グロ面P「765プロですかウヒヒッ」(38)

稚拙だけど良ければおつきあいください

社長「キミ達に大事なお知らせがある。プロデューサーが辞めた」

千早「どういうことですか?」

社長「いや、私も最初は反対したんだが……」

律子「何で辞めてしまったんですか?」

社長「プロデューサー業は合わなかったらしい」

真美「でもでも真美は兄(c)に見て貰って良かったよ→」

小鳥「今何してるんですか?」

社長「彼は今バイトしている」

美希「どこでバイトしてるの? ハニーに会いに行くの」

社長「彼は実は農学部出身のようで、地方の農協で働いている」

雪歩「田舎……」

響「そう簡単に会いに行けないぞ……」

伊織「……売り込みで行けばいいのよ!!」

社長「しかし、そうそう。逢いに行ける時間もないだろう」

春香「ですけど、突然すぎますよ!!」

あずさ「そうですよ。プロデューサーさん私達に挨拶もしないで辞めちゃうなんて……」

亜美「うあうあ~こんなの絶対おかしいよ」

社長「私も残念だが……」

律子「じゃあ代わりのプロデューサーはどうするんですか?」

社長「呼んである。おーい入って来てくれ」

ガチャ

真「……え」

グロ面p「ウヒヒッ……どもっ」

やよい「うっうー……」

千早(グロ面……)

真美(うえっ)

雪歩「」

社長「彼は前のプロデューサーと親友で、色々引き継いでもらった」

グロ面p「ヒヒヒッ頑張りますよ。みんなをウヒヒッ! トップアイドルに目指してがんばるょ……」ゴニョゴニョ

響(ハム蔵が気絶してる……)

伊織(コイツがアイツの親友とか絶対おかしいわ!!)

美希(ハニー……)

小鳥(ああ、サヨナラ。私の婚期……)

律子(絶対一緒に仕事したくないわね。竜宮でよかった)

社長「じゃあ、今日からさっそくお願いできるかね? 君のプロデュースするアイドルはたくさんいるが……」

グロ面p「お任せください社長殿。ウヒヒッ」

響「むっ無理にプロデュースしなくてもいっいいぞっ!!!」

春香「わっ私もそう思うなぁ~」

グロ面p「心配しないでよ。えっと……キミ達は……」ペラペラ

グロ面p「ああ、響ちゃんに春香ちゃんだね」マジキチスマイル

真(うわああああああああああああ)

真美(いやだあああああああああああ)

律子「竜宮避難!!」

伊織「みんな、死なないで!!」

あずさ「ごめんなさい」

亜美「真美死んじゃ嫌だよ!!」

小鳥「……あ、あの……プロデューサーさん。私が半分見てあげるので……」

グロ面p「いえいえ、お気遣いなく」ニッコリ

小鳥「うっ……」ヨロッ

グロ面p「じゃあさっそく行こうか。今日は雪歩ちゃんだねウヒヒッ」

雪歩「」

真「ゆっ雪歩は気絶しちゃってるから今日は止めておいた方が良いですよ!! 僕が看病します」

グロ面p「……そうですか。ウヒヒッ。じゃあ千早ちゃんのレッスンを見てあげようか」

春香「ちっ、千早ちゃん! 私とダンスの練習しようよ!!!」タタタ

千早「ええ……お願いするわ」タタタ

グロ面p「……ウヒヒッ。じゃあ誰か僕とレッスンに行く人はいないかな? 僕が見てあげるよ」

美希「ハニーハニーハニーハニー」ブツブツ

響「美希と真美は自分とボイスレッスンに行くさー」

真美「うんうん。真美もボイスの練習しないとー」

グロ面p「僕が見てあげましょうか?」

響「ぷっプロデューサーは仕事貰ってきてよ」

グロ面p「…………わかりました。ウヒヒッ」

小鳥(……あれ? いつの間にか私だけがコイツと同じ空間にいる)

グロ面p「ウヒヒッ」

小鳥「…………」

小鳥(さっさと仕事終わらして逃げよう)

グロ面p「……そうだ、音無さん? ですよね?」

小鳥「!? え、ええ。そうですけど……」

グロ面p「今日は四条貴音ちゃんはどこですか?」

小鳥「いっインフルエンザです!!」

グロ面p「……ウヒヒッ。そうですか。じゃあ僕は仕事を貰ってきましょう」

小鳥「いっいってらっしゃい」

夕方

グロ面p「只今戻りましたウヒヒッ」

アイドル+α「!!」

グロ面p「……どうかしましたか?」

春香「お、お疲れ様でしたー」ダダダ

グロ面p「あ、春香ちゃん」

春香「ひいっ! なっなんですか?」

グロ面p「まだ、明日のスケジュールの説明をしてないです」

春香「ごっごめんなさい。でも予定はわかっているので……」

グロ面p「前のプロデューサーが良いのはわかりますが、これからは僕を信じてくださいよ。ウヒヒッ」

春香(嫌だ。しねっ!!)

千早「プロデューサー。みんな忙しいですから今日は帰らせてもらいます」

雪歩「……」ダダダ

真「お疲れ様でした」

真美「お疲れ→」

ぞろぞろ

グロ面p「…………ウヒヒッ」

律子「じゃあ私達も帰るので、戸締りお願いします」

小鳥「お、お疲れ様でしたー」

グロ面p「お疲れ様でした。ウヒヒッ」

バタン

グロ面p「…………」

グロ面p「では仕事を始めるか」

カタカタカタカタ

1ヶ月後

春香「うう、毎日が憂鬱だよぉ」

真美「真美と亜美の悪戯が効かないよ→」

響「その癖仕事持ってくるのがちゃんとしたのばっかで文句言えないぞ」

真「まるで前のプロデューサーみたいだよ」

千早「萩原さんは大丈夫なの?」

雪歩「う、うん。真ちゃん経由なら……」

やよい「うっうー……正直、ハイタッチしたくありません」

小鳥「顔面以外は完璧なのに……」

春香「小鳥さん何とかしてくださいよ」

小鳥「仕事が完璧だからそうそう辞めさせるわけにはいかないわ」

響「メンタル面の体調管理が出来ないぞ」

美希「あーもうハニーを返して欲しいの!!!」

ガチャッ

グロ面p「ウヒヒッ。おはようございます」

アイドル+鳥「……」

グロ面p「ウヒヒッ。では今日の仕事に行きましょう。大きな仕事ですよ。竜宮小町を除いた765単独ライブですからねぇウヒヒッ」

響「プロデューサー」

グロ面p「何でしょう?」

響「はっきり言ってキモいぞ」

グロ面p「ウヒヒッ。褒め言葉として受け取りますよ」

響「っ!」

真美「真美もキモいと思う」

真「僕も思う」

グロ面p「ウヒヒッ。しかし、この顔は生まれつき。響ちゃんに真美ちゃんに真ちゃんだってこういう顔だったらどうしますか?」

真「ぐっ……それは……」

千早「その時は私はこの声で人気を得ます!」

グロ面p「つまり、声優業等ですか。しかし、最近は顔を出す声優さんが多いですね。その場合、もし僕みたいな酷い顔なら千早ちゃんを見に来たファンはどう思う?」

千早「……幻滅する人はいると思いますけど……」

グロ面p「うんうん。そうだよねウヒヒッ」

グロ面p「でも、女の子でこの顔だといじめとか凄そうだよね。まあ765は大丈夫かな。でも気を付けてね」

美希「そこの人。もう黙って!!」

グロ面p「ウヒヒッ、ごめんなさいね」

会場

グロ面p「では僕は打ち合わせに行ってきます。みんなは控室で大人しく待っていてくださいねウヒヒッ」

春香「早く行けば」

グロ面p「あ、春香ちゃん」

春香「気安く呼ばないでください」

グロ面p「もし、僕が帰ってこなかったら呼びに来てください」

春香「チッ」

グロ面p「では行ってきますウヒヒッ」

バタン

真美「あーもうなんなのアイツチョームカつく!」

千早「春香、無理に呼び行かなくても良いのよ」

春香「仕方がないよ。今日のライブ指揮はアイツだし、アイツがいないと私達は単独でライブなんて出来なかったし……」

真「僕も行こうか?」

春香「代わりに行ってよ」

真「それはごめんかな」

春香「はぁ~あ~……あれ死なないかなぁ~」

響「どうして親友なんだろ」

美希「縁切って帰ってくれば全て解決なのに……」

雪歩「そう言えば、昨日プロデューサーに電話したんだけど……」

やよい「どうだったんですか?」

雪歩「……出ませんでした」

春香「プロデューサーさん……」

千早「春香、地獄の時間よ」

春香「はぁ。じゃあ行ってくるよ」

ガチャバタン

春香「……えっと……ここだっけ? なんでわざわざ会議室でやるんだろ」トボトボ

「ですから、今日の予定は……」

春香「……この声って?」

「……何か質問はありますか?」

春香「……」

春香(間違いない。プロデューサーさんだ!)

「では今日は頑張りましょう」

ガチャリぞろぞろ

春香「プロデューサーさん!!」

グロ面p「お呼びですか?」

春香「貴方じゃない!! プロデューサーさん! 春香です!!」

グロ面p「……春香ちゃん。スタンバイお願いしますよ。彼は客席のどこかにいるよ。僕が呼んだから」

春香「!」

グロ面p「ウヒヒッ」

春香「……みんな呼んでくる」

グロ面p「ウヒヒッ。成功させてくださいね」

春香(でも、あの会議室の中に絶対プロデューサーさんはいた)

春香(どこにいったんだろう?)

ライブ終了後

グロ面p「ウヒヒッ。みなさんお疲れ様でした」

春香(結局プロデューサーさんは会場にいなかった)

春香(でも会議室での声は絶対にプロデューサーさんだった)

春香(じゃあプロデューサーさんはどこにいる?)

ライブから数日後

小鳥「あと、お願いしますね」

グロ面p「ええ。お任せくださいウヒヒッ」

バタンッ

グロ面p「…………」

グロ面p「さて、今日はどこから手を付けましょうかウヒヒッ」

ベリベリ

p「さて、やるかー」

p「こっちの方がやり易いしな」

春香「はぁ~やっちゃった~」

春香「忘れ物しちゃったよぉ~」

ガチャッ

p「ん?」

春香「忘れ物しただけ……」

p「……あ」

ガバッ

グロ面p「……セーフ?」

春香「……アウトです」

グロ面p「……」

ベリベリ

p「はぁ。ばれちまったか」

春香「プロデューサーさんですか? 本物ですよね!?」

p「……ドア閉めて鍵をかけてくれ」

春香「あ、はい」カチャン

p「はぁ~」

春香「プロデューサーさん!!」ダキッ

p「春香……」

春香「なんでこんなことしてたんですか!!」

p「それはだな……」

春香「みんな心配してたんですよ!!」

p「それは知ってる。電話が毎日鳴ってたよ」

春香「キッチリ説明してください!」

p「分かったから離れてくれ」

春香「嫌です」ギュッ

p「……話したら離れてくれるか?」

春香「嫌です!」

p「…………」

春香「それでどうしてあんなマスク付けてたんですか?」

p「……春香たちをダメにしたくなかったんだよ」

春香「ダメって?」

p「そ、それは言えない」

春香「それは私がプロデューサーさんを好きな気持ちと関係ありますか?」

p「っ!」

春香「……やっぱりそうなんですね」

p「……そうだよ。毎日みんなからあんなアプローチ受けてたらいくら鈍感の俺だって好意に気付くさ」

p「でもお前達はアイドル。俺はプロデューサー。釣り合わない」

春香「そんなことないです!!」

p「春香はそうだと思っても世間は認めない。だから俺はマスクを付けて春香たちと接してた」

p「このマスクのグロさならプロデューサーを嫌ってくれるからな」

p「完璧だったんだけどなぁ」

春香「……」

春香「プロデューサーさん」

p「なんだ?」

春香「プロデューサーさんは私の事好きですか?」

p「そりゃ好きだぞ。春香だけでなく美希に真や雪歩に765のみんな大好きさ」

春香「じゃあ1人の女の子としては?」

p「…………」

春香「私はプロデューサーさんの事が好きです。今も変わらずです」

p「ズルいぞ。それは」

春香「騙してた罰です」

p「……好きだよ。多分春香が一番好きだよ」

春香「じゃあ……」

p「でも今はアイドルだ。その答えを言えない。ほとんど言っちまってるけど……」

春香「わかってますよ」

p「だからさ、ベタだけど春香。今は頂上を目指せ。そして春香自身が満足したなら……その時また俺に言ってくれないか?」

春香「……プロデューサーさん」

p「どうした?」

春香「私から言わせるんですか? そこはプロデューサーさんから言って欲しいですよ」

p「そうかい。悪かったじゃあ俺から言うよ」

春香「約束ですよ」

p「約束するよ」

春香「あ、じゃあこれ付けてください」

p「これは?」

春香「予約です。プロデューサーさんの」

p「……そうかい。じゃあ今日はもう帰ろうか」

春香「もうちょっと抱きしめてください」ギュッ

p「でも電車が……」

春香「今日はプロデューサーさんの家が良いです」

p「……でも親御さんが……」

春香「だめですか?」ウルッ

p「ぐっ……」

春香「プロデューサーさん」ウルル

p「分かったよ。今日は泊まれよ。でももう帰るぞ」

春香「わかりました」スタッ

p「あー重かった」

春香「プロデューサーさん、失礼ですよ!」

p「いいじゃん春香と俺の仲じゃないですか」

春香「それでもです!」

p「え~」

春香「あ、プロデューサーさん、明日からマスク外して行きましょう」

p「え?」

春香「みんなのアプローチが原因みたいですけどプロデューサーさんにはもう私が予約してあるので大丈夫です」

p「そうだとしてもなぁ」

春香「大丈夫です」

p「……まあいっか。結構辛かったぞ。春香は容赦なく俺に死ねと言ってきたしな」

春香「すっすみません。でもわかりませんよ」

p「だろ」

春香「じゃあお詫びに今日は私が美味しい料理を作ります」

p「期待してるぞ」

春香「はい!」

次の日

グロ面p「ウヒヒッおはようございます」

アイドル+α「……」

春香「おはようございます!」

グロ面p「ウヒヒッおはようございます」

真美「ちょっとはるるん!」

千早「どうしちゃったの?」

春香「別に~プロデューサーさんに挨拶しただけだよ」

春香「プロデューサーさん、その指輪良いですね~」

グロ面p「ウヒヒッ。ありがとうございます」

美希「春香がおかしくなっちゃったの」

小鳥「勇者過ぎる」

真「でも何があったんだろう」

春香「プロデューサーさん、暑くないですか?」

グロ面p「暑いですけど頑張らないといけませんからね」

春香「……え~い!」ベリベリ

p「あ、おい! 春香!!」

アイドル+α「え?」

春香「やっぱりこっちのほうが良いです!!」

律子「うぇえええ!?」

響「プロデューサーがあのグロ面やってたのかー!?」

p「……ああ。随分ひどいことを言ってくれたな。傷ついたぞ」

千早「きっと何かの間違いですよ」

p「千早」

千早「はい」

p「お前がボイスレッスンサボりまくったからトレーナーの先生がお怒りだ」

千早「んあ!?」

p「響」

響「じっ自分は完璧だぞ」

p「想いっきりミスしまくって何が完璧だ。レッスン言ってこい」

春香「生き生きしてますね」

p「やっぱりこっちの方が良いのかな?」

春香「そうですよ」

p「確かに暑いからなぁ。あのマスク」

春香「じゃあもうマスクは捨ててください」

p「そうするか。じゃあ営業行くぞ」

春香「はい」


end

マスクを付けたpを書きたかっただけです
駄文失礼したよ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年08月09日 (日) 22:29:01   ID: YIm8pY_D

顔で判断するようなやつにアイドルは務まらん。このことでもうPと結婚することは不可能だろう

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