夏奈「秋といえば」(10)


夏奈「もちろん食欲の秋だよな!」

夏奈「栗、柿、秋刀魚に鍋もいいな!」

夏奈「美味しい食べ物が私を待ってるぞー!」

藤岡「はは、南らしいね」

冬馬「何言ってんだ夏奈、秋といえばスポーツだろ」

冬馬「藤岡、サッカーしに行くぞ!」

藤岡「おう!手加減しないぞ!」

内田「あたしは寒いの嫌だなー」

マコト「オレもー」

マコト「やっぱり秋といえばコタツにみかんがお決まりだよな!」

千秋「バカ野郎、それは冬だ」

千秋「それに秋といえば読書に決まってるだろ」

千秋「少しは頭使ったらどうだこのバカ野郎」

マコト「2回も言った!?」


千秋「そうでなくてもお前はバカ野郎なんだから遊んでないで勉強しろよバカ野郎」

マコト「早くも4回目だよ!?」

内田「そういえば今日宿題あったよねー」

冬馬「ええ?あったっけ?」

千秋「あったぞー」

マコト「ええー、全然忘れてた!」

マコト「南!丸写しさせてくれ!」

千秋「お前は少し努力というものをしろよー」


内田「あたし算数苦手なんだよねー」

内田「だから千秋、後で答え見せてー」

千秋「内田はまず人にモノを頼む時の態度を考えろー」

冬馬「腹減ったなー」

冬馬「春香ー、今日の夕飯なんだ?」

千秋「お前は少し遠慮というものを知れー」

千秋「あと藤岡を独り占めするなー」

藤岡「あはは…」チラ(夏奈を気にする)

夏奈「ん!なんだかいい香りがしてきたぞおー!」


春香「みんなー、夕飯出来たわよー」


夏奈「おおー!これはうまそうだ!」

春香「大人数であったまれる鍋にしてみました」

春香「いっぱい食べてねっ」

内田「わーい鍋だあー」

千秋「さすが春香姉様」

冬馬「春香はいいお嫁さんになるよ!」


藤岡「すみません、毎回頂いちゃって…」

春香「ううん、いつも千秋の面倒見てくれてるからいいのよ」

千秋「…」ハフハフ

千秋(今日は私の特等席を冬馬に陣取られてしまっていたけどね)

夏奈「春香ー、おかわり!」ガチャ

タケル「やあ、近くまで来たから様子見に来たよ」


千秋「その手に持ってるのは、もしかしてあの店のプリンか?」

タケル「そうだよ、お土産」

タケル「多目に10個買ってきたから何とか足りるね」

夏奈「やったあー!タケルおかえり!」

タケル「はは、そんなこと言ってもらえるのはめずらしいね」

藤岡「…こんばんは」

タケル「やあ、こんばんは…」

タケル「藤岡くんだったね、君はいったい夏奈ちゃんとどういう…」

千秋(がんばれ藤岡!)

夏奈「春香ー、ご飯まだかー?」

春香「はいはい、おまたせ」

ほさか「南春香…そんなに焦らなくてもまだまだ出るぞ」

ハルカ「す…すごい…///」

ハルカ「ほさか先輩…すごい汗…」フキフキ…

ほさか「あはは!あはは!あははははッ!」


千秋「でなー、春香姉様がなあ」

藤岡「へえー、流石春香さんだね」

夏奈「よーし満腹満腹、風呂入ろう」

冬馬「じゃあオレはそろそろ帰るよ」

春香「あら、お風呂入ってかなくて大丈夫?」

冬馬「うん、早く帰らないとナツキがうるせえからな」

内田「あたしも帰るねー」

内田「ごちそうさまでしたー」

春香「そう、じゃあ気をつけてね」

千秋「宿題写さなくていいのかー?」

冬馬 内田「ああ!忘れてた!」

夏奈「気をつけて帰れよ!」

翌日



千秋「おい、起きろ」

夏奈「んー、もう少しだけ…」

千秋「起きないと遅刻するぞ」

夏奈「zzz…」

千秋「まったく、どうしようもないやつだ」

春香「千秋もういいわ、夏奈は朝ご飯抜きね」

千秋「わかりました春香姉様」

千秋「お前は給食の時間まで命乞いをするといいよ」

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