遊星「５Ｄｓの放送が終わってもう４年になるのか」

ジャック「月日が経つのは早いものだな」

クロウ「今は後輩達が頑張ってるみたいだぜ。相変わらずアニメでもＯＣＧでもインチキ効果のオンパレードらしいがな」

鬼柳「世間話もいいけどよぉ、俺は早くデュエルがしたくてウズウズしてんだ」

遊星「ふっ・・・相変わらずだな鬼柳」

クロウ「望むところじゃねえか。旋風が解除されただけじゃねえ、クロウ様の新たな力を見せてやるぜ！」

ジャック「・・・」

鬼柳「さあ、誰から俺を満足させてくれるんだ？」

クロウ「俺からいかせてもらうぜ！鬼柳とはやんちゃの頃以来デュエルしてなかったしな！」

遊星「二人ともやる気満々だな。ならジャック、俺たちは俺たちでやるか」

ジャック「いや、俺は・・・」

遊星「？　どうしたジャック？らしくないな。気分じゃないならやめておくが」

ジャック「・・・いや大丈夫だ。やろうじゃないか」

遊星・ジャック「「ﾃﾞｭｴｯ！」」

ジャック（後攻）の手札
《ダーク・リゾネーター》《死者蘇生》《バイス・ドラゴン》
《デモンズ・チェーン》《コール・リゾネーター》

ジャック（悪くない手札だ。ドローによってはスカ―レッド・ノヴァも狙えるな）

遊星（先攻）「スタンバイメインまで」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

ジャック「何もないです」

遊星「ｽﾃｨｰﾗｰｷｯﾃｸｲｯｸssｸｲｯｸﾀｲｼｮｳｽﾃｨｰﾗｰssﾏｽﾏﾃｨnsﾌｪﾘｽssﾛｰﾄﾞssﾛｰﾄﾞﾀｲｼｮｳｽﾃｨｰﾗｰssｱｸｾﾙssｱｸｾﾙｺｳｶｼﾞｪｯﾄｵﾄｼﾃﾚﾍﾞﾙ4ﾛｰﾄﾞﾀｲｼｮｳｽﾃｨｰﾗｰssﾛｰﾄﾞｺｳｶｱﾝﾉｳﾝssﾚｼﾌﾟﾛssﾌﾞﾚｶﾞﾝssﾚｼﾌﾟﾛｺｳｶｱｸｾﾙﾛｰﾄﾞssﾛｰﾄﾞﾀｲｼｮｳｽﾃｨｰﾗssﾃﾌﾀﾞｷｯﾃｼﾞｪｯﾄssﾌｫｰﾐｭﾗss1ﾄﾞﾛｰﾛｰﾄﾞｺｳｶﾃﾞﾋﾞﾌﾗssﾛｰﾄﾞﾚｼﾌﾟﾛﾌｫｰﾐｭﾗﾃﾞｸｪｰｻｰssﾃﾞﾋﾞﾌﾗｺｳｶｴｸｽﾄﾘｵssｸｪｰｻｰﾀｲｼｮｳｽﾃｨｰﾗｰssｱｸｾﾙｺｳｶｼﾞｪｯﾄｵﾄｼﾃﾚﾍﾞﾙ6」

遊星「カードを1伏せでエンドまで」

ジャック「」

ジャック（お、落ち着け・・・まだ希望はある）

ジャック「ど、どろー」

《クリムゾンヘルセキュア》

ジャック「サレで」ｱｻﾞｯｼﾀｰ

遊星「どうしたんだジャック、やはり調子が悪かったのか？」

ジャック「あれだけガン回しておいて、俺の調子がどうこうの問題ではなかろう！」

クロウ「お、そっちも終わったか？ならかわろうぜ」

鬼柳「久々の身内戦なんだ、とことん満足させてくれよ？」

クロウ「ﾊﾈﾎﾞｳｷｾﾝﾌﾟｳｾﾝﾌﾟｳｼﾛｯｺnsｵﾛｼｸﾘｽｻｰﾁｵﾛｼssﾉｰﾄｩﾝｸﾞss800ﾀﾞﾒｸﾘｽnsｶﾙｰﾄﾌﾞﾗｽﾄｻｰﾁﾌﾞﾗｽﾄssｿｳｺｳｹﾞｷｶﾙｰﾄｺｳｶｱｻﾞｯｼﾀｰ」

鬼柳「ﾀﾞｸﾞﾚnsﾍﾙﾊﾟﾄｷｯﾃﾏﾝｻｰｵﾄｼﾃﾍﾙﾊﾟﾄｺｳｶﾃﾞﾃﾞｰﾓﾝssｶﾞﾝｻｰﾁﾁｪｲﾝssｺｳｶﾃﾞﾃﾞｰﾓﾝｷｯﾃﾘﾍﾞｵﾄｼﾃｶﾞﾝｺｳｶﾃﾞｰﾓﾝﾏﾝｻｰssﾃﾞｰﾓﾝｺｳｶﾃﾞﾏﾝｻｰｻｰﾁﾜﾝﾌｫｰﾜﾝﾃﾞﾐﾗｰｼﾞｭssﾏﾝｻｰｺｳｶﾃﾞﾘﾍﾞssﾜﾝﾊﾝss・・・」
※長くなるので省略

ジャック「」

すいません眠いのでいったん寝ます

鬼柳「いやー満足したぜ」

クロウ「やっぱ鬼柳はいい腕してるぜ、さすがはチームサティスファクションのリーダーだ！」

鬼柳「やめろ」

ジャック「・・・」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

遊星「？」

クロウ「どうしたんだよジャック」

鬼柳「満足したりないなら俺が付き合ってやるぜ？」

ジャック「黙れェ！！！」

「「「！？」」」

ジャック「なんだこの格差はぁ！！」

クロウ「お、落ち着けよジャック急にどうしたんだよ」

ジャック「落ち着けるものか！なぜ俺のデッキだけ時代に取り残されなければならんのだ！」

遊星「ジャック、まずは冷静になってくれないか」

ジャック「俺は・・・俺は・・・！うおおおおぉぉぉぉ！！」

鬼柳（無言の腹パン）ﾄﾞｽｯ

ジャック「ぐぅっ・・・！」ｸﾞﾗｯ

遊星「鬼柳！」

鬼柳「冷静になれって言ってんだろジャック、大丈夫だ遊星気絶しない程度には手加減してある」

ジャック「鬼柳、貴様ぁ・・・！」

クロウ「ジャック！お前が落ち着かねーとこっちもなんでお前が怒ってんのかわかんねーんだよ！」

遊星「まずは気を静めてくれないか、ジャック」

ジャック「・・・ﾌｩ」

ジャック「・・・遊星、お前のデッキは新規カードによって常に変化しているな？」

遊星「ストラクチャーデッキのことか？確かにシンクロンデッキにとってうれしい強化ではあった・・・
あとはマスマティシャンや簡易ノーデンなども」

ジャック「クロウ、お前も最近になってたびたび強化されたな？」

クロウ「ああ、旋風やゲイルの緩和、コレパやＰＰ１７の新規ＢＦと追い風が吹いてるぜ」

ジャック「鬼柳は・・・新規ＩＦが出たわけではないがエクシーズ軸で世界を制したほどだ」

鬼柳「最近はカリスマ動画でも満足したぜ」

ジャック「ならこの俺は・・・？」

「「「・・・」」」

クロウ「前に強化蘇生が出たじゃねえか」

ジャック「あれのＯＣＧ化がうれしかったのは確かだ・・・しかし俺のデッキの回転が良くなるわけではなかった」

鬼柳「フィールレモンなんて強効果もちのエースももらえたな」

ジャック「あれも嬉しかったがあくまで汎用８シンクロの１枚だ・・・俺のメインデッキが変化したわけではない」

遊星「ＰＰ１７にはお前のカードも収録されていただろう」

ジャック「バックジャックはそもそも俺の【リゾネーターレモン】に入る効果ではなかったのだ・・・」

「「「・・・」」」

ジャック「俺はつらい・・・本編では遊星のライバルとして活躍、
最終回では世界のキングになる程の実力者であったのに・・・ＯＣＧではピットメンバーの龍亞にボコボコにされる始末」

ジャック「ほかの世界のライバルポジの奴らはある程度のデッキパワーを手にしたというのに・・・
俺のデッキときたらなんだ・・・？」

ジャック「バイスリゾネーターでレモン出しても待っているのは奈落強脱激流葬！」

ジャック「使いづらいのに数だけはあるレモン専用サポートカード！」

ジャック「やっとこさスカーレッドノヴァを召喚できたと思ったらナッシュや糞鳥に即除去られる！」

ジャック「俺のカードで使いやすいはなんだと聞いたらフェーダーやデモチェの防御カードばかり！
何がパワーデッキだ！そもそもパワーデッキってなんだ！」

ジャック「『この世に使えないカードなどない』だと！？どうしても埋められないカードパワーの差というものは存在するのだ！」

ジャック「頼むからお前たちと渡り合える程度の強化をくれぇ！！」

ジャック「ﾊｧ・・・ﾊｧ・・・」

クロウ「・・・全部吐いたか？」

鬼柳「ジャックがここまで苦しんでいたとは・・・」

遊星「・・・」

ジャック「・・・すまん、お前たちにこんなことを言っても仕方がないことだとは分かっているのだが・・・」

ジャック「まともにデッキを組むことすらかなわぬ龍可に比べればこの俺の境遇など大したことはないのにな・・・」

遊星「・・・ジャック、もう一度俺とデュエルしよう」

ジャック「デュエルだと？しかし俺のデッキではお前とは・・・」

遊星「確かにストラクをもらって俺の【シンクロン】は強くなった。【クリフォート】や【影霊衣】など新しく出てくるカテゴリデッキも強力な効果を持つカードが多い。しかしお前が自分のデッキを信じなければ勝てるデュエルにも勝てなくなってしまう。お前はあのアーククレイドルで戦った時の想いを忘れてしまったのか？」

ジャック「アーククレイドルの戦い・・・」

遊星「そうだ。お前はあそこでアポリアと戦っているとき、俺に希望を託してくれた。だから決して絶望はしないと言っていたじゃないか。今、お前の希望はどこにある？」

ジャック「俺の・・・希望は・・・」

遊星「お前の希望はそのデッキだ。デッキに託した希望を失っては未来は変えられない。デッキを信じていればきっと未来は救われるんだ」

ジャック「・・・ふっ、言ってくれるな」

遊星「ジャック！」

ジャック「よかろう！そのデュエル受けて立つ！この俺のデッキで捻りつぶしてくれるわ！」

遊星「いくぞ、ジャック！」

「「ﾃﾞｭｴｯ！」」

クロウ「どうなることかと思ったが一件落着だな」

鬼柳「ああ、ジャックも満足できそうじゃねえか」

遊星「ｽﾃｨｰﾗｰｸｯﾃｸｲｯｸﾛﾝssｼﾞｬﾝｳｫssｴｸｽﾌﾟﾛｰﾗｰnsｺｳｶｸｲｯｸﾛﾝss・・・」

ジャック「うおおおおおおおぉぉぉぉぉ！！！！」

終われ

読んでくださった方ありがとうございます
ずっと溜まってた不満がバックジャックのファンサービスを受け爆発したのでＳＳで愚痴を垂れ流しました
途中個人的な不満を書き連ねたので不快な思いをした方は申し訳ありません
頼むからジャックストラク出してくれよＫＯＮＭＡＩぃ！

ジャックといえばリゾネーターが特徴の一つなのでそこを強化してほしいですね
コールリゾネーターにリゾネーターエンジン、共鳴派とポテンシャルは高いと思うんですけどねえ
ＡＦ混ぜてレベル５を特殊召喚しやすくしてみたり竜星と混ぜてレモンに耐性持たせたりと試行錯誤はしてるんですが
リゾネーターならではの戦術かというとやっぱり元のデッキの劣化になりがちなので難しいです