ポケモンの世界観をぶっ壊していきましょう。
亀更新ですが宜しくお願いします。
レッドの初期パートナーを決めます。
既存のポケモンからお願いします。
↓直下
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1421419836
『ミニリュウ』ですね。
ではこの子のニックネームをお願いします。
↓直下
↓直下のコンマ一桁目で性別も決定します。
1,2,3,4,5…雄 6,7,8,9,0…牝
ニックネームは『フラダリ』
性別は『雄』と相成りました。
……フラダリ? どこかで聞いたことがありますね(すっとぼけ)
では最後に。
この子に何か特徴をつけてあげてください。
例: ツンデレ ヤンデレ 実はタイプがドラゴンじゃない…etc
↓ ↓2 ↓3 のものを採用します。
『フラダリ(ミニリュウ)・雄』
特徴
「特性・変幻自在」…使用した技のタイプに自身のタイプが変化する。
「奇形」…公害の被害により、他の個体と比べると少し体が歪。
「食糧・ポケモン」…諸事情でカニバることでしか食事不可。
こんなものですかね。じゃあ始めていきます。
唐突に、意識の海から引き揚げられた。
……風が瑞々しい。ここは一体?
「あ、やっと起きたんだね、御主人様」
ああ。
自分の相棒が視界に入ったことにより、すぐに、自分が今どんな状況なのかが分かった。
俺は────
1.「ラブロマンスを求めてイッシュ地方に向かっているんだ」
2.「強者を求めてホウエン地方に向かっているんだ」
3.「何となくカロス地方に向かっているんだ」
↓直下
そう、俺は何となくカロス地方に向かっている。
旅は"何となく"でいい。旅に理由など不用だ。
宛もなく、ただ放浪することこそが真の旅なのだ。
……まあ、勿論心配事は尽きないが、頼もしい相棒も居ることだし何とかなるだろう。
「あ、御主人様! 大陸が見えてきましたよ!」
目を細めて、これから臨む大地を相棒と見据える。
────首を洗って待っていろカロス地方、カロスの大地という大地に俺の足跡をつけてやる。
「さて、そろそろ身支度を始めましょう。降りたらすぐですからね、すぐ!」
この相棒ことフラダリも期待で胸がいっぱいのようだ。
……どこが胸なのかは知らんが。
シャラシティ、という街に降ろされた。
灯台が印象的な海の街だ。
「御主人様、まずはどうします? 宿ですか、それとも、いきなり……いっちゃいますか?」
そうだな────
1.「船旅の疲れもあるし、先に宿を取ろう」
2.「俺のポケモンは最強なんだ! いきなりジムに挑戦しよう!」
↓直下
新しい土地に来たのだ、テンションが上がらない訳が無い。
体はかつてないほどみなぎっている。
……いける、いけるぞ!
今ならいきなりジムに挑戦しても勝てる気がする!
「さすが御主人様! 思慮を思いきり欠いていますね!」
「そんな冷静な判断も出来ない御主人様でも、好きです!」
はっはっは! さあ行くぞ、フラダリ────!
もう何も怖くない!
↓直下コンマ ゾロ目…勝利 それ以外で惨敗。
────シャラシティジム。
灯台の頂にて、ジムリーダーはトレーナーを待ち受ける。
階段を昇っていき、頂に近付くにつれて緊張感は増す。
カロス地方での初戦。自分は、果たして勝てるのだろうか。
……ヤバイ。判断を誤ったかもしれない。
「もう遅いですよ、御主人様。もう目の前にジムリーダーが居ます」
────!
いつの間にかジムリーダーのところまで辿り着いていた!
……こうなったら、やるしかない!
コルニ「あ、挑戦者だね! あたしはこのジムのリーダーのコルニ!」
コルニ「えっと、あなたの連れてるポケモンが進化前であることが誠に遺憾であるけど……というか舐められてる気がする!」
コルニ「まあとりあえず、コテンパンにするね! ルカリオっ!」
そういって少女のモンスターボールから飛び出たポケモン────ルカリオは、その眼光でもってこちらを殺さんと睨んできた。
「……進化ポケモンですね。勝算はありますか、御主人様?」
無い。けど────やるしかない!
いけッ! フラダリーーーー!!
「わ、分かりました! そりゃーーーー!」
フラダリが勇猛果敢に相手のルカリオの懐に飛び込んだ。
ただ、それだけである。
……結果は。
ルカリオ「」
コルニ「えっ!? る、ルカリオーーーー!?」
地面に伏しているのは俺のフラダリではなくて。
────何故か、ルカリオだった。
「あっ…倒しちゃいますた」
うん知ってる。勝っちゃったね。
コルニ「は、反則ーーーー!! チート、チートだよこれぇ!」
そう言われてもなあ。
まあとりあえず、かける言葉として────
1.「鍛え方が足りなかったのだ、少女よ。この敗北を糧に未来を生きるが良い」
2.「俺の勝利は絶対まぐれだ。だから、明日再戦しようそうしよう」
3.「勝利は勝利だ。俺が勝ったのだからバッジをよこせ」
4.「バッジは良いからルカリオをくれ」
5.「むしろコルニちゃんが欲しい」
↓直下
勝利したから、まあ多少はね?
という訳でコルニちゃんを貰っていこう。
コルニ「どういう訳なの!? と、というかあたしを貰うとか何口走ってるの、このチートは!」
ルカリオ「」
だってコルニちゃん、負けたよね。
御自慢のルカリオ、やられちゃったよね。
コルニ「それはあなた達が違法行為を…!」
Lv.5のミニリュウことフラダリにやられちゃったよね。
コルニ「うぐっ……だ、だからっ!」
これはもうジムリーダー辞めるしか無いでしょ。
そうだよね、フラダリ。
「はい。僕の体当たり程度で一撃とか(笑) 命、爆発ッ!(笑) ですね」
ルカリオ「違いない」コクリ
コルニ「る、ルカリオまで…!? というかいつの間に……」
満場一致だし。行こうかコルニちゃん、旅は道連れさ。
コルニ「嫌ああああーーーーっ!!」ズルズル
そんなこんなで、俺は勝者としてジムを出た。
フラダリも結局のところ無傷だし、思わぬ報酬も得た。良いカロスデビューと言えるだろう。
コルニ「報酬ってあたしなの…? ふえぇぇん、やだぁ」
ルカリオ「敗者は勝者に従うのが世の常です故」
コルニ「諦めろって言いたいの、ルカリオ? ルカリオのドジのせいで負けたのに…?」
ルカリオ「トレーナーの力量不足ですな」
コルニ「こいつ…!」
まあまあ。コルニちゃんったら血気盛んねえ。
コルニ「うるさい! ロリコンっ!」
フラダリ「レッドはロリコンではありません、ロリ『も』いけるんです。間違えないでね!」
コルニ「どっちにしたって危険人じゃん! あーやだやだっ! 帰りたいよー…!」
残念ですが帰しません。報酬だからね。
────それはさておき、この次はどうしようか。
休んだほうが良いのか…?
フラダリ「僕はこのノリに乗ったまま次の街へ行きたいなあ」
んー、そうだな────
↓直下 このあとどうするか。
申し訳ありません。
いつの間にか寝堕ちていたようです。
早急に再開します。
カツアゲ────もとい、ポケモンバトルをしよう。
大丈夫な筈だ。先程の戦い(?)でフラダリもレベルアップしたし。
……そも、はたしてこいつにレベルの概念が必要なのか、疑問に思うところであるが。
フラダリ「ポケモンバトルですか。いいですね、先程の戦いがまぐれでなかったことを証明してみせます!」
コルニ (いや、まぐれでしょ)
ルカリオ (まぐれに違いない。たまたま急所に入っただけだ。いや、シャレではなく。)
"十中八九、まぐれだろう"
そんな事を言ってしまえば、フラダリのモチベーションに関わる。控えた方が賢明だろう。
さて、トレーナーらしき人間はそこかしこに居る。
どの人に声を掛けようか────
1.お金は持ってそうだが強そうなお嬢様
2.お金は持ってなさそうだが弱そうな虫取少年
3.いかにも"普通"な女子高生
↓直下 番号とそのトレーナーの手持ちポケモンもお願いします。
よし、あの少年にしよう。
これ見よがしに麦わら帽子なんて被って、いかにも虫取少年である。
やあ、と俺は努めて笑顔に声を掛けた。
虫取少年「なんすか? 勝負すかー?」
そうだと答えると、少年はモンスターボールを懐から取り出した。やる気のようだ。
……フラダリ!
フラダリ「はい…! 僕のミニリュウ史上最強の体当たりを存分に味合わせてやりますよっ!」
いや、お前の場合は体当たりではなく刺殺だろうが。
というのも、フラダリは普通のミニリュウではない。
頭に堅く禍々しい角が生えている、奇形である。
原因は本人が話したがらないので俺の知るところではないが。
ともかく、フラダリの体当たりは強力だ。
数値化して言えば、普通の威力に30足したようなものだ。加えて異例の特性である、変幻自在が備わっている。
まあ、相手の手持ち次第では充分に勝算はある。というか、ぶっちゃっけ進化前最強じゃ…?
虫取少年「いくぞ! キャタピーっ!」
キャタピー「…!」
と、考えている間に相手のポケモンが出てきた。
なるほど、キャタピーか。うん、余裕だな!
────完膚なきまでに打ちのめせ、フラダリ!
フラダリ「では────参りますッ!」
↓直下コンマ一桁目 0,9…敗北 それ以外で完全勝利。
今回も単純に、且────強力な体当たりを懐へ叩き込みにいった。
結果は………言うまでも無い。
キャタピー「ぐふっ」
虫取少年「きゃ、キャタピー!」
少年は半べそで倒れたキャタピーに駆け寄る。
フラダリはどうだと言わんばかりにこちらへ悠々と戻ってきた。
虫取少年「そんな…! いくら進化前だからって、一撃でやられるようなキャタピーじゃ…!」
フラダリ「少年、相手が悪かった……いや、運が悪かったと思ってください。キャタピーは悪くないですよ」
フラダリ「それよりも、あなたは敗れて敗者となりました。ならば、我々に渡すべきものが有るのではないですか?」
鬼畜め。何も催促することは無いだろうに。
まあ受け取らないと話にならないので、俺も少年を見つめ……いや、目で取り立てる。
虫取少年「わ、分かったよ。ほらっ」
悔しそうに、涙を堪えつつ俺に賞金をくれた。
その姿だけで愉悦というかお腹いっぱいなのだが、賞金は大事だよね。うん、賞金は大事────
虫取少年「もういいだろ?じゃあ俺は帰るよ、早くポケモンセンターに……」
待てよ────おい、500円ってのはどういう了見だ。
虫取少年「え?」
"んー、こんなはした金じゃあ無いも同然だなぁ。
もっとくれるかい?"
虫取少年「そ、そんなの出来ないよ! 俺の全財産なんだから、その500円は…!」
"そうかそうか────じゃあ、お金の代わりにそのキャタピーを貰えるかな?"
虫取少年「なっ! そんなのもっと駄目だ! 却下却下っ」
"だったら他に何か持っているのかな?"
虫取少年「持ってない、けど……ぐずっ」
……あかん。この子泣きそうや。
でも500円じゃなぁ。キャタピーぐらいくれないとねぇ。
あ、勿論フラダリの食用としてね!
野生のポケモンを一匹捕まえるだけでも数百円掛かるんだから、ただで貰えるに越したことはないよね!
うーん。ここは────
1.「勝者こそ絶対なのだ。問答無用でキャタピーを貰おう」
2.「しょうがない。お金もこれ以上請求しない、ポケモンも奪わない。でも今回だけだからな」
↓直下
問答無用で貰おう。
キャタピー程度、いくらでも代えがあるだろう。
フラダリ「では、このキャタピーは戴きますね」
キャタピー「」ズルズル
虫取少年「そ、そんなの駄目だっ! この────!」
フラダリの食事を邪魔しようとした少年を掴まえる。
見た目通りの子供なので、当然非力だ。
いくら抗っても俺の拘束からは逃れられず、自分のポケモンが食されるのを黙って見ていることになる。
────食事の間、少年の咆哮は鳴り止まなかった。
"感謝するよ、少年"
フラダリが満足気に食べ終わると、俺は少年に感謝の言葉を述べた。
捕獲する時の費用が浮いたのもそうだが、いやはや、良いものを見た。
フラダリ「キャタピーは初めて食しましたが……いやあ、まずい。二度とは食べたくないですよ、御主人様」
虫取少年「ぁ……」
俺はもう少年の拘束を解いているのだが、少年はその場に立ち尽くしていた。ただ、一点を見つめて。
"それじゃあね"
と言ってその場を後にした。
コルニちゃんには別の場所で待機してもらっている。
だって、フラダリがカニバっている所はとても子供には見せられない物だ。間違いなく人格形成において問題が生じるだろう。
逃げたら覚悟しておいてね、と釘を刺しておいたので心配は無用だろうが、念のため足を急ぐことにした。
さて、これからどうしたものか。
今日はまだ明るい、というか正午を過ぎてすらいない。
なんともまあ、中途半端な時間にシャラシティに到着したものよ。
という訳で今、我々は次の街へ向かっている。
……えっと。次の街の名前って何だったっけ。
フラダリ「ヒヨクシティ、ですよ」
そうそう、それそれヒヨクシティ。
さすがは有能なフラダリだなあ。
コルニ「……それはあんたの記憶力が」ボソッ
んー?
コルニ「あっ、いや……何でも、ない……」
ルカリオ「コルニ様……」
……と、こんな風にさっきからコルニちゃんの様子がおかしい。
シャラシティを出たのは数十分前だけど、さっそくホームシックになっちゃったのかにゃー?
だったらここは、俺が元気付けるしかない!
そこで俺は────
↓直下 コルニに対して何かアクション。
セクハラをする事にした。
いや断っておくが、俺は断じてロリコンなどでは無いし、嗜虐趣味も無い。
これは神の啓示だ。俺はそれに従っただけなのだ。
きっと、俺のすぐ横に透明な神様が居るに違いない。
よって、俺がコルニちゃんにセクハラをしても赦されるのである。
では、まずは軽いボディタッチを────いざッ!!
さわっ
コルニ「ひぃ…!?」ビクッ
おっと。
どうやら軽く肩に手を置くつもりが……いやー、うっかりですな。
コルニちゃんの小振りで愛らしいお尻に『偶然』触れてしまった。失敬失敬。
それで────反応は?
↓直下コンマ ゾロ目…チャーム成功 それ以外…男性恐怖症の一歩手前
コルニ「何でっ! なん、で……?」ビクビク
コルニ「怖い、怖いです、ぁ……あなた…! あ、あたしを、どうする気なの…?」ビクビク
ああ、すっかり怯えてしまったようだ。
まあ、無理も無い。
信頼していたポケモンを目の前であっさりと倒され、訳の分からない理由で強引に連れ出されて、
そして────極めつけの、セクハラである。
これで恐怖しない鉄の女子は居るだろうか。
これで絶望しない強い女子は居るだろうか。
いや、居ない。
残念ながら、そう単純な世界では無いのだ。
フラダリ「……御主人様」
ともかく、今すべきなのは────事態を収めること、である。
ルカリオ「よくも、よくもコルニを貴様ああああーーーーっ!! もう我慢ならぬッ!」
ルカリオ「三度砕けてもまだ足りないと思え、外道ッ!」
コルニ「うん────やっちゃえ、ルカリオっ!!」
俺は────
1.「ジョークだって、軽いジョークさ!俺の地方ではこういう挨拶なんだって!」
2.「ルカリオを玉砕しろ、フラダリ────!」
3.「本当にすまない、何でもするから……頼む赦してくれッ!」
4.「三十六計なんとやら、だ!!」
↓直下
(!)ただし、この中にはDEAD ENDも含まれます故、慎重に選んで下さい。死んでしまった場合、仕切り直しです。
俺は────誤魔化すことにした。
今時通じないかもしれないけど、或いは…!
"ジョークだって、軽いジョークさ! 俺の地方ではこういう挨拶なんだって!"
コルニ「……」
ルカリオ「……」
"だからさ、今回のことも多目に────"
ダンッ!
ルカリオ「……波動の力を、まさかこんなゴミ処理に使うとは、な」
ルカリオ「まあ、心臓をきちんと貫いた故、痛みなく楽に[ピーーー]ただろう。最後の慈悲だ、感謝せよ」
コルニ「……」
フラダリ「あ……そん、な…!」
────神様なんて、居なかったんだね。
1.最初からやり直す
2.セクハラする前に戻る。
↓直下
────はっ!
何だか……恐ろしい夢を、見た気がする。
うん、正夢じゃないよね。ちゃんと神様は居るもんね。
フラダリ「御主人様…? 額にめっさ汗が……」
んっ────こほん!
それはそれとして、だ。思考をもとに戻そう。
コルニちゃんの元気が無い。
これはロリコンとして、いやいや、男として何とかしないといけない。
そこで俺は────
↓直下 コルニちゃんへのアクション
一緒にご飯を食べることにした。
飯は良い。
どんな人間も忽ち幸福にする。
それは、あらゆる物事よりも至極容易に幸福を得る手順であり、最も身近である。
きっと、この少女とて例外では無い筈。
だから、ここは意を決して────
"コルニちゃん、お腹が空いたろう?"
コルニ「……うん」コクッ
"じゃあ、彼処の喫茶店で何か食べよう。パンフレットによれば、スイーツがとっても美味らしいよ!"
コルニ「……」
ルカリオ「コルニ様は行きたい、と申しております」
……よし!
後はどれだけ満足して頂けるか、だ!
セクハライベントの成功率を上昇させるべく、何としてもここで好感度を上げねばならない!
フラダリ「御主人様、僕もそろそろお腹が……」
"ルカリオでも食べてなさい。俺は今忙しい!"
↓コンマ直下 30未満…不満足 31以上89未満…まあ満足
90以上99以下…すっごい満足 ゾロ目…抱いて!
────数十分後。俺達は喫茶店を出た。
結果は……まあ、フツーってところだ。
コルニちゃんの表情が少し晴れてきた。
それでも、ほんの少しだけど。
コルニ「あ、ありがとう。えっと、レッドさん、だっけ」
でもこうして向こうから話し掛けてくれるようになったから、まあ、良しとしようかな。
……あー、それにしてもコルニちゃん可愛いなーペロペロしたいなー。
コルニ「……あれ? ルカリオが居ない。ここで待ってるって言ってたのに…!」
いくらポケモンが蔓延る世界だからって全てのお店が持ち込み可としている訳ではない。
ペットと同じなのだから、外で待たせておくか、モンスターボールに入れておくものである。
ルカリオやフラダリはボールに入る事を(何故か)拒んだので、
彼らは前者の措置を取ったのだが────
"まさか……"
まさかとは思うけど。俺は────
1.「フラダリの養分になったルカリオのこと、きっと忘れないよ」
2.「二匹がデキちゃったとしても温かく見守るよ」
3.「もしかして俺とコルニちゃんが二人きりになれるように、仕組んでくれたのか……?」
↓直下
俺は、察した。
二匹だけの空間でいたら誰だってそうなる。俺だってそうなる。
きっと今頃、その辺の物陰で宜しくヤっているんだろう。いやいや、想像だけどね。
あれ、そういえばルカリオの言、動……。
……って─────あれ? おかしいぞッ!?
コルニ「ど、どうしようレッド……さん! ルカリオが居ないとあたし、あたし…!」
気弱になってるコルニちゃん────をペロペロしてる場合じゃないッ!
俺は、問わねばならない!ルカリオが雄なのか雌なのかを…!
返答次第で、俺はフラダリの愚行を止めねばならないことになる。
……だって、不純同姓交遊とか認めたくないモン。
相棒の臀部がイカ臭いとか嫌だモン。
"コルニちゃん! ルカリオの性別は!?"
コルニ「えっ!? えっと、確か────」
↓直下 雄 or 雌
"うわああああーーーーッ!!"
コルニ「!?」
"ふざけるなッ! ふざけるなッ!"
"馬鹿ヤロオオオオーーーーっっ!!"
コルニ「ひぅ…! き、急に大声出さないでよぉ!」
……おっと。つい取り乱してしまった。
いやしかし、これは大変な事になったぞ…!
もしもこれが事実なら。俺のフラダリを見る目が変わる、ルカリオを見る目が変わるッ!
もう、フラダリを『たまげた奴』としか見れなくなる────!
ああ……、神様、どうか二匹がただの迷子でありますように!
それが無理ならせめて! 二匹がまともな貞操観念を持っていますように!
コルニ「レッドさん、憑かれちゃったのかな。……ってあ、二匹とも帰ってきたっ!!」
ルカリオ「すまぬ。少し野暮用でな……」
フラダリ「……ふぅ」
二匹は────
↓直下 何も……無かったんだよね?
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