「…で、出来た」

「研究に研究を重ね、遂に出来たわ！」

「これさえあれば、悪の軍団マールスを倒すことができる！」

「…でも、問題なのはこの変身アイテムに相応しい人が見つかるかどうか」

「…」

「そうだ。音ノ木坂」

「音ノ木坂学院の生徒なら見つかるかもしれないわ」

【第一話】

穂乃果「おっはよー！」

海未「ごきげんよう」

ことり「おはよう穂乃果ちゃん」

穂乃果「いやぁ今日もいい天気だねぇ。こんな日は何もしないでのーんびりしたいなぁ」

海未「…」

海未「穂乃果、忘れていませんか？」

穂乃果「え？何が？」

ことり「小テストだよ。英語の」

穂乃果「…」

穂乃果「あーーーー！！！！！！」

～教室～

穂乃果「」

海未「昨日連絡したでしょう！ちゃんと勉強していてくださいと！」

穂乃果「だってぇ！小テストがあるなんて書いてなかったもん！！」

海未「先生の話を聞いていないからです！」

穂乃果「海未ちゃんの鬼ー！！」

海未「誰が鬼ですか！！」

ことり「あはは…」

ﾈｪﾆｭｰｽﾐﾀ? ﾐﾀﾐﾀ､ｶｲﾌﾞﾂｶﾞﾃﾞﾀﾝﾀﾞﾖﾈ

ことほのうみ「…」

穂乃果「物騒だよねぇ」

海未「そうですね…死人も出てると聞きますし」

ことり「マンガの世界だけだと思ってたのに…怖いなぁ」

穂乃果「大丈夫だよ！海未ちゃんが守ってくれるもん！弓でビュビューンって！」

海未「ちょっ…弓道はそんな風に使うものではありません！！」

穂乃果「役に立たないなぁ」

海未「そもそも戦うと言う選択肢が間違っています！」

ことり「襲われないように、なるべく3人で帰るようにしようね」

穂乃果「うん」

海未「ええ」

～放課後 図書室～

穂乃果「さて、海未ちゃんのところへ行きますか」

ことり「そうだねぇ」

ガラガラ

穂乃果「今日も疲れたなぁ」

ことり「穂乃果ちゃんお昼からほとんど寝てたよね？」

穂乃果「！！」

穂乃果「ね、寝るのにも体力は必要なんだよぉ」

穂乃果「という訳でノートみせてください」

ことり「いいよ～♪」ｶﾞｻｺﾞｿ

ことり「はい」

穂乃果「ありがとー！明日返すね～！」

穂乃果「…って、私のノートが無い！！」

穂乃果「あー教室に忘れたんだぁ」

ことり「あらら」

穂乃果「取りに戻るから待っててくれる？」

ことり「うん♪」

穂乃果「はぁ、何でこんなに抜けっぽいんだろうなぁ」ﾀｯﾀｯ

～♪

穂乃果「ん？」

～ｻﾞ-ｲ♪

穂乃果「音楽室からだ」ﾀｯﾀｯ

～音楽室～

真姫「大好きだばんざーい♪頑張れるから」ﾎﾟﾛﾝ

真姫「昨日に手を振って♪ほら、前向いて」ﾎﾟﾛﾝ

真姫「ふぅ」

(ﾟ∀ﾟﾉﾉ"☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

真姫「うぇぇ！？…」

穂乃果「すごいすごいすごーい！感動しちゃったよぉ！！」

真姫「な、何ですか…」

穂乃果「歌上手だねぇ！ピアノも上手だねぇ！！」

真姫「////」

穂乃果「いやぁ、この学校にこんなに可愛くて歌もピアノも上手な生徒がいたとは…びっくりだなぁ」

真姫「…」ｶﾐﾉｹｸﾙｸﾙ

真姫「！！」ﾄﾞｸﾝ

真姫「（この感じ…）」

穂乃果「それじゃ、邪魔してゴメンね」

真姫「待ってください！」ﾊﾟｼｯ

穂乃果「えっ」

真姫「あの…ヒーローって、興味ありますか？」