・不定期更新
・新道寺キャラ中心に方言を学んだり九州の観光名所・風習などを紹介したりするよ
・>>1は福岡県北部の方言話者です。やや南部方言も混じっていますが。佐賀弁とは異なる部分もあります
・福岡弁でOKなら台詞の福岡弁訳も承りますので気軽にどうぞ
・佐賀弁はWikipediaとか見つつ適当
・修正・増補版になります。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1421290569
煌「いやー、しかし何度来ても思いますが福岡は都会ですね」
哩「花田はどこん出身やっけ」
煌「長野ですね」
哩「長野なあ、どげなとこなん」
煌「私の住んでたあたりはちょっと田舎の方なのですが、とてものどかですばらな場所ですよ」
姫子「私たちは長野さ行ったことないばってん、花田がそい言うなら行ってみたいもんやね」
<九州人ファイルその1>
中部以東(東京除く)に異常に疎い人が多い
煌「そういえば姫子や部長はけっこう方言が強いですよね」
哩「そいは気にせんやったけど、確かにそうやね」
姫子「あまり私たちほど強か人ば見たこと無いですけんね」
<九州人ファイルその2>
哩や姫子並みに方言が強い人はほぼいない
煌「こっちの方言はまださっぱりなものですから、教えていただけませんか」
哩「おう、可愛か後輩んためやけん一肌脱いじゃる」
哩「そういうわけで福岡弁の先生を呼んできたばい、とはいえ美子と仁美やけどね」
美子「よろしくお願いします」
仁美「よろしく」
姫子「まずは基本の語尾、【ばい/たい】やね。基本的には断定に分類される助詞やね」
哩「さっき私が使ったばってん、一応美子に例文を頼むばい、美子!」
美子「えっと、
「このアイス、味がよかばい!」
「このアイス、味がよかたい」
、とまあこんな感じで」
煌「そのアイスは?」
姫子「花田、いい質問やね!これは九州人の心の味、ブラックモンブランっちゅうアイスばい」
<九州人ファイルその3>
九州のアイスといえばブラックモンブラン(竹下製菓)か白くま(ROYAL【現セリア・ロイル】、セイカ、丸永など)
北九州市に住んでるが山口弁や広島弁より博多弁の方がわからん
哩「アイスはどうでもいいったい、それより、【ばい】と【たい】の違いはなんと思う?」
煌「そうですね、【ばい】のほうがかなり頻度が高いような気がします」
哩「確かにその通りやね。【ばい】のほうがニュアンスが柔らかいんよ。一方【たい】はさっき話題を変えるために使ったように、比較的つよか。命令にも近か感じやね」
美子「元の意味から言うと【ばい】はあくまで自分の意見、【たい】は客観的事実、つまり自明のことだという意味が含まれますね」
姫子「つまり例文のニュアンスとしては
「このアイス、味がいい(と少なくとも私は思う)よ」
「このアイス、味がいい(という評判だ)よ」
という感じになるっちゃけど、正直【ばい】が標準で【たい】が強めに言う時っていうだけで十分ばい」
哩「ちなみに【ばい/たい】を使わずに断定を表す言葉もあるっちゃけど、基本的にはそれ単独では使わないんよ」
美子「いわゆる【や】ですね。
「あのUFOみたいなんは福岡空港さ行く飛行機やった」
「そうやろー?UFOなんかあるわけないったい」
といった感じで、【やった】【やろー】のように他の助詞や助動詞と結びついて使います。【ばい】と似たように柔らかく強調するイメージですよ」
姫子「ちなみに
「あのUFOみたいなんは福岡空港さ行く飛行機やったばい」
という風に【ばい】と重ねて使うことも多いけん、注意して聞いてみるといいばい」
<九州人ファイルその4>
福岡空港は博多駅からかなり近い(地下鉄で5分)ので、よく中心地付近でも飛行機は低めを飛んでいます
煌「そういえば、さっきの例文で【さ】というのが挟まってましたが」
※「あのUFOみたいなんは福岡空港【さ】行く~」
美子「それは元々は【さい】や【さん】という方向・場所を表す助詞で、標準語の[に]と同じものです」
哩「直後に[行く]っちゅー<い>の音の連続があるけん省略する人が多いばってん、はっきり<さいいく>っち発音する人も少なからずおるばい」
美子「もちろん、直後に[行く]が来なくても【さい】ではなく【さ】を使う人も福岡県には多いです」
姫子「普通に[に]を使う人も多いっちゃけど、佐賀弁では人によっては【い】になっちょったり前ん言葉と一緒になったりすっこともあるみたいやね」
例:博多に→博多い→はかちゃー
哩「今日はこんくらいで終わりにすっか」
煌「同じ九州方言でも佐賀と福岡ではかなり差があるんですね」
姫子「そやね、私たちも鹿児島や宮崎の方言となるとさっぱりやけんね」
美子「もうあれは別の方言ばい!黒板消しをラーフルとか言ったりするけん」
仁美「なんもかんも地域差が悪い」
煌「今日はすばらな経験をさせていただけました!次回もよろしくお願いしますね」
哩「おう!九州んことなら任しときんしゃい!」
美子「じゃあせっかくなんでみんなでラーメン食べ行きましょうか」
哩「私一風堂さ行きたい」
姫子「私は一蘭が」
仁美「長浜屋がいいばい」
煌「先輩方、バラバラですばらくないです……」
<九州人ファイルその5>
福岡のラーメンは
・長浜屋など(長浜ラーメン)
・一蘭や一風堂などの長浜派生
・大砲など(久留米ラーメン)
・その他
に分かれます。
有名店である一蘭や一風堂は本来の長浜ラーメンとは異なります。あとちょっと高い。
北九州市(県北部)は詳しくはありませんがやたら名前に龍のつくラーメン屋が多い印象。
久留米(県南部)はとにかく豚骨味が強くて、麺は福岡よりも太く硬いです。豚骨ラーメンの元祖は久留米だと言われています。個人的には一番好きです。
ちなみに佐賀のラーメンは生卵が乗ってたりします。
もちろん宮崎や鹿児島にも豚骨ラーメン文化はあります。
一旦終了。
修正前はブラックサンダーとブラックモンブランを間違えてて申し訳なかった
>>5
体感としては山口弁のほうが博多弁よりも北九州弁に近い印象ですね
乙乙
◯幸ラーメンまた食いたいなあ…九州国立博物館の卑弥呼展見たついでにちょっと足伸ばして行ったきりだわ
乙ー
だるま好きはおらんか
<九州人ファイルその番外>
単純に「ラーメン」と言う時は豚骨で、福岡の友人に「ラーメン食べ行こう」と言われて豚骨以外だと騙された気分になる
というわけで、>>11の福岡のラーメンは全部豚骨ラーメンです。
もちろん福岡にもおいしい醤油ラーメンの店はありますが。(味噌と塩はある店すら滅多にない)
>>17は県南部、というか佐賀県は基山の有名店ですね。
場所的には福岡市からそこそこ遠いので、国道3号線を福岡から南下するときにはおすすめのお店です。
福岡県以外のお話についてはまたおいおいしたいと思います。
>>20は自分としては行ってみたいお店の一つですね。
前半だけですが投下します。
煌「結局この前はみなさんで大砲ラーメンに行きましたがすばらでした!他のお店にも行ってみたいものです」
美子「じゃあせっかくだし、前回の復習でもしようか。今言ったことを方言に直してみて?」
煌「お任せください!
「結局こん前はみなさんで大砲ラーメンさ行きましたが、すばらやったばい!他ん店も行ってみたいばい」
こんな感じでどうでしょうか?」
美子「うん、前回学んだことをちゃんと使えとるね。でも、今日やることを覚えたらもっとよくなるよ。
そういえば、ほかの店にも行きたいっち言っちょったけど、仁美ちゃんが言ってた長浜屋はちょっとした理由で似た名前のお店が他にもあるから気をつけりーよ?」
<九州人ファイルその6>
福岡の人がふつう長浜ラーメンと言われると、「元祖長浜屋」さんを紹介すると思います。
しかし、実は道路工事で一度閉店した時に従業員の何人かが「元祖ラーメン長浜家」や「元祖長浜家」なる店を立ててしまい、その後元々の長浜屋も復活してしまい、3店三つ巴に。他にも「元祖長浜」を掲げる屋台も出てきてしまい現在はカオスな様相を呈しています。
もちろん後発の「家」は味も劣るわけではないし、サービスなどはむしろいいようですが、「屋」以外はパチモンと考える人がわりと多いです。
哩「花田、そろそろはじめるばい」
美子「さっきの煌ちゃんの文章を直してみると、
「結局こん前はみなさんで大砲ラーメンさ行ったっちゃけど、すばらやったばい!他ん店も行ってみたいばい」
といった感じになります。前回も実は出てきていましたが、独特の言葉として特に【ちゃ】が挙げられます」
哩「普通は文の途中で語調ば整えるために使うばい」
仁美「似たような言葉に文末に使う【ちゃん】っちゅーのもあるばい」
例:もうその宿題やっとーっちゃん、ごめんね(もうその宿題はやってしまったんだ、ごめんね)
姫子「その場合の【ちゃん】は残念だけど、っちゅーニュアンスば含むことが多かよ」
美子「実は【ちゃ】の使い方には地域差があって、
うちみたいに北九州や筑豊の人だと「これは梅ヶ谷餅っちゃ!」
っていう風に文末で強調・断定の意味で使うんですが、
福岡市周辺の人だと「これは梅ヶ谷餅たい!」
というふうに、【ちゃ】を断定などに使わず【たい】を用いるのが一般的ですね」
仁美「北九州ん人もさっき出てきた【ちゃん】も使うんやけどね、あんまり逆は聞かんね」
姫子「~してあげるっちゅー意味で~し【ちゃる】、~し【ちゃー】なんて使うときもあるばい」
煌「同じ【ちゃ】でも色々な用法があるんですね……。方言とは実に奥深くて難しいですがすばらなものですね!」
哩「わかりにくかったやろーけん、次に簡単にまとめとくばい」
用法の優先度順だと
1.【ちゃ】は普通文中で用いて、動詞と接続詞の間に挟まって語感を整える時に使うことが多い
例:私もできることはしたっ【ちゃ】けど、チャンピオン相手じゃだめやった(私もできることはしたが、チャンピオン相手ではだめだった)
2.似た形に【ちゃん】もあり、主に文末で用いる。「残念ながら~」というニュアンスを表すこともある。
例:さっき清澄の先鋒に会ったっちゃん、ばってん気づいてもらえんやったとよ(さっき清澄の先鋒に出くわしたが、(残念ながら)気づいてもらえなかったんだ)
≒さっき清澄の先鋒に会ったんちゃけど、気づいてもらえんやったとよ
3.【ちゃる】、【ちゃー】などで~(して)あげるの意味。
例:阿知賀に直撃ば食らわしちゃったわ(阿知賀に直撃を食らわせてやったよ)
2.新道寺のある北九州地方や筑豊地方では【ちゃ】を文末に用いて福岡地方で言う【たい】と同じくらいの強調として使うこともある
例:咲で一番かわいかキャラはわた、咲さんっちゃ!(咲でいちばんかわいいキャラはわた、咲さんだよ!)
<九州人ファイルその7>
梅ヶ谷餅は太宰府天満宮の名物で、あんこ(ほとんど粒あんのはず)の入った餅を焼いたものです。
毎月25日は天神様の日なので、よもぎの生地になったりします。
ちなみに自分のおすすめは寺田屋さんです。梅ヶ谷餅もおいしいですが抹茶とセットを頼むと梅干しが付いてくるのがgood。
宗像大社など他の福岡の大神社でも似た「松ヶ枝餅」なるものが食べられます。
<九州人ファイルその8>
全くここまで説明してませんでしたが、福岡県の方言は大まかに分けて
・北九州弁・筑豊弁:県北部(北九州市・飯塚市・田川市など)
・博多弁系:県中部(福岡市・太宰府市など)
・筑後弁:県南部(久留米市・筑後市など)
の3つで、北九州弁・筑豊弁が北部九州の方言の中でもっとも標準語のイントネーションに近いと言われているそうです。
ちなみにりつべ先生は新道寺のことを「北九州最強」と書いてしまっていましたが、北九州というと普通は北九州市のことを指してしまい、「北部九州」と言わないと九州の北部という意味にとってもらえないので注意。
(一方南九州市もあるものの、出来たのが平成の大合併の頃のためか、南九州といっても宮崎・鹿児島・熊本南部をさすことが多い)
方言の話が一段落付いたら、こういう観光のお話も例文じゃなくて本文に入れていきたいですね。
本日はここまで、次回は週末ぐらいです。
ちなみに私は断然大砲ラーメン推しです。西鉄天神駅からも近いし。しょうゆとんこつは本店では食べられないので要チェックですね。
>>25は酉ミスですがお気になされず……
梅ヶ谷餅って初めて聞いた
今度行った時探してみるわ
>>27のおかげで気がつきましたが
×梅ケ谷餅→⚪︎梅ケ枝餅
地元の人は「うめがやもち」と発音することが多いですね
華丸がよく言うようにうどん店も多いんよな
因幡とか牧とかよく行ってたわ
今日は多分投下しませんが、九州のここを知りたい、とかそういうのを書いていただければ体験談を交えつつSS風味にできると思います。
>>34
うどんも福岡が発祥のひとつだと言われていますね。
実はうどん屋さんも多い福岡県。
温泉、焼酎、日本茶、いちご あとは 哩姫の中学校がある小城市の小城羊羹とか
この時期だと三社参りあたりは九州のほう独特らしいな
うどん屋やラーメン屋、以外と少ないんですね。
言われてみると両者ともチェーン店はあまり見かけない気もしますので、それが原因かも。というわけで調べてみました
(例)丸亀製麺
福岡25、広島23、兵庫70、愛知62、東京67、宮城14、北海道29
はなまるうどん
福岡3、広島4、兵庫8、愛知23、東京54、宮城6、北海道5
天下一品
福岡3、広島7、兵庫18、愛知9、東京26、宮城3、北海道1
幸楽苑
福岡0、広島0、兵庫6、愛知24、東京35、宮城41、北海道5
特にラーメンは福岡県民の私は幸楽苑、花月嵐、どさん子、くるまや、8番と全て知りませんでした
ちなみに福岡に来来亭は何個かあるようですがスガキヤはありません。
ちなみに福岡だとラーメンのチェーン店は山小屋と一風堂、だいぶ数が落ちて一蘭ぐらいで、うどんだと牧の、資さん、ウエストという超ローカルな感じになります
>>36の食べ物関連はおいおい。小城は哩さんたちの出身なのでちょっと大きめに取り上げたいですね。
>>39の神社仏閣もその後に書きます
今の予定は
方言
↓
食べ物・おみやげ
↓
観光名所(福岡)
↓
神社仏閣
↓
観光名所(その他)
多分永水の人はそのうち出ますが鹿児島弁は勘弁してください
方言わからなくて新道寺使いにくいからこういうのはめっちゃ助かる。期待。
>>54
もっと新道寺を書いてくれる人が増えればなー、という思いで書いていますので、そう言っていただけるのは嬉しいです!
とはいえ、咲本編の方言は強すぎるくらいなのですが。
投下します。
煌「うーん、なかなかややこしいですねえ」
美子「使えたらより地元の人らしくなるっていう感じだから、無理して使うものでもないよ」
哩「もし使い方に心配があったらその文をこのスレに書き込んでもらってもかまわんけん」
姫子「……ぶちょー?誰に話して」
哩「いや、気にせんでよか」
姫子「ばってん、本当に大丈夫とですか?」
哩「体調は全く悪くない。いいね?」
姫子「アッハイ」
哩「花田はこのへんの遊び場とかしっちょらんやろ?」
花田「そうですね、せいぜい平尾台ぐらいで」
哩「せっかくやし小倉まで出て服でも買おか」
美子「それならリバーウォークやね!」
仁美「ダル……」
煌「先輩、それは宮守の方では……」
<九州人ファイルその9>
新道寺は福岡県北部、北九州市の新道寺にあるのではないかと言われています。
新道寺にはカルスト地形で秋吉台(山口県美祢市)に次ぐ有名度を誇る平尾台があり、大都市内にあることから観光客もそれなりに訪れます。
毎年3月ごろの野焼き後にはまた違った表情を見ることができるので、おすすめです。
新道寺にいらっしゃる時は小倉駅から日田彦山線石原町駅まで30分程度・370円です。
そこから平尾台までは観光タクシーで15分・500円となっていますが、日田彦山線が一時間に一本なので、
西鉄中谷営業所(福岡市からの方は小倉行なかたに号に乗って中谷で降りてください)からも240円・10分程度の1時間間隔で平尾台までいけるバスがあるので、そちらもご利用ください。
今回という名の前回の続きはとりあえず終了です。
夜にまた別の回を書ければいいなという感じです。
リバーウォークは北九州市内のスポットの一つですが、それはまたおいおい煌たちに行っていただきます。
友人の佐賀弁は筑後弁と混ざってわけわかめになって全く参考になりませんでした。
ちなみに第一話(>>3->>11)は福岡市にいるつもりで、
第二話(>>22->>57)は北九州・新道寺の学校にいるつもりです。
そして今回は……?
投下します。
哩「今回は柳川で合宿するばい!明日からはハードな合宿になるけん、今日はゆっくり休むこと!以上!」
煌「ほほー、ここがあの柳川ですね」
姫子「とにかくうなぎで有名やね。それに北原白秋のゆかりの地で、生家などもあるんよ。あとは地理で習ったクリークと呼ばれる水路なんかもこの辺にいっぱいあるばい」
美子「そしてなによりも……」
http://i.imgur.com/yhQDfo4.jpg
煌「舟下りですか!」スバラッ
哩「柳川は九州を代表する水郷やけん、川下りもさかんなんよ」
美子「私も柳川は情緒があって好きやね」
仁美「のだめカンタービレの主人公の出身、大川市は隣町。こっちは家具が有名やね。他にも筑後川の昇開橋なんかは名所のひとつばい」
哩「ここで豆知識。筑後の人は筑後を「ちっご」っちゅう発音で読むとばい」
仁美「単純に「く」が促音便になっちょーだけやけどね」
姫子「よく福岡ん人は「さ・し・す・せ・そ」が「しゃ・し・しゅ・しぇ・しょ」になっちょーとも言われるばい」
哩「しゃとう、しお、しゅ、しょうゆ、みしょって感じやね」
仁美「しょうゆが説明になってな……」
煌「また先輩が別のキャラになりました!?」ガビーン
美子「普通の言葉の発音の違いは、説明するのが大変だからまた今度ね」
哩「せっかく部費から出るけんうなぎ食べよーか」
姫子「若松屋さんが近いけんそっちに行きましょう」
――若松屋――
煌「ところでさっき「そっち」と言ってらっしゃいましたが、もうひとつお店が?」
美子「よく気づいたね。柳川は今いる若松屋とあともう一個の本吉屋が有名なんよ。こっちはわりと味が濃い目で九州のスタンダードに近い感じで、向こうは少し薄めの繊細な味になっとーよ」
哩「あとは若松屋さんのほうが値段が安めやね」
姫子「あ、せいろ蒸し5つとうざく1つで」
煌「うざくとは?」
姫子「来てからのお楽しみやね」
?「こちらうざくになりますーぅ」
http://i.imgur.com/LPPUgZc.jpg
姫子「おー、きたきた」
煌「なるほど!うなぎときゅうりの酢の物ですか!」
美子「きゅうりじゃなくて大根が入ってたりするところもあるばい。うなぎとざくざく切った野菜を甘酢で和えてるけんうざくっち言うみたいよ」
?「こちらせいろ蒸しですーぅ。ご注文は以上でよろしかったやろかー?」
http://i.imgur.com/tNo76HL.jpg
※写真は上せいろ蒸し。実際は錦糸卵も乗っていますが、諸事情により抜いてもらっています
姫子「ええ、大丈夫です」
煌「ではさっそくいただき…」
哩「ちょっと待て花田!ここで方言クイズの時間ばい」
仁美「ふたはちゃんと付いとるけん冷める心配はせんでよか」
美子「私はうなぎを食べています、を方言に直してみて?」
煌「私はうなぎを食べよる、ですか?」
哩「大正解やね!福岡の方言、っち言うか西日本の方言には進行相と完了相があるっち言われとる」
美子「今回の例文は進行相、つまり進行中の動作に使う【よる】を使って、食べよるとするのが正解です」
姫子「食べ【よー】などもよく使うばい!佐賀の西のほうじゃ食べ【うぉー】っち言うごたあるばい」
例:A「和が今打ちよーと?」S「打ちよーよ」(A「和が今打ってるの?」S「打ってるよ」)
哩「完了相には【とる】や【ちょる】を使うけんね。もう完了したことに使うんよ」
例:S「和の清澄は勝ち上がっちょると?」A「勝ち上がったばい!」(S「和の清澄は勝ち上がったの?」A「勝ち上がったよ!」)
美子「というわけで方言クイズは終わり!さあ手を合わせて!」
「「「「「いただきます!」」」」」
煌「このうざく、でしたっけ?細切りになったうなぎがグニグニした独特の食感をしてますね!」
哩「焼いてあるうなぎの香りと甘酢が合わさっておいしいとよ」
姫子「このきゅうりも数が多いように見えるけど、サクサク食べられるけんすぐ無くなるっちゃんね」
仁美「骨せんべいとかもあるよ」
姫子「ここは無料では置いていらっしゃらんけどね」
煌「せいろ蒸しはふたを開けた時、軽い煙みたいな匂いと醤油の香りがむわっと香ってくるのがたまりませんね!」
姫子「ご飯にもその独特のにおいが付いとるんよ!これがまたおいしか」
美子「肝吸いの中に何か柑橘系のモノが入ってますね!爽やかでアクセントになっちょー!」
仁美「やっぱり九州人の漬物といえば高菜やね。箸休めになって落ち着く」
――三十分後――
「「「「「ごちそうさまでしたー!」」」」」
乙です。
とても助かってます。疑問文とか気を付けることありますか?
「あの先鋒はどうなってるんだ?」
「多分、ドラを集めるんじゃないかな?」
「赤入りでドラ8枚あるのに半荘一回の間他家にドラが入らないとかありえないし、間違いないです」
といった具合の解説役的な会話を新道寺にさせようとしてるので、気を付けるポイントとかあればお願いします。
寝落ちって怖い、本当にそう思った
というわけで柳川編はまだ続く予定
どうでもいいですが、「ばってん」って福岡の方言の代表のように扱われてますが実際はほとんど使いません。
>>71
基本的に疑問形は「-の?」は「~と?」に変えるとらしくなります。
ただ、「-なの?」は「-なん?」と変換します。
「あの先鋒はどうなっとーとね?」
↑「ね」を付けると呆れ・驚きなどがこめられた表現っぽくなりますが、「と?」でも十分かと思います。
また、「-とると?」はふつう「-とーと?」になりがちです。
同じく「-よると?」は「-よーと?」など。
「多分ドラば集めるんやないと?」
↑実はあまり「ば」も使わないのですが、咲の方言は多用するようなので
「赤入りでドラ8枚あるんに半荘一回の間他家にドラが入らんとかありえんし間違いなかです」
↑「-ない」は「-ん」と変換するのが基本です。
ただ「-ない」が形容詞のときは「なか」とします。
正確に言うと、形容詞の「-い」は全て「-か」になります。ex)よか、嬉しか、優しか
助詞の「の」は「ん」となることも多いですが文章では混乱を招きやすいので変換を推奨はしません。
長くなりましたね。簡潔にまとめられないのが自分の悪い癖です。
哩姫は佐賀人なのに福岡弁講座なのか
>>75
一応佐賀弁にも使えるお話になってますが、自分が福岡の人なので佐賀のことは責任が持てないので……
まあだいたい同じなのでSS書く上ではそこまで困らないと思いますし、そもそも咲のきつい佐賀弁をまともに使える人はかなり少数かと思われます
それに佐賀県内でも生立ヶ里コンビの出身の小城は福岡寄りの位置なので佐賀弁の中でも福岡寄りな方言(だと信じています)
また、佐賀弁について言及してるところがありますが(例:うぉー)、一応佐賀弁のwikipediaとか見て書いているので間違いはないと思います
あと福岡の話が多くなるのは佐賀にそこまで観光地がないというのも……(失礼)
吉野ヶ里公園と唐津城、呼子、武雄・嬉野温泉ぐらいしか思いつかないので誰かいいところをご存知なら教えてくださるとありがた……
酉の打ち間違いで誰だこれ状態になってますが、わたしはげんきです
EvernoteのWebクリッパーがバグで何回も容量大きめのページをクリップしてしまったのよー
そのせいで今月のアップロード制限ギリギリまで行ってしまったのよー
ギリギリいけそうなら続きは投下しますが途中で容量の限界に到達したら今月中の透華は断念します……
すいません!
Evernoteちゃんに全部文章と設定資料保存してるんですよねー……
今書き込んでいるもしもしと家にあるPCの両方から書いてるんでEvernoteじゃないとPCで書いた分が使えないんですよねー。
Onenoteへの切り替えも考えてみます。
ありがとうございます!
柳川編つづきはOnenote引継ぎ中につき間に合わず。
書き貯めてあった短編を先に透華。
Evernoteはあと15日待たないといけないことに気づき切り捨てた。
2/2は須賀京太郎くんの誕生日だとか。
京たんイェイ〜
というわけで誕生日短編です。
またの名を嘘予告。
あ、書き貯めてあったとはいえ4レス程度の超短いやつですので
須賀父「福岡に転勤だわ」
京太郎「は?」
須賀父「すまんな」
京太郎「え?」
?「キョウチャンキョウチャンキョウチャンキョウチャン」
――――そんなこんなで九州・福岡県に引越した京太郎
――――そこで待ち受けていたのは
哩「ようこそ、新道寺学園麻雀部へ!」
――――美少女だらけの麻雀部だった!
――――はずなのに
哩「姫子、リザべーションばい!」
姫子「ぁぅっ……」ビビクン
仁美「なんもかんも政治が悪い」
――――アクの強すぎる部員たち。しかも……
野依「聖徳太子!テストに出る!」プンスコ
煌「すばらっ!」
美子「京太郎くん、そのおっとっととっとってっていっとったとになんでとっとってくれんかったとっていいっとーと」
――――生徒も!先生も!?コミュニケーション不能の異常事態!
――――しかし京太郎も少しずつ彼女たちを理解できるようになり……?
「キミに必要とされている、そげなすばらなことはないとです」
――花田煌(CV:新井里美)
「京太郎くんは、優しすぎるとよ」
――安河内美子(CV:高本めぐみ)
「なんもかんも京くんが悪い、悪いっちゃん!」
――江崎仁美(CV:巽悠衣子)
「京太郎がそう思うなら、私はついていくだけたい」
――白水哩(CV:鹿野優以)
「私が部長ば傷つけてしまったと……。これは京ちゃんの問題やなくて私の問題やけん」
――鶴田姫子(CV:大亀あすか)
「京!」プンスコ
――野依理沙(CV:柚木涼香)
【安価】京太郎「言葉が通じない土地で」
開始日:2×××年2月2日
プレイ人数:何人でも
ジャンル:新感覚方言系恋愛スレ
Coming soon!
※や り ま せ ん
なんもかんも書いてた時にイメージしたtrue my heartが悪い
でも咲的にはLove Cheat!のほうがよかったかも?
では。たぶん明日続きやります。
最後にもう一度。
※ 絶 対 に や り ま せ ん
そのうちやってみたくはあるけど忙しさと文章力・速さ的に無理
あと某反逆スレで菫さんに追い打ちかけたのは自分です。すいませんでした(棒)
>>86
>美子「京太郎くん、そのおっとっととっとってっていっとったとになんでとっとってくれんかったとっていいっとーと」
↓
美子「京太郎くん、そのおっとっと取っておいてって言ってたのになんで取っておいてくれなかったのって言ってるの!」
で間違ってないと思うけど、文章じゃイントネーションが分からないから読み取りめっちゃ大変だと痛感
ハヤテの1期がもう8年前とか嘘ですよね(真顔)
絶チルも7年前とか冗談デスヨ
柳川編やっと書き終えたので投下します。
煌「九州の醤油味はとにかく甘目ですね!私が好きな味ですばらです!」
哩「そうやね、宮崎や鹿児島の方はめんつゆまで激甘なんよ」
仁美「一時期全国でも売ってた九州しょうゆ味のポテチも甘かった……」
姫子「そろそろ集合場所の西鉄柳川駅さい行く時間やないと?」
哩「白秋の生家までいく時間はなかねー……。ばってん次のバスまでは少し時間が……」
美子「そうだ、せっかくですしお土産を買いに行きませんか?」
煌「なんと!それはすばらです!」
哩「柳川んお土産か、あまり知らんけん任せてよか?」
美子「おまかせあれ!です。……ちょっと恥ずかしいですね」
-お土産屋さん-
姫子「ゆずすこ!実物は初めて見たばい」
煌「なにやらタバスコのような容器に入っていますが……一体中身は?」
仁美「ゆずごしょうの液体版……」
煌「柚子入りの胡椒でしょうか?なんだか香りが強そうですね」
哩「あー、そっから説明せんといかんか」
煌「?」
美子「ゆずごしょうっていうのは、唐辛子を刻んだものに柚子の皮と塩を混ぜて熟成させたものなの」
哩「ちょっとピリっとくる塩味と柚子の香りが特徴的やね」
姫子「鶏とかに塗って焼いたりお鍋やそうめんの薬味に使ったりするのが普通ばい」
煌「私は辛いのは苦手なのでちょっと……」
美子「あまり辛くないのもあるから大丈夫だと思うよ」
哩「じゃあ次もちょっと花田には合わんかもしれんけど」
煌「うみたけ……?きのこでしょうか」
姫子「いや、これはこの辺で取れる貝の一種なんよ。粕漬けにして食べることが多いみたいばい」
美子「煌ちゃんはあまり酒粕とかは好きそうじゃないけんね。これなんかどう?」
煌「これは海苔の佃煮ですね!ご飯のおともにたまりません!」
仁美「それはよかった……」
姫子「ほれ」ワラスボー
http://www.interq.or.jp/kyuushu/dgoto/warasubo.html
煌「ひゃー!なんですかこれは!」ササッ
哩「こら姫子、脅かすんやないったい」
仁美「ワラスボっちゅう有明海のエイリアンと呼ばれる魚ばい」
美子「唐揚げにして食べたりするみたいですね」
??「ん?唐揚げ?」
??「おねーちゃんいくら唐揚げの匂いがするゆーても勝手に動くことないやろー!」
哩「有明海の珍味というとムツゴロウやらワケノシンノスやね」
姫子「ぶちょー……」//
仁美「……エツやクツゾコなんかもよか」
哩「なんね、なしてそげな生温かい目で私を見るとね?」
煌「???」
美子(ワケノシンノスって若い人のお尻の穴っていう意味なんですが……黙っておきましょう)
<九州人ファイルその10>
久々の九州人ファイルです。今回からは私たち新道寺女子麻雀部員が交代で説明しますね。
ムツゴロウはハゼの仲間で、ふつうは蒲焼きにして食べます。
エツはカタクチイワシの仲間で日本では有明海の一部にしか生息しないと言われている希少な生物です。
小骨が多いのでハモのように骨切りして調理することが多いようです。
クツゾコはいわゆる舌平目です。
そして最後に若者の尻の穴、もといワケノシンノスです。
イソギンチャク一種でコリコリした食感が特徴です。
名前の由来を知ってしまうとなんだか口に出すのが恥ずかしくなっちゃいますよね。
安河内 美子
というわけで柳川編終了です。
観光をもっと自然に織り込められればいいのですが……
どうしても説明口調になってしまいますね
哩さんの漢字がカレーの漢字に似てるのでカレーを食べたくなるのをどうにかしたい
次回はまた福岡の何気ない風習編+方言に戻ります
玄「ドラコナイwwドラコナイwwドラコナイww」
宥「玄ちゃんのドラが来ない……!?」
玄「今宵ww」
っていう電波を受信したけど話が膨らまない
明日は予定を変更してしんどーじのバレンタインでも投下しようかな
雑談スレで咲の佐賀弁福岡弁は「ばい」を使わないと聞いて驚愕
たしかに調べてみると語尾は佐賀弁特有の促音便や否定形の撥音便を多用していて、「ばい」はまったく使われてないですね
緊迫したシーンが多いせいかなと思ったので日和もざっくり調べてみましたが、「ばい」は用いられてなかったですね
咲日和は見事なぐらい佐賀弁ですね。さすが木吉先生
福岡出身(?)の羊先輩まで佐賀弁よりでしたがこれはちかたない
結論としては咲の佐賀弁福岡弁は確かに不自然なくらい「ばい」を使っていませんでした
……とはいえ私が濃い方言を書けないので、ここの新道寺組はフツウの福岡女子でお送りします
バレンタイン?遅刻なので今更書かないかも?
お詫び小ネタ安価(新道寺以外もOKです。ただし劔谷はまだしも有珠山はかなりテキトーです)
↓1から今日中まで(全部書くとは言っていない)
安価出したのでageときます
適当に期待して敢えて有珠山からチカちゃんで
姉の居る東京から帰るつもりで新幹線に乗ったが、方向間違えたうえ読書に夢中になり気がついたら終点の博多駅まで来てしまったと咲ちゃんから連絡が
もう来ないよね(慢心)
一応明日の10:36までは受け付けることにしました(常時募集していないとは言っていない)
>>113
チカセンですかー
ちょいタンマ(シロ風)
>>115
咲さんがかわいいのはコモンセンスなので書きます
博多遠征白糸台オナシャス!!
>>115
あ、京太郎は出しますか?それとも長野にお留守番ですかね
どちらにしろギャグですが
>>117-119
大事なことなので(ryですね、わかります
了解いたしました
愛用のBB2Cとchaikaがピンチなので激おこぷんぷん丸
やべごく自然に京太郎新道寺にいるつもりでネタ出してた>>120
さすがに不自然なのでお留守番で
SS速報は一応2chとは別サイトだし専ブラ継続して使えたら嬉しいんだがどうなるんだろー
>>122
新道寺に転校した京太郎でも全然OKですよ
女子校なのはまあごにょごにょと
QBK(急に暴虐な案件が来たので)
一週間ぐらいお休みなのよー
お詫び安価はまた休み明けに取るのよー
お久しぶりです。
無事案件も終了したので久々の投下です。
思ったより咲ちゃん迷子短編が長くなっちゃったので前編だけ……
・11:00/東京・白糸台高校
咲「お姉ちゃん、じゃあね!」
照「ん。久々に咲と会えてよかった。また来て」
菫「ウチとしてもキミが来てくれると麻雀の練習になる。いつでも白糸台高校麻雀部はキミを歓迎しよう」
咲「はい!また機会があれば麻雀打ちに来ますね」
照「……それと」
咲「?」
照「プロアマ交流戦、優勝おめでとう」
照「天江衣やカツ丼プロを相手に、見事な戦いぶりだった」
照「私は受験もあるから今回は出なかった」
照「だからインカレで、待ってる」
照「そこで今度は私が、咲に勝ってみせる」
咲「……じゃあ私からも挑戦状!インカレでチャンピオンになっておくこと!」
咲「お姉ちゃんならできるはずだし、そうじゃないと倒し甲斐がないからね?」
照「咲も口だけは達者になった」
咲「口だけじゃないもん」
照「身体は貧相なまま」フッ
咲「それおねーちゃんもあまり変わらないよね!?」ギャーギャー
菫「途中まではいい話だったのにどうしてこうなった……」
咲「えへへ……じゃあお姉ちゃん、その、そろそろ時間だから」
照「咲は方向音痴だから着いて行く」
菫「コラ、お前は今からミーティングだろう。妹さん、タクシーを呼ぼうか?」
咲「いえ、お気づかいなく!行きもちゃんと来れたので」
菫「ではお見送りはさせていただこう。今日は本当にありがとう」
咲「はい!ではまた」
照「……じゃあね」
照「まずい」カタカタ
菫「どうした、真顔でカタカタするなんて器用だな」
照「咲の方向音痴は尋常じゃない」
菫「しっかりしてそうな妹さんじゃないか、昔の話だろう?」
照「インハイの帰りに代々木の合宿所に戻ろうとして京葉線乗ろうとしてた」
菫「それはちょっとまずいかもしれないが……居場所はわからないのか」
照「ここに咲の居場所がじーぴーえす?でわかるスマートフォンがある」フンス
菫「なんだか発音が怪しかったが早く見ろ」
・宮永咲さんは東京駅付近にいます
照「おかしい、最新型なのに。壊れてる」テルダケニ
菫「お前はどれだけ妹さんをバカにしてるんだ」
誠子「先輩方、ミーティングの時間ですよ?」
菫「すまないな、今行く。ほら、妹さんは大丈夫だから行くぞ」
照「えー」
菫「淡じゃないんだからワガママ言うな」
照「えー」
菫「」ブチッ
照「わかった、わかったから引きずらないでほしい」ズルズル
・12:00/東京駅
咲「……お土産も買ったし、よし!」
?(……?あれは清澄のではないか)
咲「もう、お姉ちゃんったらいつまでも子供扱いして」
衣(衣を子供扱いするのは咲であろう)
咲「私はもう昔の私じゃないんだから!」
衣(現実は旧態依然だ)
咲「そりゃちょっと京葉線と地下鉄を間違いかけたけど」
衣(咲の前では京葉線も地下鉄も大同小異なのか!?)
咲「でも、途中で間違いにはちゃんと気づいたんだからね!」
衣(ちゃんとではなく)
咲「よぉし、新幹線に乗っちゃうよ」
衣(正に乾坤一擲か……、と)
衣「むう、とーかたちも迷子か。五里霧中、嶺上使いの様子を見守っている暇はなかったな」
衣「……」ポツーン
衣「うぅ……」ジワァ
※この後迷子捜索のスタッフ(龍門渕のみなさま)がやさしく慰めファミレスに向かいました
咲「えーと、たしか……東側にいけばいいから東海道新幹線だよね!」
咲「たぶん名古屋で降りれば大丈夫!きっと!都会だからなんとかなる!」
『次の列車は、12:33発新大阪行きひかり513号です。停車駅は~』
咲「うん、これは名古屋に止まるから大丈夫!なはず!」
~~~~~~~~~~~~~~~~
咲「ではせっかくなので東京駅で買った駅弁を」フフン
咲「はむっ……」モグモグ
咲「んー♪おいしー!」
咲「やっぱり関東の駅弁といえば釜めしだよねっ」
咲「おだしのきいたご飯の安定感!」
咲「いっぱいの具!満足感が高いのです」フンス
ママーアノヒトヒトリデブツブツイッテルー
シッ、ミチャイケマセン
・小田原停車
咲「ご飯も食べ終わったし、文学少女としては本を読まなきゃね」
咲「列車の中で本を読むって絵になるよねっ」
咲「鈍行列車だったらもっと映えるんだけどなあ」
咲「せっかく静岡を走ってるから列車の名前にもなった『伊豆の踊子』を読もうかな」
咲「でも列車なら『銀河鉄道の夜』も捨てがたい」
咲「むむむ……むずかしいですな」
ママー、マタサッキノ
ダカラミチャイケマセン!
・静岡通過
咲「……」
※少女熟読中
・浜松通過
咲「……ふう、疲れた」
咲「日頃と違うところで読むと新鮮だけど疲れやすいなぁ……」
咲「でも久々に読むと感想が違ったりするよね、だから読書はやめられないんだけど」
咲「今度和ちゃんや京ちゃんにも本の良さをわかってもらおう!」
咲「優希ちゃんは……うん」
咲「……っ!?まだ静岡県!?名古屋まであとどのくらいなんだろう……」
・豊橋通過
咲「くっ……ダメなのにぃ……」ウツラウツラ
咲「絶対に睡魔なんかに負けないんだから!」キリッ
・名古屋通過
咲「くぅ……すいまにはかてにゃかったよ……」zzz
・京都通過
咲「ん、ごごごごご……はっ!」
咲「ここどこぉ!?」
『次は、新大阪、新大阪、終点です』
咲「」
咲「えぇ~!どうしよう京ちゃーん……って一人だった!?」ガビーン
『お客様、車内ではもう少しお静かに……』
咲「あっ、すいません……」
短くてごめんなさい。
明日後半やって、明後日白糸遠征
木曜はちょっとお休みして
金曜に白糸遠征が長くなったら続き、そうじゃないならお休みで
土曜に久々の本編やります。
ではおやすみなさい!
うん、>>1はこいつ何書いてんだレベルだね
木曜にやるのかやらないのかわかんないし
水金結局やってないし
ほんとにすまなかった
今日明日で間に合わせるんで許してくださいオナシャス!
唐突な安価
↓1(コンマ)
00-44 姫松
45-55 阿知賀
56-99 千里山
ゾロ目 +憩ちゃん
あとは白糸の遠征で、比較的近い永水はほぼ確定ですけど
あと一校は参加させようかと
出てほしい高校書いてくれたら出すかも
へー、能古見高校とかあるんですねえ
しかし鹿島市とはなかなか渋いところを立せんせーも突いてきますね
そのうち何かで使おうかしら
このレスが奇数なら宮守、偶数なら臨海
というわけで、永水白糸台新道寺宮守の四校合宿ですね
……なんだか新道寺以外人気校ばっかりですね
エタ寸前のところで生存報告ですー
長いことのんびりやる予定でしたがそんな余裕もないので夏までに合宿+方言だけ終わらして完結とさせていただきますのよー
また別の安価スレ(咲ですらないかもしれませんが……)とかも考えているのでまた機会があればよろしくお願いしますね
トリこれでいいっけ……
一週間後ぐらいに(わすれてなければ)投下します
とりあえず生存報告だけですいません
保守
なんとか終わらせたい
ね、年内には……(震え声)
一応延命しときます
なーんで今更っていう感じですけど、更新します
度々の更新詐欺、申し訳ございませんでした
リアルを大事にし過ぎた結果でございます
というわけで忘れかけてる書きかけの咲ちゃん後編、明日までゆっくり書いていきます
・16:30/新大阪駅
咲「ふぇぇ……どうしよぉ……」
?「なんや、新チャンピオンやないか」
咲「あ、あなたは!?」
?「せやせや、超絶美少女雀士洋榎ちゃんとはウチのことやで!」ドヤァ
咲(誰もそんなことは一言も言ってないんだけど……)
咲(でも渡りに船、当たって砕ける!)
洋榎「なんや黙って、この洋榎ちゃんの美貌に魅了されたんか?ん?もっと見てもええで?」
咲(めんどくさい)イラッ
咲(ここは頭脳戦で話題をそらす!)
咲「ところで受験べんk 洋榎「……そういえば清澄の、どうして大阪に?」
咲(あ、やっぱりサボってるんだ)
咲「長野に行こうと思って東京から新幹線に乗ったんですけど大阪まで来ちゃって……」
洋榎「いやいや、そんなアホなことするヤツおるわけ……ってここにおるやん!」
咲「」イライラッ
洋榎「しかし来てしもうたのはしゃーないからなあ、長野までなら夜行バスがええんちゃうか?」
洋榎「明日の朝には着くやろうし寝過ごす心配もないし」
咲「大阪から長野までバスが出てるんですか!?」
洋榎「おう、なんたってここは天下の台所こと大阪やで?」
咲(それ理由になってない)
洋榎「というわけで時間あるしメシ食おうやメシ!」
洋榎「うちが太鼓判を押すお好み焼き屋や、楽しみにしときや!」ドヤァ
咲(すごい!なぜか頼もしく見える!)キラキラ
申し訳ないですけど保守
書こうと思ってたけど……
書き溜めて明日書きにきます
でhtml化依頼だします
漫「だからってわざわざウチに連れてこなくてもええやないですか!主将!」
洋榎「だってー、スズのお好み焼き屋ウマいしー、安いしー、恭子おるやろしー」
漫「それが問題なんでしょ主将!ねえ主将!」
漫「ホラ、清澄の宮永なんか連れてくるから先輩がこんなことに!」
恭子「カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ」カタカタカタカタカタカタカタカタカタ
洋榎「言ってしもうとるやん!」
漫「しかもあの末原先輩があんなに綺麗にお好み焼きを作ってるんですよ!?」
洋榎「ホンマや……!末原焼きがもはやお好み焼きに……!」
恭子「何言っとるんですか二人して」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
咲(末原さんカタカタしながら器用だなあ……)
ほ
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