和「やめてください!咲さん!」 (67)

咲「ああああああああ!!!!!」カン!カン!

優希「じぇえええええええ!!!!!」

和「ゆーきの額に中を叩きつけないで下さい!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1420879392

京太郎「ふぅ、タコス買って来たぞ」

和「須賀くん!いいところに!」

咲「ああああああああ!!!!!」カン!カン!

優希「じぇえええええええ!!!!!」

京太郎「な、なんだぁ?」

和「あれを止めてください!このままじゃゆーきがじゃがいもみたいになってしまいます!」

京太郎「和の頼みとあればしかたねぇなぁ・・・おっし!」

咲「ああああああああ!!!!!」オイカケー

優希「じぇえええええええ!!!!!」ニゲー

京太郎「そぉいっ!」ハガイジメェ

優希「じぇ!?」ハガイジメラレェ

咲「ああああああああ!!!!!」カン!カン!

優希「じぇえええええええ!!!!!」

和「須賀くん!」

和「何してるんですか!」

京太郎「くそっ、コイツ暴れやがる!和も手伝ってくれ!」

和「止めるのはゆーきじゃなくて咲さんの方です!見れば分かるでしょう!」

ガチャ

久「なんか騒がしいわねぇ?必殺技の特訓?」

和「部長!いいところに!」

久「わ、なんかすごい事になってるわねぇ」

和「あれを止めてくだ和「やめてください!咲さん!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1420879392/)さい!このままじゃゆーきがつぶれあんぱんみたいになってしまいます!」

なんかへんなのはいった、ごめん!

久「可愛い後輩のためなら仕方ないわねぇ・・・よし!」

咲「ああああああああ!!!!!」カン!カン!

優希「じぇえええええええ!!!!!」

久「そぉいっ!」ハガイジメェ

京太郎「!?」ハガイジメラレェ

咲「ああああああああ!!!!!」カン!カン!カン!カン!

優希「じぇえええええええ!!!!!」

和「部長!」

和「何してるんですか!」

久「二人が抱き合ってるのをやめさせるんでしょ?ほらっ、離れなさい!須賀くん!」

須賀「ぶっ、部長!あたってます!」

和「なんでそっちなんですか!目の前に戦争が起こってるのを見過ごしてぬるい案件から解決する政治家ですか!」

久「うーん、私だけじゃ引き剥がせないわねぇ。和も手伝ってよ」

和「止めるのは須賀君じゃなくて咲さんの方です!一目瞭然でしょう!」

ガチャ

まこ「なんじゃ、また久が暴れとるんか?」

和「染谷先輩!いいところに!」

まこ「なにやっとるんじゃお前ら!」

和「咲さんを止めてください!」

咲「ああああああああ!!!!!」カン!カン!カン!カン!

優希「じぇえええええええ!!!!!」

和「ああ!部長と須賀君のタッグパワーで咲さんのカンの精度が増してます!このままでは・・・」

京太郎(後ろから部長のおもち、前から優希のプリンがあたってやばい)

まこ「まかしときんしゃい!」

和「お願いします!」

まこ「そぉいっ!」ハガイジメェ

久「!?」ハガイジメラレェ

和「それはおかしい」

和「どこに部長を抱きしめる要素があったんですか!一番どうでもいいところでしょう!」

まこ「どうせこいつが首謀者じゃろ、ほら、久、やめんかい。」グイイィ

久「あ、まこも一緒に引っ張ってよ。なかなか離れなくて」グイイィ

京太郎(さらに圧迫感が増し、部長のおもちの形がはっきりと分かる。俺の背中で柔らかく形を変えるそれに、俺は全てを預ける事にした)

和「咲さんは自分の意思で戦っているんです!あの鬼人のような目をみたら分かるでしょう!」

咲「ああああああああ!!!!!」カン!カン!カン!カン!

優希「じぇえええええええ!!!!!」

和「このままではゆーきがマタドガスみたいになってしまいます!咲さん!」ダッ

咲「ああああああああ!!!!!」カン!カン!カ

和「やめてくださいっ!咲さん!」グイッ!

咲「あああ!!!・・・あ?」キジンニラミ

和「どうしてこんなひどい事をするんですか?」

咲「和ちゃん・・・止めないで」

和「理由があるなら話してください!私達友達じゃないですか!」

咲「和ちゃん・・・」

咲「・・・友達っていうのはさ、和ちゃん」

和「?」

咲「きっと、その子の為になにかしたいって思うその気持ち」

咲「その気持ちをお互いが持ってることを言うと思うんだ」

咲「だから和ちゃん・・・止めないで」

和「嫌です!こんなことゆーきは望んでいないはずです!」

咲「違うよ、これは優希ちゃんのためなんだよ」

和「きっとなにかの勘違いです!」

咲「だから止めないで・・・原村さん」

和「!?」

めしー

和「どうして・・・どうしてそんな呼び方をするんですか!」

咲「ごめんね、原村さん」

和「やめて下さい!名前で呼んで下さい!いつもみたいに「和ちゃん(はぁと)」って呼んで下さい!」

咲「私にはもう・・・その資格はないみたい」

咲「私は原村さんの気持ちには応えられない」

咲「今だけは・・・優希ちゃんの為に、私は」バッ!

咲「ああああああああ!!!!!」カン!カン!カン!カン!

優希「じぇえええええええ!!!!!」

和「いやぁぁぁぁ!!!!」

久(咲のあの迷いのないカン・・・これは全国でも使えるわね)グイイイッ

まこ(こいついやらしいうなじしとるのう・・・しかしパーマとうなじの相性は最悪じゃな)グイイイッ

京太郎(このまま俺がズボンを脱いだら・・・あの子、どんな顔をするのかなぁ)ボッキンキン

咲「ああああああああ!!!!!」カン!カン!カン!カン!

優希「じぇえええええええ!!!!!」

和「うぇぇぇん!!しゃきじゃぁぁん!!!」

(が・・・か・・・)

和「え?」

(が・・・欲しいか・・・)

和「頭の中から声が聞こえる・・・」

(力が・・・欲しいか?)

和「!?」

(私はIPS神、今お前の子宮から話しかけている)

和「い、いやぁぁぁぁ!!!」

(お前の純粋な愛が私という存在を作り出したのだ)

和「やめてぇ!私(と咲さん)の子宮を汚さないでぇ!」

(お前が小学生の高学年で性に目覚めて約十年。こういう時を待っていた)

和「ひっひっふー!ひっひっふー!」←追い出そうとしている

(お前が望むのならば私は消え去り、その代わりお前に力を与えよう)

(この場を丸くおさめる・・・強大な力を!)

和「!?」

和「そんなオカルト・・・ありえません・・・ハッ!」

その時、和の頭に唐突な回想シーンが流れ出した


~小学生時代~

憧「知ってる、和?」

和「なんですか?」

憧「好きな人と一緒になれる魔法」

和「また幼稚なおまじないですか?」

憧「これはすごいんだって、えっとね、まず子宮に」

和「そんなオカルトありえません!不潔です!不潔です!」

憧「ああ、待ってよ和ー」

和(あれから、ネットでおまじないを必死に検索した私は・・・)

和(将来の為・・・自らの子宮にキン消しを入れる事を決意した)

和(咲さんに出会ってからというもの子宮がうずくと思ったら)

和(まさか・・・本物のおまじないだったなんて)

和「IPS神・・・いえ、キン肉マンスーパー・フェニックス」

和「どうか、私に力を・・・この場を丸くおさめ、咲さんを一生私のモノとできる、強大な力を!」

その時だった。

和の全身を光が包みこみ、バックに串田アキラの歌が流れ出す

S・A・I・B・O・U! 細胞!
S・A・I・B・O・U! 細胞!
I!P!S!ファイヤー!


スモークが彼女を包み、周りを歓声が包み込む。
光が散ったその中には一人の女が立っていた。

彼女は笑っていた、雄雄しき棒をたずさえて。

ふろー

まこ「どう見る?久」

久「ええ、一目見れば分かる。あれはヤバいわね、ジェロニモ」

京太郎(俺は一枚ずつ服を脱いでいく事とした、誰にもばれないように、注意深く、慎重に)

和「咲さん、私は生まれ変わりました。あなたを・・・あなたを救うために!」

咲「・・・・・・」



咲「ああああああああ!!!!!」カン!カン!カン!カン!ロン!

優希「じぇえええええええ!!!!!」

和「咲さん!場面を考えてください!」

咲「ふぅ・・・まだいたの?原村さん」

和「咲さん、私と勝負しましょう。私が勝てばあなたは私のものです、もちろんゆーきも開放してもらいます」

咲「今、なんて言った?原村さん」

咲「『私が勝てば』そういう風に聞こえたけど?」ゴオッ!

まこ「うあぁぁぁぁぁ!!!!」ビュンビュンビュオーン

ジェロニモ「どう見る?久」

久「ええ、好敵手を見つけて咲のリミッターも外れてきている、あれはヤバいわね。」

京太郎(そう、俺の手は今優希を抱きしめている最中。服を脱ぐのに手を使うことはできない、では?ではどうするか、だ)

京太郎(おれは手始めにシャツを食いちぎる事とした、慎重に、注意深く、だ)

咲「いいよ、戦おう、だけど私が勝っても何もいらない。私はいつもそうしてきた」

咲「勝ったり、負けたりとかって、そういうところに私はいないの、昔から」

咲「実家の都合でね」

和「咲さん・・・前から思ってましたがあなたの家族は正直キツいです。私が勝ったら貴方を原村の姓にして元の家族とは一切連絡させません」

咲「はいはい、いいから、かかっておいで」ゴゴォッ

和「う・・・うおおおおぉぉぉ!!!」ダッダッダッ!

咲に向かって突進する和、しかし咲は構えない。咲は『構えられない』のだ
彼女は敵をつくらない、彼女を構えさせるものは今まで存在しなかった。
その咲がはじめて恐怖を感じた「私はこのままでは犯されてしまうかもしれない」

まこ「あ・・・あれは!」

久「IPS族三大奥義のひとつ!デカパイ・インフェルノ!の最初の変な動き!」

まこ「デカパイが激しく動いて・・・残像を作っとる!」

和「いきますよっ!咲さんっ!」

幻惑に惑わされる咲の視界の外から和が叫ぶ!



勝負は一瞬だった。

京太郎(俺は、今何をしている?)

京太郎(なぜだ・・・俺はシャツを食いちぎっていたはずだ、それが何故優希の髪をしゃぶっているんだ)

京太郎(しかし、こいつの髪の毛、いい臭いするな・・・味もいい。タコスばっか食ってるとは思えない甘い感じだ)

京太郎(そして今俺のリー棒は今までになくビンビンだ。このまましゃぶっていればきっと・・・)

京太郎(すまんな、優希・・・でも、お前のプリンがいけないんだぜ?)

久「ああっ!」

まこ「そんなっ!」

咲が初めて防御の構えをとった時、それは起こった。
不恰好な防御の構え、それは身を守るのには酷く頼りなく、その癖とがっている。

咲の肘の部分に突進してきた和のIPS棒が、あたったのだ。

久「IPS棒は物理攻撃に弱いわ!」

和「あっ・・・ああああああ!!!」ビックーン

咲「い、いやぁぁぁぁ!!!」ビビックーン

久「咲もダメージを受けている!?」

まこ「純な文学少女じゃからのぉ・・・精神的なものじゃろうな」

強烈な刺激を愛するものによって与えられたIPS棒は

和「ん・・・んあぁぁぁぁっ!!!」ビュルビュルルン

咲「っきゃぁぁぁぁぁ!!!!!」ベチャベチャベチャッ

果てるのだ

まこ「ワン!ツー!スリー!」

久「フォー!ファイブ!シックス!」

京太郎「セブン!エイト!」

咲「・・・・・」スクッ、ベチョベチョ

最初に立ち上がったのは咲だった。

優希「ナインッ!テ・・・」

和「まだ・・・まだ終わってませんよ・・・」スクッ

和も遅れて立ち上がる、しかしその表情は険しい。

咲「・・・・・」



咲「ああああああああ!!!!!」カン!カン!カン!カン!

優希「じぇえええええええ!!!!!」

和「咲さん!」

和「まだ私は・・・私のIPS棒は折れていない!」

優希「じぇえええええええ!!!!!」

まこ「何時の間に抜け出したんじゃコイツ・・・しかし、これは和には厳しいのぉ」ギュウウッ

久「ええ、折れていないとはいえ、受けたダメージは相当なものよ」ギュウウッ

京太郎(その時、ズボンが弾けた)ギュウウッ



咲「はい・・・負けました。私の負けだよ、原村さん」

和「!?」

咲「今のをもう一度くらったら・・・きっと私、妊娠してしまう。だから・・・私の負けだよ」

和「咲さん・・・」

和「教えて下さい、一体何があなたをあんな凶行に走らせたんですか?」

咲「私は敗者だからね・・・いいよ、全部言うよ」

その時、またも唐突な回想シーンが流れ出した


~小学生時代~

憧「知ってる、和?」

和「なんですか?」

憧「愛し合う女の子同士がキスしたら妊娠するんだって」

和「そんなオカルトありえません!不潔です!不潔です!」

憧「私ね・・・昨日シズと」


和「これは関係ありません!」

~とあるラーメン屋~

優希「うっひょー、きたじぇー!」

咲「うわぁ、すごいね優希ちゃんのラーメン」

優希「トッピング全盛りだじょ!」ズルズビッ!ズバッ!

咲「優希ちゃんってタコスだけじゃなくって、いろいろ好きなものあるんだね」

優希「私は気づいたんだじょ!悔しながらタコスの全国の普及度は低い!」

咲「そうだね、あんまり見ないかもしれないね」

優希「タコスがない状況っていうのはこれから先、決して避けられないじぇ!だから・・・」

咲「なるほど、ラーメンでも力を発揮できるようにする。ってことかな?」

咲「確かにラーメンっていうのは全国区、専用の雑誌も作られるぐらいの普及度だし、コンビニに行けば必ず置いてある。味もいろんなものから選べるから飽きが来ないし水分と一緒に摂取できるところも利点。時間もカップ麺なら約三分と手間取らないし最近では本格派の生麺でのカップラーメンっていうのも出てるからちょっとした贅沢もできる。じゃあお湯が無いときは?ってなるとチキンラーメンが代表するように乾燥麺に粉をふりかけて食べる事も出来るとまさに欠点のない万能食材。さすが優希ちゃんだね。」

優希「じぇ!」

優希「のどちゃんはあんまりラーメンとか食べなそうだから・・・これは咲ちゃんだけに教えるじぇ!」

優希「私はタコスの女王から改めて・・・ラーメンマンになるじぇ!」

咲「ラーメンマン?」

優希「そうだじぇ!見た目は少女!心はラーメンマンだじぇ!」

咲「カッコイイね!優希ちゃん!」

優希「その為に・・・また咲ちゃん、ラーメン食べるのに・・・そのぉ、付き合ってくれるか?」

咲「うん!私達友達だもん!」

優希「よかったじぇ!これは二人の秘密!皆をびっくりさせるんだじぇ!」

優希「だから・・・咲ちゃん!私がくじけそうになったら・・・タコスに浮気しそうになったら・・・」

咲「?」



優希「私をラーメンマンに目覚めさせてほしいんだじぇ!」

咲「優希ちゃんは・・・こっそりタコスを京ちゃんに頼んでて・・・それで私」

和「咲さん・・・」

優希「・・・咲ちゃん」

久「咲・・・」

ジェロニモ「咲・・・」

京太郎「咲・・・」



優希「咲ちゃん!私は目が覚めたじぇ!」

優希の額には、くっきりと「中」の字が刻まれていた。

優希「咲ちゃんからはラーメンマンになるための刻印を!」

優希「のどちゃんからは正義超人の強さを見せてもらったじぇ!」

優希「ありがとう!二人とも!私は絶対に!ラーメンマンになるじぇ!」

和「ゆーき・・・」

咲「優希ちゃん・・・」

優希「ごめんだじょ!咲ちゃん!私が秘密にしといてくれって言ったから・・・」

咲「ごめんね、私もあんな方法しか思いつかなくて」

優希「いいんだじょ!だからみーんな!仲直りだじぇ!」


・・・そして、全てが丸く収まった。

優希は全国大会で「長野のラーメンマン」として名を馳せ。
咲は和の最初の攻撃で妊娠していた為、結婚して原村の姓を名乗るようになった。
久とジェロニモはタッグを組んで全国で巡業しているらしい。
京太郎は髪を喉に詰まらせて死んだ。

カン!

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