インキュバス「どうも、サキュバスです」(281)
男「お前インキュバスだろ」
インキュバス「まさか。こんなに可愛いワタシがインキュバスなわけないだろう」
男「たしかに顔は女の子みたいだけどさ……じゃあその股間のポークビッツは何なんだ」
インキュバス「…………くりとりすだ」
男「……」
男「とりあえず帰った帰った、俺ホモじゃないんで」プイッ
インキュバス「ま、待ってくれ!ワタシはサキュバスなんだ、だからセックスしよう!セックスして下さい!セックスしろ!」
男「他のやつに頼んでくれ」
インキュバス「駄目だっ!ワタシはもう長い間セックスしていない……今すぐしてくれなきゃ死ぬっ、死んでしまうぅうぅぅ!!」ウワーン
男(うるっせぇ)
男「だいたい、お前がサキュバスでも普通はそんなほいほいセックスしねぇから」
インキュバス「え、何故だ……
初対面だからか?」
男「ちげぇよ」
インキュバス「………」クンクン
インキュバス「キミ、さっきオナニーしただろう」
男「おう」
インキュバス「だからワタシとセックスしないと言うのかァァァ!!」ガシッ
男「それもあるけどさぁ……」
インキュバス「ひどいひどいっ…!ワタシがわざわざ夜這いに来てやったのに、オナニー済みなんて!ワタシに申し訳ないとは思わないのか!?」
男(なんだこいつ)
男「つーか、サキュバスとかって淫魔?なんだろ? なんか怪しいじゃん だからノーサンキューだわ」
インキュバス「なにが怪しいんだ!ワタシ達は性病にかかったりしないぞ!!」
男「死ぬほど絞りとられそうだし」
インキュバス「それは事実だな」
インキュバス「……とりあえず、今はワタシとのセックスに乗り気ではないというのは分かった」
インキュバス「ならば、飯でもつくれ」
男「は?」
インキュバス「ワタシはお腹が減ったんだ!飯を作れ!さもなくばここで死ぬ、飢え死にしてやるぞ!!
ここだけの話、淫魔の死体は白くてどろどろで臭い!!」
男「なんだそれ」
男(ヒステリーかよ……)
男「めんどくせ……レトルトでもいいか?」ガサガサ
インキュバス「仕方ないな」
男「何がいいんだ?ラーメンとかスープとかしかないけど」
インキュバス「えっと…ああ、これだ、クラムチャウダー」
男「つか、淫魔ってセックスで腹満たすんじゃねぇの?食事なんてするのかよ」ガサガサ
インキュバス「本来はいらないな、間食のようなものだ。ただ、セックスできないときには少しだけ空腹が紛れるな」
男「へぇ」
男「ほい、できたぞ」
インキュバス「頂きます」ズズッ
インキュバス「まっず!!」
男「はぁ?」
インキュバス「あ、いや……なんでもない。おいしいおいしい」ズズッ
男「そういや、なんでクラムチャウダーなんだよ。ラーメンとかのほうが腹に溜まるだろ」
インキュバス「白くてどろどろしてイカ臭いじゃないか」ズズッ
男「はぁ……」
インキュバス「……」ズズッ
インキュバス「……やはり駄目だ、無理…」オエッ
男「おいおい…何でだよ」
インキュバス「すまない、ワタシは本当はインキュバスなんだ…」
男「いや見りゃ分かるけど」
インキュバス「今日からサキュバスとして生きて行くって決めたのに…!
あぁ、でも駄目だ、こんな白くてどろどろしてイカ臭いものなんて食えるか!精液なんてもっての他だ!!」バンッ
男「インキュバスがサキュバスになれるのか?」
インキュバス「性別が変わるだけだ。クマノミにできて淫魔にできないわけがないだろう……と思ったのだが」
男「何でサキュバス目指したんだよ…」
インキュバス「ワタシ、インポなんだ……」
男「は?」
インキュバス「いんぽっしぶるちんこ!いんぽてんつ!勃起不全なんだよ!!」
男(いんぽっしぶるちんこ?)
インキュバス「だから、女性とのセックスが上手くいかなくて……そのうち、女性を見るのもイヤになってきたんだ」
インキュバス「しかしワタシも淫魔のはしくれ、人間の精を摂取しなければ身体が持たない。だから挿れられる側のサキュバスになればいいと思ったんだが…」
インキュバス「やっぱ無理!!野郎の腐れチンポなんざ勘弁だ、ワタシはホモではない!!」
男(俺の台詞だわ)
インキュバス「どうしよう、お先真っ暗だぁ……このような体たらくでは、淫魔の国にも帰れやしない」グスグス
男「そんなのあるのか」
インキュバス「誰にだって故郷はあるだろう」
インキュバス「ワタシはこのまま飢えて、ゴミのように人知れず死ぬ運命なのか……」メソメソ
インキュバス「……」チラッ
男「こっち見んなよ…」
インキュバス「なぁ人間、頼みがあるんだが」
インキュバス「……しばらく、ワタシをここに置いてくれないか」
男「え?」
インキュバス「ワタシはもう行くあてがないんだ!ついでに精のかわりとなる食料もない!!養ってくれ!」
男(あつかましっ!!)
インキュバス「お願いだ、頼むっ!!寄りかかった船だと思って!」ガシッ
男「乗り掛かった、な」
男「だいたい、何で俺なんだよ。他あたれよマジで…」
インキュバス「いいじゃないかドケチぃぃぃ!!」ウワーン
男「やめてくれよ…」
インキュバス「あー分かった、もう知らないからな、ワタシは勝手に居座るから」フンッ
男「……」
インキュバス「ぜーったいに出ていかないからな」
男「何勝手に決めてんだ!」
インキュバス「うるさいなぁ…そうだ」ニヤッ
インキュバス「ほらほらぁ、もう寝る時間だぞぉ人間」ギュッ
男(何だ、急に眠く…)
インキュバス「ふふ、おやすみ」
………………
男(なんだ、身体がふわふわして……?)
インキュバス「やぁ人間、寝心地はどうかな?」
男「寝心地……?」
インキュバス「ここはキミの夢の中だ。どうだい、いい気分だろう」
男「何でお前がいるんだよ」
インキュバス「馬鹿な質問だなぁ。淫魔は夢の中でこそ本領発揮できるんだよ。
人間に思い通りの夢を見せる事なんて、朝飯前さ」
インキュバス「ま、ワタシの残り僅かな力では成功するか怪しかったのだが……とりあえず問題なさそうだな」
インキュバス「身体に違和感はないかい?」
男「そういや、抜いたばっかなのに妙にムラムラする、ような…」
インキュバス「精力を回復してみたんだ。今ならいくらでも出せるぞ」
男「禿げそう……」
インキュバス「心配するな、全ては夢だ」
インキュバス「ところでどうだ、さっきよりワタシが魅力的に見えないか?」ウインクー
男「うーん」
インキュバス「……なんだその反応は。おかしいな、夢の中なのに…さすがにもう力が尽きかけているのか」
インキュバス「だいたい、ワタシはもともと可愛くて美しいだろう……」ブツブツ
インキュバス「もっとも、ワタシはキミなんて論外だから構わないんだがな。正直どんなに飢えても男は無理だ」フン
男「じゃあなんで精力増強なんてするんだよ…」
インキュバス「……たしかに無駄だな。すまない」
インキュバス「適当に自分で慰めておいてくれ、あっち向いてるから」
男「なんだよそれ…お前の力で可愛い女の子呼び出せたりしないの?せっかく夢の中なんだからさぁ」
インキュバス「こ、こんな状態のワタシの前でセックスを見せつける気か!?ありえない!!鬼畜、人でなし、ど変態ど畜生がぁッ!!」ウワーン
男「お前って面倒な性格してんな」
インキュバス「……今のキミの状態なら、オカズも道具もいらないはずだ。何もなくても、猿みたいに熱中できるさ」
インキュバス「だから早く、適当に済ましてしまうことだな」
男「じゃあ遠慮なく……っと」
しこしこしこ
インキュバス「……」ピクッ
男「うわっすげぇ、もう出る……あーー、」ビュッ
インキュバス「……」クンクン
男「なんだこれ、止まんねぇ…!」ビュビュ
インキュバス「ぅぅ…」ピクピク
インキュバス「……」チラッ
男「…なんだよさっきから。集中できないだろ」しこしこ
インキュバス「あ、いや……すまない。でも、その…」ジーッ
インキュバス「ちょ、ちょっと…手をこっちに向けてくれないか」
男「え?こうか?」スッ ヌチャァ
インキュバス(糸ひいてる…でも…)
インキュバス「す、すっごい濃い匂いがする…っ」ドキドキ
男「お、おいどうしたんだ?」
インキュバス「精の匂い…」クンクン
インキュバス「もう男でも…いいかも…」ズイッ
男「おいちょっと」
インキュバス「はぁっ、もっと、もっと近くで……」クンクン
インキュバス「……」ピタッ
男「?」
インキュバス「…無理っ!」バッ
インキュバス「おええぇぇぇ!!!」
男「何がしたいんだよ!」
インキュバス「精の匂い以上に、男臭い!!うぇぇぇ」
インキュバス「はぁっ……空腹でかなり頭と鼻がやられてる様だな…
オナニーで出した精液の匂いに釣られ、あまつさえ目と鼻の先に来るまで男の臭いが分からないとは」
インキュバス「あぁ臭かった」おえっぷ
男「酷い言い様だなぁ」しこしこ
インキュバス「もう終わりだ、こんな不毛な夢なんてやめよう」ハァ
男「え、いまメチャクチャ気持ちいいのに……うっ、」しこしこ
インキュバス「終わりったら終わりだ!朝までぐっすり眠るがいい、このオナ猿めが!」
男「精力増強したのお前だろうが!」しこしこ
インキュバス「うるさいうるさいうるさいっ!そんなの知るかぁ!!」
…………
チュンチュン
男「ぐー…」スヤスヤ
インキュバス「おい、人間」ツンツン
男「んー」スヤァ
インキュバス「……」チッ
インキュバス「起きろっ、このノロマが!!」ドゴォッ
男「んぐっ!?」
男「な、なんだ…!?」
インキュバス「やっとお目覚めか人間。ご機嫌いかがかな?」
男「最悪に決まってんだろ……お前に腹パンで起こされたんだからな」
インキュバス「一度はワタシも優しく起こそうとした。なのに起きないキミが悪いんだよ」フン
インキュバス「さぁ、朝ごはんを作ってくれ」
男「お前なぁ…」
インキュバス「朝起きたら何はともあれごはんだろう。ワタシは先にリビングで待っているよ」スタスタ
男(こいつ本当に自分勝手だな)
リビング
インキュバス「まだなのか?」
男「まぁちょっと待てよ…もうすぐ焼けるからさ」
インキュバス「パンか?」
男「おう」
インキュバス「ワタシは朝はご飯派なのだが…まぁいいか」
男「へぇ、淫魔も和食好きなんだ。なんか意外だな」
インキュバス「偏見だな。ステーキが好きな日本人だっているだろう」
男「ほい、出来た」カチャ
インキュバス「質素な朝食だな」ジッ
インキュバス「パンのみか…目玉焼きとかヨーグルトとかないのか」
男「文句言うなよ。俺、朝食べないことも多いんだから」ぬりぬり
インキュバス「しかも、バターではなくマーガリンだな?はぁ…仕方ない」ぬりぬり
インキュバス「ジャムはないのか、ジャムは」もぐもぐ
男「男一人暮らしでジャムなんか使うかよ」もぐもぐ
インキュバス「それもそうだな」もぐもぐ
男「で、お前どうすんだよ」
インキュバス「何がだ」もぐもぐ
男「一晩泊めて朝食もつけてやったんだ、もう十分だろ。どっか新しいところ探して…」
インキュバス「なっ…なんだと!?」バンッ
インキュバス「こんなに弱り果てたワタシを追い出そうというのか!?のたれ死ねと!?キミには人の心はないのか!!」
男(また始まった)ハァ
インキュバス「うっ…そうなったら周りの住民に言いふらしてやる……!!
『この家のお兄さんに誘拐されて、こんな悪趣味な服着せた上にイタズラされまくって、その結果こんなに弱ってしまったんだ』…となぁ!」メソメソ
男「事実とほぼ反対だろうが!つか嫌なら着替えろよ、そのネグリジェ!!」
インキュバス「……」
インキュバス「そうだな」
インキュバス「……ちがう、話を逸らすな!」
男「逸らしてないけど」
インキュバス「…何故にワタシが出て行かなくてはならないんだ」
男「部屋が窮屈だし、食費だってタダじゃないしさぁ」
インキュバス「……」ムスッ
男「お前みたいなやつだったら、世話したがる特殊なオッサンとかお姉さんいると思うしさぁ。そういう人探せばいいんじゃないか?」
インキュバス「…そういうのは嫌だ」
男「じゃあどうするんだよ?」
インキュバス「…あーもう分かった、もういい。出ていくよ」ガタッ
インキュバス「ありがとう。世話になったよ、人間」スタスタ
男「お、おう…」
男(何だ?やけにあっさり出て行った…ちょっと悪いことした気になるな)
男「おっおい、ちょっと」
インキュバス「ん?」
男「何か困ったら、また来てもいいからな……いや、来なくていいけど…」
インキュバス「……ああ」スタスタ
男「……」
………………
男「はー、今日も疲れたなぁ」
男(アイツ、上手くやってるかな)
男「……」ボーッ
男(もう少しくらい、泊めてやってもよかったかもな)
男「…何考えてんだか。さっさと寝るか」
ピンポーン
男「? もう夜だぞ、誰だよ…」
男「はい、誰ですか…」ガチャッ
インキュバス「…やぁ」
男「……」ガチャッ
インキュバス「おい、閉めるな!!」グッ
男「何でお前がいるんだよ!」
インキュバス「困ったらまた来いと言っただろう…!」
男「本当に来るとは思わなかったんだよ!」
インキュバス「いいから入れてくれ…寒い」ブルブル
男「…はぁ。どーぞ」
インキュバス「悪いな、人間」フラフラ
男「おい、大丈夫か?」
インキュバス「大丈夫だ、心配には……」ヨロッ
男「ほ、本当か?」
インキュバス「…やっぱり大丈夫じゃない。心配してくれ」ハァ
インキュバス「ベッド借りるぞ」トスッ
男「おい…」
インキュバス「……お前、たまに布団で床オナしてるだろう」スンスン
インキュバス「勃起不全になるらしいから止めたほうがいいぞ」クンクン
男「お前が言うか…」
インキュバス「うるさい」クンクン
男「お前、何でそんなに弱ってるんだ?いいヤツ見つからなかったのか」
インキュバス「見つかりはしたが…いざついていってみると駄目だな。どいつもこいつも二言目にはセックスだ」
インキュバス「男は論外だし、女性も……」ハァ
インキュバス「何故だろうな、女性自体は好きなんだが…あの柔らかい身体が受け付けなくなってしまった」
男(そういやこいつ、そんなこと言ってたな。女とのセックス自体が駄目だとか)
インキュバス「結局、今日は一日中歩き回っていたずらに体力を使っただけだった…」
男「ん?歩いて探してたのか?俺の部屋に来た時は窓からすり抜けて来たのに」
インキュバス「…そんな力、残ってなかったんだよ」ハァ
インキュバス「ワタシは、これからどうすれば…」
男「……とりあえず、今晩はもう遅いし…泊って行けよ」
男(流石にこの状態だと出ていけなんて言えないよなぁ)
インキュバス「……」
男「おい、聞いてるか?」
インキュバス「……」スー
男(もう寝てるし)
男(よっぽど消耗してんだな…やっぱり悪いことしたか)
男(追い出すのは、もうちょっとウチに置いて回復してからでもよかったかもしれない)
インキュバス「……」スー
男(死んだみたいに眠ってるな)
男「……俺は布団でも敷くか。よいしょ、っと」
………………
チュンチュン
男「…んー」ムクッ
男(朝だな)
インキュバス「……」スー
男(起きる気配ないな…そっとしておいてやるか)
男「さて、何をするか…今日は特に予定はないはずだったな」
男「買い物でも行くかぁ」のびー
男(しばらくは、二人分の飯作らないといけないしな)
近所のスーパー
男「えっと…塩鮭とふりかけ…海苔の佃煮の方がいいか?」キョロキョロ
男「佃煮って思ったより高いな…ふりかけにしとくか」ガサッ
男「次は…味噌汁か?」
女「ん?あの人……」
女「…ふーん、」フフ
男(インスタント味噌汁ってどこだよ!スープの近くじゃないのか?)ガサガサ
女「ねぇ、すいませーん」チョンチョン
男「えっ 何ですか?」
女「もしかしてお探しの物って、これだったりします?」ミソシルー
男「! そうですけど、何で…」
女「私も最初は探したんです!この売り場のお味噌汁の場所って、分かりにくいですから」
女「ここで何か探してる人はお味噌汁を探してるって相場が決まってるんですよ」クスッ
男「そうなんですか、ありがとうございます」
女「いえいえー」
男(すっげぇ可愛い人だな)
女「あ、塩鮭だ。お料理なさるんですか?」
男「いや、ほとんど初心者です…」
女「あら、だったら誰かのために挑戦する、とか?」
男「まぁそんなところです」
女「なんだか素敵ですね。ふふふ」
女「…そうだ、ちょっと来てください」スタスタ
男「?」
女「ほら、この鮭の切り身!とってもお買い得ですよ!」
男「たしかにこっちの方が安いけど…こんなにあったら食べきれないですよ」
女「実は、私もこれ買いたいんですけど量が多いと思ってて…」
女「二人で買って、分けあいませんか?そうしたら無駄にならないし」
男「えっと…」
女「あ、ごめんなさいっ!初対面なのに、馴れ馴れしいですよね……わっ忘れて下さい!それじゃあ…」
男「いや、それでいいですよ」
女「本当ですか?ありがとうございます!」
女「ふふっ、これで今日のクラムチャウダーは具だくさんになりますっ」ガサッ
男(可愛い)
女「私はこれで終わりっと…あなたは他に買うものはありますか?」
男「あとは…ジャムかな?」
女「ジャムなら、こっちですよ!」
男「おー、ここにジャム売ってるんですね。普段買わないから気づかなかった」
男(…何のジャムがいいんだ?無難にイチゴかな)ガサッ
女「あと、他に何かあります?」
女「生クリームとか卵とかバナナとか…」ボソッ
男「え?何か言いました?」
女「あっ、いや、何でもないです」ニコッ
男「買い物はこれくらいかな」
女「そうですか?じゃ、早くレジ済ませちゃいましょう!」スタスタ
男「そうですね」スタスタ
女「よかった、レジあんまり混んでないですね」
男「待ってるの、暇ですもんね」
レジ係「ッカイケー,セッサービャッジュエニナリャーッス」ピッ
男「はい」
レジ係「ゴヒャエノオカシャリヤーッス 」チャリッ
レジ係「アリャトゴザッシター」ペコッ
男「これ、鮭のお金です」チャリッ
女「ありがとうございます!どうしよう、どうやって分けましょうか?入れ物とかないし…」
女「入れ物、持って来ましょうか?」
男「ウチ近いんで、俺が持って来ますよ」
女「そんなっ悪いですよ…そうだ!」
女「私、お宅まで伺ってもいいですか?そうしたらあなたも無駄に歩かなくていいですし!」
男「えっ」
男(マジかよ!)
男(こんな美人が家に来るのか…いや、アイツいるから上げられないけど)
女「あ、もちろんお邪魔しませんよ!ご迷惑だろうし」
男「じゃあ是非お願いします…!」
男(なんだか今日はついてるな!)
女「お宅、どっちの方角ですか?」
男「あっちです」
女「本当に?私もです!よかったぁ、帰りが大変じゃなくて」クスクス
自宅
男「じゃ、ちょっと待ってて下さいね」
女「はーい」
ガチャッ
男「待たせたら悪いし、早くしないと」
インキュバス「お、何処へ行っていたんだ」
男「お前、起きても大丈夫なのか」
インキュバス「寝たら幾分かマシになったよ」
男「…またお前ネグリジェ着てるのか」
インキュバス「ああ、一回着たらはまってな。なかなか着心地がいい」ヒラッ
男「……おとなしくしててくれよ、客来てんだから」
インキュバス「客?」
男「ドアの外。中に入れないし、渡すもん渡したらすぐ帰ると思うけど」
インキュバス「へぇー…」
男「しまった、早く用意しないと!」
女「……」ウズウズ
女「…どうなっているのかしら」
女「どんな秘密の楽園が広がっているというの…!もう我慢できないっ!」
女「仕方ないわ、待たせるほうが悪いのよ…」ニヤニヤ
女「おっ邪魔しまーすっ!」ガチャッ
男「ん?今ドアの音が…」
インキュバス「誰か来るぞ」
男「え…」
女「」ピタッ
インキュバス「」
女「男の子…?…ネグリジェ……」プルプル
男「あっ!!あの!違うんですっ!!いや、あの、てかどうして!!」
女「あっあ…えと、あんまり遅かったんで…何か…そのっ!」ワタワタ
インキュバス「……」わなわな
インキュバス「なんだ、こいつは」
男「へっ?」
インキュバス「こいつは何なんだと聞いているんだッ!!」
インキュバス「キミは本当にだらしのないエロ猿だな!!ワタシという者がありながら、こんな女を連れ込むなんて!!ワタシを何だと思っている!!」
男「は、はぁ!?」
インキュバス「あり得ないあり得ないあり得ないっ!!この恥知らず、馬鹿、ろくでなし!!」
男「うっうるせぇ!!」
女「……あの、その…えと…ふっ、二人は、どういう関係なんですか??」
男「え、ええ…」
男(どうすんだよ!インキュバスとか言っても信じてもらえないだろうし…
このままじゃ、男にネグリジェ着せて監禁してる変態じゃねえか俺!!)
インキュバス「…ふん、」
インキュバス「主人と下僕だ」
男「!??」
女「えっ…///」カァァァ
男「おっ、おいっ、お前!!」
インキュバス「ちょっと黙ってろ、いいから」ボソッ
女「ごっ、ご主人様と…奴隷……っ!!/////」
インキュバス「分かったらとっとと帰れ…ほら、これをやるから。この男のだ」スッ
男(コップに次いだ牛乳?俺の?)
女「えぇっこんなに…!!ありがとうございます!」
女「じゃっ、じゃあっ!お邪魔しましたああああ!!」ダダダッ
ガチャッ
バタン
男(出てった…)
インキュバス「……ふんっ!!」ゲシッ
男「痛ってぇ!何すんだ!!」
インキュバス「本っ当に腹が立つ!ワタシがいるというのに!!あいつと!何をする気だったんだ!あぁ!?」ゲシゲシ
男「何って、別に、買ってきたもん分けようってだけだよ!」
インキュバス「は?」ピタッ
インキュバス「それは、本当に言っているのか?」
男「? ああそうだよ、帰ってきた時に言った通りだ!」
インキュバス「…キミ、気づいてないのか」
インキュバス「…あれは淫魔だよ」
男「はぁ?」
インキュバス「サキュバスだ。見れば分かるだろう」
男「いやいや、お前みたいにしっぽないし耳尖ってないし…」
インキュバス「化けてるだけだ。それくらい、今のワタシでもできるぞ」ぽんっ
男「本当だ…いや、でも」
インキュバス「はぁ。あれは間違いなくサキュバスだ。その証拠に、嬉々として牛乳を受け取っていただろう」
男「サキュバスって牛乳好きなのか?」
インキュバス「あいつらは少し、アタマが弱んだ…どうも、牛乳と精液の見分けが付かないらしい」
男「アホの子じゃねぇか」
インキュバス「しかし、腑に落ちないな…どうしてわざわざキミを狙ったんだ」
インキュバス「サキュバスなら、キミについたこのニオイが分かるはずなのに」スンスン
男「…匂い?」
インキュバス「ワタシのニオイだ」
男「えっ」
インキュバス「少しでも淫魔に触れ合えば、そのニオイが残る。同じ淫魔ならそれが分かるはずだし、分かれば避けるはずなんだ」スンスン
男「へぇ。……いつまで嗅いでるんだよ」
インキュバス「…ああ、すまない」
インキュバス「もういい、考えても無駄だろう…それより、昼ごはんでも作ってくれ。空腹でたまらない」
男「…やだよ、何だかどっと疲れた」
男(もうこいつが我が儘言ったくらいじゃイライラしないわ)
インキュバス「買い物に行ってきたんだろう?折角だから早く作ってくれ、キミもお腹が空いているはずだ」
男(…たしかに)
男「はいはい、作りますよ」ハァ
男(さっさと飯炊くか)ピピッ
インキュバス「なぁ、人間」ススッ
男「どうした」
インキュバス「……」ジッ
インキュバス「……いや。なんでもない」スタスタ
男(何しに来たんだ?)
男(…それより、魚ってどうやって焼くんだろう)
男「たしかここにグリルが…」ガサガサ
男(よし、なんとかそれらしいモノは出来た……やれば出来るじゃん、俺!)
男「ほらよ」カタッ
インキュバス「……」ジッ
男「さっきからどうしたんだ?食えよ、わざわざ和食にしてやったんだぞ」
インキュバス「…いや、本当に作ったのだなと思って」
男「?」
インキュバス「昨日みたいに、『泊めたんだからもう出ていけ』と追い出されるのかと」
男「ああ…」
男「その…何だ、昨日は少し強引で悪かったな。お前がそんなに弱ってるって分からなくて…」
男「そんな状態で放り出すのも気分悪いし、もう少しマシになるまで置いてやってもいいかと思ったんだ」
インキュバス「……そうか」
男「……そ、それより早く食えって!冷めるから!」
インキュバス「いただきます」もぐ
男「……どうだ?魚なんて焼いたの初めてなんだけど…そんな感じでいいのか?」
インキュバス(中、若干生だ…)
インキュバス「まず…」
インキュバス(………)
インキュバス「…不味くはない。初めてならこんなもんだろう」モグモグ
男「お、マジで?」
インキュバス「…まぁ、もう少し火が通っててもいいな」モグモグ
男「俺も食べよっと……おお、まぁこんなもんかな」モグモグ
インキュバス(あの鮭は比較的火が通っているようだ)
男「ふりかけもあるぞ」ガサッ
インキュバス「…おかかだな。のりたまがよかったが」ザラザラ
男「お前って本当に文句言いだな…」
インキュバス「ふん」モグモグ
インキュバス「ふぅ、ごちそうさま」
男「はいー」
インキュバス「…またベッド、借りるぞ」スタスタ
男「かまわないけど…まだ寝るのか」
インキュバス「少しでも活動時間を減らして、力の消耗を抑えないと……」
インキュバス「おやすみ、人間」
男「ああ」
寝室
インキュバス「はぁ…なんだか食事も辛くなってきたな。早く寝てしまおう…」コテン
インキュバス(……眠ったところで回復するわけでもない、一時しのぎになるだけだ…)
インキュバス(解決策ではないんだ、いつまでもこうしている訳にはいかない。…でもだったら、どうしろと言うのだ)
インキュバス(…寝よう)ゴロン
インキュバス「……やっぱりこのベッド、あいつの匂いがするな」クンクン
インキュバス「……」
インキュバス「……」スヤスヤ
インキュバス「……」ムニャムニャ
インキュバス「んー…」ムクリ
インキュバス「…空が暗い…もう夕方か」
インキュバス(何だ、後ろに…)
インキュバス「?」クルッ
女「ハァイ!!」ニコッ
インキュバス「っ!!?」ビクッ
インキュバス「昼間のサキュバスだな…!どうして……むぐぅっ」
サキュバス「しずかに!あの人来ちゃいますよ!!」
インキュバス「ぷはっ……なんだ、あの人間が目的じゃないのか?」
サキュバス「ええ、まぁそうですね…」
インキュバス「今さら何が目的だ」
サキュバス「ふふ、お話しに来ただけですよぉ。昼間は予想の上を行ってたからパニクっちゃいましたけど、
ちゃんとお話を聞こうと思って!」
インキュバス「?」
サキュバス「昼間あの人を見かけた時はビックリしましたよ。男の人からインキュバスのニオイがしたんですから」
インキュバス「それはそうだが……何故にそれを知っていながらあいつを狙った?」
サキュバス「だから、別にあの人をそそのかして食べちゃおうってワケじゃないんですよ。ただ、現場が見たかったんです」
インキュバス「現場?」
サキュバス「男の人からインキュバスのニオイがするなんて…とっても素敵なことですから!///」ウフフ
インキュバス「はぁ…?」
サキュバス「男と男の激しい●●●●!せめぎ会う●●●、飛び交う●●っ!●●●を●●して●●●がべちょべちょだらだら……!」ウフー
インキュバス「……」オェッ
サキュバス「あ、ごめんなさい私ったら……とにかく、そんな感じのを期待してたんですけど、どうも違うみたいですね。あなたの弱りっぷりを見るに…」
インキュバス(……やっぱりホモセックスは無理だ…)オェッ
インキュバス「……キミはあれか、いわゆる腐女子というやつか」
サキュバス「ま、俗な言い方すればそうなっちゃいますね」フフ
サキュバス「それより、何であなたはそんなに弱り果てているんですか?ちゃんとセックスしてます?」
インキュバス「……したことない」ムスッ
サキュバス「ええ!?本当に!?」
インキュバス「ワタシ、その…インポなんだ」
サキュバス「あ、分かりましたよ!だから女の人とのセックスは諦めて、男の人にぶちこんで貰うべくこの家にやってきたと!」フフン
インキュバス「ご名答。そのつもりだった……だったんだが」
インキュバス「やっぱりワタシには男なんて無理だった……ワタシはホモじゃないんだ」ハァ
サキュバス「それは残念ですね…でも、そんなワガママ言ってる場合じゃないですよね?
早く精を補給しないと、今すぐにでも消えてなくなっちゃうかも…」
インキュバス「分かっているよ、ワタシの身体のことだから…」
サキュバス「じゃあ、どうするんですか?」
インキュバス「……」
サキュバス「あてがないってワケですね。……ふふ」
インキュバス「何だ」
サキュバス「私に、いい考えがありますよ」
インキュバス「考えだと?」
サキュバス「ええ、素敵な素敵な妙案が」
インキュバス「…どんなだ」
サキュバス「うふふ、その時までナイショですっ」
インキュバス「……」チッ
サキュバス「そんな怖い顔しないでくださいよ。あなたのためですのに」フフ
サキュバス「楽しみにしておいて下さい」
サキュバス「そういえば……話は変わりますけど、昼間の話は本当なんですか?」
インキュバス「昼間の話?」
サキュバス「あなたとあの人の関係が……ご主人様と奴隷だって話です!///」ムフー
インキュバス(そこまで言ったか?)
インキュバス「あれは…別に、適当だ」
サキュバス「なぁんだぁ…ちょっとガッカリです…じゃあ、どんな関係なんですか?」
インキュバス「…普通に、淫魔と人間だよ」
サキュバス「まっさかぁ。冗談ですよね」
インキュバス「……」
サキュバス「セックスなしに淫魔と人間の関係なんて成り立たたないですよね?
それに普通、淫魔は同じ人間のところに長い間連続で滞在しません。せいぜい一晩です」
サキュバス「それを踏まえてもう一度。あなたとあの人は、どんな関係なんですか?」
インキュバス「……だったら、ただの同居人だ」
サキュバス「同居人!なかなか素敵な響きですね」
インキュバス「そうか?」
サキュバス「恋人でもないただの同居人を一時の性欲だけで襲って、それまでの関係を一瞬でぶち壊す……最っ高じゃないですか」ンフフ
インキュバス「なかなか悪趣味だな」
サキュバス「ネグリジェ着た男の子に言われたくないですね」クスクス
男「さっきから何言ってんだー?誰かいるのか」ガチャッ
インキュバス「あ…」
サキュバス「ハァイ!!お邪魔してます」
男「おっお前は昼間の…!何でお前がいるんだよ!おいインキュバス、どうなってんだ!」
インキュバス「えっと…」
サキュバス「私はお二人の熱く激しいホモセックスを見に来たんです!そんでもって、インキュバスくんとお話してただけです!あと鮭ください」
男(こんなキャラだったのか)
男「ホモセックスはする予定ないんだけど……鮭は渡すから」
サキュバス「それは後でいいです。それより、ちょっとこっち来てください」チョイチョイ
男「?」
サキュバス「事態は一刻を争うのです」
サキュバス「ほら、ベッドに座って下さい。インキュバスくんの横に」
男「お、おう…」
インキュバス「おい、何をする気だ」
サキュバス「素敵なコトですっ!それじゃあいきますよ~、それっ」
パチン
男(指ぱっちん…?なんだ、眠くなって……)
男(……なんかこの感じ、前にもあったような)
男「……」バタン
インキュバス「……っ、なんでワタシまで…」コテン
サキュバス「よしっ 成功です!」フフ
男(まただ、ふわふわする…)
男「これってもしかして」
インキュバス「もしかしなくても、夢の中だな……サキュバス、何故に淫魔であるワタシにまで夢を見せることが出来るんだ?」
サキュバス「ふふん。私ほど力を溜め込めば、インキュバスだってぐっすり夢心地なのですよ!」エヘン
インキュバス「はぁ…夢の中で主導権を握れないというのは変な気分だな」
男「……で、何で俺ら二人で夢見なきゃ行けないんだ?なんか気持ちいいことしてくれんの?」
サキュバス「違いますよ。んー、遠回しに言ってもアレなんで率直に言わせてもらいますね」
サキュバス「お二人で濃厚セックスしちゃって下さい」
インキュバス「!?!」
男「はぁ!!?」
インキュバス「キミっ、ワタシの話を聞いてなかったのか!?男は無理だとあれほど…!」
男「お、俺も無理だからな!?」
サキュバス「そんなこと言ってる場合じゃないです、このままじゃインキュバスくん本当に飢えて死んじゃいますよ?」
インキュバス「……こいつとセックスするくらいなら死ぬっ!」フン
サキュバス「強情ですねぇ…大丈夫です、ちゃんと対策は用意してありますから」パチン
インキュバス「っ!?」ビクッ
インキュバス(何だ、身体に違和感が)サワサワ
むにゅっ
インキュバス「え…?あ、あれ?」サワサワ
すかっ
インキュバス(ワタシの身体がむにむにして…しかもおちんちん…ついてない!?)アタフタ
サキュバス「身体が男だから、男の人とのセックスに拒否反応が出るんですよ!どうですか?女の子のカラダは」ニヤニヤ
インキュバス「女性の…わっ、ワタシ…」
男「え、何?女の子になったのか!?」
インキュバス「こ、こっち来るな!見るんじゃない!!」バッ
インキュバス「こんなの…ワタシじゃない…!うぅぅ…」グスッ
サキュバス「あーあ、泣いちゃった。ちょっと強引でしたかね?でも仕方ないですよね、輝かしいホモセックスへの一歩のためですからね!」
サキュバス「最後にもう一押しです」パチン
男「え…?」ビクンッ
男(うわ、すっげぇムラムラしてきた……今すぐ抜かないと破裂しそう…っ!)
サキュバス「限界ギリギリまで精力強化しときましたから!お膳立ては完璧ですねー!」
男「は、はやく抜かないと…あ、あれ?出ない!」しこしこ
サキュバス「手でやるくらいじゃ足りないですよね?どーすればいいのかなー」ニヤニヤ
インキュバス「……」ギロッ
サキュバス「あーかわいそう、あれじゃあ生殺しですよね。手伝ってあげないんですか?」
インキュバス「……知るか。お前がしてやればいい」フンッ
サキュバス「意地っ張りですね、本当はめちゃくちゃにして欲しくてたまらないくせに!」
インキュバス「……そんなことない」モジモジ
サキュバス「嘘ついちゃって。あなたにもそういう魔法、ちゃんとかかってるのに」
インキュバス「何故そこまでするんだ…キミには関係ないだろう」
サキュバス「淫魔の仲間が困っているんです、純粋な善意ですよ」
インキュバス「嘘つけ」
サキュバス「…ま、これで慣れて、本番のホモセックスやってワタシに見せてくれないかなー…くらいには思ってますけど」テヘ
インキュバス「…チッ」
サキュバス「さ、お話なんてしてないで!あの人の火照った身体をどうにかしてあげて下さいよ」
サキュバス「じゃあ、邪魔モノは消えますね!」ぽんっ
インキュバス(本当に消えやがった…くそっ)
男「お、おい…」
インキュバス「近寄るな、寄ったら殺す」
男「どうしよう、手で抜いてるだけじゃ出ないんだよ…」ズイッ
インキュバス「知るか…」
男 「……へぇ…ちゃんと女の子になってるんだな、そんなに変わらないけど」
インキュバス「!! 見るな!」
男「えい」ぷにっ
インキュバス「っ!?」ビクッ
男「おぉすげぇ、ちゃんと柔らかい…」ふにふに
インキュバス「あっ、さ、触るな…くそっ、こんな身体、ワタシじゃない…きもちわるい…うっ、」ビクビク
男「なぁ、俺もあんまり嫌がることしたくないし…口でいいからしてくれないか?」
インキュバス「正気か!?ワタシは男なんだぞ!!」
男「はぁっ…、この状況、本当に辛いんだ…もうお前でいいよ、よく見りゃ可愛いし」
インキュバス「まて、考え直せ、あいつの魔法でちょっと混乱しているだけだ!」
男「……頼む」ペコッ
インキュバス「……」
インキュバス(本当に辛そうだな……あのサキュバスのことだ、こいつがこのままでは夢から醒めさせる気はないだろう。それに、こいつには二宿二飯の恩がある…)
インキュバス「……」グッ
インキュバス「い、一回だけだぞ」
男「! 本当か!」
インキュバス(あああ言ってしまった…!腹を括るんだワタシっ!男だろう!)
男「じゃあ…たのむ」ボロンッ
インキュバス「う……男のニオイがする…」ドキドキ
インキュバス(舐めればいいのか…?)チロッ
男「っ、ぁ…」ビクッ
インキュバス(まずい…)チロチロ
男(気持ちいいけど、足りない…)
男「く、くわえてくれないか?…っ」
インキュバス「くわえるって…」
男「っああもう…こうだよ!」グイッ
インキュバス「うぶっ!?」ぐぽっ
インキュバス(ワタシの口の中に…男の……汚ない、汚な…)ぐぷぐぷ
男「うわ、すげぇ気持ちいい…腰が勝手に動く…!」グッグッ
インキュバス「えぶっ、ゔ、お゙えっ……ぐ、」ぐぽぐぽ
インキュバス(息っ、できな…)ビクビク
男「喉の奥…っ最高だわ」グッグッ ゴリゴリ
インキュバス「んっ、ぐぅ……おごっ、」ぐぽぐぽ
インキュバス(苦し…頭、ぼーっとして……何も…)ビクビク
男「あ、出そう…出るっ、!」ズッズッ
インキュバス(はやく、はやく終わって…)ぐぽぐぽ
男「くっ…出すから、ちゃんと飲めよ…!」グッ
男「……っ!」ドピュッ
インキュバス「ん゙、っ!!」ビクッ
インキュバス(喉の奥伝って、濃いの…流れ落ちてる…)ドロッ
インキュバス「ふーっ、ふー…」ゴクゴク
男「けっこう出たな…」ズルッ
インキュバス「んぐっ、う……ごほっ、げふっ!!」
男「おい、大丈夫か!?」
インキュバス「うぶっ…」プルプル
インキュバス(吐くな、吐くな…!こんな辛い思いをして、やっと手に入れた精だ…飲み込まないと…!!)ゴクン
インキュバス「っ、はぁ…」ハァハァ
インキュバス(これが、精の味……男臭くて気持ち悪い…けど…)ゾクッ
男「…すまん、ちょっとやり過ぎた」
インキュバス「……しね」
インキュバス「…まぁこれで一段落か。もう楽に…」チラッ
男「……駄目みたいですね」ギンギンッ
インキュバス「」
男「すまん」
インキュバス「…何故なんだっ、あれだけ出したのに!!」ググッ
男「痛い痛い!掴むな!」
インキュバス「何故こんな、まだ…パンパンなんだ…」
インキュバス「も、もうあんなことはしないぞ…」
男「そんな…なんか中途半端に刺激された感じで余計辛いんだけど…おかしいなぁ、一回出したのに…」ハアッ
男「そうだ…苦しくないやり方だったら、協力してくれるか?」
インキュバス「?」
男「例えば……ココとか」ぷにっ
インキュバス「どっ、どこ触って…!!」
男「すごいな、本当に女の子と変わらない」くぱぁ
インキュバス「やめろっ、広げるなっ…、見るなぁ!!」
男「…触るぞ」クチュッ
インキュバス「ふぁ…っ!?」ビクンッ
インキュバス(指が…ワタシのナカに入ってる…なんて…っ)
男「痛くないか?」
インキュバス「んっ、痛く…ない、けど……あっ、」ビクビク
インキュバス「へ、変なカンジだ……」ゾクッ
男「よし、大丈夫そうだな」ピトッ
インキュバス「そんなモノっ、あてがうな…」
男「挿れるぞ」
インキュバス「やめろ、やめてくれ…そんなの無理だ…っ!」グスッ
インキュバス「挿れたら殺すっ、殺してやるから!」ブルブル
男「…悪い、もう我慢できねぇ…っ!」ズプッ
インキュバス「~~~~ッ!!!」ビクンッ!
男「ちょっときつい、けど…っいい感じだな」ずちゅっ
インキュバス「いっ、あぁっ!」
インキュバス(く、屈辱だ…!ワタシのなかに…っ、こんな…!!)
インキュバス「抜けっ、この馬鹿ぁ…!」
男「はっ、はぁ…、」ぬぷっぬぷっ
インキュバス(くそっ聞こえてない!)
インキュバス「っ!? あ、あ…!」ビクンッ
インキュバス(奥に、当たってる…!)
男「…お、急に締まりがよくなったな」ずちゅっずちゅっ
インキュバス「ん…や、あ…だ、駄目…」ピクッ
インキュバス「んっ、はぁっ、あ…う…」
男「けっこう声高くなってきたな…、お前も、案外まんざらでもないんじゃないか?」ずっずっ
インキュバス「違う…そんなんじゃ……い゙うっ!!?」ビクンッ
男「お前、奥好きだろ」グリグリ
インキュバス「あっ、駄目だ、そこ駄目……!きもちい…」
インキュバス「っ!?」バッ
インキュバス(今、ワタシ…何言おうとした?)
男「…せっかく上も女の子なんだし、こっちも触ってみるか」ふにっ
インキュバス「ん、うぅっ!!」ピクッ
男「はは…なんだお前、胸弱いわけ?」ずちゅっずちゅっ
インキュバス「ちがっ…なんか、そこ…張ってる感じがして…」
男「もしかして、母乳…っ、出たりしてな」 ぱくっ
インキュバス「何やって…吸うな!…っ、あああ!吸わないでっ、あっ、やだ…ぁ!」ビクビク
男(あれ?なんか、今…)ぢゅうう
男「……おい、多分出たぞ」ぷはっ
インキュバス「は、まさか…いくらなんでも母乳なんて、んっ」
男「ほら」きゅっ
インキュバス「あっっ…!?」じわっ
インキュバス「え…?え?嘘、そんな…」
インキュバス(ワタシの胸……嘘だ、こんなの…)グスッ
男「本当に出るとはなぁ、あのサキュバスの趣味かな…、」ぢゅうう
インキュバス「もうっ、やめて…っ!なんでそこばっかり…」ピクピク
男(母乳出るってなんか好きなんだよなぁ…こいつの胸ぺったんこだけど)くにっ
インキュバス「いたっ、噛むなぁ…はぁっ」ビクッ
男「お前さ、痛いのとか好きだろ」ずぷっずぷっ
インキュバス「…まさか。ワタシに……んっ、被虐趣味があるとでも?」フンッ
男「だって、噛んだりしたらすげぇ締まるし…ほら、」かりっ
インキュバス「あゔぅッ!?」ビクンッ!
男「乳首噛んだだけでこれだし…気持ちいいんだろ?」ぬぷぷっ
インキュバス(ワタシ…どうしたんだ?本当に、こんなので……?)ピクピク
男「あー…っ、もう、イキそう…っ」ずぶっずぶっ
インキュバス「だ、駄目だ…抜け…!」
インキュバス(男に中出しされるなんてっ、そんなの……)ゾクッ
男「また締まった…はは、なに考えたんだよ」どちゅっ
インキュバス「えっ、あっ…嘘…ああっ!」ビクッ
インキュバス(いちばん深いとこっ、当たってる……!)
インキュバス「んっ、はあ…ぅ…!」
インキュバス(何だ?刺激が…高まって…)ビクッ
男「中、すっげぇびくびくしてる…お前もイキそうじゃん…」ググッ
インキュバス「おっ、押し付けるなぁ…!」ビクビク
インキュバス「ふぁぁっ、なんか、来る…っ…!身体ぁっ、おかしくなるっ…!」ビクン
男「俺も…っ、イく……っ!」ドプッ
インキュバス「あ、、あ、っ、ーーーッ!」ビクビクッ!
男「あー…っ」ドクドク
インキュバス(これが、絶頂……気持ちいい…あたま真っ白になりそ…)ピクン
インキュバス(出されてる…おまんこにいっぱい熱いの出されてる…っ…ワタシ…男なのに…)ゾクゾクッ
男「ふぅ……かなりおさまったな…」ズルンッ
インキュバス(あ、精子流れ出てる…もったいない…)スッ ペロッ
インキュバス(やっぱり臭くて不味い……でも…)
男「…大丈夫か?なんか無理矢理みたいで…本当にすまん」
インキュバス「…いいよ、過ぎたことだ」
インキュバス「……それより…もう、満足したのか?」チラッ
男「抜きたくて堪らないって程ではないかな…」
インキュバス「…そうか」
インキュバス「……」ズイッ
男「な、なんだよ…」
インキュバス(まだ、いけそうだな)はむっ
男「 !? おっ、おい!」ビクッ
インキュバス「ふ、んっ、ふぅ…」ぢゅううっ
インキュバス(尿道のとこ…残ってる)ぢゅるるるっ
男「何だよっ、さっきまで嫌がってたくせに…!」
インキュバス「…んっ、ふ……ぷはっ」
インキュバス「ふふ、また元気になった」
男「…どういう風の吹き回しだ?」
インキュバス「……」
インキュバス「…キミの言った通りだよ」
男「は?」
インキュバス「どうやら、ワタシはまんざらでもない上に…多少の被虐趣味があるようだ」フン
インキュバス「だから……もっと欲しい」ジッ
男「え…」ドキッ
インキュバス「もっと濃くて熱いの…ワタシのナカに下さい…っ」くぱっ
男「お、おう…!」
男(なんか…むちゃくちゃエロい)ドキドキ
男「…じゃ、ちょっと四つん這いになって尻向けてくれ」
インキュバス「こ…こうか?」ズイッ
男「俺一回、アナルに入れてみたかったんだよ」
インキュバス「お、お尻に…」
男「いやか?」
インキュバス「……か、かまわない。好きにしてくれ」ドキドキ
男「…いくぞ」ズプッ
インキュバス「そんないきなり……ああっ!あ、うう…っ!」ビクッ
男「やっぱり後ろはきついんだな…」ぶぽっぶぽっ
インキュバス「やっ、いたい…、初めてなのにっ、慣らしてから…い゙っ!」ビクビク
男「サキュバスの夢の中だし、割けたりしないって。それに、痛いの好きだろ?」ぬぢゅっ
インキュバス「ああっ、うぅ……」
インキュバス(こんなっ犬みたいな体勢で…乱暴にされてるのに……っ)
インキュバス「……あ、はぁっ、すごいっ、おまんこより気持ちいいっ…!!」ビクビク
男「けっこう素直になってきたな」ぬぷっぬぷっ
インキュバス「いいっ、気持ちいい…っ…もっと、もっと突いて…っ!」
男「言われなくても…っ、ほらよ!」どちゅっどちゅっ
インキュバス「あ゙っ、ぐうっ……お腹、苦しい…」ビクンッ
インキュバス(異物つっこまれてっ、内臓うねってる…ぅ…)ビクビク
男「まんことは違うけど…っ、こっちも悪くないな」ぐぷっぐぷっ
インキュバス「あっ、はぁ……んぅ、ふっ…はぁっ、」
インキュバス(あ…痛くなくなってきた…かも?……まだ…苦しいけど)
男(何だっけ…前に向かって突けばいいって何かで読んだな)ズグッ
インキュバス「んぅッ!?あっ、あぁっ!!」ビクンッ!
男「お、ビンゴみたいだな…どんな感じ?」ズッズッ
インキュバス「あひっ、あ、…う、後ろからぁっ、おちんちんで直腸ごと…っ!おまんこ潰されててっ、!あぁっ!」ビクビク
インキュバス「身体の奥…が…うぐぅ、…ぞくぞくするんだ…あっ、あ…!」
男「気持ちいいんだ…、よかった」ぬぢゅっ
インキュバス「…あっ、また来るっ…!お腹のそこからっ、ぞくぞくして…!!」ゾクッ
男「俺も…そろそろ……イキそ…っ」ぬぢゅっぬぢゅっ
インキュバス「あ、あ…っ!下さいっ、ワタシのお腹に…っ!生臭いとろっとろのザーメンっ!!いっぱい注いで…!」ゾクゾク
男「わかってるよっ、今出すから…な
っ…!……っあ、うっ……!!」ビュルルッ
インキュバス「~~~~…ッ!!」ビクビクッ!
インキュバス(出てるっ、大量のザーメンでワタシの内臓っ…汚されてる…)ゾクゾク
インキュバス「あ…おなか…っ」ギュルルッ
インキュバス「違和感…すごいけどっ……んっ、気持ちい…」ブルッ
インキュバス(こんなに…気持ちいいなんて……)
………………………
チュンチュン
男(……朝チュン…)ボーッ
男(昨日は何か凄かった…凄かった……)ボケーッ
インキュバス「……」スヤァ
男(なんでこいつと二人で寝てるんだ…そうか、二人で並んでベットに座って…それで夢見てたんだっけ)
男(あんな事があると、こいつも妙に可愛く見える…ような)ツンツン
インキュバス「んぅ……」むにゃむにゃ
男「はは」
インキュバス「………ん?」パチッ
男「あ、おはよう」
インキュバス「……あ、おは…」ボケーッ
インキュバス「……」
男「どうした?」
インキュバス「……っっっあああなんでワタシの横に寝てるんだ!!」ドンッ
男「うおっ!?」ドサッ
男「痛ってぇな…突き落とすことないだろ!」
男「つか、なんでって…昨日のこと、覚えてないのか?」
インキュバス「昨日……?」モヤモヤ
もっと濃くて熱いの…ワタシのナカに下さい…っ
いいっ、気持ちいい…っ…もっと、もっと突いて…っ!
インキュバス「……」
インキュバス「…!!/////」ボッ
男「思い出したか?」
インキュバス「~~っ/////」プルプル
インキュバス「しっ、知らないっ!覚えてない!!」ガバッ
男(頭まで布団かぶって丸まった…)
男「……えっと…朝食、食べる?」
インキュバス「…いらんっ!!」
男(また我が儘になってる…そっとしておこう)
男「昨日は素直で可愛かったのに」ボソッ
インキュバス「っ!?ううううるさいっ!!早くどっか行け!!///」
男(あ、聞こえてるんだ)
男「……じゃあ俺、今日は仕事あるから行ってくるわ」スタスタ
男「昨日あれだけやったのに、全然疲れとかないんだなぁ…やっぱ夢ってスゲー」スタスタ
男(しかし、のど乾いたなぁ)
男「牛乳でも飲んでいくか…」ガチャッ
男「…あれ、鮭がなくなってる」
寝室
インキュバス(なんだあいつ!!)
インキュバス(昨日、あれだけのことがあったのに、何故普通に会話が出来る!?恥ずかしくないのか!?)
インキュバス(……まぁ別に、あいつはそんなに恥ずかしいことはしていないが…)
インキュバス「……はぁ」モゾッ
インキュバス(まだ身体がそわそわする…)サワサワ
インキュバス(ない、ある……ちゃんと、男の身体に戻っているな)サワサワ
インキュバス(……?)
インキュバス(あれ?なんか…おちんちん、気持ちいい…?)サワサワ
インキュバス(今まで、触ってもなんともなかったのに…)
インキュバス(こ…こうすればいいのか?あ、気持ちいい…)しこしこ
インキュバス(あ、おちんちん…勃ってきたぁ…こんな感じなんだ)しこしこ
インキュバス「あ、ふぅっ……ん…」しこしこ
インキュバス(気持ちいいけど、も…もうちょっと…)
インキュバス(昨日は、たしか…お尻に)ツンツン
インキュバス(……大丈夫だろうか)グッ
インキュバス(あ、入る…)つぷぷっ
インキュバス「ふぁっ、んぅ……やっぱりっこれ…すき…」ぬちぬち
インキュバス(…まだ奥、いけるかな…)ズッ
インキュバス(も、もっと…指一本じゃ足りない…)ズプッ
インキュバス「ふっ…ん……っ、…ひっ!?」ビクンッ!
インキュバス(な、何だ今の……ここ、か?)ツンッ
インキュバス「っあぅ!!」ビクンッ
インキュバス(何だこれ…昨日はこんなふうにはならなかったのに…)グリッ
インキュバス「あ、ああっ!!」ビクビクッ
インキュバス(もしかして、これが前立腺…?)グリグリ
インキュバス「あ…すごいぃっ、これっヤバ…」ビクビク
インキュバス(手、止まらないっ…)しこしこ ぬちぬち
インキュバス「はぁっ、ふぅ……あ、あ…っ」ガクガク
インキュバス(また…お腹の奥がっぞくぞくしてる……おちんちんも、ん…なんか出そう…)しこしこ
インキュバス「あっ、も…っ…だめ……んっ、…ああっ!!」ビクビクッ!
インキュバス「あ…」トロトロ
インキュバス(ワタシのおちんちんから…ザーメン出てる……気持ちいい…)ブルッ
インキュバス「ふぁ…」ペタン
インキュバス「……」
インキュバス(やってしまった……)ズーン
インキュバス(淫魔がオナニーだなんて…しかも初めての射精がオナニーなんて…!!)グスッ
インキュバス(恥だ、淫魔の恥だぁ……泣きたい)ウウッ
インキュバス「ワタシは…何をしているんだ……」
インキュバス「……」グスッ
インキュバス(…とりあえず、手洗ってこよう。布団から出ないと…)ムクリ
サキュバス「ハァイ!!」ニコー
インキュバス「」
インキュバス「っわぁぁああ!!」ビクー
サキュバス「おはようございます!」
インキュバス「いつからっ、いつからそこにいた!?」
サキュバス「そうですね、ちょうどあなたがオナニー始めたあたりからですかね」
インキュバス(見られた、オナニーを見られた…!よりによってサキュバスに!!)
インキュバス「ううううぅぅ…」グスッ
サキュバス「また泣いちゃった…案外泣き虫なんですね」
インキュバス「このっ、出歯亀女め…!」ギロッ
サキュバス「ふふ、淫魔にプライバシー求めても無駄ですよ」
サキュバス「いやー、思いの外効果がありましたねぇ」
インキュバス「何が」
サキュバス「昨日の夢ですよ。あなたも淫魔なんだから、一度快楽を味わえばすぐに嫌じゃなくなると思ってやりましたが……想像以上でしたねー」ウフフ
インキュバス「……」プイッ
サキュバス「もうっ、ちょっとは感謝して欲しいですね…あなただって精を得て、こんなに元気になったんですから!」
インキュバス「…それはそうだが」
サキュバス「しかもなぜかインポまで治ってるし…これは完全に予想してなかったですけど」
インキュバス「昨日も、結局全部見ていたんだろう」
サキュバス「当ったり前じゃないですかー!見ない理由がドコにあるんです?」
インキュバス「……ハァ」
サキュバス「けっこうよかったですけど…身体だけとはいえ、あなたは女の子でしたからねー、イマイチ興奮しませんでした」
インキュバス(知らん……)
インキュバス「で、今度は何しに来たんだ」
インキュバス「生憎だが、あいつは出払っているぞ」
サキュバス「ああいいんです、今日はあなたに会いにきたんですから」
インキュバス「ワタシに…?」
サキュバス「そのっ、あなたと…親睦を深めようと思いまして」
インキュバス「?」
サキュバス「私、実はこっち来てから他の淫魔に会ったことなくて…ちょっとさみしい思いをしてたんです。
だから、あなたとお友だちになれないかなぁ……なんて」チラッ
インキュバス「はあ…」
サキュバス「あっあの、……ゲーム、とか…しません?持って来たんですけど」ガチャッ
インキュバス「……」
サキュバス「あ、やっぱり嫌ですか?じゃあ…」
インキュバス「…別に、してもいい」
サキュバス「本当!?何やります?マリカとかぷよぷよとかありますけど」
インキュバス「……ぷよぷよ」
……………………
サキュバス「よ、それっ… あ、けっこう連鎖しましたっ!」アレイアード!
インキュバス「……ふん」ばよえ~ん
サキュバス「やっヤバ…うわぁ」小癪な…
サキュバス「…あ、あ、あ……負けました」この俺が…
サキュバス「なかなか勝てない…強いんですねぇ」
インキュバス「ふん、ぷよには自信があるんだ」ドヤァ
サキュバス「みたいですね」
サキュバス「……これから、どうするんです?」
インキュバス「…唐突だな」
サキュバス「ここでのんびりしてていいんですか?せっかくインポが治って女の人とセックス出来るようになったのに」
インキュバス「…女性とセックスする趣味はない」
サキュバス「おほぉ、ガチですねぇ…」ニヤニヤ
インキュバス「ち、違う!ワタシは普通に女性が好きだ…ただ、性の対象としては見れない」
サキュバス「やっぱりガチじゃないですかー」ウフー
インキュバス「違う……」
インキュバス「その……男のほうが、するときに都合がいいだけだ」
サキュバス「ふぅん。お尻、そんなによかったんですか?」ニヤニヤ
インキュバス「……いいだろう、もうなんでも」プイッ
サキュバス「いえいえ、大いに結構!それはきっと、とても素敵なコトです」フフ
サキュバス「じゃ、早いとこ次の人見つけないとですね!」
インキュバス「……え…?」
サキュバス「やだなぁっ、何キョトンとしてるんですか?
一回したんだし、あの人にもう用事はないですよね?そんなめちゃくちゃ上手いってワケでもなかったみたいですし」
インキュバス(……そうだ、何で次もあいつとするの前提に考えていたんだ、ワタシ…)
インキュバス(でも、あいつ以外の男…か……なんだか気が乗らない、と言うか…)
サキュバス「ねぇねぇっ、どんな人がタイプなんです?おっきい人?上手い人?」
インキュバス「…いや、もう少し…ここにいるよ」
サキュバス「…あなたがそこまで言うなら、別に口は出さないですけどね…あなたの自由ですし」
インキュバス「…ああ」
サキュバス「そのかわり、手は出しますね!」
インキュバス「へ?」
サキュバス「あなたが、あの人の何をそんなに気に入ってるのか気になってきましたもんー。ね、いいでしょ?」
インキュバス「だっ…駄目だ!絶対絶対絶対に駄目!!」
サキュバス「もぅっ、そこまで言うことないじゃないですかぁ」ムー
インキュバス「駄目なものは駄目だ…その、ワタシが…先約だからな」
サキュバス「まぁそうですね…はい、つまみ食いはやめときますよ」
インキュバス(よかった…)ホッ
サキュバス「…しかしこれはあれですか、独占欲というものですか?いやぁ、ぷまいです。ゴチです」ホモキター
インキュバス「ち、違うっ!とりあえず食料を確保しただけだ…!」プイッ
サキュバス「どうなんでしょうねー」ニヤニヤ
インキュバス(本当に何なんだこいつは……)ハァ
インキュバス(しかし、こんな奴でもサキュバスとしては優秀なようだし…)
インキュバス「……なぁサキュバス、」
サキュバス「何です?」
インキュバス(……こいつに聞くしかないか)
インキュバス「その…キミをそこそこ優秀なサキュバスと見込んで、聞きたいことがあるんだが」
サキュバス「ちょっとどうしたんです?あなたがそんな下手に出るなんて…そんなキャラじゃないですよね?
…私に分かることなら答えますよ」
インキュバス「本当か!?助かる!」
サキュバス「それで?聞きたいことって何ですか?」
インキュバス「……えっと、」
サキュバス「何をもったいぶっているんです」
インキュバス「…その、そういうときは…どうやって……誘うんだ?」
サキュバス「だから何がですか!?」
インキュバス「……セックスしたいとき」
サキュバス「……」
サキュバス「あらたまって何を聞くかと思ったら……そんなの簡単です、有無を言わさずしゃぶりついてやればいいんですよ!」
インキュバス「そっそんなことできるか!!」
サキュバス「もしくは、自分から股開いておねだりでもすればいいですね。昨晩のあなたみたいに」
インキュバス「……///」
インキュバス「…って無理、無理だ!!あのときは、えっと…ちょっと変だったんだ……そう、魔法!キミの魔法がかかっていたからな!」
サキュバス「何を今更……私達淫魔なんて、常にセックスで頭いっぱいでしょ?…ちょっと誇張表現ですけども」
インキュバス「それはそうだが…」
インキュバス「……なんと言うか、もう少し自然な感じに持っていきたい」
サキュバス「じゃあこれですね…
『おかえりなさい!ご飯にする?お風呂にする?それとも…わ?た?し?』」 ウフーン
インキュバス「それもちょっと…言えない」
サキュバス「本当にワガママですねー!何があなたを邪魔してるんです!?」
インキュバス「…プライドとか…理性とか」
サキュバス「プライドはともかく、理性なんて淫魔にはいらないです!早く捨てちゃってくださいよぉ!」
インキュバス「そう簡単には行かないんだよ!」
修正
インキュバス「……なんと言うか、もう少し自然な感じに持っていきたい」
サキュバス「じゃあこれですね…
『おかえりなさい!ご飯にする?お風呂にする?それとも…わ た し?』」 ウフーン
インキュバス「それもちょっと…言えない」
サキュバス「本当にワガママですねー!何があなたを邪魔してるんです!?」
インキュバス「…プライドとか…理性とか」
サキュバス「プライドはともかく、理性なんて淫魔にはいらないです!早く捨てちゃってくださいよぉ!」
インキュバス「そう簡単には行かないんだよ!」
サキュバス「…じゃあもう、人間みたいにすればいいんじゃないですか?」
インキュバス「人間みたいに…というと?」
サキュバス「ベットに潜り込んで、そういう雰囲気に持っていくんですよ」
インキュバス「それも…いや、それくらいなら…」ウーン
サキュバス「こんなのも無理だったら食いっぱぐれちゃいますよ!
っていうか、最初から魅了魔法かけちゃえばいいじゃないですか。力も戻ってるし、あなたも出来ますよね?」
インキュバス「いや…それはなしだ」
サキュバス「何で?」
インキュバス「……そういうのはあまり好きじゃない」
サキュバス「そうなんですか?…変なのー」
サキュバス「まぁ雰囲気なんて成り行きまかせに……お?」
インキュバス「このニオイは…」
サキュバス「あの人、もう帰ってきたみたいですね」
インキュバス「みたいだな」
サキュバス「それじゃ、私帰りますね」スッ
インキュバス「あ…帰るのか」
サキュバス「何です、意外そうな顔して」
インキュバス「…キミのことだから、
『さぁっ今教えてあげた通りに誘惑すればイチコロですっ、早くホモセクロス始めちゃってください!』
みたいなことを言うのかと」
サキュバス「私のコト何だと思ってるんです…?まぁ本音を言えばそうですけど…」ムッ
サキュバス「今日するとしたら、現実ではあの人との初夜ってことになるでしょう?だから今日くらいは二人っきりにさせてあげようかなと。
あなたってそういうの気にしそうだし…」
インキュバス「キミ…」
サキュバス「私なりの気遣いってやつですよ。私にはまた今度見せてくれればいいのです…しばらく、ここに留まるんでしょう?」
インキュバス「あぁ。え、と…あ、ありがとう…」
サキュバス「いいんですよ。私達、お友だちじゃないですか」ニコッ
サキュバス「んじゃっ、さよーなら!」バイバーイ
インキュバス「ああ」バイバイ
ばさっ
インキュバス(羽生やして飛んでいったな)
インキュバス(さて、ワタシは…)
インキュバス(…出迎えにでも行ってやるか)スクッ
男「あー疲れた…」ガチャッ
インキュバス「仕事、ご苦労だったな」スタスタ
男「おぉ、ただいま。わざわざお出迎えか?」ハハッ
インキュバス「…ふん、ありがたいだろう。このワタシが出迎えてやったんだ、仕事の疲れも吹き飛ぶこと請け合いだな」フフン
男「はいはい、ありがとうございます…」ハァ
男「そうだ、腹減ってる?今から夕飯の用意するのダルいし、カップ麺とかでもいいか?」
インキュバス「あぁ、そのことなら気にしないでくれ。減っていないし…別に食べなくても大丈夫だ」
男「そうなのか?何で?」
インキュバス「それは、昨日あんなに精を、キミから…」
インキュバス「……」
インキュバス「……っ///」カアァッ
インキュバス(思い出したらまた恥ずかしくなってきた…!!)
インキュバス「とっ、とにかく…ワタシは別にいらないから!キミの好きなようにしてくれ…!」スタスタ
男「おい、どこ行くんだよ」
インキュバス「も…もう寝る!」スタスタ
寝室
インキュバス(あああああぁぁ駄目じゃないか、こんなに取り乱すなんて…)
インキュバス(ワタシは淫魔なのに…何を恥ずかしがっているんだ)
ぼふっ
インキュバス(このベット、軟らかいよな…)クンクン
インキュバス(やっぱりあいつのニオイがする…はぁっ、なんか…また身体がそわそわしてきた)ドキドキ
インキュバス「また、したいなぁ…」ボソッ
インキュバス(ベットに潜り込んで、そういう雰囲気に持っていく…か…)
…………
ガチャッ
男「今日も疲れたなぁ…飯食ったし風呂入ったし、あとはオナって寝るだけだぁ~」ふぁあ
インキュバス(来た……!)ドキドキ
インキュバス「……」もぞっ
男「お前、今日もベットで寝るのか?じゃ俺はまた布団か…早く敷こ」
インキュバス「…ベットで寝たいなら寝ればいいだろう」
男「じゃあお前布団で寝るの?」
インキュバス「ワタシはベットで寝る」
男「は?」
インキュバス「……皆まで言わす気か」グイッ
男「ちょ、っと…おい」ドサッ
インキュバス「…ほら、ベットの右側…空けているだろう……」
男「何、一緒に寝たいわけ?」
インキュバス「……嫌ならいいが」
男(こいつも可愛いとこあるじゃん。しかし本当に素直じゃないなぁ)
男「いや、ご一緒させて頂きます」ニヤニヤ
インキュバス「…その顔きもちわるい」
男「あ、でもちょっと待った。オナってから寝るから」
インキュバス「え…」
男「よいしょ」脱ぎ脱ぎ
インキュバス「……」
男「やっぱり一日の締めはこうじゃないとなぁ…は、ふ…」しこしこ
インキュバス「……」イラッ
男(…あー、昨日あんなことしたら何かオナニーじゃ物足りないなぁ)しこしこ
インキュバス「……」イライラ
男「んー、今日はなかなか出ないなぁ…」しこしこ
インキュバス「……ちがう」
男「ん?何か言っ…」しこ
インキュバス「違う!!そうじゃないだろう!!!」ガシッ
男「いだっ、痛い゙痛い゙ぃぃ!?鷲掴みにしてんじゃねぇ!!あ゙あ゙あ゙あ゙!!」
インキュバス「……くそっ」パッ
男「痛かった…ど…どうしたんだよ」
インキュバス「ワタシがいるのに、どうしてオナニーなんか…」
男「え?お前の前でしたことなかったか?」
インキュバス「……」ムスッ
男(すげぇむくれてる…)
男「え…何か分かんないけど…ごめん。じゃあ別の部屋で…」
インキュバス「違う…そ、そうじゃなくて…」
インキュバス「……だからワタシが…いるだろうが」モジッ
男「…?」
インキュバス「ああっ、もう…!」
インキュバス「わっ、ワタシが…してやると言っているんだっ!///」カァッ
男「それって…」
インキュバス「……嫌か?…ワタシが男だから…キミは嫌なのか?」
男「べ、別にそういうわけじゃ」ドキドキ
男(…何で俺、ドキドキしてるんだ)
男「女の子になってたとはいえ一回しちゃったから、お前のことは何かもう気にならないけど…お前はどうなんだ?」
インキュバス「ワタシは…」
男「男は嫌じゃなかったのか?」
インキュバス「……ああ、男は無理だ。あり得ない」
インキュバス「…でも、キミなら構わない」
男「!?」ドキッ
インキュバス「いや、構わないと言うより…、したいんだ。…キミと」
ぎゅっ
インキュバス「昨日…すごく良かったんだ。も、もう一回……しよう」
男「……」バクバクドキドキ
男(え?なにこの胸の高鳴りは…?俺はホモだったのか?)
インキュバス「……頼む」ぎゅっ
男「……あー、…その…」
インキュバス「……」
男(もうどうでもいいや…こいつの性別とか…)
男「お、俺も…お前となら、したい…かも」
インキュバス「ほ…本当か!?」パァッ
インキュバス「わっ、ワタシっ…気持ちよくできるように頑張るからな…!」
男「…それじゃ、お願いします…」ドキドキ
ボロンッ
インキュバス「あ、ああ…」ドキドキ
インキュバス(やはり、とてもいい匂いとは言えないな…ああでも、少しだけ石鹸の匂いがする)クンクン
インキュバス(…なんだか、頭がくらくらしてくる)
ぱくっ
インキュバス「んっ、ふ……んむ…」れろれろ
男(拙いけど、けっこう気持ちいい…っ 控えめな舐め方がまた…)
インキュバス「ど…どうやったら気持ちいいんだ?はっ、ん…」れるっ
男「裏筋とか…もっと舌、大きく動かしてくれ…っ」
インキュバス「わかった…んっ、ん…」ベロッ
男「そう、その調子…」ビクッ
インキュバス「…ん…ふ……」チラッ
インキュバス「……ぷはっ」
男「ん?もう終わりか…?」
インキュバス「いや。……あれ、やってもいいぞ」
男「あれって」
インキュバス「…昨日みたいに、喉の奥まで…グッと」
男「いいのか?あれすると辛いだろ」
インキュバス「別に…キミ、すごく気持ちよさそうだったし……」もじっ
インキュバス「…ほら、好きにしてくれ///」あーん
男「じゃっ、じゃあ…!」ゴクリ
男(イラマチオ好きなの、ばれてたみたいだな…)
ガシッ
インキュバス(あっ頭掴まれてる…!また好きにされるっ、苦しくなっても馬鹿みたいに腰振られるっ……!!)ゾクゾクッ
男「いくぞ…っ!!」
ぐぶっ
インキュバス「ん゙っっ!!」ビクッ
インキュバス(やっぱり苦し…)
男「せっかくだし、じっくりやらせてもらうぞ…っ、ん」
ぬぷぷっ
インキュバス(ゆ…ゆっくり抜かれて…)
ずぷっ
インキュバス「んぐっ、ぐゔ…っ!!」ビクッ
インキュバス(くそっ、いきなり押し込むな…!!)
男「すっげ…喉全体が押し返そうとしてくる…奥、きっつきつだな」ググッ
インキュバス「ふーっ、ふー…」プルプル
インキュバス「ぇ゙っ…ぐぅ゙っ……」ビクンビクン
男「痙攣して肩揺れてるけど、吐き気と息っ…頑張って耐えてくれよ…ふ、」ぬぷっ
インキュバス(苦し…死ぬっ、死に……)プルプル
ぐぼっ!!
インキュバス「お゙っ、え゙ぇ…っ!」ビクッ
インキュバス(激しくなった……!)
男「いいっ、すごくいいよ…!!」ぐぼっぐぼっ
インキュバス「ん゙ぶっ、ぐ…っ…」
男「そのままこっち見てくれ…っ、」
インキュバス「…ぐ、ぅ…っ」ジッ
男(死ぬほど苦しそうな涙目…たまんねぇ)ムラッ
男(俺、もしかしてSなのか?)
男「ほらっヨダレだらだらだぞ…もっと唇絞めて吸うんだよっ!」グッ
インキュバス「んん゙っ、…!」キュッ
インキュバス(……ワタシっ、めちゃくちゃにされてる…オナホみたいにっ物みたいにっ…!)ゾクゾクッ
男「も…もう出そう…」ズッズッ
ぐいっっ
インキュバス「お゙ぶっ!?」ビクッ
インキュバス(い、一番奥まで……っ)
男「出すからなっ、吐くなよ……っああ…!!!」ビクン
どぷどぷっ
インキュバス「ん゙っーー!おぇ゙っ、えぇ…っ!!」
インキュバス(喉の奥っ、直接当たって…吐き気…が)ブルブル
ドロドロ…
インキュバス(あ…熱いのが流れ込んでるのわかる…っ)ブルッ
男「…ふぅ」ずるるっ
インキュバス「…ぐっ、げぼっ、お゙…ん゙むっ!?」
男「吐くなって」パシッ
インキュバス(やっとおちんちん口から出したのにっ、手で塞がれて…!?)
インキュバス「ん゙っ、ぶっ…、ん…」ビクンッビクンッ
男(すっげぇ痙攣してる…咳と吐き気無理やり抑えこんだらこうなるわな。
…ちょっとかわいい)
男「ほら、深呼吸して」
インキュバス「ゔっ、ん…ふー…っ…ふー…」
男「よし…落ち着いたな」パッ
インキュバス「……ぷは、げふっ…ごほっ、っはぁ……!」ゼェゼェ
男(むちゃくちゃ息乱れてる…何か急に罪悪感が…)
男「……ごめん、同意の上とはいえ、やりすぎた…」
インキュバス「……」
男「ごめんって」
インキュバス「…よかったよ」
男「へっ?」
インキュバス「……ほら、ね」ピラッ
男「…イラマチオで勃たせてるなんて、とんだ変態だな」ハハ
男(つかインポ治ったのか)
インキュバス「キミに言われたくないな…」フン
インキュバス「で、もう終わりじゃないだろうな……こんなものじゃ、まだまだ足りない」
ぺろっ
インキュバス「ふふっ、キミのココもそう言ってるね」
男「あ…ああ」ドキドキ
インキュバス「早く突っ込みたくてたまらないって顔だな…」
インキュバス「…いつでもどーぞ」ズイッ
男「も、もう挿れてもいいのか…?」
インキュバス「ワタシは淫魔なんだから、いつでも準備万端だ。お好きなように」フフ
男「わっ…わかった!」ガシッ
つぷっ
インキュバス(お尻におちんちん当たってる…!あ、あんなの挿れられたら、どうなってしまうんだ…?)ドキドキ
ずぷぷっ
インキュバス「あ…っ!!」ピクッ
インキュバス(おちんちんっ、来たぁっ…!)
男「あー…入り口キツくていい感じ…!」ずちゅっ
男(浅く出し入れしてると、ぎゅってしごかれてるみたいで気持ちいい…!)
インキュバス「…ぅ…あっ」もぞっ
インキュバス(何で先っぽだけ…早くっ、早く入れて…!)
インキュバス「ん、ん…」ズッ
男「なんだよ、自分から尻突き出してきて…そんなに全然入れてほしいのか?」ハハ
インキュバス「ほっ、欲しい…」
ぴたっ
インキュバス「…えっ、あ…」もぞっ
男「そんなに欲しかったら、おねだりしてみろよ。出来るだけやらしくな。それまでお預け」
インキュバス「そんな…どうやって……!」
男「ほら、早く」ニヤッ
インキュバス「…くっ、…」
インキュバス(くそっ…いくらなんでも、そんな屈辱的なこと……エロ漫画の読みすぎだ!)
インキュバス(ああっ、でも…想像したら…身体が熱く…っ)ドキドキ
インキュバス「……うぅっ、」
インキュバス(…これじゃワタシ、完全に変態じゃないか…)グスッ
インキュバス(……いや、もう構うものか)
インキュバス(何でもいい、……おちんちん、欲しい…気持ちいいの、したい…)プルプル
インキュバス「わ、ワタシのお尻に…っ、おちんちん…下さい…///」
男「悪くないけど…うーん、その程度じゃなぁ?」
インキュバス「うっ、…うぅぅうぅ…!」メソメソ
インキュバス(もっといやらしくだと…!?)プルプル
インキュバス「……ワタシのっ、い…淫乱ケツマンコ……うぐっ、キミのっ…
キミのバキバキに反り返ったおちんちんでっ…!ず、ズボズボして下さいぃっっ!!」ポロポロ
男「…よし、及第点だな」
インキュバス(あぁワタシ、なんて事を…っ)ドキドキ
男(泣かせちゃったと思ったけど、けっこう乗り気じゃん)
男「ほぉら、お待ちかねのチンポだぞ……っ、と!!」
ズボッ
インキュバス「あっ、ああああ!!」ビクンッ
インキュバス「やっと来たぁ…っあっ、はぁっ…」
ずぶっずぶっ
男(このキツさとナカの動き…っ、クセになりそう)
インキュバス「…そのままお腹のほう、もっと…」ハァッ
男「ん?ここあたりか?」
ぐいっ
インキュバス「んぅっ!ふ、ぅ、あぁああぁああっっ!!」ビクビクッ
男「おっ、すっげぇ反応だな…んっ、」
インキュバス「そこっ、そこぉ…」
男「突きまくってやるからな…っ!!」
ぐりぐりっ
男「はは、マジで締まるっ…う、!」
インキュバス「あはぁっ前立腺すごいぃっ…!うぐぅっ、う…っ」ビクッ
男「そんな、泣くほど気持ちいいかよ?えっ?」
ぐりっ
インキュバス「いっ、うぅ…っ!!…いいっ、気持ちいい……気持ちいいよぉ…!!」グスッ
男(……こいつ、素直だと本当に可愛いな。しかもエロい…)なでなで
インキュバス「あ…ふっ、ぇ?」
インキュバス(今、あたま…撫で…?)
インキュバス「…っ!?」
ぐぶぶっ
インキュバス「あ、ぅう…急に…深…ぃっ」ビクッ
ずるっっ
インキュバス「いっ、んううううっっ!」ビクッ
男「どうだ?っ、アナルって勢いよく抜くと気持ちいいらしいな」
インキュバス「い゙っ、ああ…!そんな早く出し入れされたらぁっワタシのお尻…ふぐぅっ…め、めくれてしまうぅ…」ビクッ
男「気持ちよさそうじゃん。俺もっ、いい…お前のケツマンコ、最高だわ」
ずぶすぶ
インキュバス「ふっ、ぁ…っ、…ん」
男「熱くってぎゅうぎゅう締め付けてきて…っ!」
ぼちゅっ
インキュバス「うあっ…いっ、言わないでくれ…そんなの…///」カアッ
男「そう言われると余計になぁ…あ、そうだ。
お前もさ、俺の…っ、あっ…チンポの感想言ってみろよ」
インキュバス「いっ…嫌だ…」フルフル
男「…言わないと抜くぞ?」
インキュバス「あっ、うぅ……言うっ、言うからぁ!抜かないで…!」
男「じゃ、力入れて締めてみろ…そうすればチンポの形、ちゃんと分かるな?」
インキュバス「んんっ、ふ…ぅ…」ぐっ
インキュバス(…力を入れて意識を向けると、感覚が強くなる…っ、頭の中が快楽で…ぐちゃぐちゃになりそうだ…)ピクッ
インキュバス「……あ…熱くて…おっきくて…おぐっ、う…中、メリメリって掻き分けてきてるっ…」
男「…そうそう、やれば出来るじゃん!」
インキュバス「ふぐっ、う…」グスッ
男「ご褒美に、イイところばっかり攻めてやるよ…っ!」
ずぼっ!
インキュバス「あっ、ゔあああ…っ!!」ビクッ
ずりずり
インキュバス「ん、ふっ…い…そこばっかり擦るな…」
インキュバス(ワタシのおちんちんも、熱くなってるの分かる…ぱんぱんでびくびくして…切なくなるぅ…)ピクッ
インキュバス(この状態でおちんちん…触ったら……)ドキドキ
すっ
くにくに
インキュバス「ん、…あ、ふぅっ、ひぁあ…!!」ビクッ
インキュバス「何だっ、これ…ぇっ!あ、ひぃっ、先っぽ弄ってるだけなのに…!」ガクガク
男「自分で触って…アナルだけじゃ足りないってか?」
ずぐっ
インキュバス「い゙っ、ゔあ…あ!今、そんなに強くしたら…!」ビクッ
インキュバス「駄目っ、やめ…ぁあっ、ごめん゙なざっ、うぁっ…
違っ、違う!足りなくなんかないですっ!」ガクガク
インキュバス「駄目っ、だから…ぁ 気持ち良すぎて……変になる…!」
男「ハッ、自分で尻ふってチンポ弄ってるやつの台詞かよ…っ!」
ぐぢゅっ、ぐぶっ
インキュバス(指も腰も…勝手に動いてる…)くにくに
インキュバス「死ぬ…死んじゃ…あ゙うっ、
気持ち良すぎて…死んでしまうぅ…っ!」 ガクガク
男「そんなんで…っ、死んだりしねぇよ!」
ぐぷっ!
インキュバス「ゔ、ぁ…ッ!!」ビクッ
男「ほら、ペースアップだ…!そろそろイキそうなんだろうけど、まだ駄目だからな」
インキュバス「…ぅ…!」フルフル
男「無理じゃないだろ?俺ももうそろそろだからそれまでっ、耐えろ、よ…っ!」
インキュバス(まだ駄目だ、我慢しなければ……我慢を、がまん、が…)ブルブル
インキュバス「…んっ、ふぅっ!ぐぅ…い゙、うぐ、ぎ…ぃあ…!」ガチガチ
男「すっげ、歯の根が合わないくらい感じてんのかよ…はは」
インキュバス「あ、ぅ…はぁっ、は…早く…ぅ!」
男「…あぁ、俺もっ、もう…!」
ずっ、ぐぼっ
男「で、出そう…!」
インキュバス「はっ…早く…!早くワタシの中にぃ…あっ、ん、出して…!」
ぐいっ
男(あっ、今そんな腰をつき出されたらっ…!)ビクッ
男「い、イく…!…っ!!」
どぷぷっ
インキュバス「来てるっ、ワタシの中に君のあっついザーメン!来てるぅっ…!あ、ああッ…!!」ビクビクッ
インキュバス(今ワタシっ、すごいイってる、ぅ……お尻でザーメン中出しされてイってる…)ゾクッ
とろーっ
インキュバス(…あぁ、ワタシのからも出てる…)ピクッ
インキュバス(…すっごい気持ちよかったぁ……)
むぎゅっ
男「へ?」
インキュバス「ま、まだ抜かないで…動かなくていいから、もう少しだけ…こうしていて欲しい」
男「お、おう…!?」
ぎゅーっ
男(こっこれは俗に言うだいしゅきホールド…!?)ドキドキ
インキュバス「ふふ、あったかい…」
インキュバス「…ほら、見ろ」
ぐいっ
インキュバス「君とワタシの下腹部…そう、ここだよ。君とワタシのが混ざって、こんなにぬるぬるしてる。ほら」
ぬりゅっ
男「うっわ…なんかすっげーエロい…」
男(主にその、だいしゅきホールドしながら腹を擦り合わせてくる体勢が…)
すっ
男(下腹部のザーメン、指ですくった…)
インキュバス「ん、…やっぱり君の、美味しい」ペロペロ
男「ど、どうも」ドキドキ
インキュバス「どうだ、キミも…」チラッ
インキュバス(……あれ、こんなに顔…近かったのか…)
インキュバス「……ぁ…」プルプル
インキュバス「……はっ、放せ!!!///」バッ
男「えぇ!?」
ごろんっ
男(向こう側向いて丸まった…)
男「もうだいしゅきホールドはおしまいか?」
インキュバス「だっだいしゅき…だと…!?///」カァァッ
インキュバス(ああぁぁあ!ワタシは何をしていたんだ!セックスの余韻があったとはいえ、あんな、あんな…
ああぁぁ!だいしゅき、だいしゅきホールドだなんて!)
ゴロゴロ
男(恥ずかしがっているんだろうか…)
男「…セックスまでして何を今更そんなに…」
インキュバス「それとこれとは別だろうが!!」
男「そうなんだ…」
インキュバス「…だいたい、キミも嫌じゃなかったのか…?」チラッ
男「ん?」
インキュバス「そ、その…男に、あんなふうに抱き付かれたりして…」
男「……別に?」
インキュバス「え?」
男「まぁ、お前だし…」
ぐりんっ
男(お、こっち向いた)
インキュバス「そ、そうか!それならいいんだ、それなら…」フフン
インキュバス「…そっそうだよな、ワタシはこんなに綺麗で可愛いんだからな!ワタシに抱き付かれて困るヤツなんていないな!!」あせあせ
男「うん……」
インキュバス(…よかった、嫌だって言われなくて…本当に…)グスッ
男「お、おいどうした!?」
インキュバス「べ、別に。けんじゃたいむ…?…だ」ゴシゴシ
男「違うと思うけど…」
男「……なぁ、お前明日からはどうすんの?」
インキュバス「……今言うか…」
男「ごめん…」
インキュバス「……」
男「インポも治ったし、もう俺じゃなくても…」
インキュバス「…言うな、それ以上は聞きたくない」プイッ
インキュバス「……キミがそうして欲しいなら…そうしよう」
インキュバス「キミはどうなんだ。ワタシの相手は、もう…してくれないのか?
…そうならそうと言ってくれ」
男「お、俺は…」
男「…お前が嫌じゃないなら…もうちょっと…いて欲しいなって…」
インキュバス「!」
インキュバス「…本当に?」
男「本当だ」
インキュバス「…でもワタシがいたら邪魔なんじゃ…」
男「…もう飯代はかからないし、ちょっとベットが狭くなるだけだからな」
インキュバス「……」
男「それに、何か…お前いなくなったら寂しいなって思ってさ」ハハ
男(ちょっと恥ずかしい…)
インキュバス「…そうか」フフ
インキュバス「そこまで言うなら仕方ないな、ワタシもここに居てやろう」フフン
男「お前なぁ…」
インキュバス「ふふ」
インキュバス「…なぁ、男」
男「ん?」
インキュバス「……ありがとう」ニコッ
男(!!)ドキッ
インキュバス「キミが初めてだよ、ワタシなんかを必要としてくれたのは…」
インキュバス「良いものだな、誰かに求められるというのは」ふふっ
男「そっか」ハハ
インキュバス「…お礼に明日から、嫌と言うほど搾り取ってやるからな」ニヤッ
男「え…」
インキュバス「ふふ…覚悟するんだな」
男「おう…」
おしまい?
おまけ インキュバスのいる休日
朝
男「ぐおーっ…」
インキュバス「ふふふ、寝てる寝てる…」
ずいっ
インキュバス「さ、朝ごはんにするか。パジャマをずらして…っと」
ぼろんっ
インキュバス「昨日もあれだけしたのに、本当に元気だな」
インキュバス「…いただきまーす」
パクッ
インキュバス「ん…」
ペロッ
インキュバス(昨日したあとそのまま寝たから、乾いたのが残ってる…)
インキュバス「ちゃーんと、キレイにしてやるからな」ふふ
むきっ
インキュバス(唇と舌で皮を下ろして…)
ちろちろ
インキュバス(カリの裏側…けっこう溜まってる…)
おまけはちょっと汚いです
インキュバス「ふ…ぇう…」
インキュバス(裏筋舐めあげて…から)
つうー…っ
インキュバス(亀頭責めっ…!)
れろれろ
インキュバス(ん、びくびくしてきたっ、もうすぐ…!!)
インキュバス(だめ押しだ、ほら!)
ずずっ!
ぶぴゅっ!
インキュバス「んっ…!」
インキュバス(きたきたっ!)
じゅるるっ
インキュバス(尿道に残ってるのも吸い出して…と)
インキュバス「ん…ぷはっ」
インキュバス(やっぱり朝はこれだな。ふふ、朝一番は濃くていい)かみかみ
インキュバス(イラマチオも悪くないけど、のどじゃなくて口のほうが味がよくわかる…うん、苦くてしょっぱくて臭い)もきゅもきゅ
インキュバス(…でも好き)もぐもぐ
男「あ……」ピクッ
インキュバス「おふぁよぉ」むぐむぐ
男「おはよ。なんかむちゃくちゃ気持ちいいと思ったらまたお前か…」のびーっ
男(夢うつつでされるフェラって何回やっても慣れないなぁ…毎回すげぇ気持ちいい)
男「なぁ、見せてくれよ」
インキュバス「…ん、」あーん
男「はは、糸引いてる…そりゃ」
ぐちゅっ
インキュバス「んぐっ!?」
インキュバス(中指と人差し指が口の中に…!)
男「そんなに俺のザーメン好きなら、もっと味わえるようにかき混ぜてやるよ。ちゃんと口、閉じてろよ」
ぐっぽぐっぽ
インキュバス「ん゙っぐぅ、ゔ…ぇぐ」ビクッ
男「これは…舌か」ぐにぐに
インキュバス「あ゙ぅっ…や…え…ん゙んっ」ゾクッ
インキュバス(舌っ指で挟まれて…しごかれてるぅ…っ)
ぬりゅぬりゅ
男「…よし、飲み込んでいいぞ」
ちゅぽんっ
インキュバス「ん…」ゴクッ
インキュバス「っ、はぁ……く、苦しかった…」
男「嫌だったか?」
インキュバス「……別に…キミがしたいなら、またしてもかまわないけど…キミがしたいならな」
男「お前、今日は朝飯食う?」
インキュバス「んー、どうしようか。久し振りに食べようかな」
男「じゃ、その前に歯磨かないとな」
インキュバス「何故」
男「…それで食事する気かよ」
インキュバス「ワタシは別にかまわない」
男「駄目だろ…ついでに俺も磨くか」
洗面所
男「……」
しゃかしゃか
インキュバス「……」
しゃかしゃか
インキュバス「…からい。メロン味の歯みがき粉を買えと言っただろう」
男「今使ってるのなくなったらな」
しゃかしゃか
インキュバス「……たくさん使え」
男「お前が使えよ」
インキュバス「…からいだろうが」
しゃかしゃか
男「……」チラッ
インキュバス「……」しゃかしゃか
男(何で歯を磨くのにあんなに頬っぺた膨らましてるんだろう…泡立ちまくってるのか?)
男「あ、そうだ。俺が歯みがきしてやるよ」
インキュバス「…はぁっ!?」
男(胡座かいてっと)ドカッ
男「ほれ、膝に」
インキュバス「何を唐突に……キミ、馬鹿にしているだろう」
男「いや全然」
インキュバス「……ちっ」
インキュバス「わ、ワタシはもちろん一人で歯みがきくらいできるのだが…キミが言うからだぞ、仕方なくなんだからな!」
ごろん
男「どーも」
インキュバス「……」
男「何だよ、口開けろよ」
インキュバス「…ひ、ひとに口の中を見せるなんて…///」
男「さっき見せてたじゃん」
インキュバス「だからっ!ああいうのは別なんだ!」
男(わからん)
男「いいから開けろって、それじゃ歯みがきできないから」
インキュバス「…はい…」あーん
男「よーし、始めるぞ」
しゃかしゃか
男(歯は小粒だけど、歯並び綺麗だなぁ…顎が小さいんだろうな)
男(……なんか、こうして喉の奥とかを見てると…)ムラッ
男(…というか、これが目的なんだけど)
ぐいっ
インキュバス「ん゙んっ!!?」ビクッ
インキュバス「あ゙っ、そこ歯じゃな…」
男「舌の付け根だよな、知ってる」ニヤッ
男(そういやこの歯ブラシ、舌磨き用に裏のところにザラザラしたゴムがついてたな)
ぞりぞりっ
インキュバス「お゙…ぅっ…あ…」ビクッ
インキュバス(すごく吐き気がして気持ち悪い…けど…少しだけ気持ちいい、ような…)ゾワゾワ
男(嫌なら口閉じるなり腕を掴むなりすればいいんだけどな…手のひらをぎゅっと握って耐えてる)
男(その仕草、すっげぇそそる…)ゾクッ
男「扁桃腺のとこも磨こうなー」
ぞりゅっ
インキュバス「ん゙…!ふぐ、う…」ピクッ
インキュバス(ここは少し、吐き気がましだな…)
インキュバス(というより、ひんやりしたゴムが敏感な口内でぐにぐにして…なんだか…)ピクピク
男「なんだ、歯みがきで気持ちよさそうな顔してんじゃん」
インキュバス「ふぁ、ちが……ぁ…」ピクッ
男「じゃ、まだまだ奥行くか!」
つんっ
インキュバス(!)ビクッ
インキュバス「お゙…うぶっ!!」
インキュバス(こ…これは駄目だ!)
ガバッ
男(跳ね起きた…)
インキュバス(せ、洗面台にっ!)バッ
インキュバス「ゲェッ!…お゙…ぇブっ、…エ゙エェエッ!!」ビクッ
びたたっ、ばしゃっ!
男(吐いてる吐いてる…俺、もしかしておう吐フェチ?なんだろうか)ゾクゾク
インキュバス「はぁっ、は…んぐ、ぃ、っ…あ゙、エプっ、ゲボッ!!」
ばたたっ
インキュバス「あ、え゙ぅ…は…」ピクッ
ぱちゃっ
インキュバス「……ぅ…は…ぁ…」ゼェゼェ
インキュバス「…はーっ、は、ぁ…はー…」
インキュバス「……」ゼェゼェ
インキュバス(や、やっと…落ち着いてきた…)ハァハァ
男「大丈夫か?」ひょいっ
インキュバス「なっ、何だ…うわあああ!洗面台を覗き込むなぁ!こっち見るなぁああ!」
男「…真っ白だな。酸っぱい匂いもないな」
インキュバス「あ、当たり前だろうが!淫魔の体内に汚物などあるものか!ワタシの腹のなかにあるのはキミの精液だけだ!」
男「それにしては量が多くないか?」
インキュバス「…おおかた、ワタシの体液が混ざっていたんだろう…体液といっても、人間とは少し違うが」
男「へぇ…本当だ、何かいい匂いすらする」クンクン
インキュバス「ぎゃあああ!?へ、変態バカバカど阿呆ッッ!!信じられない!!」
男「オーバーだな…」
じゃばー
インキュバス「ああ、朝からせっかく搾り取った分が全部出てしまった…」グスン
インキュバス「はぁ…これでは、朝ごはんを奮発してもらう他ないな」ハァ
男「おう。お詫びに、だし巻き卵焼いてやるよ」
インキュバス「ほ、本当か!?」
男「ああ。お前のおかげで、俺も今や立派な料理上手だわ」
インキュバス「そうか…」エヘヘ
男「誉めてないんだけど」
インキュバス「え」
男「でもその前に、もう一回歯みがきだな」
インキュバス「な、何故だ!?」
男「ゲロ吐いたんだから当たり前だろ…よし。もう一度、キレイに磨いてやるからな」
インキュバス「ひぃっ…」プルプル
昼
インキュバス「……そう言えば、昨日帰りに買ってきたあれは何だ?」
男「あれって」
インキュバス「あれだよ」ユビサシー
男「ああ、この袋の中身な。ウイダーインゼリーだよ。ちなみにヨーグルト味」ガサッ
インキュバス「ほう。たんぱく質とクエン酸、ビタミン類が手軽にとれるのだな」ツンツン
男「味もなかなか美味しいぞ」
インキュバス「しかし六つも買ってきて…何だ、キミは森永製菓の回し者か?」
男「ちげぇよ…」
男「別に宣伝に分け与える貯めでも、」
男「別に素晴らしさを語る為でも、分け与える為でもないからな」
インキュバス「はぁ…するとキミは、筋肉ムキムキのナイスガイになりたいのか」
男「違うから…」
インキュバス「…ならば何故?」
男「とりあえず風呂場行こうぜ」
インキュバス「は?」
風呂場
インキュバス「…脱いだぞ」
男「よし、壁に両手ついて。…そう、そのまま腰をこっちに…」
インキュバス「…?」ずいっ
男「ほら、リラックスリラックス」
インキュバス「…まさか」
男「そのまさかだよ。…はい注入っ!」
ぐっ、ぶぢゅるる
インキュバス「な、なに入れて…!?」
男「ウイダーに決まってんだろ」
ぶぢゅーーっ…
インキュバス「う…はぁ…」ブルッ
インキュバス(粒々のゼリーが入ってきてる…冷たい…っ)ゾワッ
男「あ、もう空だ。けっこうすんなり入るんだな…よし次だ」
インキュバス「え…」
男「あと五つあるからな、頑張れよ」
……………………
男「…よし、あと一個!」
インキュバス「……」フルフル
男「え、無理か?」
インキュバス「む、…ぃ…う…腹の、中…が」ピクピク
ぐぎゅるるるるる
インキュバス「……っ!///」
男「すっげー鳴ったな」
インキュバス「言うなバカ…」
男「じゃあ仕方ないなぁ。残りの一個は、尻に入れるのはやめよう」ハァ
インキュバス「……」ホッ
男「そのかわり、前に入れる」
インキュバス「!?」
ガシッ
インキュバス「いたっ、掴むな…!というかそこは入れるところじゃ…」
男「掴まないと入れられないだろ?まぁ、後ろも本来は入れるところじゃないんだけどな…」
ぐりぐり
インキュバス「そんなに強く押し当てるな…!」ビクッ
男「入れるからな…動くなよ」
ぐっ
インキュバス「…無理、無理!!絶対そんなの入らな……」
ぶぢゅっ!
インキュバス「え!?…あ、ぅああああ!?」ゾワッ
ぢゅるるるる
インキュバス「は、入ってきてる!?う、嘘だ…そんなところから…あっ、あぁぁ…」ブルッ
インキュバス「あ…」
インキュバス(中から尿道…押し広げられて…奥っ、進んでくる…)
インキュバス「はぁっ、あ…っぁ…ゼリー、つぶつぶしてるっ…これ…スゴいぃ…」ブルッ
ぢゅるーっ……
インキュバス「ふぁ…!?奥、なっ…あ!?」ビクッ
インキュバス(なんだこれ、奥のほうから体が震えて…!?)ガクガク
男「そういえば、尿道って前立腺の中通ってるらしいな」
インキュバス「…あ、来るっ、も…」ガクガク
男「まだ半分も入ってないぞ?」
インキュバス「出るっ、もう…むりぃ…」フルフル
男「…後ろは漏らすなよ?」
インキュバス「ふぅっ…ぁ…出、るっ…!!」ビクッ!
ぶびゅるるる!!
インキュバス「あーっ、あ゙ー……ぁ」ビクビク
インキュバス(止まらない…ずっと射精してるみたいだ…)
ぶびゅーっ
インキュバス「は、ふ……」ピクッ
インキュバス(やっと全部出た…おちんちんから意識がそれたら、また腹の中が…)ぎゅるるる
インキュバス「…もういいだろう、トイレに…」
男「何言ってんだ、こっからだろ?」
インキュバス「へ…?」
男「ほら、吸出し口を密着させたまま出したから、入れてた分のゼリーも容器に戻ってきてる」たぷっ
男「ウイダーの凄いところは、いくら射精しても精液は使わないから何度でも出きるところ!…らしいぞ」
ぐいっ
男「じゃあ今度は、一個分一気にいくぞ…!」
インキュバス「ひ…」ゾクッ
インキュバス(さっき、少しをゆっくりいれただけであんなに気持ちよかったのに…そんな大量に、一気に入れられたら……!!)ガタガタ
インキュバス(…こわい、怖いのにそれ以上に…ワタシ…っ)
インキュバス(……期待、してる)ドキドキ
男「力、抜けよ」
インキュバス「…あ、あぁ」
ぐっ
インキュバス(あぁっ、来……)ビクッ
ぶぢゅううううっっ!!
インキュバス「あ゙っ、ひぃいいぃぃっ!?」ガクガク
男「すげぇ、全部入った…」
インキュバス「はぁっ、はぁっ、は…」ピクピク
インキュバス(絶対今、イッたのに…何も出てこないから、全然気持ちいいのが収まらない…っ)
男(めちゃくちゃ気持ち良さそう…俺も今度やろうかな)ムラッ
インキュバス「うっ、ぐぅ…」プルプル
インキュバス(前も後ろも…全部苦しい…)
インキュバス「頼む、頼むから…もうトイレに……」
ぐぎゅるるるる…
インキュバス「っ!」ビクッ
インキュバス(今っ、腸が動いた…こんな感触、次来たら耐えられない!!)
男「駄目だ、まだ我慢」ニヤッ
インキュバス「ム…ムリ…っ、出…ぁ…」ガクガク
人間の方は真似しないでください
男「見た目には分からないけど、触ってみるとけっこうパンパンだなぁ…」
さすさす
インキュバス「ふぅっ!?ぐぅ…」
男「ここなんか特に…何だ、膀胱?」
ぐぐっ
インキュバス「ほ、本当にやめ…っ、う…!」
ぴゅるっ
男「チンコからちょっと漏れてんぞ、我慢しろって」
インキュバス「無理無理…!無理だから…!」フルフル
男(あー可愛い…俺の性癖ってどっかおかしいのかな) ぐりぐり
インキュバス「そこっ!へ、ヘソ!?…何で…ぅ゙あっ、やめてくれ…!気持ち悪いぃぃ!!」ビクッ
男(冷や汗かいてんな…)
男「よし、トイレ行ってもいいぞ」
インキュバス「!」パァッ
男「ただし、条件があります」
インキュバス「な、何だ…何でもいいから早くしてくれ、本当に…」プルプル
男「ほい」
ぼろんっ
インキュバス「…?」
男「フェラで俺の一発出してくれたら行ってよし」
インキュバス「な…ッ!?」
インキュバス「き、キミというやつは…!ワタシが今っ、どんなにぃ…ううう!」プルプル
男「…やる?やらない?」
インキュバス(…こんなの、いつまで耐えられるか…くっ、背に腹は代えられない…!)
インキュバス「わかった、やる…やるからっ何でもするからぁ!!」
男「了解。頑張れよ…あ、その前に」
男「♪~」ペチペチ
インキュバス「あぅっ…、ん…?」
インキュバス「な、何やって…?…頬をおちんちんで叩くな阿呆!わっ、ぷ…痛っ」ベチッ
男(思い付いたからやってみたけど…なんかすげー征服感あっていいな、コレ)ペチン
インキュバス「うっ、あ…何で今に限って…!」ビクッ
インキュバス「こ、こんなのいつでも好きなだけやらせてやるからぁ…っ
今は早くおちんちんを差し出せ…!は…早く…っおちんちん舐めさせて!!」
男(…あんまりイジメ過ぎても可哀想だな。かなり必死で頭回ってないし)
男「ほら」
インキュバス「ぁ、おちんちん…っ!」パクッ
インキュバス「ん、ふぅっ…は…ぅ」ジュッポジュッポ
男(すっげ…こんな必死にしゃぶりついてくるのなんて初めてだな)ゴクリ
インキュバス(とにかく、早くイかせなければ…!)
じゅぼじゅぼっ
男「あー…それいい…っ」ビクッ
男(この、自分で前後に頭振るのっていつもはなかなかしてくれないんだよな…疲れるって言って)
インキュバス「ふぅっ、ん…!」ヂュルルルッ
男「はは、そんな必死に吸い付いて…お前でもそんなブサイクな顔できるんだな…、ぁっ」
インキュバス(わっワタシ…今、どんな…いや、もうそんなことには構ってられん…!)レロレロ
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