに絵を描いてるだけで仕事もらえて!」
健「な……」カチン
健「何も考えずにってなんだその言い方は!?原作者とたくさん打ち合わせをして、考えを共有してそれを絵にすることの大変さ分からないのか!?」
健「それにつぐみはその絵が下手だったからになったんじゃないか!」
>>4訂正
健「おいつぐみ、なんてことするんだまったく……」
つぐみ「そんなの読んだらまた頭の中ぐちゃぐちゃになって意味不明な設定になってネットで笑われるのよ!!」
健「つぐみ?疲れてるんじゃないか?今日はもう休んだほうが……」
つぐみ「あなたはいいわね」
つぐみ「何も考えずに絵を描いてるだけで仕事もらえて!」
健「な……」カチン
健「何も考えずにってなんだその言い方は!?原作者とたくさん打ち合わせをして、考えを共有してそれを絵にすることの大変さ分からないのか!?」
健「それにつぐみはその絵が下手だったから原作者になったんじゃないか!」
つぐみ「……ごめんなさい」
健「いや、俺も言い過ぎたよ……」
健「俺だって原作者がついてないと面白い話が描けないんだからさ」
つぐみ「……」
健「つぐみ……俺が漫画家になった理由、知ってるだろ?」
つぐみ「……」
健「絵が上手いってだけで漫画家になろうなんて思わなかったよ俺は」
健「俺は……お前の考える設定が好きで、それを絵で表現したくて漫画家になったんだ」
つぐみ「健……」
健「ヒカルの碁や、DEATH NOTE、バクマン。のネームを書いてるつぐみはとってもイキイキしてたよ」
健「そんなつぐみが好きだし、ラルΩグラドで毎週苦悩してるつぐみは見てて俺も辛かった」
健「俺は毎週つぐみが書き上げたネームを見て、構図の打ち合わせをして、それを俺の出せる精一杯の画力で表現するのが楽しかったんだ」
つぐみ「健……」
健「だけど俺はつぐみの設定を絵にするにはまだまだ力不足なんだ……」
健「つぐみのどんな無茶な設定にも応えられるように今は、色んな原作者の設定を絵にして経験しなきゃいけない」
健「いつかつぐみが最高の原作を書き上げたときに俺が力不足でした、じゃ済まないだろ?」
つぐみ「……ありがとう、ありがとう健……」ウッウウッ
健「泣くなよつぐみ」ポンポン
健「ほら、今日はもう寝た方がいい、きっとつぐみは疲れが溜まってるんだ」
つぐみ「うん……そうするね」
つぐみ「ねぇ、健」
健「ん?」
つぐみ「今夜……どう?」
健「どうって、何だよ?」
つぐみ「もう!言わせないでよ健のばか!」
つぐみ「今日、シたいな……えっち///」
健「つぐみ……」
つぐみ「ね?しよ?」
健「……無理だな」
ヒカ碁はほったゆみじゃね?
つぐみ「えっ?どうして?」
健「つぐみが新しい原作を書くまでおあずけだ」
健「俺も我慢するから一緒に我慢だ」
健「つぐみが最高の原作を書き上げた時に最高のセックスしような」
つぐみ「もう……いじわる///」
>>12
前カノだったわ……
ミスった
つぐみ「健……」
健「ん?」
つぐみ「ありがとう、いつも私が行き詰まったときに助けてくれるのはあなたよね」
健「当たり前だろ、俺とお前は2人で一つなんだから」
健「俺はもう眠いから寝るぞ……」zzz
つぐみ「健……大好き」
つぐみ「絶対絶対、ONE PIECEを超える最高の設定考えてみせるから」
つぐみ「……おやすみ」
健「……おう、俺はその最高の設定を最高の漫画に書き上げてやるからな」
ご愛読ありがとうございました!
勢い余って前カノの話しちゃった健おっちょこちょいってことで……
読んでくれてありがとうございました
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