ラオウ「アイマス派からラブライバーにせよQB!」(29)



  4兄弟の家



キュウべぇ「それが、世紀末覇者の望みなのかい?」

ラオウ「そうだ……この俺から、アイマスに関する記憶を消せい!!」グッ


ケンシロウ「兄さん!!」

トキ「早まるなラオウ!! ラブライブにアイマス程の未来は無い!!」



ジャギ(相変わらずバカな事をやってんな……だが、ラオウの兄者がラブライバーになれば勢力図は二対二)

ジャギ(俺が肩身の狭い思いをしなくて済むぜ)ニヤリ

読まなくても大丈夫だけど、↓からちょっとだけ設定を流用するよ


ラオウ「アイドルマスターは、シンデレラガールズよりsideM?」
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ラオウ「sideMなどやらず、そのスイッチを押せい!!」
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ラオウ「さぁ!!」ガシッ

キュウべぇ「きゅぷっ!? く、首がっ……」ジタバタ


ラオウ「叶えてよインキュベーダー(物理)!!」ギュウゥゥッ

キュウべぇ「くるしぃ、しっ、しぬ……」ジタバタ



キュウべぇ「わかったよ!! 叶えるから離すんだ!!」

ラオウ「うむ」パッ


キュウべぇ「きゅっぷい!?」ドサッ

キュウべぇ「うぅっ、酷い目に合ったよ……」フラフラ



キュゥべえ「ケホッ、ゴホッ、じゃあ、願いを叶えてあげるっ」ビビビビビビッ

ラオウ「おお……ついに、ついにこのラオウが魔法少女に!!?」ピカァーッ


キュゥべえ「あ、それはいいです」

キュゥべえ「それじゃ、願いは叶えたからね? ぼくは帰るよ」スタタタッ



ラオウ「……」

ラオウ「なんと清々しい気分よ」ニタリ


ケンシロウ「まさか?」

トキ「ラオウ!!」



ジャギ「ほ、本当に?」

ジャギ「試させて貰うぜ?」ゴクリ


ジャギ「蘭子」

ラオウ「矢澤にこにー」



ケンシロウ「アイマス」

ラオウ「ラブライブ」


トキ「シンデレラガールズ」

ラオウ「スクフェス……」



ジャギ「じゃあ兄者、本当に……」

ラオウ「うむ。我が覇道は、今より矢澤にこにーのURを掴む事に有る!!」


ジャギ「そう言や、何で矢澤が好きなんだ?」

ラオウ「声だ……あの声がこのラオウを捕えて離さぬ」



ラオウ「フッ……流石はベテラン声優とでも言うべきか? 普段のしまじろうの声からは、全く想像できぬわ」ニタリ

ジャギ「ん? あの人は新人て訳でもねぇが、ベテランでも無いぞ兄者?」


ケンシロウ「ッ!?」

トキ「まさかっ、ラオウ!!?」



ジャギ「あー、声は似てるが、矢澤は『徳井 青空』だ。南央美じゃねぇぞ? 南央美はしまじろうだ」

ラオウ「南央美じゃ、ない?」


ジャギ「そう、南央美じゃない!!」

ラオウ「ならば、にこにーは……」



ジャギ「徳井 青空」

ラオウ「南央美?」


ジャギ「違うっ、徳井 青空だ!!」

ラオウ「南央美じゃ、ない? 南央美は、しまじろう?」



ジャギ「南央美は、しまじろう」

ラオウ「にこにーも、南央美?」


ジャギ「南央美はしまじろうだが、にこにーじゃない」

ラオウ「じゃあ、にこにーは誰? にこにーはしまじろう?」



ジャギ「にこにーは、徳井 青空。しまじろうも南央美も関係ねぇ!!」

ラオウ「しまじろうは、ラブライブに関係ない?」


ジャギ「南央美も関係ねぇからな?」

ラオウ「それじゃ、南央美はどこで出て来るの?」



トキ「気付いたかケンシロウ?」

ケンシロウ「ああ……」


トキ「インキュベーターの力を持ってしても、ラオウを完全なラブライバーにする事は不可能だったのだ」

ケンシロウ「そこから来る、一時的な記憶障害と幼児退行か」コクリ




トキ「そう簡単に記憶は消えぬ……と言う事だろう」コクリ

ケンシロウ「ラオウの中に、これ程まで強い蘭子への想いが」



ジャギ「ほら兄者、ゆっくり徳井 青空と言うんだ」

ラオウ「と、とと、とときん?」


ジャギ「よし、「と」は合ってるぞ!! 徳井 青空、だ」

ラオウ「と、とく、い、い……」プルプル



ジャギ「後は名前だけだ。青空」

ラオウ「あお、ぞら?」


ジャギ「あー、おしい!! 徳井 青空の読み方は、とくい そら」

ラオウ「青はどこに行ったの?」



ジャギ「Telephoneのpと同じで、徳井 青空の青は発音しねぇんだ」

ラオウ「え、でも……」


ジャギ「さぁ、兄者!! 徳井 青空」

ラオウ「とく、い」



トキ「しまじろう」ボソッ

ラオウ「南央美」


ジャギ「トキの兄者!! 邪魔しねぇでくれ!!」

ケンシロウ「wwwwwwwwwwwww」バンバン



ラオウ「ふっ、ははっ……」

ジャギ「っ!? 兄者?」


ラオウ「グハハハハハハハハッ!! 慌てるなジャギ、今までのは世紀末ジョークだ」ニタリ

ジャギ「そっ、そうだよな? 幾ら何でもそれはねぇよな?」



ジャギ「矢澤にこと、しまじろうの区別が付かないなんて、そんな事は」

ラオウ「当然だ……」


トキ「……」

ケンシロウ「……」



ラオウ「さて、スクフェスをやるか?」

ジャギ「お、おう!! 俺が教えてやるぜい!!」


トキ「待つのだラオウ!!」

ラオウ「むっ!?」ピタッ



トキ「矢澤にこの声優を言ってみろ」

ラオウ「ガァッハッハッハッハ!! 造作も無い事よ、わざわざ口に出すまでもないわぁ!!!」クワッ


ケンシロウ「矢澤にこの声優を言え、ラオウ!!」

ラオウ「っ……」



ラオウ「……」

ラオウ「み」


ジャギ「兄者!? 矢澤にこの声優だぞ?」

ラオウ「そう、だったな……矢澤にこの声優だったな?」



ラオウ「と」

ラオウ「と、とと、とく、い……」


ジャギ「後ちょっとだ!! 青は発音しねぇんだぞ?」

ラオウ「そ」



ラオウ「そっ」

ラオウ「そぉぉぉぉぉぉッ!!!」


ラオウ「……」

ラオウ「うっく、ぐぅっ……」ポロポロ



トキ「ラオウ」ポンッ

ラオウ「トキ……」クルッ


トキ「自分を偽るな……」ニコリ

ケンシロウ「矢澤にこの声優は、誰なんだラオウ?」ニコリ



ラオウ「南央美」ボソッ

ジャギ「兄者!?」


ラオウ「南央美ッ!!」

ジャギ「徳井 青空だ!!」



ラオウ「しまじろぉぉぉぉぉぉぉッ!!!」ポロポロ

ジャギ「ぐっ、こうなったら荒療治しかねぇ!!」


ジャギ「兄者!! 兄者はラブライバーになるんじゃ無かったのか!?」

ラオウ「ハッ!!?」ビクッ



ラオウ「そうだ、俺はラブライバーに……」プルプル

ジャギ「ほれ、兄者のスマホだ!! ここで今から蘭子のカードを移籍(破棄)して、完全にアイマスの命脈を断ってくれ!!」スッ


ラオウ「[覚醒魔王]神崎蘭子を破棄だと!!?」

ジャギ「もう兄者は、課金する必要なんてねぇんだ……あの悪魔に貢ぐ必要なんてねぇんだよ!!」



ジャギ「アイマスは止めよう……そして、俺と一緒にスクフェスを無課金で楽しもうぜ?」ニコリ

ラオウ「しかし、無課金では……」


ジャギ「大丈夫だ。スクフェスは無課金だって60曲も楽しめる」

ラオウ「なにっ!? 60曲も!!?」ビクッ



ラオウ「……」

ラオウ「フッ、そうだな……どうして迷う必要が有る? 今の俺はラブライバー!!」グッ


ラオウ「蘭子ちゃんなど、簡単に移籍してくれるわぁっ!!!」クワッ

ジャギ「その勢だ兄者!!」




選択→[覚醒魔王]神崎蘭子

ラオウ「蘭子ちゃんなど簡単に……」ピッ



→[覚醒魔王]神崎蘭子を移籍しますか?

ラオウ「移籍して」ピッ




『……ウ』


『……ラウ』



蘭子『ラオウ』



ラオウ「ッ!? 画面の中の蘭子が、こちらを見ている!! 話し掛けてくる!?」

ジャギ「な、何を言ってんだ兄者!! 蘭子は現実じゃねぇ!!」


ラオウ「蘭子は、現在じゃ、ない?」

ジャギ「そうだ!! 蘭子を消すんだ兄者!!」



ラオウ「……」プルプル

蘭子『構わん。誰の手でも無い、ラオウ……お主の手で逝けるのなら』ニコリ


ラオウ「蘭子!?」

蘭子『見られていては、やりづらかろうし、我は背を向けるとしよう』クルッ



蘭子『案ずるな。この身、この魂が朽ち果てようとも、円環の理に導かれて輪廻の宿命に進むだけだ』

蘭子『さぁ、ラオウ!! 我を殺せ!!!』


ラオウ「ぐっ……」ギリッ

ラオウ「天に滅せい!! 蘭子ちゃん!!!」スッ



ケンシロウ「ッ!!?」

トキ「ラオウ!!?」


ラオウ「どりあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

ジャギ「やれい兄者!!!」



ラオウ「……」

ラオウ「ぬんっ」ピタッ


ジャギ「ど、どうしたんだ?」

ジャギ「寸前でタップする指が止まったぞ?」



ラオウ「できぬ」ポロポロ

ラオウ「このラオウ、蘭子を手に掛ける事だけはできぬのだ!!」ポロポロポロポロ


ジャギ「そっ、そんな!?」

ジャギ「ラブライバーに、なったんじゃねぇのか!?」ガクッ



キュゥべえ「やあジャギ、ラオウは立派なラブライバーになったかい?」トテテッ

ジャギ「お、キュゥべえ!! どう言う事だ、兄者はラブライバーになっちゃいねぇぞ!?」


キュゥべえ「なんだってぇ!?」

キュゥべえ「そんな筈は無い。確かにラオウはラブライバーになった筈だ!!」



トキ「どうしてか知りたいか?」

キュゥべえ「君は知っているのかいトキ?」


トキ「うむ……」コクリ

キュゥべえ「教えてくれっ、その謎を!!」




トキ「フッ、これこそ人間の感情の極み」

トキ「希望より熱く、絶望より深いもの……」



キュゥべえ「それはっ」

トキ「愛(マス)だ!!」カッ



キュゥべえ「愛……」

トキ「愛(マス)こそ、多大なパワーと、多額の課金を発生させる集金システム!!」


キュゥべえ「そんなっ!? もしそんなシステムを造り出す者が居るとしたら……」

キュゥべえ「悪魔としか呼べないじゃないか!?」ブルブル



キュゥべえ「愛(マス)には、悪魔が居るのかい?」

ケンシロウ「千川……デビルリバース!!」



キュゥべえ「なんて恐ろしい名前なんだ……」ブルブルブルブル

ジャギ「お前、感情あるじゃねぇか」



ジャギ(結局、兄者はラブライバーにはならなかった)

ジャギ(しかし、一つ分かった事が有る)


ジャギ(それはやはり、シンデレラガールズは人を荒ませると言う事だ……その点、sideMは素晴らしい)

ジャギ(ジェンヌ人気は勿論、男がプレイしても可愛いと思えるアイドルもたくさん居る)



ジャギ(水嶋咲は勿論、ピエールや神楽麗のヘソ出しS+も可愛い。ショタ枠のもふもふえんも最高だ)

ジャギ(それに、今やっている温泉イベントの彩も良い。湯けむり弁天のS+の色気は、是非とも見て欲しい)


ジャギ(だが、アクティブユーザーは三万以下……シンデレラガールズに及ばない。だがだが、逆に言えばヌルイ!! 今から始めてもすぐトッププレイヤーになるまで強くなる事も可能だ)

ジャギ(同じモバゲーのアイドルマスター。さぁ、お前達もシンデレラガールズだけで無く、アイドルマスターsideMをプレイしてみよう!!)




ちょっとステマだったね

誰か湯けむり弁天ください

おわり

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