ラオウ「ここが”こみっくまぁけっと”か・・・」 (17)

ゴソゴソ
トキ「…あとは金と…」ゴソゴソ
ラオウ「うるさいぞ今何時だと…」

ラオウ「トキ、うぬは今からどこへ行くのだ?」
トキ「兄さんか、ちょっと決戦の地へ。」
ラオウ「…どこ?」

トキ「修羅の国…だ…」
ラオウ「おいちょっとm
トキ「さらばだ!」ガチャッ


ラオウ「…」
ラオウ「何をそんなに急いでおるのだ…?」

ラオウ「さて…どうしたものか…」

ラオウ「ケンシロウは用事があると今日の朝に出て行ったし」
ラオウ「ジャギは部屋にこもって何やらスカイプばっかりしてるし」

ラオウ「・・・」

ラオウ「とりあえず寝るか。」

ラオウ「さて、今日もまずは早起きして運動を…ん?」
ジャギ「兄者、おはよう」
ラオウ「珍しいな。どうだ?一緒に北斗体操を」
ジャギ「悪いな兄者、今日は国際展示場の方まで出かけるから早起きしたんだ。」
ラオウ「そうか…朝飯は?」
ジャギ「駅のキヨスクで買うからいいよ。じゃあ行ってくる」ガチャ

ラオウ「…」
ラオウ「暇だなぁ…」

ラオウ「せっかくだし俺も行ってみるか…その…決戦の地とやらに…」

ラオウ「…何だこの人の多さは!」
ラオウ「まだ山手線から乗り継ぎを試みてるだけなのにおかしいだろ!」
ラオウ「…はぁ、疲れた」ドンッ
ラオウ「う、すまぬ」

ラオウ「…戦争かこれは…」

ラオウ「…」
ラオウ「タクシーのがよかったか…」

国際展示場前
ラオウ「」

ワイワイガヤガヤナノハカンバイーガヤガヤワーワー
ラオウ「人しかいない…」

ケンシロウ「あ、兄さん」
ラオウ「ケンシロウ…これは一体…」
ケン「コミケだよ。」
ラオウ「こみけ?」
ケン「コミックマーケット と言ってその道の人が好きな本やグッズを売っているんだ」
ラオウ「なるほど…」

ラオウ「ところでうぬは昨日の朝からいったいどこに?」
ケン「秋葉原でシンと作戦を練って会場に近いホテルで一泊しただけだ」
ラオウ「そこまでするものなのか・・・?」

ケン「急ぐから俺はもういく。無理しないでね!」
ラオウ「あ、ちょっと」

ラオウ「…怖い」

ラオウ「さて、何とか中に入ってみたものの…」
売り子「見てってくださーい!」
売り子「こちら最後尾になりまーす!」
売り子「すみません現在500円玉切れてます!すいません!」

ラオウ「なんだこれは…」

サウザー「会場内は走らないでください!はしらないでください!」
ラオウ「ん?」
サウザー「エスカレーターを駆け上がらないでください!止まってけがの原因になります!」
ラオウ「おい、うぬも来てたのか」
サウザー「ぬ、ラオウか。まあ俺は係員としてだが…」

サウザー「走るでない!下種が!」
客「「「「おお~・・・」」」」
ラオウ「…その頑張れよ」

ラオウ「うーん…何もしてないのに疲れた…」

レイ「おい、ラオウ」
ラオウ「ん、うぬは何をしているレイ」
レイ「ジャギと一緒に本を売っている。どうだ?見てくか?」
ラオウ「いや、いい…昨日遅くまではこいつとやり取りしてたのか…」

ラオウ「ところでジャギはどこに?」
レイ「今はジャギが交代で目当てのものを購入しに行っている。店番をしないといけないからな。」
ラオウ「そうか。」


ジャギ「今帰った…兄者。来てたのか」
ラオウ「おかえり」
レイ「おかえり。…で例のものは」
ジャギ「完璧だ…あっ」コケッ
バラバラバサー

ラオウ「…シスタープリセンス本やキョン妹本…妹キャラばっかりだな」
ジャギ「おまけに全部成人向けだ。兄者」
レイ「…」

ラオウ「おい、これはちょっと。まだ設定上年齢ひとけただぞ」
ジャギ「出す方も出す方だけど買う方もなぁ」

レイ「どうやらここまでのようだ…」
ジャギ「店番はやれよ」

ラオウ「面白いものが見れた。じゃあまた」

ラオウ「…疲れたなぁ」
ラオウ「まあ、同人誌とやらを買わずに正解だったな。重そうに抱えてる奴はなんなんだ」
ラオウ「…コンビニでもいくか」

ラオウ「…レッドブルとウィダーとカロリーメイトばっかしか。しかもほとんどない」

ラオウ「レッドブルをあいつらに買って行ってやろう」

初日 おわり
二日目につづく・・・?

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