ペリーヌ「...ムニャムニャ......」(63)

ストパンssです。
おかしいとこがあるかもですが、読んでもらえたらありがたいです。
なんてことない日常です。

ペリーヌ「.....」

ペリーヌ「....ン...ンン...もう朝ですの.....」

ペリーヌ「ふぅ...早く着替えてっと、そういえば今日は非番でしたわね」

「先日倒した大型ネウロイのおかげで最近ずっと忙しくしてましたから...」

「数日はネウロイの出現もないとの予報でしたしやっと休暇が取れますわ」

ペリーヌ「さて、今日は何をしましょう」

ペリーヌ「お部屋のお掃除でもしましょうか」

「それとも、1日坂本少佐のお側についてお手伝いを!」

「さ、さすがに1日は迷惑かしら...」

「あっ、でも最近忙しくて花壇のお手入れをしていないからそちらを...」

「ん~迷いますわ~...」

「...」

「決めましたわ、今日は花壇のお手入れをしましょう。」

「花壇を荒れたままにしてをくのは今まで手入れをして来たものとしてのプライドが許しませんわ!」

それに花壇を綺麗にしてお花を植えれば皆さんも喜んでくれますし、きっと坂本少佐も喜んでくださいますわ。」

「うーん、そしたらリーネさんにお手伝いを頼もうかしら...、もしかしたら宮藤さんも手伝ってくださるかもしれませんし。」

「一人では少々大きい花壇ですからね。」


コン コン


ペリーヌ「あら、誰かしら?」

「どなたですの?」

あぁ、バルクホルンだ。朝からすまない。


ペリーヌ「珍しいですわね大尉が訪ねてくるなんて。」

「どうぞ、開いてますわ。」

バルクホルン「おはようペリーヌ、朝からすまないが、少し聞きたいことがあるんだ。」

ペリーヌ「なんでしょう?」

バルクホルン「私はこれからハルトマンと妹のお見舞いに行くのだが、肝心のお見舞いの品を考えてなくてな。」

「何か療養中に良いものを送ろうと思ってハーブティーを思いついたのだか、私は素人でどんな物を送ればいいかわからないんだ。」


「そこでペリーヌにアドバイスをもらおうと聞きにきたのだが、何かお勧めはないか?」

ペリーヌ「そういうことですか、それなら前にみなさんにも淹れてさしあげましたカモミールなんてどうでしょう。」

バルクホルン「あぁたしか、リンゴのような良い香りがするやつか?」

ペリーヌ「そうですわ、カモミールには疲労回復、肌荒れ、消化促進、安眠に効果がありますの」

「妹さんもゆっくり休まると思いますわ。」

バルクホルン「ほぅ、そんな効果があったのか。うむ、カモミールがいいな、カモミールにしよう。」

「ありがとうペリーヌ、助かったよ。」

ペリーヌ「あの、大尉少しお待ちを」

バルクホルン「?」

ペリーヌ「よろしかったらこれを持って行ってくださ
いまし、カモミールですわ。」

バルクホルン「い、いいのかこんなにたくさん?」

ペリーヌ「えぇかまいませんわ、まだたくさんありま
すし、品質は保証しますのでぜひ妹さんに持
って行ってくださいまし。」

バルクホルン「そうか、それならありがたくいただこ
う。クリスもきっと喜ぶと思う。さっそ
く行ってくるとしよう」

ペリーヌ「お気をつけて」

バタン

ペリーヌ「アメリーさんが大量に送ってくださったカ
モミールが役にたちましたわね」

昼~


宮藤「ねぇねぇリーネちゃん、今日はこれ
こらどうしようか?」

リーネ「う~ん、せっかくの休みだしお出
かけもしたいけど、前に言ってたお
菓子をつくりたいかな」

宮藤「いいね、お菓子食べたーい!」

「今日はお菓子を作ってみんにも配ろうよ!」

リーネ「うん!そうしよう芳佳ちゃん」

リーネ「あ、そうだペリーヌさんも誘おう
よ。3人でやったほうが楽しいよ」

宮藤「そうだね、ペリーヌさんのとこに行こう」

~ペリーヌの部屋~


宮藤「ペリーヌさーん」

ペリーヌ「どうしましたの宮藤さん、それにリーネさんも」

宮藤「これからお菓子を作ってみんなに配ろうと思う
んだけど、ペリーヌさんも一緒にやらない?」

ペリーヌ「へぇお菓子を、それはいいですわね。」

「あぁ、でも私はこれから花壇のお手入れをしようと思ってますの、残念ですが一緒にはできませんわ」

リーネ「え、あの花壇を一人でですか?それなら私も
手伝いますよ、ね、芳佳ちゃん」

宮藤「そうだよ、私達も手伝うよ」

ペリーヌ「いいんですのよ、一人でもやれることはあ
りますし。二人はお菓子作りを頑張って」

リーネ「でも...」

ペリーヌ「花壇のお手入れは嫌いじゃありませんし、
好きでやってることですから」

ペリーヌ「それにみんなお菓子を作れば喜びますし、
私もお菓子楽しみにしてますわ」

リーネ「そ、それなら」

宮藤「わかったよペリーヌさん、楽しみにしててね、
美味しいの作るから!」

宮藤「行こうリーネちゃん、ペリーヌさんのためにも
気合い入れて作ろー!」

リーネ「ま、まってよ芳佳ちゃーん!」

バタン


ペリーヌ「ふぅ」

「一人でやるしかなくなってしまいましたわね」

「いいえ、そんな事言ってられませんわ!私も頑張りましょう!」

~花壇~


ペリーヌ「とは言ったものの...想像以上に荒れ果てて
いますわね...」

「雑草がそこらじゅうに生えてますし、何よりお花が枯れていますわ...」


「まずは雑草や、枯れてしまったお花を取ってしまって、せっかくですから種をまいて一からお花を育てましょう」

「さてと、まずは...?」

ヨシカハ オマメデチイサクテ~ シャ*リ* デカスギドテカボチャ~


ペリーヌ「な、なんですのこの歌は...この声は...ルッ
キーニさん?」

ルッキーニ「リーネはある意味エース級~色よし腫れ
よしバルクホルン~」

「寝てても育たぬ...あ!ペリーヌだー
なーにやってんのー?」

ペリーヌ「え?あ、あぁ私は今から花壇のお手入れを
しようかと思ってたとこですわ」

「それにしても何なんですの今の歌は...」

ルッキーニ「この歌はね、ハルトマン中尉に教えても
らったんだー」

ルッキーニ(!、このままペリーヌのとこまで聞かれ
てたらヤバかったー!)

ルッキーニ「そ、それよりこの花壇雑草ばっかりだ
ー、お手入れって一人でやるの?」

ペリーヌ「えぇ、このままにはしておけませんから」

ルッキーニ「ん~...それなら私も手伝うよ!」

ペリーヌ「い、いいんですの!?」

ルッキーニ「どうせ暇だったしね~、シャーリーも遊
んでくれないしー」

「ねぇ聞いてよシャーリーったらね、遊んでくれるって言ったのにすっかりバイクに夢中でさー」

「それに、この花壇綺麗にしたら花植えるんでしょ?私見たいもん!」

ペリーヌ「ルッキーニさん...」

「あぁでもお花は種から育てようと思ってますの。だからすぐには見れませんのよ。」

ルッキーニ「すごーい!それなら私も水とかかあげる
し、一緒に育てれるじゃん!」

ペリーヌ「それは助かりますわ、それじゃさっそく作
業に入りましょう」

ルッキーニ「ラジャー!」

~数時間後~

ペリーヌ「ふぅ、一通り終わりましたわね」

ルッキーニ「つかれた~」

ペリーヌ「ルッキーニさんのおかげでだいぶ早く終わ
りましたわ、ありがとう」

ルッキーニ「いいってことよ~」

「でもどんな花が咲くのか楽しみだなー」

「これから頑張ってお世話していかなくっちゃ!」

ペリーヌ「ふふっ、お願いいたしますわね」

ルッキーニ「このフランチェスカ・ルッキーニにまっ
かせなさーい!」

ペリーヌ「たのもしいですわね」

ペリーヌ「手伝ってくださったお礼に紅茶とお菓子を
ご馳走しますわよ」

ルッキーニ「え!ほんと!やったー!」

ペリーヌ「それじゃ私の部屋に行きましょう」

ルッキーニ「うん!レッツゴー!」

~ペリーヌの部屋~

ペリーヌ「つきましたわ」

ルッキーニ「うわーペリーヌの部屋に入るの初めてだー」

「なんかいい匂いがするー!」

ペリーヌ「そ、そうかしら?ハーブか何か?」

ルッキーニ「ベットもいい匂いー!」

ペリーヌ「ちょ、ちょっとルッキーニさん、土埃だら
けでベットには...」

「もう、仕方ありませんわね...、少しの間くつろいでいてくださいまし」

~~~

ペリーヌ「さてと、準備ができましたわよルッキーニさん」

「?」

「いいかげんベットから...って、寝てますわねこれは...」

ペリーヌ「この数分でよく寝れますわね」

「まぁ無理もありませんか、先ほど作業頑張ってもらいましたし、このまま寝かせてあげましょう」

ペリーヌ「まったくもうこの子は...ありがとう、ルッ
キーニさん」

ペリーヌ「それにしてもこの紅茶はどうしましょう...
仕方ありませんわね、一人で飲みましょう」

ドンドンドン!

ペリーヌ「な、なんですの!」

ペリーヌ「いったい誰ですのこんなに乱暴にノックす
る方は...どなたです?」

エイラ「ペリーヌ~」

ペリーヌ「エ、エイラさん一体どうしたんですの?」

エイラ「聞いてくれよ~ペリーヌ~」

エイラ「サーニャが~サーニャが~ザーニャァァァ~」

ペリーヌ「とりあえずお入りなさいな」

エイラ「うぅ~うぅ~おじゃまするんダナ」

「ウグッ..うぅ~......ん?、なんだこれ?これ飲んでいいカ?」

ペリーヌ「いいですわよ、丁度いいですわ、それでも
飲んで落ち着きなさい」

エイラ「すまないナ」ズズ*


エイラ「...?、ベットで寝てるのはルッキーニカ?な
んでペリーヌの部屋で寝てるんダ?」

ペリーヌ「さきほど花壇のお手入れを手伝ってくれた
お礼に、紅茶とお菓子をご馳走しようと思
ったんですけど、疲れて寝てしまったんで
すの」

エイラ「ふーん、そうだったのカ」

ペリーヌ「落ち着きました?エイラさん」

エイラ「うん、だいぶ落ち着いたゾ。うまいなコレ」

ペリーヌ「私が淹れたんですから当然ですわ」

ペリーヌ「で、サーニャさんがどうしましたの?」

エイラ「あ、そうだった、それがサーニャが朝から口
をきいてくれないんダ」

エイラ「サーニャに話しかけても、ぷいってされて...」

エイラ「サーニャを怒らせた理由もわからないし、も
う私どうしたらいいかわからないんダヨ~」

ペリーヌ「原因がわからないのではどうしようもあり
ませんわね...」

ペリーヌ「とにかくサーニャさんが怒ってる理由を聞
き出してひたすら謝るしか...」

エイラ「またぷいってされたらどうするんダヨ」

ペリーヌ「エイラさんが謝りたいっていう誠意を見せ
ればサーニャさんも話を聞いてくださるんじ
ゃなくて?」

エイラ「う~ん...誠意か......そうダナ、とりあえずもう
一度サーニャのとこに行ってくるよ」

ペリーヌ「それがいいですわ」

エイラ「おう、ペリーヌありがとな。それと紅茶美味
しかったゾ、そんじゃな。」

バタン

ペリーヌ「なぜ私のところへ来たのかしら?」

ペリーヌ「それにしてもまったくあの二人は困ったも
のですわね」

コンコン

ペリーヌ「?」

「またエイラさんかしら?」

「まだ何かご用かしら?、ってサーニャさん!」

サーニャ「どうも」

ペリーヌ「たった今エイラさんが来てましたのよ、す
れ違いませんでした?」

サーニャ「知ってます、今は訳あってエイラを避けて
るんです」

ペリーヌ「エイラさんがそのことで私に相談に来まし
たのよ、サーニャが私を無視するんだーっ
て」

サーニャ「そのことについてなんですけど.....あの中に
入っていいですか?」

ペリーヌ「え、えぇ、かまいませんわ」

サーニャ「失礼します」

ペリーヌ「そこにおかけになって」

「で、どうしてエイラさんを避けていますの?」

サーニャ「ペリーヌさんは私とエイラを見ててどう思
いますが?」

ペリーヌ「え?そ、それはいつも一緒で仲がよろしく
て、それで...」

サーニャ「親しい仲なのはいいんですけど、エイラ
は......」

「ものすごく奥手なんです」

「いや、ヘタレなんです」

「私がどんなにアピールしても、エイラは恥ずかしがってことごとく応えてくれないんです」

「まるで男子中学生のように....」

ペリーヌ「......」

サーニャ「それで昨日夜間哨戒から帰ってきていつも
のようにエイラのベットに潜り込んだんで
す」

サーニャ「裸で」

ペリーヌ「えっ、」

サーニャ「そのあと寝ぼけたふりしてエイラに抱きつ
いたりしました」

「エイラの首元をクンクンしたり、胸を押し付けたりも...」

ペリーヌ「ちょ、ちょっとサーニャさん?」

サーニャ「なのにエイラは起きてるくせに朝まで寝た
ふりを続けたんです」

サーニャ「まぁその顔を真っ赤にして必死に耐えてる
エイラがちょっとかわいいんですけど...」

サーニャ「でも普通襲いますよ、そこまでされたら」

ペリーヌ(た、確かにそこまでされて寝たふりとは、相
当のへたれですわね)

サーニャ「ペリーヌさんも坂本少佐にそこまでされた
らさすがに応えますよね?」

ペリーヌ「ゴホッ!」

「な、なんでそこで少佐が出てきますの!」

サーニャ「まぁいいです」

サーニャ「それで私は朝イライラしてしまって、エイ
ラを無視していたんです」

ペリーヌ「そ、そうでした

ペリーヌ「そ、そうでしたの」

サーニャ「この気持ちを誰かに聞いて欲しかったんで
すが、ペリーヌさんに聞いてもらってなん
だか少し気が楽になりました」

サーニャ「そろそろエイラを許してあげようと思いま
す」

ペリーヌ「そ、それがいいですわ、ぜひエイラさんの
とこに行ってさしあげてくださいまし」

「エイラさんも今サーニャさんを探していると思いますから」

サーニャ「ありがとうございましたペリーヌさん」

バタン

ペリーヌ「...」

ペリーヌ「サーニャさんてあんなキャラでしたかし
ら...」

「まぁいいですわ、それにしてもなんだかどっと疲れましたわね...」

ペリーヌ「少し眠くなってきましたわ...」

ペリーヌ「私も仮眠をとりましょう、ベットもルッキ
ーニさんなら狭くはありませんし」

ペリーヌ「失礼しますわねルッキーニさん」

「ふぅ...」

「今日はまだ一度も坂本少佐のお顔を見てま
せんわ......少佐...」

........

.....

...

~車庫~


ハルトマン「は~やっとついた~」

バルクホルン「ご苦だったハルトマン」

ハルトマン「もう、トゥルーデったらいつまでもクリスと喋ってるんだもん。あれじゃあクリスが喋り疲れてお見舞いどころじゃないよ」

バルクホルン「久々にクリスに会えたんだ仕方ないだろ、まぁクリスには少し悪いことをしたな」

ハルトマン「帰ろうともしないしね」

「まったく、クリスのこととなるとトゥルーデは」

バルクホルン「お前にも迷惑をかけたな、しかしそのかわりにそのケーキを買ってやったんだ機嫌を直せ」

「しかしハルトマン、ほんとにそんなに食べきれるのか?」

ハルトマン「よゆうよゆう~、もし食べきれなかったらトゥルーデ手伝ってね」

バルクホルン「私のは私のであるのだが...」

ハルトマンと「ほらほら、早く部屋に戻って食べようトゥルーデ!」

バルクホルン「ペリーヌにも買ってきたんだ、まずはペリーヌの部屋に行こう」

ハルトマンと「ほ~い」

~ペリーヌの部屋~


バルクホルン「部屋にいるといいのだが」

コンコン

バルクホルン「ペリーヌ私だ、バルクホルンだ」

「......」

ハルトマン「いないんじゃない?」

バルクホルン「またあとで来るか」

エイラ「何やってんダ大尉?」

バルクホルン「おぉエイラか、それにサーニャも、お前たちこそどうした?」

エイラ「ちょっとペリーヌに用があってな」

ハルトマン「ペリーヌならいないよ」

エイラ「そうなのカ?」

サーニャ「少し前まではいましたけど」

コンコン

エイラ「ペリーヌー」

「やっぱいないのカ?」

宮藤「あれー、どうしたんですかみなさん?」

エイラ「ん?なんだ、宮藤とリーネカ」

「それがみんなペリーヌに用があって来たんだけどいないみたいなんダ、お前たち知らないカ?」

リーネ「今日は花壇のお手入れをするって言ってましたけど、終わってたみたいなので部屋にいるかと...」

宮藤「私たちはペリーヌさんにお菓子を持ってきたんです、みなさんの分もありますよ」

エイラ「そうなのカ」

エイラ「私もペリーヌに相談にのってもらったからお菓子を持ってきてやったんダナ」

バルクホルン「な、なに」

バルクホルン「私たちも相談にのってもらったお礼にケーキを持ってきたんだが」


サーニャ「お菓子をだらけ...」


ハルトマン「うわー!お菓子いっぱいじゃん!」

~ハンガー~


シャーリー「ここをこうしてっと、あ~やっと終わったー!」

シャーリー「ずっとやりたかったからな~バイクの整備」

「これでやっとルッキーニをかまってやれるなって、あれ?ルッキーニどこいったんだ?」

シャーリー「さすがにどっかに行っちゃったか、よーしそれじゃ探しにでも行くか」

~廊下~


シャーリー「ん~どこ行ったんだルッキーニのやつ」

「?、あそこにいるのは少佐に中佐か」



坂本「なぁ、ミーナいいだろ?今夜」

ミーナ「ダ、ダメよ美緒」

坂本「一度だけ、一度だけだ。すぐに終わらせるから、な?」

ミーナ「すぐに終わらせるようなものじゃないでしょ?それにやるなら時間をかけてやりたいのよ」

シャーリー「...」

シャーリー「ご、ごほんごほん」

坂本「ん?なんだ、シャーリーか、どうしたんだ?」

ミーナ「あらシャーリーさん、なんだか顔が赤いけど大丈夫?」

シャーリー「あぁいや、わ、私が言うのもなんだけど...今してたような話は廊下でしないほうが..」

ミーナ「今してた話?チェスのこと?」

シャーリー「チェス?」

坂本「なんだ、聞いていたのか。いやなに、最近ミーナにチェスと言うゲームを教えてもらってな」

坂本「扶桑の将棋に似ているんだか、ミーナにどうしても勝てなくて、今夜再戦を頼んでたとこだ」

ミーナ「美緒ったら毎日やろうとするから困ってたとこなの、シャーリーさんチェス知ってたら美緒の相手をしてあげてもらえないかしら?」

シャーリー「え、あ、あぁチェスねチェス
。私でよければいつでも相手するよ少佐。」

坂本「おぉそうか、ならば今夜はシャーリーに相手をしてもらおう」

ミーナ「はぁ、助かったわ。それよりシャーリーさん、何か用事があったんじゃないの?」

シャーリー「そういえばそうだった、二人ともルッキーニを見てないか?」

ミーナ「ルッキーニさん?そうねぇ、見かけてないわね」

坂本「私も見てないぞ。あいつのことだ、どこかの木の上で昼寝でもしてるんだろう。」

シャーリー「そうかぁ、見てないか」

シャーリー「ん~どこいったんだ」


\ペリーヌサーン/ \オーイイナイノカー/


シャーリー「ん?なんか向こうが騒がしいな」

ミーナ「そうね、なにかしら。行ってみましょう」


ーーーーーーー

坂本「どうしたんだお前らこんなとこで、ここはペリーヌの部屋か」

宮藤「あ、坂本さんにミーナ隊長、シャーリーさんまで」

「それがかくかくしかじかで...」

坂本「はっはっはっはっは!理由はそれぞれ菓子を持ち寄ってペリーヌのもとへ集まったというわけか」

エイラ「まったくツンツンメガネも間が悪いよな、部屋には鍵をっ...て、開いてるじゃないか」

坂本「なに、やはりいるんじゃないのか?ペリーヌ入るぞ」ガチャ

坂本「ん?なんだ、寝てるみたいだな」

「それに隣にはルッキーニまでいるじゃないか、シャーリー、ルッキーニがいたぞ」

シャーリー「こんなとこにいたのか、それよりなんでペリーヌの部屋で寝てるんだ?」

ペリーヌ「.....ショウ..サ.......ス...デス..ワ....」

ミーナ「あらあら寝言まで」

ペリーヌ「.....」

ペリーヌ「.......んん、...なんだか騒がしいですわね...なんですの..」

坂本「おはようペリーヌ」

ペリーヌ「?、少佐?....少佐!」

ペリーヌ「な、なぜ少佐が私の部屋に?それにみなさんまで」

坂本「みんなペリーヌに用事があって訪ねてきたみたいなんだが、返事がなかったから勝手に部屋に入って来たんだ、すまんなペリーヌ」

ペリーヌ「い、いえ私こそ。それで用事とは?」

バルクホルン「私はペリーヌがくれたカモミールをクリスにやったらすごく喜んでくれてな、そのお礼にとケーキを買ってきたんだ」

ペリーヌ「それはよかったですわ!」

エイラ「私はペリーヌが言ったとおりサーニャに誠意を見せて謝り続けたら急に許してくれてな、せっかくだから三人でお菓子でも食べようかと思ってナ」

リーネ「私たちはお菓子が作り終わったのでペリーヌさんに一番に食べてもらおうと思って持ってきたんです」

ペリーヌ「そうだったんですの」

ペリーヌ「それにしても、全部合わせるとすごい量のお菓子ですわね」

「そうですわ、せっかくですからみなさんでお茶にしませんか?これだけお菓子もあることですし、私がお茶を淹れますわ」

ハルトマン「やったー、おっかしーおっかしー!」

バルクホルン「そうだな、ちょうどケーキもたくさんあるしな、ハルトマン」

ハルトマン「え~私が全部食べようと思ったのにー」

「まぁいっか、みんなで食べたほうが美味しいもんね」

ルッキーニ「.........ムニャムニャ...モウタベラレナイヨー..」

シャーリー「ははっいつまで寝てるんだこいつは、おーい起きろルッキーニー」

ルッキーニ「ウジュ...んん、シャーリー?」

シャーリー「やっと起きたかルッキーニ、おまえの大好きなお菓子がたくさんあるぞ」

ルッキーニ「ほんと!」

「うわーほんとだー!たくさんあるー」

ペリーヌ「やっと起きましたのねルッキーニさん」

ルッキーニ「私ペリーヌの部屋で寝ちゃってたんだ」

宮藤「おはようルッキーニちゃん。」

ルッキーニ「あ、おはよう芳佳って、みんないるじゃん!」

リーネ「そうだよ、これからペリーヌさんの部屋でお茶するの、はい、ルッキーニちゃんの紅茶」

ルッキーニ「そうなんだ、ありがとうリーネ」

ミーナ「みんな飲み物が行き渡ったみたいね、それじゃいただきましょう」

一同「いただきまーす!」

宮藤「たくさんあってどれから食べればいいかまよっちゃうな~、それじゃケーキから」

宮藤「わ~美味しい~」

バルクホルン「そ、そうかそれはよかった」

バルクホルン「宮藤が作ったこのお菓子もすごく美味しいぞ」

宮藤「ありがとうございます!バルクホルンさん」

ハルトマン「トゥルーデ照れてる~」

バルクホルン「そ、そんなことはない!実際うまいんだ、褒めるのは普通だろ!」

ハルトマン「ならリーネも一緒に作ったんだからリーネも褒めてあげたら~」

リーネ「ワタシモイッショニツクッタノニ....」

バルクホルン「な、そ、そうだったな...うまいぞリーネ」

リーネ「アリガトウゴザイマス...」

ペリーヌ「そうですわね、期待してたかいがありましたわ、ほんとに美味しいですわよリーネさん宮藤さん」

リーネ「ペリーヌさん...」

宮藤「よかったねリーネちゃん!」

リーネ「うん!」

ペリーヌ「それにしてもやっぱり私の部屋でわ少し狭かったかしら」

宮藤「うーんそうかな」

ルッキーニ「私は楽しいよ!みんな近くで!」

坂本「そうだな、たまにはいいんじゃないか?普段よりこれだけ近ければ全員の顔がよく見えるってものだ、はっはっは!」

坂本「なぁペリーヌ」

ペリーヌ「は、はい!少佐!」」

ペリーヌ(あぁ少佐のお顔がこんなに近くに~///少佐のお隣に座れて幸せですわ~)

坂本「あぁそういえばペリーヌ、今日は花壇の手入れをしてくれたらしいな、大変だったんじゃないか?」

ペリーヌ「い、いえ前から気になっていましたので、それに今日はルッキーニさん手伝っていただきましたし」

坂本「そうだったのか、ルッキーニもペリーヌもご苦労だったな」

ミーナ「そうね、私も少し気になっていたから助かったわ、ありがとう」

ルッキーニ「えっへん!私偉いでしょ~」

シャーリー「おぉ偉い偉い~」

ルッキーニ「褒めて褒めて~」パフパフ~

ルッキーニ「あ、そうだ!その花壇でねペリーヌとこれからお花育てるんだよー!」

宮藤「えーいいな~私も一緒にお世話したいな~」

宮藤「ルッキーニちゃんペリーヌさん、私も手伝っていいかな?」

リーネ「わ、私もお手伝いします」

ペリーヌ「ぜひお願いしますわ」

ルッキーニ「大歓迎!」

シャーリー「それじゃあルッキーニがやるんだし私も手伝おうかな」

バルクホルン「ならば私も少し手伝おう」

ハルトマン「え~トゥルーデ花の世話なんてできるの~?」

バルクホルン「何を言うかハルトマン、昔クリスと一緒に花を育てていたこともあるんだ、なんてことない」

ハルトマン「まぁ宮藤がいるから手伝うなんて言ったんだろうけど、トゥルーデが心配だし私も手伝うよ」

バルクホルン「ふん、ハルトマンお前こそその性格で花なんて世話できるのか?」

ハルトマン「えーひどい!私だってお花を愛する乙女だもん!」

サーニャ「なんだか楽しそう...」

サーニャ「私も手伝います」

エイラ「サ、サーニャもやるのか、なら私も手伝うゾ!」

ミーナ「なんだか 盛り上がってるわね。それに任務以外でみんなで協力して何かをするのはいいことだわ」

ミーナ「私もたまに様子をみましょうかしら」

坂本「はっはっはっ!私も花を育てたことなんてないが何かできることがあれば協力しよう」

坂本「それじゃあペリーヌとルッキーニを中心に花壇を頼むぞ!」

ペリーヌ「はい!お任せください少佐!」

ルッキーニ「了解でーす!」

~夜~ ペリーヌの部屋 ベット

ペリーヌ(ふぅ、休暇とは言え今日もいろいろありましたわね)

ペリーヌ(なぜかあの後シャーリーさんと少佐がチェスを始めて、連敗した少佐がムキになるお姿は素敵でしたわ)

(シャーリーさんはヘトヘトみたいでしたが、私ならいくらでもお相手しますのに)

ペリーヌ(それと、サーニャさんとエイラさんはうまくやってるかしら...)

(いえ、け、けして変な意味ではなく!)

ペリーヌ(まぁ何はともあれ花壇はこれから楽しみですわね。)

(みなさん協力してくださるみたいですし...頑張って...お手入れ...していか..ナク..チャ......



読んでくださった方ありがとうございます。
ペリーヌはいい匂いがするんです。
ペリーヌはいい子なんです、人気者なんです。
OVA vol.3に期待。
誤字脱字が多くてすみません。

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