天膳「朧様新しい術を身に付けたというのは誠にござるか?」朧「はいっ!」 (22)

バジリスク?甲賀忍法帖?のSSです。
もしもしからなのでゆっくり書かせて頂きます。

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天膳「ほう!あの刀も手裏剣もクナイすら扱えなかったあの朧様がッ!忍術を身に付けられたかッ!さすじめ伊賀の次期頭領としての自覚がそうさせたのでござろうなッ!」

朧「うふふっ天膳ったらそんなに褒めても何も出ませんよ?///」

天膳「してその術とは!?」

朧「まだ練習中なんだけど…でもこの術は相手がいないと効果が無いの…誰ぞ心の強い者を連れてきてはくれぬかえ?」

天膳「なるほど!術試しならこの天膳がお受け居たそう!練習中とは言え伊賀の次期頭領の術。他の者がカタワになっても困るという物っ!」

朧「本当かえ?嬉しく思います…天膳…正直天膳なら加減をせずに放てると思うておったのじゃ」

天膳「えぇ!この不死の天膳…っ!しかとお見届け申す…!」

朧「ではいきます…」

天膳「遠慮はいりませぬぞ!朧様!ありったけをぶつけて参られよっ!」

朧「はいっ!」

シーン

天膳(特に変わった様子も無ければ殺気も皆無。いつも通りの朧様にござりますれば…一体どんな術か…)

朧「…スゥ」

天膳「ッ!」(来るかッ!?)

朧「クワガタ…」ボソッ

天膳「ツッッッッ!!?」グザァ!

朧「…」ジ-ッ

天膳「お…朧様…今…なんと…?」

朧「聞こえなかったかえ?それは申し訳のうござれば…クワガタと申したのじゃ」

天膳「ツッッッッ!!!」グサッグサッ!!(確かに心への直接攻撃にござるが…これは…これは…)

天膳(ただの悪口でござるッッッ!!!!)

朧「どうじゃクワガタ…?何も感じぬか?」

天膳「ウグッッッ!!」(本人の了解無くして既にあだ名として定着させただとッ!?誠…誠以て鬼畜の所業ッ!!)ガクッ

朧「おぉ!やった!やりました!おばば様!あのクワガタめが膝を折りなされた!」

天膳「す…素晴らしい術にございます…感服致し申した…では術を解いてくだされ」(正直これ以上は耐えられん…)

朧「すまぬ。クワガタよ。この術は解けぬのじゃ」

天膳「ガフッ」(永久効果のあだ名じゃと…ッ!?)ビタビタッ!

天膳「な…何故です…?名前でお呼び下されば…」

朧「私の中で…お前はもう…クワガタなの」ドーン



天膳「ガッファァァアッ!!!」ブシュウウウウ!


念鬼「どうしたッ!?屋敷の反対側からでも血渋きが見えたぞッ!甲賀者の奇襲かッ!?」

蝋斎「なっ…!!て…天膳様ッ!!朧様ッ!ご無事でございますかッ!?」

朧「私は無事だよ。モンジャラとフリーザ第二形態よ」

念鬼「ガハァッ!」グサッ!!

蝋斎「ホァァァ!!」グサッ!!

ガクッ

朧「ふふっ…モンスターが弱ってるからモンスターボールをぶつけましょう。えいえい」

念鬼「いッ!いてッッ!!」

蝋斎(拳大の石をこのような至近距離で…ッ!!なんという事を…なんという事をなさるんじゃ…朧様…ッ!!)

念鬼「朧様ッ!おやめくだされ!おやめくだされ!」

朧「「残念!モンスターがボールが出てしまった」←(機械声)うーん…捕まらない…まだ弱らせたりない…モンジャラの弱点は火ね!えい!えい!」カチッカチッ!←火打ち石

念鬼「ギィアアァァァァアアアア!!!」ゴウゴウ!!ドサァ…プスプス

朧「あぁ…勢い余って倒してしもうた…さて次は…」

蝋斎「ご…ご乱心じゃ…朧様がご乱心なされた…」ガタガタ…!



朧「やっぱり…さっきのは無しにしようね…蝋斎や」

蝋斎「お…朧様…正気に戻られましたかな…?」

朧「長いから…トーマスにしようね」

蝋斎「ガフッ!」…ビタビタッ!

朧「今日のお話は…機関車トーマス…老いる…というお話」←森本レオ風味

蝋斎「グッッ…!!ハァァァァ!!!」ブッシャァァァ!!

服部響八朗「なんと…十人衆の三人を半刻もしない内にたった一人で…あの術があらば…甲賀方に勝ち目は薄いやもしれぬ…しかしあの朧という娘…味方であるはずの伊賀衆を倒してなんとする…?むっ…あれは…!筑摩 小四郎…!いかん…今の朧に近づいては…!」

小四郎「蝋斎殿の悲鳴が聞こえたようでござるが…!?これは一体どうされたというのだ…!?念鬼殿ッ!?蝋斎殿ッ!」

朧「私の術を試しに受けてもらってたの…そしたら三人とも…呆気なく…」

小四郎「姫様の…術?」ゴクリッ

朧「そうじゃみな死んではおらぬが…あまりに呆気のうて…そうじゃ小四郎も受けて見てはくれぬかえ?」

小四郎「な…!?」(この三人が…ここまでになった術を…!?)

朧「ダメか?もうお主にしか頼めぬ…頼む…後生だよ…小四郎…」

小四郎「ひ…姫様の頼みとあらば…」

朧「童貞」

小四郎「ウワァァァァァァン!!!!!」

朧「あっ小四郎…ッ!どこへ行くのじゃ小四郎ッ!!」

朧「多い日の人」
朱絹「…」←立ち往生
朧「ヌメモン」
陣五郎「ヒエァァァァ…」←溶けた
朧「早漏面」
夜叉丸「…違う…ッ!!断じて違う…ッ!!なぁ蛍火…!違うと言ってやれ…!」
蛍火「…ゴメン…」
夜叉丸「そんな…そんなバカな…」ズーン
朧「メンヘラ」
蛍火「マヂもぅィミ分かんなぃ…リスカしよ…」ブッシュゥ!



そして朧と弦乃介は幸せに暮らしましたとさ。
めでたしめでたし。

終わりです。

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