洋子「変身!」いつき「変身!」モバP「変身!」 (223)
※モバマスSSです
※ちょっと長いです
※キャラ崩壊注意です
※誕生日SSのつもりです
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【第一話 アイドル洋子の華麗なる変身!】
12月上旬 街中
モバP(以下P)「今日も寒いなぁ、事務所まで辿りつけるだろうか」
洋子「歩くから寒いんですよ、走りましょう!」
P「よし、走るか!」
ワー キャー ドカーン
P「…何だ?急に向こうの方が騒がしいけど」
洋子「イベントでもあるんでしょうか?」
P「でも明らかに爆発音あったよな、何かおかしいよな…」
タタタッ
???「助けてぴにゃ!」
P「…ん!?」
洋子「え!?」
ぴにゃこら太(以下ぴにゃ)「助けてほしいぴにゃ!」
P「え、あれ、なんで!?これってぴにゃこら太…?」
洋子「穂乃香ちゃんが好きなぬいぐるみですよね!?立って歩いて喋ってる…?」
ぴにゃ「驚くのも無理はないぴにゃが、今はそんなことを気にしている場合じゃないぴにゃ!」
P「気にするわ!何がどうしたんだ!」
ぴにゃ「あれを見るぴにゃ!」
P「あれ?」
ドドドドド
スタミナドリンク?「逃がさんぞスタ!」ドドドドド
P「頭に特大のスタドリのビン被った全身タイツ姿の変態がこっちに向かって走ってきてるー!」
洋子「逃げましょうプロデューサー!」
ぴにゃ「僕も連れていってほしいぴにゃ!」
路地裏
P「…なんなんだあの変態!それに喋るぴにゃこら太!なあ、知ってることがあったら説明して貰いたいんだけど!」
ぴにゃ「簡単に言うと、あの変態は悪い奴で、なんとかして倒したいんだぴにゃ!とにかく、僕に協力してほしいぴにゃ!」
P「協力!?具体的にはどうするんだ!?」
ぴにゃ「そこの健康そうなお姉さんに協力してほしいぴにゃ!」
洋子「え?私ですか?」
P「いや、待て!洋子に何をさせる気だ!なんか嫌な予感するぞ!」
ぴにゃ「僕の力を貸すから、アイツと戦ってほしいんだぴにゃ!」
P「戦う!?戦うって何だ!洋子は美肌を売りにしてるアイドルだぞ!もし怪我でもしたら…」
ぴにゃ「そんなこと言ってる場合じゃないぴにゃ!早くしないと…」
ザザッ
スタミナドリンク?「どこに行ったでスタ!」
P「!?」
ぴにゃ「ひぃっ!」ササッ
P「…なんだ変態!何の用だ!何だその喋り方!」
スタミナドリンク(以下スタドリ)「あのブサイクなぬいぐるみをどこに隠したでスタ?」
P(今ぴにゃこら太は洋子の洋子に隠れてるけど…どうしよう?素直に渡すか?しかし…危ういことに巻き込まれているのは感じる!)
スタドリ「…まあ隠していようがいまいがどうでもいいでスタ。どのみち人間は襲う予定でスタ!」
洋子「え!?」
P「何!」
スタドリ「覚悟するでスタよ!」
P「洋子隠れていろよ!」
洋子「もしかして、戦うんですか!?大丈夫ですかプロデューサー!」
P「プロデューサーはこういう過激な変態にも立ち向かえるように常日頃から鍛えている!大丈夫だ!」
スタドリ「能力もない人間ごときが何をするつもりでスタ!」
P「おりゃー!」
スタドリ「スター!」
バギッ ドガッ ドガーン
スタドリ「口ほどにもないでスタね」ゲシッゲシッ
P「」ボロッ
P(めちゃくちゃ強いぞ…なんだこの変態)
スタドリ?「ではさっそく頂くでスタ」スポッ
P「!?…頭のビンが取れた!?で、ビンの中から…触手!?」
スタドリ「エネルギー吸収でスタ」ギュイイイイ
P「ぎゃあああああ!」バリバリバリ
洋子「ああっ!プロデューサー!今助けに…」
ぴにゃ「待つぴにゃ!アイツも言ってたけど、能力も持たない人間が何をやったって無駄ぴにゃ!」
洋子「でもこのままじゃ!」
ぴにゃ「だから僕に力を貸してほしいぴにゃ!」
洋子「わかりました!貸します!何をすればいいですか!」
ぴにゃ「僕を手に持って『変身!』と大声で叫ぶぴにゃ!」
洋子「はい!変身!」
ピアアアアア バシューン
スタドリ「!?この光…」
ぴにゃ「成功したぴにゃ!」
洋子「…。え、あれ?何この…服装!?セーラー服!?」
ぴにゃ「能力の受け渡し、成功ぴにゃ!」
洋子「ちょっと待ってください!能力って…まさか、この服ですか!セーラー服なんですけど!それに、セーラー服にしてはスカート短すぎませんか!私セーラー服着られる年齢じゃないです!」
ぴにゃ「文句があるならトレースした対象に文句を言ってほしいぴにゃ」
洋子「トレース?」
スタドリ「まさかそこの女の子の後ろにぴにゃこら太が隠れていたとは…参ったでスタね。しかし、倒すなら今しかないでスタ!」ダダッ
洋子「わっ!来た!」
スタドリ「スタミナパンチ!」ブンッ
洋子「回避!」ヒョィッ
スタドリ「スタミナキック!」ブンッ
洋子「よっと!」ヒョイッ
洋子(なんだろう、体が凄い軽い…)
ぴにゃ「変身の能力で、今まで以上に身体能力が上がっているぴにゃ!」
スタドリ「むきー当たらないでスタ!」
洋子「ひょいひょいっ!でも避けてるだけじゃ倒せませんね!」
ぴにゃ「そのトレース元の能力を使うぴにゃ!イメージは、溜めて撃つ!ぴにゃ!」
洋子(溜めて、撃つ?)
スタドリ「ならばこれならどうスタ!フタをあけて中にあるエネルギーを解放するスタ!」カパッ
洋子「溜めて…撃つ」バチバチ
スタドリ「スタミナエネルギー弾!」
洋子「パッションシュート!」
ドガーーーーン
スタドリ「ぐ…まさかこの段階で技を使えるとは…完敗でスタ」ボロッ
洋子「すごい…光線みたいなもの出しちゃった」
スタドリ「次はこうはいかないでスタ!」
ダダダッ
洋子「あっ、待て!」
ぴにゃ「深追いする必要はないぴにゃ。改めて助けてくれてありがとうぴにゃ」
洋子「いえ、こちらこそ…。それにしても、色々と聞きたいことが」
P「ああ、聞きたいことだらけだ!何で洋子はセーラー服なんだ!似合ってるけど!」
洋子「に、似合って!?えへへ…スカート短いですけど」
ぴにゃ「あれ、アンタ。もう怪我はいいぴにゃ?」
P「スタドリ飲んで直した」
ぴにゃ「アンタ人間ぴにゃ?…まあいいぴにゃ」
P「とにかく話を聞かせてもらえないか?今のところ何が何だかわからないんだ」
ぴにゃ「もちろんぴにゃよ。色々と急だったからぴにゃね」
P「とにかく、一回事務所に戻ろうか」
洋子「その前にこのセーラー服…戻したいです」
P「ああ、そう言えばそうだ。その服で歩いてたら目立っちゃうな」
ぴにゃ「僕を触って『解除』と言えば戻れるぴにゃよ」
洋子「わかりました。解除!」
カッ
洋子「…。ちゃんとズボンも履いてる。戻ってますね!」
P「どういう仕組みになってるんだ?解明できたら衣装チェンジとか楽そうだけど」
ぴにゃ「何の話ぴにゃ?」
洋子「ぴにゃちゃんは私が抱えていきますね」ヒョイッ
ぴにゃ「あひゅ」
P「あひゅ?」
ぴにゃ「…手、スベスベぴにゃ」
P「おい何考えてる」
事務所
P「事務所に戻ってきたぞー。やっぱり室内は暖かいな」
穂乃香「Pさん洋子さんおかえりなさい、お疲れ様です。…あ!洋子さんもぴにゃこら太手に入れたんですね」
洋子「うん、ちょっとね」
穂乃香「可愛いですよねぴにゃこら太!このヒゲのあたりとか…」サワサワ
ぴにゃ「…」
穂乃香「…。あれ、何だかあったかいですね」
洋子「あ、あはは…」
穂乃香「…あれ、今、動いた!?」
P「穂乃香!柚達が呼んでた気がするからちょっと行ってきてくれ!」
穂乃香「本当ですか?わかりました、行ってきますね。洋子さん、またぴにゃこら太見せてくださいね」
タタタッ
洋子「秘密にするのは変身モノのお約束ですね」
P「急に言っても驚かれるだろうからな…」
洋子「でも本当にぬいぐるみと変わらないですね」ナデナデ
ぴにゃ「…」
P「まあ頃合を見て言おうか。何にしても大ごとにならなきゃいいけど…。ぴにゃこら太、もうぬいぐるみのふりはいいんだぞ?」
ぴにゃ「ああ、女の子に撫でられるのたまらないぴにゃ…」
P「のぼせていただけかよ!」
【第二話 喋るぴにゃこら太と怪人スタドリの正体!】
レッスンルーム
P「レッスンルームで話し合いするか」
洋子「誰も使ってなくてよかったですね」
P「セーラー洋子の動きもちょっと見たかったからな、ちょうどよかった。…その前に、ぴにゃこら太、色々と説明してほしいんだけど」
ぴにゃ「説明するぴにゃ。薄々気づいていると思うぴにゃが…僕は宇宙人ぴにゃ。元はぴにゃこら太、という名前でもないぴにゃ」
洋子「え?」
ぴにゃ「僕のこの姿は借りたものぴにゃ、トレースしてこういう形になっているぴにゃ」
P「トレース?」
>>6
×P(今ぴにゃこら太は洋子の洋子に隠れてるけど…どうしよう?
○P(今ぴにゃこら太は洋子の後ろに隠れてるけど…どうしよう?
今日の誕生日中に書ききるつもりでしたが、ちょっとまとめきれそうにないので明日また改めて書きこみます…
中途半端ですいません
ID変わりましたが>>1です
再開します
ぴにゃ「そうぴにゃ。元々の姿はゲル状ぴにゃ。だからパッと見驚かれないようになじみのある格好に変わっているぴにゃ」
ぴにゃ「あの敵の変態も同じタイプの宇宙人でゲル状ぴにゃ。もちろんトレース能力も持っているぴにゃよ」
P「…。なんで対象がスタミナドリンクとぴにゃこら太なんだ?」
ぴにゃ「敵の宇宙人は強そうな邪悪なエネルギーを持つ物をベースにトレースするぴにゃ。けど…なんで個人で販売されているようなドリンクをトレースしたのかはわからないぴにゃ」
P「ちひろさんは常に俺達のことを考えてくれる素晴らしい方です」
ぴにゃ「急にどうしたぴにゃ?」
P「なんでもない」
P「トレースするだけにしてはあのスタミナドリンクめちゃ強かったんだけど、どういう仕組みなんだ?ぴにゃこら太は弱そうなのに…」
ぴにゃ「僕はトレースした能力を与えることが出来るぴにゃけど、相手はトレースした能力を自分に適用させることが出来るぴにゃ」
ぴにゃ「僕らの種族は『外見のトレース』と『能力のトレース』を個別に行うことが出来るぴにゃ。相手の種族は能力を自分に適用出来て、僕は能力を他の人に渡せるぴにゃ」
P「…なんでぴにゃこら太は、ぴにゃこら太をトレースしたんだ?」
ぴにゃ「スタミナドリンクの近くにある身近な小動物をトレースしておけばそこまで驚かれることもないと思ったぴにゃ」
P「無茶があるぞ…」
ぴにゃ「この団体の人達ははもしかしたら特殊な能力を持っているのかもしれない!と思って小動物トレースして、女の人が多いらしいぴにゃから、強い女の子を探してトレースしたぴにゃ」
P「なるほどな、だからセーラー服着てるのか」
洋子「戦う女の子は変身しますもんね」
洋子「人間のエネルギー奪う、って言っていましたが、そのエネルギーで相手の宇宙人の人は何をする気なんでしょう?」
ぴにゃ「わからないぴにゃ」
洋子「わからない!?」
ぴにゃ「まあ僕の一族からはぐれている悪っぽい奴らぴにゃ。悪いこと企んでるに違いないぴにゃ」
洋子「うーん…そうかもしれませんね」
ぴにゃ「だからわざわざこうしてこの地球までやってきたぴにゃよ」」
P「目的はわかった。しかし待て!最初にも言ったが洋子はアイドルだ!スケジュールもあるんだ!」
ぴにゃ「地球の、いや、宇宙の危機ぴにゃよ!あいつらがエネルギーをヤバいことに使ったらどうするつもりぴにゃ!」
P「ぐぬぬ…無理やりセーラー戦士にスカウトしておきながら、別の予定押し付けるとはなんたる!」
洋子「私なら大丈夫ですよプロデューサー、頑張っちゃいますよ!」
P「でもなー洋子…」
洋子「みんなの平和と笑顔を守るのもアイドルの仕事ですから、ね?」
P「…そこまで言うなら、わかった!俺も出来る限り協力するよ!無茶だけはするなよ!」
ぴにゃ「ありがとうぴにゃ!」
P「じゃあ洋子、ちょっと変身してくれ。能力とか知りたいんだ」
洋子「はい、変身!」
カッ
P「セーラー洋子誕生!…で、どんな具合だ?洋子」
洋子「体がすごく軽いです。露出の多い服ですけど寒さも感じないんですよね」
ぴにゃ「僕たちは創作上の物、現実上に存在するものの能力をトレースして、別の人に与えることが出来るぴにゃ。だから洋子さんには光の戦士の能力が宿っているぴにゃ」
洋子「それがあの、溜めて撃つパッションシュート…なのかな?」
ぴにゃ「そうぴにゃ」
P「セーラー服着てる光の戦士ってそういう能力だっけ?」
ぴにゃ「大雑把にトレースしているところもあるから、細かい所は再現されていないぴにゃ。フィーリングぴにゃ」
ぴにゃ「敵の宇宙人が現れたら僕にしかわからない特殊な電波が発生するから、そのとき教えるぴにゃ、倒しに行くぴにゃよ」
P「じゃあぴにゃこら太は事務所のタンスの中にでも座っててくれ、動いてたら目立つしな」
ぴにゃ「出来ることなら洋子さんと一緒にいたいぴにゃ」
P「ええ?何でだ?」
ぴにゃ「僕に触らないと変身できないぴにゃからね」
P「ブローチとかそういうアイテムないのか?」
ぴにゃ「ないぴにゃ」
P「ないのか…」
洋子「ならずっと携帯しておかないといけないんですね」
ぴにゃ「そうぴにゃね。寝るときも抱えていてほしいぴにゃ。寝るときも一緒にいてあの美肌を堪能したいぴにゃ」
P「おい今なんて言った」
ぴにゃ「なんでもないぴにゃ」
P「…次そういうこと言ったら淫獣って呼ぶからな!」
謎の場所
スタドリ「あいつめ…あっという間に能力持ちを一人完成させるとは…参ったでスタ」
???「しかし逆に言えばまだ一人でエナ。俺に任せるエナ、作戦を思いついたエナ」
【第三話 第二の戦士!酔拳の使い手!】
某テレビ局内
P「もう一時間したら出番だから用意しておこうか」
洋子「わかりました!」
ぴにゃ「そんな場合じゃないぴにゃ!町に怪人が現れたぴにゃよ!」
P「ええ!?おいおい、これから出番なんだぞ!」
ぴにゃ「すぐ倒してすぐ帰ってくるぴにゃ!しかし高校生ぐらいだと思ってたのに普通に働いているのには驚いたぴにゃよ!」
P(まあ洋子20歳に見えんよなあ…美肌だし若いし)
洋子「早く倒して帰ってきちゃいましょう!」
町中
ワー キャー ドカーン
エナジードリンク(以下エナドリ)「ヒャッヒャッヒャ!上質なエネルギーをよこすエナ!」
カイブツダー コワイヨー
P「着いたぞ洋子!」キキーッ
洋子「もう街の人を襲っている、急がないと!」
ぴにゃ「いちいち車で移動するぴにゃね」
P「アイドルだからな」
洋子「車内で…変身!」
カッ
タタッ
洋子「そこまでですよ!」
エナドリ「フフフ…来たエナね!」
洋子「町の人達に手出しはさせません!」
アレ、セーラーフクノコガデテキタゾ モシカシテサツエイ? スカートミジカクナイ? ヨウコサンジャネ? カワイイ
洋子「…やっぱりセーラー服にしてはスカート短いなぁ」
P「洋子ー!頑張れよー!」
洋子「はい!前みたいにやっつけちゃいます!」
P「こらそこ!勝手にスマホで写真を取るなー!」ダダダ
ぴにゃ「あのマネージャーさん頑張ってるぴにゃね」
洋子「いえ、マネージャーじゃなくてプロデューサー…」
エナドリ「余所見してていいエナか!」ブンッ
洋子「ひょいっと!」スッ
エナドリ「!?」
洋子「洋子パンチ!洋子キック!」
エナドリ「あだっ!痛っ!」
洋子「ふふふ、その動きじゃ当たりませんよ?」
エナドリ「思ったより強いエナね…でもここまででエナ!俺たちも前のままでは終わらないエナよ!」
洋子「…?」
エナドリ「フォルムチェーンジ!」
カッ
洋子「急にまぶしい光が!?」
P「例のトレース能力か!?」
ぴにゃ「その通りぴにゃ!前も言ったぴにゃけど、宇宙人たちは見たものをトレースして、自分の能力にすることが出来るんだぴにゃ!」
洋子「一体何をトレースしたんでしょう…?」
エナドリ「ククク…手のようなものが一杯増えたエナ」ウニョニョ
P「触手じゃねーか!何トレースしてるんだ!」
洋子「職種?」
エナドリ「覚悟するエナよ能力持ち!この手のようなもの!触手から逃げられるエナか!」
ウニョニュシュババババ
洋子「てい!洋子パンチ!」
ウニョニュシュババババ
洋子「数が多い!」
P「大丈夫か洋子!」
洋子「大丈夫です!光の光線で一気にやってしまいます!」バチバチ
ウニョニュシュババババ
洋子「パッションシュート!」
ドカーン
ぴにゃ「やったぴにゃか!?」
…ウニョニュ
洋子「…減ってない!」
エナドリ「威力は高いみたいエナが、貫通力は乏しいみたいエナね…触手の数は多いエナよ。いつまでその光線も撃てるエナかねぇ…」
ぴにゃ「まずいぴにゃ!相性悪いぴにゃ!」
P「マジかよ!…何かないのか!ドカーンって一気に倒せるようなの!」
ぴにゃ「溜めれば大きい光線は出せるぴにゃが…あの数が相手だとスキが無いぴにゃ」
ウニョニュシュババババ
洋子「きゃっ!捕まった!」
P「洋子!」
エナドリ「もらったエナ!このまま一気に閉めて決着を…。…」
ウニョニョ
洋子「きゃっ!お肌触らないで!」
エナドリ「なんて滑らかなお肌エナ」サワサワ
P「何公然の場で触手プレイしてんだー!」
洋子「パッションシュート!」
ドカーン
エナドリ「!?…自分ごと爆発させて触手から逃れるとは、やるエナね!」
P「洋子大丈夫か!」
洋子「大丈夫です!ですけど…このままじゃまずいです」
エナドリ「ククク…ここまでのようエナね。もう一度あのお肌になんとしてでも触るエナよ」
P「目的変わってないか!おのれ!…洋子!パッションシュートあと何回撃てる!」
洋子「感覚だと後一回です…」
P「一回!?」
洋子「自爆でエネルギー使っちゃって…」
P「…まずいな」
ぴにゃ「エネルギー切れてもやろうと思えば撃てるぴにゃよ」
P「本当か!どうやるんだ!」
ぴにゃ「服も同じエネルギー成分で出来てるから、服をエネルギー変換すればパッションシュート撃てるようになるぴにゃ」
P「なんだその設定!」
洋子「ふ、服を!?」
P「やらなくていいぞ洋子!こうなったら俺がオトリになる!そのスキを狙って…」
エナドリ「触手アタック!」
P「あがあああああ」
洋子「ああっ、プロデューサー!」
エナドリ「これで邪魔物は消えたエナ!さあ触手の餌食になるエナよ」
ぴにゃ「このままじゃまずいぴにゃ!早く服を消してパッションシュートを撃つぴにゃ」
洋子「どうしたらいいのー!」
???「待ちなさーい!」
エナドリ「誰エナ!?」
いつき「洋子に手は出させないよ!ま、真鍋…いつき…参上ーっ!」バーン
エナドリ「何!?二人目の能力持ちエナ!?」
洋子「いつき!何その衣装!?…まさかいつきも変身したの!?スカート短い!」
いつき「洋子の方が短いよー!なんでセーラー服なの!?」
洋子「成り行きだよ…いつきの衣装可愛いなあ。プリティでキュアキュアしてるね」
いつき「普段着るような衣装じゃないからまだ慣れないけどね…」
洋子「照れが見えたよ」
エナドリ「…のんびりしてるエナね。まあいいエナ!この触手の量には勝てないエナ!」
シュババババ
いつき「洋子下がっててね!私がスキを作るから!」
洋子「うん!」
エナドリ「触手アタック!」
いつき「コォォ…ホワチャー!」
ビシッ バキッ ビシッ
エナドリ「え、体術エナ!?」
いつき「アチョー!ホワチャー!」
バキッ ブチッ ビシッ
エナドリ「触手がどんどん打ち落とされるエナ!」
いつき「アタタタタタ!ホワタァー!」
ブチッ バキッ メキッ
エナドリ「触手が全部ちぎれたエナ!」
いつき「今だよ洋子!」
洋子「パッションシュート!」
ドガーン
エナドリ「ま、まさか負けるとは…ゴホッ。覚えてるエナよー!」ダダダッ
洋子「やったー勝ったー!ありがとういつき!」
いつき「洋子のおかげだよ!…でも本当に光の戦士やってるなんて思わなかったよ」
洋子「いつきもぴにゃこら太ちゃんに能力を貰ったの?」
ぴにゃ「渡せるのは一人一つだけぴにゃ。だから、他にも僕以外の能力持ちがいるぴにゃね」
アッキー「能力渡したのは俺でアッキー」
洋子「アッキー!?優ちゃんのペット!?」
ぴにゃ「おお、その声は2番ぴにゃね。無事だったぴにゃか」
アッキー「アイドルかと思ったら酔拳の使い手だったでアッキー」
洋子「他にもいたんだね…ぴにゃちゃんみたいな宇宙人」
ぴにゃ「言わなかったぴにゃね、敵も複数いるぴにゃから、僕らも複数こっちに来たぴにゃ」
P「いつき!いつきも戦士になったのか!」
いつき「あ、プロデューサー!プロデューサーも本当に関っていたんですね」
ぴにゃ「触手に思いっきりビンタされてたけど大丈夫ぴにゃ?」
P「エナドリ飲んで直したから大丈夫だ」
アッキー(回復力早いアッキー)
P「いつきの元になったのは…今もやってるシリーズ物か。肉弾戦多そうなものになるなんて!俺は不安だよ」
いつき「問題ありませんよ!いっつも鍛えてますし!」
P「怪我はしないでくれよ!」
いつき「触手に生身で突っ込むプロデューサーが言えることじゃないですよ」
P「その…それは、なんというか」
いつき「これからは、私がプロデューサーの代わりにサポートしてあげますから!一人じゃ洋子も大変ですものね」
P「…すまんいつき!助かるよ」
洋子「頑張ろうねいつき!」
ぴにゃ「皆で頑張るぴにゃ」
洋子(でも何か忘れているような…)
PPP
P「メール?…。あー!そうだこれから収録だったんだ!洋子!急いで戻るぞ!」
洋子「ああ、そうでした!急ぎましょう!」
ぴにゃ「変身した方が早く走れるからそのまま向かうぴにゃ!」
洋子「ええ!?でも…セーラー服で街中を走るのはちょっと…」
P「安全運転で飛ばすから大丈夫だ!急ぐぞ洋子!」
アッキー「せわしないでアッキー!」
謎の場所
スタドリ「普通にボロ負けだったでスタね」
エナドリ「もう一人来るとは思わないでエナ…。しかし体術使いに光線使いがいては、もう隙がないでエナね」
???「そんなことは無いでエルピー。いくら強くてもエネルギーは有限…勝つ方法を思いついたでエルピーよ」
【第三話 第二の戦士!酔拳の使い手!】
某テレビ局内
P「もう一時間したら出番だから用意しておこうか」
洋子「わかりました!」
ぴにゃ「そんな場合じゃないぴにゃ!町に怪人が現れたぴにゃよ!」
P「ええ!?おいおい、これから出番なんだぞ!」
ぴにゃ「すぐ倒してすぐ帰ってくるぴにゃ!しかし高校生ぐらいだと思ってたのに普通に働いているのには驚いたぴにゃよ!」
P(まあ洋子20歳に見えんよなあ…美肌だし若いし)
洋子「早く倒して帰ってきちゃいましょう!」
町中
ワー キャー ドカーン
エナジードリンク(以下エナドリ)「ヒャッヒャッヒャ!上質なエネルギーをよこすエナ!」
カイブツダー コワイヨー
P「着いたぞ洋子!」キキーッ
洋子「もう街の人を襲っている、急がないと!」
ぴにゃ「車で移動するぴにゃね」
P「アイドルだからな」
洋子「変身!」
カッ
タタッ
洋子「そこまでですよ!」
エナドリ「フフフ…来たエナね!」
洋子「町の人達に手出しはさせません!」
アレ、セーラーフクノコガデテキタゾ モシカシテサツエイ? スカートミジカクナイ? カワイイ
洋子「…やっぱりセーラー服にしてはスカート短いなぁ」
P「洋子ー!頑張れよー!」
洋子「はい!前みたいにやっつけちゃいます!」
P「こらそこ!勝手にスマホで写真を取るなー!」ダダダ
ぴにゃ「あのマネージャーさん頑張ってるぴにゃね」
洋子「いえ、マネージャーじゃなくてプロデューサー…」
エナドリ「余所見してていいエナか!」ブンッ
【第四話 第三の戦士!たった一人の旅人戦隊!】
レッスンルーム
洋子「変身!」
いつき「変身!」
カッ
P「洋子がセーラー服着てる戦士で、いつきがプリティで…キュアキュアしている戦士か」
いつき「洋子はコスプレみたいだね」
洋子「あんまり言わないでー!いつきはアイドルの衣装って言われても違和感ないなぁ」
P(でも似合ってるなぁ…このままステージとか立たせてみたい)
P「二人とも変身してみてどういう感じだ?」
洋子「体が軽くて動きやすいですね。後は力を溜められる感覚があります。もっと溜められるかもしれません」
いつき「私も体軽いけど、力を溜められる感覚とかはないなあ」
P「ぴにゃこら太にアッキー。具体的にはどういう力なんだ?」
ぴにゃ「洋子さんの方は簡単に言えば光の戦士ぴにゃ。光のエネルギーを溜めて撃ったり、殴ったり。慣れてきたら飛んだり出来るぴにゃ」
洋子「なかなか万能そうですね」
P「土俵同じなら負けることなさそうだな。いつきの方はどんな力なんだ?」
アッキー「体術関係が全部跳ね上がっているでアッキー。視力に脚力に腕力…とにかく全部強くなっているでアッキー」
いつき「確かに力強い感覚はありますね」
P「触手も打ち落とせるわけだ、頼もしいな。飛び道具は?」
アッキー「無いでアッキー」
P「無い!?」
アッキー「体術だけでアッキー」
P「無いて…」
いつき「大丈夫ですよプロデューサー。前みたいにやればいいんですから」
洋子「いい具合に前衛と後衛に分かれてるもんね」
P「…まあ確かにそうか。怪人と触手にもサシで勝てるし問題なさそうだ」
PPP
P「おっとメール…トレーナーさんからだ。そろそろレッスン場を空けて欲しいってさ」
ぴにゃ「ちょうどいいでぴにゃね。新たな怪人が現れたぴにゃ」
P「来たか…行くぞ洋子、いつき!あとぴにゃこら太にアッキー!」
アッキー「おまけ扱いでアッキー!」
某採石場
P「戦隊シリーズの撮影でよく使われる採石場まで来たな」
洋子「なんだか爆発しそうですね」
いつき「こんな人気の無い場所にいるの?人間のエネルギーを好むんじゃあ…」
ぴにゃ「うーん…不思議ぴにゃね」
アッキー「まさか誘い込まれたでアッキーか?」
???「御名答でエルピー。誘い込んだでエルピーよ!」
洋子「…来ましたね!」
エルピードリンク(以下エルピー)「エルピードリンク参上でエルピー!」
P「次はツアーのドリンクか…全部ドリンクベースなんだな」
アッキー「こんな人気の無い場所でどうするつもりだアッキー!」
エルピー「単純に邪魔されないような広いフィールドが必要だったでエルピー」
スタドリ「その通りでスタ」
エナドリ「今回はかなりの作戦を考えて来たでエナよ」
ぴにゃ「…三人で来たでぴにゃか!怖いぴにゃ」
いつき「まだまだ余裕ですよ!触手が増えてもなんてことないです!」
エルピー「今回は触手じゃないでエルピー。行くでエルピーよ!」
スタドリ「フォルムチェーンジ!」
エナドリ「モデル!」
エナドリ「“UFO”!」
カッ
P「ユーフォー!?」
フワフワフワ
エルピー「思い切って空を飛んでみたでエルピー」
P「ドリンクの形したよくわからんUFOになったぞ!」
洋子「パッションシュート!」
スカッ
エルピー「当たらないでエルピー。さすがにその距離と角度では辛いでエルピーね」
洋子「…まさか飛ぶなんて」
いつき「大丈夫だよ!今のところ攻撃手段も無さそうだし…」
スタドリ「そうはいかないでスタ!」
エナドリ「ちゃんと多彩な攻撃手段も用意してきたでエナよ!」
キュイイイイン フワフワ ドドドッ
P「何だ!?UFOから何か…出てきたぞ!?人型!?」
エナドリ「ゲームでよくある、敵を無限生成するジェネレーターもトレースしたでエナ」
スタドリ「生成できる敵もしっかりと考えて選んだでスタ。長期戦に耐えられるタフな肉体と強靭な腕力を持つ…」
オーク1「グルルル」
エルピー「オークでエルピー」
P「何でだよ!」
P「触手といいオークといい!洋子たちは子供向けをモチーフにしてるのに!なんで敵だけ子供向けからほど遠いんだよ!」
エルピー「たっぷりと可愛がってやるでエルピー」
オーク2「グヘヘ」
オーク3「ウヒヒ」
オーク4「ブヒヒ」
P「くっ、子供には見せられないような本に出てくる相手役が大量に!」
ぴにゃ「とにかく戦うぴにゃ!こうしている間にもどんどんオークは出てくるぴにゃ!」
洋子「行こういつき!」
いつき「うん!」
オーク5「グオオオ」
洋子「パッションシュート!」
いつき「コォォォ…ホアチャー!」
洋子「ぜぇ…ぜぇ…全然減らないね」
いつき「うん…いくら倒しても倒しても…」
オーク76「グヘヘヘ」
オーク77「ウヒヒヒ」
洋子「どんどん出てくる!」
いつき「洋子、なんとかしてUFOを落とさないとだけど…」
オーク78「ギャオオ!」
洋子「…!洋子パンチ!」バキッ
オーク78「ギャアアア」ドサッ
洋子「これじゃあ狙えないよ!」
エルピー「かなり粘るでエルピーね。素晴らしい体力でエルピー」
オーク79「グオオオ!」
洋子「洋子キック!」
ヒョィッ
洋子「よけられた!?」
オーク80「捕まえたで」ガシッ
洋子「しまった!」
いつき「洋子!」
オーク81「おっとそこまで」ガシッ
オーク82「力は強いらしいけど二人掛りなら捕まえられるでえ」ガシッ
いつき「うわっ!」
エルピー「しかし、ここまでのようでエルピーね。グヘヘ」
P「俺も行くー!あいつら全員やっつけてやる!」
オーク6「あかんでー」
バキッ
P「あがああああ!」
オーク6「よいしょっと捕まえた。ここで俺たちの仲間がやることをそこでゆっくりと見るといいべ」
P「何!何!?何見せられるの俺!?」
ぴにゃ「早く服をエネルギーに変えてUFOを落とすぴにゃ!」
アッキー「負けちゃダメでアッキー!」
オーク6「ぐへへ楽しみだべ」
P「畜生!こんなのってアリかよ!!何でお前らオークだけ古臭い喋り方なんだよ!可愛げ全然ない!語尾にオーク付けて喋れよ!」
???「そこまでだよ!」
ぴにゃ「!?」
オーク80「コレからいいところなのに…誰や!」
エルピー「また新手でエルピーか!?」
P「やったああああああああ誰か来たあああああああ!」
芽衣子「さすらいの旅人…並木、芽衣子!登場っ!」
P「芽衣子!全身タイツにスカート…ということは、トレース先はスーパー戦隊か!…でもヘルメット無いぞ!?」
芽衣子「邪魔だから取っちゃった」
P「取ったっ!?」
芽衣子「…っと、そんな話している場合じゃないね!早く倒さないと」
オーク81「オナゴがまた一人増えたべぐへへ」
P「発想がいちいちゲスイ!」
オーク82「一人増えたところで何も変わらないべ」
オーク83「オラたちは無限に出てくるんだで」
芽衣子「無限に出せるのはそっちだけじゃないよ!」
オーク84「?」
芽衣子「パッションウェポン!」キュイイイン
オーク85「ウエポン?」
芽衣子「パッションバズーカ!」チャキッ
オーク86「何か出てきたで!?」
芽衣子「ドカーン!」
ドゴォォォン
オーク77「ギャアアア!」
オーク76「グワアアア!」
オーク85「落ちつくべ!バズーカは単発式だで!あの一発だけや!」
芽衣子「パッションウェポン!パッションバズーカ!」チャキッ
オーク85「また出てきた!?」
芽衣子「ドカーン!さらにドカーン!もういっちょドカーン!」
ドゴォォォン ドゴォォォン ドゴォォォン
オーク80「ギャアアア!」
洋子「芽衣子さんすごい…」
いつき「私たちの周りのオークもいなくなっちゃった」
エルピー「…。まずいでエルピー。次はアレがこっちに来るでエルピー!」
エナドリ「大丈夫でエナ!ちゃんと見れば当たらないでエナ!」
スタドリ「それにあのプロデューサーとかいうのも人質に取っているでスタ!問題ないでスタ!」
オーク6「…動いたらこの男がタダじゃおかないべ!」
P「俺に構うな芽衣子!やってしまえ!」
芽衣子「大丈夫!動かれるよりも…早く!」
オーク6「!?」
芽衣子「パッションウェポン!スナイパーライフル!」
オーク6「スナイパー!?」
芽衣子「バキューン!」
ドギュウウン
オーク6「グギャアア!」バタッ
エルピー「…スナイパーライフルはマズいでエルピー!」
エナドリ「大丈夫でエナ!ちゃんと見れば…」
スタドリ「無理スタ!あの弾速は無理スタ!」
芽衣子「狙っちゃうよー!バキューン!」
ドギュウウン ドギュウウン ドギュウウン
エルピー「お、覚えているでエルピー!」ボロッ
スタドリ「次はこうは行かないでスタ!」ボロッ
エナドリ「悔しいでエナ!」ボロッ
ダダダッ
芽衣子「勝ったかな?」
洋子「芽衣子さーん!」
いつき「助かったよー!ありがとう!」
芽衣子「どういたしまして!」
P「芽衣子!本当に助かった!よく来てくれたよ!」
芽衣子「あ、プロデューサー!無事でよかったよ!」
ぴにゃ「プロデューサーは殴られていたけど平気ぴにゃ?」
P「エルピードリンク飲んで直した」
アッキー(恒例になりつつあるでアッキー)
P「しかし…芽衣子も変身したのか。誰に能力もらったんだ?」
芽衣子「この子だよ」
ヒョウ「私だヒョウ」
P「ヒョウくん!?二本足で立ってる!」
ぴにゃ「その丁寧な喋り方は3番ぴにゃね」
ヒョウ「その通りだヒョウ。遅くなってしまったでヒョウ」
アッキー「タイミングはバッチリだったからよかったでアッキー」
洋子「バズーカ一杯撃ってたけど、そういう能力なんですか?」
芽衣子「うん、いろんな武器を一杯出せるんだって!」
ヒョウ「イメージする武器は基本的に何でも出せるでヒョウ。燃費もいいでヒョウ」
芽衣子「その分体術は強くないんだけどね…」
P「体術は洋子といつきがいるから問題はないさ。これで遠距離も完璧になったな!」
洋子「私は燃費が悪いですから助かります!」
いつき「心強いね!」
ぴにゃ「服をエネルギーに変える展開もこのままじゃなさそうでぴにゃね」
アッキー「美肌でアッキーか?」
ぴにゃ「美肌ぴにゃよ」
P「おい何を考えてる」
謎の場所
エルピー「あんなに武器を出せる能力持ちも来るとは想定外でエルピー」
スタドリ「物量で勝てないんじゃ無理でスタ」
エナドリ「もういっそのこと真正面から戦うでエナか?」
???「気が早いでエピーよ。もう大丈夫でエピー、倒し方は解ったでエピー」
【第五話 第四の戦士!お花を愛する魔法使い!】
ライブ会場
洋子「今日はこの会場でライブですね!」
いつき「動き回れそうな広いステージです!」
芽衣子「今日も元気一杯だね!私も二人に負けないようにしないと」
ぴにゃ「最近は皆一緒に行動しているぴにゃね」
P「相手はトレースで能力変えてくるからな…出来る限り全員一緒のほうがいいなって思って」
芽衣子「二人だけだと遠距離に対応できないもんね」
P「芽衣子には激しいライブかもしれないけど…大丈夫か?」
芽衣子「平気だよ!プロデューサーと一緒に居られることも多いし…楽しいよ!」
P「おお、頼もしいな!俺も楽しいよ、怪人が出てくる以外は。次は何が出てくるのやら」
芽衣子「何が来ても私のバズーカでやっつけちゃうから、心配しないで!」
洋子「私だって、溜めたらすごい光線が出せますよ!心配ありません!」
芽衣子「ふふふ、私はスナイパーライフルも出せちゃうよ?」
洋子「バズーカもいいですけど…光のエネルギーもすごいですよ!この前光のエネルギー操る練習してたら、数センチ受けましたよ!」
P「浮けたのか!?」
洋子「はい!そのうち飛べるようになっちゃうかもしれませんよ!」
芽衣子「もし自由に飛べたら…旅行し放題だね、いいなー」
いつき「みんな、怪人もいいですけど、本業はライブですよ?」
P「…おっと、すまん。メインはライブだもんな。じゃあ少し動きを見ようか」
ぴにゃ「いい流れぴにゃが…怪人が現れたぴにゃ」
P「マジか!?」
アッキー「次は街中でアッキーね」
ぴにゃ「もう既に人を襲っているでぴにゃ。急いで倒しに行くぴにゃ」
P「ライブの合わせもしたいってのに…ひどいタイミングだな」
洋子「早く倒して帰ってきましょう!」
いつき「そうですよ!アップ代わりにちょうどいいです!」
P「アップ代わりか!そうだな、早く行って倒して帰るか!」
芽衣子「タクシー呼んでおくね」
ヒョウ(移動にタクシー使う戦士は初めて見たでヒョウ)
街中
ワー キャー コワイヨー
エーピードリンク(以下エピー)「ガハハハ!人間どもよエネルギーよこすエピー!」
エナドリ「逃げ回るんじゃないでエナ!」
スタドリ「エネルギーよこすでスタ!」
洋子「そこまでですよ!」
エピー「…来たでエピーね!」
いつき「これ以上町の人に手出しはさせません!」
芽衣子「先手必勝!パッションウェポン!パッションバズーカ!」
いつき「いきなり!?」
芽衣子「ドガーン!」
ドゴォォォォン
P「…相変わらずすごい威力だな。一発で跡形もなくなってしまった」
芽衣子「この芽衣子さんの敵じゃなかったね」
ヒョウ「油断大敵だヒョウ!もう既に何かトレースした後かもしれないでヒョウ!」
ウニョニョ
芽衣子「ウニョニョ?」
洋子「…!見てください!バラバラになった破片が、また一箇所に集まってます!」
いつき「ええ!?ドロドロになって動いてる!?」
エピー「…復活でエピー」
P「…触手、オーク…。…で、ドロドロの何か。スライムか!」
エピー「よくわかったでエピーね。トレース元はスライムでエピー」
P「なんとなくわかるわ!」
エピー「あのバズーカも効かないとは想像以上の柔軟性でエピー」
スタドリ「フフフ…素晴らしいトレース元でスタよ」
エナドリ「たっぷりと味わ…違う、たっぷりとエネルギー頂くでエピー」
P「今何言いそうになった!」
ぴにゃ「言ってる場合じゃないぴにゃ!あんな柔軟性だと攻撃通らないぴにゃよ!」
エピー「覚悟するでエピーよ!」
スタドリ「もう前のようにはいかないでスタ!」
エナドリ「大人しく降伏するでエナよ!」
ダダダッ
洋子「パッションシュート!」
ドガーン ウニョニョ
エピー「効かないでエピー!」ウニョニョ
洋子「きゃっ!この…纏わりついて!」
いつき「アタタタタ!」
スタドリ「効かないでスタね!」ウニョニョ
いつき「そんな気はしてたけどー!」
芽衣子「パッションショットガン!」
ドガン ドガン ウニョニョ
エナドリ「武器を変えても同じでエナ!」ウニョニョ
芽衣子「こんなのずるいよー!」
P「洋子!いつき!芽衣子!」
ぴにゃ「あああ!本当にまずいぴにゃ!」
ナニコレサツエイ? スライムエロイナ
P「ギャラリー!マジマジと見るんじゃない!見せもんじゃないぞ!」
洋子「自爆パッションシュート!」
ドガーン
エピー「でもすぐに纏わりつけるでエピー!」
洋子「くっ…!」
P「なんか!なんかないのか!」
ぴにゃ「服消して…」
P「それはもういい!」
アッキー「体術しか使えないからどうしようもないでアッキー!」
P「…武器!何か出せないのか!属性付きのとか!」
ヒョウ「…今の熟練度だとまだ無属性だけでヒョウ」
P「…ええい俺も行くー!」
エピー「邪魔でエピー」バキッ
P「あがあああああああ」
エピー「ついでにお前のエネルギーも奪ってやるでエピー」ウニョニョ
P「むぐっ!?ぐっ…」ウニョニョ
洋子「プロデューサー!」
エピー「他人の心配をしている暇があるでエピーか?」ウヒョニョ
洋子(…くっ、逃げられない…!)
エピー「ついに勝ったでエピー!」
P「なんでまたこのパターンなんだ!俺に何か!何かあればー!」
ぴにゃ「諦めちゃダメぴにゃ!実はまだあと一人!仲間がいるぴにゃ!もしかしたら戦士を見つけて来てくれるかもしれないぴにゃ!」
P「そんなにまた都合よく…」
???「ごめん!遅れちゃった!」
P「来たあああああああああああやったあああああああ!」
夕実「魔女っ子、相葉夕実だよっ!…なんて、言ってられる状況じゃないね!」
P「夕実!なんだそのお邪魔な魔女みたいな格好!…いや今はお邪魔な状況じゃないんだけど!」
夕実「皆待っててね!すぐに助けるから!」
エピー「何をする気でエピー?下手したらコイツらも怪我するでエピーよ」
夕実「怪我なんてさせないよっ!パッションマジック!」ピカピカッ
エピー「へ?魔法?なんか空中にビンが出来たでエピー」
夕実「スライムなんて吸い込んじゃって!」
ギュゴオオオオオ
エピー「ぎゃあああ!やばいやばい!重みがないから持っていかれるでエピー!」ゴオオ
スタドリ「ああああいいところだったのにスタ!」ゴオオ
エナドリ「やめてえええ!抗えないでエナ!」ゴオオオ
洋子「やったあ!全部はがれた!」
芽衣子「パッションバズーカで支えないと持っていかれそうな風圧だよ…」
P「俺能力何も持ってないから支えられないー!」ゴオオオ
いつき「プロデューサーが飛ばされてるー!」ガシッ
P「ありがとういつき助かった!」
ギチギチ
夕実「一つにまとめたよー!」
P「すごいな夕実…魔法が使えるのか」
夕美「うん、望めば大体のことはできるみたい」
サバオリ「間にあってよかったでサバオリ」
いつき「サバオリくんが直立不動で立ってる!」
洋子「魚人!?」
ぴにゃ「おお、その声は4番ぴにゃね。これで全員揃ったぴにゃ!」
夕美「話は聞いたよ。みんな、これからよろしくね!」
芽衣子「うん、よろしく!」
アッキー「さて、敵連中は今固めてるから、攻撃当て放題でアッキーよ!」
ヒョウ「でも、また再生しないとも限らないでヒョウ」
サバオリ「かまわんでサバオリ。突撃でサバオリ!」
ぴにゃ「いや、ここは引くぴにゃ!」
P「その通りだ引くぞ!悪いが本番五分前だ!移動するぞ!」
サバオリ「ええ!?五分前!?移動でサバオリか!?」
ぴにゃ「時間に追われるアイドルの辛いところぴにゃ…」
洋子「…って、五分前!?今から車で移動しても間に合わないですよ!」
P「そうなんだよ!どうしよう!」
いつき「衣装も合わせてないのに!」
夕美「大丈夫!私にまかせて!この能力ならテレポートも出来るみたいなの!」
P「本当か!夕美!」
夕美「うん!」
夕美「パッションマジック!ライブの控室までテレポート!」
ギュイイイン
パッ
ドサドサッ
P「あたた…空中から落ちた!でも周りの景色は変わってるから本当にテレポート…」
ワアアア キュウニアラワレタゾー ナンダー スゲー エンシュツスゲー
P「ライブ会場だここー!」
洋子「えっ!?私セーラー服のままだよ!」
夕美「あれっ!ここライブ会場!控室にワープしたつもりが…みんなごめん!」
芽衣子「みんなーやっほー!急にごめんねー!」
いつき「芽衣子さん平常運転!?」
ぴにゃ「人が一杯ぴにゃ」
P「早く!裏方とぬいぐるみとワンちゃんとイグアナと魚はステージから降りるぞ!」ダダダッ
洋子「え、えーっと…みんなこんにちはー!セーラー服ですけど、斉藤洋子でーす!」
いつき「今日は…ワンピース風の衣装で登場!真鍋いつきです!」
芽衣子「一人だけど戦隊ものの衣装だよー!並木芽衣子です!」
夕美「魔女っ子衣装!相葉夕美でーす!飛び入りで参加…でいいのかな?」
ワアアアア カワイイー スカートミジカイー
P「よし!変わりなく始まったぞ!衣装違うけど!」
ワアアア
P「服違うけど…いいライブだな。身体能力上がってるからその分動きに切れがあるのか?新ユニット考えてみるかな…。…でも洋子の服だけニチアサじゃないんだよな」
ぴにゃ「…」
P「どうした?ぴにゃこら太」
ぴにゃ「…ライブ初めて見たぴにゃけど、いいぴにゃね…」
P「ああ、いいだろ!みんな元気一杯だからな」
ぴにゃ「プロデューサーが必死になって仕事するのもわかる気がするぴにゃ…」
謎の場所
スタドリ「どうするスタ!近距離に遠距離に万能に支援!全部揃っちゃったスタよ!」
エナドリ「…いや、そんなことも無いエナ。気が付いたエナよ。あいつら…毎日全員一緒に居られるわけじゃないエナ!」
???「ククク…ついに俺の出番ビーピーね」
【第六話 もう一人の戦士!ドリンク中毒!】
街中
ビーピードリンク(以下ビーピー)「この機械の多機能さで身動きを封じ込めてやるでビーピー!」
スタドリ「次は機械をトレースしたでスタよ!機能てんこ盛りスタ!」
洋子「プロデューサーと芽衣子さんと夕美ちゃんは仕事中…今は私といつきしかいないから、頑張ろう!」
いつき「うん!やってやろう!」
ぴにゃ「スケジュール合わないと辛いでぴにゃね…」
洋子「お、ぴにゃちゃんスケジュールなんて言葉覚えたんだ」
ぴにゃ「プロデューサー達の会話聞いてたら、なんとなく覚えてきたぴにゃ」
アッキー「アイドルって大変な仕事でアッキーね」
ビーピー「今回居ないのは遠距離と支援…火力対策に固い機械をトレースしたでビーピー!」
スタドリ「機械の触手付きスタよ」ウニョニョ
洋子「またですか!?」
いつき「機械でも関係ないよ!一気に倒しちゃおう!」
???「おっとそこまでだ!!」
ビーピー「え!?まだいたビーピー!?」
P「俺だ!」
洋子「プロデューサー!?」
いつき「仕事どうしたんですか!?」
P「ある分は終わらせてきた!」
スタドリ「何だ能力無しスタか。また殴ってあしらうスタよ」
P「うるさいこの野郎!自分のアイドルのピンチをいつまでもモブみたいに黙って見て居られるほど、俺は悠長ではない!ぴにゃこら太達の力と事務所の研究室を借りてこういうもんを作った!」チャッ
スタドリ「ベルト…?」
ビーピー「ドリンクホルダーっぽいのが左右に付いてるでビーピーね」
P「このベルトを腰に装着し、右手にはエナドリ、左手にはスタドリ!ベルトの左右のドリンクホルダーに装着!」
P「変身!!」
いつき「変身!?」
キラキラ ガシャーン
P「過労ライダー…ドリンク!参上!」
洋子「ドリンク!?」
いつき「右肩と左肩に大きなエナドリとスタドリがある!?」
P「ベルトに刺し込むドリンクによって俺の能力は変わる!共同で考え出したこの変身ベルト!この万能性!まさに完璧だ!」
洋子「おお、カッコいいです!」
いつき(左右に刺し込むドリンクで能力が変わる?…あれ、どっかで見たことあるような…うーん)
P「さあ覚悟してもら…」
PPP
P「えっ、電話!?仕事は終わらせたはず…。もしもしPです、えっ、仕事は?…いや、ちひろさん、ある分は終わらせて…えっ、私の仕事も手伝えって?それにまだ仕事は探せばあるって?いや、今アイドルの危機で!…あ、はい、すいません…はい、帰ります。はい、すぐ帰ります、すいません」
ピッ
P「…。すまん、帰ることになった」
ビーピー「情けない男でビーピー」
P「うるさーい!宇宙人に社会人の辛さがわかるかー!」
洋子「大丈夫ですよプロデューサー!私達も強くなってるんですから!」
いつき「自主トレの時間を特訓に使ったりね!」
ビーピー「鉄の触手スタよ!そう簡単には破れないビーピー!」
ウニョニョシュババババ
洋子「溜めて…切る!パッションブレード!」ジャキン
ビーピー「え?光の剣ビーピー!?」
洋子「えいえい!」
ズバッズバッ
ビーピー「鉄の触手がスパスパ切られているでビーピー!」
いつき「コォォォ…パッション気功!」
スタドリ「気功!?」
いつき「セイヤー!セイヤアアア!!」
バキッバキッドガッ
スタドリ「ただの打撃ではこの触手にダメージは…」
ドガーン ドガガガーン
スタドリ「時間差で爆発したスタ!?」
いつき「気功を練って撃つ打撃ですよ!」
ビーピー「ギャー!あっという間に触手が無くなったでビーピー!」
スタドリ「話が違うでスタ!」
洋子「三倍パッションシュート!」
いつき「気功いつきパンチ!」
ドガーーーン
ビーピー「お、覚えているでビーピー…」ボロッ
スタドリ「次はこうはいかないでスタ…ゴホッ」ボロッ
洋子「練習の成果ばっちりだね!」
いつき「やったね洋子!」
P「強ええ!いつのまにこんな能力を…」
ぴにゃ「飲みこみ早くて驚いてるぴにゃ」
アッキー「アイドルってすごいでアッキー」
ぴにゃ「ここまでボコボコに出来てるなら、そろそろ倒せそうでぴにゃね」
洋子「倒せる?毎回倒してるけど…」
ぴにゃ「毎回やられて次には復活してるけど、復活には限界があるぴにゃ。元あるエネルギーが無くなってしまうと、宇宙人は消滅してしまうぴにゃ」
アッキー「相手の限界も近いでアッキー」
いつき「平和も近いね!」
洋子「プロデューサーもヒーローになってくれましたから、もう負けることなんてないですね!…って、あれ?プロデューサーがいない」
ぴにゃ「倒したの見届けたら、書き置きして帰って行ったぴにゃ」
洋子「なになに…『すまん いそいで かえる』」
いつき「すごい走り書き」
アッキー「ちひろさんて怖い人でアッキー?」
いつき「うーん…そんなことないと思うんだけど」
謎の場所
スタドリ「ボコボコでスタ…そろそろキツイでスタ」
エナドリ「でもよくやってくれたでエナ」
エルピー「無駄ではないでエルピーよ」
ビーピー「ちゃんとエネルギー集めてるでビーピー?」
エピー「こっそり集めているでエピー」
???「そこそこ貯まったでティーピー」
???「これでもう倒すでシーピー。早くしないと…まずいでシーピー」
【第七話 強化された能力!襲い来る緑!】
レッスンルーム
洋子「レッスンルームで話し合うのも恒例になってきましたね」
P「じゃあ変身頼むよ」
洋子「わかりました!変身!」
いつき「変身!」
芽衣子「変身!」
夕美「変身!」
洋子「セーラー洋子です!最初は光のレーザー撃つだけでしたけど…今は光のエネルギーを武器に変えられますよ!空も自由に飛べるようになりました!」
いつき「キュアいつき、参上!気功を操れるようになっています!遠距離技は使えないけど…大きな岩も持ち上げられるから、それでカバーですね!」
芽衣子「レンジャー芽衣子、登場っ!実在する武器ならほぼ出せるよ!武器に属性も付けられるよ!炎属性や雷属性…酸属性!」
夕美「魔女っ子夕美だよー!私は…特に前と変わりないかな?」
P「変わらないのか?大丈夫か?夕実」
サバオリ「心配ないでサバオリ。現時点でも特に問題ないでサバオリ。大体の望みは叶えられるでサバオリ。テレポートや魔法の瓶を作ったりと、たいていのことは出来るでサバオリ」
洋子「本当に魔法使いだね…すごいよ夕美ちゃん!」
サバオリ「でも禁断の魔法があるらしいでサバオリが…まあ使うことはないと思うでサバオリ。人を生き返らそうとしなかったり、人の怪我を治そうとしたり人の精神を操ったりしなければいいでサバオリよ」
夕美「うん、気を付けるね」
サバオリ「後の問題は回数制限でサバオリ。その杖に入っている玉の数だけ使えるでサバオリ」
夕美「これだね、今4コでいいのかな?」
サバオリ「じゃあ後4回でサバオリね。気を付けて使うでサバオリよ」
夕美「ちょっと不安だなぁ…」
P「ドリンクとかで回復しないのか?」
サバオリ「ドリンク?何でサバオリそれ」
P「…まあそりゃそうか」
いつき「プロデューサーの過労ライダーは、どういう能力なんですか?」
P「まあ見てからのお楽しみにしてくれ。この調子だと出ることもなさそうだからな」
芽衣子「ビシッと助けてくれてもいいよ!」
夕美「期待してるね!プロデューサーさんっ」
P「ありがとう、でも一番はピンチにならずに終わることなんだけどな」
洋子「皆で平和を守りましょうね!」
P「そろそろレッスンルーム開ける時間だ。じゃあ行こうか」
洋子「はーい!」
ヒョウ「…。前々から思っていたでヒョウが、何で頑なに秘密にしているでヒョウ?」
ぴにゃ「アイドルだからぴにゃよ。もう注目されてるのに、さらに注目されたら普段の生活から困っちゃうぴにゃ」
ヒョウ「詳しいでヒョウね、1番」
ぴにゃ「事務所の中でぬいぐるみとして生活してるぴにゃからね、詳しくなってきたでぴにゃ」
P「オークとかスライムとかと戦うからな…下手しなくても命がけだし。変に注目されても嫌だからな。さて、いつも通りぬいぐるみとペットは各自このカゴの中に入るように」
ぴにゃ「加えて徹底的に管理されてるでぴにゃ」
P「セクハラダメ絶対!」
レッスンルーム外
ちひろ「あ、いたプロデューサーさん!ちょっと話があります」
P「あ、ちひろさん…どうしたんですか?」
ちひろ「これ見てください」ピラッ
P「…。とあるアイドルグループが子供向けコンテンツのコスプレをして踊る事案が…。さらに謎の怪人と争い…。何らかのイベントかと思いプロダクションに問い合わせたが不明の一点張り…。…え、記事になってる!?」
ちひろ「私の許可も無く高校生に20超えてる人達に何やらせてるんですか!洋子さんなんてセーラー服ですよ!」
P「えーっと、その…それは…」
ちひろ「コスプレさせるだけならまだしも、何怪人と戦わせているんですか!!それに何ですか相手は!私が売ってるドリンクじゃないですか!」
P「それはですねちひろさん!」
ちひろ「私に対する当てつけですか!怒りますよ!」
P「いいですかちひろさん!これには深いワケが…」
ちひろ「それに何ですか!相手!触手もいるじゃないですか!何のつもりですか!」
P「あああああ何写真撮ってくれてんだああああああ!」
ちひろ「他の記事も見てください!洋子さんに至ってはレーザー撃ってますし、いつきさんは岩持ち上げてますし、芽衣子さんはバズーカ!夕美ちゃんに至ってはまるで本物の魔法使ってますよ!この特殊効果にいくらお金かけてるんですか!私の知らないところで!」
P「その、これは撮影ではなく…」
ちひろ「撮影じゃない!?だとすると趣味で!」
P「違います!違うんです!」
ちひろ「もう許せませんね、詳しい話は別室で。元警察官の方とブタの調理が上手い方も交えてたっぷりとお話しましょう」グイッ
P「ちひろさん違うんですー!」ズルズル
ちひろ「怪我をしても元ナースの方を呼ぶので心配しなくてもいいですよ」
P「嫌だーなんだか安心できないー!」ズルズル
ぴにゃ「…連れていかれたでぴにゃ」
洋子「待ってーちひろさん違うのー!」
夕美「プロデューサーさんの言うとおり、深い理由があるの!」
芽衣子「触手は本当だけどー!」
いつき「芽衣子さん余計なこと言っちゃダメだよ!」
ダダダッ
ヒョウ「…やっぱり言った方がいいんじゃないでヒョウか?」
サバオリ「あの人怖いでサバオリ」
アッキー「敵の宇宙人があの人のドリンクをトレースする気持ちもわかるでアッキー」
ぴにゃ「…まあプロデューサーの判断に任せるでぴにゃ」
【第8話 決戦!総額700モバコイン!】
某ロケ地
芽衣子「今日はこの四人で冬の観光名所にやってきましたー!」
洋子「一度来たかったんですよね!」
いつき「写真で見るのと全然違うねー!」
夕美「とっても綺麗だよ!」
P(雑誌の騒動はどういうわけか良い方向に転んだようで、ロケ番組が舞い込んできた)
ぴにゃ(こんなノリでいいぴにゃ?)
P(まあいいんだ)
一回ここまでにします 予定では10話で終わる予定です
中途半端なところですいません…明日の昼ぐらいからまた再開します 誕生日SSとは一体…
ID変わりましたが>>1です 再開します
なんとか今日で最後まで行きたい…
スタッフA「Pさん、話題の変身する絵が一枚ぐらい欲しいんですけど」
P「マジですか!?」
スタッフA「マジです!寒いと思いますけど…絵になると思うんです!」
P「うーん…考えておきますが期待しないでください」
スタッフA「あんまり乗り気じゃないですね。あ、今日は相手の怪人さんいないからですか?」
P「いえそういう問題ではなく…。…まあ今日はいないですけど。いないといいですけど」
ぴにゃ(リュック内)「ロケ中ぐらいゆっくりしたいぴにゃね」
アッキー(リュック内)「ロケをのんびり見たいでアッキー」
スタドリ「その期待を裏切って来てやったでスタよ!」
P「ギャー来るなー!」
スタドリ「わざわざエネルギー探知してはるばるやって来たでスタ!」
エナドリ「ここは寒いでエナね…」
エルピー「ククク…今日がお前らの最後でエルピー」
エピー「人も一杯でちょうどいいでエピーね」
ビーピー「観光名所を背景に眠るがいいでエピー!」
いつき「わざわざロケ地まで来るなんて!」
芽衣子「オマケに一杯いるね…」
夕美「とっても熱心だよ」
洋子「五人もいるなんて」
P「…変身、変身か…。どうする!」
洋子「プロデューサー!ぴにゃちゃん達を持って来てください!」
P「!?…しかし、洋子!また前みたいな騒ぎになったら…」
いつき「私達がやらなきゃ、皆がエネルギー吸われてしまいます!」
芽衣子「私たちなら大丈夫だから、お願い!」
夕美「ちひろさんに怒られても、私達が慰めてあげるよ!」
P「…確かにそうだ!ありがとう皆!慰めてね!行くぞ!」
ヒョウ(リュック内)「準備は出来てるでヒョウ」
サバオリ(リュック内「行くでサバオリ!」」
P「受け取れー!」ポーイ ポーイ ポーイ ポーイ
洋子「変身!」
いつき「変身!」
芽衣子「変身!」
夕美「変身!」
カッ
洋子「セーラー洋子!」
いつき「キュアいつき!」
芽衣子「レンジャー芽衣子!」
夕美「魔女っ子夕美!」
スタドリ「フフフ…そうこなくてはダメでスタ!」
P(なんだかカッコいいな…変身台詞決めときゃよかったかな?)
スタッフA「うおー!スゲー!まるで特撮みたいだー!」
P「なんか盛り上がってる!」
ウオオオオ スゲー ホンモノダー カワイイー スカートミジカイー
P「いつの間にこんなにギャラリーが!?」
ぴにゃ「気を付けるぴにゃ洋子さん!わざわざ攻めてくるなんて、絶対何か策があるぴにゃ!」
スタドリ「カンがいいでスタね…その通りでスタ」
エナドリ「いちいち全員でエネルギー奪いに行かなかったのは何故だと思うエナ?」
いつき「…。まさか!?」
芽衣子「シフト制だから?」
エナドリ「そうそう…って、違うでエナ!」
ぴにゃ(ノリツッコミでぴにゃ…)
エルピー「正解はこっそりエネルギー奪いに行っていたでエルピーよ」
ティーピーキャンディー(以下ティーピー)「その通りでティーピー!」
シーピーブレッド(シーピー)「俺達でこっそり奪いに行っていたでシーピーよ!」
洋子「嘘!?…って、また増えちゃった!」
ぴにゃ「…。全部で七人いるのに、一人か二人ずつ来るのはおかしい思ってたぴにゃが」
洋子「知ってたのぴにゃちゃん!?」
ぴにゃ「言うの怖かったぴにゃ、ごめんぴにゃ」
ヒョウ「でも、能力をトレースしてもすぐにその能力を上手く使えないでヒョウ。ある程度の熟練度は必要ヒョウ」
アッキー「今の皆なら負けないでアッキー!」
スタドリ「確かにその通りスタ!しかし、その熟練度の差を埋めたらどうするスタ!」スッ
サバオリ「…何か持っているでサバオリ。金ぴかでサバオリ」
いつき「え?あれって…」
夕美「エナドリチャージ10!?」
芽衣子「プロデューサーさんがフェスのときに飲んでるドリンクだ!」
スタドリ「あまりにもエネルギーが強くて、一人でトレースしても手に余るものだったスタ…」
エナドリ「しかし!七人がかりならトレース出来るエナ!」
ティーピー「俺達の能力を飲みこんで貰うでティーピー!」
シーピー「七人分の能力を味わうでシーピー!」
エルピー「行くでエルピーよ!」
エピー「七人トレース!」
ビーピー「対象、エナドリチャージ10!」
カッ
エナドリチャージ10(以下エナチャ)「…素晴らしいエネルギーでエナチャ!」
P(そういや7人で700モバコインだから、ぴったりエナドリチャージ10の値段になるのか…)
スタッフA「うおー!すげー!まるでCGみたいだー!」
スタッフB「まるで特撮のようだ!」
P(…このまま勘違いしてくれたらいいけど)
スタッフA「後で仕組み教えてくださいねPさん!」
P「教えられたら教えます」
エナチャ「行くでエナチャ!トレースしてきた能力フル活用!触手を使っで遠距離戦でエナチャ!」
ウニョニョニョ
エナチャ「触手からエネルギー弾発射!乱れ打ちエナチャ!」
ズガガガガガ
洋子「範囲広い!?」
いつき「このままじゃみんなに当たっちゃう!」
夕美「パッションマジック!見てる皆に結界を与えて!」
キュイイイイン
ガキーン ガキーン
P「危なかった…ありがとう夕美!」
スタッフA「光の特殊効果にしてはリアルですねー!」
P「まだ気付いてない!?」
洋子「溜めて切る!パッションソード!てい!」カギィン
いつき「ホワチャー!エネルギー弾は私達が撃ち落とすから、芽衣子さん今のうちに!」
芽衣子「任せて!パッションスナイパーライフル炎属性!バキューン!」
ズキュウウン
エナチャ「触手バリヤー!なんか熱いエナチャ!」
芽衣子「連射連射連射ー!」
ズガガガガ
エナチャ「さすがに無理でエナチャー!」
エナチャ「触手がダメなら…ジェネレーター!オーク召喚!」
オーク×100「グオオオ!」
洋子「溜めて…引く!パッションアロー!」
芽衣子「パッションマシンガン雷属性!」
いつき「夕美ちゃんは私の後ろに!」
夕美「うん!」
ズガーン ドガーン グオオオ
いつき「最後の一体!」バギッ
オーク100「グアアアア!」
洋子「この程度じゃエネルギー切れしませんよ!」
エナチャ「…なら、スライムで!」
芽衣子「パッションバズーカ氷属性準備!」チャキッ
エナチャ「機械!」
芽衣子「パッションバズーカ酸属性準備!」チャキッ
エナチャ「…やりづらいでエナチャー!」
芽衣子「ふふん、どうしたのかな?」
エナチャ(熟練度足りないとはいえ相当こっちの能力も強いはずでエナチャ…)
エナチャ「トレースした能力ではダメならば!物理で倒すエナチャ!」ダッ
洋子「…早い!」
エナチャ(全員の能力は把握しているエナチャ!まず狙うは格闘に弱い芽衣子と夕美!)
いつき「おっと危ない!」ガッ
エナチャ「…!」
いつき「そう来ると思った!私の相手をしてもらうよ!」
エナチャ「簡単に相手できると思わないことエナチャ!」
いつき「ホワチャー!」
スガガガガ ドガガガガ
P「全然見えない!あの中で二人何やってるんだ!」
スガガガガ ドガガガガ
いつき(すごい手数!でも…受けきれないわけじゃない!)
スガガガガ ドガガガガ
エナチャ「合体して互角とは…!」
いつき「毎日特訓してたからね!」
スガガガガ ドガガガガ
エナチャ「負けられないんでエナチャ…!なんとしてもエネルギーを…!」
いつき(…?)
エナチャ「エナチャー!」
いつき「セイヤアアア!」
ブンッ バキッ
エナチャ「グギャアア!」
いつき「当たった!」
エナチャ「ぐ…距離を取って!特大エナチャエネルギー弾!」ドーン
芽衣子「パッション特大シールド!でもこれじゃあ受けきれない…」
洋子「光のエネルギーでさらに力を与えます!」
いつき「これを私達で斜めに支えて、なんとか上に受け流す!」
夕美「お願い流れて!」
ガキィィィィン
いつき「やった!流れた!」
エナチャ「ぐ…!これも、ダメ…!」
P「強い!強いぞ皆!」
ワアアアア スゴイゾオオオ スカートミジカイー
エナチャ「…ならば、とっておきを使うでエナチャ!モデルチェンジ!犬!」
P「犬!?最後の最後にそれかよ!」
エナチャ「ティーピーとシーピーが犬の能力をトレースしてエネルギー集めていたから、そこそこ熟練度は貯まっているでエナチャ!転身!」
カッ
エナチャ「…グルルル!グオオオ!」
洋子「大きい!」
夕美「4メートルぐらい…?」
いつき「それ以上あるよ!」
芽衣子「漫画で出てくるみたいな…狼男みたいになってる!」
エナチャ「グオオオ!エナチャアアアア!」ダダッ
夕美「え、私の方に…」
いつき「危ない!」ダッ
エナチャ「エナチャ!」バギッ
いつき「受けきれな…!」
ブンッ ドガガガッ
洋子「いつき!吹っ飛んだ…どこまで!」
エナチャ「次はお前エナチャ!」ブンッ
芽衣子「パッション特大シールド!」
エナチャ「今となっては脆いエナチャ!」
ドガガッ
芽衣子「嘘!?」
洋子「溜めて固める!パッションシールド!」
ガキィン
エナチャ「…固い!」
ダダッ
いつき「10倍パッション気功!」
ドガッ
エナチャ「…ゴフッ!」
いつき「吹っ飛べー!」
バギッ
エナチャ「グアアア!」
洋子「いつき!吹っ飛んでたけど大丈夫なの!」
いつき「あれぐらいなら大丈夫!なんてことない!」
夕美「あの狼さんとの距離があるうちに、動きを止められる?」
芽衣子「夕美ちゃん、考えがあるの?」
夕美「あるよ!お願い!」
芽衣子「わかったよ!パッションバズーカ!属性トリモチ!」
洋子「溜めて縛る!パッションウェーブ!」
ドガーンドガーン シュババババ
エナチャ「…グッ!動けない…でエナチャ!」ググッ
夕美「芽衣子さん、大きなバズーカ出して!」
芽衣子「うん!特大パッションバズーカ!」
夕美「パッションマジック!バズーカよ、もっと大きくなって!」
カッ ズズーン
夕美「この大きさなら一発で倒せるはずだよ!」
芽衣子「でも…重い!」
いつき「皆で支えよう!私の気功も詰め込んで…」
洋子「私の光の力も!」
芽衣子「行くよみんな!」
芽衣子「特大!」
夕美「パッション!」
いつき「バズーカ!」
洋子「光属性!」
ズドコォォォォォ・・・ン
スタドリ「…」ボロッ
エナドリ「…負けた…でエナ…」
洋子「やった、勝った!」
いつき「エナチャじゃなくなってるね」
芽衣子「力を使いきったのかな?」
エルピー「…トレース、対象スライム!」
ウニョニョ ニョニョ
夕美「…あ、待って!…全員逃げられちゃった」
ウオオオオオ スゲエエエ ナンダイマノー
スタッフA「すごい!本当にすごいですよ!今の一連の動き!」
P「…いやあ何と言ったらいいか」
P(飛び出そうと思ったタイミング何回かあったけど、見てちゃったな…)
P(負けない、って思ってたんだろうな)
P(この後はロケを普通に行って普通に終わった)
P(全て成功に終わり、本当にホッとしている)
P(あの戦闘の様子はスタッフの一人が撮影していたらしく、ロケの終わりに見せてきた)
P(よく撮れていた。使ってもいいですか?と聞いていたけど断った)
P(騒ぎになってもアレかなーと思ったからだが…。後々使うことになった)
P(なぜなら、そういう場合ではなくなっていたからだ!)
TV「…観光名所で突如現れた謎の怪人に、アイドル達がまるで特撮のような立ち回りで…」
P「…めちゃくちゃ取り上げられてる。おのれ!見てた一般の人達が画像を流したな!」
洋子「問い合わせのメールも前以上みたいです」
いつき「テレビ局の人にも質問されちゃって…」
芽衣子「事務所の皆からも質問攻めだよ」
夕美「どうしようプロデューサーさん」
ちひろ「プロデューサーさーん、ちょっとお話がー」
P「…。ええい、こうなれば!」
イベント会場
洋子「弾ける美肌!セーラー洋子!」
いつき「天真爛漫!キュアいつき!」
芽衣子「一人艦隊!レンジャー芽衣子!」
夕美「お花の妖精!魔女っ子夕美!」
洋子「4人そろって!パッションレンジャー!」
ワアアアア カワイイー セーラーフクー スカートミジカーイ
P「…結局全部ばらしてしまった!オマケに変身するユニットを作ってしまった…。…まあ人気だからいいんだけど」
ぴにゃ「事務所の子供たちに私もやりたいって毎日頼まれるぴにゃ」
P「…まあだろうね」
ぴにゃ「無理って断りにくくて悩むぴにゃ」
謎の場所
スタドリ「エナチャでも勝てないんじゃもう無理スタよ…」
エナドリ「…いや、そんなことはないエナ。相手が四人だから負けただけエナ」
エルピー「でも、毎度上手い具合に誰かやってくるでエルピー…」
エナドリ「確かに今まではそうでエナ。でも、確実に相手が二人だけになる日が来るでエナ」
エピー「そんな日あるでエピーか?」
エナドリ「この日でエピー」
ビーピー「…!そうか!この日なら…確実に二人はいなくなるでビーピー!」
エナドリ「奴らの職業が明確に判明したでエナからね…調べやすかったでエナ」
ティーピー「これは…いけるでティーピー!」
シーピー「さっそく、当日に向けて会議でシーピー!」
【第九話 12月29日!最終決戦!:前編】
12月26日 昼 事務所
P「エナチャの襲撃から結構経つけど、あれから何も音沙汰ないな」
洋子「静かですね…。最近変身するのも、お仕事のときだけですよ」
P「…うーん。12月29日まで何もないといいけど」
サバオリ「12月29日に何かあるでサバオリ?」
P「洋子といつきの誕生日なんだ」
ぴにゃ「その日は誕生日ライブでぴにゃよ。おめでとうぴにゃ」
洋子「ありがとうぴにゃちゃん」
いつき「まだ早いけどね、ふふ」
サバオリ「…しかし長いこと攻めてこないのも不安でサバオリね。またこっそりエネルギー回収されてたらたまらないでサバオリ」
アッキー「またエナチャで来られたら怖いでアッキー」
芽衣子「大丈夫だよ、勝てたんだから」
ヒョウ「あれは4人だったから、というのもあるでヒョウ。一人でも欠けていたら…危ういでヒョウ」
芽衣子「…うーん、確かにそうかあ」
P「そもそもあいつらどこで何してるんだ?気になるな…」
サバオリ「…偵察しにいくでサバオリ?」
P「出来るのか?」
サバオリ「夕美さんの魔法なら出来るでサバオリ。『宇宙人スタミナドリンク達の場所のところまで行きたい』と唱えればいいでサバオリ」
夕美「あ、確かにそうだね…」
P「…夕美、万能だなあ」
夕美「もっと早く気付けばよかったよ」
サバオリ「俺ももっと早く言えばよかったでサバオリ」
いつき「全員で行く?」
P「その方が…いいな。最終決戦と行くか!」
芽衣子「準備OKだよ!」
洋子「いつでも行けます!」
P「よし、夕美!頼むぞ!」
夕美「うんっ!パッションマジック!私達をスタミナドリンクの宇宙人の所にテレポート!」
キュイイン カッ
いつき「…あれ?プロデューサーと夕美ちゃんだけいなくなっちゃった!?」
廃ビル
P「あいたた…どこだここ。見る限り廃ビルっぽいが」
夕美「プロデューサーさん!」
P「お、夕美!…あれ、俺達だけか?」
夕美「…そうみたい。なんでだろう…」
P「…。うーん、何でだ?とりあえず様子を見て」
ゴソッ ガタガタ…
P「!?」
夕美「物音?…誰かいるよ、プロデューサーさん」
P「…ちょっと探るか。危なくなったらすぐ逃げるぞ」
夕美「うん」
コソコソ
P「この部屋からか」
夕美「みたいだね」
P「ボロいから声も聞こえてくるな…」
スタドリ「エネルギーは集まっているでスタか?」
エナドリ「少しずつ集まってるエナ。この調子ならもう一回エナチャになれるでエナよ」
P(…!特有の語尾…間違いない、あいつらの声!)
夕美(廃ビルに拠点持ってたんだね)
エナドリ「12月29日、別の拠点を全力で攻めるでエナよ」
P(!?)
スタドリ「その日、この洋子といつきはライブ…残るは支援型と遠距離。エナチャなら倒せるでスタ」
P(そうか…前の騒動で顔が売れまくったから、簡単に調べられたのか!)
エルピー「…って思ってたエルピーけど、その必要無いでエルピーね」
ビーピー「外にいるでビーピー」
P「!?」
夕美「えっ!?」
エナドリ「触手!」
シュバババ
ドガガッ
夕美「触手が壁を突き破って!?」
P「夕美危ない!」
夕美「きゃっ!」
P「逃げるぞ!」
スタドリ「おっとそこまでスタ!」ダッ
P「うぉっ!いつの間に!」
ビーピー「ビーピーパンチ!」バキッ
P「あがあああ!」
ティーピー「魔法使いの方は捕まえたでティーピー」
夕美「きゃっ!離して!」
エルピー「さすがにこの人数は無理でエルピーね」
エナドリ「人質ゲットエナ!ライブまで待つ必要なかったでエナね」
シーピー「そっちの男も捕まえるでシーピー!」
P「ベルト装着!両方にエナドリ装着!変身!」
エピー「へ?」
カッ
P「過労ライダードリンク参上!!エナンザム!」カッ
エナドリ「急に赤くなったでエナ!」
P「ドリンクキック!」バキッ
ティーピー「痛てぇ!」
P「掴まれ夕美!逃げるぞ!」ガシッ
夕美「うん!ありがとう!」
ダダッ
廃ビル外
P「どこだここ!全く知らん場所だ!」
ダダダッ
エナドリ「待つでエナ!」
夕美「…!パッションマジック!事務所までテレポート!」
キュイイイン カッ
スタドリ「…!逃げられたでスタ!」
エナドリ「…まあ別にいいでエナ。作戦知られたところでライブの日程変更何て出来ない…。何も出来んでエナ」
スタドリ「拠点ぐらいは変えておこうでスタ」
事務所
パッ ドササッ
P「よし戻ってこれた!」
夕美「プロデューサーさん助かったよ、ありがとう」
P「こっちこそ、テレポートしてくれて助かったよ」
洋子「プロデューサー!夕美ちゃん!大丈夫だったんですか!」
P「ああ…なんとか。でも悪い知らせもある」
P「…というわけだ!まさかの展開だ!誕生日ライブを狙われるとは…」
夕美「私が全員飛ばせてればこんなことには…ごめんなさい」
P「謝ることないさ。相手の作戦知れただけでもよかったよ」
サバオリ「…全員飛ばせなかったのは多分願いが多かったからでサバオリ。『場所を調べてその場所に飛ばす』ではなくて『場所だけを知る』なら…」
ヒョウ「熟練度不足でヒョウね…」
サバオリ「こればっかりはしょうがないでサバオリ」
P「別にいいさ!大丈夫大丈夫!また夕美の魔法で改めて相手の場所を調べれば…」
サバオリ「…もう玉はカラでサバオリ」
P「何!?」
サバオリ「エナチャ戦で2つ、今ので2つ…で、カラでサバオリ」
夕美「サバオリちゃん、なんとかこの玉回復しないの?」
サバオリ「ドリンクで回復はしないでサバオリが、自然回復はするでサバオリ。12月29日には2つぐらい増えているでサバオリ」
P「…サバオリくん色々と言うの遅くない?」
サバオリ「すまんでサバオリ」
P「…もう一回あの廃墟に行くとしても、相手のスタドリ達、場所変えてるんだろうなぁ…。…そもそもどこだあそこ。確認するの忘れたぞ」
芽衣子「ヒョウちゃん、向こうの居場所とか探知でいないの?」
ヒョウ「わからないでヒョウね…。そもそも気配消してるだろうから、無理でヒョウ」
洋子「12月29日に攻めてくるなんて…どうしよう」
サバオリ「…悪いけど、もうライブは無視して倒しにいくしか」
P「冗談じゃない!そんなこと…」
ぴにゃ「そんなこと出来るわけないぴにゃ!」
P「ぴにゃこら太!?」
ぴにゃ「洋子さんといつきさんの誕生日ぴにゃよ!中止になんて出来るわけないぴにゃ!」
P「…お前…最初は…なんか否定的だったのに」
ぴにゃ「…ライブとか見てたら考え方変わるぴにゃ。4番はまだ日が浅いからそう思ってるだけぴにゃよ!」
サバオリ「…でも、芽衣子さんと夕美さんだけじゃエナチャに勝てないでサバオリ!」
芽衣子「それは…頑張るよ!」
P「俺も過労ライダードリンクとして戦う!」
ぴにゃ「ダメぴにゃよ!プロデューサーがライブ見ないでどうするぴにゃ!」
P「…。わかってるけどさ!俺だって洋子といつきのライブ見たいわ!」
アッキー「毎日楽しそうに用意してたでアッキーからね…」
P「明らかに戦ってる場合じゃないのに!…しかし芽衣子と夕美だけであいつらと戦わせるわけには…どうすれば!参ったな」
サバオリ「そんなにライブっていいものでサバオリか?」
ぴにゃ「いいものでぴにゃよ!元気になるぴにゃ!まるでエネルギーを受けているようで…」
芽衣子「…。ぴにゃちゃん。…具体的にはどう元気になるの?」
ぴにゃ「…そりゃあ、力一杯になるぴにゃ。エネルギー充実する感覚があって、大好きぴにゃ」
P「…充実?」
芽衣子「もしかしたら…うーん。ぴにゃちゃん、相手がエネルギー溜める目的って本当にわからないの?」
ぴにゃ「それはわからないぴにゃ。一族の外れものだったから、何考えてるかよくわからないぴにゃ」
いつき「私は、そこまで悪い目的で溜めてないと思う」
ぴにゃ「え?」
ヒョウ「根拠は何でヒョウ?」
いつき「一回、打ち合いをしたんだけど…そのときになんとなく、かな。そこまで悪い感じは伝わってこなかったよ」
P「…拳で会話か、なんだか説得力あるな」
いつき「純粋な気持ちも少し伝わってきたから、何かあるんだと思う」
P「純粋ねえ。そのわりにはやけにエロいっていうか…」
芽衣子「そういうのに興味がある年齢なだけなのかもしれないよ」
P「ぴにゃこら太、相手の年齢ってわかるのか?」
ぴにゃ「僕と同じぐらいぴにゃ」
P「いくつなんだ?」
ぴにゃ「人間で言えば14歳ぐらいぴにゃ」
P「思春期ど真ん中かよ!」
いつき「そりゃ興味もあるね…」
ヒョウ「色々質問しているでヒョウが、何か考えでもあるでヒョウ?」
P「うーん、まあ、少しな」
芽衣子「私も考えたんだけど…」
ゴニョゴニョ
P「…。なるほど、もしかしたら…いけるかもしれないな」
P「…。よし、わかった!12月29日のライブはやる!洋子といつきはいつも通り準備してくれていいぞ!」
サバオリ「え、結局…ライブするでサバオリ!?」
ぴにゃ「嬉しいぴにゃけど…あいつらはどうするぴにゃ?」
洋子「大丈夫ですよ、プロデューサーを信じましょう!」
いつき「私達はライブ会場で待ってるから!」
P「ありがとう!まあ任せてくれ!やれるだけやってやるさ!芽衣子、夕美、悪いけど協力してくれ!あとぴにゃこら太とアッキーとヒョウくんとサバオリくん!」
芽衣子「いいよ!」
夕美「もちろん!」
ぴにゃ「おまけ扱いぴにゃ…でも頑張るぴにゃよ!」
【第十話 12月29日!最終決戦!:後編】
12月29日 ライブ当日
廃ビル
エナドリ「ついにこの日が来たエナ…あいつらはライブに夢中!俺達はそのスキを狙って別の人間を襲うエナよ!」
スタドリ「会場の方にもこっそりと仕掛けはしてあるスタ…ククク、完璧スタね」
エルピー「行くでエルピーよ!」
P「まあ待て」
エナドリ「うおお!?いつから居たエナ!?」
全部描き切る予定でしたが…用事が入ったので、また一旦区切ります、すいません
年内に終わるか怪しいところですが、なんとか書ききりたいと思います
遅くなりましたが再開します!あけましておめでとうございます!
一気に全部書ききります レスを下さった方々もありがとうございます!
P「魔法で場所を調べて、タクシー使ってついさっき来た。で、今日に俺がここにいる意味だが…わかるよな!」
スタドリ「…アイドルのために犠牲になるとは見上げた根性スタね」
エナドリ「一人で来るとは泣けるでエナ。覚悟するでエナ!」
P「…」ゴソゴソ
スタドリ「ベルト取り出すでスタね。それぐらいは待ってやるでスタよ」
エナドリ「こっち7人いるでエナ。余裕でエナ」
P「…」スッ
エルピー「ベルト…じゃない?…何でエルピーそれ。小さいけど」
P「名刺入れだ。で、これが名刺。言い忘れたけど俺はこういうものだ」
エピー「名刺?…プロダクション所属、プロデューサー、P」
P「アイドルをプロデュースする仕事に付いている」
エピー「単語ではよく聞くけど…具体的には何エピー?」
P「具体的?…まあシンデレラだよ、シンデレラ」
ビーピー「抽象的でビーピー」
P「そっちの星にはアイドルっていう文化無いからパッとこないと思うけど…洋子もいつきも今日のために頑張って来たんだ。だから邪魔してほしくないんだ」
ティーピー「…そう言ってハイそうですかとはならないでティーピー!」
P「まあ待て。邪魔してほしくない、って言うのはほかにも理由がある。今日のライブがそっちの問題を解決できるかもしれない、と思ってこっちに来たんだ」
シーピー「え?どういうことでシーピー?」
P「話を聞かせてもらってもいいかな。なんでエネルギーが欲しいんだ?」
スタドリ「エネルギー?」
P「ああ、それだけ聞いておきたい」
P(いつきの言うとおり、邪悪な感じがないなら真っ当な理由に使われているはず…)
スタドリ「村の子供たちにあげるためスタ」
エナドリ「小さくて自分じゃエネルギー取りに行けないエナ」
P「」ズルッ
スタドリ「思い切りずっこけてどうしたスタ」
P(マジで悪い奴じゃなかったぞ!)
エルピー「干ばつでエネルギー作物も取れないからエネルギーが足りなくて、出稼ぎに来てるでエルピー」
P「干ばつ?作物?エネルギー?」
エピー「早くしないと飢えて枯れて、消滅しちゃうでエピー…」
P「…。だったら襲いかからなくてもよかったんじゃないのか」
ティーピー「素直に言って、エネルギーくれると思うでティーピーか?」
ビーピー「ああするしかないのでビーピー」
P「…うーん」
P(ぴにゃこら太達も話し合いすればよかったんじゃ…。というか俺も最初から聞いておけばよかったな、敵は悪い、という先入観からここまで来てしまった)
スタドリ「…お前も素直にエネルギーをくれるとは思っていないでエナ。そろそろ行くでスタよ!」
ダッ
P「すまん芽衣子!頼む!」
芽衣子「パッションバズーカ!トリモチ属性!」
ドガーン
ベタベタ
スタドリ「しまった!ベタベタでスタ!」
エナドリ「ええいこんな罠に…油断させたでエナね!」
芽衣子「全員捕まえたよ!」
P「よくやった芽衣子!じゃあ次は夕美!頼むぞ!」
夕美「パッションマジック!みんなを洋子さんといつきさんのライブ会場にご案内!」
キラキラキラ カッ
ライブ会場
スタドリ「あたた…ここはどこスタ!?」
P「ライブ会場だ、それも関係者用の特別な席だぞ」
エナドリ「え?わざわざ案内する為に呼んだエナ?」
P「まあそうだな。といっても戦うためじゃないぞ」
芽衣子「じゃあプロデューサーさん、私達も行ってくるね」
夕美「危なくなったらすぐに呼んでね!」
P「頑張ってこいよ!」
タタッ
エルピー「何をする気でエルピー!」
P「さっきも言ったけど、ライブがあるんだよ。見て欲しいんだ」
ビービー「ライブ?そんなものに興味は…」
P「まあいいから!もうすぐ始まるぞ!」
ステージ上
洋子「みんなー今日はありがとー!」
いつき「いっぱい楽しんでくださいねー!」
ワアアアア カワイイー キョウハセーラーフクジャナイー
洋子「毎回セーラー服着てるわけじゃないよー!」
いつき「あはは…」
芽衣子「私達も来たよ!」
夕美「ちょっと遅れちゃってごめんね!」
ワアアア
P「…曲も始まったな!トリモチも取るからゆっくりと見てくれ」
スタドリ「こんなただの音…。…!?」
P「どうだ!エネルギー沸いてくるだろう!元気になるだろう!」
エナドリ「…本当だエナ!」
エルピー「…あれ、不思議でエルピー…」
P(成功だ!芽衣子の考え通り!やっぱり…ぴにゃこら太達の言うエネルギーになるんだ!)
P(ライブの力と芽衣子の予測を信じてみたが…どうやら予想は当たっていたらしい)
P(ぴにゃこら太達のエネルギーが切れずにずっと変身出来ていたのも、洋子達と一緒にいたからだろう!もっと早く気付けばよかった!)
P(…ライブはすごい!なんか都合いいけど!)
P「ライブはいいだろう!最高だろう!」
スタドリ「…最高でスタ」
エナドリ「見てるだけでエネルギー充電されるなんて初体験でエナ」
P「別に人間襲う必要もないだろう?ライブ見てくれればいいんだから。ここで一生分補給してくれ」
エルピー「…不思議でエルピーね」
P「無理やり見せることになってしまったけど…とにかく見て欲しかったからな、こういう手段を取ってしまった。悪かった」
エピー「気にしなくていいでエピー。見れてよかったでエピー」
ビーピー「…必死に守ってた理由もわかるでビーピー」
ティーピー「申し訳ないでティーピー」
P「謝るのはこっちの方だ。話も聞かずにボコって悪かったよ」
P「…そろそろ時間的に第二部だな、順調だ。成功しそうでよかった」
スタドリ「…。あ!まずいスタ!」
エナドリ「仕掛けのことをすっかり忘れていたでエナ!」
P「え?仕掛け?」
バチン フッ
P「わあ!何だ!会場の電気全部消えたぞ!音も消えたぞ!」
エナドリ「会場の電子機器破壊する仕掛けのことを忘れてたでエナ…」
P「なんでそんなもの仕掛けてたんだ!?」
エナドリ「…さくっと別拠点で荒らしまわったら、こっちの方も荒らすつもりだったでエナ。ごめんエナ」
P「ええ!?ちょっと待て!まだライブ続くんだぞ!」
エルピー「大丈夫エルピー!俺達の能力を忘れたでエルピーか!」
ビーピー「物の能力をトレースすることが出来るでビーピーよ!」
P「え?何する気だ?」
シーピー「機材をトレースして、その機材の変わりになってやるでシーピー!」
ティーピー「元は俺達のせいでティーピー!協力させてもらうでティーピー!」
P「…本当か!」
エピー「あそこまでやってもらって、嘘は付かないでエピー!」
P「よし、信じるぞ頼む!行くぞ!」
ダダッ
ステージ上
洋子「急に真っ暗になっちゃった」
いつき「お客さんもざわついてるよ!」
芽衣子「変身して明かりを…でも、音楽は鳴らせないか」
夕美「私の能力は使いきっちゃったから…どうしよう」
ダダッ
P「おーい!」
洋子「あ、プロデューサー!真っ暗になっちゃいましたけど、何かあったんですか!」
P「詳しいことは全部後で話すよ。今はこいつらに手伝ってもらうことになった!」
スタドリ「任せるでスタ!」
洋子「え…宇宙人、さん!?」
スタドリ「ライブを見せてくれたお礼スタ!手伝うでスタ!」
P「そういうわけだから!ちょっとしたらすぐに復旧できると思う!構えて待っててくれ!」
ダダッ
洋子「宇宙人の人達…と何するんだろう?」
いつき「…あ、そうか!トレース能力持ってるから、それで機械をトレースして…」
パッ
洋子「あ、電気付いた!」
いつき「復旧できたんだ!」
ステージ裏
P「次はこの機械をトレースしてくれ!」
エルピー「わかったでエルピー!トレース!能力発動!転身!」バチバチッ
P「…よし!これで大体はOKかな!」
ワアアアア モドッター マックラダッター
P「お、歓声も聞こえてきたな…もう大丈夫みたいだ。ありがとう、宇宙人のドリンク達!」
スタドリ「余っちゃったでスタ」
エナドリ「5人で足りてしまったでエナ」
P「思った以上にトレース能力が高性能だったからな。助かったよありがとう」
エナドリ「でも俺達もライブに協力したかったでエナ。…ん?」
P「…?どうした、えーっと…エナドリ」
エナドリ「あのステージ上にあるレーザーは、攻撃する用じゃないエナ?」
P「レーザー?…ああ、ライトみたいなもんだよ。派手でいいだろ」
エナドリ「もしかしたら俺でも出来るかもしれないでエナ」バチバチ
P「え?待て!何をする気…」
洋子「よーし!じゃあ次の曲…」
ピカー
洋子「わっ!?何!?」
いつき「急に…光が!?」
ピカー ピカピカー
夕美「光が…踊ってる?」
芽衣子「すごーい!きれーい!」
いつき「芽衣子さん疑わない!?」
アタラシイエンシュツカー スゲー キレーイ
P「…なるほど、光をトレースしたのか!」
P(…あれ、これ強くないか?使われなくてよかった…)
スタドリ「あいつには負けていられないでスタ!俺も行くでスタ!街で見た綺麗なものにトレース!」バチバチッ
キラキラ キラキラ
いつき「あれ、また…。次は…雪!?」
洋子「触っても全然冷たくないね…不思議、あかりみたい」
夕美「綺麗だね…」
芽衣子「遅いけどメリークリスマース!」
ワー メリークリスマース
ステージ裏
P「…ライブの曲調には合わないけど幻想的だな。宇宙人すごいな」
タタッ
P「ん、今わき道を何かが…。…アッキー!?」
アッキー「俺も行くでアッキー!」
P「あー何やってんだー!まさか変身させる気か!」
ヒョウ「じゃあ私も」
サバオリ「俺も行くでサバオリ!」
ぴにゃ「後でいっぱい謝るぴにゃ!ごめんぴにゃ」
P「誕生日ライブでやったら前以上のエライ騒ぎに!」
エルピー「俺も行くでエルピー!」
エピー「じゃあ俺も行くでエピー!」
P「お前たちは行っちゃダメだろ!」
ガコン フッ
P「ほら電源切れた!戻って!早く!」
エルピー「裏方は辛いでエルピー!」
芽衣子「パッション室内花火―!どーん!」
いつき「変身することにより、いつも以上に激しいダンスが出来るよ!」
洋子「溜めて輝かせる!パッションライトー!」
夕美「変身したけど玉が無いから何も出来ないよー!」
キラキラッ
夕美「…あれ?玉が一個増えてる?」
スタドリ(プレゼントスタ!)
夕美「…ありがとう!パッションマジック!会場にお花の香りを!」
P「…今日のライブ見れた人ラッキーだろうなあ。洋子ー!いつきー!誕生日おめでとー!」
12月30日 事務所
TV「…アイドルのライブで見たことのない特殊効果が使われ、大反響を呼び…」
P「…だよなー。うん、そりゃそうだ」
洋子「でも、ライブは大成功でしたよ!」
P「それは本当によかった、本当に」
アッキー「勢いで変身させちゃったけどごめんでアッキー」
P「まあ成功してたからいいさ、深く考えないことにしたよ」
スタドリ「俺も楽しかったでスタ」
いつき「ありがとうね!」
P(普通に事務所にいる…)
スタドリ「この部屋、廃ビルよりずっとあったかいでスタね」
スタドリ「それと謝りに来たでスタ」
エナドリ「エネルギー奪う他にも、エッチな攻撃してごめんでエナ」
P(自覚あったんかい!)
洋子「そんな落ち込まなくていいですよ!」
いつき「うん、私達のライブ手伝ってくれたよね!」
芽衣子「皆がいなかったら、最後のライブ出来なかったんだから!」
夕美「本当にありがとうっ!」
スタドリ「」バキューン
エナドリ「」バキューン
エルピー「」バキューン
エピー「」バキューン
ビーピー「」バキューン
ティーピー「」バキューン
シーピー「」バキューン
P「何だ今のバキューンて効果音」
スタドリ「やっぱり、みんなめちゃかわいいでスタ」
エナドリ「ファンになったでエナ…」
P「おお、いいことだ!またライブ見に来てエネルギー補給しに来てくれ!」
スタドリ「あ、エネルギーのことなんでスタが…」
P「…?どうしたんだ?ライブ見て溜まったんじゃないのか?」
スタドリ「ライブではっちゃけすぎてちょうど全部使いきっちゃたでスタ」
P「ええ!?マジか…。またライブ…って言っても年末だしなぁ」
スタドリ「出来たら今日中にお願いしたいスタ」
P「今日中?何でだ?」
エナドリ「今日中に持ちかえらないと子供達枯れちゃうエナ」
P「嘘だろ!」
スタドリ「無茶だとは思うでスタが、なんとかならないでスタ?」
P「今日中に…ってもあんな規模…いっそのこと、ストリートライブで…」
アッキー「…。そういえばプロデューサー、最初の方でダメージ食らうたびに何か飲んでたと思うでアッキーけど、あれ見せてもらってもいいでアッキー?」
P「ん?ああ、いいぞ。これだろ?」スッ
スタドリ「あれ、俺達のトレース対象でスタね。これ飲んでたでスタ?」
P「飲んでたぞ。…何だと思ってたんだ?」
スタドリ「怪しいオーラがヤバいから薬液か何かだと思ってたでスタ。飲料水だったんでスタね…」
P「ちひろさんは常に俺達のことを考えてくれる女神のようなお方です」
スタドリ「急にどうしたでスタ?」
P「なんでもない」
アッキー「これ飲んだらすぐにプロデューサー回復したでアッキーから、もしかしたら、エネルギーになる成分があると思ったでアッキー」
ぴにゃ「ああ、そういえば…回復早かったでぴにゃね」
P「…物は試しだな。飲んでみてくれないか?」
スタドリ「わかったでスタ」
ゴクッ
スタドリ「…!うおおおおおおお!何スタかこれは!」バチバチ
エナドリ「エネルギーが溢れてくるでエナ!」バチバチ
エルピー「寝起きのようにさわやかな気分でエルピー!」バチバチ
エピー「体中が覚醒するのを感じるでエピー!」バチバチ
ビーピー「今なら寝ずに30日ぐらい過せそうでビーピー!」バチバチ
ティーピー「何も能力を持たないものが作ったとは思えないでティーピー!」バチバチ
シーピー「これなら子供たちにエネルギーを与えられるでシーピー!」バチバチ
P「すげぇ!めっちゃ光ってる!」
ぴにゃ「なんてわかりやすい奴らぴにゃ!」
スタドリ「こんな素晴らしいものがあるなんて…もっと早く気がつけばよかったでスタ!是非、俺達に譲ってほしいでスタ!」
ぴにゃ「僕達もちょっと欲しいでぴにゃ」
P「数によるなー。どれぐらいの数が欲しいんだ?」
スタドリ「結構子供達の数はいるから、あればあるだけ欲しいでスタ」
P「ドリンクの話は…ちひろさん呼ぶか」
ちひろ「初めまして宇宙人さん、千川ちひろと申します」
スタドリ「ご丁寧にありがとうでスタ。宇宙人でスタ」
ちひろ「私の作るドリンクが欲しいらしいですけど…それなりに作成に手間がかかっているんですよね。出来れば何かと交換する、という形の取引にしたいんですけど」
スタドリ「交換でスタ?」
ちひろ「はい、何か持ってませんか?」
スタドリ「…。この星の価値のあるものがわからないでスタ」
夕美「これ使えないかな?」ドサドサッ
ちひろ「あれ?これって…事務所にあった雑誌ですか」
芽衣子「うん、色々なジャンルがあるから、何か知ってるものあるか探して!」
スタドリ「ありがとうでスタ!」
数十分後
ペラッ
エナドリ「あ、これ…俺の惑星にあるでエナ」
いつき「どれ?…え?これって…宝石だよ!」
エナドリ「そこらへんに転がってるでエナよ?こんなに高いでエナ?」
ちひろ「どうせ色つきのガラスとかそういうオチでしょう?わかってますよ」
スタドリ「偶然持ってたから見せるでスタ。これでスタ」
ちひろ「…。…!?ほ、本物のエメラルド!?何で!これがいっぱいあるんですか!?そこらへんに!?」
スタドリ「あるでスタよ。赤色とか透明とかいろいろあるでスタ」
ちひろ「いやあ素晴らしいですね!一目見たときから高感の持てる素晴らしい人達だと思っていましたよ!さっそく取引のお話をしましょう!」
スタドリ「ほ、本当でスタか!ありがとうでスタ!」
ちひろ「プロデューサーさんも、なんでもっと早く教えてくれなかったんですか!もう!このイジワル!」
P(こいつ…)
P(こうして、スタドリの宇宙人達は大量のドリンクを抱えて帰っていた)
P(同時にぴにゃこら太達も宇宙に帰って行った)
P(お別れの言葉もなかったから急いでたんだろう。…少しさみしいけどしょうがない。向こうには向こうの生活があるのだ)
P(そして数日後、プロダクションに箱一杯の宝石が送られて来た)
P(全部本物だった。夢でもないみたいだった)
P(…というわけで、アイドルよりも先にちひろさんのドリンクがは宇宙進出を果たしてしまった!)
P(ちひろさんも悪い笑いを浮かべていた。宇宙が対象なら顧客は無限大だ)
P(この調子で毎日くれるドリンクも、1本から2本に増えないかなー…)
ガチャッ
洋子「プロデューサー、私達に話って何ですか?」
いつき「もう夜ですけど、お仕事のことですか?」
P「お、わざわざ呼び出して悪かったな。渡すものがあるんだ」
洋子「渡すもの?」
P「洋子にはこの箱、いつきにはこっちの箱な」
洋子「あれ、もしかしてこれって…」
いつき「誕生日プレゼント!」
P「洋子、いつき、遅くなったけど誕生日おめでとう!」
P「誕生日はライブの後始末でそれどころじゃなかったから、渡す暇なくてさ…ごめんよ」
洋子「…嬉しいです!ありがとうございます!」
いつき「ありがとうプロデューサー!ケーキ食べましょう!ケーキ!」
P「ああ、ケーキ食べるか!食べたら運動な!」
洋子「はーい!」
いつき「お酒も飲みに行きましょう!」
P「いいなお酒、行くか!」
翌日
事務所
P「飲みすぎた…いつきと洋子は酔っぱらうし、介抱大変だし…。すぐ赤くなるのは健康な証らしいけど本当かなぁ」
ちひろ「酔っぱらっている場合じゃないですよ。今日も仕事、頑張りましょうね!」
P「あ、ちひろさん…おはようございます」
ちひろ「はい、いつものドリンクです」
P「いつもありがとうございます」
ぴにゃ「ちひろさんこの書類ここでいいぴにゃ?」
ちひろ「いいですよー」
P「」ゴホッゴホッゴホッ
ちひろ「どうしましたプロデューサーさん。ドリンクこぼしても変わりのあげませんよ」
P「ぴ…ぴにゃこら太!?宇宙に帰ったんじゃあ…」
ぴにゃ「あれは星の人達に連絡しに行っただけぴにゃ」
スタドリ「ちひろさん手紙が届いてたでスタ」
ちひろ「そこに置いておいていいですよ」
P「スタドリ!?何故いる!?」
スタドリ「ドリンク渡す分は渡したから、当分村の子供たちも大丈夫でスタ。だからこっちでお仕事のお手伝いすることにしたでエナ」
P「お仕事?手伝い?」
ちひろ「洋子さんといつきさんのライブ映像見ましたよ!あのライブだけで終わらせるのは商業的にも勿体ないです!」
ちひろ「こんな素敵な能力を持っているんですから、プロダクションに在籍してもらおうと思いまして、全員まとめてスカウトしました!」
P「…俺もあれで終わらせるのはもったいない、と思ってましたけど。思ってましたけども!」
ガチャッ
夕美「おはようございます!」
芽衣子「今日も元気にー…。あ、ぴにゃちゃん!スタドリちゃんも!」
ぴにゃ「芽衣子さん!改めて働くことになったでぴにゃ!」
スタドリ「よろしくでスタ!」
P「…。ああ、改めてよろしく!なるようになれ!」
夕美「…あれ、洋子さんといつきさんは?」
P「まだいないな。…お酒が残って寝てるのかもしれないな。電話してみるよ」
P「事務所着たらびっくりするだろうなぁ、洋子といつき」
芽衣子「パッションレンジャーもこれで再結成できるね!」
ちひろ「スタドリさんの方は、今日のこのライブの特殊効果の手伝いをお願いしますね」
スタドリ「任せるでスタ」
ぴにゃ「出来る範囲で手伝うでぴにゃよ!」
P「…何だか一気ににぎやかになったなぁ」
芽衣子「もしかしたら今日の件は…洋子ちゃんといつきちゃんの誕生日プレゼントのおかえし、なのかもしれないよ?誕生日ライブがあったからこうなったんだから」
P「それはあるかも…しれないな。正直宇宙人がいると楽だよ。あのライブには感謝しないと」
夕美「私達の誕生日も、期待してるね!プロデューサーさん!」
P「ああ、まかせろ!」
完
これで終わりです。最初は戦うアイドルの数もどんどん増やして、敵もどんどん増やして俺たちの戦いはこれからだ!エンドにしようと思っていました。
ですが収集を付けたかったのと誕生日SSっぽくするため、わかりあうエンドにしました。
勢いで書いていたところもあるので、ちぐはぐな点は目をつぶって頂けると嬉しいです…すいません。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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