幼馴染「転校生がきちゃうんだって…!」(183)
フゴーフゴー
ムシャムシャ クチャクチャ
男「お、おう。つうか、いい加減食いながら歩くのやめろ。てか、朝から何でピザなんだよ。」
ピザ幼「だって、だって、美味しいんだよっ!男も食べようよぉ!ピザハッ○」フンゴー
ピザ幼「本当はぁ、ピザ幼が男を食べちゃいたいっ☆」キャピキャピ
男「」ビクッ!
男「お、俺はいいや。あ、用事思い出したから先に学校行くわ!わりぃ!」タッタッタッタ
ピザ幼「あぁん!男ぉん!んもう!照れ屋さんなんだからっ♪」ブヒブヒ
【学校 校庭】
男「はぁ。最近のあいつ怖いわ。漫画とかだと幼馴染みの設定の子は、学年一の美女で勉強出来て運動も、性格も雰囲気も最高なのに。」ハァ
男「なんで、ドドリアと魔人ブウ足してそのまんまなんだよ。しかも、俺を食べるとか怖いわ。例え、性的な意味だとしても、物理的な意味にしか聞こえねぇっての。」
「あ、あにょ!」
「あぅ!かんじゃっちゃっ」
男「ん?どちら様?」
ードキッ!!ー
男(なんっっっっって、可愛いんだ!こんな子学校にいたっけ!?あ、制服が違う!?ま、ま、ま、ま、さか!この子が噂の転校せ…
「○○東高校はこちらでしょうかっ!?」
男「え?」
「え?」
男「ここは○○北高校ですよ?」
「ふぇ?」
「ふぇぇぇぇぇぇぇぇ!??!?」
【朝礼前 三年教室】
友「ふーん。そんなことあったの?」
男「そうなんだよ。初めは俺、やっと漫画か何かの主人公になれた!って思ったよ。それでうちのクラスでしかも隣の席に座ったらもう最高じゃん?」
友「はいはい。妄想も大概にしましょうねー。んで、そのあとどうしたのよ?」
男「ん?あーその後ね。」
=========================
「あ、あにょ!あぅっ。」
男(何、この子。小動物系で可愛いんですけど。てか、よく見たら凄い幼い。本当にこの子高校生なの?)
「すみみゃせん!はぅっ。」カオブルブル
「東高校へはどうやって行けばいいですきゃっ?!」
男(ごり押しだ。噛んでない事にしようとしてる。)
男「えっと、この高校の前にバス停があるのでそのバスに乗って4駅位で着きますよ。」
「あ、ありがとうございまひゅっ!」
テケテケテケ
=========================
男「んで、行ってしまった。」
友「え?お前、名前聞いてないの?」
男「う、うん。」
友「まぁ、確かに東高と北高は姉妹高だから文化祭やらは共同で行うから会えるかもしれないけど。名前ぐらい聞いとけよ!」
男「だって、急いでるみたいだし。引き留めるわけには行かないかなと。それに東高なら女もいるし、転校生なら目立つから聞けるっしょ?」
友「まぁ、そうな。ま、珍しくお前が一目惚れしたんだから親友の俺は応援するわ。フラれろと!」
男「なんでだよ!親友なら全力で成功する方に応援しろよ!しかも、一目惚れか、どうか俺自身もわかんねぇよ!」
ズン!ズン!ズン!
友「おい、静かにしろ。来るぞ。」
男「あー、ピザ幼か?別に聞かれても…」
ズン!ズン!ズン!
友「お前は分かっていない。あいつの事だ、お前がピザ幼以外に恋したなんて聞いたら全世界が食物不足になる。下手したら人口も減るぞ。食されるぞ。」
男「言い過ぎだろ?俺ら三人はただの幼馴染みなんだから。」
ズン!ズン!ズン!
友「だとしても、自ら地雷を踏むような真似はせんでいい。親友としての忠告だ聞いとけ。」
男「まぁ、分かったよ。てか、あいつの足音うるせぇな。何でこんな響いてんだよ。」
ズン!ズン!ズン!
ガラガラ
ズズズズズズン!
ピザ幼「あぁん!男くぅん!置いてくなんて酷いぃー!」ブンガァー!
男「うわ、今日はいつもにまして迫力が!あと、汗凄いな!」
ピザ幼「んだってぇ。今日は暑いんだもーん。」プオーン
友「いや、4月の始めでむしろ涼しい位だから!てか、既に夏服かよ!」
男「友に毎年同じツッコミさせてるよな。ピザ幼。」
ピザ幼「本当に今年の春は熱春だよねぇー♪」
男・友「何言ってんだこいつ。」
ピザ幼「そ・れ・と・も・♪男の愛で熱いのかなー☆」
男・友「聞けよ!!」
キーンコーンカーンコーン
教師「お前らー席につけー。そして、喜べ。お前らに新しいお友達を紹介する。」
男「あー。朝、ピザ幼が言ってた転校生か。」
友「4月とは言え、三年のこの時期に珍しいよな。可愛い子だったらいいな。」
ピザ幼「イケメンだったらどぅしよぉー。しかもピザ幼に恋とかしちゃったりしてぇ!」ブブヒブヒブヒ
男・友「ねーよ。」
教師「よし、お前らうるさいぞー。イケメン入ってこい。」
ガラガラ
イケメン「初めまして、イケメンです。緊張して上手く喋れませんが宜しくお願いしますねっ」ニコッ
女子「きゃーーーー!!!友くんに並ぶイケメンよーーーー!!!」
イケメン「そ、そんなことないですって。」モジモジ
女子「ドッキューーーーン!!友くんは頼りたいイケメンだけどイケメン君は守りたくなるー!!!!きゃーーーー!!!可愛いーーーー!!!」
教師「よしよし、女子の反応は予想していたが取りあえず先生に話をさせろー。あと、イケメンは空いてる席に座ってくれー。」
【朝礼後】
女子1「イケメン君!どこから来たの?!」
イケメン「あ、え、えっと、○○県からです。」
女子2「ねぇねぇ!好きなタイプは!?」
イケメン「えっと、優しくて可愛らしい人が好きですね。」
女子3「彼女いますかー?!」
イケメン「あ、その、そういう人はいたことない…です。」カァーッ
ピザ幼「好きな食べ物はピザだよねぇー☆」ドンッ!!!
イケメン「」
友「おうおう。すげぇ人気だな。」
男「まぁ、確かにイケメンだしなぁ。でもって、質問にちゃんと答えてるし。」
友「若干一名の質問には答えられてないと言うか圧倒されてるな。」
男「まぁ。初めて見たらそうなるだろ。」
ピザ幼「ただいまぁ。寂しかったぁ?ヤキモチ妬いたぁ?」ブルファーブルファー
男・友「全然、全く。」
ピザ幼「んもう!照れ屋さん☆」ブモーブモー
イケメン「あ、あの。男さんと友さんですか?」
男「ん?そうだけど?あと、初めまして。一応自己紹介、俺は男。宜しく。」
友「おう。イケメン、俺は友だ。宜しくな。」
イケメン「うん。宜しくお願いします。それと、そちらの方は?」
ピザ幼「あ、ピザ幼でぇす!好きなものはピザハッ○とドミ○ピザとピザー○!こう見えて意外と食いしん坊な17歳でぇーす!あ、8月で18歳☆誕生日プレゼントは受け付けまーすっ♪」ブモーブモー
イケメン「あ、うん。宜しく…お願いします。」
友「言いたいことは察したから発しなくていいぞー。」
男「んで、どうしたの?俺らの名前知ってたし、俺ら会ったことあるっけ?」
イケメン「いや、そういう訳じゃないんです。ただ、先程女性たちが友さんと男さんの話をしてま
ピザ幼「ねぇ!!誰!?誰が男の話してたの!?」ブヒーン!!
イケメン「え、えっとあそこの…
友「んなわけねぇーだろ!?ピザ幼がいるのにそんな話するわけねぇじゃんか!」アセアセ
男「そうだぞ、イケメン。俺は友やイケメンと違ってモテないし、顔面偏差値低いからな。」
ピザ幼「んもぅ!男ったら謙虚なんだからぁ!あたしの中で、男が一番のイケメンだぞっ☆」ブルヒヒ
友「あ、そうだ!イケメン、それに男!トイレ行こう!トイレの場所知っておいた方がいいからな!」アイコンタクト
イケメン(!!)
イケメン「あ、ありがとう!お願いします、友さん!」
男「うぃ。トイレ場所知らないと漏らしたりして大変だからな。」
イケメン「そ、そんな!男さん!僕は漏らしたりしませんよっ!」アセアセ
友「じゃあ、行きますか。あ、それと」ニッ
男「さん付け・敬語は禁止な?」ニッ
イケメン「あ、ありがとう!」ニコッ
今日は夜予定があり今投下しました。
明日また投下します。
お待たせしました。投下していきます。
【トイレ】
友「悪いな、イケメン。無理矢理引っ張り出して。まぁ、イケメンも察したと思うんだが。」
イケメン「ううん、むしろ助かったよ、ありがとう。ピザ幼さんは何者なの?さすがに大きすぎるよね…」
男「あいつ、小さい頃から肥満と言うなを欲しいが如く食べ続けたからな。」
友「凄い体型だろ?あれでも女 子 高 生 なんだぜ?」
イケメン「う、うん。それに、男への好意というかなんと言うか。」
男「そうか?ただ、単に幼馴染み故のギャグかなんかじゃねぇの。と思いたい。俺は無理だ。」
友「まぁ、お前がそう思い込みたいのは分かるが。正直、お前に近付こうとした女の子は結構被害にあってるからな。」
男「それなー。噂とか聞くけど証拠がないから上手く問い詰められねぇのよ。」
イケメン「実害も出てるの?何か恐いね…」ガクブル
友「大丈夫だよ、イケメン。男子には食って掛からないから。それに格好いい部類に入るお前さんなら尚更な。」
キーンコーンカーンコーン
男「さて、行くか。授業始まるしな。」
友「おう。いきますか。」
【昼休み 教室】
男「ふぃー。取りあえず一段落だなー。」
友「ん…ふぁぁ。寝っむ。」
男「さんざん寝といてよく言うわ。」
ズン!ズン!ズン!
ピザ幼「おーとーこーっ!ご飯食べよっ!」ブルヒヒ
男「あー、今日は友とイケメンと学食なんだわ。すまん。」
ピザ幼「えぇぇぇ!ひーどーいー!ピザ幼も混ぜて欲しいかな、かな☆」ブヒンブヒン
友「ピザ幼、本当にすまんけど今日は学食行く前に色々案内してピークずらして行くんだよ。お前かなり腹減ってるだろ?」
男「我慢できてワガママ言わないならいいけど。着いてくるか?」
ピザ幼「んもぅ!男ったらー!我慢もするし、ワガママも言わないよ?けど、今日はやめとくっ♪お腹ペコペコりんなのです☆」フゴーフゴー
ズン!ズン!ズン!
友「行ったか。てかペコペコりんって何だよ。」
男「てか、今更だけど、あいつ何であんなぶりっこなんだろ。」
男・友「似合わねぇー。」
イケメン「男、友待たせてごめん。って、哀愁ただよってるけど何かあったの?」
男「いや、今更ながらな疑問を浮かべてたらむなしくなったんだよ。」
友「そそ、気にすんな。さてと、行きますか。」
イケメン「ありがとう。この学校広いからよくわかんないんだよね。助かるよ。」
【学校見学後 学食】
友「とまぁ、ざっくり俺らが使う特殊教室を案内したけど大丈夫そうか?」
イケメン「うん!だいぶ頭に入ったよ。あとは慣れだから大丈夫かな。」
男「じゃあ、昼飯にしようか。大分空いてるしね。」
イケメン「そうだね。お腹も減ったし…って、なにあのドンブリタワー…」
男「あー。御察しの通りだと思いますが…」
友「あれ、全部ピザ幼の食べた食器な。」
イケメン「ピザ幼さんは本当に何者なの?人間なの?」
友「聞くな。」
男「俺たちも信じ難い事実なんだ。むしろ今日なんて少ない方だ。」
イケメン「あ、あれで少ない…だと?」
【放課後 教室】
ピザ幼「おふぉふぉー!ふぁふぇほぉー!」クチャクチャ
友「お前、何食ってんの?」
男「てか、口の中無くしてから喋れよ。汚いから。」
イケメン(また、食べてる…病気かなんじゃないかな。)
ピザ幼「えっと、学食の余ったパンだよぉ☆」
ビリッ! ムシャムシャクチャクチャ
友「へー。てか、何個あんだよ。」
ピザ幼「んー。全部で10個かなっ♪でも、おやつだからしかたないよねぇー☆」ブモーブモー
イケメン「おやつで、10個が余裕…?」
男「お前、相変わらず化け物みたいに食うのな。」
ピザ幼「えー!そんなことないよー!」テレブヒ
友「照れるな。誉めてねぇよ。」
ピザ幼「あ、友ヤキモチ?ピザ幼と男が仲いいからって!」ブヒャブヒャ
友「んなわけねぇだろ!」
ピザ幼「んもぅ♪ムキになって可愛い☆」ブヒャヒャヒャヒャ
友「」
男「おっと。談笑中悪いけど俺、バイトだから先に行くな。」
イケメン「へー。男バイトしてるんだ。」
友「もうそんな時間か?」
男「まぁ、今日も二人しかシフト入ってねぇから仕方ねぇよ。イケメン、今度バイト先に来てくれよ。」つ店の名刺
イケメン「ありがと!喫茶店なんだ。うん、男のイメージに合うよ。」
友「ちなみに、その喫茶店一度行ったら忘れられなくなるぞ。」
イケメン「え、どういうこと?」
男「やべっ。真面目に遅刻する!じゃあなー!」
タッタッタッタ
友「おう。気を付けてなー。」
イケメン「あ、お疲れ様ー。お気を付けて。」
ピザ幼「あん!待ってぇ!」
友「お前、食い過ぎてあの喫茶店出禁くらってんだろ。」ガシッ
ズズズズ!
イケメン(友が掴んでるのに引き摺られてるだと!?)
ピザ幼「むぅ!もういいもん!帰ってピザのやけ食いするもん!」
ズン!ズン!ズン!
イケメン「あ、まだ食べるんだ。」
友「さてっと、俺らも行きますか?」
イケメン「その前にさっきの喫茶店が忘れられなくなるってどういう意味?」
友「あー。なんつーか。うん。百聞は一見になんとやらだ。イケメンこの後、暇か?」
イケメン「え、あ。うん。僕は大丈夫だよ。」
友「なら、喫茶店に遊びに行くか?」ニッ
イケメン「そうだね!是非お願いするよ。」ニコッ
【喫茶店 antique】
店長「開けー開けー」
ガチャ
店長「来たのだっ!お・と・こ・くーん!!」
タッタッタッタ ダキッ!!
男「うわっ!毎回毎回、何で分かるんですか!あと、毎回毎回、飛び付いて抱きつかないで下さいよ!」
店長「えへへー!いいじゃん!男君と会えたんだもん!ねぇねぇ!」ニコニコ
男「はぁ。はいはい。分かりましたから。離れてくださいね。着替えないといかんですから。」ナデナデ
店長「ふにゃーっ♪んぅー気持ちいいのだー♪」ニコニコ
男「分かりましたから、御客さんこの時間帯からいつも来るんですから着替えさせてください」ハガシハガシ
店長「うぅー!もっといいじゃん!けち!」プクー
男「はいはい。分かりましたから、ホールお願いしますね。」
《antique内 キッチン》
男「お、この汚さは結構ランチ入ったんですね?」
店長「うんっ!でも、お昼過ぎたらすっごい暇だったのだ!だからずっと男君が来る事を念じてたのだっ!」
男「暇なら少しは片付けて下さいよ。」
ジャー ゴシゴシ
店長「いやなのだ!洗い物嫌いだし、男君を思ってる時間が少なくなるのだっ!」
男「はいはい。さらっと怖いこと言ってないで客席のテーブル拭いて下さいね。」
ゴシゴシゴシゴシ
店長「わかったのだっ!」
タッタッタッタ
今日はここまでです。明日また、投下します。
皆さま読んで頂きありがとうございます。
本日の投下を開始します。
また、店長の性別はここで分かります。
《30分後》
男「ふぅ。洗い物終了っと。後は調味料の補充か。」
テキパキ
男「こんなもんかな?ソース類はっと。」
男「ん。ポモソースが足らないな。明日持たないか。仕込んでおこ。」
店長「男君、男君!御客さん全然来ないのだ!暇なのだ!抱きついていい!?」
男「なら、客寄せしてください。あと、今包丁持ってますからね。」
タタタタ
店長「ぶぅー!つーまーんーなーいー!」
カランコローン
男「お。噂をすればですよ?」
店長「なんなのだ!客来なくていいのだ!!私と男君の邪魔しないで欲しいのだっ!」
男「そんなこと言ってないで対応お願いします。じゃないと、もう頭撫でてあげませんよ?」
店長「いらっしゃいませー!ご来店ありがとうございまーす!!」
テケテケテケ
男「相変わらず扱いやすい店長だなー。さて、タマネギは終わったしホール缶開けるか。」
ギコギコ
『男君ー!ちょっとホールきてぇー!助けてぇー!』
男「はぁ。なんですか?ったく。仕込みが進みませんよ。」
《antique 店内》
男「なんですか?店長。明日のランチ辛くなりますよ?」
友「まぁ、そう言うなって。店長ちゃん可哀想だろう?」ナデナデ
店長「やめるのだ!バカ友!子供扱いするなって言ってるのだっ!」
タタタタ ダキッ
男「はぁ。店長。友が来る度に呼び出して俺の後ろに隠れないで下さいよ。」
店長「やだっ!だってバカ友私のこと子供扱いするもん!」アッカンベー!
イケメン「え、友が嘘ついてると思ったらその人がホントに店長なの?」
男「おー。イケメンじゃねぇか。そうだよ。この人は店長だよ。」
店長「むぅ。君はバカ友と違って礼節を重んじてそうな雰囲気だなっ!よし、うちでバイトしろっ!」
男「だから、無理に誘わないで下さいよ。それより、イケメンが不思議がってるので自己紹介してください。」
店長「あぅ。私は店長だっ!こう見えても25なのだっ!びびったかぁー!」
イケメン「25!?嘘!?どうみても小学生にしか見えませんが…あ、僕はイケメンと申します。」
店長「小学生言うな!気にしてるんだからっ!」
友「小学生じゃねぇよ。ほらそこが特に。」
店長「な、なんだ!?どこ見てるのだ!」タユンタユン
イケメン「っ!!確かに…」
男「ほら、店長。一応御客さんな訳だし、注文取ってくださいよ。」
店長「むぅ。男がそういうなら仕方ないなっ。何がいい?私は帰ることをお勧めするのだ。」
友「イケメン。ここは俺が選んでいいか?」
イケメン「…………はっ!う、うん!いいよ!」
店長「人の話を聞けー!って、どうしたのだ?ボーッとして?」タユンタユン
友(やられたな。あの幼女なのに巨乳と言う罠に。)
男(イケメン、爽やかだけどやっぱり男なんだな。視線が釘付けになってるわ。)
友「店長ちゃん、アイスコーヒー2つと。男、何か適当に!」
男「あいよ。パスタでいいか?」
友「おう。いつもと同じように少なめで宜しく。」
男「はいよ。」テクテクテク
店長「あ!待ってぇ!私も行くっ!!」テケテケテケ
友「な?忘れられなくなるだろ?」
イケメン「う、うん。あの破壊力は凄い。」
男「はい、お待たせ。和風クリームパスタな。」
友「待ってました!お。一番自信あるの持ってきたな?」
男「まぁな。イケメンは初めてだからな。しっかりと胃袋を掴んで金を沢山落としてもらわんとな。」
イケメン「うわ、凄い企みだなー。でも、凄い美味しそうだね!」
男「ありがとな?取りあえずパスタが延びる前に食べてくれや。」
イケメン「では、早速。」モグモグ
ゴクン
イケメン「美味しいよ!こんなに美味しいとは思ってなかった!!」
店長「お待たのだ。アイスコーヒーなのだ。」
イケメン「ありがとうございます!
」ゴクゴク
イケメン「うわっ!コーヒーも美味しいですね!」
店長「当たり前なのだ!私が入れたからなっ!」ニコニコ
友「ここ、意外と穴場なんだよ。分かりづらい場所にある割りには味に定評があるから客も入ってくるしな。」
男「まぁ、俺のパスタも店長の教えだから。こんなちっちゃくても、凄い人なんだよ。」
店長「むむ!男君ひどいのだっ!」
男「あー、誉めてるんですよ。」ナデナデ
店長「ふにゃーっ♪」ゴロゴロ
男「にしても、今日は御客さん中々入ってこないですね。」
友「いやー。今日は入ってこねぇよ。『本日臨時男君とイチャイチャ休業』看板見てねぇの?」
男「なっ!!!店長またですか!?」
店長「むぅ!?」ビクッ
店長「きょ、今日はいいのだ!ランチで沢山入ったからな!夜はゆっくりしたいのだっ!」アセアセ
カランコローン
女「やぁやぁ。久し振りだねー。」
友「ん?女じゃねぇか。本当に久し振りだなー。」
男「よぉ。女、久し振り。」
店長「きっー!来たなっ!男君をタブらかす女め!大体、看板読んでないのかー!!」ムキー!!
女「嫌だなー。店長ちゃん。ボクはタブらかしてなんかないよ?単純に男が興味の対象なんだよ。それに、看板見たから入ってきたんだよ。」ニコニコ
イケメン「友、このスタイルのいい美人さんは?」
友「あー。女か?自己紹介しとくか?」
女「あはは。スタイルのいい美人さんなんて、照れるじゃないか。ありがとう。ボクは女だよ。友君や男と中学が一緒でね。そんなハンサムな君のお名前は?」
イケメン「そ、そんなハンサムだなんて。(カーッ)あ、え、えっと今日転校してきたイケメンです。」
男「それにしても2ヶ月振り位か…急にどうしたんだ?あ、アイスコーヒーでいいか?」
女「いや、今日は友達と一緒でね。オススメの店を教えめあげようかなと思ったんだよ。だから、2つでお願いするよ。友達は隣の本屋で本を買ってから来るからさ。あと、パフェもお願いするよ。」ニコッ
男「はいよ。」
店長「女!居座る気だな!?帰るのだ!」シッシッ
男「店長、アイスコーヒー2つですよ。」グイッ
店長「わわわっ!男君!そんな引っ張ららないで欲しいのだっ!わ、あ、お、女のばかー!!!」ズルズル
女「相変わらず、店長ちゃんは幼くて愛らしいね。思わずちゅーしたくなっちゃうよ。」
友「やめとけ。フライパン投げつけられただろ。」
イケメン「え!?したことあるの!?」
女「いやぁー。あはは。未遂なんだけどね。初めて来たときついつい、ペットにするノリで行ったら、どこから取り出したか分からないフライパンを投げつけられてねぇ。いやー、あのときは参ったよ。」
友「そう言えば、お友達さんって誰よ?俺らがあったことある子なのか?」
女「いや、それはないよ。何せ、そこのイケメン君と同じく今日からボクの高校に来たんだからね。」
カランコローン
?「すみませーん。あの、こちらに女ちゃんはいらっちゃい…あぅ…いらっしゃいますかー?」
女「あはは。入ってきて早々に噛むなんて流石に自己紹介を何回もやるはめになった子だよ。こっちだよー。少女ちゃん。」
少女「あぅ。女ちゃん、からかわないでよー。好きで噛んでる訳じゃないの。緊張してると噛んじゃうだけなんだよっ。」
友(あれ?もしかして、この可愛い子って…)
少女「あ、あの。は、はじめまして。少女と言います。お願いしましゅ…はぅぅ。お願いします。」カァーッ
女「あはは。学校のと比べたら上出来じゃないか。それで、そっちの茶髪が中学が一緒だった友君で。そっちの爽やかさんが君と同じく今日、転校してきたイケメン君だよ。」
イケメン「宜しくお願いしますね。」
友「宜しくなっ。少女ちゃん。」
少女「は、はひ!宜しくでしゅっ!じゃなくて、宜しくです。」アセアセ
女「やっぱり少女ちゃんは可愛いなぁ。どれ、ボクがちゅーをしてあげよう。」
少女「わ、わ、わ、だ、だめっだよぉ!あたしはそっちのその。あのー!うぅー!」ジタバタ
女「あはははっ!いや、いじめたくなる可愛さだよ。」
友「お前は変わらねぇなぁ。それより、少女ちゃん。今日の朝さ…
男「お待たせ。チョコレートパフェになります。」
店長「喜ぶのだっ!女!男君に言われてしぶしぶ作ったのだ!」
少女「あ、こんにち…」
男「あ、いらっしゃいま…」
少女・男「あーーーー!!」
《その頃 ピザ幼…》
ピザ幼「今日はぁ、どこにしようかなぁ!ドミ○かハッ○かピザー○かぁ♪」ブヒャブヒャ
ピザ幼「決めたっ!今日は各社三枚ずつなのっ!」ブモー!ブモー!!
ピザ幼「あ、興奮して鼻息荒くなっちゃった!テヘペロ☆」ブヒャヒャヒャヒャ
《antique 店内》
少女「け、今朝はあ、ありがとうございましちゃっ!あぅ。あの時はロクにお礼も言えなくてごめんなちゃい!はぅっ。」アセアセ
男「いえいえ、どういたしまして。そんなに焦らないで大丈夫だよ。それよりどうしてここへ?まさか、女の友達って?」
女「いやー。まさか、君達が知り合いだとはびっくりだよー。(棒読み)」
友「お前、まさか分かってたのか?」
女「あはは。まさか。ただ、少女ちゃんと仲良く…とは言っても今日初めてあったんだけどね。それで、朝のドジッ子少女ちゃんの話を聞いて特徴を聞いたら。もしかしたらと思ってね。」
イケメン「凄いなぁ。特徴を聞いただけで思い付くなんて。」
女「まぁ、中学からの付き合いだからね。まぁ、それだけじゃないけどね。これで違ってたら顔から火が出てたよ。あはは。」
友(…女…)
店長「それにしても、少女ちゃんだったな?君は可愛いのだ!うちで働かないか!?」
男「なっ!またですか!本日何人目の勧誘ですか!」
少女「えっ!?いいんですか!?」パァッ
友「え!?」ガタッ
店長「いいのだ!人手不足だから、困ってたのだ!」
女「店長ちゃんも意地悪だなー。ボクだっているのに、少女ちゃんに夢中だなんて。ボク寂しいよっ。」シクシク
店長「うわ!女!泣くな!えっと、その、何なら女も働かないか!?」アセアセ
女「いいのかい?」ケロッ
店長「うわっ!うそ泣きだったのか!?詐欺だ!卑怯だ!」ムキー!!
女「ありがとう、店長ちゃん。ボクも丁度バイト探してたんだよっ。」ニコニコ
少女「女ちゃんと働けるの!?あたし、人見知りだから女ちゃんとだったら頑張れるよっ!」ニコニコ
男「初日なのに随分なついたなー。相変わらず人見知りされないんだな。お前。」
女「あはは。そんなことないよ?それよりも明日からは、バイト仲間にもなるんだ。宜しく頼むよ?」ニコッ
少女「あ、あたしもです!よ、宜しくお願いしたしまちゅ!はぅ!?」アセアセ
男「ああ、二人とも宜しくな?」ニコッ
今日はここまでです。ありがとうございました。
また、明日投下いたしますので宜しくお願いします。
あと、ssよりlsになりそうです。そんなんでも宜しければ最後までお付き合い頂けますと、幸いです。
夜、投下できそうにないのでさくっと投下します。
『翌日』
【東高教室】
女「やぁやぁ。おはようだねぇ、少女ちゃん。今日は間違えずに来れたんだね?」
少女「あ、おはよう!女ちゃん。や、やめてよー。昨日は初めてだったんだからしかたないにょっ!はぅっ!」
女「んー。朝から愛らしい子を弄るのは楽しいねー。それにしても噛むってことはまだ、ボクに緊張してるのかな?」
少女「いや、今のは違うよっ。恥ずかしくて噛んじゃっただけだから!」アセアセ
女「ならよかったよ。早く新しい学校に馴染むんだよ。」ニコッ
少女「うんっ!ありがとっ!あ、昨日も美味しいお店紹介してくれてありがとう!それに、そこでバイト出来るなんて嬉しいっ!」ニコニコ
女「あはは。どういたしまして。それに、転校してきた初日に一目惚れした男もいるからかな?」
少女「え!?ひ、ひ、ひ、一目惚れ!?ふぇ?!な、なにそれ!?わ、わかんにゃいよ!」カァーッ
女「…おや、正解みたいだね。ボクは名探偵かな?まぁ、あれだけ詳しく特徴を捕らえてた位だからね。」
少女「はぅー!!や、やめてよぉ!は、恥じゅかしいよぉっ!」アセアセ
女「あはは。そんなに焦ったら墓穴を掘ってるみたいだよ。仕方ないよ。男は引き寄せる魅力というか雰囲気があるからね。顔だけなら友君やイケメン君の方がカッコいいのにね。」ニコッ
少女「あぅ。その、あたし一目惚れかその、わ、わ、わからなくて!昨日、そのあの。」カァーッ
女「あはは。分かるよ少女ちゃん。あの雰囲気で優しくされたらそうなっちゃうさ。」ニコッ
少女「あぅ。でも、まだその。分からなくてっ。こう言うの初めてだかりゃっ!」
女「お。少女ちゃんは可愛らしい見た目と同じく初々しいことを言うんだねぇ。でも、それなら男とは高校も違うし。」
ーあのねぇ。男はピザ幼のものなのぉ!ー
女「それに、バイトも急遽一緒になった。」
ーあははははっ!!わかんないかなぁ?ー
女「障害にもぶつかってない…」
ー死にたくなかったら大人しくしてね?ー
女「今しかチャンスはないと思うと、ボクは思うんだよ。」
ーあ、もちろん。あんたには違う高校に行ってもらうからねぇ。ー
少女「お、女ちゃん?どうしたの?凄いボーッとしてない?」
ー分かってるよねぇ。ピザ幼の家はお金持ちなのぉ。あんたの家族も人生も何とでもなっちゃうんだからぁー
女「…!!ご、ごめん。ボク、今日具合悪いみたいだ。来て早々だけど帰らせてもらうよ。」フラッ
フラフラ
少女「お、女ちゃん!?」ガタッ
女「…!!ご、ごめん。ボク、今日具合悪いみたいだ。来て早
女「あはは。申し訳ないねっ。ボクは風邪なんだ。うん。ごめんよっ。」ニコッ
ガラガラ バタン
少女「女ちゃん…急にどうしたんだろ…?」
【北高 教室】
男「よぉ。おはようさん。」
友「うっす。お前、相変わらず早いのな。」
男「あーそのなんだ。あれが最近怖くてさ。」
友(ピクッ)
友「あれって、ピザ幼か?」
男「そ。毎朝、俺を食べたいとか、大学に行ったら同棲しようとか。早くお嫁さんにしてねとかさ。そもそも付き合ってねぇつーの。」
友「お前がしっかりと拒否しねぇから図に乗るんだろ?」
男「んなことねぇよ。毎回キツく言ってるっての。あいつ、体だけじゃなくて心にも肉の壁があんじゃねぇのかって話だよ。」
友「はいはい。お前が中途半端に優しくするからだろ?」
男「む。なんだ、ヤケに突っ掛かってくるのな。今日のお前。」
友「んなことねぇ。ただ、お前がそういう所を見せるからピザ幼が調子に乗るんだってもう、分かってるだろ?逃げるだけじゃなくてはっきりとした否定と拒否を見せないと何もあいつはわからんぞ。」
男「っ…わ、悪い…。」
友「すまん。ちとキツく言い過ぎた。その…なんだ。お前とは…いやあいつもだけど、付き合い長いわけだからさ。お前が苦しそうなのはツラい訳だ。だから、余計なこと言っちまった。」
男「いや、助かるよ。はっきり伝えてくれるのはお前ぐらいだから。」
【北高 教室】
男「よぉ。おはようさん。」
友「うっす。お前、相変わらず早いのな。」
男「あーそのなんだ。あれが最近怖くてさ。」
友(ピクッ)
友「あれって、ピザ幼か?」
男「そ。毎朝、俺を食べたいとか、大学に行ったら同棲しようとか。早くお嫁さんにしてねとかさ。そもそも付き合ってねぇつーの。」
友「お前がしっかりと拒否しねぇから図に乗るんだろ?」
男「んなことねぇよ。毎回キツく言ってるっての。あいつ、体だけじゃなくて心にも肉の壁があんじゃねぇのかって話だよ。」
友「はいはい。お前が中途半端に優しくするからだろ?」
男「む。なんだ、ヤケに突っ掛かってくるのな。今日のお前。」
友「んなことねぇ。ただ、お前がそういう所を見せるからピザ幼が調子に乗るんだってもう、分かってるだろ?逃げるだけじゃなくてはっきりとした否定と拒否を見せないと何もあいつはわからんぞ。」
男「っ…わ、悪い…。」
友「すまん。ちとキツく言い過ぎた。その…なんだ。お前とは…いやあいつもだけど、付き合い長いわけだからさ。お前が苦しそうなのはツラい訳だ。だから、余計なこと言っちまった。」
男「いや、助かるよ。はっきり伝えてくれるのはお前ぐらいだから。」
友「そう言ってくれてありがとさん。でも、極端に否定や拒否をするなよ?」
男「そうだな。あの巨体で暴れられたら…」
男・友「…」ビクッ
友「お、お前、恐ろしいこと想像させるな!北高が壊滅したぞ!」
男「はぁ!?俺なんか街一つ吹っ飛んだわ!」
イケメン「おはよう。友、男昨日はありがと。」ニコッ
男「おー。イケメンかおはようさん。こちらこそありがとな?サービスは昨日で終わりだからしっかり金落としてけよ。」ニコッ
友「おう。おはよ。こちらこそ、付き合って貰ってサンキューな。」ニッ
イケメン「それより、朝から随分物騒な話をしてるね。何かあった…」
ドスン!!!ドスン!!!ドスン!!!
ガタッガタガタ!!!
男「そ、そんな馬鹿な!あ、有り得ない!」
イケメン「わ、わわ!何?!この揺れ!?」
ドスン!!!ドスン!!!ドスン!!!
友「あいつ、更に成長したのかっ!!」
男「ただでさえ人間離れしてるんだぞ!?」
ドスン!!!ドスン!!!ドスン!!!
イケメン「せ、成長!?ま、まさか?!」
友「あ、ああ。奴が更に膨れ上がった!」
男「どうすんだよ!?クラス中ぱにっくじゃねぇか!?」
ドスン!!!ドスン!!!ドスン!!!
ガラガラ!!!
ピザ幼「男ぉー!何でいつもいつも置いてくのぉー!今日は家にすらいなかったじゃない!」ブォーーーン!!
男「な、な、何で横にでかくなってんだよ!?」
ピザ幼「昨日、ピザを9枚食べたのですっ☆そしたらこうなってしまいましたー♪テヘペロ☆」ブフォフォー!!!
友「食った分膨れるとか化けもんじゃねぇか!」
ピザ幼「そんなことより、男ぉ。何で今日は体から店長さん以外の女の臭いがするのかなぁ?」ブホブホ
男・友・イケメン「!?」
ピザ幼「しかも、そのうちの一つはよく知ってるブスの臭いぃ…クサイクサイなのですよぉー♪」ブヒンブヒン
友「あ、あいつを…
男「あいつを!女を!ブスって言ってんじゃねぇよ!世間一般じゃてめぇのほうがなっっ…立派なブスなんだよ!!」
友・イケメン(!?)
ピザ幼「ピザ幼がブス…なの?男は…ピザ幼のこと嫌いに…なったの…?」
男「はっきり言うが、友達としてならまぁ、我慢できた!!最近のお前は無理だ!!お前が俺に対する気持ち…俺にはこれっっっっぽっちもないわぁ!!!」ドン!!!
ピザ幼「ぶひゃ、ぶひゃ、ぶびゃぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!」
ドスドスドスドスドドスコドスドス!!!
男「……」
友「男…お前…」
男「ぷはぁーーーっ!!く、食われるかと思った。」ガタッ
イケメン「男!何か格好よかったよ!」
友「お前、まさか朝のことで?」
男「それもあるけど、あのままだと女も店長も…それに少女ちゃんも危なくなる気がしてさ。」
友「そ、そうか。お前、やっぱり少女ちゃんのこと…?」
男「いや、ないよ。と言うかわからん。」
友(…女…すまん…)
【ピザ幼家 ピザ幼部屋】
ーなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで
ー男男男男男お…と…こ…
ーピザ幼の何がダメなの
ーわかんないわかんないわかんないわかんないわかんないわかんない
ーあれ?もしかして
ーあはは。分かった。ーーーがダメなんだ。
ー時間かけてじっくりじっくり………
ーあは、あはは。あははははははははははは!!!!!!
【喫茶店 antique】
《開店前 antique キッチン》
店長「うぅー!失敗なのだ。なんで女まで入れてしまったのだ!」
店長「少女とかいう子を誘ったのが原因なのかー!あぅー!」
店長「はっ!人手は増えて仕事は楽になるけど、男君といちゃいちゃ出来なくなるのだ!あー!!私は何をしているのだー!!」
カランコローン
店長「な、なんだ?まだ開店前なのだ!うちは11時からなのだ!」
店長「ん?誰なのだ?いるのかー?」
テクテクテク
以上になります。明日、明後日投下が無理かもしれませんが隙を見て頑張ります。
お待たせしました。投下していきます。
【vip公園】
ーおっかしいな。ボクは諦めたんだけどなぁ。
ブルブル
ーいや、違うか。諦めちゃったんだ。
ーあはは。二年間も我慢してたのにな。
ー少女ちゃんが来て男の話を聞いてからだ。
ー我慢してたものが決壊したんだ。
ー少女ちゃんは悪い子じゃない。ボクなんかよりいい子だ。男だって満更じゃなさそうだった。
ーだけど、ボクは、ボクは…
ーボクは男が大好きだ。
ーだから、だから、誰にもとられたくないっ。少女ちゃんにも店長ちゃんにも。
ー絶対に取られたくない!!
【放課後 北高 教室】
男「んー。今日も長い一日が終わったなー。」
友「お疲れさんっと。結局あのあとピザ幼も戻ってこなかったな。」
男「まぁ、あんだけ厳しく言ったからなぁ。それより、イケメン大丈夫か?身内に不幸がって聞いたけど。」
友「確かにな。心配だ。放送で職員室呼び出されて、教室に戻ってきたときの顔色かなり悪かったしな。」
男「だな。そのあと、一言『ごめん。身内に不幸が…』って言ってたからな。相当近い方なんだろうな。あんなに、顔色悪くなって…」
友「ああ。当分休むみたいだし、休み明けたらantiqueに誘うか。気晴らしも必要だろうからな。」
男「だな。そう言えば友今日はどうするんだ?」
友「ん?あー。特に予定はねぇよ。どうした?」
男「いや、今日から少女ちゃんと女がバイトに入ったろ?だから今日は曜日的にも暇だから俺休みなんだよ。それでさ、暇なら…」
友「はいはい。分かった分かった。行くぞ。」
男「んなっ!?何だよ分かったって!?」
友「antiqueに行きたいんだろ?様子みたいんだろ?特に…」
男「あー!!!ったく!なんでそうなるんだよ!!?」
友「なんとなくだよ。」ニッ
男「はぁ。そうじゃねぇのによ。ったく。」
友「まぁまぁ、取りあえず行こうや。」
【夕刻 喫茶店 antique】
《antique前》
男「あれ?おかしいな。」
友「ん?どうした?」
男「いや、いつもなら置いてある看板や観葉植物とかが入り口にない…」
友「店長ちゃんが忘れただけじゃねぇの?ほら、あの子結構抜けてるし。」
男「違う。店長は抜けてても、仕事に対しては抜けがない。馴染みの客にたいして以外は…それに明かりも…まさか!!」
ガチャッ!
友「お、おい!男!待てよ!!」
《antique店内》
男「店長!!!いますか!?」
友「なっ!!なんだよこれ!?店ん中がめちゃくちゃじゃねぇか!!」
少女「あ、男さん、友さんどうしまっ…!!なな、な、な、ひ、酷い!!!」ポロ
男「店長!!店長!!いますか!?」
友「し、しかもすげぇ臭いだ…なんか、混ざりあったと言うか。って少女ちゃん、女はどうした?一緒じゃないのか?」
少女「そ、そ、それが女ちゃんは朝礼もする前に具合悪くなって帰っちゃっちゃ…」
男「店長ーーーー!!!いるなら返事してください!!!」
ーお…………こ……………わ………い…………て………ー
男「!?…店長!!」
《antique キッチン》
男「店長ーーーー!!!ここですか!??」
ーこわい…たすけて…こわいよ…おとこくん…おとこくん…ー
男「て、店長!!」
友「男!!店長ちゃんいたのか…!!?」
男「店長!大丈夫ですか?!店長!!」
店長「お…と…こ…くん?おとこくん…!!」ダキッ
少女「ひ、酷い!服も来てないじゃないですか!?店長!!な、なにがあったんですか!?」
男「店長大丈夫です。俺は居ます居ますから…」ナデナデ
店長「男…男…男…怖かったのだ…怖かったのだぁ…」ガクガク
男「友悪い。上着貸してくれ。」
友「あ、ああ!」
少女「いや、わ、私が!!」
ファサッ
店長「!!」
店長「いや!!いやぁぁぁぁ!!触らないでぇぇぇ!!許してぇぇぇ!!」
【病院内】
友「お、男!!店長ちゃんは!?」
男「今はゆっくり寝てる。医者も鎮静剤打ったから今夜は大丈夫だろうって。」
少女「誰がこんな酷いことを…!!」
友「クソがっ!!」ガンッ!!!
男「友っ!やめろ。落ち着け。」
友「落ち着いてられるか!!大体、目星はつくじゃねぇか!!」
男「まだ、わかんねぇだろうが!分証拠もねぇんだぞ!」
男「…ん?そう言えば、女…!!」
ーオカケニナッタデンワバンゴウハデンゲンガー
男「…!!」
カチカチカチ
ーオカケニナッタデンワバンゴウハデンゲンガー
男「…っ!!友!!ヤバイ!女の電話が繋がらねぇ!!」
友「んだとっ!?探しに行くぞ!!」
男「ああっ!」
タッタッタッタッ
少女「ま、待って!!あたしは傍にいるからね…!!店長さん一人じゃ可哀想だから!!」
男「ごめんっ!少女ちゃん!お願いするっ!!」
少女「うん!まかせて!!」
少女「……」
=======================
ーおい!お前ら!!なにしてんだよっ!
ーーお、おいおい男!何いきなり吹っ掛けてんだよ!!
ーーーあぁん?!こいつがふざけたことぬかしやがるんだよ!!大体てめぇら中房じゃねぇか!?俺らに楯突くのか?!
ーだから何だ!てめぇらみてぇのは虫酸が走るんだよっ!!
ーー男!!止めろって!!こんなところで!!
ーーーてんめぇ…ぶっ殺してやんよ!!
アノトキカラ アナタガ スキナノ
===========================
男「女…!どこにいる…!」
カチカチカチ
ーオツナギニナッタデンワハー
友「ちくしょう!やっぱりでねぇ!!」
男「…!!悪い、友!そっちの方向は頼んだ!俺はあっちに行ってくる!!」
友「だな!手分けして探した方がいい!」
友(何でお前は直ぐにわかるんだよ。あいつの場所…それなのに何で気付かねぇんだよ。)
========================
はぁ。何でこうも上手くいかないかな。
ーん?お前、何してんだ?
あ、男じゃないか。どうしたんだい?こんなところで?
ーそれは俺の台詞だ。ここ。俺のお気に入りの場所なんだよ。
そうなんだ?あはは。偶然だね『私』もなんだよ。嫌なことや辛いことがあったらここに来ることにしてるんだ。ここ、人気ないからね。
ーお前も同じかよ。つぅかさ、前から気になってたんだけどお前さ、一年の時は自分の事『ボク』って言ってたよな?二年になっていきなり変わったけど。どうしたんだ?
いや、そのね。ボ…『私』もさ。そろそろ、女の子らしくしなきゃいけないかなって。ほら、身長高くて、ショートカットでしょ?その上、一人称が『ボク』なんて言ってたらさ。
ーそうか?俺は今のお前嫌いだな。
え?!な、何で!?
ー無理してる感じがするんだよなぁ。俺は『ボク』って言ってるお前の方がイキイキしてて好きだけどな。
ポロ
ーお、おい!何で泣いてんだよ!?
あはは。お、おかしいな。『ボク』嬉しいのに涙が止まらないよ。な、何でかな。
ポロポロ
ー嬉しいのに泣くのか!?変わってんなぁ。ほれ、いい子いい子。
ナデナデ
あはは。止めてよ。ボク、涙が止められなくなるよ。
ー泣きたかったら泣けばいいじゃん。俺はお前が泣き止むまでここにいるから。ただな。
何?ぐすっ。
ーお前は笑ってる方が似合うよ。
…男君…うぅん。ぐすっ。男って呼んでいいかな?いや、呼ぶね。今日はありがとう。男優しいから甘えたくなるよ。
ー泣きたくなったり、辛くなったらここに来るんだろ?そしたらさ、俺が飛んできてやるから。それまで我慢してろよ。俺が受け止めてるから。
男。ちょっと臭いよ?
ーう、うるせぇ!!
==========================
【vip公園】
女「んぅ…ふぁっ。ボク、寝てたみたいだね。疲れたからなぁ。今日は…」
女「懐かしい夢見ちゃったよ。ボク、あの時自分を認めてくれて嬉しかったんだよ。男…」
ーお………んなぁーーー!!!ー
女「あらら。凄いな男は…何でいつもいつもボクを見つけるのがうまいのかな。」
男「女ーーーー!ここにいるかー!?」
女「ありゃ。ボクに気付いてないみたいだね。おーい、男ぉーー!」
男「女!?無事かっ!?って、土管の中で随分リラックスした格好だな。」
女「あはは。考え事してたらね。ついつい眠くなってね。所で…無事ってどういうことだい?何かあったのかい?」
男「何事もなかったならいいんだ。あのな…
ー男くーーん!た、た、ちゅけってぇーーー!!
女「!!少女ちゃんの声じゃないかなっ!?」
男「…!?ちくしょうっ!!なんなんだよ!!」
女「穏やかじゃないなぁ。って、ちょっと待ってよ!!」
タッタッタッタッ
少女「男くーーん!!」
タッタッタッタッ
ダキッ
男「少女ちゃん!?大丈夫かっ?!」
少女「恐いっ…へ、変な…ふ、覆面被った…ひ、人が…!!」
タッタッタッタッ
女「はぁっ、はぁっ。お、男。ちょっと…待ってよ…はぁ。ボクを置いてかないで…はぁっ。はぁっ。」
男「あ、わ、悪い女。」
女「酷いなぁ。少女ちゃんの悲鳴が聞こえたからって直ぐに駆け出すなんて。ボク、ちょっと妬いちゃうよ。」
女「ところで、少女ちゃん、大丈夫かい?」
少女「うぅ…お、女ちゃん。こ、怖かったよぉ…」
ダキッ
女「ん?あ、ああ。うん。もう安心して。ボクも男も傍にいるからね。」
男「とにかく。二人が何事もなくてよかった。友に連絡するな。」
友「男ー!無事かっー!?」
男「ああ。女も少女ちゃんも無事だ。」
友「そうか。よかった。にしてもピザ幼のやろう!!」
男「おい!止めろ。まだ確定じゃない。証拠がないだろうが。」
友「お前…また、そんなこと言ってやがるのか!?」
女「友君!落ち着こうよ、男の言う通りだよ。証拠がないのに、疑ったら可哀想だよ。」
友「女…!?お前、なに言ってるんだ!?現に…!!」
女「そんなことよりさ、何があったかそろそろボクにも教えてくれないかな?」
友「!?」
男「あ、ああ。そうだな。今日の放課後に…」
女「そ、そんなことがあったの…?酷い、酷すぎるよっ!!その後に少女ちゃんも狙うなんて…!!」
友「くそっ。せめて証拠さえあれば!!」
男「とにかく。無事だったんだ。今日はもう帰ろう。」
女「そうだね。じゃあ、ボクは少女ちゃんを…」
少女「男君…!お願いっ。怖くて帰れないから…送ってくれましぇんか?はぅ。」
男「ん?あ、ああ。分かった。友、悪いが女を送ってくれないか?」
友「そうだな。女もいつ狙われるか分からないからな。」
女「あはは。ボクなんか狙うかな?でも、ありがとう。お願いするよ。じゃあ、男、少女ちゃんを頼んだよ?」
男「おう。任しとけよ。お前らも気を付けてな。友頼んだぞ?」
友「おう。また、明日な?」
少女「お。男君!ありがとう!」
女「……」
=========================
ーん?何でお前がここに来るんだ?なんかあったのか?
やだなぁ。男だって、ここにいるよ?ボクよりも先に。男こそ何かあったのかい?
ーいや。その何だ。進路のことなんだ。俺、料理が好きなんだ。
うん。知ってるよ。調理実習の時の男イキイキしてるからね。そんな時の男のいい顔してるから好きだよ。
ーっつ!は、恥ずかしいこと言うなよ!
ちょっと言葉は違うけど前、男が言ったことだよ?
ーん、んなことあったか?
恥ずかしいからって忘れたフリはよくないなぁ。
ーったく。はいはい。悪かったよ。
で、進路の悩みって?
ーあー。うん。高校行かないでどっかのレストラン行こうかと思ってるんだよ。
そりゃあ思いきったね。それなら何で悩むんだい?
ー親と先生が反対するんだよ。高校に行ってからでも遅くないって。でも、俺は今しかない気がして。
あはは!弱気なんだね。『今しかない』だなんて。
ーわ、笑うとこかよ!
笑っちゃうよ。何をそんな焦ってるんだい?そこまで焦らなきゃ行けないのかい?
ーそのだな。この前北高の見学に行ったんだよ。その帰りに喫茶店に寄ったらさ。すげぇ若い子がすげぇ旨い料理作ったんだよ。
負けたくないって思った…てとこかな?
ー…そんなに俺単純か?分かりやすいか?
おや。合ってたんだね。あはは。ボクもビックリだよ。
ーま、つまりそう言うことだよ。
なら、尚更焦らなくていいんじゃないかな?料理をする人に限らず、仕事は盗め。盗んでからアレンジしろって言うよね?
ー!!そ、そうか!その手があったか!
あははは!男って、意外とバカなんだね?
ーうるせぇ!ちくしょー。悔しいな。あ、あと。このこと友にもピザ幼にも話してないからな。言わないでくれよ?
お。嬉しいな。ボクが特別みたいで。勿論、二人だけの秘密にさせてもらうよ。
========================
【翌日 北高教室】
男「おはよ。あのあと大丈夫だったか?」
友「ああ。こっちは何事もなかった。そっちは?」
男「こっちも何もなかった。」
友「ピザ幼は?」
男「わからん。だけど、今日の朝は特に何もなかったな。」
友「くそっ!!邪魔者消すことしか考えてねぇのかよ!」
男「…証拠はないけど、疑いたくなる気持ちは分かる。だけどな。」
友「てめぇ!!俺が昨日言ったこと忘れたのかよ!?」ガタンッ!!
男「忘れてねぇよ!けどな、浅はかな考えで動いて間違えてたらどうする!?女と少女ちゃんに何かあったらどうすんだ!?」ガタンッ!!
友「何いってんだ!!そんな後手後手でどうすんだ!!」
ガラガラッ!!
教師「くるぁぁぁ!!喧嘩してんじゃねぇ!!!」ゴンッゴンッ
男・友「っつぅ!!」
教師「さっさと席座れ。朝礼すんぞ。」
男「もうそんな時間か…ごめん。友。熱くなりすぎた。」
友「俺こそ悪かった。だがな、昨日は逃げ出すように帰った。今日はまだ来てない。それでも、お前は信じるのか?信じられるのか?」
男「…わかんねぇ…わかんねぇよ。」
【放課後 北高教室】
男「さてっと…」
友「男、今日はどうすんだ?」
男「店長の入院してる病院に行く。あそこは東高からも近いからな。」
友「んじゃ、少女ちゃんと女も誘ってくんだな?」
男「ああ。お前もいくだろ?」
友「悪い。今日は親に頼まれてることがあって、どうしても外せないんだ。店長ちゃんに宜しく伝えてくれ。明日は行くからよ。」
男「そうか。分かった。んじゃ、お疲れ、気を付けてな?」
友「ああ。お前もな。また明日な。」
【放課後 ピザ幼宅前】
友「さてっと。男、悪いが俺は女を傷つけられたら許せないんだ。中学の時も同じだ。」
友「だから。俺は…」
カツカツカツ
友「ん?だれ…!?」
ガンッ!!!
友「かはっ!!な、な、なにすん…だ!?お、お前…!?」
「ゴメン。マダ、ボクハ、バレル訳ニハ行カナイ!!ゴメン!ゴメン!!」
ガンッ!!!
友「つぅ!!…な、なんで…だよ…」
バタンッ
以上で書き溜め終了です。
今のところ眠くないのでまた、書き溜めします。
ただ、投下するかは、分かりません。眠くなったら宣言なしに寝ます。
では、一度失礼します。
完結できません。納得行く仕上がりになりません。
ので、ちょっと投下します。
========================
ー女ぁ!!どこだぁ!?
(ぐすっ。うぅ。何で追って来るんだよっ。ボクはもう…)
ー女!!どうしたんだよ!?この公園にいるのは分かってるんだ!頼むから出てきてくれ!
(やだよっ。こわいんだよっ。君と一緒にいるのがっ。)
ー何があったんだよ!一緒の高校行くって約束しただろ!?泣きたくなったら俺が来るまで待てって言ったろ!?
(ダメなんだ。ボクは君が好きで愛しくてたまらないんだっ!でも、ボクは臆病だからっ!)
ーなぁ、何があったんだよ!?何で隠れてんだよ!!俺はお前の力になりたいんだ!
(言えないよ。言えば君は関係なくても自分を責めるだろうっ。苦しむだろうっ。そんな君は見たくないんだよっ。)
ー女…!女っ!
(ごめんっ…ごめんっ…!早くかえって…!)
大好きだからっ!!
=========================
【放課後 東高校門前】
男「二人にメール送ったしもう、待ってるかな?」
少女「あ、男くーん!」フリフリ
男「あ、少女ちゃん。あれ?女は?」
少女「あ、今日は委員会の仕事があるんだって。終わってから病院にくるって言ってたよ?」
男「そっか。じゃあ先に行くか。」
少女「うん。行こっ!」ニコッ
【病院内 個室部屋】
コンコン
男「店長?入りますよ?」
ガチャッ
店長「男!それに少女ちゃん!?来てくれてありがとうなのだっ!」
少女「よかった、今日は落ち着いてますね?」
店長「うん。昨日は取り乱して申し訳なかったのだ。あんなことされて…こわくなったのだ…」
男「大丈夫です。もう怖くないですよ?俺が傍にいますから。辛いとは思うのですが…その、店長を…」
少女「店長さん!あなたを犯した犯人の顔覚えてませんか!?」
店長「!?」
店長「いや、いや、いやなのだ…許して欲しいのだっ!男君…ごめんっなのだ!」ぎゅっ
男「大丈夫、辛いでしょうから無理に思い出さないで下さい…」ナデナデ
少女「て、店長さん。ごめんなさいっ。アタシ、悔しくて許せなくて…」
店長「いいのだ、心配してくれて嬉しいのだ。」
少女「もし、何か言えそうになったら教えてくださいね!あたし達で犯人捕まえますから!!」
店長「ありがとうなのだ!でも、少女少女ちゃも女の子なのだ。危ないから無理はダメなのだ。」
少女「店長…ありがとうございます!」
ガラガラ
女「やぁやぁ。店長ちゃん、起きてるみたいだね?」
男「よっ。委員会の仕事お疲れ様。」
店長「むぅ!お前は来なくていいのだっ。」シッシッ
女「相変わらず酷いね店長ちゃん。さすがのボクも泣いちゃうかもよ?」
男「ま、逆にそれが、らしくていいけどな。」
店長「むぅ!男君今、さりげなく酷いこと言ってるのだ。」
女「あはは。店長ちゃん、すねちゃだめだよ。それが男の愛情表現だからね。」
男「なに下らないこと言ってんだ。女。」
看護師「お楽しみ中ごめんなさいねー。店長さん、検査の時間ですよー。」
店長「むぅー…もう、大丈夫なのだ。平気なのだ。検査嫌いなのだ。」ガバッ
看護師「はいはい。ワガママ言わないで布団から出てねー。」
男「そうですよ。店長。大丈夫だとしてもしっかり検査受けてもらわないと何かあったときに、困りますから。」
看護師「ほら、バイトの子達にも言われてるんだから行きましょうねー。」
ガバッ ガシッ
店長「うわっ!やめるのだ!離すのだ!」
看護師「はいはい。行きましょうねー」
ズルズルズル
店長「やめるのだー!男君助けてなのだー!」
男「はーい。いってらっしゃーい。今度頭撫でてあげますからねー!」
女「あはは。店長は変わらないねぇ。いや、無理してるのかな。」
少女「うん。そうだよね。事件の話したらやっぱり興奮と言うか取り乱してたし…」
男「こればっかりは俺達じゃ治せないからな。とにかく、傍で支えてあげよう。」
女(男…相変わらず分からないんだね…)
《病院からの帰り道》
少女「あ、じゃあ私はこっちですので。」
男「ん?今日は送ってかなくていいのか?」
少女「はいっ。今日は寄りたいところもあるので、大丈夫です。ありがとうございます。」ニコッ
男(…?)
女「そかそか。なら、男。今日はボクのエスコートをお願いするよっ。」
男「……」
女「ん?どうしちゃった?男?」
男「あ、ああ。勿論だ。少女ちゃん、気を付けてな。」
女「変態に襲われそうになったらすぐにボクを呼んでね?少女ちゃんのためならどこでも駆けつけるよ。」
少女「あ、ありがとう!男君も女ちゃんも気を付けてね!」
タッタッタッタッ
以上です。頑張って書き溜シテキマス。
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