女「救いを下さいィ……!」
男「そう言われても……僕ってば、たまたまそこに居た通行人だし?」
男「君とは全くの初対面な訳だし? 助ける必要性が見当たらないっていうかー、今忙しいっていうかー」
女「そんな……!」
女「だ、だったら! たかが私に何が出来るか分からないけど……今の状況から救ってくれたら、その時は私が何でもしますから────!」
男「……! ふっ、言ったな」
男「その言葉忘れるんじゃあないぞ」
女「で、では!」
男「助けよう。で、その追っ手はどこに?」
女「あれです」>>3
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幼稚園児
男「何処だッ!」
女「ほらあそこ! あの餓鬼ですッ!」
男「だから何処だッ!」
女「だからあれですってばッ! 玉縫い付けるぞッ!」
男「……ええと。あの小さい子?」
女「いえす! あの餓鬼が私を狙ってるんです!」コクコク
男「……」スタスタ
女「早くー! はやっ……て、えぇ!?なんで帰ってるんですか!? ちょっとちょっとこっち向いてェーッ!」
男「僕に子供をいたぶる趣味は無いんだ。他を当たってくれ……」
女「そ、そんなのあんまりですよッ! 助けると見せ掛けて去るとか残酷ここに極まるッッッ!」
男「……しょうがない、理由次第だ」
女「はい?」
男「どうして追われてるのか。理由次第では気が変わることが…なきにしもあらず」
女「えーとぉ…… >>8」
おやつを盗み食いした
男「おやつを? ……それって君が?」
女「はい…… ちょっと小腹空いたなーって思った時に丁度、冷蔵庫に封印されていたプリンを見つけましてね、つい……ね?」
男「……」
女「だ、だってしょうがないですよこれはァ! あの柔い物体がイケないんだ私は悪くない! 私は誘惑されたので、むしろ被害者だッ!」
男「……じゃあ、ええと。あの小さい子供は、君の弟なんだね?」
男「別に、性の衝動に駆られたショタに襲われていた、という訳では……ないんだね?」
女「はい。……まあ、性というか、食欲の衝動?」
男 (よし帰ろ)スタスタ
女「────って、帰っちゃうの!?」
幼稚園児「おらプリン返せや」
女「うわああああーッ! 追い付かれちゃったよ、ねぇ!?」
男「……」
女「ねぇってば!」
A. 男「まあ僕も男ですし? 女の子に何でも出来るなら、したいと思うのは当然ですよねぇ……」→救出
B. 男「僕は絶壁に興味は無いッ! 貴様らはそこでオネショタっておれば良いのだ」 →華麗にスルー
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