モバP「あぁ^〜綾瀬のダンスを見てるとナニが豊かになってくるんじゃぁ^〜」 (33)


※モバマスの綾瀬穂乃香さんのSSです。

※エロです。

※モバP「あちゃー(略)」シリーズの手法をパk…リスペクトしてます。
 ↑のシリーズ作者さまに、あらかじめ敬意とお詫びを申し上げます。


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1・2・3、1・2・3……

アレグロ(早く)、カブリオール(跳躍)。また最初から、アン・ドゥ・トロワ……

新しい曲の振り付けはバレエのステップも多く取り入れたもので、とてもやりがいがあります。

私は合同練習が終わってからもレッスン場にひとり残って、演技の確認をしていました。

こうしてステップを踏んでいると、ついつい少し昔のことを思い出してしまいます。

——自分の表現に行き詰まりを感じて、ただひたすらに、レッスンに明け暮れていたあの頃。

——バレリーナとしての自分に限界を感じて、でもどうしようもなくて、トゥ・シューズに血が滲むほど同じステップを繰り返していたあの頃。

あの頃と今の私との違い……

それは他のひとから見ればあまりに簡単な、本当にささやかなものでしかないのかも知れません。

でも今、こうして鏡の前で踊る私は、気づけば自然と笑顔を浮かべていました。

踊ることが、表現することが楽しくて仕方がない、そんな笑顔を。


最後の一周を終えて、曲を止めると、後ろから拍手がしました。

いつから見ていたのでしょうか。プロデューサーはお疲れ様といって私の肩にタオルを掛けてくれます。

——どうでしたか、上手く出来てますか。

——ああ、一日で覚えられるなんて思わなかった。さすがは穂乃香だ。

励ますように、慰撫するように、プロデューサーの大きな手が私の肩に添えられます。

少し乾燥気味の彼の指と、汗の粒を浮かべた私の肌。

それが触れ合あうと、目蓋の裏に小さく、火花のようなものが走るのを感じます。

その瞬間、私は彼が何を求めているか、わかってしまいました。


高鳴る胸。伝わる体温。腰に廻されたプロデューサーの逞しい腕。

——プロデューサ、ぁッ……

どちらからとなく差し出した唇を、どちらからとなく重ねあいます。

疲労と期待にふらつく身体を彼に預けて、とろけるようなキスを交わします。

さっき目蓋の裏で感じた火花は……あるいは私自身が、心の底で彼を求めていただけのことかも知れません。

たっぷり1分以上口付けを続けて、舌を絡めあって。

——あの、プ、プロデューサー……、

彼の唾液の糸がかかった唇で、私は声を上擦らせながら訊ねます。

——マッサージ、お願いできますか……?


レッスンのあとのクールダウンは、翌日に疲れを引きずらないためにも、筋肉を傷めないためにも、非常に大切なことです。

だからバレエ時代からやっている一連のストレッチは、もうすっかりと私の習慣になっているはずでした。

……でも、いつからだったでしょうか。

慣れ親しんだはずのクールダウンを一人きりですることに、どうしようもない寂しさを覚えるようになってしまったのは。


僧帽筋。

広背筋。

三角筋。

上腕。下腕。

太腿とふくらはぎ。

お腹まわりや、お尻の筋肉まで。

リスペクトは分かるけどスレタイはもうちょっとどうにかなんなかったのかwwww


プロデューサーの優しい手は、レッスンを終えたばかりの私の身体をすみずみまで解きほぐしていきます。

汗を吸ったトレーニングウェアはまだそのままで、肘の裏や腋の下などを撫でられるたび、プロデューサーの指先が湿っていくのが見えます。

最初のころは汗臭いのではないかと、せめて着替えてからにしてほしいとお願いすることもありました。

でもプロデューサーはまったく気にする素振りを見せることなく、それどころか、穂乃香はいつも良い匂いがするよ、だなんて言って私のうなじを舐め上げるのです。

……声を抑えるの、大変なんですよ。これでも。

>>11
ひらめいたときは面白いって思ったんだけど今は反省してるwwwwww

 
耳に息をかけられたり、キスを繰り返したりしながら、念入りなマッサージが続きます。

10分か、あるいは20分か。

私の身体はほとんど余すことなく摩られて、揉みほぐされて、まだプロデューサーの手が触れていないのは、胸と陰部くらいでした。

ぐったりと力が抜け、立つこともままならなくなった私の身体で、トレーニングウェアに張り付いた両胸の先端だけが、ニップレス越しですらも判るほど凝り固まっています。

じらされてじらされて、ようやくプロデューサーの手が胸に辿り着いたときには、私は太腿と太腿を強くこすり合わせずにはいられませんでした。

最初はゆっくり触れるだけ。バストサイズを測るように。

次第に強く、こわばりをほぐすようなマッサージへ。

そして、やがて愛撫へ。彼に目覚めさせられた、私の中のいやらしい部分へ呼びかけるような。
 

 
寄せ上げられた胸と胸、その谷間を汗と唾液の混じった雫が滴り落ちてゆき、それに沿って、染み入るような快感が身体の芯を走り抜けます。

——穂乃香、鏡、見てごらん?

悪戯心を含んだ甘い声で、プロデューサーはそっと私に命じます。

言うとおり視線をあげて横を見ると、そこに映る私は目をとろんとさせて、太腿をもじもじさせながら、すがりつくような必死さで男の人に身を預けていました。

今の私のこの表情を傍から見たら、綾瀬穂乃香が真面目そうな女の子だなんていう人は、世界のどこにもいないでしょう。

そのとき鏡に映っていたのは、それくらい締りのない、惚けきった表情で——

けれどそれは、ダンスのレッスンに夢中になっているときと勝るとも劣らない、幸せそうな笑顔でした。
 

 
プロデューサーの家まで我慢することなんて、私も彼も、絶対に出来そうにありませんでした。

近くのホテルどころか、駐車場の車までだって無理だったと思います。

レッスン場の隣のシャワールームは、さっきまでみんなが使っていたので、まだ湿った空気がうっすらした靄となって立ち込めていました。

私はそれよりもずっと熱い吐息を漏らしながら、脱衣籠にトレーニングウェアとシュシュを放り入れます。

シャワー長屋の扉の前を小走りに通り過ぎ、そして私は、一番奥の個室で先に待っていたプロデューサーの腕の中に飛び込みました。
 

 
プロデューサーは私を受け止めながら、スライド式の鍵を閉めます。

こうして完成した狭い密室で、私たちは激しく抱き合いました。

胸に胸を押し付け、唇に唇を押し付けます。

足と足とを絡めあい、舌と舌とを絡めあいます。

一糸纏わぬ姿を見られている恥ずかしさと、肌と肌が直接こすれあう感触。みんなが使うシャワー室で、いけないことをしているという背徳感。

頭の中でそれらがどろどろに溶け合って、興奮をどこまでも高めていき、
プロデューサーと触れ合っている私の皮膚のすべてが、まるで性感帯になってしまったみたいにじんじんとしてきます。
 

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