穂乃果「ポケットモンスター穂乃果レッド」 (78)
ザザー
ほのか『ヒトカゲ!ヒトカゲッ!』
ヒトカゲ『……』グッタリ
???『』フォーン
ほのか『うわーーーーー』グワーン
???『』
ほのか『何でこんなことするの?』
???『』フォーン
うみ『ほのか危なryきゃーー』ドテッ
ほのか「うみちゃん!!」
???「」
ほのか『あぁぁ…うみちゃん。ことりちゃん』キョキョロ
うみ『んんっ…』ギギ
ことり『』グッタリ
???『』フォーン
ほのか『なんで!なんで!やめてよーー!』
ポケットモンスター、縮めてポケモン。
この世界には、ポケモンと呼ばれる生物が人と共に助け合い生活している。そしてここ、オトノキタウンにもポケモンと共に生活する一人の少女がいた。
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μ'sがどんなポケモンと一緒にいるのかな?と言う妄想です。よろしければ。
穂乃果「はっ!またあの夢…何なんだろう」アタマイタイ
ヒトカゲ「zzzzz」
穂乃果「ふふ。ぐっすりだね」
ガララ
雪穂「お姉ちゃん、早くしないと遅れるよー」
穂乃果「いま行く。ヒトカゲ!行くよー」
ヒトカゲ「zzカゲッ!」
ブーバーン「ブバーン」ボボボボボボ
穂乃パパ「b」
ブーバーン「ババーン」
穂乃ママ「チラーミィありがとうね」
チラーミィ「チラーチラー」
穂乃果「行ってきまーす」ダダダ
ヒトカゲ「カゲカゲ」ダダダ
穂乃ママ「こらっ!裏からでな…全く」
穂乃果「あれ?今日は穂乃果が一番だぁ!」
ヒトカゲ「カゲカゲ!」
穂乃果「早く来ないかな~」
モブ「イライラすんなー…おっ!弱そうなトレーナー発見!」
穂乃果「あのー…」
モブ「ヒトカゲかぁー、いいポケモンだなぁ?勝負しようぜ?」
穂乃果「私…トレーナーじゃないので、トレーナーバッチを持っていないから」
モブ「おいおい、オトノキハイスクールに通ってそれはないだろ?」
穂乃果「あの、だからトレーナーバry」
モブ「関係ないね。今ムシャクシャしてんだ。いけっ!オコリザル!」
オコリザル「ザール!」
穂乃果「やめてっ!!」
ヒトカゲ「カゲー!」
海未「やめなさい!」
モブ「なんだてめぇ?」
海未「彼女の友人です。トレーナーバッチを持っていない者へのバトルは違反行為ですよ」
モブ「ちっ、うぜーな。そこの情けねートレーナーに変わってテメーが相手になるか?」
海未「穂乃果が情けないっ?」ピク
穂乃果「海未ちゃん。いいよ、もう行こ?」
海未「すぐ終わります」
モブ「はっ?でかい口叩きやがって!潰してやんよー!」
海未「お願いします。ルカリオ」
ルカリオ「ファウ」
モブ「ルカリオかー…オコリザル!メガトンパンチ!」
オコリザル「ブフォー!」バシッ
ルカリオ「」ヒュンッヒュンッ
モブ「ちょこまかと…すなかけからのメガトンキック!」
オコリザル「ブフフ!」ザザザー
ルカリオ「」ヒュンッ
海未「終わりにしますよ。ルカリオ」
ルカリオ「グルル」
モブ「ざけんなぁ!オコリザルあばれるだ!」
海未「神速」
ルカリオ「」ヒュンッ
オコリザル「ブヒー」ボーン
モブ「なっ!?一撃!逃げるぞー」ダダダ
海未「追撃のはどうだんです」
ルカリオ「」ブホォォン
穂乃果「海未ちゃん!ダメだよ」
ヒトカゲ「カゲカゲ」
海未「大丈夫です。ちょっとした威嚇ですよ。ルカリオありがとございます」モドッテクダサイ
穂乃果「(海未ちゃん…ちょっと怖かったよ)」
穂乃果「海未ちゃんごめんね」
ヒトカゲ「カゲカゲ」
海未「まったくです。ポケモンはモンスターボールにしっかりと入れとかなくてはダメでしょう」
穂乃果「ごめんね。ヒトカゲと一緒に寝たくて」モドレ
海未「はぁー…毎度の事ながらですが、ボールに入れといて下さいよ。穂乃果は戦えないのです。もう少し配慮をry 」
ことり「おくれてごめ~ん~」プカプカ
(・×・)「フワー」
穂乃果「ことりちゃんおはよう!」
海未「ことり、またフワライドに乗って!自分の足で来なさい!」
ことり「おはよう。だって~気持ちぃんだもん♪」
(・8・)「ねー♪」
(・×・)「フワーン」
海未「はぁ、遅刻してしまいます。早くいきますよ」
ほののと「はぁーい!」
オトノキハイスクール
穂乃果「そう言えば全校集会あるんだよね」
海未「そうですね…」
ことり「なにするのかな?」
この全校集会が私の運命を大きく変える出来事になるなんて。
デデデッデ!デデデッデ!デッデーーーーーー!
穂乃果「学校が…廃校」グデンッ
海未「…」
ことり「海未ちゃんは知ってたみたいだね…」
穂乃果「えっ!?なんで」
海未「…それは」
ことり「ウミチャー…」
海未「…私の家がジムなのは知っていますよね?」
穂乃果「うん!昔からあるオトノキを代表する名所!オトノキジム」
ことり「昔は良く遊んで怒られてたよね」ピヘヘ
海未「そうですね。実は…オトノキタウンの人口がここ10年でかなり減っています」
ことり「10年前…」
海未「ことり、続けて良いですね?」
ことり「ごめんね、ウミチャー」
穂乃果「?」
海未「オトノキタウンは過疎化による少子高齢化。そして、隣の街のアキバシティ出身。綺羅ツバサがポケモンリーグで優賞したことによりオトノキタウンの吸収合併が決まりました」
ことり「えっ…」
海未「それにともない、オトノキジムはジムとしての権限を失い、アキバシティにジムが作られることになっています。そして、オトノキハイスクールは廃校。街の建物など人がいないのを良いことに都市化させるそうです」
ことり「そんなぁ」
海未「私だって嫌です。ですが、これが歴史の波なのです」
穂乃果「やだ」
ことり「穂乃果ちゃん?」
穂乃果「オトノキタウンがなくなるなんてやだ!!」
海未「そんなこと言ってもどうしようもないじゃないですか!」
穂乃果「穂乃果はずっとオトノキタウンで育ってきた。私はオトノキハイスクールが、オトノキタウンが大好きなの!なくなるなんていやだ!!」ダダダ
海未「穂乃果ー!」
ことり「ホノカチャン!」
穂乃果「オトノキタウン無くなるのいやだな。どうしたら」
海未『隣の街のアキバシティ出身。綺羅ツバサがポケモンリーグで優賞』
海未『ポケモンリーグ優賞』
穂乃果「ポケモンリーグ」
穂乃果「ポケモンリーグ優賞」
穂乃果「これだ!あっ…でも、穂乃果は戦えない」
穂乃果「戦おうとすると、怖くて身体が震えちゃう…何でなんだろう」
???「」チラッ
穂乃果「でも!やるったら!やる!」
穂乃果「先生に相談だ!」ダダダ
???「…」ニヤッ
職員室
穂乃果「先生!トレーナーバッチをください!」
先生「んっ?いきなりどうしたんだ?」
穂乃果「ポケモンリーグに出て優賞したいからです!」
先生「はぁ?お前がか?あはははは」
穂乃果「うっ…笑われた。でも、本気です!」
先生「そうかそうか。だが、トレーナーバッチの配布はリーグ公認センターで受付している。他の受付は後だな。とりあえず、アキバシティが一番近いだろ。マーガンバレー」
穂乃果「わかりました」
放課後
穂乃果「海未ちゃん、ことりちゃん。穂乃果は用事があるから先に行くね」ダダダ
ことり「バイバイホノカチャン!」
海未「穂乃果は何を思い付いたのか…」
ことり「大体はわかっているのに~ウミチャー
」
海未「そうですね。何となくですが…本当に馬鹿です穂乃果は」
ことり「でも、海未ちゃん凄い嬉しそうだよ?」
海未「穂乃果がまた戦えるきっかけになれば良いと思っています。記憶はなくしていますが、身体は恐怖を覚えているそうですので」
ことり「うん。いつかは言わないとだよね」
海未「そうですね。でも、自分で思い出すと思います。辛いかもしれませんが、乗り越えてもらいましょう。穂乃果は本当に強いのですから」
ことり「うん」
海未「私達は強くありますよ。あの日から穂乃果を守るって決めたのですから」
ことり「その穂乃果ちゃんが頑張るなら…見守らないとだよね」
海未「ええ」
アキバシティ
穂乃果「相変わらず凄い街だなー」
ガヤガヤワイワイ
穂乃果「ん?」
綺羅ツバサ『バシャーモ!とどめのスカイアッパー!』
バシャーモ『バシャー!』バドゥーン
穂乃果「これって…ポケモンリーグ?」
にこ「あんたポケモンリーグの決勝戦よ?こんなのもわかんないの?」
穂乃果「えっ?あ、すみません(誰?)」
にこ「流石は綺羅ツバサ。負けてられないわ」
穂乃果「この人が綺羅ツバサ何ですか?」
にこ「あんたぁ!この御時世に綺羅ツバサもしらないの?」
穂乃果「すみません」
にこ「今やポケモントレーナーの憧れよ!圧倒的バトルセンス。そしてそのカリスマ性!まさにポケモンマスターにふさわしいわ」
穂乃果「(凄い。これなら本当に)」
穂乃果「(行かなきゃ)」ダダダ
にこ「私は最初から綺羅ツバサに目をつけていてね、あんたもポケモン…てっ!いないし!」
リーグ公認トレーナー受付センター
穂乃果「うわぁ…初めて来たかも」
穂乃果「とりあえず、どこにいけば」オロオロ
希「悩み事かね?」
穂乃果「あなたは?」
希「うちは東絛希、希って読んでな」
穂乃果「うん、希ちゃん」
希「ほほう、カードによるとトレーナーバッチをほしいってとこやんな」
穂乃果「えっ!?なんでわかったの!?」
希「カードがうちに告げるんよー」
穂乃果「凄い!」
希「せやろー?じゃー、ついておいでー」スタスタ
穂乃果「え?ありがとう希ちゃん」スタスタ
支援ありがとうございます。
希「どうも~こんにちは」
受付「あら?希ちゃんじゃない。どうしたの?」
希「この娘がトレーナーバッチを欲しいんやって、お願い出来ます?」
穂乃果「お願いします」ペコ
受付「あら、オトノキハイスクールに通っているのにトレーナーバッチを持っていないのね」
穂乃果「それは…」
希「中にはバトル嫌な人もいますからね、それで出来ますか?」
受付「出来るわよ。簡単な筆記試験と実技お願いするわね」
穂乃果「えっ!?試験!」
受付「オトノキハイスクールなら入学してから最初の試験でやったはずよ?」
穂乃果「あっ…そう言えばそうかも」
受付「まー、筆記試験は免状されるから大丈夫なんだけどね。バトルだけしてもらうわ。ねー、何でトレーナーバッチを今回欲しいと思ったの?」
穂乃果「ポケモンリーグに出て優賞したいからです(そして、オトノキタウンを…)」
希「…」ニヤッ
受付「大きく出たわね。とりあえず受付するから生徒手帳とここに必要事項を記入してね。後はバトルの先生を…」
穂乃果「はい」カリカリ
希「受付さん、少し良いですか?」
受付「なにかしら?」
希「バトルの相手、うちが呼んで良いですか?」ヒソヒソ
受付「えっ!まー、希ちゃんが言うなら大丈夫だけど…」ヒソヒソ
希「上には言ってありますので」ヒソヒソ
受付「そうなの?この娘凄いのね」ヒソヒソ
希「これから凄くなりますよ。きっと」ヒソヒソ
受付「それは、たのしry」ヒソヒソ
穂乃果「書き終わりました!」
希「おっ、終わったみたいやね」
受付「じゃあ、受付するから少し待っててね」
穂乃果「はい!」
数十分後
希「穂乃果ちゃん、緊張しとるの?」
穂乃果「へっ?大丈夫だよ…あれ?何で穂乃果の名前知ってるの?」
希「さっき受付で書いてたやん?」
穂乃果「ああ!」
希「本当はカードがうちに告げるたんやけど」
穂乃果「えええ!」
希「(本当にね…)穂乃果ちゃんはバトルの事を考えとき。うちは少し用事があるから、時間になったら呼ばれると思うから待っててな?」
穂乃果「うん。希ちゃんありがとう」
希「いいんよ。この借りはおっきく返して貰うから♪」
穂乃果「えええ!頑張る!」
希「ほなな」
穂乃果「ばいばいー」
穂乃果「(バトル大丈夫かな…)」
穂乃果「(身体が震える。怖い)」
穂乃果「(何でか知らないけど怖い)」
穂乃果「(本当にバトル出来るのかな。授業も怖くてバトル出来なかった)」
穂乃果「(でも…)」
穂乃果「頑張らなきゃ」
ピンポンパンポーン
受付『高坂穂乃果さん。高坂穂乃果さん。受付が完了致しましたので受付までお願います』
穂乃果「あっ、はい!」スタスタ
受付「受付OKよ♪ファイトルームにお願いね」
穂乃果「はい!」
受付「リラックスして頑張ってね」
穂乃果「ありがとうございます」ペコスタスタ
受付「うーん。あの希ちゃんがねー…バトルみたいな~」
ファイトルーム
穂乃果「ここがファイトルーム。よし!ファイトだよ!」
ウィーン
穂乃果「失礼します」
希「まっとたで穂乃果ちゃん!」
穂乃果「希ちゃん!?希ちゃんが先生なの?」
希「いんや、うちは審判や。相手はこの人」
ウィーン
絵里「希、これはどういう事かしら?」
穂乃果「(誰?とりあえず強そう)」
希「どうも何もエリチにバトル相手お願いしようと思ってな?」
絵里「希!希は…しry」
希「エリチ!」
絵里「あっ!ごめん希」
穂乃果「??」
希「とりあえずこの娘、トレーナーバッチを欲しいんやと。お願い出来る?」
絵里「わかったわよ…」
絵里「あなた、オトノキハイスクールの生徒なのよね…何故トレーナーバッチを持っていないの?」
穂乃果「それは…バトルが、バトルが怖いからです」
絵里「怖い?それで入学してからの試験をパスしたのね」
穂乃果「試験は受けました。でも、バトルは怖くて…」
絵里「何故怖いの?かなりのトラウマがあるように見えるのだけど」
穂乃果「私でもわからないんです…何故だか…怖くて」
絵里「そんな貴女がバトル出来るの?そこまでしてトレーナーバッチを欲しいのは何なのかしら?」
穂乃果「私はポケモンリーグに出て優賞したいからです。そして、オトノキハイスクールを!オトノキタウンを救いたい!」
絵里「…」ピクッ
希「…」ニヤッ
穂乃果「だから、この勝負は負けません!絶対に!」
絵里「…れない」
穂乃果「え?」
絵里「認められないわ」ギロッ
穂乃果「ひっ!」
絵里「今までバトルから逃げてきた貴女がポケモンリーグ優勝?オトノキハイスクールを救う?」
絵里「認められないわ!貴女がポケモンリーグを目指した所で学校の寿命を縮めるだけよ」
穂乃果「っ!」
絵里「簡単に言わないで欲しいわ。オトノキは去年1人だけ奇跡的にポケモンリーグに出場することが出来たの」
穂乃果「え」
絵里「でも、結果は初戦でストレート負け。生徒には知られないように公表はしなかったけど、ネットで流れるのは当たり前。オトノキハイスクールはポケモンハイスクールとしての汚名をつけられたのよ」
希「(本当はリーグに出るだけで凄いのに…初戦をストレートだけで叩かれる。結果が全て…世知辛い世の中やんな)」
絵里「貴女のやろうとしていることはまさにそれよ。学校を救う?ふざけないで、そんなことするなら残りの学校生活を充実させるように心得なさい」
穂乃果「でも…それでも」
絵里「…」ギロッ
穂乃果「私はトレーナーになる!そして、オトノキハイスクールとオトノキタウンを守りたい!」
絵里「そう…次のポケモンリーグまであと半年もないのよ?その間にジムリーダー全員倒してリーグで優勝出来るようになれると思うの?」
穂乃果「私は…穂乃果は!オトノキタウンが大好きだから!」
絵里「!」
希「…」ニヤニヤ
穂乃果「この街は無くなってほしくない。だから、やれることをやりたい!」
絵里「さっきから街、街って余計な事を知っているようだけど…希!試合始めるわよ」
希「エリチ、たねポケモンやで?」
絵里「わかってるわ」
穂乃果「よろしくお願いします!」
絵里「その考え…改めさせてあげるわ」
穂乃果「いけっ!ヒトカゲ!」
ヒトカゲ「カゲカゲ!」
絵里「出てきなさい、タマザラシ」
タマザラシ「タマタマー」
希「試合開始っ!」
希「(わかってたけど…相性最悪やんな。でも、この娘ならきっと)」
穂乃果「(大丈夫。大丈夫だから震え止まって)」
絵里「容赦はしないわ。タマザラシみずでっぽう!」
タマザラシ「タマー」ブブー
ヒトカゲ「カゲ!?カゲ!?」キョロキョロ
穂乃果「(大丈夫。大丈夫)」
ヒトカゲ「カゲーーーー!」ドーン
穂乃果「ヒトカゲ!!」
絵里「…ふざけているの?タマザラシ続けてみずでっぽう!」
タマザラシ「タマ!タマ!」ブブー
穂乃果「(…駄目だ。怖い、何で怖いの)」
ヒトカゲ「カゲー!!!」バタン
希「(どうする…穂乃果ちゃん)」
穂乃果「ヒトカゲ!ぁぁあ」
絵里「時間の無駄ね。何がポケモンリーグよ」
ヒトカゲ「カァゲ…カゲ」
穂乃果「ヒトカゲ…ヒトカゲ。ごめんね」
ほのか『いたた…』チラッ
ほのか『うみちゃん…ことりちゃん』
ほのか『ヒトカゲ!まだいけるよね!』
ヒトカゲ『カゲカゲ!』
???『』フォーン
ヒトカゲ『カゲーーーー!』ドーン
ほのか『ヒトカゲ!このー!』ダダダダダ
???『』フォフォフォ
ヒトカゲ『カァゲ…カゲ』
ほのか『やめてーーーーーーー!!』
穂乃果「やめてーーーーーーー!!」
絵里「!?」
穂乃果「はぁはぁ…やらなきゃ。そうなんだよ」
穂乃果「ヒトカゲは、皆は穂乃果が守る」キリッ
希「(この娘はやっぱり…)」
絵里「いきなり何を言い出したかと思ったら…くだらない、貴女には無理よ。タマザラシみずでっぽう!」
穂乃果「ヒトカゲ…いままでごめんね」
ヒトカゲ「カァゲ…カゲッ!」
穂乃果「ありがとう。行くよ!かわして!」
ヒトカゲ「カゲッ!」シュンッ
絵里「動きが良くなった!?タマザラシ連続よ!」
タマザラシ「タマタマタマタマ!」ブブー
穂乃果「ヒトカゲ!左!右!上!斜め右下!」
ヒトカゲ「カゲッ!」ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!
絵里「嘘…みずでっぽうの場所がわかったの!?」
穂乃果「そのままひっかく!」
ヒトカゲ「カゲーー!」ザシュ!
タマザラシ「タマー!」
絵里「タマザラシ!」
穂乃果「さらにそのまま背中から抱きついて!ありったけひのこ!」
ヒトカゲ「カァァゲーーー!」ボウフー
絵里「タマザラシのあついしぼうを舐めないことね!振りほどいて!」
タマザラシ「タマー!」ブンブン
ヒトカゲ「カゲー!」ザザ
絵里「そのまま!ころがる!」
タマザラシ「タマタマタマタマタマタマタマタマ!」
穂乃果「ヒトカゲ!一歩前に出て捕まえて!」
ヒトカゲ「カゲーー!」カマエ
絵里「無理よ」
ヒトカゲ「カゲ!」ガシッ
タマザラシ「タマー!」
希「(この娘は天才や。きっちり背中から捕まえるように…おかげで逆さまや)」
穂乃果「よしっ!とどめにぐるぐる回して!」
ヒトカゲ「カゲカゲカゲカゲカゲ」グルグル
タマザラシ「タマ~」グルグル
絵里「タマザラシ!」
穂乃果「ぽーい!」
ヒトカゲ「かっ!……」バタンッ
穂乃果「え!?ヒトカゲ!ヒトカ…頭が…うっ」バタンッ
希「えっ!ちょっ!試合終了!急いで救護室や
!エリチ!手伝って!」
絵里「……」
希「エリチ!」
絵里「え、ええ」
ほのか『……』グッタリ
うみ『ほのかっ!』
ことり『ほのかちゃん!』
うみこと「穂乃果!(ちゃん)」
穂乃果「ぬわぁーー!」バッ
海未「起きましたか。大丈夫ですか?」
ことり「うなされてたよ」アセアセ
穂乃果「あれ?海未ちゃん。ことりちゃん?ここは?」キョロキョロ
海未「ここは救護室ですよ?穂乃果はバトルの間に倒れたそうです」
ことり「様子見にきたらこんなことになってて…ほのかちゃん!」ダキッ
穂乃果「ごめんねことりちゃん。あっ!ヒトカゲは!?」キョロキョロ
希「ヒトカゲは大丈夫よ。しっかり休んでるよ。後で迎えにいってあげてな」
穂乃果「良かった。希ちゃん。ありがとう」
海未「副会長ありがとうございます」ペコ
ことり「ありがとうございます」ペコ
希「希でええよ」
穂乃果「副会長?」
海未「の、希はオトノキハイスクールの副会長ですよ?」
穂乃果「えええええええ!!」
ことり「穂乃果ちゃん。知らなかったんだ」
希「ついでに言うと、エリチは生徒会長やで」
穂乃果「エリチ?」
希「穂乃果ちゃんとバトルしたあのこわーい金髪お姉さんやね」
穂乃果「えええええええ!!あの怖い人が!!」
海未「穂乃果少しうるさいですよ!」
穂乃果「あっ!ごめん…でも、そうか」
ことり「生徒会長なのがそんなにびっくりしちゃったの?」
穂乃果「ううん。生徒会長は生徒会長なりに学校を守ろうとしてたんだなって…そして、負けたんだなって」
海未「穂乃果…」
ことり「ホノカチャン…」
穂乃果「世の中そんなに甘くない!バトル出来るようになったからって…勝たなきゃ…そ、うだよね…ぅぅ…ぅ」グズグズ
希「穂乃果ちゃん。穂乃果ちゃんは、オトノキタウン好きなんよね?」
穂乃果「うん。小さい頃から海未ちゃんとことりちゃんとずっといっしょで…ずっと暮らしていたい大切な街なんだ」
希「そかそか…なら、そんな穂乃果ちゃんにこれを」スッ
海未「これは」
ことり「トレーナーバッジ」
穂乃果「え、でも…穂乃果は負けたよ」
希「勝ち負けやない。トレーナーに大切なもん、穂乃果ちゃんはいっぱい持っていたんやけどな?」
穂乃果「え?」
希「見せてもらったでー。強い思い」
絵里『ヒトカゲ預けてきたわ』
希『ありがとうエリチ』
絵里『一応生徒だもの…』
希『どうやった?』
絵里『なにが?』
希『わかっとるくせに~。可能性感じへん?』
絵里『感じないわ。あの娘がリーグを目指した所で結果は見えている』
希『相変わらず素直やないな。エリチは』
絵里『別にいつも通りだけど。今回だけよ…こんなこと』
希『うん。ありがとーな』
絵里『…行くわ』
希『トレーナーバッジ渡してええやろ?』
絵里『好きにすればいいわ…どうせ旅立ちの許可は降りないもの』スタスタ
希『試合に勝って勝負に負けた…かな?まー、あのままいってたら…』
希『ううん。でも楽しみやな』
希『…完敗からのスタート。そう言うことにしとこ』
希『あの娘は絶対に強くなる。うちも今からバトルするのが楽しみやな』
希「…」
穂乃果「希ちゃん?」
希「あ、さて!うちは帰るね!ヒトカゲも待っとるだろうし、最後に受付にもう一回行ってな?ほな」スタスタ
穂乃果「希ちゃん。ありがとうね」
穂乃果「…」
穂乃果「ねー…穂乃果変な夢を見るんだ」
海未「…」
ことり「ホノカチャン」
穂乃果「さっきのバトルの時もね、ヒトカゲがやられてるの見てたら夢と同じのが出てきてね」
穂乃果「これってさ…昔の実際あったこと何だよね?穂乃果はそのせいでバトル出来なくなっていたんだよね?」
海未「それは…」
ことり「ホノカチャン…」
穂乃果「やっぱり、海未ちゃんとことりちゃんは知っていたんだね」
海未「すみません」
ことり「ごめんね、ホノカチャン」
穂乃果「ううん。良いの。全部思い出した訳じゃないけど…海未ちゃんとことりちゃんは穂乃果を守ってくれていたから」
海未「穂乃果…あの!あの時の真実を!」
穂乃果「大丈夫だよ」
ことり「ホノカチャン?」
穂乃果「これは、自分で思い出さなきゃいけない気がする」
海未「穂乃果」
穂乃果「だからね、穂乃果は旅にでるよ!リーグを目指して。何となくそうしなきゃいけない気がするから」
海未「旅立ちの申請は辛いですよ」
ことり「それに、旅は大変だよ!」
穂乃果「二人とも穂乃果の性格知ってるでしょ?」
海未「まったく」
ことり「ホノカチャン!」
穂乃果「やるったらやる!!(皆を守るんだ)」
ヒトカゲ「カゲー!」
穂乃果「あっ!ヒトカゲ!!ごめんねー」ダキッ
ヒトカゲ「カゲカゲ!」
穂乃果「穂乃果!絶対に強くなるから!一緒に強くなろうね!」
ヒトカゲ「カゲ!!」
アレ?ヒトカゲ!カッテニヌケダシテ!オコラレルヨ?
カゲカゲ!!
ワーヤーワーヤーワーヤーワーヤー
ことり「海未ちゃん。良かったの?」
海未「ええ、穂乃果は自分の足でどんどん止まっている時間を進めはじめています」
ことり「うん!」
海未「それに、ほのかが私達に言った」
ことり「助けあげて?」
海未「ええ…穂乃果にしかわからないでしょう(昔のことが引っ掛かります。何か、何か関係しているのでは?)」
ことり「ホノカチャンなら大丈夫だよね」
海未「はい、私達は穂乃果が本当に私達を求めるときに助けてあげるだけです」
ことり「うん!うん!!」
次の日 学校 理事長室
穂乃果「失礼します」
親鳥「話はことりから聞きました」
穂乃果「はい!高坂穂乃果、ポケモンリーグを目指すために旅に出させてください!」
親鳥「確かに試験をパスしたものが行けるのだけど…誰でも受けられる訳じゃないのですよ?それに、ポケモンリーグを目指すのなら隔週の土曜に各地のジムへのバスが出ているはずです。何故旅を?」
穂乃果「ポケモンリーグで優勝するためには、私が強くなくてはいけません。この旅は私にとって大切な物になる気がするんです」
親鳥「あなたの気持ちはわかりましたけど、簡単に返事は出来ないわ」
穂乃果「お願いします。このチャンスを逃したら!オトノキが無くなっちゃいます!試験を受けさせてください」
親鳥「…1週間後に返事をします」
穂乃果「遅いです!明日には返事をください!」
親鳥「少し口がすぎますよ?簡単に決められる事ではないのです。貴女の命に関わる問題かも知れないのですよ?旅はそれほどに危険なのです」
穂乃果「わかっています。私のわがままなのは…ですが、でも!私はなにもしたくないまま終わりたくありません!!少しでも…ほんの少しでも可能性があるなら、そこに全力でかけたいんです!!わがままなの承知です!せめて3日でお願いします!!」
親鳥「貴女の事は幼いころから知っていますが…わかりました。3日後に返事をします」
穂乃果「ありがとうございます!!失礼します」
ガチャン
親鳥「3日ね…大変なスケジュールになりそう。あの娘、昔と同じ眼をしていたわね」
穂乃果「海未ちゃん!ことりちゃん!今日から3日間、穂乃果の家で泊まり込みで勉強教えて!」
海未「試験は受けられそうなのですか?」
ことり「大丈夫だよね!」
穂乃果「ううん、まだわからない。返事を3日後にくれるって」
ことり「そうなんだぁ」
海未「なるほど、覚悟は出来てますか?実技もしますよ」
穂乃果「やるよ!」
ことり「ホノカチャン!!」
海未「(昔のあの眼です…)」
海未「絶対に受かるように!徹底します!良いですね?」
穂乃果「うんっ!二人ともお願いします!」
ことり「ホノカチャンの為なら!」
穂乃果「よーし!頑張るぞーーー!」
ほのことうみ「おーーーー!!」
海未「では、後で穂乃果の家に行きますね」
ことり「後でねー」
穂乃果「まってるよー!」
ーーーーーーーーーー
海未「失礼します」
親鳥「今日はお客さんが多いわね。それもことりの大事なお友達」
海未「試験のお話なんですが」
親鳥「なにかしら?」
海未「御父様からお話は伺っていると思いますが、折り入ってお願いがあります」
親鳥「今日はお願いが多い日ですね。その前に一つ良いですか?」
海未「何でしょう」
親鳥「貴女は大切なお友達が旅に行くのは辛くないのかしら?」
海未「辛くないと言えば嘘になります。ことりも同じ気持ちです」
親鳥「…」
海未「でも、穂乃果ならきっと大丈夫です。穂乃果がやると言ったときは、絶対にうまくいきます!」
親鳥「旅の危険さを本当にわかっていないのでしょうね…ただの感情論だけではどうにもならないんですよ?」
海未「そうでしょうね。私達は現にわかっていません…なので、そのためのお願いです」
親鳥「何かしら?」
海未「穂乃果を…穂乃果を信じてみてください」ペコ
親鳥「貴女は賢い娘だと思っていましたが…」
海未「…」ペコ
親鳥「貴女の御父様からお話は全て聞いています。貴女が今言おうとしていることも」
海未「…」ペコ
親鳥「お願いしますよ?」
海未「はい!」
3日後 朝
穂乃果「うーんzzzz」ダキッ
ことり「やんやん//」ダキッ
海未「…」スタスタ
ガララ
海未「おはようございます」ペコッ
穂乃ママ「あら、海未ちゃんおはよう」
海未「あの、試験の返事はきましたか?」
穂乃ママ「きてるわよ。海未ちゃんのところで絶対に受けさせるようにお願いしてくれたんでしょ?」
海未「えっ!?何故それを」
穂乃ママ「やっぱりね」
海未「勝手なことをして申し訳ありません」ペコ
穂乃ママ「良いわよ。多分…いずれはこうなってたしね」
海未「…」
穂乃ママ「穂乃果のためにありがとうね」
海未「いえ。ですが…試験は試験です。後は穂乃果次第です」
穂乃ママ「そうね」
ドドドドドドドド
穂乃果「お母さん!試験は!返事は!!」
穂乃ママ「ちゃんときてるわよ」
海未「試験は明日の午前にオトノキハイスクールでおこないます。遅刻しないようにお願いしますよ?」
穂乃果「やったーー!わかった!よーし!今日も頑張るぞーーー!」
海未「穂乃果、私は用事があるのでここまでです。ことりに任せてありますのでお願いしますよ」
穂乃果「そうなんだ。海未ちゃん!本当にありがとう!」
海未「ええ、明日は全力でお願いしますね?」
穂乃果「うん!見ててね!」
海未「はい」
穂乃ママ「ふふふ」
海未「3日間もお世話になりました。それでは、失礼します」
穂乃ママ「海未ちゃんならいつでもいいわよー♪またお店も手伝ってね」
穂乃果「バイバイ!明日ね!」
海未「では」
夜
穂乃果「ことりちゃん、ありがとうね!」
ことり「ホノカチャンのためなら!ホノカチャン!明日頑張ってね!」
穂乃果「うんっ!」ダキッ
(・8・)「やーん//それじゃあね」フワライドオネガイ
(・×・)「ふわーん」
プカプカプカ
穂乃果「穂乃果も空を飛ぶポケモン欲しいな~」
穂乃ママ「…」ペラ
穂乃果「お母さんー」
穂乃ママ「…」ペラペラ
穂乃果「おかあーさん」
穂乃ママ「あら、どうしたの?」
穂乃果「なに見てるの?」
穂乃ママ「ちょっと昔の写真をね」
穂乃果「お母さん、旅してたの?」
穂乃ママ「えー、実はそうなの」
穂乃果「だから、穂乃果が旅に出るのも賛成だったんだ…しかも即答」
穂乃ママ「んー…それもあるかもしれないわね。でも、あんたの人生なんだからやりたいことやればいいのよ」
穂乃果「お母さん…」
穂乃ママ「でも、これだけは守ってね。悪いことはしない。後は、絶対に笑顔で帰って来ること。お母さんとの約束よ」
穂乃果「うん。お母さんとの約束」
穂乃ママ「まー、受からないと駄目だけどね~」
穂乃果「大丈夫だもん!!」
穂乃ママ「!?」
ほのか『この子帰るとこないんだって!だから、ほのかが育てる!』
ヒトカゲ『カゲカゲー』
穂乃ママ『あんたはー、どこで拾ってきたのよ?それにポケモンの言葉わかるはずないでしょ?』
ほのか『わかるよ!!』
穂乃ママ『本当に?』
ほのか『気持ちが伝わってくるの!ほのか!絶対に育てるから!』
穂乃ママ『うーん』
ほのか『でねでね!この子とポケモンマスターになる!だから絶対に大丈夫だもん!!』
穂乃ママ「私もとんだ親馬鹿ね…」
穂乃果「え?」
穂乃ママ「明日に備えて寝なさい。早いんでしょ」
穂乃果「うん!」
穂乃ママ「頑張りなさい」
穂乃果「うんっ!」
ガララ
穂乃ママ「バトル出来るようになったと思ったら…全く」
穂乃ママ「海未ちゃんの話だと少しだけ思い出したみたいだけど」
穂乃ママ「…まー、あの娘なら大丈夫ね」フフ
試験当日 筆記試験後
穂乃果「ふー、筆記オワッター」ヘニョヘニョ
ことり「どうだった?」
穂乃果「大丈夫だよ」
ことり「頑張ったもんね!」
穂乃果「海未ちゃんは来ないのかなー」
ことり「今日は学校御休だからね、午前中はジムの手伝いかも。試合は見に来るって言ってたよ」
穂乃果「そっかー…でも筆記試験落ちたら実技試験受けられないよねー」
ことり「大丈夫だよ!勉強たくさんしたもん!」
穂乃果「ちょっとトイレいってくるねー」
ことり「うん~」
穂乃果「うーん…結果がわかるのは一時間後」
穂乃果「時代の進化は凄いね。ポケモンみたい」
愛してるばんざーい!
穂乃果「ん?」
ジャンジャン
真姫「ふふふ♪」
メロエッタ「♪♪~♪♪~♪」
ジャンジャン~ジャン
穂乃果「うおーーー!」パチパチ
真姫「ヴェェ!」
穂乃果「貴女歌上手いんだね!そしてかわいい!」
真姫「イミカンナイ//」
穂乃果「ねね!そのポケモンなに?はじめてみたよー」
メロエッタ「♪♪?」
真姫「私の大事な相棒です」
穂乃果「そうなんだ~。ねー、今日は学校御休だよ?何でいるの?」
真姫「教室の貸し出しやっているの知らないんですか?」
穂乃果「そうなんだぁー!」
ピンポンパンポン
先生『高坂穂乃果さん。高坂穂乃果さん。理事長室までお願いします』
穂乃果「えっ!?もう?全然時間たってないじゃん!早すぎるよー!またね!」ダダダダダダ
真姫「何だったのかしら?」
メロエッタ「♪~♪」
ダダダダダダ
穂乃果「そう言えば!貴女の名前は!?」
真姫「ヴェッ!西木野…真姫よ。そしてこの子はメロエッタ」
メロエッタ「♪~♪♪」
穂乃果「西木野さんとメロエッタね!私は高坂穂乃果!ポケモンリーグ優勝するよー!じゃねー!」ダダダダダダ
真姫「変な人ね…」
メロエッタ「♪♪」
理事長室
親鳥「…」
穂乃果「…」ゴクリッ
親鳥「筆記試験は無事合格です。一時間後にバトルルームで実技試験…バトルをおこないます」
穂乃果「え?はい!!失礼します」ペコッ
ガチャン
親鳥「…」
親鳥「まさか…1つのミスもないなんて」
穂乃果「ことりちゃん!きたよ!一時間後にバトルだ!!」
ことり「やんやん!うれしぃーん♪」
穂乃果「ふっふっふー、海未ちゃん驚くぞ~!」
ことり「うんっ!」
ワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤ
ワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤ
数十分後
穂乃果「よしっ!行こう!」
ことり「うんっ!ことりは二階の席で応援してるね♪」テクテク
穂乃果「ありがとう!」
穂乃果「ヒトカゲ出ておいで」
ヒトカゲ「カゲカゲ」
穂乃果「3日間一生懸命練習したもんね!」
ヒトカゲ「カゲ!」
穂乃果「絶対に勝とう」
ヒトカゲ「カゲッー!」
穂乃果「」パンパンッ
ヒトカゲ「」パンパンッ
穂乃果「よしっ!ファイトだよ!」
ヒトカゲ「カゲーーーーー!」
ウィーン
海未「待っていましたよ!穂乃果!」
穂乃果「えっ?海未ちゃん!?」
海未「はい、私ですよ。ごきげんよう」
穂乃果「ごきげんよう…じゃなくて!何で海未ちゃんが?」
海未「本来この試験はジムリーダークラスが担当するもの何です」
穂乃果「えっ?海未ちゃんはまだジムリーダーじゃないよね」
海未「本当はいけない事なのですが…御父様に頼みました」
穂乃果「何で?」
海未「私は友人として穂乃果を危険な旅にいかせたくありません」
穂乃果「…」
海未「ですが、応援したいのも本当です」
穂乃果「海未ちゃん…」
海未「だから、全力で穂乃果にぶつかります!本気の私はジムリーダークラスですよ?」
穂乃果「そっか」ニヤリ
海未「何を笑っているんです?」
穂乃果「海未ちゃんで良かったよ。全力できてくれるから…その気持ち!受け止めてっ!海未ちゃんを乗り越えてみせる!」
海未「うふ、うふふ。ルカリオお願いします」
ルカリオ「フォウ!」
穂乃果「ヒトカゲ!行くよ!」
ヒトカゲ「カゲカゲ!」
審判「では、試合を始めます!」
海未「私の全力…園田海未。まいります!」
ハジメ!
希「エリチやっぱり来てたんやね」
絵里「まさか筆記試験を突破するなんてね…」
希「…」ニヤニヤ
絵里「何よ」
希「なーんでも…まー、よう見とき」
絵里「…」
花陽「はぁはぁ…バトルは!」
凛「かよちんどうしたの?」
花陽「ピャー!本当にやっています!オトノキジムのジムリーダーの娘、園田海未先輩!凄いバトルが見られそうですっ!」フンスッ
凛「何かよくわかんないけど。凛はこっちのかよちんも好きにゃ~」
真姫「何かやってると思ったら…ふーん」カミノケクルクル
にこ「…」ジー
ことり「ホノカチャン!ウミチャー!ガンバレー!」
海未「ルカリオ!はどうだん!」
ルカリオ「ファウ!」ボーン
穂乃果「ヒトカゲ!丁寧に一つずつ交わして!」
ヒトカゲ「カゲッ!」ヒュン
海未「もう少し続けて放ってください!」
ルカリオ「ファウ!ファウ!」
ヒトカゲ「カゲッ!」ヒュン
穂乃果「よしっ!今だ!そのままダッシュッでひっかく!」
ヒトカゲ「カゲーー!」
ルカリオ「ファウ!」キンッ
海未「ルカリオにはノーマルタイプの技はあまり効きませんよ?」
穂乃果「そのままひのこ!」
海未「甘い。神速です」
ヒトカゲ「カー」
ルカリオ「」ヒュン
穂乃果「ん?」
ヒトカゲ「カゲ?」キョロキョロ
穂乃果「ヒトカゲ危ない!」
ルカリオ「」バーン
ヒトカゲ「カゲーー!」ドーン
海未「はどうだん」
穂乃果「ヒトカゲ!ジャンプ!」
ヒトカゲ「カゲッ!」
海未「神速」
ルカリオ「」ヒュン
穂乃果「後ろにひのこ!」
ヒトカゲ「カゲーー!」ボウウ
ルカリオ「ファウーー」ドーン
海未「なっ!?」
穂乃果「そのまま!連続でひのこ!」
ヒトカゲ「カゲ!カゲ!」ボウウボウウ
海未「くっ!神速です」
穂乃果「右前にひのこ!」
ヒトカゲ「カゲーー!」ボウウ
ルカリオ「グルル」ドーン
海未「まさか…神速の癖を」
穂乃果「その通りだよ海未ちゃん」
希「(穂乃果ちゃん怖いわー…)」
絵里「」ピクッ
海未「まさか、最初から何て冗談はやめてくださいね」
穂乃果「ごめんね海未ちゃん。最初の神速の時ルカリオが足を動かさずに来たの見てね」
海未「…」
穂乃果「二回目の神速は小さく両足を後ろに引いていたの。そして三回目は左足を少し左後ろに…本当の少しだけだけどね」
海未「うふ。貴女と昔バトルしたとき…貴女は良く観察してましたものね。本当にバトルが大好きで…」
穂乃果「うんっ!大好き!!そして大好きなポケモンバトルでオトノキを救えるなら!穂乃果はやるよ!」
絵里「」ピクッ
海未「そうですか…流石は穂乃果です」
穂乃果「うんっ?何か来る!ヒトカゲ下がって!!」
ヒトカゲ「カゲッ!」ザザ
海未「ルカリオ…行きますよ」
海未「…」スゥー
海未「なぜ私がジムリーダークラスか…」
ルカリオ「…」スー
海未「御見せします」
穂乃果「」ゴクリッ
海未「メガシンカ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
バゴーン
メガルカリオ「フォォウ!」
希「(まさかメガシンカを使えるなんてね…穂乃果ちゃんどうするん)」
絵里「メガシンカ…」
花陽「わわわわわわわ!間近でメガシンカを見られるなんて!!しかも!メガルカリオ!スピードとパワーが格段に上がって!同じタイプの技なら普通のポケモンより更に強くなっちゃう適応力!凄い!そして何より!カッコイイデスッ!高坂先輩も強いけど…これは!あわわわダレカタスケテーーー!」
凛「かよちん…」
真姫「メガシンカね…パパに昔見せて貰ったけど、あの時と何か違うわね。まー、昔の記憶だから曖昧か」クルクル
にこ「……」
ことり「ウミチャー…言ってたもんね。穂乃果ちゃんを大好きだから、信じているから全力だって」
ことり「二人とも頑張れ」グッ
穂乃果「メガシンカ…本だけでしか見たことなかったよ」
海未「光栄ですね。穂乃果の初めては私の物ですか」
穂乃果「そうだね(空気が重い)」ゴクリッ
海未「うふふ。気分が良いです。せっかくなので見せてあげましょう」
穂乃果「ヒトカゲ!相手をしっかり見て!」
ヒトカゲ「カゲッ!」ジリッ
海未「一撃で倒れないで下さいね?」
穂乃果「来る」
海未「インファイト」
メガルカリオ「ファウ!」シュン
ドドドドド
ヒトカゲ「カゲーーーーーー」ドーン
穂乃果「ヒトカゲ!大丈夫!?(見えなかった)」
ヒトカゲ「カゲッ…」
海未「残念です。はどうだん!」
メガルカリオ「ファウ!」ボーン
穂乃果「ヒトカゲかわして!」
ヒトカゲ「カゲーー!」ドーン
穂乃果「ぁぁ…」
メガルカリオ「」スッ
海未「とどめはせめてインファイトで」
穂乃果「(集中だ。動く瞬間に相手を良く見て予想するんだ…集中…集中」
ルカリオ「」シュン
穂乃果「尻尾を左斜め後ろに回して!」
ヒトカゲ「カゲッ!」ブンッ
海未「甘すぎます」
穂乃果「そのまま!ひのこ!」
海未「そんなフェイント!後ろにかわしてください!」
ルカリオ「ファウ!」シュシュ
海未「またですか」
穂乃果「今のは予想だけどね。完全には見えなかったから」
海未「うふ。穂乃果ー」
穂乃果「ヒトカゲ!えんまく!」
ヒトカゲ「カゲ!」モワワーン
メガつけ忘れていました。すみません
海未「メガルカリオにえんまくは無意味です。相手の波動を読み取るんですよ?」
穂乃果「やってみなきゃわからない!」
ヒトカゲ「カゲ!」モワワーン
海未「メガルカリオ、感じていますね?」
メガルカリオ「ファウ!」
海未「はどうだん!」
メガルカリオ「フォォウ!」バーン
シューー
穂乃果「」ニヤリ
海未「なっ!?小さな火柱!?メガルカリオ!
しっかり読み取りなさい!」
メガルカリオ「」スゥー
穂乃果「ちゃんと読み取れるかな?」
海未「くっ、メガルカリオ!インファイト!」
穂乃果「(見えた!)真正面にひのこ!」
メガルカリオ「グワァァー!」ドーン
海未「メガルカリオ!?」
穂乃果「そのまま!つかみにいけー!」
海未「サイコキネシス!」
メガルカリオ「ファウ!」フォォーン
ヒトカゲ「カゲッ!カゲッ!?」
穂乃果「サイコキネシス!?」
海未「正面に放り投げなさい」
メガルカリオ「ファウ!」ブーン
ヒトカゲ「カゲッーーー」
穂乃果「ヒトカゲ!頑張って体勢を立て直して」
海未「そのまま追撃のインファイト!」
メガルカリオ「ファウ!」シュン
ドドドドド
バゴーン
海未「終わりですね」
ヒトカゲ「…カゲッ」
穂乃果「ヒトカゲ!ヒトカゲ!」
海未「もうヒトカゲは立てません。ヒトカゲのためにやめるべきです」
穂乃果「ぁぁぁ…」
穂乃果「…」
穂乃果「そうだね…(あのときみたいに)」
ヒトカゲ『カゲッ…カゲッ』
穂乃果「ヒトカゲが苦しむのはもうみたくない…」
ほのか『ヒトカゲーーー!』
穂乃果「穂乃果にはやっぱりむry」
ヒトカゲ「カゲーーーー!」ボボウ
穂乃果「あっつ!ヒトカゲ!何すんのさ!」
ヒトカゲ「カゲッ!カゲッ!」
穂乃果「まだいけるって?ダメだよ!ボロボロだもん!」
ヒトカゲ「」テクテク
バシッ
穂乃果「うっ……」
ヒトカゲ「カゲッ!」
穂乃果「ヒトカゲ…」
穂乃果「よし!行こう!!」
ヒトカゲ「カゲーーーー!」ボボウ
キュキューン
海未「なっ!これは!?」
希「(運もぎょうさん持っとるみたいやね。いや、これも穂乃果ちゃんの力か)」
絵里「…」
ドーン
リザード「リザー!」
穂乃果「おおおおおお!リザードに進化した!」
リザード「リザリザ!リザー!」
穂乃果「ありがとうね、リザード!一緒に戦おう!最後まで!」
リザード「リザー!!!」
海未「やっぱり穂乃果は凄いです!私をどこまでも連れていってくれます。この戦い終わらせたくないですね」
穂乃果「終らせるよ!穂乃果は海未ちゃんに勝って!ジムリーダー全員倒して!ポケモンリーグ優勝するんだ!!」
海未「あぁぁ…それでこそ穂乃果です!全力をぶつけますよ!!」
穂乃果「勝負だ!」
海未「神速!」
穂乃果「後ろに尻尾攻撃!」
メガルカリオ「ファウ!」ガシッ
リザード「リザッ!」ガシッ
穂乃果「そのままひのこ!」
海未「サイコキネシス!」
リザード「リザッ!」
穂乃果「(しっかり見る!)」
海未「空中に投げなさい!」
メガルカリオ「ファウ!」フォォーン
海未「そのまま!はどうだん!連続です!」
穂乃果「リザード!はどうだんに向けてひのこ!」
リザード「リザッ!リザッ!リザッ!リザッ!」ボボウ
ドゴーン
リザード「」ガシッ
メガルカリオ「」ガシッ
穂乃果「ひのこ!」
リザード「リザッ!」ボボウ
メガルカリオ「グワァァー!!」ボボウ
海未「はどうだん!」
メガルカリオ「ファウ!」バーン
リザード「リザーーー!!」ドーン
メガルカリオ「…グルル」
海未「メガルカリオそろそろ限界ですね」
リザード「リザーーー…」
穂乃果「リザードも限界みたい」
ほのうみ「次で決めるよ(ます)!」
海未「メガルカリオ!インファイト!!」
メガルカリオ「ファウウウ!!」シュン
穂乃果「よーし!穂乃果達の必殺技!フレアドライブ!」
リザード「リザーーーーーー!」シュウィーン
海未「フレアドライブ!?メガルカリオ!いきなさいー!」
穂乃果「リザード!いっけーーーー!」
メガルカリオ「ファウ!!」
リザード「リザッ!」
ドーーーーーーーーーン
リザード「」
メガルカリオ「」
穂乃果「」ゴクリッ
海未「」
リザード「」
海未「メガルカリオ…良くやりました」
メガルカリオ「」
キュキューン
ルカリオ「」バタンッ
穂乃果「あ…ああ!」
リザード「リザーーーーーーーーーーー!!」
穂乃果「やったね!リザード!」ダキッ
審判「ルカリオ戦闘不能!よって勝者!高坂穂乃果!
にこ「…フンッ」スタスタ
真姫「高坂先輩凄いのね…まー、私は戦い何てしたくないけど。帰えろう」スタスタ
花陽「ぬわぁぁぁぁ!スペクタクルです!こんなことってオキテイインデスカァ!!これはまさに!ポケモン下克上です!」
凛「何いってるかわからないにゃー」
花陽「私も旅に出たいな!こんなすごいバトルをシタイデスッ!!」
凛「それなら!そのためにまずは走り込みだよ!いくにゃー!」グイグイ
花陽「えっ!?え!?ダレカー!ダレカタスケテーーー」ズルズル
希「すごかったなー」
絵里「たまたま勝っただけ…運が良かっただけよ」
希「エリチいい加減素直になった方がいいんやない?」
絵里「何度も言ってるけど、私は十分素直よ」
希「違うや。自分に嘘はつかない方がいいんよ?」
絵里「いい加減にしなさい!希!」
希「いい加減にするのはエリチや!試合を見てずっとうずうずしてたやん?」
絵里「…」
希「エリチも旅に出て修業してポケモンリーグ出たいんやろ?」
絵里「そんなこと…」
希「エリチのやりたいことはなに?もっと素直になったらええやん!」
絵里「そんなこと言ったって…そんなこと言ったってしょがないじゃない!!」
希「…」
絵里「オトノキを守るためにポケモンリーグで優勝する。それを今まで否定してきた私が…今さらできると思う?」スタスタ
希「…エリチ」
ことり「ホノカチャン!ウミチャー!」ダキッ
穂乃果「ことりちゃん!」
海未「ことり!」
ことり「凄かったよ!二人とも凄かったよ!」
穂乃果「リザードのおかげだよ!」
リザード「リザーーーーーー…」バタンッ
穂乃果「えっ!リザード!?」
海未「あれだけのバトルの後です。ルカリオと共に保健室の回復装置に預けましょう」
穂乃果「うんっ!」
ことり「保健室の鍵はあるから大丈夫だよ!」
海未「準備良すぎです!」
穂乃果「早くいくよー!」ダダダダダダ
理事長室
親鳥「穂乃果ちゃん。あの娘は本当に凄いトレーナーになるかもしれない」
???「そうでしょうね?あの娘はあのポケモンから生き延びた人間なんですから」
親鳥「貴方は…西木野先生」
真姫パパ「お久し振りです」
親鳥「何か用ですか?勝手に入るのはあまり誉められた行動ではないですよ?それに、あのこry」
真姫パパ「まー、おきになさらず。ちょっとね…相談があるんですよ?」
親鳥「相談?」
真姫パパ「実はですね…うちのネイティオが未来を見せてくれましてね」
親鳥「未来を…」
真姫パパ「真姫と…ここにある名前の人を一緒に旅をさせてあげてください」
親鳥「わかっていると思いますが…今回高坂穂乃果さんは、例外として受験させたのです」
真姫パパ「そうですか。私もジムリーダーや四天王と仲良くしたいものですねー。不公平だ」
親鳥「旅は危険です。貴方の娘さんが大変な思いをするのかもですよ?」
真姫パパ「貴女は何もわかっていない…今のオトノキが一番危険だと言うことを」
親鳥「何をいって!」
真姫パパ「もう良いです。オーベムやりなさい」
オーベム「」フォフォン
親鳥「なっ!何をするつもりなの!?」
真姫パパ「私は真姫が幸せならそれでいい」
保健室
リザード「リザーーーーーー!」
穂乃果「元気になったね!」
リザード「リザリザ!」
ことり「良かったね♪」
海未「穂乃果…貴女は私に勝ちました。これで後は申請するだけです。理事長室に行きましょう」
ーーーーーー
理事長室前
真姫パパ「」テクテク
穂乃果「」ペコッ
ことり「」ペコッ
海未「」ペコッ
穂乃果「誰?あの人」
ことり「わかんないね」
海未「(あれは、西木野総合病院の先生では?何故)」
ことり「海未ちゃん?」
海未「早くいきますよ」スタスタ
穂乃果「何か理不尽ー!」
ワイワイガヤガヤ
真姫パパ「」フリムキ
真姫パパ「あの娘達は」
真姫パパ「…」
真姫パパ「」ニヤッ
理事長室
ほのことうみ「失礼します」
親鳥「アラ、ホノカチャンジャナイ!」
ことり「(ん?)」
親鳥「どうしたのですか?ことり?」
ことり「ナンデモナイノヨ!ナンデモナイノヨ、ナンデモ」
海未「?」
親鳥「そう」
海未「あの、穂乃果の申請をお願いします」
親鳥「はい。わかりましたよ。明日必要なものをお渡ししますね。こちらに記入だけお願いします」
穂乃果「はい!」カキカキ
穂乃果「出来ました」
親鳥「明日は遅刻しないようお願いしますよ」
穂乃果「はい!」
ほのことうみ「失礼します」
ガチャン
親鳥「ニシキノマキ・ヤザワニコ・コイズミハナヨ・ホシゾラリン…スグニシンセイシマスネ」カタカタ
>>1です。
グランドフェスティバル?ポケモンコンテストですか?当初ポケモンコンテストでお話を作ろうと思ったのですが。ポケライブ!って名前でです。
ですが、バトルがいいかなと思いましてリーグにしました。この世界には存在しないものとしようか悩んでます。軽い祭典てきなのでちょこっとやるぶんにはやろうかなと思っている所です。
長文すみません。
外
海未「穂乃果!明日発つんですよね?」
穂乃果「うんっ!明日必要なものを一式貰ったらそのままいくよ!」
ことり「ホノカチャン!ガンバってね」ダキッ
穂乃果「ありがとう」ダキッ
穂乃果「海未ちゃんも」ダキッ
海未「ほ//ほのか…」ダキッ
穂乃果「それじゃあ、明日ね!」タタタタタ
海未「はい」
ことり「バイバイ」
ことり「ウミチャ…ウミチャー!」ポロポロ
海未「笑顔で送りましょうね」
ことり「うん」
こちらこそ、ありがとうございます。
高坂家
穂乃果「明日かー。凄い早かったな」
穂乃果「穂乃果の中の時間が一気に動き出したって感じがするな」
コンコン
雪穂「お姉ちゃん。お母さん呼んでるよ」
穂乃果「今行く」
雪穂「お姉ちゃん…」
穂乃果「何?」
雪穂「今日…一緒に寝ていい?」
穂乃果「雪穂…お姉ちゃんはいつでも大歓迎だよ!」
雪穂「何それー!!」タタタタタ
穂乃果「雪穂」クスクス
タタタタ
穂乃果「お母さん」
穂乃ママ「来たわね。はい、あんたの旅に必要なものを詰めといたからね」
穂乃果「ありがとう」
穂乃ママ「後は…これ」
穂乃果「巾着?何か入ってる…これ?なに?汚れてるね」
穂乃ママ「覚えてないの?あんたヒトカゲ拾ってきたときヒトカゲが持っていたものでしょう」
穂乃果「そうだったっけ?」
穂乃ママ「御守りとして持っときなさい」
穂乃果「そうだね」
穂乃ママ「あんたは馬鹿で一生懸命だから、身体だけは大切にね」
穂乃果「馬鹿は余計だよー」
穂乃果&穂乃ママ「わははははは」
穂乃果「じゃあ!寝るね!おやすみなさい
穂乃ママ「おやすみなさい」
ユキホー!ネルヨー!
ハァッ!ネナイシ!ヤッパリネナイシ!
穂乃ママ「あなた。いつまで泣いてるのよ。出てきなさい」
穂乃パパ「」ヒョコ
穂乃ママ「大丈夫よ。私達の娘なんだから」
穂乃パパ「」コクコクポロポロ
出発の日
穂乃ママ「起きなさい!!遅刻よ!」
穂乃果「ええええ!」バッ
雪穂「ぬわっふぁー!」バッ
穂乃果「急げ!急げ!」
穂乃ママ「あんた忘れ物は?」
穂乃果「えーと!大丈夫!」
穂乃果「じゃあ!行ってきまーす!」ダダダダダダダダダダダダ
穂乃ママ「まったく…」フフッ
雪穂「お姉ちゃん!いってらっしゃーい!!」
穂乃パパ「」ヒョコ
穂乃パパ「b」
オトノキハイスクール
穂乃果「セーフ!」
海未「アウトですよ!ほーのーかーー!」
ことり「ピヘヘ」
穂乃果「ごめんなさーい」
親鳥「遅刻はいけませんよ?」
穂乃果「はい」シュン
親鳥「さて、これをどうぞ」
穂乃果「ポケモン図鑑にバッジ入れだ!」
親鳥「ポケモン図鑑は本人証明にも使えるもので、旅に必要な知識も載っていますので大事にしてくださいね。残念だけど私は用事があるから行きますね。貴女の旅に幸あらんことを」スタスタ
穂乃果「はい!」
海未「これで正式に旅に出られますね。私からはこれを」
穂乃果「これって!ジムバッジ!?」
海未「えー、御父様と相談して渡すことにしました」
ことり「本当は海未ちゃんに勝った時点であげるつもりだったんだよ♪」
海未「ことり!」
ことり「やんやん」
穂乃果「でも、受け取れないよ…」
海未「実はですね…父の代わりにジムリーダーに就任することが決まっています」
穂乃果「えっ?」
海未「オトノキジムで私がジムリーダーを続けるためにもお願いしますね?勿論…私に負けた時は返して貰いますがね」
穂乃果「ふふ、その前にチャンピオンになっちゃうよ!それに…負けないよ!」
海未「言いましたねー!覚悟しといてください!」
ことり「ホノカチャン!ウミチャー!ファイト!」
穂乃果「よしっ!行くよ!」
ことり「ホノカチャン!このクッキーリザードと食べてね!」
穂乃果「ことりちゃん!ありがとう」
海未「私達はいつまでも貴女の友達です。何かあれば呼んでくださいね」
ことり「ホノカチャンー!」
穂乃果「うんっ!行ってきます!」ダダダダダダダ
ことり「うわーんウミチャー!」ポロポロ
海未「よく頑張りましたね」ポロポロ
海未「穂乃果…いってらっしゃい」
穂乃果「よーし頑張るぞー!」
ドンッ
穂乃果「あっ!すみません!」
恰幅の良い中年「大丈夫かい?こちらこそすまないね」
穂乃果「すみません」ペコッ
恰幅の良い中年「大丈夫だよ。君はこの街の子かな?」
穂乃果「はい」
恰幅の良い中年「この街の伝説のポケモンの話しは知ってるかい?」
穂乃果「う~ん。昔から住んでるけど、オトノキに伝説のポケモン何ていなかったですよ?」
恰幅の良い中年「そうかそうか…変なことを聞いてごめんね」
穂乃果「おじさんは伝説のポケモン探しているんですか?」
恰幅の良い中年「うん。凄いポケモンに会いたくてね」
穂乃果「そうなんですかぁ!」
恰幅の良い中年「君はこれから旅にでも出るのかい?」
穂乃果「はい!ポケモンリーグに出て優勝するんです!」
恰幅の良い中年「それは凄い!応援してるね」
穂乃果「ありがとうございます!ぶつかってすみませんでした!それでは!」タタタタタ
恰幅の良い中年「またね…」
街の出口
穂乃果「あっ…」
絵里「貴女…旅立ちは良いけど、本当にリーグで優勝できると思っているの?」
穂乃果「正直わかりません。ですが、やるしかないです!」
絵里「この前勝てたのも運かもしれないのにね」
穂乃果「そうですね。だから、穂乃果は強くなります!」
絵里「っ…」
穂乃果「そして…貴女にもう負けません!」
絵里「!?」
穂乃果「必ず強くなって!誰にも負けないトレーナーになります!」
絵里「そう…馬鹿ね」
穂乃果「…」
絵里「後…貴女じゃないわ!私は絢瀬絵里よ」
穂乃果「!!…私は高坂穂乃果です!」
絵里「私と次戦うまでに精々強くなっておくのね」スタスタ
穂乃果「はい!絢瀬先輩よろしくお願いします!」スタスタ
絵里「…」
プルルルルル
絵里「希…」
絵里「まずは、お婆様の所に行くわ」
絵里「そう、ロォーシーア地方よ」
絵里「あれを取りに行く。本気よ
絵里「私も…負けたくないから」
理事長室
親鳥「集まって貰いました、理由なんですが」
真姫「…」
にこ「…」ソワソワ
凛「…」ニャー
花陽「…」ゴクリッ
親鳥「旅に出てもらいます!」
真姫「……」
にこ「遂ににこの時代が来たわ!」
凛「にゃっーー!」
花陽「エッエエエエ!私が!!」
親鳥「エー、キンキュウデキマッタコトデス。ミナサンノタビニサチアレ」
街の外
穂乃果「よーし!やるったらやる!」
穂乃果「いくよー!」ダダダダダダ
こうして穂乃果の旅が始まった。
そして、運命に流されし者達の旅も始まろうとしている。
皆の旅は始まったばかり。
誤字脱字、その他もろもろすみません。
読んでくれた方。支援してくれた方。コメしてくれた方。本当にありがとうございます。
一応ここまでとさせて頂きます。皆の最終的な手持ちやストーリーも考えているのですが、もう少し纏めます。後はいつも通り海未ちゃんのほのぼの系SSを少し書きたいので…すみません。
次建てるときは
穂乃果「ポケットモンスター穂乃果レッド2」で建てる予定です。
長くなってすみません。
ありがとうございました。
このSSまとめへのコメント
ヤバい すげー気になる
はどうだんは必中なんだよなぁ
きあいだまの方がよかったな
真姫ちゃんのポケモンまさかの幻のポケモン