男「タイムスリップ…なのか?」お雪「続きです!」 (475)



前スレ:男「タイムスリップ…なのか?」
男「タイムスリップ…なのか?」 - SSまとめ速報
(http://jump.vip2ch.com/http://ss.vip2ch.com/jmp/1415021128<br>)


の続きです




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1421591953



なんか前スレのリンク先がおかしい……


まぁいいや……………いいのかな?


とりあえず、次から主要人物の簡単な紹介を……



お雪(17)
http://blog-imgs-60.fc2.com/e/r/o/eronizimage/7hai9sk7it4fksj.jpg

・家事全般できる


・自称正妻


・やきもちやき


・妄想癖あり


・基本男にはデレッデレだが、男いわく、“目がヤバイ”時もある


・恋はいつでもハリケーン





千夏(18)
http://blog-imgs-60.fc2.com/e/r/o/eronizimage/hj1e3oh3n5hzed1.jpg


・男の幼なじみ


・男と一緒にこっちに来て、最初ははぐれていたが無事再会


・料理以外はだいたいできる


・美味しいもの好き


・将来の夢・・・男のお嫁さん


・やきもちやき


・基本バカだが男いわく、“千夏さん”になるときがある





花(13)

http://blog-imgs-53.fc2.com/a/y/u/ayutube/IAwOrk9.jpg


・将軍の一人娘


・無口


・恥ずかしがりや


・男や菊以外に、千夏やお雪にも心を開きつつある


・みんなに愛されキャラ


・可愛いは正義





菊(17)
http://livedoor.blogimg.jp/ki2ch-parasute/imgs/d/7/d729ee79.jpg


・花の侍女(めんどう見役的な)


・いたずら好き


・花と男をくっつけることに尽力


・本人もわりとガチで男に惚れてる……けど、あまり見せない


・煮物にトラウマあり





男(18)


・林道でお雪と出会う→そっこーで家に押し掛けるとんだナンパ野郎


・千夏と再会→「一緒にすもうぜ?」そっこーで一夫多妻を形成する強欲野郎


・花を団子で釣って休日デートを楽しむロリコン野郎


・菊のお漏らしじっくり眺める変態野郎


・そのくせまだ誰にも挿れてないヘタレ童貞野郎


センスゼロのダサヲ




男「タイムスリップ…なのか?」男「タイムスリップ…なのか?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1415021128/)


できた!前スレは上の通りです




男「俺のやつひどくね?」



千夏「ん?何が?」



男「いや、何でもない」



お雪「私っ!!」ガタッ



男・千夏「!!!」ビクッ



お雪「私、ちょっと出掛けてきます!!!」



男「ど、どこに?」



お雪「おばさんのところです!」



千夏「なにしn…お雪「いってきます!!」



お雪「あ、千夏さん!男さんに変なことしないでくださいよ!!」ビシィ



千夏「し、しないよ!」



お雪「約束ですからね!男さんも!」



男「お、おう」



男(どうしたんだ雪ちゃん……)



お雪「それでは行ってきます!」ピシャ



男・千夏「……………」ポツン




お雪(おばさんなら、あのおばさんなら教えてくれるはずです!)タッタッタ



お雪(待っていてください男さん、私だってやればできるんです!)グッ



ーおばさん宅ー



お雪「ごめんくださーい!」バンバンバン



おばさん「誰だい朝から」ガラガラ



おばさん「おや、お雪じゃないか、おっと……どうだったんだい?昨日は……うまくいっただろう?」ニヤァ



お雪「おばさん、昨日のこと知ってるんですか?///」



おばさん「当たり前さね、何でも知ってるよ!」ハッハッハ



おばさん「いやぁ、あのお雪もとうとう女になったんだねぇ」



お雪「そ、それが……///」モジモジ



おばさん「ん?どうしたんだい?」



お雪「あ、あの………中で話していいですか?外ではちょっと………///」



おばさん「おぉ、そうかいそうかい、そりゃそうだね!ほら、入りな……今は旦那もちょうど明日の祭りの準備でいないから」



お雪「失礼します///」





ー居間ー


おばさん「それでぇ?どこまでしたんだい?」



おばさん「男君のことだからきっと二人とも相手してくれたんでしょ?」ニヤニヤ



お雪「…………///」ウツムキ



おばさん「?」



おばさん「どうしたんだい?」



お雪「そ、それがですね………///」



~カクカクシカジカ~



おばさん「」パチクリ



お雪「………///」



おばさん「か、噛んだ?」



お雪「はぃ///」



おばさん「…………ありゃまぁー」



お雪「///」モジモジ



おばさん「お雪、噛んじゃだめだよ」



お雪「………みたいですね///」







おばさん「…………どれくらいの強さで噛んじまったのさ……」



お雪「そ、その……強い方が気持ちいいかなって思って……」



おばさん「」



お雪「結構、思いっきり……///」



おばさん「」



お雪「あ、でも!血は出てませんでしたよ!」



おばさん「当たり前だよ!!」



お雪「うぅ………」シュン



おばさん「あんたね、血なんか出るくらい噛んでたら二度と男君に顔向けできなかったよ」



お雪「そ、そんなにですか……」



おばさん「当たり前さ、仮にあたしが男君だったらしばらくは距離とってほしいね」



お雪「い、いやです!そんなのいやですよ!」



おばさん「仮にっていったろ、落ち着きなさいな」



お雪「す、すいません……」




おばさん「かーっ、自分で学ぶのが一番だと思ってお雪にはそういうこと教えてなかったからねぇ……それが仇になるとは………」



お雪「で、ですから!」



おばさん「ん?」



お雪「ですから……その、教えてくれませんか?どうやったら男さんが気持ちよくなるのか」



おばさん「お雪……」



お雪「お願いします!私、もう失敗はだめなんです、男さんに愛想つかされちゃいます」ウルウル



おばさん(男君だったら愛想つかすことはないだろうけどね………)



おばさん(でも、これはいい機会だ、お雪もそろそろ覚えないとね………)



おばさん「お雪、覚悟はいいかい?決して簡単じゃないよ、男を満足させるのってはねぇ……」



お雪「覚悟ならできてます!私、何でもやります!」



おばさん「その言葉が聞きたかった」ニカッ




お雪「おばさん、なにをしたらいいですか?」



おばさん「そうだねぇ、一番早いのは実践なんだけどねぇ……」



お雪「実践というと?」



おばさん「だから実際にやるのさ、実物の男を相手にするのが一番だからね」



お雪「そ、そんな!!あの、何でもするって言いましたけど………男さん以外のなんていやですよ!///」



おばさん「わかってるよ、あんたにそんなことはさせないさ」



お雪「よ、よかった」ホッ



お雪「でもじゃあどうやって?」



おばさん「ほら、これを使うんだ」スッ



お雪「こ、これって………」












つニンジン








お雪「………………」




お雪「あの、これ………人参……」



おばさん「あぁ、人参さ」



お雪「え、えっと………?」



おばさん「だから、これで練習するのさ」



お雪「??」



おばさん「百聞は一見にしかず、まずあたしがやってみるよ」



お雪「お、お願いします」



おばさん「いいかい?よぉーく見てるんだよ」



お雪「はい……」ゴクリ…



おばさん「シュー……」スッ


おばさん「はm……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー割愛ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




おばさん「ふぅー、こんなもんさ」



お雪「…………っ///」パクパク



おばさん「どうだい、すごいだろ?」



お雪「っ……///」コクコク



おばさん「いやぁ人参相手に本気出しちまったよ」



お雪「わ、私も今みたいに出来るようになりますか?///」



おばさん「それはお雪しだいさ、出来るかもしれないし、出来ないかもしれない………」



おばさん「まぁ、お雪は基本飲み込み早いからねきっとできるさ」



お雪「す、すごい///」



おばさん「さぁ、練習あるのみさ!男君をあっと驚かせて、そしてイかせな!」



お雪「は、はい!///」



お雪(男さん、待っていてください………私、やってみせます!)メラメラ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーー



ーお雪宅ー



千夏「お腹すいたぁ~」ゴロゴロ



男「うるせーな、さっきからずっとそれじゃねーか」



千夏「だってもうお昼過ぎだよ!お腹すくでしょう!?男はすいてないの!!?」



男「すいてるよ、怒んなって………」



千夏「お雪ちゃんまだ帰ってこないのぉ~?」



男「知らねーよ………」グゥー



男「はぁ、千夏……お前なんか作れないのか?」



千夏「ぼく料理できないの知ってるでしょ」ブスー



男「いやでもお菓子は作れるじゃん」



千夏「お菓子とご飯は全然違うの!」



男「そうなのか………」



千夏「そうなのー」ゴロゴロ



グゥー



男・千夏「はぁー…………」



男(雪ちゃん何してんだろ……………)



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーー

ー夕方ー



お雪「はぁ……はぁ……はぁ……///」



お雪「ど、どうですか……おばさん」


おばさん「こ、これは…………」



おばさん(めっちゃ下手くそ!!!)ドーン



おばさん(な、なぜだい!!何でこんなに上達しない!)



おばさん(お雪、何でもできるくせに何でこれはダメなんだい!)



おばさん(あ、あたしお教え方が悪いのかい?………いや、そんなはずは……)



お雪「ーーー?おばさんったら!」



おばさん「…っは!な、なんだい?」



お雪「ですから、その……私、上達していますか?///」モジモジ



おばさん「え、えーっと………も、もう一回やってみようか」



お雪「分かりました……」



お雪「い、いきます///」スッ



お雪「はむっ///」チュパ



お雪「フゥッ……クッ……ンッ…///」



おばさん(やっぱりどう見ても………)



お雪「ンゥ……ンッ……レロッ……///」



おばさん(どう見ても、必死で奥歯を磨いているようにしか見えない!)ドーン



お雪「ど、どうですか?///」ハァ…ハァ…ハァ…



おばさん(こりゃ、あたしじゃ無理かもね……)



おばさん(男君、ごめんよ……お雪をよろしく……)



おばさん「ま、まぁいいんじゃないかな…」



お雪「ほ、ほんとですか!!」パァァァァ



おばさん「大丈夫、男君ならきっと大丈夫さ……」トオイメ



お雪「おばさん、ありがとうございました///」



おばさん「……………いいってことよ」



お雪「それじゃあ私もういきますね、男さんたちずっと待たせてるんで」



おばさん「あぁ、早くいってやりな」



お雪「はい!お邪魔しました」ピシャ



おばさん「…………………」



おばさん「……………赤飯はまだ先かね……」





お雪(やりました、やりましたよ男さん!)



お雪(おばさんに認められた私に怖いものなんてありません!!)



お雪「待っていてくださいねぇー!」タッタッタ



ーお雪宅ー



お雪「男さーん、千夏さーん、ただいま帰りましたー!」ガラガラ



シーン……



お雪「?」



お雪「いないんですか?」ガラガラ



男「」



千夏「」



死ーん……



お雪「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!」




お雪「お、男さん!千夏さん!大丈夫ですか!?」ガバッ



男「うっ……ゆ、雪ちゃんか?」



お雪「男さん!大丈夫ですか!?」



男「お、俺より………千夏は………」



お雪「千夏さん?」クルッ



千夏「ヴぅ~………ヴぅ……」



お雪「な、なんか危ない感じです!!いったい何があったんですか!?」



男「そ、それは…………」



ポワァーン




ー1時間前ー



千夏「あぁーもう我慢できない!」ガバッ



男「にしてもどうすんだよ?」



千夏「ぼくが作る!」



男「え………でもお前さっき…………」



千夏「大丈夫だよ、お菓子もご飯も要領一緒だから」



男「いってること違うぞ?」



千夏「いいの!ぼくだってその気になれば作れるんだから!」



男「そうなのか?」



千夏「そうなの!」



千夏「だてに美味しいもの食べてないからね、ちゃんと味は覚えてるんだから」フンス



男「………期待していいのか?」



千夏「ぼくに任せなさい!」



千夏「で、何食べたい?」



男「うーん……………回鍋肉!」



千夏「じゃあ野菜炒めね♪」



男「」




千夏「ちな~つクッキング★ヘイッ」クイクイッ



男「…………」



千夏「ヘイッ」クイクイッ


男「…………」



千夏「男ノリ悪ぅ~」



男「いや、どうしろと………」



千夏「料理するときはねテンション上げなきゃだめなの!」



男「いきなりすぎるわ」


千夏「もうっ!あとからテンション上げても知らないからね!」



男「ちょ、意味わかんない」



男「つーかお前マジで作れんのかよ?」



千夏「だいじょーぶだって、野菜炒めだよ?よゆーよゆー」



男(不安しかない……)



千夏「それにほら、見て」バッ



男「ん、それって……」



千夏「そう!お雪ちゃんの割烹着なのです!これを着ればぼくもお料理スキルが身に付くと言うわけさ!」フンス



男「………………」



千夏「それじゃあいきますっ」シュバッ



男「…………………」



男(……………不安しかない)




千夏「まずは野菜を水で洗いますっ」パシャパシャ



男「うん」



千夏「野菜切りますっ」トントントン



男「うん」



サクッ……



千夏「指切っちゃいました」ダラダラ



男「おい!」



千夏「まぁいいや」トントントン……ダラダラ



男「よくねぇぇぇ!!」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



千夏「手当てされちゃった★」



男「おまえ、テンション上げすぎ……」



千夏「それじゃ、野菜炒めます」



男「おう」



千夏「………………」



男「?………どうした?」



千夏「フライパンは?」



男「いや、ねーよ」




千夏「え、ないの?」



男「いや、あるわけないだろ、つーかお前この時代の調理器具使えんの?」



千夏「…………」



千夏「サラダ食べたくない?」



男「……………」



男(何となくわかってた)




男「もうそれでいい、サラダ食べたいです」



千夏「だよね!よーし、ちょっと待っててね」



千夏「何サラダがいいかな♪」



男「何でもいいよ」



千夏「よーし、キャベツいれます」



男「おう」



千夏「きったきゅうり」



>>35途中


千夏「切ったキュウリいれます♪」



男「おう」



千夏「レタスっぽいのもいれます♪」



男(ぽいの?)



千夏「なんだこれ?…………いれます♪」



男「ちょっと待て」



千夏「最後にドレッシングがわりに愛情かけて、出来上がりー♪」



千夏「男!できたよ、食べて!」キラキラ



男「待て、最後にいれたの何だよ」



千夏「何回も言わせないでよぅ///」



男「違う、そっちじゃない」



千夏「いいから!ほら、食べて」



男「食べてって………これ、生野菜じゃん……」



千夏「いいの!」



千夏「はい、あーん」



男「自分で食うわ」



千夏「恥ずかしがらないでいいよ、今は二人きりなんだから」



男「恥ずかしがってねーよ!食べにくいの!」



千夏「じゃあはい、食べてね♪」



男(こいつ、狙ってたな……)クッ…



千夏「ほれほれほれ」



男「わかったよ………ったく」



パクッ



千夏「どう?」



男「……………」モシャモシャ



男「……………野菜」



千夏「美味しい?」キラキラ


男(いや、普通に生野菜なんだけど……)


千夏「美味しい?」キラキラ


男「あ、あぁ……うまいよ」


千夏「よっしゃぁぁぁぁぁ」グッ


男(いや、どうしてそこまで喜べるんだ………)


千夏「それじゃあぼくもいただきまーす」シャクシャク


男(それにしてもサラダなんて久しぶりだな…………生だけど)


男(ん、なんだこれ……さっき千夏がいってたやつか………大葉っぽいけどなんだろ…)パクッ


千夏「うっ!!!」パタッ



男「!!!」ゴクン



男「ど、どうした千夏!」



千夏「そ、それ一気に食べたら………急に……」ユビサシ


男「それ?」



つ大葉みたいなやつ



男「」



千夏「うぅ……もう、だめ……」カク



男「お、おいしっかりしろ!」



男「!!!」グラァ



男(お、俺にもきやがった……!!!)



男(これマジでやばい………かも)バタッ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーー



男「その……大葉みたいなやつくったらこうなっちまったんだ……」



お雪「男さん、もしかしてこれですか?」スッ



男「そう、それ」



お雪「い、いけません!すぐに解毒を!」



男「え、解毒?」



お雪「説明はあとです、ちょっと待っていてください」



お雪「」ババババババババ



男「は、はえぇ」




お雪「男さんこれを飲んでください」スッ



男「わ、わかった」グビッ



お雪「千夏さんも」



千夏「ヴぅ……」グビッ



お雪「こ、これで大丈夫です」フゥ



お雪「しばらく安静にしていてください」



~しばらく経過~


お雪「大丈夫ですかお二人とも……」



男「あぁ、大分楽になったよ」



千夏「ありがとうお雪ちゃん」フゥ



男「にしてもなんだったんださっきの………解毒っていってたけど」



お雪「あれは見た目は大葉ですけど、毒草の一種です」



千夏「ど、毒草!?」



お雪「はい、名を“めっちゃ痺れ草”といいます」



男・千夏(何そのふざけた名前……)




お雪「普段はかぴかぴに乾燥させてから粉々にすることによって毒素はなくなり、調味料として使っています」



お雪「ですが、そのままで食べると全身が痺れて先程のお二人のようになってしまうんです」



男「ま、まじか……」



千夏「そ、そんなものだったの………」



お雪「まぁ死ぬことはありませんが、危なかったですね」



千夏「お、男、ごめんね?」



男「いや、しかたねーだろ知らなかったんだから……」



千夏「でも………」



男「でもじゃねーよ、俺も悪かったんだから、何の躊躇もせず食ったから……」



男「だからそんな顔すんなって」ナデナデ



千夏「お、男ぉ///」



男「ハハハ」



千夏「ヘヘヘ///」



お雪「おぉほん!!」



男・千夏「!!」ビクッ



お雪「お二人とも、無事で何よりですが、気を付けてくださいね」



男・千夏「はい」




千夏「そういえばお雪ちゃんは何してたの?」



お雪「へっ?わ、私ですか?」



千夏「おばさんちで何してたの?」



お雪「わ、私は……」チラッ



男「ん?」



お雪「そ、その………あれですよ、ちょっと勉強を………」



千夏・男「勉強?」



お雪「そうですっ、勉強です!」



男「朝からずっと?」



お雪「は、はい……とてもはかどりました」



男「そ、そうなんだ」



お雪「はい!ばっちりですよ」グッ




お雪「あ、あのご飯にしませんか?もうそろそろいい時間帯ですし……」



男「そうだね、実際野菜しか食ってないから腹減ってるんだ」



千夏「お雪ちゃーん、ぼくがっつり食べたい」



お雪「分かりました、たくさん作るので待っていてくださいね」



男・千夏「はーい」




千夏「はぁ~、やっと食べれるね」



男「あぁ、スゲー長かった」



千夏「ねぇ、そういえば明日ってさお祭りでしょ?」



男「おう、“願祭”だっけか」



千夏「楽しみだね~」



男「そうだな」



千夏「どんな屋台出るんだろ!」



男「…………お前な」



千夏「いや、実際そうでしょ、お祭りの楽しみは8割は食べ歩きでしょ!」



男「お前は10割だろ………」



千夏「そんなことないもん、ちゃんと他のことにも興味あるし!」



男「何よ?」



千夏「え、えーっとね…………あ!あれ!“恋結び”!!」



男「あれかぁ………いまいち信じられないけどな」



千夏「ったく、男は夢がないねぇ」



男「何でだよ……」



千夏「信じられないことこそ信じた方が楽しいじゃん♪」



男「そんなもんか?」



千夏「そうだよ♪」



お雪「お、男さんは恋結びに興味ないんですか?」トントントン



男「いや、ないことはないけどさ……何でも叶うってさすがにね………」



男「それ作ってる巫女さんってなにもんだって話だよ」



千夏「だからすごい人なんだよ」



男「すごすぎだろ」



千夏「お雪ちゃんは知らないの?その巫女って人」



お雪「たまに話に聞く程度です、あまり表には出てこないので……」



千夏「ふむ、謎の巫女か………これは匂うね」



男「なにがだよ」




千夏「千夏の勘さ」キリッ



男「………へー」



千夏「ちょ、つめたっ!」



男「雪ちゃーんあとどれくらい?」



千夏「無視!?」



お雪「できましたよー」



千夏「お雪ちゃんまで………ひどいよ」



男「ほら千夏、できたってよ」



千夏「…………」フイ



男「食わねーのか?」



千夏「……………………食べる」







男「そういえば祭りっていつ頃始まるの?」



お雪「明日の夕方から始まり、翌日の夜に終わりますね」



男「え、日を跨ぐの?」



お雪「はい、昔は五日間通して行っていたそうですよ?」



男「す、すげぇ」



千夏「恋結びっていつ配られるの?」モグモグ



お雪「私もこの村以外の祭りはわからないのですが、おそらく二日めの夜でしょう」



男「ま、目玉だからな」



男「それじゃあ昼頃こっち出て少し早めに花たちと合流するか」



千夏「そうだね」パクパク



お雪「花ちゃんの浴衣おめかしした姿、楽しみです」ハァー///



ワイノワイノ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーー

男・千夏「ごちそうさまでしたー」



お雪「はい、お粗末様です」



男「はぁー、うまかったぁ」



千夏「お腹一杯だよ」



お雪「フフっ、そういってもらえるとつくった甲斐があります」



千夏「お雪ちゃん、片付け手伝うよ」



お雪「ありがとうございます」



男「それじゃあ俺は風呂の用意してくるよ」



お雪・千夏「」ピクッ



男「ほいじゃ、いってきます」



お雪・千夏「いってらっしゃい」




お雪「………………」パシャパシャ



千夏「……………」パシャパシャ



お雪(今日はどうやって男さんと入りましょうか……)パシャパシャ



千夏(昨日は何だかんだで入ってなかったもんなー、まぁそれよりいいことはできたけどね///)パシャパシャ



お雪(昨日の今日ではがっつぎ過ぎと思われるでしょうか……)



お雪(いや、せっかくおばさんから習ったわけですし、善は急げと言いますし、やるしかありませんね!)グッ



お雪(今日こそ男さんを満足させて見せます!)メラメラ




千夏(やっぱりあんまり間隔あけない方いいよね……)



千夏(なんかうやむやになっちゃいそうだし、昨日の熱が冷めないうちに…………ヤろう!!///)グッ



千夏(今日こそはヤろう!もう中途半端なんか絶対にさせないんだから……)ゴゴゴゴゴ





お雪(しかし、男さんとするためには………)チラッ



千夏(男とヤるためには………)チラッ



お雪「……………」パシャパシャ



千夏「……………」パシャパシャ



お雪(千夏さんを何とかしなくちゃ………)ゴクリ



千夏(お雪ちゃんを何とかしなくちゃ………)ゴクリ



お雪・千夏(でも、どうしたら………)





コンマ

奇数・・・・お雪とお風呂で×××

偶数・・・・千夏とお風呂で×××


ゾロ目・・・・3×


↓×3



男「風呂もう入れるぞー」ガラガラ



お雪「わ、わかりました」



千夏「う、うん」



お雪「男さん、先に入っていいですよ?」



男「マジで?ならお先に入るけど」



お雪「えぇ、どうぞ……私はまだやることがありますし……」



男「千夏はいいか?」



千夏「べ、別にいいよ?」



男「おう、それじゃいってくるな」



お雪・千夏「いってらっしゃーい」


ピシャ


お雪「……………」



千夏「……………」








お雪「千夏さん、お茶飲みますか?」



千夏「ん?あぁ、うん飲むよ」



お雪「…………」



お雪「………どうぞ」スッ



千夏「ありがとう」グビッ



お雪「……………」



千夏「?………どうした……の?」クラッ



千夏(あれ………これって、もしかして)



お雪「千夏さん………ごめんなさい」



千夏「お雪………ちゃん……」パタッ



千夏(これって………)



お雪「はい、“めっちゃ痺れ草”です……」



千夏「!!」



お雪「効果はとても弱めです…………けど、しばらく動けません」



お雪「卑怯な真似してごめんなさい……ほんとうにごめんなさい」



お雪「…………でも、ここだけは譲れないんです」スクッ



千夏「うっ……くっ……」グググ



千夏(だめ、動かない……)





-脱衣場-



お雪「…………ふぅーっ」



お雪(落ち着いて……落ち着いて……)



お雪「…………」




パサッ




お雪「……………っ」



お雪「失礼します///」ガラガラ




-風呂場-


男「はぁー、気持ちいい」



男「なんか長かったなー、今日一日」



男(明日は願祭か……)



男「今日は早く寝なきゃな……」










ガラガラ



男「!!!」



お雪「失礼します///」




男「ゆ、雪ちゃん!?」



お雪「………///」



男(な、何でここにいるの!?)



男「雪ちゃん……何で……」



お雪「ご、ご一緒させてください///」



男「い、一緒って……」



男(な、なんだ!?雪ちゃんいきなりなんで………あれ、ってゆーか……)



男「ち、千夏は?なんでいないの?」



お雪「………言えません///」



男「言えないってどういう………」



お雪「…………///」チャプ



男「っておおい!!なに入ろうとしてんの!!?無理だってここには!」



お雪「大丈夫です……前も入ったんですから///」ギュゥゥ



男「ちょ、おい……」ギュゥゥ



男(ど、どうしたんだ雪ちゃん、いつもと様子違うんだけど……)




お雪「男さん、あの……昨日は本当にすいませんでした」



男「そ、そのこと気にしてないって!!」



お雪「私、もうあんなことしないように頑張ったんです」



男「へっ?」



お雪「私……い、今は男さんを満足させることできますよ?///」



男「な、なにいって……」



お雪「~~~~~///」



















お雪「……………私を抱いてください///」




男「ゆ、雪ちゃ……んむっ」



お雪「んちゅ……んむっ……ちゅっ…」



チュルッ……ンムッ……ンチュ…………………………



お雪「ぷはっ………///」ハァ…ハァ…ハァ…



男「……っ……っ」パクパク



男「ゆ、雪ちゃん………」



お雪「男さん、いいんですよ?///」



お雪「私の胸も、お尻も、……あそこも、全部男さんの好きなようにしていいんですよ?///」



男「きゅ、急にどうしたんだよ」



男(やばい、めっちゃ擦れて……)



お雪「急なんかじゃありませんよ、今日ずっとこのために頑張ってたんですもん///」



男「が、頑張ってたって……?」



お雪「な、内緒です///」



男「内緒って…………あ、」



ムクムクムク


グググ



お雪「///」ピトッ



男「ちょ、雪ちゃん!」



お雪「………しましょ?///」



男「」




ガシッ



お雪「んっ……///」ピクンッ



男「雪ちゃん………」ハァ…ハァ…ハァ…



お雪「は、はい…………吸ってください///」



チュッ…チュゥゥゥゥ




お雪「あっ///んんっ……」



チュパ…チュパ…レロ………



お雪(男さんのすっごい大きくなってる……)ハァ…ハァ…ハァ…






お雪「お、男さん………///」



男「なに?」



お雪「こ、こっちに座ってください」ザパァァッ



男「こう?」



お雪「はい///」



男Jr.「………ホウ」ギンギン



お雪「フゥー…フゥー…フゥー…///」



男「雪ちゃん、まさか…………」



お雪「や、やります///」



男「ま、マジで?」


お雪「も、もちろんです、やらせてください!絶対に気持ちよくさせますからっ」



男「わ、わかった!わかったから」


男(なんだこの鬼気迫る感じは……)



男「……………っ」ゴクリ…



お雪「……………っ///」ゴクリ…



男Jr.「………………」ゴクリ…

















パクッ



男「うっ……!!」ビクッ



お雪「い、いはいえふか?(痛いですか?)」



男「ち、違う……大丈夫、大丈夫だよ」



男(昨日も思ったけど、フェラって口に入れるだけでもすげーきもちいい……温かい息がかかって……めっちゃとろけそう……)ハァ…ハァ…ハァ…



お雪「よはっは……(良かった……)」



お雪(や、やりました……噛みませんでした……)



ングッ……ヂュルッ……ングッ……



お雪(でも、やっぱり大きい……人参とは全然違います///)



お雪「ぷはっ……ハァ…ハァ…ハァ…」



男「ゆ、雪ちゃん……無理しなくていいよ?」



男(やばい、実際もう出そう……)



お雪「む、無理なんかしてません///まだいけますっ」アムッ



男「うっ…!!」ビクッ



お雪(やめません、男さんが出すまで絶対にやめません!!)



ングッ…ヂュルッ…ズリュッ…………




男(雪ちゃん、すっげーぎこちない………)



男(でも、めっちゃ必死になってるのがやばい………)ハァ…ハァ…ハァ…



お雪(お、男さんのすっごくあつい……///)



お雪(口一杯に男さんのが……///)



お雪(でも……まだ足りません)



お雪(昨日、千夏さんはたしか…………でも、できるかな………いや、やらなきゃだめですね///)



ガシッ



男(ん?)



お雪「んんっ」ジュププププ



男「うおっ!!」ビクッビクッ



お雪(い、息できないっ)ピクッ…ピクッ…



男(喉めっちゃしまる!!)



お雪(い、一回放しt……



ガシッ



お雪(へっ?)




男「雪ちゃんっ……ごめんっ」



お雪(お、男さん?)



ドゴォ!!



お雪「!!!?」ゴフッ



ドスッ!…ゴリュッ!…ドスッ!…ドスッ!…



お雪「んっ…んっ…んっ……!!」



お雪(の、喉の奥まで一気に……!!)



男(やばい、喉超気持ちいい……!!)ドスッ…ドスッ…ドスッ…



お雪(男さんに頭押さえつけられて……私、まるでものみたいに……)



お雪「んっ……んぐっ……んんっ……///」



お雪(私……完全に男さんに支配されてます///)ジュク…ジュク…



男「雪ちゃん、もうでる!!」



お雪(き、きます!!)ガシッ



男「うっ……くっ……!!」ビクビクッ



ビュルッ…ビュルルルルルル…



お雪「!!」



お雪(こ、これが男さんの……///)ングッ…ングッ…



男「ちょっ……!!」



男(雪ちゃん吸い付きヤバい!!)ビクッ…ビクッ…



お雪「んっ……んっ……んっ……///」



お雪「っぷはぁ……///」ハァ…ハァ…ハァ…



お雪(ぜ、全部飲んじゃった///…………これは……)


お雪「美味しいです///」トローン



男「………っ」ゴクリ



男「雪ちゃん、ここ座って」ハァ…ハァ…ハァ…



お雪「はい……」




男「はぁ……はぁ……はぁ……」スッ



お雪「お、男さん……///」



男「ごめん、我慢できない」



お雪「……い、いいですよ///」パカッ



男「お、おぉ……」



お雪「/////」



お雪(お、男の人にこんなところ見られるなんて///)



お雪(でも、男さんなら………///)



男(す、すげぇ……)ゴクッ



男(これが……ま、まんこ……初めて生で見た……)



ネチョッ…



お雪「んっ///」ピクンッ



男(め、めっちゃ濡れてる………)



男(これがクリトリス……かたくなってる……)コリコリ



お雪「あぁっ///……っ」ハァ…ハァ…ハァ…




お雪(男さん、息がかかるくらい近くに……///)ハァ…ハァ…ハァ…



男(ど、どんどんでてきてる………っ)



チュルッ……



お雪「ひうっ!!……///」ビクンッ



男「はぁ……レロッ……ピチャッ……ンチュッ…」



お雪「あっ……あぁっ……///」パクパク…



お雪(な、なめてる!!男さんが私のあそこなめてるっ!!///)



お雪「おと……こ……さ……///」



ニュルッ……



お雪「!!!!」ビクッ




男(あ、入っちゃった)ニュルッ…ニュルッ…



お雪「!!?///」



お雪(な、なに!?何ですか!!??)



お雪(あ、圧迫感が………あそこに圧迫感が!!///)



お雪「なっ……なっ……!!」



男(あ、あったけぇぇぇ)



男(そして柔らかい!!)ピチャッ…ピチャッ…



男(これは…………)



男(気持ちいい!!!)カッ




ニュルッ……ニュルッ……ピチャッ……チュルッ……



お雪「っ!!……っ……んっ……///」ガクガク…



男(く、クリが真っ赤……)



ハムッ…



お雪「あっああああ!///」ビクンッビクンッ!!



男(雪ちゃん、イッた?)ハァ…ハァ…ハァ…



お雪「はぁ……はぁ……はぁ……///」



お雪(だめ………気持ちよすぎます///)




お雪「はぁ……はぁ……はぁ……///」



男「雪ちゃん………」ハァ…ハァ…ハァ…



お雪「男さん///」



ンチュッ……チュルッ………



お雪(し、幸せ///)



お雪(私、今が人生で一番幸せです///)



お雪(私だけの男さん………///)



お雪(わ、私だけの……………)



男「雪ちゃん、どうした?」



お雪「な、何でもないですよ?///」



男「?」



お雪「…………………」




男「雪ちゃん、あの………」



お雪「な、なんでしょう?///」



男「も、もう挿れたいんだけど……」ハァ…ハァ…ハァ…



お雪「い、挿れるって………」



男Jr.「………」ゴゴゴゴゴ



お雪「………っ///」ゴクッ…



お雪(わ、私も……早くほしいです///)ハァ…ハァ…ハァ…



お雪(で、でも…………)



男「雪ちゃん?」



お雪「ッハ………は、はい…いいですよ///」




ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……



お雪(男さんと一つになる……///)



お雪(私の一番の願いが叶う……………のに、)



お雪(何でこんなにもやもやするんですか………)



男「雪ちゃん………」スッ



お雪「あっ……///」



お雪(な、なにを考えているんですかお雪、今……この瞬間に集中しなくちゃ……///)



お雪「………っ///」



ピトッ



お雪「///」



男「い、いくよ」



お雪「は、はい///」



男(や、ヤバい……俺、とうとう童貞を卒業すんだな……)



男(しかもこんなかわいい娘と………)



男(ありがとう……ありがとう神様)



男(俺、男になりまs…お雪「や、やっぱり待って!!!///」



男「へっ?」




男「ゆ、雪ちゃん?」



お雪「あ、あの……やっぱりこれ、卑怯です!」



男「卑怯……?」



男(な、なにいってるんだ?)



お雪「男さん………一緒に来ていただけますか?///」



男「えっ? ………えっ?」



お雪「///」グイ






-居間-



お雪「ち、千夏さ……」



千夏「うっ……うっ……男ぉ……」グスッ



千夏「置いてかないでよぉ……」グスッ



お雪「っ…………」ズキッ



男(えっ?な、なにこの状況……)



男(千夏、寝転んだまま泣いてるし……)



男「雪ちゃん、これっていったい……」



お雪「………っ」ギュッ



お雪「千夏さん」ガラガラ



千夏「!」ビクッ



お雪「あの、お話が……」



千夏「こっち来んなよぉ!ばかぁ!!お雪ちゃんなんか大嫌いだぁ!!」ウワァーン



お雪「………っ」



男「ちょ、千夏……どうしたんだよ」



千夏「!!」



千夏「お、男ぉ!!」モゾモゾ



男「な、なんだその動き……」



お雪「……まだ痺れてるんです」



男「えっ?」



男「えっ、痺れてるってどういうこと?」



お雪「そ、その………」



千夏「んっ……うぅ~!」モゾモゾ



男「っておい、大丈夫か?」ガシッ



千夏「男ぉ!!」ギュゥゥ



お雪「ち、千夏さん……これを飲んでください」



千夏「今度は何さ!」



お雪「げ、解毒薬です……」



千夏「フゥー……フゥー……フゥー……!!」



お雪「………………男さん、お願いします」



男「お、おう………ほら、千夏飲め」クイッ



千夏「………………」



グビッ



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーー


-居間-



男「……………」



千夏「…………………」ブッスー←男にしがみついてる



お雪「…………………///」



男(気まずい……)



千夏「信じらんない」ブッスー



お雪「ほ、ほんとです///」



男「ほんとだって……」



千夏「ぼくにあんなことまでして、嘘だよ!」



千夏「ヤッてないなんて嘘だよ!!!!」




千夏「……………」



男「………………」



お雪「………………」



千夏「…………証拠は?」



お雪「えっ?」



千夏「ヤってないっていう証拠見せてよ」



お雪「しょ、証拠って………」



千夏「処女膜見せろy…へぶっ!!」ベシ



男「アホか!」ビシィ



お雪「?………しょ、しょじょまく?」



千夏「いったい!」



男「なんちゅこと言ってんだよ」



千夏「だって信じられないもん!男だって嘘ついてんじゃないの!」



男「ついてない!ほんとにしてないから!もう少しだったんだ………」



千夏「ねぇ、ちょっと残念がってない?」



男「は、はぁ?そ、そんなわけねーだろ」



千夏「………………」



男「な、なんだよ……」



千夏「何で…………んだよ」ボソッ



男「えっ?」



千夏「何で!お雪ちゃんには手ぇ出して、ぼくには出さないんだよ!」



男「えっ………」



千夏「いつもぼく後じゃんかぁ!」



男「お、おい………」



千夏「どうせぼくよりお雪ちゃんの方がいいんだろ!」



お雪「千夏さん……」



千夏「ぼくがどういう気持ちで倒れてたかわかる!?」



お雪「ご、ごめんなさい………」



千夏「いつも二人で、ぼくをおいてさぁ………」グスッ



男「ち、千夏、泣くn…千夏「泣いてないよぉ!!」グスッ



男(最後までいってないやん……)



千夏「もう二人で煮るなり焼くなり好きにしなよ!」



男「落ち着け、なにいってんだ(マジなにいってんだ……)」



千夏「もうぼく寝るもん!!」スタスタ……ピシャ



男「お、おい…………」



お雪「………………」



男「………………」



お雪「あの……ごめんなさい……私のせいで…」



男「いや、俺も悪いよ………」



お雪「………………」



男「…………………」



男・お雪(どうしよう………)







男「俺ちょっといってくる……」



お雪「そ、それじゃあ私も!!」



男「いや、たぶん来ない方が………」



お雪「っ…………わかりました」



男「うん………それじゃ…」



お雪「あの、お気をつけて………」



男「(何に!?)お、おう……」







男「千夏、は…入るぞ」ガラガラ



千夏「……………」



男「………………」



男(布団めっちゃ離してる………)




男「ち、千夏………」



千夏「………………」



男(見向きもしねぇ………)



千夏「…………何でこっち来たのさ、お雪ちゃんと一緒にいればいいじゃん」



男「………いやだ」



千夏「…………なんで」



男「お前をほっとけねーから」



千夏「………………」



千夏「………ついさっきまでぼくのこと忘れてたくせに」



男「…………………」



男「…………………ごめんなさい」


千夏「……………ばか」


男「ほんとごめんなさい……」


千夏「…………………」


男「………………」


千夏「……………………なんで、しなかったの?」


男「えっ?」


千夏「だからぁ………なんで…最後まで……///」


男「あ、あぁ……その…雪ちゃんが、やっぱりこれ…卑怯だって言って……」


千夏「………………」


千夏「……………ずるいよ」ボソッ


千夏「………………男、」


男「な、なんだ?」


千夏「ぼくね、男が好きなんだよ………」


男「あ、あぁ」



千夏「………………男は?」



男「す、好きだぞ………」



千夏「…………お雪ちゃんもでしょ?」



男「……………あぁ」



千夏「……………ほんとばか」



千夏「今くらいは嘘でも違うって言ってよ……」



男「ご、ごめん……」



千夏「ほんと、ずるいよ…男もお雪ちゃんも……」


千夏「……………ぼくもね」グイッ


男「えっ?」ガバッ


男「ち、千夏?」←馬乗りされてる


千夏「……お雪ちゃんとは最後までしなかったんだよね?」


男「あ、あぁ………」


千夏「でも、少しはしたんだよね?そういうこと……」


男「なっ……」


千夏「かすかにだったけど、聞こえてたよ?」


千夏「お雪ちゃんの声………」


男「っ…………」ゴクッ



千夏「なんか…聞こえた瞬間さ、自然と涙出ちゃったんだよね………」


千夏「そしてだんだん怖くなってきた………男、もうぼくのことは見てくんないんじゃないかって……」


男「千夏……」



千夏「ねぇ、ほんとに……ほんとにぼくのことも好き?」


男「……………」


千夏「………………っ」ビクビク


男(………震えてんじゃねーか)


男「好きだよ……マジで」


千夏「っ…………ほ、ほんとにほんと!?」


男「ほんとだって……あんま言わせんな………」



千夏「~~~っ///」



男「………///」



千夏「…………キスしていい?///」



男「……………だめ」



千夏「するもん///」チュゥゥゥゥゥ



ンチュッ……レロッ……ンムッ……チュルッ……



千夏「……っぷは………///」



男「……………」



千夏「今日は……これでいい///」



男(きょ、今日は……)



千夏「それじゃ、行こう?」



男「あ、あぁ」





-居間-


お雪「…………っ」ソワソワ



ガラガラ



お雪「!」



千夏「……………」



お雪「千夏さん……その……」



千夏「………ごめん」



お雪「えっ?」



千夏「その……いろいろわめいてごめん……」



お雪「そ、それは私が悪くて……」



千夏「男から聞いた………なんで、最後までしなかったの?」



千夏(理由は検討ついてるけど……)



千夏(ぼくも多分同じこと今考えてるから………)



お雪「それは………その///」



お雪「私、思ったんです………あのまましてしまっていたら卑怯だって……」



お雪「だって、千夏さん………」



千夏(うん、ぼくたちはもう……二人で………)



お雪「やっと私と対等になったんですもんね」



千夏「」



男「」



千夏「えっ?」



千夏「ちょ、……えっ?」



男「ゆ、雪ちゃん?」



お雪「だってほら、今までずっと私が正妻だったじゃないですか……」



男「」



千夏「……………は?」



お雪「でも私、千夏さんの行動を見ていて思ったんです……」



お雪「この人となら、男さんを分かち合ってもいいかなって………」



千夏「」ヒク…ヒクヒク…



男「ち、千夏!!おちつこう、大丈夫一回おちつこう?」



お雪「千夏さん、私……あなたを認めます///」



男(雪ちゃんもうやめてぇぇ!!!)



プツン



千夏「お雪ちゃん、間違っちゃだめだよ」ニコニコ



男(あ、あの顔は……)ガクガク



お雪「はい?」



千夏さん「正妻だったのはぼくだよ?」ニコニコ



男(千夏さんやー!!!)



お雪「ど、どういうことですか?」



千夏さん「いいかい?ぼくは12年間男と一緒にいたんだよ?」



お雪「じゅ、十二年………」



千夏さん「そう、お雪ちゃんよりずーっと男のこと分かってるんだ」



お雪「わ、私だって男さんのこと知ってますよ!」



千夏さん「男の年は?誕生日は?おねしょ卒業した年は?」



男「ちょ、なにいってんの!?」



お雪「えっ?……えっ……えっと………」



千夏さん「12月9日生まれの18歳、因みにおねしょは9歳の冬ごろまでしてた」



男「最後のいらない!つーかなんでしってんだよ!!」



お雪「っ………」


千夏さん「ほらね?」ニコニコ



お雪「うぐぐ……」ギリッ



お雪(私だって!)



お雪「お、男さんの好物は?」



千夏さん「天ぷら」



お雪「さ、昨夜の寝言は?」



千夏さん「『雪ちゃん……それはいたい』」



お雪「わ、私と男さんが出会った日履いていたふんどしの色は!?」



千夏さん「黒でゴムのとこがしましまになってるやつ、因みにあれはボクサーパンツって言うんだよ?」



お雪「~~~っ」ナミダメ



男「だからなんで知ってんだよ!?怖いわ!!」



千夏さん「それとあの日、男はずっとチャック全開で過ごしてた」



男「ちくしょーーー!!!」



男(俺あの日チャック全開だったのかよ……だから学校でなんか笑われてたんだ……)ガク



千夏さん「…………」ニコニコ



お雪「~~~っ」ムーッ



お雪「……ですもん……」



男・千夏さん「ん?」



お雪「正妻は私ですもん!」



お雪「私の運命の人は男さんですもん!」



千夏「ぼくもだって!!」



お雪「だから!!私は千夏さんを認めようと……」



千夏「なんで上からなんだよぉぉぉ!!」



男「お、落ち着け二人とも」



お雪・千夏「」グルンッ



男「うおっ!!」ビクッ



お雪「幼馴染みなんてずるいです!反則です!なんで男さん、私の幼馴染みじゃないんですか!!」



男「なんでって……どうしようもないでしょう」



千夏「大体なんで男そんなにモテてんだよ!!学校ではそんなにいなかったのに!」



男「知るかっ!!俺が知りたいわ」



お雪「なんで私の幼馴染みじゃないんですか!?」



男「いやだから無理だってばそれは!!」



千夏「なんでだよ!クリスマスやバレンタインとかいつも寂しい思いしてた非モテだったのに、女子から『ちょっと怖いよね』って言われてたのになんでだよ!」



男「ちょ、お前ほんとに俺のこと好きなのか!?」



千夏「好きだよ!!!」



男「まじか!!」



お雪「どうして私の幼馴染みじゃ……男「だからそれは無理だって!!!」



男・お雪・千夏「はぁ……はぁ……はぁ……」



男「ちょ、疲れた……」



千夏・お雪「うん(はい)…………」



男「二人とも……落ち着いたか?」



千夏「……………まぁ」



お雪「…………はい」



男「良かった………」



千夏「………お雪ちゃん、ごめんね」



お雪「私こそ……ごめんなさい……あの、私が言いたかったのは……」



千夏「わかってるよ……ぼくも同じこと思ってたから………」



お雪「ほ、ほんとですか」



千夏「うん……」



千夏「それに、男はぼくたちのこと好きなんだって……二人ともね」


お雪「!!」


男「そ、それお前いっちゃうの?」


千夏「だって男言わないんだもん」



男「今のやり取りで言う暇はなかっただろ……」


お雪「そ、それじゃあ……」



千夏「うん、ぼくたちは………」



お雪「ふ、夫婦……ですか…!!」



千夏「そう……"夫婦"さ!!」



男「えっ、夫婦?」



千夏さん・お雪「は?」



男「いや、あの、違うよ?」



男「ただ、いきなり夫婦か、って思っただけで、ほら、本来ならその前にさいろいろ段階あるじゃん?」



男「ど、同棲とか、両親に挨拶とか!」



千夏「ぼくのパパとママは認めてるよ?さっさとくっつけって」



男「マジですか!?」



お雪「私の父上と母上も応援してくれてますよ?」



男「えっ?雪ちゃんの両親って………」



お雪「たまに見えますよ?」



男「マジですか!?」


お雪「それに、同棲はもうしてますし……」


千夏「実際ぼくたち、あんなことやこんなこともしちゃってるし……///」


お雪・千夏「もう夫婦しかないでしょ?」



男「そ、そっすね………」



お雪「男さん!あの、『雪』っていってください!」ワクワク



男「ゆ、雪……」



お雪「はぁ……あなた///」ウットリ



千夏「ぼ、ぼくも!」



男「ち、千夏……」



千夏「はーい///」



男「……………」




お雪「どうしましょ、夫婦ですよ千夏さん!」



千夏「そうだよ!ぼくたちは妻で、男は……」



お雪・千夏「夫~~♪」



男「お、おう………」



お雪・千夏「きゃー///」



男(ど、どうしたんだ………)



お雪「今日は記念すべき日です!何かしましょう!」



千夏「そうだね!男、何したい?」



男「いや、あの……今日はもう寝たいんだけど……(明日祭りだし……)」



お雪・千夏「!!!」



千夏「ね、寝るってあれだよね?その……いやらしい方だよね」ヒソヒソ



お雪「も、もちろんですよ!だって初夜ですよ?ただ寝るなんてないでしょう?」ヒソヒソ



男「」



男「あ、あの………」



千夏「ちょ、ちょっと待てね!心の準備するから///」



お雪「し、寝室整えなきゃ///」



男「いや、違くてさ……」



千夏・お雪「………なに(なんですか)?」



男「普通にもう寝たいんですけど……」



お雪「」



千夏「」



男「ほ、ほら、今日はもう遅いしさ?疲れてるじゃん?」



お雪「」



千夏「」



男「や、やっぱり初めてなわけだし、万全で臨みたいじゃん?」



千夏「……………まぁ」



お雪「………………そうですけど」



男「だ、だからさ、今日はもう寝よう?」



お雪・千夏「………………」



男「っ………………」ゴクッ



お雪・千夏「………わかりました(わかったよ)」



男「お、おう」



男(あっぶねー!!!)



男(こんなテンション高い二人を相手にって……初心者にはハイレベルです!!)



男(とにかく寝よう……今日はいろいろありすぎた……)



-寝室-



千夏「んしょ、よいしょっと」ススス



千夏「よしっ、これでOK」



お雪「はい、男さ…あなた、いいですよ///」ポンポン



男「いや、名前でいいよ……」



お雪「そうですか?それじゃ、男さん、いいですよ」ポンポン



千夏「早く早く」ポンポン



男「わかったから」ヨイショッ



お雪「それじゃ、明かり消しますね」フッ



お雪「男さん、おやすみなさいっ」フフッ



千夏「おやすみ♪」



男「………………」



お雪「んふふっ」スリスリ



千夏「えへへ///」ガッシリ



男「………………」



男(今日は一段と……強い)ギュゥゥ



お雪(いい匂いです///)



千夏(しあわせ~///)



男「………おやすみ」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーー



チチチ……チュンチュン……



お雪「ん……んん」ゴシゴシ



お雪「朝ですか………」フイ



男「すぅ……すぅ……」



千夏「ん~……むぅ」ムニャムニャ



お雪「………フフッ///」



お雪「朝ですよー、男さん、千夏さん」ユサユサ



男・千夏「あと五分………」ムニャムニャ



お雪「起きなさい」ペシッ



-井戸場-


ガヤガヤ ワイノワイノ



おばさん「おや、お雪たち、おはよう」



お雪達「おはようございます」



「また3人で水汲みかい、」



「なかいいねぇ」



お雪・千夏「えへへへ///」



おばさん「……………」



おばさん「お、お雪………」



お雪「はい?」



おばさん「その……昨日はうまくいったのかい?」ヒソヒソ



お雪「んふふっ///」



おばさん「んふふっ///って………う、うまくいったのかい!?」



お雪「内緒です///」



おばさん「な、内緒?」



お雪「はい、内緒です♪」



男「雪ちゃん、顔洗っちゃおーぜ」



お雪「はーい、今いきます///」



お雪「それじゃおばさん、失礼しますね」



おばさん「あ、あぁ……」



お雪「あ、昨日は本当にありがとうございました」ペコッ



おばさん「い、いいってことよ……」



おばさん(ど、どうなってるんだい………)



おばさん(お雪のあの態度……失敗したとは思えないけど)



おばさん(もしかして……成功した?)



おばさん(馬鹿な……あの技で……うまく行くわけはない!!)



お雪「あなた、行きましょう?」



男「あ、あぁ……」



男(みんなの前で言われるのはずいな……)



おばさん「!?」



おばさん(『あなた』!?)



おばさん(な、何がどうなってるんだい……)



おばさん(あの気は……夫婦の気!!)



おばさん(お、おかしい……夫婦の気を出しながらお雪からは生娘独特の匂いがしている……)



おばさん(それはつまり、夫婦でありながら交わっていない、ということ……)



おばさん(そ、そんなことがありえるのかい?そもそもお雪は昨日ヤル気満々だったのに……)



「いやー、男君ったらべっぴんさん二人つれていいねぇ」



おばさん「!!」



おばさん(そ、そうだ……千夏ちゃんもいる、千夏ちゃんはどうなんだい?お雪と男君が夫婦と言うのなら千夏ちゃんは………)



千夏「男、片方持つよ」



男「おう、さんきゅっ」スッ



千夏「ん、それとお雪ちゃん、」



お雪「はい?」



千夏「今度料理教えてくれない?ぼくも覚えたいんだ」



お雪「いいですよ♪一緒に男さんに作りましょうね」ニコッ



千夏「うん♪」



男「お雪ちゃんが教えんなら心配ないな」



千夏「見ててよ、今度はちゃんとしたの食べさせてあげるから!」グッ



男「あぁ、頼むよ」ハハハ



おばさん「…………っ」



おばさん(ば、馬鹿な!!こっちにも夫婦の気だと!?)



おばさん(つまりあれかい………二人とも妻ってことかい!?)



おばさん(そ、そんなっ………)



おばさん(男というのはたくさんの女を抱くことはできる……動物の本能としてむしろできて当然)



おばさん(しかし!!愛するとなると話は別だ……)



おばさん(複数の相手を平等に愛するのは簡単じゃない………どんなに心がけてもわずかな優劣ができてしまうもんさ……)



おばさん(でも、あの三人からはその陰りが全く感じられない……)



おばさん(千夏ちゃんが来た頃一夫多妻だのとちゃかしたけど、まさか男君……本当にやってのけたのかい!?しかも抱かずに!!)



おばさん「!!!」



おばさん(ち、ちがう……抱かなかったから!?)



おばさん(抱かなかったからこそ、平等の愛せる……ということかい!?)



おばさん(いや、……でもそれぐらいしか思い付かない……)



おばさん「男君……いや、三人とも大したもんだよ……」



おばさん(………でも、男君が女を知ったら…………どうだろうね……)



おばさん(なんたって女の体は男にとって毒にも密にもなるからね………)フッ




-家-



男「さてと、飯も食ったし、これからどうする?少し早いけど行く?」



お雪「そうですね、行きましょうか、早く花ちゃんに会いたいですし♪」



千夏「あ、待ってて……ぼく浴衣持ってく」



お雪「あ、それなら私も持っていきます」



男「え、今のじゃだめなの?」



お雪「もちろんですよ、年に一度のお祭りなんですから特別なもの着ますよ?」



男「そ、そうなんだ……」



千夏「全く、これだから男は」フッ



男「なんかムカつく」



----------少し経過-----------



お雪「準備できましたよ!」



千夏「それじゃいこう!」



男「おう!」



お雪「花ちゃんに会いに!!」


千夏「屋台食べつくしに!!!」



男「お、おう」



-城下町-


ワイワイ ガヤガヤ ジャカジャカ



男「おー、めっちゃ人いるなぁ」



お雪「お祭りですもん、皆さん楽しみのようですね」



千夏「あ、お団子屋さんよっていこうよ、花ちゃん達に持っていこう?」



男「だな」



-お団子屋-



商おじ「おぉ、お前さんらも来たな、いらっしゃい」



お雪「こんにちわ」



男「どーも」



千夏「やっほー」



商おじ「悪いが今日は個室は無理だよ、祭りがあるからって昼前だってーのに客がわんさか来るもんだからよぉ」



千夏「あーいいよ、今日はお土産だけだから」



商おじ「そうかい、それじゃちょっと待ってなすぐに持ってくっから」



お雪「お願いします」


ガヤガヤ ワイワイ


「おー、お嬢ちゃん達、かわいいじゃないの」


お雪・千夏「?」


男「ん?」


「ねぇ、一緒に遊ばない?団子ごちそうすっからさ、ね?」


お雪「え?あ、あの……」


「そーだ、今日一緒にお祭りいこうよ!俺たちと回ろうぜ!」


千夏「……………?」



「いいからさぁ、行こうよ♪」グイッ


お雪「ちょっ、やめ…男「なにさわってんのお前……」ズイッ


「えっ?」



男「あ?」


千夏(あ、男怒ってる感じ………)


男「俺の連れだからさ、な?」←結構でかい



「えっ?あっ……そ、そーだったんすか?」ヘ,ヘヘ



お雪「違いますよ!!」



男「えっ?」



お雪「連れじゃなくて妻です!!」



「つ、つま?」



お雪「はい!!」



「………こ、こっちは?」



千夏「妻だよ?」



「」


男「ちょ、お前ら……」


お雪「ほんとのことじゃないですか」


男「そ、そうだけど………こう街中で大々的に言われるのは……」


千夏「もー、男は気にしすぎだよ、今時珍しくないって」


男「こいつら全力で首振ってんだけど………」


「ふ、ふたりとも?」


男「わかる………お前らの言いたいことはわかるから、もうどっか行け」


「は、はい」トボトボ


お雪「あの、男さん、」


男「ん?」


お雪「今の人たちってなんだったんですか?」


男「あー、今のはナンパだよ、この時代にもいんだなあーゆーの」


千夏「うそっ、やっぱり今のナンパだったの?」


男「それ以外ねーだろ」


千夏「お雪ちゃん!ぼく達今ナンパされちゃったんだって!!」


お雪「なんぱ?」



千夏「えっ?あ、えーっと………男、何て言ったらいいの?」



男「んー、つまりあれだ、雪ちゃん達口説かれてたんだよ」



お雪「わ、私たちがですか!?」



男「うん」



お雪「で、でもなぜですか?私、初めて会いましたよ?」



男「ナンパってそーゆーもんだよ」



千夏「まぁ、ぼく達がかわいいからね、しょーがない」



男「自分で言うな」



お雪「それじゃ、一目惚れですか?」



男「ん?あー…まぁ、違くもないかな」



お雪「そ、そうですか///」



千夏「お雪ちゃん、あーゆーのについてっちゃダメだからね?さっきは男がいたからいいけど、もっと強引なやつもいるからね」



お雪「い、いきませんよ!男さん以外眼中にありませんっ!」



男「っ……」



お雪「どうしました?男さん」



千夏「嬉しいんでしょ?ね?照れてんでしょ?」



男「ちげーよ馬鹿!」



千夏「ふふっ、分かりやすいねぇ」



千夏「でもね、ぼくもね……男以外眼中にないからっ」



男「………おう」



千夏「照れろよぉー!!」



男「そんなわざとらしく言われても無理だわ」



千夏「くそっ!!!」



男「あんまおっきい声で言うな……」



商おじ「お待たせー、お土産ようさ」



千夏「ありがとね、商おじさん」



商おじ「いいってことよ、おまいさんらもお祭り楽しんでこいよ」



千夏「はーい♪」



男「よし、そいじゃいくか」



お雪「はいっ」グッ




-城・門の前-



お雪「ふぅ、着きましたね」



男「やっぱでけーな……」



千夏「早くはいろ!」



男「あ、あぁ……えっと、すいませーん」ドンドン



ガラガラ



門兵「なにもn……っ」



男「あのー、男ですけd…門兵「男様がいらっしゃったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」



城中「!!」



男「」



千夏「」



お雪「」



門兵「開門!かいもーん!!!」



ゴゴゴゴゴゴゴゴ



侍女達「"おかえりなさいませ"男様、お雪様、千夏様」



男「」



お雪「」



千夏「」




千夏「お、男……これなに?」



男「し、知らねーよ……」



お雪「今、おかえりなさいませって……」



侍女A「お、男様、お雪様、千夏様、お待ちしておりましぇた」



男(しぇた……)



お雪(しぇた……)



千夏「侍女さん今しぇたって言ったよね?」



男「ばっか!!」ペシッ



千夏「あうっ」



侍女A「///」カァー



侍女A「は、花様と菊様がお待ちです……こちらにどうぞ///」



男「ど、どうも」ハ,ハハハ



お雪「い、行きましょう」ハ,ハハハ



千夏「ねぇ、しぇたってちょっと可愛かったよね?」ヒソヒソ



男「お前黙っとけや!!」



侍女A「~~っ///」ナキメ



お侍女「…………」スタスタ



男達「…………」スタスタ



「男様達いらっしゃったって」ヒソヒソ



「Aさんずるい!私がご案内したかったのに!!」ヒソヒソ



「でもさっき噛んでたわよ」ヒソヒソ



男(……………聞こえてる)



「しぇたってなによ、しぇたって………」ヒソヒソ



「あまりいっちゃダメよ、あの娘すっごい緊張してたんだから」ヒソヒソ



「緊張しすぎよ、最初のでだし声が裏返ってたじゃない」ヒソヒソ



男(だから聞こえてるって!!)



男「……………」チラ



侍女A「…………」ツ-



男(無表情で泣いてる!!)



男(ヤバい、なんか可哀想………)



侍女A「着きました……こちらです」ツー



男「あ、ありがとう」



侍女A「それではごゆっくりと……」



男「…………」ピシャ



「噛んじゃったぁー」ウワーン バタバタ



ヨシヨシ,ダイジョウブヨ



男達「っ……………」



男(な、なんでこんな重い気持ちになんなきゃいけないんだ……)




タッタッタッタ



男「ん?」



花「男」ダキッ



男「おう花、元気だっ…花「遅い」



男「えっ?」



菊「こんにちは男様、お雪様、千夏様、ようこそいらっしゃいました」ペコッ



男「お、おうきk…菊「遅いです」



男「えっ?」





菊「どんだけ待たせるんですか……アホですか」



男「え、結構はやめに家出たんだけど………」



菊「そっちじゃありませんよ…………アホ」ボソッ



男「今アホって……」



お雪「花ちゃん!お雪ですよ~」バッ



花「………………いや」ギュッ



お雪「んなっ!!」ガーン



男「ハ、ハハハ………雪ちゃんどんまい」



千夏「おいで~花ちゃん」バッ



花「ん」トテトテ



お雪「!!!!」



お雪「」パクパク



男「雪ちゃん、言葉にしよう……」



千夏「あ、菊ちゃんこれ、お団子持ってきたよ」スッ



菊「まぁ、ありがとうございます、早速いただいてもよろしいですか?」




千夏「もちろん♪」



菊「それでは皆様、一先ずお茶にしましょう」



男「おう、行こうぜ花」



花「ん」



お雪「」パクパク



男「雪ちゃん、い…行こう?」




菊「それでは、お茶を用意させましょうか………」パチンッ


ガラガラ


侍女達「ここに」ズラッ


男「す、すげぇ」


菊「男様達からお土産をいただきました、お茶を用意してほしいのですが……」


侍女達「すぐに!」


菊「ありがとうございます」


ピシャ



「私が用意するっ」



「私がやるから!!」



「じゃああたし持ってく係りね♪」



「なにいってるの!私が持っていきます!!」



「落ち着いて、まだ慌てる時じゃない……………………私が持っていく」



「ふざけないで!!」


ワーワー,ゴチャゴチャ



男「………………」



お雪「…………………」



千夏「………………」



菊「申し訳ございません、彼女達はまだまだ未熟なもので……」



男「いや、全然いいけど……」



千夏「男、色目使っちゃダメだよ」



男「使わねーよ!!」



ガラガラ!!



男「うおっ」ビクッ



侍女達「「「お、お待たせいたしました///」」」



お雪「」



千夏「」



男「」



菊「申し訳ございません、彼女達はまだまだ未熟なもので……」



男「お、おう……」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーー

菊「ーーーーそれで、男様……少し気になっていたのですが……」


男「ん?」


菊「お雪様達と何かあったのでしょうか?」


男「何かって…………」


お雪「ふふふふ、分かりますか菊さん………」


千夏「分かっちゃったかな、菊ちゃん………」フフフ


菊「……………まぁ、そんなあからさまにべったりされれば」


花「……………」モグモグ←あぐらのなか


お雪「実はですね、私達昨晩………」


菊「」ピクッ


お雪「男さんの妻になったんです♪」


千夏「きゃー///」


男「ちょっ、あんま大きな声で………」


ポトッ


花「」←だんご落とした



バリンッ



菊「」


男「」


お雪「」


千夏「」











湯飲み砕いた………




菊「………………今なんと?」



お雪「で、ですから……つ、妻に……」



菊「…………………」ゴゴゴゴゴゴ



お雪「……………ならせてもらったわけです、はい」



男(声ちっさ!!!)



千夏「ごめんなさい」



男(謝った!!!)



菊「………………本当ですか?………男様、」



男「え、その……つまりだな………」



菊「真か、否か?」ユラッ



男「真でございます」



菊「…………………」



花「…………………」



男達「っ……………」ゴクリ…



菊「男様、確認なのですが………」



男「はい」



菊「お雪様は先ほど『私達』と申されましたね」



男「はい」



菊「お二人とも、妻なのですか?」



男「はい」



菊「…………………わかりました」



パチンッ



ガラガラ!!



侍女達「ここに……」



菊「聞いてましたね?」



侍女達「はい………」ゴゴゴゴゴゴ




男(な、なんだこの重たい空気は………)



菊「男様、しばし "奥様方"をお借りします」



お雪・千夏「えっ………」



菊「花様はここでお待ちください」



花「…………………」



菊「皆さん、わかってますね?」



侍女達「はい」



ガシッ



お雪「えっ?えっ?」



千夏「な、なに?」



男「ちょっ、菊さん?な、なにを………」



菊「ですからしばし、お借りします……」ユラァ



男「どうぞ」



お雪「男さん!!」



千夏「男ぉ!!」



男(すまぬ……許せ)



ゾロゾロ…


菊「失礼します」



ピシャ



男「……………」



花「……………」




「な、なんですか!なにする気ですか!!」



「えっ?えっ?な、なにしてんの!!?」



「ち、千夏さ…きゃっ!!や、やめてください///!!」



男「ちょ、なにやってんだよ……」スクッ



グイッ



男「ん?」



花「だめ……」



男「いや、でも……」



花「大丈夫だから」



男「………………わかったよ」



「やっ!!こんなことして///……あー!!!」



「だめだめだめだめ!!!菊ちゃんそれはだめだって!///」



「力を抜いてくださいっ」



「「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ///」」



男「……………大丈夫じゃなくね?」

膜の確認か



ガラガラ…


男「お?」



菊「お待たせしました男様、花様、」



お雪「うっ……うっ……///」



千夏「………///」ウツムキ



男「な、何があったんだ………」



お雪「男さーん」ワーン



男「だいじょぶか雪ちゃん………」ヨシヨシ



男「な、なにされてたの?」



お雪「うっ……うっ……」フルフル



男「ち、千夏………」



千夏「………>>150///」ボソッ



男「えっ?なんて?」



菊「いやー、失礼いたしました!少々手荒でしたね」



男「(さっきより機嫌はいい?)だから何してたんだよ?」



菊「おや、わかりませんでしたか?」



男「いや、悲鳴しか聞こえてこなかったんだけど………」



菊「>>150様は察したようですが?」



男「だ、誰?」




菊「花様、まだ大丈夫でしたよ」ニコッ



花「ん………///」



男「えっ?えっ?」



菊「男様、へたれでありがとうございます」



侍女達「「「ありがとうございます!!」」」



男「へたれ…………?」



菊「もう下がっていいですよ」



侍女達「「「はい」」」




ピシャ



菊「しかし、妻………ですか」



お雪「そ、そうですよ!妻です!!」



菊「しかし、一度も交わってもいないのに………」



菊「あ、妻(仮)ということですか」



千夏「違うよ!妻(正)だもん!!」



菊「それならなおさら大事ですよ?お互いの相性というのは………」



お雪「相性?」



菊「ええ、相性が悪ければ長続きしません、絶対に」



男(えっ?これってもしかしてあっちの話?)


男「……………」スッ


花「?」←耳塞がれた


お雪「そんなのばっちりに決まってるじゃないですか!」


菊「なぜ言い切れるんですか?処女ですよね?」


男「おい、あんま大声で……」


お雪「処女ですよ!!!」


男「雪ちゃん!!」


千夏「ぼくも処女だよ!」


男「だからぁ!」


お雪「だいたい、菊さんだって処女でしょう!!」


菊「ええ、処女ですよ?」


お雪「じゃあバカにしないでください!」


菊「していませんよ?ただ、一度も抱かれたことがないのになぜ相性がよいと言い切れるのでしょうか?抱かれたことないのに………」


男「待てお前ら!会話がエグすぎる!!!」


お雪「じゃあ、一部屋借りてもよろしいでしょうか!!?証明して見せます!」


男「雪ちゃんなにいってんの!!?」


菊「いいですけど…………私が先ですよ?」


お雪「は、はぁ!?」


男「ちょ、落ち着け!!花いるんだぞ!」


花「男………」クイクイッ


男「あ、わりぃ……力込めちゃったか?」


花「大丈夫………あのね」


男「ん?」



花「花も処女だよ……///」



男「」



男「ま、待て花……しょ、処女が何か知ってるのか?」



花「ん」コクッ



男「ど、どこで……」



花「菊」



男「」グルン



菊「それは当然です、そちらの知識もつけさせておかなければいけないので」



お雪「処女じゃないですか菊さん」ボソッ



菊「」カチン



菊「処女でもお雪様よりはたくさん知っていますよ?なんなら試してみましょうか?」クイクイッ



お雪「臨むところです!私だって師匠(おばさん)からいろいろ教わったんですから!」シュッシュッ



男「おい、その手の動きをやめろ二人とも」



千夏「ぼ、ぼくだってネットでいろいろ調べてたもん!!」ギュルギュル



男「何その動き!?お前、何調べてたんだよ!」




菊「……………」クイクイッ



お雪「…………」シュッシュッ



男「お、おい……無言で迫ってくんのやめろ、めっちゃ怖いから」



千夏「…………」ギュルギュル



男「お前のそれはマジでなんなの!?違う意味で怖いからっ!!」



花「…………」ギュッ


男「ちょ、花?何でつかんでんの?逃げれないんだけど?」



クイクイッ……


シュッシュッ……


ギュルギュル……



男「や、やめて!!やめてぇぇぇぇぇぇ!!!」


男「だ、誰か助けてぇぇぇぇ!!!」


ガラガラ!!


「「「ここに!!」」」


男「!」


男「こ、こいつら押さえてくれ!頼む!」


「「「は、はいっ!!」」」


お雪・千夏「!!!」ビクッ←さっきのでトラウマ


「押さえました!男様!○○が押さえました!」


「ちょ、今のは私でしょ!男様、△△ですっ」


「あなた達こっち手伝って!」


菊「私にはむかうんですか………覚悟はいいですね?」ゴゴゴゴ


「っ……………」ジリッ


ガラガラ!!



「煮物持ってきましたー!」バンッ



菊「な"ーーーー///!!!」



「今よ!」ガシッ



男「す、すげぇ侍女さん達……………ん?」



花「……………」



男「………………」



花「…………………」



男「よっと」ヒョイ



花「ん……///」





「」



>>157


最後の「」は気にしないでいいです


勝手に出てた……



男「み、みんなありがとう……」



侍女達「「め、めっそうもございません///」」



お雪・千夏「色目!!!」



男「使ってない!!!」



菊「や、やめて///煮物やめて///」フラフラ



男「き、菊~?大丈夫か」ポン



菊「いやぁぁぁぁ!!さわらないでください///!!!」



男「」



お雪・千夏「!」



菊「ッは!!…………お、男様、違いますよ?今のは……」



男「いや、あの………ごめん」



菊「ち、違いますって!今のは……じょ、条件反射と言いますか……」



男「条件反射………」



菊「~~っ!違いますって!」



菊(あ~もう!あなた達覚えてなさいよ)ギロッ



侍女達「し、失礼しますっ」ヒュン




花「よしよし」



男「花………」ギュー



お雪(い、いいなぁ///)ハァ…ハァ…ハァ…



千夏「お雪ちゃん、顔ヤバイよ……」



菊「そ、それじゃあ気を取り直してお祭りにいく準備しましょう!」




菊「あれ?そういえばお雪様と千夏様、その荷物はなんでしょう?」



千夏「これ?ほら、お祭り用の浴衣だよ」



お雪「私のこれ、母が来ていたものなんですよ」



男「おー、二人ともきれいじゃん」



千夏「ふっ、当たり前じゃん♪まぁ、まず着る人がいいもんね」



男「間違った、雪ちゃんのきれじゃん」



お雪「ありがとうございます///」フフッ



千夏「ちょっとー!!」






男「菊達はどんなの着るんだ?」


菊・花「」キョトン


男「ん?どうした?」


菊「えっ?あの……『お祭り用の浴衣』ってなんですか?」



男「えっ?何って………ねぇ?」



千夏「えーっと、ほら、普段着ないけど特別な日に着るやつだよ、お洒落したいときに着るような……」



菊・花「」キョトン



千夏「あれ?」



菊「あ、あの申し訳ございません、私達普段お祭りどころか滅多に外にもいかないのでそういう特別な着物を持ってないんです……」



お雪「でも、さっきお祭りにいく準備しましょうって………」



菊「いえ、財布をちゃんと持ちましょうという意味で………」



お雪「そ、そうなんですか……」



菊「普通の着物じゃだめなんですか?」



男「いや、全然いいと思うぞ?実際ほら、花と菊って普段着がその……スゲーじゃん」



花「……………」



菊「……………」



男「ど、どうした?」



お雪's浴衣「」キラキラ



千夏's浴衣「」キラキラ



花「花も欲しい………」



菊「私もです」



男「でも、今着てるやつでも十分……」



菊「でも、特別感がないじゃないですかぁ、ねぇ?花様」



花「ん」コクッ



男「なら買いにいくか?」



菊「いいんですか?」キラキラ



男「おう、雪ちゃん、祭りまであとどんぐらいある?」



お雪「まだ余裕はありますよ」



男「それじゃあ祭りの前に浴衣買いにいくか」



菊「はいっ♪」



花「ん」




-城下町-


ワイワイ ガヤガヤ



菊「わー、やっぱり活気がありますね!」



男「ほんとな、それは毎回思う」



菊「これが将来男様が治める町なんですね」



男「おい」



菊「それじゃあ早速行きましょう♪」



男「おい待てよ………ったく」



千夏「それにしてもさ、」



菊「はい?」



千夏「菊ちゃんも花ちゃんも男が買った着物ちゃんと着てるんだね」



菊「もちろんです、大切に着ていますよ」



花「ん」



菊「これ、お忍びで城をでるのにちょうどいいんです」



千夏「あー、そういうこと」



男「じゃあさ、今日の祭りそれで…



菊・花「だめ、絶対」



男「」


あれ?書き込めてんのかな……

なぜか>>161以降見れない


だめだ、みれない


おぉ!みれた
何か騒いですいません


>>165の続き

-着物屋-


千夏「男、元気出しなよ」



男「…………落ちこんでねーよ」



千夏「はいはい、ほら、菊ちゃん達先いってるよ」



菊「たくさんありますね………花様は以前来たことがあるんですよね?」



花「ん」コク



お雪「花ちゃん、これなんてどうですか?かわいいですよ」



花「………」フルフル



菊「こちらはどうでしょう?花様にぴったりですよ?」



花「………」フルフル



千夏「花ちゃんはどういうの着たいの?」






花「男が選んだのがいい……」



菊「」



お雪「」



千夏「」






男「!」






男「へへっ、やっぱり花それ着て行きたいんじゃ…花「違う」



男「」



花「これも好き……」



男「!」



花「でも、お祭りようじゃない……」



花「とくべちかんが欲しい……」



お雪達(((特別感!!)))



男「………OK、了解した………花、俺に任せろ……最高の着物を選んでやる!!」グッ



花「ん!」キラキラ



~選んでる中~



男「ふむ……どれがいいかな~」



男「ッハ」ビビビッ



男「こ、これは………」



男(さ、最高だ……これだ、これに決めた!!!)



男「よし、花のとこに行こう」ダッ



お雪「待ってください!!!」



男「うおっ!!どうした雪ちゃん……」



お雪「男さん、まさか今持っているそれを買うつもりじゃ………」



男「えっ?そうだけd…お雪「絶対違いますよね!!」



男「」




お雪「あのかわいい花ちゃんにそんな可愛さとは対局に存在する浴衣を勝手あげるつもりなんて……ありませんよね?」



男「そ、そんなわけないじゃん?ハ、ハハ……雪ちゃん、俺はただこれ破きたくなっただけで……」



お雪「そうだったんですか……」ホッ



お雪「でも、商品ですから破いちゃだめですよ?気持ちはわかりますけど」



男「だ、だよねー……は、はははは」



お雪「それじゃあ私は戻りますね」



男「お、おう……」



男「………………」ジーッ



男「雪ちゃん、これ、可愛くは…お雪「ないですね、全く」



男「だよね!」



お雪「それじゃ、あっちで待ってます」



男「お、おう……」




男「だ、だめなのか……これ」



男「…………何がだめなんだ……」ボソッ



男「ん~、でもこれは持っていけないな……」



男(何かあっかな………)



男「おぉ!?」ビビビッ!!



男「こ、これいいかm…千夏「ないね」



男「………………」



千夏「ないね」




男「何でここにいんの?」



千夏「心配になって」



男「……………」



千夏「きてよかった」



男「これも………だめなのか?」



千夏「だめだよ………」



男「っ…………」



千夏「だってそれ、罰ゲームレベルじゃん………」



男(泣いても……いいですか……………)

-選んでる中-

男「………………」テクテク


男(お、これとかいいも……)ヒョイ


お雪『可愛くない』

千夏『罰ゲーム』


男「……………」スッ←戻す


男「………………ふう」


男(だめだぁぁぁぁ!!)

男(選んでも選んでも、さっきからフラッシュバックして全部戻してしまう!)

男(くそっ、こんなことならいっそ雪ちゃん達に頼って……)


花『男が選んだのがいい……』

男「……………」

男(だめだ、俺が………俺が選ぶんだ!)グッ

男「待ってろ花、絶対にいいやつ見つけてやる!」


~ちょっと経過~

男(花に合うもの……花に合うもの……花……花……花……)


男「ぬぁっ!!」ビビビッ!!!


男「こ、これd菊「ふっ!!」ドスッ


男「グハッ!!!」


男「な、なにしやがる………」ガクガク


菊「いえ、私も流れに乗ろうと思いまして」


男「殴ってきたのはお前だけだ……」


菊「なんと!!」


男「なんと!!じゃねーよ!」


菊「怒っちゃやですぅ~」プクー


男「……………お前が男だったら蹴りいれてるからな」


菊「では女の私にはナニを挿れてくれるんですか?」


男「字がおかしい!!!」


菊「ふふっ、それじゃあ向こうで待ってますね」タッタッタ


男「あいつマジで何しに来たんだ………」



男「待たせたな!花ぁぁぁ」ドーン



花「ん!!」キラキラ



男「俺が選んだのはこれだぁ!」バッ



お雪達「!」



花「お、おぉ……」キラキラ



男「どうだ雪ちゃん!」



お雪「か、可愛いです………」



男「千夏!!」



千夏「す、すっごくいいよ」



男「ふっ、花は気に入ったか?」



花「………///」コクコク



男(ぃよっしゃぁぁぁ!!!)グッ



男(やっと、やっと認められた……)ホロリ



男(ありがとう……ありがとう神様)


>>5の画像の着物を選んだ



男「そいうや菊はもう選んだのか?」



菊「はい、これです」バッ



男「おぉ、真っ赤………」



菊「ええ、よく映えると思うんです」



男「あぁ、似合いそうだな」



菊「着る人がいいですから」



男「ははは、そうだな」



千夏「ねぇ?ぼくのときと違くない?」ネェネェ



男「それじゃあ、浴衣買ったし一回花んちもどっか……」



菊「そうしましょう」



花「ん」スッ



男「おう」ギュッ



お雪「私はこっちです♪」ガシッ



千夏「あ、ちょっ……」



菊「おや………」



お雪「早い者勝ちですっ」フフッ



千夏「男!肩車して!」



男「いや、ムリだ」



千夏「くそっ!!!」



男「だからあんま大声でいうな………」



菊「肩車………///」ポッ・



千夏「どうしたの菊ちゃん?」



菊「いえ、何でもありません……」



菊「それと千夏様、男様に肩車してもらうときは気を付けた方がいいですよ?」



千夏「えっ?何が?」



男「」ダラダラダラダラ



菊「いえ、やっぱり何でもありません」フフッ



千夏「?」



-城・客室-



お雪「それじゃあ、着替えてきますね」



男「おう」



千夏「覗いちゃだめだよ?」



男「覗かねーよ!」



菊「それでは男様、少々お待ちください」



男「おう」



ワイワイ キャッキャッ


「えっ!!菊さん胸大きい!!」



「何いってるんですか、こんなのまだまだです」



「で、でもぼくたちよりは………」



「………………」



「花様はこれからですよ!きっと来年にはボンキュッボンですって!」



男(…………聞こえてる)



「…………ぼんきゅっぼん?」



「いやぁ、無理じゃ………」



「花ちゃんはそのままでいいんです!」



「…………知っていますか?女性の胸って、男性にもんでもらうと……大きくなるそうです」



「それ聞いたことあるっ」



男(おい)



「それ本当ですか!!」



男(嘘だから!)



「ええ、だから花様も大丈夫ですよ」



「ん……///」



男(んって何が?何が大丈夫なの!?)



ガラガラ!!



男「うおっ!!」



菊「お待たせしました男様」



ズラァ



お雪「………///」キラキラ



千夏「へへへ」キラキラ



花「…………」キラキラ



菊「どやぁ」キラキラ



男「お、おぉ、スゲーじゃんみんな」



男「お?花、髪纏めたのか」



花「ん」



千夏「ぼくがやったんだよ!」フンス



男「上手いな、めっちゃ可愛いじゃん」



花「………///」



ドンドンッ ドドドドンッ!!



お雪「あ、お祭りが始まる合図です」



千夏「早く行かなきゃ!行列できちゃうよ!屋台!」



男「あせんなよ、お前迷子になりそう」



千夏「なんないよ!」



菊「なんだかドキドキしますね」



花「………///」ドキドキ



お雪「それじゃあ、行きましょうか」



男「おう」



ガヤガヤガヤガヤ ワイワイワイワイ



男「おぉー、やっぱすげーな……人も多いけど、出店の量もスゲー……」



菊「あ、いい忘れてましたが男様、」



男「ん?」



菊「今回私と花様は身分を隠していますので」



男「?」



菊「ですから、何の権力もない私たちはただのか弱き乙女なのです、しっかりと守ってくださいませ」



男「(お前はか弱いか……?)任せろ」



お雪「大丈夫ですよ菊さん、男さんは日中私と千夏さんを"なんぱ"なるものから守ってくれたんです」



菊「なんぱ?」



千夏「ナンパって言うのはね~~~」



男「花、手ぇ話すなよ?」



花「ん………」ギュッ



ワイワイ ガヤガヤ


男「さてと、どこいく?」



千夏「決まってんじゃん」



花「ケバブ………」



男「………だよな」



男「菊、ケバブの屋台ってどこだっけ?」



菊「こちらです」スタスタ



チラチラ ザワザワ



男「……………」



千夏「どうしたの?男……」



男「いや、なんか見られてね?俺ら」



お雪「確かに……さっきから視線を感じていました」



菊「当たり前じゃありませんか」



男「えっ?」



菊「だって私たちって端から見れば………」



お雪「?」キラキラ



千夏「?」キラキラ



花「………」キラキラ



菊「なかなかの美女を4人も男様一人で独占しているんですもの」キラキラ



男「」



千夏「おぉ///」



お雪「まぁ///」



菊「淫らですね」



男「どこがだよっ!」



男「……………でも、言われてみれば普通じゃねーよな……この光景……」



菊「それに男様なかなか大きいですもんね」



男「あー、それもあっかな」



菊「…………………」



男「?」



菊「淫らですね」



男「何がっ!?身長の話だよな!」



お雪「あ、見えてきましたよ、ケバブの屋台」



千夏「わっ、結構並んでる……」



菊「ケバブは人気ですもん、ですがご心配なく……ここで待っていてください」






千夏「?」



菊「お疲れ様です」



おっちゃん「ん?おぉ、菊さんじゃねーか、珍しいね祭りに来るのは」




菊「はい、花様の付き添いです」



おっちゃん「!!?………は、花様も来てるのかい!?」



菊「はい、あと………………男様もです」



おっちゃん「!!!!!???」



おっちゃん「どこ!どこにいるんだ!?」



菊「こちらの行列に並んでいるんですが………ん~、まだまだかかりそうですね……」



おっちゃん「なに水くせーこといってんだ菊さん、すぐに用意すっからよ!その男様に会わせてくれねぇか?」



菊「まぁ、でもそうしたら並んでる皆さんに悪いですよ」



おっちゃん「なにいってんだい!この出店はそもそも花様の家の方で設けてんじゃねーか、それに花様と男様を待たせるわけにはいかねぇよ」



菊「っ………ありがとうございます、すぐに男様を呼んできます」



おっちゃん「おう!」



菊「…………………ふふっ」



千夏「美味しかったねーケバブ♪」



お雪「はい、やはり祭りと言えばケバブですね」



花「………♪」



男「うまかったけどさ、何で俺あんなにおっさんから挨拶されたの?」



菊「さあ?どうしてでしょうね?」フフッ




ドンッ! ドンドンドンッ!!



ザワザワ



男「?…………なにこれ?」



菊「どうやら恋結びの抽選券争奪戦開始の合図のようですね」



男「抽選券争奪戦?」



菊「はい、毎年恋結びは一~百までの札の中から抽選で選ばれた人に与えられるんです」



菊「そしてその百枚の札を毎年多くの人が求めるんですが、その方法は…………」



男「方法は?」



菊「早い者勝ちです」



男「えっ?」



菊「早い者勝ちです」



お雪「あ、あの!菊さん、私のは………」



菊「ちゃんと用意してありますよ、しかし苦労しました………私の力を使っても一枚しか用意できませんでした」



菊「えっと、七番ですね」スッ



お雪「あ、ありがとうございます!」



千夏「い~な~」



男「諦めろ、お前はどうせ持ってても当たらねーから」



千夏「そんなのわかんないじゃん」


ドドドドド……


男男「ん?」


ドドドドドドドドド!!


男「おいこれって……」



菊「早い者勝ちですからね、皆さん全力疾走でお寺に向かうんでしょう」



男「いやいやいや、ここにいたら………」



菊「ヤバイですね」



男「だよな!」



千夏「えっ、ちょっ!!どうしよう!もう来ちゃってるよ」



お雪「は、早く避けましょう!」



菊「間に合わないかも……」



花「男………」ビクビク


男「や、ヤバイ!皆離れるn………」


ドドドドドドドドドドドドドドド!!


お雪「お、男さん!!」グイグイ



千夏「わっ!!ちょ、押さないで!」グイグイ



菊「男様!花様をお願いしますっ!」グイグイ



男「お、おい!皆っ!」


「ーー、ーー!」


「ーーー!」


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド


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>>202
まだまだぁ!!


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ーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーー

男「はぁっ……はぁっ……」


男「大丈夫か、花」



花「ん」ガッシリ


男「よかった………」



男(まずいな……完全にはぐれた)


男(あいつら大丈夫か………)



花「男………」クイクイッ



男「ん?」


花「ほどけそう………」スルッ



男「おお!?ま、まじか」


男(さっきもみくちゃになってるときに引っ掛かったのか?)


男(でも、俺帯の巻き方なんて知らねーよ………)



花「…………」スルスルッ



男「わわわっ………とりあえず人目につかないとこに行こう」


花「ん」



男「よしっ、でもどこいけば……」


クイクイッ


男「ん?」



花「おんぶ………」



男「あぁ、そうだな、ほら」



花「んっ」ガシッ



お雪「いたた……」



お雪「こ、ここどこでしょう……大分流されてしまいました」



お雪「男さんたち大丈夫でしょうか……」



「あれ?昼間のお嬢ちゃんじゃない?」



「うおっ、マジだすごくね?」



お雪「えっ?」



「おっ?今一人じゃね?」



「昼間の野郎はどうした?」



お雪「い、今はぐれているんですっ」



「なに~?はぐれてるだってぇ?こいつはいけねぇな」



「あぁ、こんな人混みのなかで自分の連れを一人ぼっちにさせるなんて、だめだろ~」



お雪「お、男さんは花ちゃんを守ってたんです!」



「はな?はなってのは昼間いたもう一人のかわい娘ちゃん?」



お雪「違います、千夏さんじゃなくて別の………」



「別の!?」



「おいおい、あんたらほんとに夫婦か?」



お雪「も、もちろんですよ!」



「でも今あんた一人じゃねーか」



「あの野郎、そのはなって娘の方がいいんじゃないのかぁ?」



お雪「そんなことっ………」



「だからよ?な?俺たちが慰めてやるよ」グイ



お雪「やっ!放してください!」



「いいからいいから、あんなやつより俺達の方がいいかってこと教えてやるよ」



お雪「や、やめて」プルプル



「ははっ、震えてるよ!可愛いなぁ」



お雪「や………やめ………」プルプル



お雪(こ、怖くて声がでない)



「ほら、あっちの茂み行こうか」グイグイ



千夏「うおりゃっ」カーン!!



「!!!??」



千夏「お雪ちゃん大丈夫!?」



お雪「ち、千夏さん!!」



「おい!!大丈夫かっ」



「お母さんお母さんお母さんお母さん」



「てめっ!金的なんてサイテー野郎だ!」



千夏「はぁ?か弱い女の子一人を襲おうとしてる奴らにサイテーとか言われたくないし、あと野郎じゃないし」



「こんのくそアマッ!!」ダッ



千夏「わっ、」



お雪「千夏さんッ!」




「うおおおっ…………う"っ!
」フッ



「」ドサッ



お雪・千夏「えっ?」



菊「大丈夫ですか、お二人とも」



千夏「菊ちゃん!」



お雪「菊さん!」



千夏「あ、菊ちゃんもう一人いるからっ……」



「」チーン



千夏「終わってた………」



菊「これが"なんぱ"でしょうか?」



千夏「こいつらはただの下衆だよ」



「」チーン



菊「とにかく男様と花様を探しましょう」



お雪「あ、あの人たちは……?」



菊「捨てておきましょう、明日の朝には目覚めますが、しばらく歩けないようにしておきました」



お雪・千夏「す、すごい」ゴクリ…



菊「それよりお二人を探さなくては」



お雪「そうですね」



千夏「大丈夫かな、二人とも……」



-男・花サイド-



男「はぁっ……はぁっ……だいぶ歩いたけど………」



ワイワイ ガヤガヤ



男「いっこうに人がいないとこが見つからないっ」



花「男………」トントン



男「なんだ?」



花「あっち」ユビサシ



男「あっち?………………ん?なんだあれ……」



男(林の奥に、ちっちゃい……………なんだあの建物……?)



男(ん?鳥居があるってことは神社か?)



男「でも真逆にもでっかい神社があったよな……」



男「ま、この際なんでもいいか」





グググ……



男「だめだ、開かねぇ」



花「男、」



男「どうした?」



花「全部ほどけた………」ハラリ



男「うおっ!押さえろ押さえろ!~~っしょうがねー、この建物の裏に行こう」



-裏-



男「くそっ、どうやって巻けばいいんだこれ」



花「寒い………」ブルブルッ



男「も、もうちょっとまってろすぐやるから」















??「……………」ジーッ



花「寒い………」モゾモゾ



男「ちょ、動くなってすぐ終わっから」



??「……………」



男「ん?」



??「…………」ジーッ



男「」



・人気のない場所


・帯がほどけてる女児


・「すぐ終わるから」



ポク…ポク…ポク…チーン



??「ロリコンじゃな」



男「違うっ!」


もう寝ます



男「ち、違うぞ?これはあんたが思ってるようなやつじゃないから!」



??「いやいや、別にそなたらが何をしようと構わんよ?」



??「ただ、やるなら別の場所でやってくれぬか………我が家の裏でやられるとさすがに気が散るのじゃ」



男「いやだから!違うっt………えっ?我が家?」



??「あぁ、そうじゃよ?ここは我が家……」



男「えっ?ここって神社じゃ………」



??「そうじゃよ?」



男「…………………神様ですか?」



??「………………」



神様「そうじゃ……」



男「ま、マジすか!?」



??「嘘じゃ」



男「なっ!!」



??「ほれ、姫が危ないぞ」



男「えっ?」



花「………くしゅっ」ハラリ



男「おおお!!大丈夫か!花」



花「…………寒い」ズズッ



男「ま、待ってろ………えーっとこれをこうして……」アタフタ



??「はははっ、見てられんわい、こっちにお上がりな」



男「す、すいません」




男「おじゃまします……」ギィ



??「ほら、姫、おいでな」



花「ん……」



男「えっ?」



??「ふふっ、不思議そうじゃな」



男「いや、花が他人に素直に近づくのは珍しいから……」



??「姫はもとから素直な娘じゃろう?」



男「知り合いなんすか?」



??「まぁ……そうじゃな」



男「?」



??「ほれ、これで大丈夫じゃろ」



花「ん」ビシッ



??「男ならこれくらいできなきゃだめであろう?」



男「うっ………」



??「まぁ、そのうち覚えればよい」



男「はい…………」



??「………………ふむ」ジーッ



男「な、なんすか………」



??「……………まだ童貞か」



男「は、はぁ!?」



??「その反応………間違いないのう」



男「な、なにいって………」



??「初日はないにしても、二日目くらいにはお雪とかいう娘と交わると思っておったが………今じゃ四人か、逆にすごいのぉ」



男「お、おい……なんで雪ちゃん達のことしってんだよ………」



??「神様だからじゃ」



男「嘘つけっ!」



??「ふふっ、楽しいのぉ」



男(なにがだよ……)



男「あんた、なにもんだよ」



??「おや、警戒せんでよいぞ?」



男「いや、するだろ」



??「まぁ、そうじゃな………勝手に身の回りの事情を知られていたらいい気はしないからな」



男「…………で?なにもんだよ」



??「そうじゃな………」ウーン



??「巫女………といえばいいかの?」



男「み、巫女!?巫女って、あの?」



巫女「おや、知っておるのか」




男「菊から少し聞いたくらいだけど………」



男(この人が巫女?…………なんか、全然どれっぽくない……)

「全然どれっぽくない」って方言なのでしょうか?

もしただのうち間違えでしたらすいません…

S と D の打ち間違いじゃね?

>>222
すいません>>223のいうとおり、打ち間違いです

×どれっぽい

○それっぽい



巫女「ふふふ、意外か?」



男「えっ?いや、そんなことは」



巫女「別によい、自分でも思っとるからの」



男「えっと……巫女さんて、神社にすんでんの?」



巫女「皆がそうというわけではない、儂がこの場所が好きなだけじゃ……」



巫女「静かじゃろう?ここ」



男「確かに……なぜかここだけ人いなかったし…」




巫女「ちょっとな、人避け結界張ってるんじゃよ」



男「け、結界!?」



巫女「静かなのが好きなのでな」



男「ちょ、待って!結界ってなんだよ!」



巫女「あぁ、知らんのか、結界というのは……」



男「いや、あの、どういうものかはなんとなく分かんだけど……」



巫女「ふむ、ではなぜ驚く?」



男「そんなの使ってる人見たことないんだけど……」



巫女「なんじゃ、そっちの巫女は使ってないのか?」



男「人避けなんてすげーの知らねーよ………」



巫女「何をいう、これくらい序の口じゃ」



男「ほ、ほかにもできんのか?」



巫女「そうじゃな………」フム



巫女「姫よ、こちらに……」



花「…………」トテトテ



巫女「」ブツブツ…



男「?」



巫女「びーまいべいべーびーまいべいべーびーまいべいべーびーまいべいべーびーまいべいべーびーまいべいべーびーまいべいべーびーまいべいべーびーまいべいべーびーまいべいべーびーまいべいべーびーまいべいべーびーまいべいべーびーまいべいべー……」ブツブツ



男「」



男(なにこれ………)



巫女「やぁっ!」バッ



花「…………」フワッ



男「!!?」



男「う、浮いた!?」



花「男………」フワフワ



男「マジで………浮いてんのか……」



巫女「~~~~っ!ふぅーー……」



花「ん」スタッ



巫女「どうじゃ、すごいじゃろ……」ゼェーハァー



男「す、すげぇ!」



巫女「ふふ、そうじゃろ、すげーじゃろ」フフフ



男「俺も!俺も浮かしてくれよ!」



巫女「嫌じゃ」



男「えっ………」




巫女「あー違う違う、嫌じゃなくて無理なんじゃ……」



男「な、なんで……」



巫女「重い、疲れる」



男「んなっ………」



巫女「姫だけでも結構きついんじゃ、ましてや大男なんて、勘弁してくれ」



男「大男って………」



巫女「それにほれ、そろそろ時間じゃ」



男「時間ってなんの……」



「男さーん!、花ちゃーん!どこですかー!」



「男様~、花様~、乳くりあうのは帰ってからにしましょ~」



「ちょ、菊ちゃん!乳くりあうとか大声で言わないでよ///!!!」



男「……………お前の声もでけーよ」



巫女「元気じゃのう」フフフ



巫女「ほれ、早く行っておやり、おなごを待たせてはいかんぞ?」



男「あ、あぁ………花いこう」



花「ん」



男「えっと、ありがとうな」



巫女「よいよい、儂も久しぶりに楽しかったからの」



男「また来てもいいか?」



巫女「なんじゃ、儂に惚れたか?」



男「ちげーよ!」



巫女「冗談じゃ、あぁ、よいぞ……そなた達なら歓迎しよう」



男「おしっ、それじゃあな」



巫女「あー、男よ………」



男「ん?」



巫女「そろそろ抱け」



男「はっ?」



巫女「でなければ意味がないからの………」



男「えっ?何が………」



巫女「ほら、行った行った」バッ



男「うおっ」フワッ


男「おお!俺飛んで……へぶっ」ドシーン!


花「飛んでない……」スタッ


男「くっそ~覚えてろよ……」パンパン



お雪「こっちから男さんと花ちゃんの匂いがします!」


千夏「あ、いたよ!男と花ちゃん!」


菊「ご無事……のようですね」ホッ


お雪「よかった!よかったですぅ~!」ダキッ


男「うおっ、雪ちゃん危ないよ」


菊「どこで乳くりあっていたのですか?」


男「あってねーよ!ほら、ここの神社に………ってあれ?」


千夏「神社?どこにあんの?」


男「いや、ここにあったんだけど………」


男(あ、もしかして、これが結界か?)


男「花」チラ


花「…………」フルフル


男「………だな」


お雪達「?」


男「いや、なんでもない………道に迷ってたんだ」


お雪「そうだったんですか、でも無事でよかったです」


男「そっちもな、大丈夫だった?」


千夏「それがね!危なかったんだよお雪ちゃんが~~~~」


ナニッ!!ダイジョウブカユキチャン!! ダイジョウブデスヨ












巫女「………ふふ、期待してるぞ?男」



男「あ、そういえば雪ちゃん恋結びは?」



お雪「っは!忘れてました!」



千夏「そもそもぼくたちがはぐれる原因恋結びだったよね………」ハァ



お雪「じ、神社に急ぎましょう!まだ間に合いますっ」



ドン!ドン!ドン!



菊「当選発表の合図ですね」



お雪「わわわっ!まだだめですー!!」ダダダダ



男「おい雪ちゃん!……………俺たちもいこう」



菊「はい」



千夏「うん」



男「花、おんぶすっか?」



花「ん」コク



男「よしきたっ」ヨイショッ



千夏「男早く~」



男「今行く」



タッタッタ……



-神社(大)-



千夏「おーい、お雪ちゃーん」フリフリ



お雪「み、皆さん!」



菊「どうですか、呼ばれましたか?」



お雪「まだなんですっ!最後の一人みなんですけど………」



男「まじか!……んー微妙だな」



お雪「当てます!絶対に当てます!」



「それでは~、最後の一人を発表します……」



お雪「き、来ました!」ドキドキ



「さて最後の幸福者は………」



お雪(お願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますっ)



>>238コンマ
奇数…………当選
偶数…………ドンマイ

ほい



「………九十二番!!!」



キャーッ!!ヤッターッ!! ワーワー



お雪「」ガクッ



巫女『ありゃ、だめだったかの……』



千夏「あちゃー、残念だねお雪ちゃん……ってお雪ちゃん!?」



お雪「嘘です嘘です嘘です嘘です嘘です嘘ですこんなの間違ってます間違ってますよ、だって一番想いが強いのになんでですかおかしいでしょ、おかしいですよね?どうして……どうして……」ブツブツ



千夏「お、男~………お雪ちゃんやばいよ~」



男「あ、あぁ……」



菊「花様、男様に隠れましょう」



花「ん」



男「ゆ、雪ちゃん………そんなに落ち込まなくても……ね?」ハ,ハハハ



お雪「だって………せっかく………願い事が叶うと思ったのに……」



男「いや、でもほら、来年もあるわけだしさ?そんときにもう一回挑戦しようぜ?」



お雪「いま……なんて?」



男「えっ?来年もう一回挑戦しようって………」



男(あれ?なんかヤバイこといったっけ………)



お雪「それじゃあ!来年も一緒に祭に来てくれますか?」



男「えっ?うん、もちろん」



お雪「再来年も、その次もずーっとですか!?」



男「?…………う、うん」



お雪「っ………」パァァァッ



お雪「約束ですよ?絶対ですよ?」



男「お、おう」



お雪「んふふっ♪」



お雪「願い事叶いました♪」



男達「?」






巫女『……………』



カーンカーンカーン



男「ん?これは………」



菊「お祭りの一日目が終わったようですね……」



千夏「嘘っ!?まだほとんど食べてないのに!」



男「今日はしょーがねーだろ、また明日にしようぜ」



千夏「うぁ~」



男「ほら、帰るぞ」



千夏「分かったよー……」



菊「行きましょうか花様」



花「ん」コク



菊「あ、男様、もちろん今日は泊まっていってくっださいね」



男「えっ?でも……」



菊「もう準備はさせてあります、侍女達の頑張りを無駄にさせないであげてくださいませ」



男「えっと………雪ちゃん?」



お雪「泊まっていきましょうよ男さん♪」ルンルン



男「あ、あぁ………(やけに機嫌いいな)」



菊「ありがとうございます」



男「いや、礼を言うのはこっちだけどな」



千夏「またあのお城に泊まれるの?やったー!」



菊「それではまいりましょう」



菊「戻りました」



侍女達「「おかえりなさいませ」」



侍女A(お食事とお風呂の準備できていますが、お食事とお風呂の準備できていますが、お食事とお風呂の準備できていますが、お食事とお風呂の準備できていますが、)フゥーッ!



侍女A「お食事とおふりょ!!…………」



菊「」



お雪「」



千夏「」



花「」



男「」



侍女達「「」」






















侍女A「」



男「え、えーっと!ご飯がいいな!お腹すいてっかさぁー!」



お雪「そ、そうですね!私もお腹ペコペコです!」



男「だよねっ!今日はケバブしか食ってないからさ!」



千夏「今、おふりょっt……男「千夏も腹減ったろ!?減ってるよな!」



千夏「えっ?うん、お腹すいちゃった」



男「よーしよしよし、そうだよなー」ギュー!!



千夏「い、いはい!いはいよ!」ツネー



菊「…………お食事の準備を」



侍女A「…………はぃ///」マッカッカ



俺達はそのあと美味しい晩御飯をいただいたが、その場の空気なんとなく重かった………


侍女Aさんが引っ込んだあとに盛大な泣き声あげて、それが俺たちに丸聞こえだったからではないよ?


ただみんな疲れていただけだと思う、うん……


千夏「はあー!美味しかったねー」ニッコリ


こいつ以外だけど………




菊「それでは皆様、お風呂もすでに準備じゃできているので入りましょうか、明日のために疲れはしっかりとっておきましょう」



お雪「そうですね、今日は人に揉まれてちょっと疲れちゃいました……」



千夏「あの広いお風呂、ぼく好きだよ」ニヘー



男「……………」



菊「男様、どうかしましたか?」



男「えっ?い、いやぁ………その……」




男(これは………この流れはまずい……なんか、絶対誰かと一緒に入ることになる流れだ!)



男(俺の最近の風呂事情はマジでヤバイからな……もはや、お風呂=そっち系という概念が定着しつつある………)



男(だめだ、だめだぞ!初心を忘れてはだめだ!お風呂とは憩いの場、体を休める場所だ、なのに毎日その憩いの場で精神をすり減らしていれば俺は確実に壊れる!)



男(よし、ここは俺が一人で入る流れを作るべきだ……自然に……そう、自然にだ)ゴクリ…



男「あ、俺……一番あとでいいよ?」



お雪達「あ?」



男「ごめんなさい」ドゲザ



男(こええええええ!!!!)



男(なんだこいつら!何でこんなに殺気でてんだよ!!死ぬのか!?俺!)



男(千夏!お前さっきまで『美味しかったねー』ニヘーとかってめっちゃアホ面だったじゃねーか!!何でそんなにキレッキレなんだよ!)



男(雪ちゃんも菊もあ?ってなによ!あ?って!!!…………何で普段怒んない人怒るとこんなにこえーんだよ!!)



男(大体何であんなに怒ってんの!?一人で入りたいってだけなのに!!)



お雪「怒ってませんよ?」



男「え"っ?」



お雪「でもですね、男さん…」ズイッ



男「は、はいっ……(ち、近い!!)」



お雪「私達ってもう夫婦ですよね?」



男「は、はい」



お雪「男さん、夫婦というのはいかなるときもお風呂を共にする仲なんですよ?」



男「えっ?そ、それは……」



お雪「なんですか?」



男「何でもありません」



お雪「…………ですから男さん、男さんは私達の夫ということをもっと自覚してください」



男「は、はい」



お雪「もう二度と今みたいなこといっちゃダメですよ?」



男「はい……」



お雪「………………」



男「………………」ゴクリ…



お雪「ふふっ」ニコッ



お雪「それじゃあ一緒に入りましょうか、お風呂」



男「はい」



-脱衣場-



お雪「あの、菊さん」



菊「はい、なんでしょう?」



お雪「どうして菊さんまで……



菊「さあ花様、脱いで一緒に入りましょうか」



お雪「一緒に入りましょう!!菊さん!!」



男(雪ちゃん………いいのかそれで…………)




千夏「ねぇ男、これ思いっきり引っ張って」チョイチョイ



男「ん?なにこれ?」



千夏「早く早く!!」



男「?…………オラッ!!」グイッ



千夏「あ~れ~~男のエッチ~」クルクルクル…



男「……………」



千夏「これ一回やってみたかったの~」クルクルクル



男「……………」



千夏「あ、やばい………気持ち悪くなってきた」オウ…



男「………………もう好きにしろ……」




菊「それでは、入りますか」ハラリ



男「お、おい菊!」バッ



菊「はい?」



男「い、いきなり脱ぐなよっ」



菊「えっ?だって、お風呂なんですから脱がないと…………あ、そういうことですか」



男「な、なにが………?」



菊「男様は脱がしたかったんですね、それならそうと言ってくださいよぅ、もう一回着ますから待っていてください」



男「違うっ!断じて違う!」



お雪「やっぱり菊さんおっきいです………」



菊「だから大きくないですって、こんなんじゃまともに挟めませんもん」



お雪「挟むって何をですか?」



菊「何って、もちろん男様のおちn…男「そ、それじゃあ入ろうか!俺もう早く入りたくてしょうがないよ!」



お雪「は、はいそうですね///」スルスル



男(まじなんなの……入る前からこれって……まじなんなの………)



-風呂場-


カポーン



男「っ…………」



菊「男様?こっち向いてもいいですよ?」



男「いや、まて……まってくれ」



菊「何をためらっているんですか……普通でいいんですよ、ふつーで」



男「まずこの状況が普通じゃねーんだよ!」



菊「そんな………男性一人が女性四人に囲まれながらお風呂にはいるなんて、よくありますよ」



男「ねーよ!」



菊「エロ同人でよくありますよ」



男「なにいってんの!!?」



菊「とにかくほら、お雪様も………」



お雪「花ちゃん……体洗いっこしましょうね///」ハァ…ハァ…ハァ…



菊「花様も………」



花「菊………助けて」プルプル



菊「千夏様も………」



千夏「……………」ギュルギュルギュルギュル…



菊「皆さん普通じゃないですか、男様だけですよ?おかしいのは」



男「待って!!皆普通じゃない!普通じゃないから!!」

※一応タオルみたいなのは皆巻いてる



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ーーーーーーーー

ワイワイ キャッキャ



千夏「わー、菊ちゃん肌きれい」



菊「千夏様だってすべすべですよ」



お雪「は、花ちゃん……い、いたくないですか///」ゴシゴシ



花「ん………」



男(なんだかんだいって打ち解けあうんだから、女子ってすげーよな……)ゴシゴシ



男「♪」ゴシゴシ



菊(……………)



千夏(………………)



お雪(やわらかいすべすべもちもちやわらかいすべすべもちもちやわらかいすべすべもちもちやわらかいすべすべもちもち///)ハァ…ハァ…ハァ…



花「……………」



菊(これでいい………時間はまだあります、最初からがっつくのは愚策です……最初は周囲との壁を取っ払うことに専念しなければ……)



千夏(あぁ、男とお風呂ってなんか久しぶりだから……ど、どうしよう………背中流そうと思ってたのに……///)



お雪(男さんと花ちゃんとお風呂なんて………いい!実にいいですっ!///)ハァ…ハァ…ハァ…



花「……………」


男(よし、早いとこ入っちゃおう)イソイソ


男「!!!」


菊「どうかしましたか?」


男「に、濁り湯になってる……っ」


菊「あぁ、疲れによく効くんです、侍女達の心遣いでしょう」


男「そ、そうなんだ………」


男(ありがとう侍女さん達!!!!)グッ


男(よしっ、これならだいぶ精神的には楽なはず………)チャプ


千夏「あっ、男もう入っちゃうの?」



男「あ、あぁ……結構疲れててな」ハ,ハハ



千夏「じゃあぼくも♪」スクッ



男「っ……」バッ



千夏「?」



男「は、早く入れって!」



千夏「えっ///………う、うん」



千夏(は、早く来いってことだよね………///)



男(やばい、もろ見えた………)



菊「…………早く慣れてくださいね?」



男「な、慣れねーよ!」



千夏「?///」チャプ



花「…………花も入る」



お雪「そ、そうですね!入りましょう!///」ウヘヘ



男「………………」



千夏「………///」



菊「……………」



お雪「…………///」



花「………………」



男(よ、よし……やっぱり濁っているのと濁ってないのでは天と地とのさだ……肩から下は見えない……まぁこれだけでも十分エロいが、全部見えるよりはいい……あとは距離をとっていればなんの問題もない…………)



千夏(どうしよう……男の隣行きたいけど、今から動くのって変かな……『えっ?何こいつ……』とか思われないかな、最初から隣にいけばよかったのに………あーもう!何でビビったんだよぼく……)



菊(………今のとこは誰も動かない、いや、動けない…もしも仮に、今ここにいるのが花様、私、男様の3人だけだったなら多少強引な手段でも攻めていける……男様、口では嫌だといっても強く攻められるとほぼ絶対に受け入れてしまうから、全く……可愛い人です)



菊(しかし、今は違う……千夏様とお雪様、お二人の前では強引な手段は使えない、立場的には正妻という点で圧倒的にお二人が有利……『妻だから』という理由で男様の両脇をとることも可能ではある……そして、男様が妻と認めているから抵抗することも考えられない……つまり、男様の両脇をとられたらこちらは全て後手に回ることになる!それだけは避けなければ……しかしどうすれば………)



お雪(どうしましょう………どうやったら花ちゃんと一緒に男さんの隣に行けるでしょうか、男さんと私の間に花ちゃん、うん、最高です、最高の絵面です!!)



お雪(でも……)チラッ



菊「……………」



お雪(問題は菊さんです、花ちゃんが男さんの横にいけば菊さんもついてくるかもしれません、あの人を男さんの隣に行かせたら何をしてくるかわかりませんからね……下手に動いたら危ないですね……)ゴクリ…



花「…………」



花「……………」スイー


ピトッ



男「!!!?」



お雪達「!!!」



花「花………ここがいい///」



男(えっ!!ちょっ、やばい!あまりにも普通に来たからなんもできなかったんだけど!)



花「…………///」ピトッ



男(いや、でも花だし大丈夫か?くっつくっていってもよりかかってる程度だし............)



千夏(は、花ちゃんがいった!)



菊(なるほど、花様のような純粋無垢ならばなにげなしに近寄っても不自然ではない、さすがです花様.......)



お雪(は、花ちゃんが行ったなら私の場所はもうあそこしかありません!)



お雪「し、失礼します!///」



千夏・菊「!」



スイー



ピトッ



花「ん………」



お雪「フフフ、いいお湯ですねー、男さん、花ちゃん」



花「ん」



男「お、おう……」



男(雪ちゃん、動いたときはてっきり逆隣に来ると思ったけど、花のとなりか……) ホッ



お雪(ふふっ、これぞまさしく『家族』の位置関係です!男さん、花ちゃん、そして私、いいですね、いいですよこれ///)



千夏(お雪ちゃんに先越された!で、でもこの流れならっ)



千夏「お、男……ぼくも隣いっていい?///」



男(と、隣!?隣となると、空いてるこっちだよな……やばいぞ……し、しかし、ここで断ることはできない……よな?)ゴクリ…



男「べ、別にいいぞ?」



菊「!!!」



千夏「やった///」スイー…ピトッ



男「っ………」





千夏(やった………隣これた///)



男(や、やばい……距離に気を付けようっていったそばから3人に詰められた……全然だめやん)



菊「………っ」



菊(私としたことが出遅れましたっ)ギリッ



菊(し、しかし、花様が片方にいるだけましでしょうか……)



菊(でも………)



お雪「ふふっ///」ポーッ



花「………///」ピトッ



男「っ…………」



千夏「…………///」ソワソワ



菊「…………」



菊(私だけ………っ)ギリッ



菊(どうしましょう…………ん?)



千夏「………///」チラッチラッ



菊「……………」



菊(千夏様………ムラムラしてますね)



菊(お雪様は………)チラッ



お雪「花ちゃん、膝乗りますか?」



花「や………」



お雪「そういわずに♪」



花「や………」



菊(まだ大丈夫ですね………)



千夏「………///」ハァ…ハァ…ハァ…



菊(あ、発情してきた……どうしましょ、ここはひとまず……)



1,様子見る
2,先に仕掛ける→男に
3,千夏を阻止する
>>266



菊(もう少し様子を見ましょう……)ゴクリ…



千夏「………///」ソォー



男「!」ビクッ



菊(おや?)



男(ち、千夏……腕完全に持っていったっ!!)



男(い、いきなりどうした……)



千夏「はぁ……はぁ……///」ギュゥ



男(やわらかいっす千夏さん!胸に押し付けんのやめれ!)



男「くっ………」グググ



千夏「んぅ………///」ギュゥゥ



男(くそっ……放さねーしもっと強くなった)ムニムニ



菊(あれは………いったい何が起こっているんですか)



菊(さっきより千夏様が男様に近くなったような………男様も明らかに様子が変わってるし……)



菊(濁り湯だから肩から下が見えない……)ギリッ



菊(おや?見えない?………お湯のなかは…………見えない?)



ポク……


ポク……


ポク……



菊「!」チーン



菊「」ニヤァ


千夏(やっぱり、男にさわってると気持ちいい……///)ハァ…ハァ…ハァ…


千夏「…………///」ハァ…ハァ…ハァ…


チョンチョン


男(ん?)チラッ



千夏『揉んで?///』←アイコンタクト


男『は、はぁ!?』



千夏『お願い///』


男『こんなとこでできるわけねーだろっ!』



千夏『…………』シュン



男「……………」



男(~~~っ)



モミ



千夏「んっ///」ピクンッ



お雪「どうかしました?千夏さん」



千夏「な、何でもないよ///」



千夏(だ、ダメだと思ったのに……///)チラッ



男『声は我慢しろ』



千夏「………///」コクッ














菊「……………」



千夏「…んっ……///」ピクッ…ピクッ…



男(ヤバイ……ついやっちまったけど、)



千夏「はぁー……はぁー……///」



男(め、めっちゃかわいい!!)



男(やらわかいし……気持ちいいし……これはこれでいいんじゃ……)



男(ッは!……だ、だめだ……こんな場所で、雪ちゃんたちもいるのにこんなことは!!)



モミモミモミモミモミ



千夏「んっ………///」ハァ…ハァ…



男(でも止めらんねー!)



男Jr.「」ムクムク



男(や、ヤバイ、勃ってきた………)



男(で、でも立たない限り見えることはない………濁り湯まじサンキュー)



チョン…



男「!!!」


男(えっ?……は?何?Jr.になんか当たった!!……)オドオド



チョン…



男「!!!?」ビクッ



千夏「どうしたの?///」ヒソッ



男「な、なんでもない」ヒソッ



男(な、何!?なんなのこれ!)



男(えっ誰なの?千夏?………いや、今の感じからしてそれはない……)



男(は、花?)チラッ



花「………///」←幸せそうな顔



男(ち、違うよな………雪ちゃんは……)チラッ



お雪「ふふっ………///」←超幸せそうな顔



男(違う、つーかとどかない……)



男(じゃ、じゃあ…………)ダラダラダラ……チラッ



菊「……………」



男「………………」



菊「…………」ニコッ



男「」



菊「いいお湯ですね、男様♪」



男「えっ?あ、あぁ………」



グリッ



男「うっ!!」



菊「どうしました?」ニコニコ



男「な、何でもないよ………」



菊「なんだか苦しそうですけど?」ニコニコ



男「そ、そんなことないけど……」



菊「そうですか………なら、」



菊「手を休めたらだめですよぅ♪」ヒソッ



男「!!?」ビクッ



菊「ふふふっ」ニコニコ



男「な、なんのことかなー」ハ,ハハ



男(うおおおおっ!何でばれてんの!?何で!!?)



男(えっ?見えてんの?いや、見えてないよね?でも何で知ってんの?やっぱ見えてんの?)



千夏『どうしたの?』



男『な、なんでもない』



男「………っ」チラッ



菊『揉めばいいじゃないですか』ニコッ



男「」



菊(ふふっ、どうして……って顔してますね)



菊(そんなの千夏さまの様子を見ればすぐわかりますよ)



菊(あんなに顔を紅くして、物欲しそうな顔で男様見てるんですもん)



菊(それに………)



グリッ



男「!」ビクッ



菊(こんなに大きく固くして………)



菊(ふふっ、私はむしろこの位置でよかったですね、ここからなら……)



菊(足で好きなように弄れますからっ♪)グリグリグリ



男(な、なんだこれ!!……足か!?)



菊(ほんとうに……おっきいですねコレ)グリグリ



男「うっ………」



千夏「?///」



花「?」



お雪「…………?」



菊「…………///」ニヤニヤ



花「…………どうしたの?」



男「ど、どうもしてないぞ?」フーッフーッ



お雪「男さん顔が赤いですよ?」



男「そ、そーかなー」ハ,ハハ



男(っは!しめた!!)



男「なんかのぼせちゃったかもしんないなー!そろそろあがろっk菊「気のせいですよ」



男「へっ?」



菊「気のせいですよ、ほら顔がみるみる青く………」ギュゥゥゥゥゥゥ



男「!!?」



男(痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い)サーッ



お雪「ほんとだ」



千夏「大丈夫?男……///」ハァ…ハァ…



男「えっ……だ、だいじょぶじゃ……」 ピクピク



菊「上がっちゃいますかぁ?」グリッ



男「上がりません絶対上がりません」



菊「ふふっ、ゆっくりしましょう?」ニヤニヤ



男「」フーッフーッ










お雪「?」



千夏(男、どうしたんだろ……様子がおかしいけど……)



千夏(…………っは!)ピコーン



千夏「………///」モジモジ



千夏(男、ぼくの胸揉んでから様子がおかしくなってた……つ、つまり………)



千夏(男も興奮して抜きたくなったんだね!///)



千夏(それなら説明がつく……)



・顔が赤くなる→興奮してきたから


・上がりたい→早く抜いて落ち着くため


・青くなった→立ち上がったら否が応でも見えてしまう→何してたかバレてお雪ちゃんときくちゃんにしばかれちゃう(ぼくも)


だから上がれない




千夏(そ、そうだったんだね男……///)



男「くっ………」ギリッ



千夏(す、すごいきつそう///)



男(菊やめてくれ!!)



菊(あ~その顔最高です///)グリグリ



男(うっ……く、くそぅ)ギリッ



千夏「お、男……頑張って///」ヒソッ



男「!?」



男(えっ?ばれてる?頑張ってって……えっ?何で?)ダラダラ



男(いや、でも菊にも千夏のことばれてたし……)



男(えっ、なんかあんの?その、ばれるなんかあんの?女子ってそういうのわかっちゃうの?)



千夏「その……上がったら………ぼ、ぼくが何とかするから///」カァーッ


男(まじで!?何とかしてくれんのこの状況!!えっ、何で上がってから?今でしょ)



男「い、今頼む!」ヒソッ



千夏「えっ、い…今!?///」



男「今以外ないって!!」



千夏「で、でもぉ……///」



千夏(こ、ここで!?何で!?みんないるじゃん!!///)



千夏(っは!………皆がいるから?)



千夏(聞いたことある、敢えて他人のいる場でそういうことする方が興奮するっていう人もいるって………まさか男がそうだったの!?///)



菊(?……何をひそひそと話してるんです……かっ!!)グリッ



男(おうっ!!……菊のやろう……)キッ



菊(やーっこわーい///)



男「千夏、頼む」



千夏「………///」ウーッ



千夏「わ、わかった///」



千夏(落ち着いてぼく、大丈夫、お風呂は濁り湯だから皆には見えない)フーッフーッ



千夏(ぼくだって男にしてもらったんだから、男がやってほしいならやんなきゃ///)フーッフーッ



ソーッ…………ガシッ!



男「!!?」



菊「!?」



千夏「!?」



男(what!?what happen!?)



菊(今、誰かの手が当たったような……まさか、千夏様?まずい、気付かれたか……?)



千夏(は!?ちょ、太っ!!っていうかでかっ!!こ、こんなになってたの!?///)アワアワ



菊(気づいては……ないようですね、でもなぜいきなり千夏様が?)



菊(先ほどなにやら話していましたが………)チラッ



男「!!!???」パニックパニック



菊(あ、これ男様もわかってないやつだ)



千夏(えっと、どうすればいいんだっけ……手ではやったことないから………こ、これでいいのかな///)シュッシュッ



男「!!!」ッハ



ガシッ!



千夏「!」ビクッ



千夏(えっ、あれ?だめだった!?ヘタだった!?)



男「お前何してんのぉおおぉ!?」ヒソヒソッ!!



千夏「ご、ご、ごめんなさい///」



千夏「は、初めてだったから……ど、どういうふうにやればいいか分かんなくて……///」



男「いやいや、それでもおかしいだろ!何で菊から助けてくれんのにコレなんだよ!」



千夏「えっ?菊ちゃん?菊ちゃんがどうしたの?」



男「だから!菊がさっきから足でちょっかい出してきたのをお前が何とかしてくれるって言ったじゃん、それが何でお前まで俺の触ってくんだよ!」



千夏「えっ?えっ?///」



菊「男様~……」



男「なんだよ!」



菊「全部聞こえちゃってますよ?」チョイチョイ



男「だからなんだよっ!………………………えっ?」



お雪「…………」ゴゴゴゴゴゴゴゴ



男「」



お雪「どういうことですか?男さん」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



男「ち、ちがうんだ雪ちゃん!!」ザパァッ



「!!!」



男Jr.「…………ヤァ」ドヤァァァ



お雪「なっ……!!///」



菊「まぁ///」



千夏「わっ、わっ……///」



花「……………」



花「」フッ



ザプン………ブクブク



お雪「は、花ちゃん!?」ガシッ



男「花!大丈夫か!?」



-大広間-


男「…………」セイザ



千夏「…………」セイザ



菊「…………」セイザ



お雪「花ちゃん、大丈夫ですかー」パタパタ



花「ん~……うぅ……」グルグル



菊「そういえば初めてでしたもんね、花様が男様の戦闘態勢を見たのは……」



千夏「確かに初めてあれ見たらああなっちゃうかもね、しかも目の前にねー」



お雪「」ギロリ



菊・千夏「…………ごめんなさい」



お雪「……………」フイッ



お雪「男さん………」



男「はい!」ビクッ



お雪「さっきお風呂で言ってたのは本当ですか?」



男「え、えっと………」



お雪「嘘なんですか?」ユラリ



男「本当ですごめんなさい」orz



お雪「…………」




お雪「千夏さん……」



千夏「は、はい!」ビクッ



お雪「触ってたんですか?」



千夏「えっ?」



お雪「お風呂に入ってたときずっと触ってたんですか!?」



千夏「ず、ずっとじゃないです!一瞬です!」



お雪「ほ、ほんとうですか?」



千夏「ほんとう!」コクコク



菊「それ以外にやってましたけど」ボソッ



男・千夏「!!!?」ビクッ



お雪「……………どういうことですか?」



お雪「それ以外って何ですか?」



千夏「それは……その………///」モジモジ



お雪「 な ん で す か ? 」



千夏「胸揉んでもらってました!///」



男「」



お雪「………っ」プルプル



お雪「菊さん!」



菊「はい」



お雪「あ、足で男さんのを扱うなんて……やめてください///」



菊「結構興奮しますよ?」



お雪「こ、興奮してもダメです///」



菊「抵抗する男様の顔……たまりませんよ?」



お雪「た、たまらない?///」



菊「はい、すんごいです」



お雪「す、すんごい……///」ゴクリ…



お雪「っは!………それでもだめです!!///」



菊「…………わかりました」




お雪「男さん!」



男「はい!」ビクッ



お雪「今日は、あれですよ……私と二人で寝ますからね///」



菊・千夏「!!?」



千夏「お雪ちゃん、ぼくは!?」



お雪「抜け駆けした罰ですっ今度は私の番なんですから!」



千夏「そ、そんなぁ」



菊「お、お雪様?せっかくのお泊まりなんですから皆で寝ましょう?」



お雪「菊さんは信用できません」



菊「私は変なことしませんよ!」



お雪「どの口がいうんですか!」



お雪「男さんいきますよ!」グイッ



男「わっ、ちょっ雪ちゃん………」グイグイ



ピシャ



千夏・菊「…………」ポツーン



-お雪&男部屋-


ピシャ


男「ちょっ、雪ちゃん引っ張んなって……」



お雪「!!!?…………こ、これは……」



男「ん?どうしたの………」



布団「……………」



男「おぉ、もう二人分用意してある……(いったいいつの間に……)」



お雪「男さん!」



男「は、はいっ」



お雪「これ、おかしいですよね!?」ビッ



男「えっ、これって……この布団?」



お雪「はいっ!」



男「べ、別になんとも………っは!」



お雪「~~~~っ!!」ジーッ



男(す、すっげぇ真剣な眼差しだ………これはてきとーに答えちゃダメなパターンに違いない!)



男(探せ!なにか、何かあるはずだ………おかしいところが……)



男(まて、あせるな、状況整理からしよう……)



男(ここにあるのは俺と雪ちゃん用におそらく侍女さんが用意してくれた布団、灯りをともすちょうちん、そして………ん?なんだあの怪しいとっくりとおちょこは!?)



とっくり「 (注意)」



男(超気になるっ!!!)ズドーン



男(なんか注意って書いてあるし、その前の方は白く塗りつぶされてる.............)



男(なにこれ!超気になんだけど!!)



男(いやまて、落ち着くんだ俺.......今はおかしなところを見つけなくては)



男(たしかにあのとっくりも気になるが、あれだけで雪ちゃんがこんなに騒ぐだろうか?)



男(もっと重大なことに違いない...............なんだ、一体何なんだ)



お雪「~~~~っ」ジーッ



男(あ、あの目は......『気づいて?気づいてくれるよね?』という気づいてくれると思うけど、もし気づいてくれなかったらどうしよう.......って感じの目だっ!!)



男(やばいぞ.......これは間違うわけにはいかない.........)ゴクリッ



男「っは!」ピコーン



男(そういえばさっきの会話...........)


~マキモドシ~



お雪『これ、おかしいですよね!?』ビッ



男『えっ、これって.........この布団?』



お雪『はいっ!』



~オワリ~



男(っていってた!!)



男(これは、布団がおかしいってことだな!!)



男(しかし、一体何が.........)



お雪「男さん、わかりますよね?」



男「えっ?も、もちろんだよ!!これ分かんないっておかしいでしょ!!」



お雪「ですよね!そうですよねっ!」



男「あ、あぁ.....」



お雪「よかったぁ、もし分かってなかったら私たち、終わりですもんね」



男「ふぁっ!!???」



男(えっ!?なに!??終わり!?OWARI!?尾張!!?オワリってなに!?)



お雪「男さん、どうしました?」



男「へっ!?な、なななななんでもないよ?」



お雪「すごい汗ですけど」



男「そ、そそそそうかな?」ダラダラダラダラ



お雪「...............男さん、もしかして分かってない?」




男「!!!」ビクッ



男「何言ってんの!わかってるよ!分かりまくってるよ!!あれでしょ!?その..........」



男(まずいいいいい!!絶対に間違っちゃいけない流れだよこれ!!やばい、どうしよどうしよどうしよどうしよどうしよどうしよどうしよどうしよ)ダラダラ



お雪「男さん?」



男「わかってる、わかってるよ!」



男「.................っ」



男「ふ、布団が.......?」←めっちゃ小声



お雪「はいっ!お布団です!!」パァァァァ



男「そ、そうだよね~この布団おかしいよねぇ~」ハハハ



男(あっっぶねぇぇぇぇ!!)バクバクバクバク



男(合ってた!!布団で合ってた!!)フゥー



男(しかし、この布団の何がおかしいんだ?雪ちゃんに言及される前に見つけなればっ)



お雪「まったく、私たち夫婦ですのにこれはないですよね」



男「!!」



男(それはヒントか!!?)



男(『夫婦ですのにこれはない』?)



男(夫婦?雪ちゃんにとって夫婦でこの布団はおかしい........?)



男(............)



男「ッハ!」キュピーン



男(なんだ、そういうことか..........そうだよ、簡単なことじゃねーか、たしかに雪ちゃんにとってこの光景はおかしいか.........この、)



お雪「布団が二枚もあるなんて、おかしいですよね!!」



男「..........あぁ、おかしいね」



男(思えば雪ちゃんと布団を分けて寝たのは出会った初日と、こないだここに泊まった時だけだ......)



男(雪ちゃんにとって夫婦になったということは、お互いに関係が深まったことを意味する、より密接に.....※物理的に)



男(お風呂の時も夫婦は常に一緒みたいなこと言ってたし、よく考えれば簡単なことだったのかもしれない)



男(とにかく、間違わなくてマジでよかった.............いや、ほんとに)




‐千夏&菊&花部屋‐



菊「気分はどうですか、花様」



花「だいじょぶ.........」



千夏「もう万全みたいだね」



菊「............それにしても、まさか別居になってしまうとは」



千夏「いやいや、それは言い過ぎでしょ......」



花「男は?」



菊「男様はもう.............」←哀愁に満ちた目



花「も、もう......?」ゴクリ...



菊「この世には........」グスッ



花「っ.........!!」



千夏「ちょっと!!嘘教えないでよ!!大丈夫だよ花ちゃん、男は何ともないよ?」



花「ほんと?」ウルウル



千夏「ほんとほんと!もう、菊ちゃん花ちゃんからかわないでよ」



菊「申し訳ございません、つい........」



千夏(どんな〝つい〟だよ.........)


侍女「か、かしこまりました、それでは失礼します///」ゴソゴソ


菊「ん?ちょっと、」



侍女「はい」



菊「なぜ男様たちの部屋から布団を運んでいるんですか?」


侍女「はい、布団は一枚でよろしいと申されましたので、」


菊・千夏「!?」



菊「ど、どういうことですか?」


侍女「は、はい......えっと........」



ポワァーン


侍女『失礼いたします、いかがなさいましたか』



お雪「あの、お布団なんですが、せっかく準備していただいて申し訳ないんですけど、一枚でいいです」


侍女『えっ、一枚でよろしいので?』



お雪『はい、お願いします』


侍女『かしこまりました.....しかしお二方のどちらか、一体どこでお休みに?』



お雪『あ、一緒に寝るんで大丈夫です』


侍女『は?』



お雪『夫婦ですから当たり前です♪ね、男さん』


男『あ、あぁ.....(普通に前から一緒だったけどね......)』



侍女『.........っは!///そ、そういうことでございますね///も、申し訳ございませんでした、お気が回らず///』



男『いやいや、大丈夫ですよ、それじゃ......その、すいませんこれお願いします』


侍女『か、かしこまりました、それではしつれいします』


侍女「........と、いったことがございまして」



菊・千夏「」



菊「も、もういいですよ.......」



侍女「は、はい、失礼します」



菊「...........」



千夏「............」



花「............」



菊「これは......もしかしたら、もしかするかもございません」



千夏「ま、まさかぁ......男だよ?あの男がそう簡単に手を出すとは.....」



花「............なにが?」



菊「わかりませんよ、男様強引な手段に弱いですからね、っていうか最近は少し甘えればノッテてきてくれます」



千夏「そ、そうかな」



菊「現にお風呂場で千夏様が上目遣いで甘えたら手ぇだしてきたじゃないですか」



千夏「あ、あ、甘えてなんかいないよ!!///」



花「ねぇ、何が?」



菊「花様、よく聞いてください」



花「ん」



菊「このままでは男様とお雪様が<ピー>して<ポー>を<パーーーーーー>してしまうかもしれません」



花「えっ.......」



‐お雪&男部屋‐



お雪「それじゃあ.......男さん、寝ましょうか///」ドキドキ



男「あ、ちょっと待って」



お雪「へっ?」



男「これ、怪しいよな~........」



お雪「何ですかそれは、お酒ですか?」



男「いや、分かんないんだけど.....なんか注意って書いてあるし、ん?白く塗りつぶされてるとこ、うっすらと読めっかも......」



お雪「なんて書いてるんですか」ワクワク



男「え~っと、(料理用)?それ以上は読めないな......」



お雪「匂いは、これ飲んでも大丈夫みたいです」クンクン



男「す、すげぇな雪ちゃん」



お雪「私、鼻はいいんですっ」



男「お、おぉ......前々から思ってたよ」



お雪「どうします、飲みます?」



男「いや、どうしようか」



男(できればあまり飲みたくない、せめてどういうものか分かれば........)



男「う~ん.........」



男「>>299しよう」



1、侍女さんに聞く
2、千夏を呼ぶ(飲ませてみる)
3、菊を呼ぶ(ry



男「侍女さんに聞いてみっか」



お雪「そうですね」



男「すいませーん、侍女さ...侍女「ここに」



男・お雪「!!」ビクッ



侍女「なんでしょうか?」



男「え、えっと.......この飲み物?ってなんすか?」



侍女「それは菊様が..........」



ポワァーン



菊『これを寝る前に男様に飲んでもらえば.......ふふふ、ふふふふふ』



菊『最高の夢が見られますね.........』グヘヘヘ



侍女「.......と申されておりましたのでご用意させてもらいました」



男「.............」



お雪「.............」



男「なんか、回想の菊の顔がめっちゃ悪代官だったんだけど.........」



お雪「今すぐ下げてください」ニコッ



侍女「か、かしこまりました」




‐千夏&菊&花部屋‐



花「だ、だめ.......それはだめ」



菊「ですよね!<ピー>と<ポー>はまだいいですけど<パーーーーーー>はだめですよね!!」



千夏「ほ、ほんとにそんなことになるかな..........」



菊「可能性は十分あります」



千夏「で、でも男にそんな趣味があるとはさすがに思えないよ........」



菊「男性は皆獣でございます、男様も例外ではありません、獣は.........何をしでかすかわかりませんからね」



千夏「..........」ゴクリ...



花「............」ゴクリ...



シツレイシマシタ.........ピシャ



菊「ん?.........んん!?」クワッ



菊「ちょ、ちょっと待ちなさい!」



侍女「は、はい」



菊「ど、どうしてそれが男様たちの部屋から出てくるのですか?」




侍女「それは.........」



~さっきの回想~



侍女「......と、申されておりましたので勝手ながら、ご用意させていただきました」



菊「な、なんてことを........」パクパク



菊「これは!花様や私が男様と同室で寝る場合のみ使用するものです!!」



侍女「も、申し訳ございません!そんなことはつゆ知らず......!」



菊「の、飲んだのですか?」



侍女「はい?」



菊「ですから!男様、あるいはお雪様がそれを飲んだのですか!?」



侍女「い、いえ......召し上がってはいないようでしたが..........」



菊「そ、そうですか.........」ホッ



千夏「菊ちゃんそれなんなの?今の回想ですんごい悪い顔してたけど」



菊「悪い顔なんてしてません、それとこれが何なのかは言えません」



千夏「えー!気になるよそれー」



菊「これだけは本当に言えません」キッパリ



千夏「なんだよもー」ムーッ



菊「これはしまっておきなさい、それと、私以外扱うことを禁じます、他の者にも伝えておきなさい」



侍女「か、かしこまりました!」



菊「ふぅーー」



菊(危なかった.......もし男様たちがあれを飲んでたら決定的に<パーーーーーー>でしたね)



菊(しかし、まだ状況は何も変わっていない)



菊「ここはやはり、>>306ですね」

全員で寝る事が得策



菊「全員で寝ることが得策ですね」



千夏「え、でもお雪ちゃん絶対嫌がるよ」



菊「それではどうしろというんですか!!」



千夏「ど、どうしろったって.........」



菊「このままじゃお雪様と男様が<パーーーーーー>してしまうかもしれないんですよ!!」



千夏「そ、それは...........」



花「やだ..........」



菊「ヤられるまえにヤるしかないんです!!」



千夏「ヤ、ヤるって!!///寝るだけでしょ!?///」



菊「はたして男様たちも、『ただ』寝るだけでしょうか?」



千夏「それは.......」



菊「わざわざ布団を一枚にして.........」



千夏「うぐっ.........」



菊「長い夜二人っきり.........」



千夏「うぐぐ.........」



花「..............ヤっちゃう」キリッ



千夏「で、でもやっぱり部屋はいるのはまずいよ」



菊「ならば覗きましょう!!」クワッ



千夏「の、覗く?」



菊「えぇ、男様とお雪様がそういう行為に及んでいないか監視するのです」



千夏「そんなのだめだよ!!」



菊「では、千夏様は覗かなくて結構です、私たちは覗きますゆえ、どうぞお休みになってください」



千夏「ほえ?」



花「千夏、おやすみ.........」



千夏「えっ?えっ?ちょ、ちょっとまってよ!」



菊「千夏様、強要は致しません、どうぞ、どうぞおやすみなさい」



千夏「待って、ぼくも見る!ぼくも見るから!」



菊「」ニヤァ



菊「では千夏様、『一緒に』覗きましょう.......」ニコッ



菊「準備はいいですか........」ゴクリ...



花「ん......」コク



千夏「う、うん........」コク



菊「御開帳です」ソォーッ



布団「...............」モゾモゾ



菊「何か見えますか?」



花「............」フルフル



千夏「いや.........」



菊(一体、何をしているのでしょう.........)



~少し前~


‐お雪&男部屋‐


お雪「それじゃあ男さん、気を取り直して!寝ましょうか!」



男「気を取り直して寝るっていうのもなんだか変だけど、そうだね、もう寝よっか」



お雪「はい///」



お雪(男さんと二人きりで寝るのってなんだか久しぶりですね///)



男(...........なんか、改めて二人で寝るって意識すると緊張するな.....しかも布団一枚だし)



お雪「男さん、どうぞ///」ポンポン



男「あ、あぁ.....」



お雪「灯り.........消しますね///」



男「う、うん」



フッ




男「............」



お雪「............」



お雪(ふぅーー、なぜでしょう緊張しています)ドキドキ



お雪(二人きりというのは久しぶりだからでしょうか.........)



お雪(ん?二人きりというのはあれですよね、何をしてもいいということですよね)



お雪(そうですよ、せっかくこのような状況なのですから何もしないのはむしろ罰が当たりますね)



お雪(菊さんも千夏さんもお風呂で私をのけ者にしていたんですから、今度は私の番です!)グッ



お雪「あ、あの......男さんもう寝ましたか?///」



男「いや、まだだけど......」



お雪「も、もう眠いですか?」



男(正直、全然眠くないんだけど....どうしよう......)



男「........>>313



1、眠くないけどなんで?

2、うん、もう寝付けそうだな


1



男「............眠くないけどなんで?」



お雪「あ、あの.....ですね.....///」



お雪(大丈夫、大丈夫ですよお雪..........あなたは男さんの妻なんですから、男さんはまだ眠くない今なら言えます、言えるはずです)フゥー



お雪「す、すこし......甘えてもいいですか?///」ギュッ




男「」








......................何この可愛い生き物



‐菊&千夏&花‐


布団「..........」モゾリ...


菊「ん~、暗くてよく見えませんね」


花「..............」ジーッ


千夏「もう寝たんじゃないの?」ヒソヒソ



花「.............布団、動いてる」


菊・千夏「!?」



菊「千夏様、」


千夏「な、なに?」



菊「もし千夏様が男様と行為を行う場合、」


千夏「な、なに言ってんの!?///」ヒソヒソッ!



菊「もしもの話でございます、もしそういう風になった時、千夏様は灯りは消してもらいたいですか?」


千夏「灯り?そ、そりゃ消してほしいよ..........は、恥ずかしいし///」



菊「わたくしもでございます」


千夏「ねぇ、なんで今そんなこと聞くの?///」


菊「おそらくお雪様も、そうなのではないでしょうか............」


千夏「!!」



千夏「え、それって............」



菊「灯り..........消えてますね」



千夏「ね、寝てるだけかも知れないし.........」



花「動いてる.............」



千夏「っ..............」



菊「...............」



‐お雪&男‐



男「あ、甘えるって......ど、どうしたの雪ちゃん?」



男(可愛すぎんだろこれ、反則でしょこれ)



お雪「///」



男「雪ちゃん?」



お雪「い、今なら二人だけじゃないですか.........///」



男「そ、そうだけど」



お雪「さ、最近は二人きりになる機会ってめったにないじゃないですか............///」



男「あ、あぁ.....」



お雪「私、ほんとはもっと男さんと........その.........///」



お雪「い、いちゃつきたいんです///」



男「い、いちゃ..........」



お雪「だ、だめですか?///」ギュゥ



男「っ...........」



















男「全然........だめじゃないよ」



‐菊&千夏&花‐



菊「ん.........」



千夏「ど、どうしたの?」



菊「今何か話してたような...........」



千夏「ななななな、なんて!?」



菊「すいません、内容は聞こえませんでしたが、起きているのは確かですね........」



千夏「っ..........」



花「...............」



菊「................」



菊「.......私に考えがあります」




千夏「か、考えって?」



菊「もちろん、男様の刀をお雪様の鞘に納めさせないようにする考えです」



千夏「なんでここにきて回りくどい言い方を...........」



花「どんなの?..........」



菊「はい、これは多少強引で、失敗したら私たちも大変な目にあいますが...........」



千夏「き、きかせてよ」ゴクリ...



菊「では...........」



菊「計画は次のようです............」



ポワァーン



お雪『男さん♥』



男『雪ちゃん』キリッ



千夏「ちょっと待って、」



菊「なんでしょうか、まだ何も........」



千夏「この、『雪ちゃん』って言ってんの誰?」



菊「男様ですよ」



千夏「どこがだよ!」クワッ



千夏「何この整いすぎた顔に長いまつげ!!こんなの男じゃないよ!!」



菊「そんなことありません、よく見てください!これはどこから見ても.........あれ?誰ですかこれ気持ち悪い」



花「...............早く進めて」



菊「では、改めまして.............」



ポワァーン


お雪『男さん♥』



男『ゆ、雪ちゃんっ!』



ガラガラッ



お雪・男『!!!』



千夏『ほいにゃらはー♪』フラフラ



千夏「ちょっと待てーーーー!!」



菊「何でしょう?」



千夏「なんでぼくこんなバカみたいな顔で意味不明なこと言ってんの!?『ほいにゃらはー♪』てなんだよ!言ったことないよ!」



菊「これは千夏様が酔っぱらっているという設定でございます、続きをご覧ください」



男『ち、千夏!?ど、どうした!?』



千夏『んにぇっへっへっへっへ///』フラフラ



菊『失礼します!千夏様!目をお覚まし下さいませ!まず服をきてくださいませ!』



千夏「服着てないのぼく!?こんなのただの変態じゃん!!」



花「.........早く進めて」



千夏「ちょ、花ちゃん?これは進めちゃだめだよ」



菊「続けます..........」



千夏「ちょっと!!」



男『き、菊///』キュン



千夏「なんで!?なんで男菊ちゃん見ただけでキュンってなってんの!?」



菊『や、そんな目で見ないでください///』キュン



千夏「こっちもかよーー!!」



男『は、花///』キュン



花『男.........///』キュン



千夏「どっからでてきたのぉぉぉぉ!?いつの間に花ちゃん出てきたの!?」



菊「千夏様より早いうちから部屋にいる設定です」



千夏「怖いよ!!っていうか無理でしょ!!」



男『雪ちゃん、菊、花.......俺は一体どの鞘に刀を納めればいいんだ!!』



菊『男様、〝一つの刀に一つの鞘〟などという決まりはございません///』



男『そ、そんな............』



菊『なんでしたら一度全部に納めてみましょう?そうしたら分かるやもしれません』



男『そ、そうだな........そうだよな!!』



菊『はい///...........それでは、どうぞ♥』パカァ...



ギシ...ギシ...アンアン♥



千夏「なにこれーーー!」



千夏「ほんとなんなのこれ!!!超展開過ぎるでしょ!っていうかなんでぼくのけ者なの!?せめて入れてよ!」



菊「千夏様、まだ終わっていませんよ」



千夏「そ、そうなの?」



千夏『んへぇ………///』グッタリ



終わり


千夏「終わってんじゃん!!」



千夏「なんで最後ぼくのアホ面で終わってんの!?」



菊「正確にはアへ顔です」



千夏「もっとやだよ!ぼくこんなだらしない顔しないもん!!」



千夏「それに菊ちゃん何気に一番最初とってたし!」



菊「申し訳ございません、ほんのすこし願望が入り交じりました」



千夏「全部じゃん!全部願望でしょこれ!」

※千夏たちの会話は一切、ほんの少しもお雪たちには聞こえていません

結構喋ってるけど、その間にも刻一刻と不利になるのでは?
ジョジョ的なスピードなら話は別だが

>>325
ジョジョ的なスピードってことで



‐お雪&男‐


お雪「あ、ありがとうございます///」ギュゥゥ



お雪(はぁ~......幸せです///)



お雪(男さんを一人占め........♥)



お雪「男さん、」



男「ん?」



お雪「私幸せです........男さんに触れて、触れられている今この時が一番幸せです///」



男「っ..........あ、あぁ」



男(雪ちゃんってなんの恥ずかしげもなく言うからこっちがめっちゃ照れるんだよな.......)



お雪「男さんは........どうですか?」



男「え?」



お雪「その........私といることって男さんにとってどうなんでしょう.........」



男「............」



男「俺は雪ちゃんと一緒にいるとすごい落ち着くし、癒されるよ、」



お雪「っ..........///」



男「ほんと、俺なんかにはもったいないくらいで、雪ちゃんが妻って.......正直まだ実感があまりないけど・・・・・」



男「雪ちゃんみたいな人が俺を慕ってくれてるってだけで俺は幸せだよ」



お雪「お、男さん........///」ウルウル



お雪「一生ついていきますぅ....うぐっ....」グスッ



男「ちょ、なんで泣くの!?」



‐菊&千夏&花‐


菊「........何か感じませんか?」



千夏「?............なにが?」



菊「なにやら、男様とお雪様がいい感じになってる気がします」



千夏「な、なにそれ.........」



菊「しかし、いやらしさはありません」



千夏「いやらしさって..........なんでそんなの分かるの....」



花「................」



菊「...................」



菊「...........私に考えがありm千夏「もういいよ!!」



お雪「男さん、」



男「ん?」



お雪「私が妻って実感がないって.............」



男「え、いや別に変な意味はないよ?ただ、その..........」



お雪「///」










チュッ......



男「」



男「..............え?」



お雪「........///」



お雪「実感........わきませんか?///」




菊・千夏「」ゾクッ



花「..........どうしたの?」



千夏「い、いま........悪寒が」



菊「...............」



菊「.........邪魔しましょう」



千夏・花「え」



菊「邪魔しましょう」



千夏「ななな、何言ってんの!?」



菊「今確信しました、このままじゃ絶対今夜男様とお雪様が交わります」



千夏・花「!?」



千夏「なんでそんなこと言えんの?」



菊「勘です」



千夏「勘って............」



菊「私の勘は当たります」



千夏「っ...........」




菊「だから邪魔します」



千夏「そ、そんなのだめだよ」



菊「.............なぜでしょう?」



千夏「え?」



菊「千夏様、人が変わったようです..........以前なら率先して邪魔しようとしてたと思いますが」



千夏「そこまでじゃないよ!そ、それに菊ちゃんもさっき一つの刀に云々って言ってたじゃん」



菊「状況が違いますよ」



菊「私が言ってたのは私たちが平等に愛でられることが前提です、男様ならそれができますでしょうし、」



菊「しかし今は、私たちは完全に蚊帳の外じゃないですか」



菊「この状況でお雪様が抱かれた場合、それは難しいでしょう」



千夏「で、でも男が望んだなら邪魔しても意味ない気が...........」



菊「................」



菊「...........ずるいです」



千夏「え?」



菊「私だって.........私だって!男様といちゃいちゃしながら抱かれたいんです!!!!!」



花「...........花も」









※むこう(男たち)には一切聞こえてません



千夏「」



菊「だめですか!?」



千夏「え、いや、だめってわけじゃ...........」



千夏(菊ちゃんマジか.........)



菊「っ............」フーッフーッ



菊「.........すいません、取り乱しました」



千夏「い、いや....大丈夫だよ」



菊「でも、でも!どうしましょ!男様とお雪様が......っ!!」



千夏「ど、どうするって.............」



菊「そ、そうだ!はだけた状態で『まぜてください♥』って言えばいいんじゃないですか!花様、脱ぎましょう!」



花「ん..........」



千夏「いやいやいやいや!菊ちゃん落ち着いて!花ちゃんも!」



菊「そ、それじゃあ........あ!千夏様が突然倒れたって言えば男様もお雪様もそれどころじゃないかも!千夏様、倒れてください!」



千夏「やだよ!そもそも急に倒れるってどうすればいいんだよ」



菊「っ........」フーッフーッ



千夏「ちょ、ちょっと!?無言で手刀構えるのやめて!ぼ、暴力反対っ」アワアワッ.....




菊「い、痛くしませんから......ちょっとだけ、ちょっとだけですから......」フーッフーッ



千夏「き、菊ちゃん.......怖いよ......」プルプル



菊「先っちょだけでいいから!!」



千夏「何が!?」アトズサリ



花「................」ガシッ



千夏「へっ?は、花ちゃん?なんで抑えるの?」



花「..............」



千夏「何か言って!!」



菊「大丈夫.......絶対大丈夫ですからっ」フーッフーッ



千夏「や、やだ...痛いのやだ......痛くなくてもやだ.......や、やめて菊ちゃん」カタカタカタ



菊「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」



千夏「や、やっ....................!」





























男「何してんのお前ら」



菊「ッハ!.........お、男様?」



花「.............」パッ



千夏「男!」パァァァ



菊「な、なんでここに.........」



男「いや、こっちのセリフだわ」



千夏「ぼ、ぼくたちの話聞こえてた?」



男「え?いや聞こえなかったけど.........」



千夏「そ、そう」ホッ



千夏「え、じゃあなんでわかったの?」



お雪「匂いです」



千夏・菊「え?」



お雪「匂いです、最初は気のせいだと思ってましたが男様以外の匂いがしていたので.......」



千夏「に、匂い.......」



お雪「はい、私、鼻はいいんです」

>>336
×お雪「~~~~~~~~男様以外の匂いがしてましたので.........」

○お雪「~~~~~~~~男さん以外の匂いがしましたので.........」



お雪「それで?何をしてたんですか?」



千夏「.............」



菊「...............」



花「...............」



男「...............」



お雪「..............」









シーン



















男「いやなんか言えよ」



菊「>>342していました」



男・千夏・お雪「えっ.........」



花「................」

男様の事を想いアレを



菊「男様を想いアレをしていました」



男・千夏・お雪「えっ..........」



花「..............」



菊「.............千夏様が」



千夏「えっ.......」



花「ん」コク



男「あ、アレって........え?」



お雪「アレって何ですか?」



菊「自慰こう...千夏「ちょっとまったーーーーー!」



男「ち、千夏.........」



千夏「し、してないよ!?信じないでよ!」



お雪「?」



花「..............」



菊「女の私から見ても、すごかったです///」



千夏「ちょっと!?菊ちゃん!?それはないんじゃない!!?」



男「っ..........」



千夏「お、男!?なんでちょっと距離とったの!?」



すいません、もう寝ます



千夏「ちょ、ほんとにやってないから!信じてよ」



男「じゃ、じゃあ何やっいぇたんだよ?」



千夏「そ、それは...........」



千夏(の、覗いてたなんて言えないし.......ど、どうしよう........)チラッ



菊「...............」シラー



千夏(き、菊ちゃんひどくない!?)



お雪「どうかしました?」



千夏「え!?い、いや...何でもないよ」



千夏(こ、ここは............)ゴクリ...



千夏「>>348

じょ、女子会?



千夏「じょ、女子会?」



男・お雪「女子会?」



千夏「そ、そう!女子会してたの!女の子だけの!!」



千夏「だ、だから何話してたかは内緒なんだからね!」



男「...........なんでここで?」



千夏「い、いえな.....じゃなくて、教えない!」



男「なんだよそれ」



千夏「乙女の秘密なんだから!ね、菊ちゃん」



菊「.........はい、秘密でございます」



千夏(よかったぁ!合わせてくれたぁ!また見捨てられたらどうしようかと......)



男「秘密って......まぁいいけど、こんな夜中なんだからもう寝ろよ」



菊「あ、あの.....男様」



男「ん?」

飽きてきたな
この進行

>>350
ちょうど思ってた、もっとテンポ上げてみる



菊「いや、その......おやすみなさい」ペコッ



男「?.......あぁ、おやすみ」



お雪「.............」



千夏「そ、それじゃあぼくたち部屋戻るねっ花ちゃん、行こう」



花「ん」



千夏「じゃ、じゃあね」



ピシャ



男「なんだったんだ.........」



お雪「............」



男「?......雪ちゃん?」



お雪「いえ、なんでもありません.......男さん」



男「ん?」



お雪「今日は、もう寝ましょうか」



男「え?う、うん...」



お雪「......分かってないでしょう?」



男「な、なにが?」



お雪「..........教えません、自分で考えてください」



男「え、怒ってる?」



お雪「怒ってません、さ、寝ましょう?普通に!」



男「?」




―――――――――――――――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――

――――――



チュンチュン...チチチチ......



お雪「ん......んぅ.....」パチ



男「すぅ...すぅ...すぅ...」



お雪「............」フフ



お雪「ん~~~~!はぁー」ノビー



お雪「男さん、起きてください!朝ですよ~」



男「んぅ......ねみ........」



お雪「そういわずに、さあ!起きましょう」ユサユサ



男「わかった........わかったよ..........」ムクリ



お雪「今日はお祭り二日目ですよ、さ、気合い入れましょう!」



男「気合って......ん~~~~」ノビー


お雪「私、千夏さんたちの部屋行ってきます」



男「おう、いってらっしゃい」




男「ふあ~~」



男(さて、水汲みして、顔洗って.........あ、ここ花んちだから水汲みはいいのか....)



男(あれ、洗面所どこだっk...侍女「男様」



男「は、はい」ビクッ



侍女「おはようございます」orz



男「お、おはようございます」orz



侍女「洗面所はこちらでこちらでございます」



男「は、はい..........」



男(.............毎回毎回、お見通しかよ......)




ジャー バシャバシャ ガラガラガラペッ



男「ふぅ、飯だ飯だ」



ガラガラ



男「お、」



菊「あ、男様、おはようございます」



千夏「ん~、男おはよ~」モグモグ



男「おはよう、ってか千夏もう食ってんのかよ」



千夏「ん~」モグモグ



タッタッタッタ.......ダキッ



男「おう、花」



花「男、おはよう」



男「あぁ、おはよう」



花「んふふ♪」



お雪「さあ男さん座ってください、朝ご飯食べましょう」



男「おう」



千夏「ねぇ、お祭りってもう始まってるの?」



菊「さすがにまだ早いですね、始まるときは太鼓で大きな合図があるはずです」



千夏「そうなんだぁ、今日はじっくり回らなきゃね!」



お雪「そうですね、昨日は慌ただしかったですもんね」



男「花、今日はどこ行きたい?」



花「ケバブ............」



男「ま、またケバブ?」



花「ん、ケバブ...........」



お雪「おいしいですよね~ケバブ」



菊「それでは今日も最初にケバブ屋台行きましょう」



千夏「ね!ね!綿あめあるかな!ぼくあれ食べたい!」



男「あるわけねーだろ」



千夏「えーわかんないじゃん!」



ワイワイ .キャッキャッ





普通だった........普通にみんなと飯食って、普通に祭りを楽しんで、


普通にまた帰ってきて飯食って、そして寝るんだと思ってた.........




でも違った.......俺は今日という日を絶対に忘れない.......................



ドン、ドン、ドン、



男「お、」



菊「どうやら始まったようですね」



千夏「やっときたぁぁぁぁ!!危うくお昼食べちゃうところだったよ」



お雪「花ちゃん、ケバブ食べましょうね」



花「ん」



男「おし、それじゃ行くか」



「「はい」」



―――にぎわう人たちの量でこの祭りのでかさを再確認することができる。この町の人全員参加してるんじゃないだろうか


まぁ、家でテレビ見てたりネットをしたりなんてことはまずできないからこの時代の人たちにとって最大の楽しみの一つがこのお祭りなんだろう


男「なんかいいな、こういうの」



お雪「何がですか?」



男「いや、皆が皆楽しんでるのって」



文化祭の雰囲気に似てるな、規模は全く違うけど........



千夏「男ぉー早くー!」



男「わかってるよ!」



男「そいじゃ雪ちゃん、行くか」



お雪「はい」ニコッ



こんなにじっくりと祭りを楽しんだのは久しぶり......いや、初めてかな?


いつもは何気なしにぶらついて、ある程度食ったら満足してたけど、よくみたら結構面白いのもあるんだな


時代が違うせいか、どれも夢中になれた.............ケバブ以外は、、、


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――――

―――――――――



千夏「いやぁ~食べたねー」ニンマリ



男「幸せそうだな........」



千夏「うん!」ニコッ



花「.........」クター



男「はは、疲れたか花」



花「ぜんぜ...ん.........」



男「おぶられながらよく言うぜ、今にも寝そうだし」



お雪「もうだいぶ暗くなってきましたね」



菊「そろそろですかね」



男「なにが?」



菊「お祭りの最後には毎年きれいな花火が上がるんですよ、いつもその花火だけは花様と一緒に見ていました」



男「へー、すごそうだな」



菊「とてもきれいですよ?」ニコッ



ピュ~~~.........ドオオォォォォン!!



男「お?」



お雪たち「わあ.....」



花「!」ビクッ



男「ん、花、目が覚めたか」



花「なにこれ........」



男「ほら、上見ろ」


花「?」



花「!!.........これ」



男「あぁ、花火だ」



花「いつも.......見てたやつ」



男「どうだ?近くで見た感想は......」



花「................きれい」




お雪「すごいきれいですね、男さん」


男「そうだね、すげーきれいだ」



菊「私とどちらがきれいですか?」ニヤニヤ



男「菊」←即答


菊「!?」


菊「え、ちょ、そんなはっきりと......///」マッカッカ



男「やっぱ花火だな」



菊「え........」キョトン



男「ははは、嘘だよ、いつもからかわれてるからな、仕返しだ♪」



菊「~~~~男様っ///」



男「わ、悪かったって」ハハハ


千夏「ねぇ、ぼくと花火どっちがきれい?」ワクワク



男「花火」←光の速さ



千夏「とかいって~?」


男「花火だよ」



千夏「え........」



男「そんな顔すんなって!嘘に決まってんだろ!」



千夏「っ......だ、だよね!よかったぁ....で、ぼくのほうが.....」



男「花火きれいだね~」



お雪「そうですね~」



千夏「ちょっと!!無視しないで!!」



―――花火は意外に早く終わった。まぁ、全部手作りでやってんだから何百発も作るのは無理だからな。


それでも今まで見た花火で一番きれいだったな。


そして、祭りは全部終わって.........




菊「さて、それじゃあ帰りますか」



お雪「そうですね、今日も泊めてもらっても?」



菊「もちろんです、なんならこのまま....



「お~~い、男くーん」



男「?........俺?」



「そうだよ!こっちこっち!」



男「ん?おぉ!おじさんじゃないすかぁ」



おじさん「よぉ!」



※おじさんは〝おばさん〟の旦那さん




菊「お知り合いで?」



男「あぁ、よくお世話になるおばさんがいるんだけど、その旦那さん、不死身だ」



菊「は、はぁ........(不死身?)」



菊「初めまして、菊と申します」ペコッ



おじさん「へー、こりゃどうも初めまして!えらいべっぴんさんだなぁ」



菊「まぁ、お口がお上手で」フフフ



おじさん「なーに正直者なだけさ!」ハッハッハ



お雪「あの、それでおじさん、どうしてここに?村の方は........」



おじさん「はっはっは!こまけぇこたぁきにすんなお雪」



お雪「?」



おじさん「えーっと、お雪たちはもうかえんのかい?」



お雪「はい、ちょうど今帰るところでして...........」



おじさん「ならよかった!」


おじさん「男君、」



男「はい?」


おじさん「手伝ってほしいことがあるんだ」



男(な、なんだ........いきなり真剣な顔になって)


男「な、なんすか?」ゴクリ...



おじさん「今からちょっといいかい?」


男「いいですけど.....」



お雪達「...........」ゾロゾロ


おじさん「あー、できれば男君だけに来てほしいんだけど........」



男「俺だけ?」



おじさん「そう!」


男・お雪達「?」



男「じゃ、じゃあ雪ちゃん達先帰ってて」


お雪「え!?」



男「俺も用事済ませたらすぐ帰るからさ」


菊「..............」



菊「すぐ帰ってこれますか?」


男「えーっと、おじさん、すぐすむ用事?」


おじさん「もちろんさ!」



菊「それでしたらわたくしたちは先に帰りましょう、男様、花様を....」


男「あぁ、頼む」ヒョイ



花「すぅ...すぅ...すぅ...」スヤァ



男「それじゃあ、」



菊「すぐ来てくださいよ?」



男「おう!」



おじさん「まーたねー」フリフリ



おじさん「おし!それじゃあ男君、行こう!」グイッ



男「え?ちょ、いくってどこに.......」



おじさん「祭りのしめさ!」



男「しめ?」




―――おじさんは俺の手を引っ張りながら走っていった。しめってなんだ?なんて考えてるうちにどんどん入り組んだ道にを進んでいく


ここどこだ?城から大分離れてるけど、ここら辺はきたことないぞ.......



男「あのー、ここってどこすか?」



おじさん「すぐわかるよ!もうすぐだ」



なんとなく、なんとな~くだけど、嫌な予感がしてきた



おじさん「ほぅら!ここだ!!」



突き当りを曲がって見えたその光景は........



男「っ.........こ、これは.......」




そこはまるで別世界のようだった。


そう思わせるように入り口には大きな、そして真っ赤な鳥居が立っていて〝こちら〟と〝あちら〟を隔てていた


〝あちら〟にはたくさんの建物があり、その建物が数え切れないほどの紅い灯したちょうちんに照らされていて、その様子はとても....とても...



男「.............きれいだ」



おじさん「そうだろそうだろ!はっはっは!祭りの後はやっぱりこれだよな!」

















おじさん「やっぱ吉原は最高だ!!!」

続く、また明日



おじさん「ほらっいこうや」グイッ



男「ッハ........ちょ、おじさん!ここって吉原?」



おじさん「おうよ!」



男「いやいやいや!俺行きませんよ!」



おじさん「な、なんでだよおい!」



男「俺......その、雪ちゃん達いますし、ここに来てんのばれたらたぶん殺されます」



おじさん「ばれなきゃいい、ばれても最悪おっ死ぬだけさ」



男「ほんと最悪じゃん!!!俺おじさんと違って不死身じゃないんで無理ですって!」







男「だいたいなんで俺連れてきたんすか!?一人で行ってくださいよ!」



おじさん「馬鹿野郎!!俺みたいなただの農民が勝手に入れるわけねーだろ!!」クワッ



男「お、おう.....(な、なんだこいつ)」



おじさん「金があれば入れるが、祭りで儲けた金はもう使っちまったし.......」



男「え、なんか出店出してたんすか?」



おじさん「春画売ってた」



男(あ、だめやこいつ)



おじさん「酒に使っちまってもうねーのさ★」



男「.......ったく、あんた奥さんいるでしょう」



おじさん「うるせい!!それとこれは別だい!!」



男(だめな大人や.......)



おじさん「本来なら入れないが、今夜は違う!!!」ドーン



おじさん「年に一回、この祭りの日だけはある条件を満たせば金がなくても入れるっ!!!」



男「ある条件?」



おじさん「ほらっ!来てくれ!」グイッ



男「ちょ、なんすかある条件って!?」



おじさん「なーにすぐわかる!」




おじさん「おーい」フリフリ



スタッフみたいな人(以下スタッフ)「ん?ああ、あんたか」



おじさん「いやーどもども」ヘヘヘ



スタッフ「いい加減諦めな........って、おや?そのあんちゃんは?」



おじさん「ほら、〝例のやつ〟でさ!」



スタッフ「ほぉー......」ジロジロ



男(な、なんだ....めっちゃみられてんだけど)



おじさん「どうですかい?悪くないでしょう」



スタッフ「.........うむ、むしろいいな」



おじさん「ほんとですかい!?いやー!男君、ありがとよ!!」



男「な、なんすかこれ」



スタッフ「まぁ、肝心なのは........〝ここ〟なんだけど」モミ



男「ふぁっ!?」



スタッフ「!?」



男「ちょ、いきなしなんつーとこ触ってんだよ!!」バッ



スタッフ「..............」



おじさん「........っ」ゴクッ



スタッフ「.........許可しよう」



おじさん「っしゃ!!」ガッツ



男「??」



おじさん「いよしっ!それじゃ男君、またあとで!楽しもうな!!」ハッハッハッハッハ



男「ちょ、おいてかないでくれって」タタ...



スタッフ「ちょいと、あんたはこっちさ」グイッ



男「ちょ、離せよ」



スタッフ「いやいや、あんた、もしかしてなんも聞いてないの?」



男「な、なにが?」



スタッフ「あー、こりゃ聞いてない面だわ、あの親父さんも結構ひどいね」



男「??........もしかして〝ある条件〟と関係ある?あの、今日だけ金払わなくても入れるって言う.......」



スタッフ「あ、そうそう!それそれ」



男「その条件って俺聞いてないんだけど、なんなの?」



スタッフ「.........きく?」



男「いやもちろん」



スタッフ「知らないほうがいいかもよ?」



男「え........」



男「いや、でも、きかせくれよ」



スタッフ「..........今日は、祭りだったよな?」



男「あ、あぁ.....」



スタッフ「ここ、吉原の遊女にとっても今日は祭りなのさ」



男「?.....うん」



スタッフ「でも遊女たちはここから出ることはできないんだ.......辛いがな」



男「はぁ......」



スタッフ「せっかくのお祭りなのだから、遊女たちも楽しみたい、息抜きも兼ねてな..........でもここからは出られない............そこでだ」



スタッフ「ここから出なくても遊女たちが楽しめればよいではないか、と考えたわけだ」



男「いいじゃん」



スタッフ「だろ?では遊女たちの楽しみとはなんだ?遊女にとっての幸せとはなんだ?」



男「..........さあ」



なんとなく、なんとな~くだけどまた嫌な予感がしてきた.........




スタッフ「答えはな、いい男と寝ることさ」」



ほーらきた..........



男「.......なんでそーなんだよ」



スタッフ「ほら、遊女たちっていつも商売のためにいろんな奴の相手しなきゃなんえーだろ?じゃなきゃ食ってけねーからな」



男「...............」



スタッフ「そこでだ、年に一回、祭りの日だけは遊女が客を選ぶようにしようってなったのさ」



男「...............」



スタッフ「そしたら案外盛り上がってさ、でもいいと男なんてそうそういないからねぇ、数が少なかったんだよ」



スタッフ「そこでだ、」



そこでだ、多すぎだろ...........



スタッフ「〝祭りの日に限り、こちらが認めるくらいのいい男を連れてきたやつは無料で遊女に酌させる〟っていうふうに言いふらしたわけよ」



男「」



スタッフ「もうおわかり?」



男「..............」




男「帰る」



スタッフ「ちょいちょいちょい!まちぃな、あんたもうだめだよ?」



男「何がだめだよ!こっちはあの親父に騙されてきたんだよ!こっちはもう.....その、は、伴侶がいんだよ」



スタッフ「ありゃー、それは気の毒には思うけどね、あんたみたいな人は逃がさないよ」



男「は?」



スタッフ「がたいも顔も背丈も、みんな遊女たちの好みさ、特にアソコはね.......」ニヤッ



男「は、はぁ!?」ゾワッ



スタッフ「遊女たちも今日は楽しみにしてんのさ、ここはひとつ、人助けだと思ってさ?」



男「...............」



スタッフ「ね?」



男「やだ」



スタッフ「...............」



男「他当たってくれよ、早く帰んなきゃいけないからさ」スタスタ...



スタッフ「..........悪いね」ボソッ



男「ん?なんか言った...........」フワッ



男(な、何だこの香り....ぼーっとしてき.......)クラッ



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――――――――――――

――――――――――――――

つづく、また明日



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――――――――

―――――――――――――


『――て下さい、男さん』



ん?



『男!起きて!』



あれ?千夏?



『男様、起きないと........切りますよ?』



へ?なにを?



『...........』ソォーッ←ハサミ



男「うおおおお!やめろ花!!」ガバッ



男「はぁ.....はぁ.....なんだ、夢か...」



「あー、やっと起きたぁ♥」



「反応ないとつまんないもんねぇ」



男「ん?」



遊女達「「ようこそ、おいでやす」」



男「」



へ?




「本当に大きいでありんすなぁ」



「立派な肉体♥」ベタベタ



「あーん、うちにも触らせておくれや」



男「ちょ、ちょっと待ってくれ!え?なに?この状況」



遊女「あんた、わっちらに買われたんよ?」



男「買われた?」



遊女「あい、全部終わったらきちんとお金も払うからね?心配いらんよ」



男「い、いらないいらないいらない!お金とか要らないから!今すぐ帰らせてくれ!!」



遊女「あーん、つれないこと言わないでおくれよ」



遊女「あんたずいぶんいい男じゃないか、一晩でいいから相手してくれよ?」



男「いやいや、俺、妻いるし!そういうのマジだめだから」



遊女達「...........」



男「だから、な?」



ヒソヒソ



男「?」



遊女「承知したでありんす、」



男「ほ、ほんとか!?」



遊女「」



>>384ミス


遊女「ただ、一つだけお願いがありんす」



男「なに?」



遊女「酌だけでもさせておくんなんし、あなた様のようなお人にわっちたちも飲んでほしいのでありんす」



男「んー.......」



遊女「今宵だけは、わっちたちのわがまま聞いておくんなんし」



スタッフ『人助けだと思ってさ』



男「.........わかった、一杯だけなら」



遊女「ありがとうえ」ニコッ



男「お、おう.....(よくみたら結構きれいだな)」




トクトクトク.....



遊女「ささ、どうぞ」



男「あ、ありがとう」



グビッ



遊女達「」ニヤッ



男「いやー、うまい!」プハァ



遊女「もう一杯いかかですか?」



男「え」



遊女「もう一杯だけ、ね?」



男「一杯だけなら.........」



遊女「そうこなくちゃ」トクトクトク....



グビッ


男「ん、うまい.......」



ドクンッ



男「あれ?」



ドクンッ、



な、なんだこれ........体が熱い



遊女「ど、どうなさいんした?」



男「な、なんでもな.......」フラッ



遊女「大丈夫でございやすか」ガシッ



男「あ、あぁ.....ごめん」ハァ...ハァ...



やばい、くらくらしてきた



遊女「まぁ///」



男「え、なに......」



男Jr.「」ギンギン



男「..............は?」



なにこれ......なんでこんなことなってんの?



遊女「なんだ、まんざらでもなかったんじゃないですの」



男「そ、そんなことは.......」



遊女「体は正直さね」サスリ



男「!」ゾワッ



それはプロの触り方.........触り方でも素人とプロとではここまで違うのか!?

すいません、今日はもう寝ます
明日多めに投下します



遊女「まぁ、想像以上でありんすなぁ」サスサス



男「や、やめろ.......」ハァ...ハァ...



な、なんだこれまじで...........熱くてたまんねー......



遊女「ささ、こちらへ」スッ



男「はぁ.....はぁ....」フラフラ



スッ



怪しい感じの部屋「............」



男「.............」ハァ...ハァ...



大きな布団「............」



男「お、おい......これって」



遊女「どうやら気分がすぐれないように見えますゆえ、少しお休みになっていって下さいなんし」



遊女「わっちらが介抱するから」クスクス



男「はぁ.....はぁ...」フラフラ



やばい、立ってんのきつい........少し、少しだけ横になろ.....



遊女「ふふふ、お気を楽に♥」スルスル



あれ?皆なんで脱いでんだ?


あれ?俺も脱がされてね?なんで?


なんでこうなったんだっけ?


なんか、考えんのめんどい......今は、この熱さを冷ましたい



男「あ、熱い........」



遊女「すぐに楽になりんす」



ん、顔がちか...



んちゅ....れろ........



遊女「あぁ、姐さんずるい」



遊女「ぷはっ.......んん、おいしい♥」



え.......俺今キスしたのか?


よくわかんねーけど、すげー....気持ちいい



なんだろう..........キスしてた時、熱さがすこしやわいだっていうか心地いいものになったような



遊女「少し、楽になったでございましょう?」



男「あ、あぁ.....」



遊女「今からもっと楽にしてあげるから♥」スルスル



もう皆全部脱いでる


たくさんの手が俺の体を這っている..........気持ちいい


触られてるだけなのにすげーきもちいい.....



遊女「すごい、ふんどしの上からでもこの大きさ」



遊女「わっち、初めてかもこんなの」



遊女「おいしそう///」ジュルリ



遊女「焦っちゃもったいないでありんす、夜は長いんやから」



なんだ......何を言ってんだ?



遊女「そういえば、あなた様の名前はなんていうのでありんすか?」



名前?俺のか?俺は.........



男「俺は.......男だ」




遊女「男様.......でよろしいかえ?」



男「あぁ........」



遊女「ほいなら、男様、今宵はわっちたちを想い人に重ねておくんなんし」



男「重ねる?.........」



遊女「あい、妻がおるのでしょう?」



男「妻........」ボヤー



男「雪ちゃん..........」ボソッ



遊女「雪というんでありんすな」ピト



男「千夏........」



遊女「ちなつ?」



男「菊.........花もか?いや......さすがにまだ小さい..........でも......」ボヤー



遊女「.................」



遊女「ず、ずいぶん多いのでありんすなぁ」



遊女「けんど、複数相手するのは慣れてるってことでありんしょう?」



遊女「ほんならもうしましょう?わっちもう我慢できんわ///」



スルスル


男Jr.「」ビキビキビキ



遊女「わぁ、おっきいなぁ///」



遊女「わっち最初いくで」



遊女「ちょっとぉ、姐さんさっきも最初に接吻しとったじゃないですのぉ」



遊女「いいやん、どうせみんなやるんやから」



遊女「ほんなら男様、気持ちよおなっておくんなんし♥」



パクッ



男「うっ」ビクッ



遊女「じゅるっ......ずゅる!じゅぷじゅぷ......」



遊女「姐さんのはいつみてもすごいでありんす///」



なんだこれっ...........頭がとろける.......



遊女「わっちはこっちもらうでありんす」



んちゅ....れろ...



遊女「男様、どうでありんか?///」



あれ、千夏.....か?こんなに胸おっきかったっけ?



まぁいいか



モミモミ



遊女「んっ///そう、好きにしていいんですよ?」ピクンッ




遊女(これ、すごい..........顎が外れそう)ジュプ...ジュプ...



遊女「ん......もっと吸っておくれやす///」ハァ...ハァ...



チュパ.....チュパ...



き、気持ちいい..........熱さが和らいでく........



お雪『男さん、気持ちいいですか?///』



雪ちゃん..........めっちゃ気持ちいい、いつの間にそんなうまく........



千夏『男ぉ、もっと揉んで///』



千夏、こんなに大きかったんだな..........この短期間でこんなに成長するなんてまさに奇跡だな



菊『お雪様、次は私ですよ』



あれ、菊?菊がいるってことは...............



花『あぁ、早くそれほしい///』クチュクチュ



............................あれ?



花.........あれ?なんか違くね?




男「う"っ!!」ビクビクッ



遊女「!」



遊女(来るっ!!)



男「で、出るっ!!」ビュルッビュルルル



遊女「ングッ………ングッ………」ゴキュゴキュ



遊女「ぷはっ………すごい量///」



男「ご、ごめん雪ちゃ…………あれ?」



男「え?........え?」



雪ちゃんじゃない!?ど、どういう.........



遊女「男様?大丈夫でありんすか?」



男「あれ?千夏?」



じゃない!



遊女「?」



菊もいないし、やっぱり花じゃない!!



どうなってんだ...............



遊女「もしかして正気に戻ったでありんすか?」



正気?な、なに言ってんだ



遊女「えぇー、もう?まぁいいか」



遊女「わっち、男様気に入ったでありんす///最後までしなきゃ気がおさまりんせん」ハァ...ハァ...



遊女「ささ、男様続きをいたしましょう?」



男「ちょ、ちょっと!!なにすんだよ!」



遊女「なにって........ねぇ?」クパァ



男「ば、ばか!やめろって!!」



遊女「ほほほ、まるで生娘のようでありんすなぁ」



遊女「ここまでしといてお預けなんて、あんまりでござりんしょう?」



男「こ、ここまでって?」



遊女「?.........たった今わっちにたっぷりと出したでありんしょう?まだまだ元気だけんど///」



男Jr.「」グググ



男「え、雪ちゃんに出したと思ったの..............あれ夢じゃないの?」



遊女「しっかりといただいたでありんす♥」ニコッ



男「」



そ、そんな........や、やっちまったのか?



うううううう、う、浮気になるのか!?これって!!



いや、待て...........そもそもどっから浮気になるんだろう



相手に黙って異性にあったら浮気か?だったらアウトだ



食事とか酒飲んだりしたら浮気か?それでもアウトだ



裸でべたついてるこの状況はアウトか!?やっぱアウトかな!?



さらに出してしまったらそれは決定的ではないのだろうか?



いやしかし、体は奪われても心まで奪われなければ浮気ではないのか?



わからない、わからないぞ!!浮気って曖昧すぎんだろ!!



遊女「ささ、男様続きをいたしましょう」グイッ



男「!!」



男「ま、まってくれ!!」



やばいやばいやばいやばい!!これ以上はやばい!!



これまでのが浮気かどうかなんてこの際どうでもいい、しかし、ここから先はだめだ!!皆に殺される!!



男「お、俺!もう帰らせてくれ!!」



遊女「帰る?」キョトン



男「あ、あぁ!約束は一杯酌するだけって言っただろ?ほら、だからもう帰らせてくれよ!」



遊女「.............」



遊女「...........ふふ、ふふふ」



遊女「あっはっはっはっは///」



男「な、なんだよ」



遊女「いや、吉原の遊女に囲まれてこの状況で帰るなんて言う人初めてだから、おかしくって」フフフ



遊女「いい殿方だね、ますます気に入ったよ」



男「っ........そ、そんなこといいから帰らせてくれよ!」




遊女「そこまできっぱりと言われちゃあ、いい男の頼みは断りづらいでありんすな」



男「じゃ、じゃあ...........」パァァァ



遊女達「「いやだ♥」」



男「...........................え?」



遊女「いい男の頼みは断りづらいんだけんど、」



遊女「それ以上にいい男とはヤりたいのでありんす」



男「なっ........」



遊女「それにわっちらがもう我慢できんせん」



男「え?」



ガシッ、ギュッ



男「え、ちょ!」



一瞬で手ぇ縛られた!



遊女「男様、大丈夫、天に上るほど気持ちよくなるはずでありんす///」



男「いや、ほんとに上っちゃうんだってぇぇぇぇ(殺されて)」



男「まて!まってって!!」ドタバタ



遊女「ふふ、抵抗しても無駄でありんす♥」



遊女「あぁ、無理やりって言うのもいいもんでありんすなぁ///」



遊女「男様、必死で愛らしいでありんす///」



レロッ



男「えあっ!」ゾクゾクッ



遊女「男様の汗♥お・い・し・い♥」



男「っ.......」ゾワッ



やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい!!



今世紀最大!地球最大!俺史上最大のやばさだ!!



は、早く逃げなきゃ!!



遊女「男様、その体制はつらいでありんしょう?どんぞ」ヨイショ



HI★ZA★MA★KU★RA★だぁぁぁぁぁぁぁ!!



太もも柔らかいいいいいいいいいいいい!生足いいいいいいいいい!!!



遊女「ふふ、うつ伏せはくすぐったいでありんす、仰向けに」ゴロン



男「!!!」


たゆんたゆん♪



おっぱおだぁぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁ!!!目の前におっぱおだぁぁぁぁああああああああ!!


おっぱおで顔が見えないいいいいいいいいいいい!!!



遊女「ほいじゃ、男様♪」



男「まって!お願い!!挿れるのだけは!挿れるのだけはやめてくれ!!」



遊女「そんなこと言ってもほぅら.......」



男Jr.「」ビキビキビキ



遊女「体は正直でありんす♥」



男「う、嘘だ!!そんなわけ.........」



遊女「こんなにいやらしい汁も出して///」ヌルヌル



男「な、何かの間違いだ!!こんな!無理やりされてるのにっ」



遊女「本当は好きだったり...........」



男「そんなわけないっ」



遊女「まぁでも、すぐに気持ちよくなるでありんす♥」クパァァァァ



男「や!や、やめろぉぉぉおおおおぉぉぉおぉ!!!」









































「「「待ちなさい」」」









































男・遊女達「!?」



そこには三人の.........いや、三体の鬼がいた



名を左から『悪蝓鬼』、『血那兜』、『飢狗』、



その三体からはまるでこの世を終わらせようというような禍々しさがあふれている...............



「ここは臭いますね...........」



悪蝓鬼が口を開いた



「泥棒猫の匂いじゃない?」



「私には雌豚に見えますが..............」



血那兜と飢狗も口を開く



三体はゆっくり、ゆっくりと男たちに近づいている



沈黙を破ったのは遊女だった



「おかしいでありんすなぁ、吉原は女人禁制、あんたら........どうやってはいったんでありんすか?」



悪蝓鬼「あれ?何か聞こえました?」



血那兜「なんも?なんか鳴き声みたいなのは聞こえたかも」


飢狗「別にあれを殺してしまっても構わないのだろう?」



男「お前誰ええええええぇぇぇぇええ!!」



遊女達「」カチン



鬼たちの言葉に遊女達も怒りを覚えた



遊女、それはつまりこの〝吉原〟という檻の中で生き残った女郎。来る日も来る日もいろんな客の相手をし、地獄のような思いもたくさんした



それでも生き残るために、勝ち上がるために死力を尽くした女達。



そんな彼女たちが唯一自分の望みをかなえられる日、それが今宵。今宵だけは素直にその行為を楽しめる。愛し愛されることはなくとも、やっていることはいつもと変わらなくとも、今宵だけは自分を少しだけ可愛がれる。



それに今宵の男はいつもと違った。欲望におぼれた男は今まで腐るほど見てきたがこの男は違った。見た目が、身体がいいというだけではない。



吉原というこの場で、遊女に囲まれている状況でも真っすぐ自分を貫くなど、初めてだった。



この男の味を知りたい。それは女郎として、一人の女としての欲望。年に一度、一度だけ叶えられる欲望。



それを邪魔された



しかもこんな小娘たちに、



こんな小娘たちになめられるのは女郎としてのプライドが許さなかった。



遊女「................」



三鬼「「「...................」」」



そこにはとてつもない邪気を放っている三体の鬼と、静かに怒りを燃やす女達...............



そして、手ぇ縛られた間抜けな男の姿があった。

つづく



悪蝓鬼「さ、男さん、帰りましょう?」ニゴッ



笑顔だ.................笑顔のはずなのに背筋が凍りつくような寒気を感じる。



しかし、落ち着け、雪ちゃんたちは味方のはずだ。



いま放っている邪気は俺に向けられているものではない。ここは情けないが素直に助けを請おう。



男「ゆ、雪ちゃん.......!」



男は言葉に詰まった。



まて、まてまてまて、本当に味方か?



雪ちゃんたちから見れば俺は絶賛浮気ナウなのではないか?となれば絶対、絶対怒ってる。俺に待つのは......................死?


そんなことが一瞬頭をよぎった。そしてその沈黙がいけなかった............



雪ちゃんたちの、いや...........鬼たちの顔がピクリと悪いほうへ変わった



男は急いで弁解しようとした、



男「ち、ちがうn....うぷっ!!」



が、何かが顔に押し付けられ言葉が遮られた。



おっぱおだ。


膝枕していた遊女が前かがみになり男の顔におっぱおが押し付けられている。




遊女「おんやぁ、あんたが雪様でありんすかぁ」



悪蝓鬼「」ピク



遊女の言葉にすこしだけ悪蝓鬼が反応した。



遊女「ほんで、あんたがもしかすると..........ちなつ様かえ?」



血那兜「」ピク



遊女「お、あたりぃ.........ほんならあんたが、菊様?それとも花様かえ?」



飢狗「............................なぜ私達の名を?」



遊女の言葉に初めて答えた。



遊女「なぁに、教えてもらっただけでありんす、男様に」



悪蝓鬼・血那兜「」ピクッ



飢狗「............〝男様〟ぁぁ?」ゴゴゴゴゴゴ



鬼たちの様子が変わった。何が原因かは遊女達は見逃さなかった。



男は................



男「ん~~っ!!んーー!!」



おっぱおに溺れていた



遊女「いやしかし、男様はお若いのに多妻とは恐れ入るでありんすな」



遊女「最初は嫌がってたけんど、体は正直でありんすから.....♥」サスリ



男「んっ!!」ビクッ



悪蝓鬼「」



遊女「たっぷりといただいたでありんす♥」ペロッ



ブチッ............



悪蝓鬼「おい」



男「!!」ゾクッ



男は見えていなかった。いまだに溺れていたから見えていなかった。が、声で分かった。



雪ちゃんがブチギレてる.....................



初めてあんな声を聴いた。低く、鈍く、しかしはっきりと聞こえる..........



怖い.........とてつもなく、怖い



危ない、遊女達が危ない、下手したらしn...........



やばい!やばいやばいやばいやばい!!


冗談抜きでやばい!!止めなきゃ!!



男は無理やり体をひねり呪縛から脱出した。



男「雪ちゃん!待て!!早まるn....」バッ



男「....................え?」



遊女「..............え?」



菊「おかえりなさいませ、男様♪」



お雪「うまくいきましたか?」



千夏「うん!バッチシ!」



な、何が起こったんだ.......なんで目の前に菊たちが..........あれ?さっき俺あそこにいたよな?



お雪「さ、帰りましょ」ニコッ



男と遊女達が混乱しているのをよそにお雪がさっきと同じ言葉をかける、が、さっきよりその笑顔はずっと優しくなっていた。



遊女と男は理解できていなかった。状況だけを見るなら、俺が抜け出した瞬間に千夏と菊が俺を奪い返した............



人間業じゃない、お前ら、何色の閃光?



ブチブチッ!



菊が俺の手を縛っていた紐をちぎった.............



あ、人間じゃないわこれ





――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――――――――――――

――――――――――――


―吉原―


お雪「吉原って初めてきましたけど結構きれいですね」



千夏「ね~、想像してたよりもすっごくきれい」



菊「桃源郷、などと例えられたりしますが、納得ですね」



男「..............」



お雪「どうしました?男さん、元気がないように見えますけど........」



男「そ、そんなことないよ!!き、きれいだよね!」



千夏「でも、もう来ちゃだめだよ?」



男「あ、あたりまえじゃん」ハ、ハハ



男(あんなことあったのに来るとか言えねぇよ...........)



ポワァーン



遊女『ま、待ちなんし!』



お雪「なんですか?」



遊女「一晩だけ、その人を.......」



千夏「だめだよ?」ニコッ



お雪「皆さんには悪いですけど、この人は.........」



「「私(ぼく)達のですから.....ね♥」」



男「」ゾクッ



菊「ちょっと、男様、聞いてますか?」



男「え?ご、ごめん、なに?」



菊「ですから!これからはもっと慎重に行動してください、今回は間一髪間に合いましたけど.....」



千夏「ほんと、危なかったねー」



男「あ、あぁ.....」



男「そういえば、なんで俺がここにいるってわかったの?」



お雪「あぁ、それなら........」



「おーい、お雪~」フリフリ



お雪「あ、おばさーん」フリフリ



男「おばさん?」



お雪「はい、おばさんに教えてもらったんです」



おばさん「いやぁ、どうやら間に合ったみたいだねぇ、よかった」



お雪「はい、おばさんが教えてくれたおかげです」



菊「本当にありがとうございます」



おばさん「なーにいってんだい、もとはといえばうちの馬鹿のせいなんだから、ほんと男君、ごめんねぇ」



男「い、いえ........何とか未遂でしたし.........あの、おじさんは......?」



おばさん「そうだよ!ほら、あんたも謝りな!」グイッ



ドチャッ



男「」



肉塊がそこにあった.........


〝それ〟は規則的に動いているから生き物であることは分かる。が、男は目の前のものが生きている物には到底思えなかった



男(な、なんだこれ........)



おばさん「ほら!さっさと謝んな!」グチャ!



おばさんが蹴りを入れる、ビクッと〝それ〟が反応する。



「ゔ、ゔゔ......ずびばぜん」ピクッ...ピクッ



男「うおっ!」



しゃべった!!



お雪「もー、おじさん!こんなことはもうやめてくださいよ?」



ふぁ!?


お、おじさん?〝これ〟があのおじさん!?


いや、まてまてまて、それ以前に!!なんで雪ちゃん〝これ〟を見てノーリアクションなの!?




千夏「ほんと危なかったんですからね!」



菊「今回は大目に見ますけど、次はないですよ?」



お前らもかよ!


なんで!?なんでそんなにリアクションないの!!逆に怖いんだけど!



おばさん「いやぁほんとにごめんね、家帰ったら今度はあたしがしばいとくからさ」




ん?



今なんて言った?



『今度はあたしがしばいとくからさ』?



『今度は、あたしが?』



今度はってことは、まだおばさんは〝これ〟に手を出してないの?



じゃあ誰なのおじさんを肉塊に.......〝こんな〟にしたのは..........?



男「」チラ



お雪「...............」ニコニコ



千夏「..................」ニコニコ



菊「..................」ニコニコ




男「」ダラダラダラダラ





おばさん「それじゃあ、また今度ね!」



お雪「はい、さようなら」



男「さ、さささっさようなら」



お雪「えーっと、なんでしたっけ?あ、そうそう」



お雪「おばさんがおじさんを探しているところにちょうど出くわしたんですね、」



千夏「そしたら、『また吉原に行ってたりしないだろうね』っていってたからさ」



菊「スタッフのような人に〝質問〟したところ、ちょうど似たような人が来たと言っていたので.........」



あれ?そういや出てくるときスタッフみたいな人いなくなってたな.............


お雪「最初におじさんを見つけてちょっと男さんのいるところに心当たりがないか〝質問〟したんです」



千夏「それで何とか間に合ったってわけ」


男「」



お雪「どうかしました?」


男「い、いや......何でもないです!ごめんなさい!」


千夏「なんで男が謝るの?」



菊「そうですよ、男さんは騙されたんですよね?」



お雪「まさか、謝るようなことをしたんですか?」



男「してません!断じてしてません!ほら、あの.......俺も軽率なところがあったっていうか、もっと警戒していればよかったって言うか.....」



お雪「............」ジー


男「っ............」


お雪「そうですよ!もっと気を付けてください」プンスカ



男「う、うん」ハ、ハハ




ちびるかと思った..............




―城・大広間―


菊「ふぅー、疲れましたね」



お雪「そうですね、そういえば花ちゃんは..........」



千夏「寝室で寝てるよ、先に寝かせといてよかったね、さすがに吉原には入らせたくなかったし」



男「そ、そうだな........えっと、じゃあ俺たちも寝るか」



悪蝓鬼・血那兜・飢狗「は?」



男「え?」
















































え?




男「え.......ど、どうしたの?」



悪蝓鬼「男さん、もしかしておバカさんですか?」ユラリ



男「と、というと?」ガタガタガタガタ



血那兜「え、マジで言ってんの?」



こええええええええええええええ!!



なにそのガチトーン!!



飢狗「........どうやらマジみたいですね」



男「えっ........な......」



だめだ!言葉にできない!!


やばい、スタッフやおじさんもこんな気持ちだったのか.............




そこには、絶望が立っていた



悪蝓鬼「男さん、男さんは今日何をしましたか?」



男「な、なにって........祭り行って.....」



血那兜「その後だよ」



男「」



男「お、おじさんと...よ、吉原に.............」



飢狗「そこまではいいんです、まぁ男様も少し不用心でしたけどそれは私達もですし、問題は........そこで何をしました?」



男「な、なにって.........」



飢狗「遊女達と、何を?」



男「っ.........」



やばい、やばいやばいやばいやばい、返答次第で殺されるっ!!



な、なんて答えたらいい!?ぶっちゃけ意識もうろうとしてはっきりと覚えてない!



おっぱいしか覚えてない!!



つーか、ほぼ現場見られてたんだから何をしてたかなんてこの三人は知ってるはず、



いったい、なんて言えば盛会なんだ!!




男「っ............」



三鬼「.................」ゴゴゴゴゴゴゴ



これは.......下手なこと言ってごまかす真似でもしたらそこで死だ.......



やっぱり正直に言うべきか..........



男「お、俺は吉原で遊女達に酌された後.........」



三鬼「された後?」



男「お、奥の部屋に通されて..........」



三鬼「通されて?」



男「そこで........その、」



悪蝓鬼「どうしたんですか?」



男「えっと..........」ダラダラダラダラ



三鬼「...................」



男「すいません!!!よく覚えていません!!!」土下座!



三鬼「...............」



男「なんかすっげぇ気持ちよかったことは覚えています!ごめんなさい!!!!!」土下座!!



三鬼「......................」



男「気が付いたら挿れられそうになっていて!!雪ちゃんたちが来て、それで..........」



男「ほんと!すいませんっした!!!」orz



三鬼「....................」


風呂行ってきます



男「.............っ」



お雪「男さん、顔を上げてください」



男「え、」



千夏「なにそんなにビビってんのさ」



菊「別に乱暴しようとなんて思ってませんよ?第一私達男様より全然か弱いじゃないですか」



嘘だ、か弱くはない、負ける自信はある!!


けど、なんだ?なんか柔らかい感じ............



お雪「男さん、」



男「はい.........」



お雪「よく覚えてないって言いましたけど、」



男「はい............」



お雪「出したんですよね?」



男「............え?」



千夏「だから、遊女さんたちにされて、その.......しちゃったんでしょ?」



男「な、なにを?」



菊「射精ですよ」



男「」




お、覚えている.........つーかそれで目が覚めたんだから、



し、しかし言いづらい......



『うん、しちゃった』なんてめちゃくちゃ言いづらい



っていうか、そもそもこの問答自体おかしいよな、射精したか否かなんて.......



俺ら18と17だぜ?こんなやりとり一生に一度あるかないかくらいだ..........



...................でも、今なら.......



なんとなく優しい感じの今なら言えるかも



いけ!俺!男だろ!!



こんなことにビビんなよ!菊も乱暴はしないって言ってたじゃん



なんだ、なんも怖くねぇや



よし、言っちゃう、俺言うわ!






男「うん、しちゃった」



お雪「................」ニコッ


すいません、もう寝ます



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーー

ーーーー


男「ん………あれ……」パチ


あれ?何で俺気ぃ失ってたの?



男「ここ、城の中だよな…………」



いろんな器具「」



男「……………………」



うん、なんも見てない。俺はなんも見てない



あんな拷○器具俺は見てない



いろんな器具「」



男「………………」ダラダラダラ



キィ.........



男「!」ビクッ



男「だ、誰だ!」



菊「菊ですよー♪男様」



お雪「お雪です♪」



千夏「千夏だよっ♪」



男「み、みんな.......」ホッ



男「助かった、これほどいてくれ、なんか知らねーけど手ぇ縛られてんだ」パタパタ



菊「えー、やですよぅ」ニコニコ



男「え?」



お雪「ほどきませんよ?」ニコニコ



男「な、なんで..........」



千夏「そりゃ、ほどいちゃったら縛った意味ないじゃん」ニコニコ



男「は?縛った?」



千夏「うん、縛った♪」



男「お前が?」



千夏「ううん、皆で」



男「皆って............」



三人「.......................」ニコニコ



男「」



なにこれ.............




男「な、なんで縛ったの?」



菊「だって、そうしないと男様暴れるじゃないですか」



男「え、俺が?」



お雪「はい、だから縛っちゃいました、痛くないですか?」



男「いや、痛くはないけど............」



お雪「よかったです」ニコッ



男「あ、あぁ.....ってよくねーよ!!」



千夏「え、もしかして痛いほうがよかったの?」



男「ちっげーーーよ!!」



千夏「じゃあ何よ」



男「いやほどけよ!!なにその『何こいつ.....』みたいな顔!!」



千夏「何こいつ.....」



男「言うなよ!!!」



菊「だからほどきませんって........」



男「だから何でだよ!」



菊「男様、今、ご自分の立場をわかっていらっしゃらないようですね.............」



男「俺の、立場?」



菊「はい、わかりませんか?」



男「...............」



菊「もー、やっぱりわかってないじゃないですかぁ、いいですか?男様は今............」



菊「私達(もちろん花様も含む)というものがありながら、吉原に行き、浮気した殿方でーす♥」



男「...............え?」



菊「あれ、聞こえませんでした?ですからぁ、私達(もちろん花様もふk.......



男「いやいやいや、聞こえてはいたって」



男「で、でも待ってくれ........う、浮気?俺は浮気なんて........」



お雪「しましたよ」



男「え..................」



以下女性陣ハイライトなし



千夏「ねぇ、男.......浮気の境界線ってなんだと思う?」



男「う、浮気の境界線?」



千夏「そ、どっからが浮気だと思う?」



男「そ、そんなのわかるわけ.........」



三人「『出したら浮気』」



男「」



菊「ひどいじゃないですかぁ、まだ私と花様には出してくれてないのにぃ.........」



菊「それを、今日あったばかりの女には簡単にしちゃうんですもん..........」ユラリ



お雪「男さんってもしかして年上好きですか?」ユラリ



千夏「ぼくたち(処女)は嫌なの?」



男「ま、まて........は、話を聞いてくれ」



菊「聞きましたよぉ、それで男様言ったじゃないですかぁ......」



菊「『うん、しちゃった』って♥」



男「」




お雪「男さん、私達はもう男さんのものですけどね?」



お雪「男さんも、私達のものなんですよ?」



男「っ...........」



千夏「ぼくたち『だけ』のだからね?」



菊「もちろん花様も入ってますからね?」



千夏「だからね?浮気なんてね............」



三人「「ありえないんですよ?」」



男「ぁ.......その........」



菊「やっとわかってくれましたね、ご自分の立場♥」



お雪「でも男さん、しちゃいましたもんね?」ニコニコ



千夏「浮気、しちゃったもんね?」ニコニコ



菊「だから、やんなくちゃだめですよね?」ニコニコ



男「な、なにを..........ですか.........」



三人「「................」」ニコッ



「「お仕置き♥」」



見てるから頑張って



男「お、お仕置き?」



菊「はい♪」



男「な、なにすん.......ですか?」ビクビク



三人「......................」ニコニコ



何か言ってくれーー!!



パチンッ



侍女「ここに」



男「うおっ!!」



どっから出てきたんだよ.....



侍女「どうぞ」スッ



菊「はい♪」



男「な、なんだよそれ.........」


>>440
ありがと



菊「ふふっ、気になりますか?」



男「あぁ...........」



菊「知りたいですか?」



男「あ、あぁ...........」



菊「そーですねぇ........男様、こないだ初めて城に泊まりに来た時のこと覚えていますか?」



男「も、もちろん」



菊「私が夕食時取り乱して皆様にご迷惑かけてしまいましたよね?特に男様に........」



男「ま、まぁ..........」



菊「お恥ずかしい限りです」



男「えっと......それとどういう関係が?」



菊「.........」ニコッ



菊「これが原因です♪読めますか?」スッ



男「............『超絶媚薬(料理用)』?」



男「超絶........びやく?.......媚薬!?」



菊「はい♪」



菊「これ、私間違って飲んじゃった(食べた)んですよねぇ、お雪様のせいですけど.......」



お雪「自業自得です」ニコニコ



男「そ、それで.......それをどーすんだよ....」



菊「男様飲んでください♥」



男「..........は?」



菊「男様飲んでください♥」



男「いやいやいやいや!それは...」



菊「お仕置きですっ」ニコニコ



男「」



男「ま、まじですか?」



三人「.............」ニコニコ



男「俺も、あの時の菊みたいになる.......のか?」



菊「ん~、ちょっと違いますよ?」



男「え?」



菊「あの時私が飲んだのは、コレを五十倍に薄めたものだったので、今回のは原液です」



男「」



菊「あ、味なら心配ありませんよ?そのままでもおいしいはずです、飲んだことないけど..........」



男「」



千夏「そんなに怖がらないでよ、ムラムラしちゃうだけだから」



男「だけって..........」



尋常じゃないんですけど



菊「さ、男様、あーんしてください♥」



男「.............」グッ



お雪「もう、開けてくださいよ」



男「..............」



絶対開けねぇ、あれの五十倍だって?死ぬわマジで



千夏「ん~、開ける気ないね」



菊「困りましたねぇ」



千夏「開けてよー」ツンツン



菊「あ♪」ピコーン



男「?」



パチンッ



侍女「ここに」



男「................」



もう驚かない


でも、なんだ?なにすんだ...........?




菊「................」ガシッ



侍女「?......き、菊様?」



菊「男様、どうか口を開けてください、でないと..........」



男「.....................」



菊「この娘がコレを飲むことになります」



男・侍女「!!?」



なん...........だと........



侍女「き、菊様.......じょ、冗談ですよね?」プルプル



菊「...........」ニコニコ



侍女「」サァー



侍女「ぁ.........いやぁ.....」カクカクカク...



やることがもう悪魔なんですが..........



やばい、すっげぇ涙目でこっち見てる......



男「っ............」



菊「................」



侍女「うっ......うっ.......」グスッ



菊「..........残念です」グイッ



侍女「や、やぁ!」



男「ちょっとまてぇ!」



菊「」ピタッ



男「..........................俺が飲みます」


諸事情により、投下できませんでした。が、これから再開するつもりです
ただ今日は無理なので明日からにします



三人「」ニタァ



男「……………」



菊「さすが男様、お優しいですね」



あなたは悪魔ですね………



侍女「あ、あの……」



菊「はい、もういいですよ」



侍女「し、失礼します!」ビュン



はええ………



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