アーシェ「あれから1年か・・・・」(14)

アーシェ「色々あったわね・・・・」



アーシェ「もうすぐ戴冠式」



アーシェ「女王・・・か・・・・」

アーシェ「人々の平和・・・・望んでいたことが叶ったのはうれしいけど」



アーシェ「この心の虚しさ・・・・・」



アーシェ「はぁ・・・・・・」

アーシェ「政略結婚もすぐ終わったし・・・・」



アーシェ「バルフレアはフランに持ってかれたし・・・・」



アーシェ「このまま一人で終わるのかな・・・・・」

アーシェ「これも王国の平和の為」



アーシェ「王家の末裔として頑張らなきゃ」



コンコンッ


アーシェ「誰? 開いてるわ。」

バッシュ「殿下、お久しぶりです。」



アッシュ「バッシュ! 帰ってきてたの?」



バッシュ「帝国も一段落しましたので、今日より新たに
     ダルマスカに復帰いたします。」



アーシェ「そう。それはよかった! 向こうはもう大丈夫なの?」

バッシュ「ええ、ラーサー様の敵対組織もほぼ無くなり、
      優秀なジャッジも育ちましたので、大丈夫でしょう。」


アーシェ「それはよかったわね。」


バッシュ「殿下の戴冠式の為に、もうすぐダルマスカにお見えになるでしょう」

アーシェ「そう、久しぶりに会えるのね・・・・」



バッシュ「殿下、少し元気がないように見えますが・・・?」



アーシェ「え? そ、そうかしら・・・・なれない仕事とか多いからかな」



バッシュ「もうすぐ大事な式です。体調にはお気を付け下さい。」

アーシェ「そうね・・・ありがと・・・・・」



アーシェ「ねぇバッシュ・・・・・」



バッシュ「何でしょうか?」



アーシェ「ごたごたしてちゃんと言えなかったんだけど・・・」


アーシェ「疑ってごめんなさい・・・・・ちゃんと謝ってなかったね」

バッシュ「いえいえ、あの状況ではしかたのなかったことです。」


バッシュ「殿下が頭を下げることはありませんよ。」


アーシェ「でも・・・・・・」


バッシュ「だいぶお疲れのようですね・・・・ゆっくり休んでください。では」

ラバナスタ郊外

パンネロ「ねぇ、ヴァンはいつになったら働くの?」



ヴァン「うるさいなぁ、 こうして飛空挺も手に入れたんだから
     でっかいお宝でひと稼ぎするから心配すんな!」


パンネロ「でもねヴァン、そういうけどバルフレアさんみたいに
      成功するのには簡単じゃないのよ」


パンネロ「飛空挺だって、ほとんどミゲロさんからの借金で買ってるし 
      冒険が終わってからヴァンは収入がないのよ」

ヴァン「別にお前には関係ないだろ! あっち行ってろよ!」


パンネロ「もう知らないんだから!」



ヴァン「さて、今日はロザリアの方まで行ってくるか!」 ブシューン


パンネロ「あら、なにやら見慣れない飛空挺が来たわね」

パンネロ「あれは・・・・・帝国の飛空挺かな・・・ 
      ターミナルに見に行ってみようかしら」


ターミナル


ラーサー「ここに来るのは、よく考えたら始めてですね・・・・」


パンネロ「あ、ラーサー様!!」


ラーサー「パンネロさん! お久しぶりですね! 」


パンネロ「どうしてここに?」


ラーサー「もうすぐアーシェさんの戴冠式ですからね。
      ちょっと公務で疲れたのもあるので、ちょっと観光もしたかったので
      少し早めに来たんですよ」


パンネロ「そうなんですか! じゃぁ私がこの辺案内しますよ」


ラーサー「是非お願いしますよ」

ラーサー「ところでヴァンさんは?」


パンネロ「ああ、あんなのほっとけばいいのよ。
      どっか飛空挺で飛んで行っちゃったから」


ラーサー「そうですか。そういえば昨日からバッシュさんは
      こちらに戻ってますよ」


パンネロ「そうなんですか! それはよかった。」

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