まどか「ほむらちゃんに襲われた」 (79)
以前書いた
さやか「杏子が家出した」
↑のSSの続きです。
まどほむです。
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※百合注意
かなめけ!
まどか「あ~、いいお湯だった~」ホカホカ
まどか「ふわぁ~、もうこんな時間か~」
まどか「明日も学校だし、もう寝ないとっ」
まどか「さてと♪、ベッドに――」ガバッ
ほむら「いらっしゃい、まどか」
まどか「ほ、ほ、ほ、ほむらちゃん!?」
ほむら「さあ、私が抱きしめてあげるわ」
まどか「ちょっと!ほむらちゃんなんで私のベッドに入ってるの!!!」
ほむら「まどかが風邪を引かないようにお布団の中を暖めておいたわ」
ほむら「ほら、ちょうどいい温もりに」モワーン
まどか「もう!やめてって言ってるでしょ!」
ほむら「あらあら、そんなに大声を出したらご家族に聞こえてしまうわよ?」
ほむら「今母上にこの状況を見られたらまずいでしょう?」
ほむら「さあ、私の胸の中においでなさい」
まどか「……」
まどか「はぁ……それ、見られたらまずいのはほむらちゃんの方だよね……」
ほむら「いいからぁ……早くしないとお布団冷めちゃう」
まどか「しょうがないなぁ……」
まどか「うんしょっ」ゴソゴソ
ほむら「うふふっ」ギュッ
まどか「きゃっ!」
まどか「ちょ、ちょっと!そんな、後ろから抱きついたら……!」
ほむら「大丈夫よ、ただぎゅっとしているだけだから」
まどか「……何もしないよね?」
ほむら「神に誓って何もしないわ。むしろ私が不審人物からまどかを守ってあげる」
まどか「むしろほむらちゃんの方が不審人物だよ……」
ほむら「そんなこと言って。こうして全く抵抗しないのね」
まどか「……っ///」
まどか「だって、何もしないって言うから、それなら、別に……」
ほむら「うふふっ、まどか可愛いわ」ナデナデ
まどか「ふわっ……」
まどか(ああ……ほむらちゃんに頭撫でられてると……なんだか……)
まどか(すっごく安心する……)
まどか(何でだろう……不思議な感じ……)
まどか「スゥ……」スヤスヤ
ほむら「……」ナデナデ
ほむら「寝ちゃったのね。おやすみなさいまどか」
ほむら「愛してるわ」
~~~
チュンチュン
まどか「ふわぁ~~~」ノビー
まどか「ん~、気持ちよく寝た~」
まどか「あれ?」
まどか(ほむらちゃんがいない……)
まどか(また寝てる間にいなくなっちゃったんだ……)
まどか(……)
まどか(そうだよね、ママやパパに見つかったら大変だもんね)
~~~
夜
まどか「あ~、今日もいいお湯だった~」
まどか(今日は朝ほむらちゃんと手つないじゃった///)ウェヒヒ
まどか(……って、いつも一緒のベッドで寝てるんだけどね)
まどか(でも、なんだか今朝のはすごくドキドキしちゃった///)
まどか(ほむらちゃんはどうして私と手をつないでくれたのかな?)
まどか(今夜ちょっと聞いてみようかな……?)
まどか「さてと、もうこんな時間だし寝ようっと」ガバッ
まどか「きゃあ!ほむらちゃん、どうして私のベッドにいるの!?」
シーン
まどか「……」
まどか「あ、あれ?」
ベッド「」
まどか「……ベッドにほむらちゃんがいない」
まどか「ベッドの下かな?」
シーン
まどか「クローゼットの中かな?」ガチャ
シーン
まどか「タンスの中?」ガサゴソ
シーン
まどか「机の中?カバンの中?ゴミ箱の中?」ガサゴソガサゴソ
シーーーン
まどか「……」
まどか「おかしい……ほむらちゃんがいない!」
まどか「もしかしてお風呂!?」
お風呂
まどか「……」ガチャ
まどか「……ほむらちゃ~ん?」
まどか「お風呂にはいなかった……」
まどか「窓の外にも……」
まどか「あとはトイレかな?」
トイレ
まどか「ほむらちゃ~ん?」
まどか「窓の外にいるの~?」ガラガラ
まどか「ここにもいない……」
まどか「どうしたんだろう、ほむらちゃん……」
まどか「今日は本当に来てないのかな……」
まどか「なんで……どうして急に……」
まどか「今まではずっと毎日毎日……それなのに……」
まどか「……」
まどか「もういいや……寝よ……」
まどか「よいしょっと」モゾモゾ
まどか「……布団冷たい」
まどか「……」
まどか「……」
まどか「……」
まどか「……」
まどか「……」
まどか「あああああ!」ガバッ
まどか「はぁ、はぁ……」
まどか「……眠れない!」
まどか「ぬわあああああ!ほむらちゃんがいないと眠れないよおおおおおおお!」
まどか「はっ!」
まどか「ほむらちゃんいつも窓から侵入してくるから、足を滑らせて2階から庭に落っこちたんじゃ!」
まどか「大変!」
庭
まどか「……」ソローリ
まどか「ほむらちゃ~ん?」
まどか「あれ~、おかしいなぁ……」
まどか「う~ん、ここにもいないよぉ……」
まどか「となると、いよいよ家にはいない……」
まどか「はっ!まさか!」
まどか「私の家に来る途中で事故に巻き込まれたんじゃ!?」
まどか「もしかして誘拐されちゃった!?それともUFOにキャトルミューティレーション!?」
まどか「こうしちゃいられないよ!」
今書いてるんやで
~~~
ほむホーム
ほむら「ふぁ~」ノビー
ほむら「そろそろ眠いわね。寝ましょうかしら」
ほむら「最近毎日まどかの家にお邪魔していたのだけど、さすがに迷惑だと思うから今日はやめておくわ」
ほむら「その代わりに、私が悪魔の力を駆使して集めたまどか映像集のビデオを見ながら、眠りにつくとしましょう!」ババーン
ポチッ
~まどかお風呂場面ベスト~
テレビ「ジャー」
テレビ「ふん、ふん~♪」
ほむら「ああ!可愛いわ!まどか!」
ほむら「ああんっ、もう最高よ!」
ほむら「まどかまどかまどか♪」
テレビ「あひるさん~ウェヒヒw」
ほむら「はぁあああ~、あひるさんで遊ぶまどか!イイ!すごくイイわ!」
てれび「ああ~お風呂気持ちいいなぁ~」
ほむら「ああっ!まどかの天使のような笑顔っ!」
ほむら「たまらないわ!」
ほむら「ハァハァ……まどかぁ~」
~~~
まどか(家からほむらちゃんを探して歩いてたら、ほむらちゃんの家まで着いちゃった……)
まどか(結局ここまで何も異常はなかったけど、ほむらちゃんもしかして家にいるのかな?)
まどか(窓から部屋の中をのぞいて見よう……)
まどか「よいしょっと」
まどか(あっ……ほむらちゃんだ)
まどか(ベッドに横になってもう寝ようとしてるのかな)
まどか(なんで……どうして今夜は私のところに来てくれないの?)
まどか(何かテレビを見てるみたい……)
まどか(もしかしてテレビを見るために今日はおうちにいるの?)
まどか(ほむらちゃん何を見てるんだろう……)
まどか(ほむらちゃんとっても嬉しそう……あんなに無防備な笑顔、私には見せてくれなかったのに)
まどか(お笑い番組?映画?イケメン俳優……?ジャニーズアイドル……?韓流……?)
まどか「……」フルフル
まどか「そんなの……そんなの……」
まどか「ああ~っ、いやぁ~~~!」グワー
まどか「あっ、ほむらちゃん寝ちゃった……?」
まどか「はぁ……私こんなところで何やってるんだろう……」
まどか「ほむらちゃんのせいでこんな……」
まどか「ほむらちゃんは何も悪くないよ……だって自分の家で寝てるだけだもん」
まどか「私ももう寝ないと」
~~~
ガチャリ……
まどか「ソォ~」
まどか(鍵が開けっ放しなんて無用心だよほむらちゃん……)
カチャン
まどか(鍵は閉めたし、これでよし)
まどか(あっ、でもこれだと私が出られないや)
まどか(しょうがないから、ほむらちゃんが起きるまでお邪魔してるしかないよね)
まどか「しょうがない……うん、そうしよう」
ギィ……
まどか(ほむらちゃんの寝室……)
ほむら「スヤァ……」
まどか(ほむらちゃん……寝てるよね……?)
テレビ「ジャーーー」
まどか(テレビが付けっぱなしになってる)
まどか「もう、ダメだよほむらちゃん、付けっぱなしで寝ちゃ」
まどか(一体何を見ていたんだろう……)
テレビ「ウェヒヒヒヒw」
まどか「こ、これって……!」
テレビ「ふふん~ふふん~♪」
まどか「……私……!?」
ほむら「すー……」
まどか「…………っ」
まどか(もう~~~っ!ほむらちゃんのバカっ!)
まどか(見たいならうちに来て直接見ればいいのにっ!)ジタバタ
ほむら「スヤァ……」
まどか「……ふぅ」
まどか「でもちょっと安心しちゃった。ウェヒヒw」
まどか(私なんでほむらちゃんのことでこんな気持ちになるんだろう……)
まどか(他人のことでこんな気持ちになってるなんて初めてのような……)
まどか(でも初めてじゃないような……?)
まどか(ほむらちゃんのことを考えてるととっても不思議な感じがする……)
ほむら「すー……」
まどか(安心したら眠くなってきちゃった)
まどか(しょうがないから、今夜はここで寝ようかな)
まどか(でもすごく寒いし……ほむらちゃんのベッドの中に入ってもいいかな?)
まどか(大丈夫だよね!?いつもほむらちゃんが私のベッドに入ってきてるし!)
まどか(うん、しょうがないよ!問題ない!)
そろ~り
まどか「お邪魔しまーす」ゴソゴソ
まどか「ウェヒヒヒ」
まどか(あっ、ふとんの中あったか~い)
まどか(ほむらちゃんのにおいがする~)スーハー
ほむら「すー……」
まどか(もう少し近づいてもいいかな?)
まどか(いつもはほむらちゃんに暖めてもらってるから、今日は私が暖めてあげないとね)
ゴソゴソ
~~~
ほむら(んん……)
ほむら(なんだか息苦しいような……)
ほむら(まるで誰かが私の上に乗っているみたいな……)
ウェヒヒヒッ
ほむら(えっ?この声は……まどか?)
まどか「ほむらちゃ~ん、ウェヒヒヒ」スリスリ
ほむら「えっ」
まどか「あっ///」
まどか(しまった~~!つい夢中になってやりすぎちゃった!)
まどか(こんなところ見つかったら変態さんだと思われちゃうよぉ///)
ほむら(あれっ?まどかが私の上に?確か今日は自分の部屋で寝ているはず……)ZZZ
ほむら(そうか、これは夢なのね。まどかの方から私の部屋に来るなんてありえないもの)
ほむら(これは夢。ああ、なんて素晴らしい夢なの!)
ほむら「ん~~!まどかあ~!」ギュウウウ
まどか「ちょっ!ほむらちゃん!///」
まどか(はわわわわ!ほむらちゃんに抱きしめられちゃった!/// どうしよう!)
まどか(ああ……ほむらちゃんの温もりに全身包まれてる……なんだかすごく……いい気持ちがする///)
ほむら「まどか愛してるわ」
まどか「……へっ?」
ほむら「まどか~宇宙で一番愛してる。私の女神様、まどか」
まどか「えっ!ちょっ!えっ!///」
まどか「あ、あ、あ、愛してるなんて/// はわ……はわ……そんな!」
まどか「いや、その、そんな急に言われてもっ!」
ほむら「まどか~行かないでぇ……」ギュウウ
まどか「いや!苦しい!」
ほむら「私を一人にしないでぇ……まどかぁ……」
まどか「え……」
ほむら「もういやぁ……あなたのいない世界なんて……」
ほむら「私はまどかさえいてくれれば……あとは何もいらない……」ZZZ
まどか(ほむらちゃん……私のことをそこまで……)
まどか(はっ!ほ、ほむらちゃんが目を閉じて何かを待ってる!)
ほむら「スヤァ……」
まどか(これは……!これは、まさか……!)
まどか(キ、キキキ……キス……!?)
まどか(はわわわわわわわ///)
まどか(でも、でもでも!キスとか!だって!///)
ほむら「まどかぁ……」ZZZ
まどか(……)
まどか(そうだよね……。ほむらちゃんは私に想いを伝えてくれたんだ)
まどか(ほむらちゃんは毎日毎日私を抱きしめにきてくれた)
まどか(だったら私もその想いに応えてあげなくちゃ!)
まどか「ほむらちゃん」
ほむら「まどかぁ……」ZZZ
まどか「あ、あの……私も、その……///」
まどか「愛してますっ!!!」
ブチュ~~~
ほむら(んん……これは……まどかがキスしてくれている?)
ほむら(まどかからキスしてくれるなんて、なんて素晴らしい夢なの!)
ほむら「んん/// もっとぉ……」
まどか「ほむらちゃぁ……///」チュウウウ
ほむら(だって現実ならこんなのありえないですもの)
ほむら(……ん?)
まどか「ほむらちゃん、キス……しちゃったね/// ウェヒヒッ」
ほむら(ちょっと待って!これ本物!!??)
ほむら「ま、まどか!なんでここに!?」
ほむら「ていうか、今……今……キ、キスっ!!!!」
まどか「ウェヒヒw ほむらちゃん大好き~」ムチュッ
ほむら「ん~~~ッ!///」
ほむら(あっ、まどかのくちびるが!私のくちびるに!)
ほむら(それにまどかの体の色々な部分が私の体に当たってるううううう!)
まどか「ほむらちゃんが私のことをそこまで想っていてくれたなんて///」
ほむら「ちょっと!待って!まどか落ち着いて!」
ほむら「ああっ!体が動かせない!」ギチギチ
まどか「もう離さないからね、ほむらちゃん」
ほむら「ええっ!?」
まどか「私がずっと一緒にいるよ……んー」
ほむら「ひゃあんっ、またぁ///」
まどか「んちゅ……んふぅ……ちゅぱ」
ほむら「ふわぁ……ちゅる、まどかだめぇ……」
まどか「ちゅるちゅる、んふ、ほむらちゃん可愛いよぉ……」
ほむら「ああん///」
ほむら「ああ、ああ、だめぇ!」
ほむら「そんなところ!触っちゃだめえええええええ!」
~~~
チュンチュン
ほむら「……ん」
ほむら(はっ!いつの間にか朝に!?)
ほむら(そ、そうか!昨日のことは夢だったんだわ!)
ほむら(そうよね!私の家にまどかが来るなんていくらなんでもありえないわよね!)
ほむら(良かった良かった。まどかを性的に汚してしまったかとビクビクしたわ)
ほむら(でも何もかも夢だったんだから問題ないわね!)
まどか「スヤァ……」
ほむら「」
ほむら(なんで裸のまどかが私に抱きついて寝ているの!?)
ほむら(私の服もいつのまに消えているの!?)
ほむら(一体昨日の夜に何があったっていうのよ~~~っ!)
ほむら(……はっ!)
ほむら「……~~っ///」頭グワシグワシ
ほむら(や、やってしまったわ……)
ほむら(神としてのまどかを汚すだけに留まらず、無垢な人としてのまどかまで汚してしまうなんて……!)
ほむら(まどかは私の手で守ろうと誓ったのに……なんて弱い人間なのかしら、私って)ズーン
ほむら「あ、そうか、私もう人間じゃないんだった……」
まどか「ふわぁ~~~ほむらちゃん?」
ほむら「あ、まどか!」
ほむら「いや!これはその!違うのよ!」
ほむら「私は別にあなたをいやらしい目で見てたとか、キスしたいとかそういうんじゃ……っ!」
まどか「ほむらちゃんだぁ~!」ダキッ
ほむら「ひゃっ!///」
まどか「起きてもほむらちゃんがいた~!ウェヒヒヒヒ!」
ほむら「ちょっとっ……まどか、顔が!顔が近い!///」
まどか「へ……?」ポカーン
ほむら「……もうっ///」
まどか「ほむらちゃん可愛い!」
まどか「ちゅうううう~!」
ほむら「んんーーーーっ!!!」
まどか「ぷはぁ、おはようのキスしちゃった♪」
ほむら「あっ……もう!だからダメだって言ってるのに!」
まどか「だってぇ、ほむらちゃんが愛してるって!昨日♪」
まどか「私とっても嬉しかったんだよ?ウェヒヒ」
ほむら「そっ、それはっ!あの時は夢だと思ってて……まさか本当にあなたがいるなんて、思わなかったから」
まどか「……」
まどか「……ほむらちゃん怒ってる?」
ほむら「いや、……怒っているとか、そういうのじゃなくて……」
まどか「私とキスするの嫌だった?」ウルウル
ほむら(!!!どうしてそんな目で私を見るのよ……!)
ほむら「嫌……というわけじゃないけど……」
ほむら「どちらかといえば、その、う、嬉しかった……し」ゴニョゴニョ
まどか「私ね」
ほむら「え?」
まどか「いつも夢を見るんだ」
ほむら「夢……?」
まどか「うん。とっても悲しくて、でも素敵な夢なの」
ほむら「悲しいけど素敵な夢って……」
まどか「夢の中だとね、私じゃなくてほむらちゃんが転校生なの」
ほむら「っ!まどか、それって……!」
まどか「ほむらちゃんは正義の味方で、いつも私を守ってくれるんだ」
まどか「何度も何度も」
まどか「私が夢を見るたびにほむらちゃんは、教室の前に立って自己紹介して」
まどか「私たちは毎回初対面なんだけど、ほむらちゃんは私のことを覚えていてくれて」
まどか「私のことを想ってくれているのに、私は忘れちゃってる……」
まどか「やっとのことでお互いの想いが通じ合ったって、そう思ったら――」
まどか「目が覚めて、ほむらちゃんはいないの……」
ほむら「まどか……それは……それはっ……」フルフル
まどか「私は日本に帰ってくる前からずっとその夢を見続けていたの」
まどか「数え切れないくらい何回も」
まどか「それで夢の中のほむらちゃんにたくさん想われているうちに、私もほむらちゃんのこと好きになっちゃったみたい」ウェヒヒ
まどか「だから日本の学校にほむらちゃんがいたときはビックリしちゃった」
まどか「これは何かの運命なんじゃないかって、ドキドキした」
まどか「おかしいよね?てへへ」
ほむら「……いいえ……おかしくなんて……ないわ」
まどか「ほむらちゃんは、夢だと思って私に愛してるって言ってくれたんだよね?」
ほむら「……」
まどか「夢の中で想ってくれたその気持ちは――」
まどか「……ウソだった?」
ほむら「なっ……!」
ほむら「そんなっ……!嘘だなんてっ!」プルプル
ほむら「ぐじゅっ、じゅるじゅる」ポロポロ
ほむら「嘘なわけない!嘘なわけないじゃない!」
ほむら「私は……恐ろしい現実だって、気がおかしくなりそうな夢の中だって!」
ほむら「いつもあなたのことだけを想っていたわ!」
まどか「ウェヒヒっ」ギュッ
まどか「やっぱりほむらちゃんは、ほむらちゃんだ♪」
まどか「私とっても嬉しいの。ようやくほむらちゃんと通じ合えたから」
ほむら「まどかぁ……じゅるじゅる」
まどか「もうっ、ほむらちゃん泣かないで。ティヒ」
まどか「……ほむらちゃん」
ほむら「んちゅ……」
まどか「んっ、ちゅう、れろっ」
ほむら「あふんっ……まどかぁ……」
まどか「ほむらちゃん、ちゅぷ……」
~~~
まどか「ほむらちゃん落ち着いた?」
ほむら「ええ……なんだか本当に夢みたい。まどかとこうして一緒にいられるなんて」
まどか「ウェヒヒっ。私もだよ、ほむらちゃん」
ほむら(でもまどかを私の手で汚してしまったことには変わらない)
ほむら(もしこのことが世界を歪ませてまどかに危険が及ぶようなことがあれば……)
ほむら「こうなってしまったからには、私が全ての責任を取るわ」
ほむら(もし自分が消滅するようなことがあっても、必ずまどかを守ってみせる!)
まどか「えっ!……それって……」
まどか(けけけけけ、結婚するってこと!?!?)
ほむら「あなたに後悔だけはさせないわ。まどか」
まどか(はわわわわわわわわわわ///)
まどか(ど、ど、どうしよう~~~っ)
まどか(いきなり結婚だなんて展開早すぎるよぉ……)
まどか(で、でも、キス……しちゃったし……///)
まどか(そうだよね。キスしたんだから、け、結婚/// しなきゃだよね……)
まどか「あの……えっと、本当に私と一緒でいいの……?」モジモジ
ほむら「何を言っているの。まどかと一緒じゃないと意味がないのよ」
ほむら(だってこの世界はあなたのために作ったんですもの)
まどか「あ……あわわ……あわわ///」
ほむら「どうしたの、まどか、大丈夫?」
まどか「う、うん!だだだ、大丈夫だよ!」
ほむら「?」
まどか「……不束者ですが、よろしくお願いします///」
ほむら「何を……」
ガチャ
イバリ「ホムラ~オ腹減ッタ~」
まどか「誰!?」
イバリ「早ク、ゴハン~」
ほむら「ああ、もうこんな時間だったわね。ごめんなさい、すぐに作るわ」
まどか「あの……ほむらちゃんこの子は……?」
ほむら「まどか、ごめんなさい。私子供たちの朝ごはん用意しなくちゃいけないから、少し待っててもらえるかしら」
まどか(こ、子供ーーーーー!!??)ガビーン
まどか(まさか……っ!ほむらちゃんに連れ子がいたなんて!)
まどか(婚約早々に障害発生!?)
ほむら「それじゃあ、私はキッチンに行って来るから、まどかはもう少し寝ていていいわよ」
まどか「ほむらちゃん!」ドン
ほむら「な、何かしら?」ビクッ
まどか「私、ほむらちゃんの子供なら愛せるよ!」
ほむら(?????)
ほむら「え、それってどういう……」
イバリ「ゴハン~早ク~」グイグイ
レイケツ「ホムラ~マダカ~」
ワルクチ「ペコペコダゾ、バカヤロー」
ナマケ「ホムラ~」
ほむら「ああ、はいはい。今から準備するからね」
ほむら「まどか、それじゃあ話はまた後で!」
バタン
まどか(……子供……何人いるの……?)
~~~
ほむら「はい、みんな席に着きなさい。朝ごはんよ!」
クララドールズ「「「ハ~イ!」」」
ほむら「1、2、3……14人。みんな揃ってるわね」
ほむら「それじゃあ召し上がれ」
ドールズ「「「イタダキマ~ス!」」」
まどか「ちょっと待った!!!」
ドールズ「「「!!!」」」ビクッ
ほむら「ど、どうしたの、まどか?」
まどか「どうしたのじゃないよ!」
まどか「なんで朝ごはんがカロリーメイトと10秒チャージなの!」
まどか「こんなの絶対おかしいよ!」
ほむら「ええ……でも、栄養満点だし……」
まどか「成長期なのにそんなのばっかりはダメに決まってるよ!」
ほむら「それなら、一体どうすれば……」
まどか「私に任せて!」
まどか「冷蔵庫の中のもの使うね」ガチャ
まどか「うん、野菜とハムがあるからサンドイッチが作れそうだね」
まどか「野菜を軽く洗って、ちょうどいい大きさに切ってと――」
まどか「パンにバターを塗って、野菜とハムとチーズを挟んで――」
まどか「半分に切ったらはい、サンドイッチの完成!」
まどか「はい、みんな召し上がれ♪」
ドールズ「「「……」」」ゴクリ
モグモグ
ドールズ「「「ウマイ!!!」」」
ヒガミ「コンナウマイ物、ハジメテ食ベタ!」
オクビョウ「奇跡ダ!奇跡ノタベモノダ!」
ミエ「イクラデモ食ベラレルゾ!」
まどか「もう!ほむらちゃん今までどんなもの食べさせてたの!」
ほむら「え……いや、その、色々と忙しくて……」
まどか「これからは私が朝ごはん作ります!」
ほむら「そんな……それじゃあまどかに悪いわ」オロオロ
まどか「ほむらちゃんがこんなに生活力低かったなんて思わなかったよ」
まどか「これからは私が色々やらなきゃいけなくなりそうだね!」フンス
ノロマ「ホムラ~、コノ人ダレ~?」
まどか「私はね」
まどか「みんなのママだよ!」ドーン
~~~
さやか「まどかたち遅いな~何やってんだ~」
杏子「マミだってまだ来てないじゃんか」
さやか「みんな寝坊か~けしからんな~」
杏子「いや……あたしらが寝坊する回数の方が圧倒的に多いんだけどな……」
さやか「こんちくしょー!来たら説教だー!」
杏子「あっ、ほら、まどかとほむらが来たぞ」
さやか「ムム!今日も二人揃って登校か?」
さやか「しかも腕組んじゃって、ずいぶんと仲良しじゃないですかな?」
杏子「確かに……でもほむらの方なんだかグッタリしてないか?」
まどか「さやかちゃん、杏子ちゃんおはようー!」
さやか杏子「「おはようまどか」」
さやか「ほむらの奴どうしちゃったの?グッタリしちゃって」
ほむら「うう……」チーン
杏子「何があったんだよ……」
まどか「ウェヒヒw、実はね~」ニヤニヤ
さやか「すごい嬉しそうな顔してどうしたの?」
まどか「私たちも同棲します!」
杏子「おお」
まどか「さやかちゃんたちには負けてられないからね!」
さやか「なに~~、あたしたちの絆に勝とうっていうのか~!」
さやか「負けてられるか!こっちも」ムギュッ
杏子「お、おい!人前だぞ!///」
さやか「杏子にベッタリくっ付いてやるもんね!」
杏子「~~~///」カァッ
まどか「それだけじゃないんだよ!」
さやか「なにぃ、まだ何かあるっていうのか!」
まどか「私たち結婚します!」
さやか「」
杏子「……へ?」
さやか(いやいやいや!おかしい!おかしいって!)
杏子(で、できるのか!?ケッコン!女同士でっ!!)
~~~
回想
ほむら「あの、まどか?ママってどういうことかしら……?」
まどか「あ!もうこんな時間!そろそろ学校に行かなくちゃ!」
まどか「でも私パジャマしかないから、一回おうちに帰らないと」
ほむら「それなら、私も一緒に着いて行くわ。家まで行く服も私のを貸してあげる」
まどか「うん、ありがとうほむらちゃん!」
まどか「そうだよね。うちに来てあいさつしないとだもんね」
まどか「ほむらちゃんファイトだよ!」
ほむら「あいさつ……?まあ、朝のあいさつくらいならするけど……」
まどか「今日の昼ごはんは冷蔵庫の中のタッパーを暖めて食べてね!それじゃあ行ってきます!」
ほむら「い、行ってきます」
ドールズ「「「パパ、ママ、行ッテラッシャイ!」」」
テクテク
ほむら(パパ?ママ?)
まどか「ほむらちゃんうちに着いたよ」
ほむら「え?ええ、ごめんなさいボーっとしていたわ」
詢子「こらアアアアッ!こんな時間まで中学生がどこに行ってんだ!!」
ほむら「ひぃ!」
まどか「ママ!」
詢子「なんだ?言い訳か?」
詢子「言っとくが、どんな事情があろうと、私は許すつもりは――」
まどか「今までお世話になりました!」ペコリ
詢子「」
ほむら「」
~~~
回想終わり
さやか「オゥ……」
ほむら「その後のことはお母様に土下座し倒したことしか記憶にないわ……」
杏子「それで遅くなったのか……」
まどか「それで私たちが結婚することを報告して、ついでに同棲する許可を得ちゃいました☆」
さやか「あのママにそんな要求を押し通すとは……恐ろしい子」
杏子「お前ら……結婚とか本気で言ってんのか?」
まどか「うん……まだ中学生だから本当の結婚はできないけど……」
さやか(いや、問題そこじゃないだろ!)
まどか「でもこれからは同棲して夫婦同然の生活を送る訳だから頑張っていかないと!」
さやか(まさか知らないのか!アメリカ帰りだから、日本が同性婚できないって!)
マミ「ごめんなさぁ~い」タッタッタッ
なぎさ「みんなおはようなのです~」
まどか「あ!マミさん、おはようございます!」
さやか「ちょっと聞いてくださいマミさ~ん、まどかが~」
マミ「何、どうしたの?」
まどか「私、ほむらちゃんと同棲します!」ビシッ
マミ「あらあら、一緒に住むの?」ウフフ
マミ「またどうして……」
まどか「結婚するからです!」ビシッ
マミ「」
さやか「ああーっ!マミさんの動きが固まったー!」
なぎさ「おおっ!」
なぎさ「まどか、すごいのです!いつの間にそんなに進展したのですか!」ピョンピョン
まどか「ウェヒヒーwそれはね」
まどか「女は押すときは押すんだって」
まどか「ママが言ってた☆」キャハッ
さやか(ママー!)
なぎさ「是非ともテクニックを教えてほしいのです!」
まどか「いいよー」
マミ「ちょっと鹿目さん!なぎさに変なこと教えないで!」
なぎさ「なぜなのです!私もマミを落とすのです!」
マミ「落とすって!あなたどこでそんな言い方覚えてきたのよ!」
マミ「そそ、それに私を落とすって、どういうことよ!///」
なぎさ「私もマミと結婚します!」
マミ「あっ……あっ……///」カアアッ
マミ「そんなこと無理に決まってるじゃない!!///」
杏子「いやいや、そんなにマジにキレなくても……」
さやか「ほら、子供はよくお父さんと結婚したいとか言いますから」
なぎさ「ムウーッ。みんなして子ども扱いしないでほしいのです」
まどか「あっ、そういえば私子供が14人いるから、これからは遊ばずにまっすぐ家に帰るね」
さやか「ブーーーーーッ!」
マミ「」バタン
杏子「ああー!マミが泡吹いて倒れたアアア!」
まどか(私の生活は一晩にしてガラッと変わってしまいました)
まどか(これから色々大変になるだろうけど、今は幸せでいっぱいです)
まどか「これから一緒に頑張ろうね!ほむらちゃん!」
ほむら「うう……」グッタリ
ほむら「まどか……」
ほむら(ああ……まどかの笑顔かわいい///)
ほむら「ええ!頑張りましょう!」シャキーン
ほむら「私たち二人で力をあわせて!」
まどか「うん!」
終わり
あんさや版から一年近く経ってしまったけど、ようやく書けました。
次はマミなぎやりたい。
このSSまとめへのコメント
連れ子クソワロタwwwww
この強引さ好き
何このクソ駄作
2.じゃあお前が書けよww
書けんだろこれ以上の良作をww
駄作作者激怒!