クマムシのごとくのんびりまったりと書くよ
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苗木「はい、最初に仕事の話が来た時は、え?何それ?って思って」
苗木「で、実際にやってみたら今までにない感じの現場でした」
苗木「スタッフの人たちも共演した人たちもみんな仲良くできたので、いい思い出ですね」
ーーー撮影当時、みなさん本物の高校生だったと噂を聞きますが
苗木「ああ、それガセですね(笑)」
ーーーそうなんですか?
苗木「ええ、ボクと十神さんと江ノ島さんは二十歳超えてます、それと不二咲さんはたしか13歳だったかな?」
苗木「そういう噂って誰が流し始めるんでしょうね、僕も良く聞かれますよ(笑)」
ーーー撮影の際に大変だったことや印象に残ったことはありますか?
苗木「あー、大変だったこと……すごくたくさんあります(笑)」
苗木「例えばー……作中で、オシオキってあるじゃないですか、あれって本当にやってるんですよ」
ーーーえ!?
苗木「とはいっても、千本ノックはゴムボールを使用して、それを早送りにしたものを使ったり、大和田くんのあれはさすがにCG多用してますね、檻に突入した後は」
ーーーなるほど
苗木「でも、桑田君は大変でしたね、あれ何回も取り直すことになって」
ーーーそれはまたどうして?
苗木「笑っちゃうんですよ(笑)ゲーム中の映像は早送りで流してますから一瞬ですけど、撮影中はものすごくゆっくり飛ぶゴムボールが長い時間当て続けられるんですけど」
苗木「桑田君はその間ずっと必死の形相作ってなくちゃいけなくて……誰かしら笑っちゃいますね(笑)」
ーーーすごく……シュールですね
苗木「印象に残ったことは、作中と実際のキャラの違いですね」
苗木「例えば、朝日奈さん。彼女はゲームの中ではスポーツ大好きってキャラですけど、実際はゲーマーです」
ーーーそれは……
苗木「休憩中はいつもポケモンとかやってましたね、不二咲くんとか十神さんとか」
ーーー十神さん!?
苗木「ええ、十神さんはすごくポケモンやりこんでますね(笑)」
苗木「手持ちを見せてもらったんですが、スピアーとか入ってました。いまのポケモンってメガシンカとかあるんですね~」
苗木「あと、霧切ちゃんは実のところすごく気弱ですね」
ーーーき、霧切ちゃん?
苗木「そう、霧切ちゃん(笑)」
苗木「いえね、裁判の時、霧切ちゃんってよく苗木くん苗木くんって言うじゃないですか」
苗木「でも普段は苗木さんって呼んでくれるんですよ」
ーーー想像できません(汗)
苗木「このあと見れますよ、霧切ちゃんも来るし(笑)」
苗木「まあともかく、その裁判の収録も佳境に入ってきて、各々演技に熱が入ってくるんですよ」
苗木「で、そこで霧切ちゃんが決定的なヒントを言って、「苗木くん、ここまで言えば分かるわね?」って言うんですよ」
苗木「でもそこで、間違えて「苗木ちゃん、ここまで言え……あっ」ってなっちゃったんです」
ーーーえー!(笑)
苗木「そこで監督が笑いながらカットーって言ってそのあとはお祭りですよ、霧切ちゃんが涙目で違うんです違うんですーって言うんですけど、もう周りはからかいまくりですよね」
苗木「そこで僕もこういったんですよ。大丈夫だよ、霧切ちゃんって」
苗木「そこからは固定ですね」
ーーーゲームの中とは立場が逆ですね
苗木「あはは、本当ですね」
(ここでノック、霧切ちゃん到着(笑))
(忙しい中時間をとって取材を受けてくれました!)
霧切「すいません!お待たせしました!」
ーーーいえいえ、こちらこそお忙しい中時間を確保していただきありがとうございます
本日はよろしくお願いします、霧切ちゃん
霧切「はい、こちらこ……って、その呼び方……」
苗木「あはははー!(爆)」
霧切「もー!苗木さん!この呼び方は秘密って言ったじゃないですかー!」
苗木「怒ってるなら、ほら、深呼吸深呼吸」
霧切「それは狛枝さんのセリフでしょ!もー!」
ーーー最初からキャラの違いに驚かされてますが……とりあえずお話、よろしいですか?
霧切「くぅ……わかりました」
ーーーさて、霧切さんはダンガンロンパのゲーム内で超高校級の生徒の一人として、しかも、超重要な役割を演じたということですが……
霧切「はい、そうですね……まさか初めてのお仕事でこんな大役を任されるなんてびっくりしました」
ーーー初めての?
霧切「はい、私当時はまだお仕事一度もしたことなかったというか、そもそもまだ一ヶ月くらいしか経ってなかったんですよ」
ーーーそれはすごいですね
霧切「すごく緊張しました~!周りには有名な役者さんの江ノ島さんとか不二咲ちゃんとか、いろんな方がいて……それなのになんで私がこんな役なんだろうって」
ーーーその割には堂々とした演技でしたが?
霧切「いえ、最初はずーっと失敗ばかりしてましたね……」
ーーー苗木ちゃんのくだりもわりと最初の頃に?(笑)
霧切「もー!」
苗木「あっはっはっは(笑)」
苗木「そういえばなんであの時苗木ちゃんなんて言っちゃったの?僕のこと呼び間違えるなら多分苗木さんだと思うけど」
霧切「えーと……私、仲良くなった子にちゃん付けしてよく呼ぶんですけど、男の人とあんまり話したことなかったから、君付けとかあんまり慣れてなくて自然と……」
苗木「あ、つまり先生をお母さんって呼んじゃうあれか」
霧切「違いますー!」
ーーーそんな霧切さんも撮影を通して成長していったんですね
霧切「……そうですね、失敗して怒られる時もあったんですけど、先輩の皆さんが優しく指導してくださったので……すごく感謝してます」
ーーーちなみに、一番お世話になったのは?
霧切「腐川ちゃんと苗木さんかなぁ……?」
苗木「え?腐川さんはわかるけど、僕?」
霧切「苗木さんはいろんな意味で、ですけどね~……腐川さんには本当にお世話になりました」
ーーー腐川さんが霧切さんのお世話、ですか……
苗木「あ、作中のイメージで考えてますね?腐川さんはすごいんですよ。あの迫真の演技!」
苗木「腐川さん普段は結構ジェノサイダーっぽい性格なんですよ」
霧切「世話焼きジェノサイダー?」
苗木「それそれ!(笑)」
ーーーせ、世話焼きジェノサイダーですか
苗木「そう、あの根暗な方が演技入ってて、ジェノサイダーの方は割と素のままでやってるんだよね」
霧切「初めて見たときはびっくりしました。なんで監督さんはこんな元気な人にこんなキャラ演じさせたんだろって……それを言うなら結構な人が当てはまりますけどね」
苗木「僕ははまり役だよね?」
霧切「いえ全然」
苗木「えー(笑)」
霧切「苗木さんほどあの役とギャップある人いませんよ!」
苗木「お、言うねぇ(笑)」
ーーー私としては、苗木さんよりも霧切さんの方が大きいギャップを感じますけど
苗木「でしょー?」
霧切「苗木さんにしばかれてないからそんなこと言えるんですよ……」
ーーーしばくって(笑)
苗木「あははは、そんなことしてないのになー」
霧切「正直こんなこと言って後が怖いです……」
ーーーさて、主役級の二人が到着してひと段落したところで今日の企画を発表します
苗木「はい」
ーーー本日はお二人に加えてダンガンロンパの登場人物を2人ずつ招いて、会談をしていただきたいと思っています
霧切「え、2人ずつ?」
ーーーはい。全員と会話していただきますが、一度に2人しかきません。
苗木「なるほど、なかなか面白そうですね」
ーーーそれではまずこのお二人です。どうぞお入りください
霧切「えっ、もう来てるんですか!」
(今日のためにみなさんに予定を開けておいてもらいました!)
桑田「こんにちはー!」
舞園「どーもー!」
霧切「あー舞園ちゃん!」
舞園「久しぶりですねー響子ちゃん!」
桑田「お久しぶりでーす苗木さん」
苗木「何言ってんの、一昨日会ったでしょ」
桑田「あれ?そうでしたっけ?」
ーーーみなさんどうぞお掛けください
桑田「あ、どーも」
舞園「お隣お邪魔しまーす」
霧切「はいどうぞどうぞ(ソファのスペースを空けてます)」
ーーーそれでは、これからこの四人でお話をしてもらうのですが、こちらから少しテーマを出させていただきます
舞園「テーマ?」
ーーーこちらです
テーマ1
撮影で辛かったこと自慢
桑田「はー……」
桑田「辛かったことですか……」
舞園「なんかもう、アレですね……プフッ」
霧切「あー、なんかもう私この二人の答えはわかりました」
苗木「僕もわかりましたね」
舞園「えー?本当ですか?」
桑田「あー、じゃあ俺の方からみんなの予想をいっせーのーでで言いますか」
苗木「それいいね、じゃいくよ、いっせーのーで……」
霧切「お仕置きシーン!」
苗木舞園「出番が少なかったこと!」
霧切「……え?」
桑田「おー、苗木さんと舞園ちゃん正解」
霧切「えー?!」
舞園「響子ちゃんかわいー(笑)」
苗木「自信満々に間違えちゃう霧切ちゃんかわいい!」
桑田「いやー、まだ成人してないだけあるなー」
霧切「ぎゃー!!」
霧切「なんで!?桑田さん鼻血まで出してたのに!?」
桑田「いや、確かにあれは辛かったけどさ、何よりも出番が少なかったのが……」
桑田「葉隠スッゲー羨ましかったもん。その馬鹿ポジを俺と変われーっ!て何度も思いましたもん」
舞園「私も同感ですねー、最初の方明らかにメインヒロインみたいな立ち位置演じてまさかの第1章で出番終わりですから」
舞園「まあそのおかげで物語の真相を知らずにゲーム楽しめたんですけど」
ーーーえっ!?シナリオ全部知らなかったんですか!?
舞園「戦刃さんの変装で少しは察してましたけど、ゲームは新鮮な気持ちで楽しめました!」
桑田「それは俺もですね、まぁ、自分を裁判で追い詰めてくのはなかなかキましたけど」
苗木「あははは(笑)」
舞園「じゃあ次は私かー……予想できてたんでしたっけ?」
霧切「これはあってるはず……」
桑田「いやー、俺はわかんないです」
苗木「僕はわかってるから」
舞園「本当ですかー?じゃあ、せーの!」
霧切「死体の演技のNG回数!」
桑田「不二咲くんの下ネタ?」
苗木「僕と劇中でフラグが立たなかったこと」
舞園「苗木さんせいかーい!」
霧切「えー!?」
桑田「マジすか!?」
苗木「あっはっはっ(笑)」
舞園「……というのはー、冗談」
苗木「ありゃ」
舞園「本当は響子ちゃんが正解でーす」
霧切「び、びっくりしたー……」
舞園「私の肢体が発見されるシーンで、苗木さんがすごい悲鳴をあげるじゃないですか」
桑田「あー、すげーよなあれ、わかってるのに思わず何事かと思った」
舞園「その必死さ溢れる悲鳴が普段と違いすぎて、ふふ、つい笑っちゃいました(笑)」
苗木「このー、ぼくの迫真の演技を」
霧切「普段の行いが悪いからです」
苗木「霧切ちゃん後でお話ししよっか」
霧切「ふぇ!?」
桑田「あー、霧切ちゃん調子乗りすぎたねー」
舞園「あーあ」
おう、誤字
×舞園「私の肢体が発見されるシーンで、苗木さんがすごい悲鳴をあげるじゃないですか」
◯舞園「私の死体が発見されるシーンで、苗木さんがすごい悲鳴をあげるじゃないですか」
このSSまとめへのコメント
なにこれ面白い。
続きはないんか