～前作からの登場キャラ～


※キャラ解説には当ssオリジナルの設定が含まれているのん！


葛葉紘汰：仮面ライダー鎧武に変身する神さま。
この村には度々農業研修のために訪れている。


ゲドリアン＆ガテゾーン：かつての戦いでRXに倒された後、
二人ともこの村で畜生に転生。現在は越谷家や宮内家のペットとして生活している。


大首領JUDO：仮面ライダーSPIRITSの悪の組織BADANの大首領。
だが現在は組織そっちのけで蛍にとり憑いて最新のアニメを見放題な毎日。
ちなみにこの村ではJUDOは蛍にしか見えないので蛍とJUDOの会話はほぼ蛍の独り言状態。
なので最近蛍はみんなから『頭の病院に通った方がいいんじゃない？』と心配されている。


～常連キャラの二人～


政宗一成：ナレーション担当、毎回無駄に熱く解説してくれる。


南光太郎：このシリーズではお馴染みの正義のヒーロー。
最近は作者が書く他のssで活躍中だけど今回は出番があるのか…？

～越谷家～


れんげ「今年最後のにゃんぱす～！」


蛍「先輩たち、こんにちは。」


夏実「おー！いらっしゃい！」


小鞠「二人とも、よく来たね。さぁ上がって！上がって！」


れんげ「お邪魔するのん！」


蛍「さて、みなさんお久しぶりです。
今日は大晦日、明日の元旦に備えて今からみんなのママが集まっておせち料理を作っている最中なのです！」


れんげ「ウチらもみんなで集まって遊ぶのん！」


夏実「ほたるんたちは一体誰に説明してるんだろ？」


小鞠「さぁ？」


卓「？」

小鞠「ハイ、ゲドリアン（犬）ご飯の時間だよ～！
今ご飯（炭酸水素ナトリウム入り）を上げるからね～♪」


ゲドリアン（犬）「ケケッ！ケケーッ！（ひぃっ！せめてドッグフードにして！？）」


れんげ「ガテゾーン（狸）。お手なん！」


ガテゾーン（狸）「」ﾎﾟﾌｯ


夏実「いやぁ～、ゲドリアンにガテゾーンも転生してからはすっかりペットに落ち着いちゃったねぇ。」


卓「」ｺｸｯ

JUDO『まったく…かつての悪の組織の幹部が呆れてモノも言えないナリ！
ところでほたるん！今年のアニメはやはりヤマノススメが一番だったナリね！
やはりあおいとひなたは最高だったナリ！』


蛍「キテレツ大百科の再放送を見るのが嫌で虚空の牢獄抜け出して、
私のとこに萌アニメ観に来ている悪の首領にだけは言われたくはないような…
ちなみに私の中で今期アニメで最高なのはゆゆゆだと思いますよ！
最終話の大団円はご都合主義とはいえハッピーエンドに終わったのが良かったですし！」


JUDO『いいや！ヤマノススメナリ！』


蛍「いいえ！ゆゆゆです！」


夏実「ほたるんは最近見えないお友達とアニメの話で盛り上がってるし…」


卓「」ｺｸｯ


※大首領JUDOの姿は幻影、しかもほたるんにしか見えません。

雪子「じゃあお母さんたちは台所でおせち料理作っているから邪魔しないようにね！」


夏実「ヘイヘイ、ウチらはその間TVでも観てますよっと…」


蛍「TVってそういえばもう大晦日ですよね。
この時期都会ならどのTV局も特番ばかりですけどこの村でも何か特番がやっているんですか？」


小鞠「うん、勿論やってるよ！それも大晦日～正月三が日の四日連続でね。」


れんげ「大晦日～正月は四日連続キテレツ大百科スペシャルなのん！！」


蛍、JUDO「「それはもう苦行（だ）ですぅぅぅぅぅ！？」」


蛍「嫌だよぉ～！
一体何度揚げればコロッケだよキャベツはどうしたな光景を観なきゃいけないんですか！？」


JUDO『おのれぇ！ツクヨミ絶対許さないナリ！！』


夏実「ハッハッハ、ほたるんが泣いて喜んでるぞぉ！」


小鞠「蛍はキテレツ始まると決まって泣きながら大声出すからね！」


卓「」ﾅｸﾎﾄﾞｲﾔｶﾞｯﾃﾙﾄｵﾓｳ

れんげ「ところで最近光太郎がこの村に来なくなって寂しいんな。
光太郎は今どこで何してるのん？もう大晦日なん、今日くらい会いたかったのん…」


ゲドリアン（犬）「ケケーッ！？ケケーッ！？（ヒィィッ！その名前を言うのはやめろ！？）」


ガテゾーン（狸）「（ヤツの名前を聞いただけで寒気が！？）」


（（ｶﾞｸｶﾞｸッ！ﾌﾞﾙﾌﾞﾙッ！））


小鞠「二匹ともいつも光太郎さんの名前聞くと凄い怖がるよね…」


夏実「まあ本編（前世）でRXに倒されたからそのトラウマ引きずってるんだろうね。」


蛍「ちなみに光太郎さんはどこかのssで財団やネオ生命体やフォッグ、
最近だとイマジンを相手に後輩ライダーたちと一緒に戦っていて忙しいんだと思うよ？」


れんげ「そうなんか…光太郎は世界の平和を守るので大変なのん…」

雪子「まあ…よくわからんけど邪魔しちゃダメなんよ！
あ、それと今日は紘汰くんにみんなの面倒見てもらうから。じゃあ紘汰くんよろしくね！」


紘汰「よ、みんな！というわけで雪子さんに頼まれてみんなの面倒見てやるからな！」


れんげ「紘汰なのん！」


小鞠「紘汰さん！こんにちは！」


夏実「ち～っす。」


卓「」ｺｸｯ


蛍「コータ星（仮称）で神さまをやっている仮面ライダー鎧武こと葛葉紘汰さんです。
普段はコータ星で神さまをやっている紘汰さんですが、
コータ星を発展させるためにこの村へ度々農業研修に訪れてたりします。
そんなわけで今では私たちととっても仲良しです！」

夏実「なぁなぁ紘汰！お年玉！お年玉！まだ大晦日だけどお年玉くれよぉ～！」


紘汰「お年玉…？ぐわぁぁぁぁぁっ！？」


れんげ「紘汰！そんなに苦しんで一体どうしたのん！？」


紘汰「うぅ…この前のメガヘクスとの戦いでの傷が…
あれ以来お年玉と聞くとその時の傷が痛むんだ！うわぁぁぁぁぁぁ！？」


小鞠「どうやら大丈夫みたいだね…」


卓「」ｺｸｯ


蛍「夏実先輩いけませんよ。
紘汰さんは神さまですけど基本お金なんか持ってないんだから…
ちなみに仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル、
絶賛公開中ですのでまだ観てない方は映画館にGOです。」

夏実「ブ～ッ！ケチ！神さまだったらよい子の夏実ちゃんにお年玉くれたっていいじゃん！
この前のクリスマスプレゼントだって越谷家は三人合わせてDXマグマベースなのに！」


蛍「みなさん忘れがちかもしれませんがこの村の放送は大体25年くらい遅れています…」


紘汰「まあお前たち落ち着けって！
お年玉は持ってきてないけどちょっと遅いクリスマスプレゼントならあるんだぜ！」


夏実「なんだ！プレゼントあるなら最初から言ってくれればいいのに！」


小鞠「うわぁ～！ワクワクする～♪」


れんげ「プレゼントって一体何なのん！」

紘汰「それはこいつだ！
ツタヤコータ星店でレンタルした、
平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊のDVDだ！！」


れんげ「平成ライダー対昭和ライダー？」


夏実「仮面ライダー大戦？」


小鞠「feat.スーパー戦隊？」


卓「？」


蛍「あ、これ今年の3月にやっていた映画ですよね！
私たちは結局観れずに終わったけどようやく観れるんですね…って…
みなさん急に静まり返ってどうしたんですか…？」

夏実「いや…どうしたって言われても…」


小鞠「これってあれだよね…以前に観たスーパーヒーロー大戦の…」


れんげ「あの時と…また同じ事やるのん…？」


紘汰「え…？俺よく知らないんだけど…前にもこんな感じの映画やってたの？」


れんげ「あれは酷かったん…
正義のヒーローたちがディケイドとゴーカイレッドに次々と倒されていったのん…」


夏実「あの映画を観た後、ウチらも思わず悪の怪人になったりしたよね。
姉ちゃんなんかコマチャンダーになっちゃうくらいだったし…」


小鞠「あの時の話はもうやめて…」


蛍「まあまあ、東映さんだって何度も同じ事するはずないと思いますよ…たぶん…」


卓「」ｺｸｯ


紘汰「とにかく観ようぜ！話はそれからって事でな！」


蛍「こうして私たちは今年の3月に公開された仮面ライダー大戦の映画を観る事になりました。
果たしてどうなる事やら…」

とりあえずここまでなのん！

前作で最後とか言ってたけど…

あれで最後というのも味気ないので今年最後な感じでもう一度やりたいんな！

でも今まで登場したキャラがいるので初見の人たちにはぶっちゃけきつそうという人たちには勘弁なんな！

乙！
あと揚げ足取りみたいで悪いけど夏実じゃなくて夏海だよ

（（ドカーン！））


れんげ「始まったん！けどいきなり街が壊されてるのん！」


夏海「ビルに火の破片が直撃した！けどそこから出てきたのは…仮面ライダー？」


蛍「この仮面ライダーは平成7番目の仮面ライダーカブトですね。それがキャストオフして…」


（（CAST OFF　CHANGE BEETLE！））


『トォッ！電パンチ！』


夏海「そこに現れたのは仮面ライダーストロンガーだ！
カブトってライダーとストロンガーが戦いを始めたよ！？」


蛍「カブト虫ライダーの対決ですね。果たして勝つのは…」

『ライダー…キック…！』


『うわぁぁぁぁ！？』


れんげ「勝ったのはカブトなのん！けどそのカブトも…」


『スカイフライングソーサー！』


小鞠「その後現れたスカイライダーに倒されてる！でもそのスカイライダーも…」

『宇宙キター！』


蛍「フォーゼが倒してますね。
しかも何故かロケットステイツにフォームチェンジしてるし…」


夏海「けどそのフォーゼも…」


『オォォォォォッ！』


紘汰「突然現れた巨人、仮面ライダーJによって倒されたんだ。
そして倒されたライダーたちはロックシードにされて暗闇大使のとこへ…」


『ワーッハハハハハ！』


JUDO『うん？この男どこかで見たような気が…？』

『昭和ライダーが俺たちの前に立ちはだかるっていうなら、倒すしかない！変身！！』


（（ブォォォォ！ブォォォォ！ソイヤッ！！オレンジアームズ！花道・オンステージ！！））


紘汰「その光景を目撃した俺は鎧武に変身して仮面ライダーJを倒したんだ。」


蛍「スイカアームズってカチドキアームズ手に入れてから紘汰さん全然使ってないですよね…」


夏海「それにしてもみんな容赦ないよね。いきなり攻撃してきたりでさぁ…」


蛍「この映画のキャッチコピーが『仁義なきライダーバトル勃発』ですから…」


小鞠「仁義なきって…ヤクザ映画じゃないんだから…」


れんげ「でも何でこんな事になってしまったのん？」

紘汰「そうだな、全ての始まりは1週間前に遡るんだ。
俺が住んでた沢芽市のとある作業場で2人の作業員が行方不明になる事件が起きたんだ。」


蛍「この作業員の人…JACの高岩さんじゃ…」


紘汰「その事件は地球の内側にもう一つの世界がある噂となった。
俺は事件の裏にユグドラシルが絡んでいるんじゃないかと思って調査を開始したんだ。
そこでシュウという名の不思議な力を持った少年と出会った。
だが彼は自分の記憶を失っていた…
シュウが唯一覚えていたのは自分には何かやるべき事があるという事だけだった。
俺はそんなシュウを外へ連れ出そうとしたんだが…」


『その子を連れ出してはならん！』


（（カツーン））　（（コツーン））


『俺は本郷猛！及ばずながら人間の自由のために戦っている！』


れんげ「本郷なん！本郷猛なのん！」


夏海「すっげー！本物だ！！」

『お前のようなひよっ子を、ライダーと認めるわけにはいかん！』


小鞠「あれ？雲行きが悪いよ？」


蛍「そこへ怪人が！」


れんげ「戦闘員のコンバットロイドなのん！」


『ハァッ！ライダァァァァァ！変身ッ！！』


夏海「そこで本郷が仮面ライダー1号に変身して戦闘員たちをやっつけた！カッコいい！！」


紘汰「だがその間にも地上ではシュウを狙ってとんでもない連中が現れたんだ！」

『我々は地下帝国バダンだ！』


夏海「タイガーロイドにヤマアラシロイドだ！
そっか！シュウを狙っていたのはバダンの仕業だったのか！？」


蛍「ちょっと…JUDO！これはどういう事ですか！？」


JUDO『いや…知らないナリ…ていうかうちはいつから地下帝国になったナリ…？』


紘汰「沢芽市に突如現れた地下帝国バダン！
ヤツらを倒すために俺だけでなく戒斗やミッチ、それに貴虎が立ち向かったんだ！！」


『新たな敵か、変身！』


（カモン！バナナアームズ！Knight of Spear♪））


『光実、慎重にいけ！』


『わかってるよ兄さん。』


『変身！』


（（メロンエナジーアームズ！））


（（ハイィ～ッ！ブドウアームズ！龍・砲、ハッ・ハッ・ハッ！））


れんげ「戒斗や貴虎にいにいたちも参戦なのん！」


蛍「この頃のミッチさんは本編だとかなり腹黒でしたけど映画だとキレイなミッチさんですね。」

紘汰「俺たちアーマードライダーが沢芽市に現れたバダンを倒していたその時だった。
一人の男が現れたんだ。そいつは…」


『15の力を秘めた仮面ライダー、変身！フィフティーン！！』


夏海「うぉぉっ！敵の仮面ライダーが現れた！？」


紘汰「フィフティーンは15の平成ライダーの力を持つ悪の戦士だ。
ヤツの前では俺たちアーマードライダーが為す術もなく倒されてしまった…」


蛍「この当時では強キャラ扱いの貴虎さんですら一瞬でやられてましたからね。
ちなみにこっ酷くやられた紘汰さんたちはその後、フルーツパーラーへ向かうのですが…」

『待っていたぞ！』


れんげ「あぁ――――っ！ディケイドなのん！？」


夏海「本当だ！ディケイドだ！？しかもでっかいパフェ食べてるし！！」


蛍「ディケイド特盛パフェを食べる士さん、成人男性がこんなの食べたら糖尿病になりそうですね…」


紘汰「俺たちの前に現れた士は、
一連の出来事がシュウのやるべき事に隠されていると推測したんだ。
そしてもう一人、俺たちの前に現れた人物が…」

『おのれディケイド！』


小鞠「あ、鳴滝さんだ！でもなんかち小っちゃい！？」


夏海「ギャハハハ！姉ちゃんと同じくらいの小ささじゃないの？」


小鞠「むっ！？」


『平成ライダー15人の力を結集せよ！』


紘汰「鳴滝さんから地下帝国バダンを倒すために平成ライダー15人の力を集めろと言われたんだが…」

れんげ「平成ライダー15人…？昭和ライダーはどうしたのん？」


紘汰「彼らの協力は得られないって言われて…
その事で鳴滝さんに胸に手を当てて考えてみろって言われたがさっぱりだったよ。」


蛍「ここで紘汰さんは先ほどの戦いで負った傷の手当てのために一時離脱。
士さんとそれに何故か手を貸す戒斗さんが仲間集めに出掛けました。」


（（グゥゥ～））


夏海「うぅ…今のディケイドがパフェ食べてるの見てお腹空いてしまった。
台所から何か取ってくるか…」


小鞠「もう…食い意地張ってるんだから！」


紘汰「まあそんな訳でまず士と戒斗は風都って街に行ったんだ。
そこにいるある探偵を訪ねたんだが…」

とりあえずここまで

>>14
久しぶりののんのんssで漢字変換ミスったのん！ゴメンな…

『男の目元の冷たさを隠すのがこの帽子の役目って…痛っ！？』


れんげ「イマイチ決まらない白いスーツのお兄ちゃんが現れたのん？」


蛍「仮面ライダーWの左翔太郎さんですね。
ご覧の通りハードボイルドに憧れるハーフボイルドです。
この格好はどうやら今は亡きおやっさんの姿を受け継いだのでしょうか？」


れんげ「結局翔太郎は迷子探しに出かけてしまったのん
その次に行ったのは…あぁ―――ッ！巧なのん！？」


小鞠「私たち以前に会った事あるもんね！」


『バダンから世界の平和を守る？
俺はな、世界中の洗濯物を真っ白にするので忙しいんだよ！』


れんげ「巧はどうやらオートバジンに乗って旅に行くみたいなのん。相変わらず生意気なん！」


蛍「ていうかオートバジンってTV版最終話で壊れたはずじゃ？」


『お前といい翔太郎といい平成ライダーは連れない連中ばかりだな！』


蛍「士さんが言うべきセリフではありませんね。
ていうか本家の巧さんを呼ぶとディケイドの555編に出てたタクミさんの立場が…」

（（ガッ！））


『ギィィィ！全ての仮面ライダーはこのヤマアラシロイドさまが始末してやる！』


蛍「旅に出てわずか10秒で襲われるとかギャグですか？」


（（カメンライド――ディケーイッ！））


れんげ「それからディケイドとバダンの戦いになったけど巧は戦わなかったのん。」


『そこまでだ、俺の強さを思い知らせてやる！』


紘汰「戒斗のヤツ…亀相手に何してんだよ…？」


蛍「単なるギャグパートですね。」

れんげ「その頃、巧は定食屋さんでご飯を食べてたんな！」


蛍「戦いがあった直後だというのに普通に定食屋に行く巧さんって…
でもそこで事件発生です！なんと凶悪犯が少女を人質に立て篭りを！？」


小鞠「た…大変だよ！しかも強盗犯は傷を負ってるし…」


『なぁ、傷の手当てさしてくれないか？』


紘汰「そんな凶悪犯にある医者が治療を申し出たんだ。この人は…」


小鞠「神…！この人…仮面ライダーXの神啓介さんだ！？」


『うるせえ！下がってろ！』


『アンタを傷つける事はさせない。約束する。』


小鞠「さっそく犯人の治療を始める神さん！
けど取り囲んでいる警察はそんな事を無視して突入しちゃったよ！？」


（（ベキッ！ボコッ！））


れんげ「でも神さんは犯人じゃなく警察をボコボコにしているのん！どうしてなのん？」

『俺はこの男を傷つけないと約束したんだ。悪いが約束は守ってもらう！』


小鞠「カッコいい！大人の渋さを感じるね！」


『アンタ子供いるのか？いるんだったら悲しませちゃダメだな…
強がっていても影では泣きながらアンタの帰りを待っているのかもしれん。
俺たち大人が一番に守るべきは子供たちの未来じゃないのか？』


『う゛わぁぁぁぁぁ！？』


蛍「こうして神さんの説得で犯人は自首を、人質となっていた少女は助かりました。
それにしてもこれは…神さんカッコいいですね！」


小鞠「うん！まさに本当の大人って感じだよね！！」


紘汰「あぁ、俺も同じライダーとして尊敬するぜ！」


れんげ「なのん！」


卓「」ｺｸｯ

小鞠「神さんは人質になっていたマリさんを連れて自分の診療所へ帰っていくんだけど、
何故か巧が後を追いかけてきたよ！そこに急患が運ばれてきた！」


『痛え！離せぇっ！？』


蛍「この急患の患者さんは…スーアクの岡元次郎さんじゃ…？何やってるんですか次郎さん？」


れんげ「巧もこの患者さんの治療をお手伝いしてたのん。
けど巧は血を見て昔の戦いを思い出したみたいなのん！」


『何故だ…守るべきもののないからっぽの貴様が生き残り…何故俺が死ななきゃいけない？』


蛍「10年前のオルフェノクとの戦いで草加さんの最期のシーンですね。
でもこれ…本編と全然違うんですけど…？」

小鞠「翌日、マリさんと買い物に出かける巧だけど…そこにバダンが！？」


『今度こそ逃がさないぞ！仮面ライダー555！』


『いい加減ウジウジ考えるもの飽きた！せめて…子供の未来くらいは守ってやる！』


（（Standyng by））


『変身！！』


（（Complete））


れんげ「遂に巧が555に変身したのん！」


蛍「アクセルフォームになってその場にいたタイガーロイドたちをやっつけたのです！」


小鞠「けど待って！神さんが…」

『お前、平成ライダーだったのか。次は俺が相手だ！セタップ！！』


れんげ「Xライダーに変身して555に襲いかかったのん！」


『Xキ――――ック！』


紘汰「Xライダーの攻撃で変身が解けた555、Xはその場から立ち去ったんだ。
その頃、風都では翔太郎がシュウの事を調べたんだ。だが…」

『やっぱり僕、死んでたんだね…』


れんげ「シュウは既に死んでいたのん！？」


紘汰「そうなんだ、シュウはお母さんと喧嘩して…
『だいきらい』って文を残してトラックに引かれてしまったんだ。
シュウがやろうとしている事はその文をひっくり返してお母さんと仲直りする事だったんだ！」


『父さん！』


小鞠「えぇ――――ッ！フィフティーンってシュウのお父さんなの！？」


蛍「お父さんが悪の仮面ライダーでお母さんはキャリアウーマン…
この家の家族関係が気になります…」

『バダンとは地下帝国ではなく黄泉の国だ。すなわち死んだ者の世界だ！』


JUDO『あの…うちの組織はいつから黄泉の国に…？』


蛍「大首領がいないからって好き放題勝手な事言われてますよね…」


『シュウの七次元の力を使い、死んだ者と生きている者の世界をひっくり返す！
それこそがバダンがやろうとしているメガ・リバース計画！』


JUDO『知らない…我は大首領だが…そんな計画…全然知らないナリ！？』


紘汰「フィフティーンはシュウを生き返らせるためにメガ・リバース計画を進めたんだ！
だがそうなれば今を生きている者たちが死ぬ事になりシュウのお母さんも…
シュウはそんな事は望まなかった！だから俺はフィフティーンと再度戦ったんだ！！」

蛍「シュウくんは合流した士さんが連れ出しました。
けど何故かマシンディケイダーではなくローズアタッカーなのは何故でしょうか？」


『ジャーク将軍！』


れんげ「そこにジャーク将軍率いるクライシス帝国が現れたのん！」


ゲドリアン（犬）「ケケッ！ケケッ！（オォッ！我らがジャーク将軍だ！）」


ガテゾーン（狸）「（頑張れジャーク将軍！）」


『トォッ！』


れんげ「けどそのピンチに駆けつけたのは…BLACKとRXなのん！」


『トォォッ！！』


『うわぁぁぁぁぁぁっ！？』


小鞠「さすがBLACKとRX！すぐにジャーク将軍をやっつけちゃったよ！」


ゲドリアン（犬）「ケケェェ…（このジャーク将軍弱過ぎじゃ…）」


ガテゾーン（狸）「（扱いが酷すぎる…）」

『許すまじ！平成ライダー！バダンとともに消し去るしかない！』


「「えぇ―――――っ！？」」


れんげ「これは…ありえないのん！」


小鞠「そうだよ！光太郎さんがこんな事言うはずがないよ！」


蛍「確かにそうですね…」


紘汰「いや…この時その場にいなかった俺に言われても困るんだけど…
そこへ翔太郎がバイクに乗って現れたんだ！」


『昭和ライダーは完全に平成ライダーの敵に回った！』


蛍「士さんは翔太郎さんにこの場を任せてシュウくんを連れ出しました。
そして何故かダブルドライバーではなくロストドライバーを取り出して、
仮面ライダージョーカーに変身したのです！」


（（JOKER））


『黒の仮面ライダーか。アンタらとは何か近いものを感じるぜ！変身！』


『さぁ、お前の罪を…数えろ…！』


れんげ「BLACKと同じ黒の仮面ライダーなのん！」


蛍「そうだよ。
仮面ライダージョーカーは仮面ライダーWの黒の部分が強調された戦士なの！
けど相方のフィリップさんはどうしたんだろ？」

雪子「ねぇ、観てる途中で悪いけど…ちょっといい？」


小鞠「あれ？お母さんどうしたの？」


雪子「実は…さっき都会から来た若い子が山に入って行方不明になったというから、
これから村のみんなで搜索に行くんよ。
だから家を留守にするけど留守番お願いね！
それと言っておくけど台所に準備してあるおせち料理食べちゃダメだかんね！わかった？」


蛍「わかりました。それじゃあ行ってらっしゃい。」


卓「」ｺｸｯ


紘汰「子供たちは俺がしっかり面倒見ておくから大丈夫ですよ！」

れんげ「…ってBLACKとRXはどうなったのん！？」


小鞠「ジョーカーってライダーを相手に二対一で戦ってる！形勢はジョーカーの不利だよ！」


れんげ「うぅ…うちの知ってる光太郎はこんな卑怯な戦い方はしないはずなのん！」


ゲドリアン（犬）「ケケッ！（いや…ヤツは意外と…）」


ガテゾーン（狸）「（バイオライダーとかロボライダーとか容赦ないからな…）」


『手伝えカメコ！』


『戒斗だ！変身！』


蛍「BLACKとRXの二人に押されていたジョーカーに戒斗さんが救援に駆けつけました！」


紘汰「戒斗は意外と困っているヤツは放っておけないんだよ。全く素直じゃないんだからな…」


れんげ「戒斗も加わって二対二の戦いが始まったのん！この戦いの決着は！？」

『ライダーキック！』


『パニッシュマッシュ！』


蛍「なんという事でしょうか！
あのRXがジョーカーとバロンの二人の攻撃に敗れてしまったのです！？」


れんげ「そんな…無敵のRXが負けるとは信じられないのん…」


ゲドリアン（犬）「ケケェ…（まさかRXが敗れるとは…）」


ガテゾーン（狸）「（だがこのRX…いや…BLACKもだが声が明らかに別人なんだが…）」

『大切断！』


『スーパーライダー閃光キック！』


小鞠「けどバロンも突然現れたアマゾンとスーパー1に倒されちゃったよ！」


蛍「もう何が何やらわけがわからないですね…
一方、士さんとシュウくんはお母さんが待つ灯台へ。
でもそこにはフィフティーンが待ち構えていたのです！」


れんげ「フィフティーンと戦うディケイド…
けどフィフティーンは平成ライダーの力を使っていて圧倒的な強さなのん！」


蛍「ディケイドは基本平成ライダー10の力しか使えませんからね。
名前の通り15の平成ライダーの力を使えるフィフティーンの方が有利というのも頷けますよ。」


紘汰「そしてディケイドの代わりに俺がフィフティーンと戦ったんだ。
だが…カチドキアームズを使ってもヤツには勝てなかった…
それどころかシュウを連れ去られてしまった。
残った俺と士は急いで平成ライダーを集めようとするんだが…」


小鞠「あ、ここで冒頭のライダー同士の戦いのシーンに繋がるんだね。」

『ライダー大戦。我々も楽しませてもらおう。』


『この者は新たなスーパー戦隊と戦うシャドーラインのシュバルツ将軍だ！』


れんげ「シャドーラインって何なのん？」


蛍「今やっている列車戦隊トッキュウジャーが戦う悪の組織だよ。
そのシュバルツ将軍が…大変です！クライナーをデンライナーに差し向けてきました！？」


『嘘だろ…俺のクライマックスはまだこれからだぜ！おいコラ！？』


紘汰「電王が敗れたのを皮切りにアギトとスーパー1も倒れた…」


『地上の楽園でのうのうと生きてきた人間ども。死の国、バダンシティへ送り込む時がやってきた！』


『ついに現世に蘇る時が来たのだ！行くぞ！！』


れんげ「バダンが動き出したのん！でもライダーたちは…」


紘汰「俺と士は合流した巧と一緒にバダンの野望を阻止しに行こうとしたんだ！
だがその行く手には…」

小鞠「生き残った1号、2号、V3、ライダーマン、X、アマゾン、それにBLACK！
7人の昭和ライダーたちが待ち構えていたの！！」


れんげ「あれ？7人ライダーって1号～ストロンガーまでじゃないのん？」


蛍「ストロンガーが冒頭で倒されたからBLACKになったんじゃないかな？」


『平成ライダーと昭和ライダーは所詮戦う運命って事か…』


紘汰「そこへジョーカーがキバ、オーズ、ウィザードの三人を連れてきた。
これで俺たち平成ライダーも7人になったわけだ。
俺は昭和ライダーに何でライダー同士が戦わなければいけないんだと聞いたんだが…」

『バダンとは死者の国。
お前たち平成ライダーの死んだ者への未練が地上への道を作りバダンを呼び入れた！』


蛍「これは手厳しいですね。
この場に集まった平成ライダーのみなさん全員が該当者ですよこれ…
士さんは特に無いとして巧さんは草加さん、キバは深央さん、翔太郎さんはおやっさん、
オーズはアンク、ウィザードはこのみさんとみんな死者への未練がありますから…」


紘汰「俺もこの頃は祐也への未練がなぁ…」


小鞠「でもこれ昭和ライダーも同じだよね。
1号は緑川博士とかV3なんか家族殺されて、
ライダーマンもデストロン逃亡した時に仲間を殺されて、
Xだってお父さんをGODに殺されてるし、
BLACKなんかシャドームーンの件で思いっきり未練あるのに…」


蛍「そう考えると昭和ライダーのみなさんに言われる筋合いはないような気も…」


紘汰「そして昭和ライダーと平成ライダーの生き残りを賭けた始まったんだ！」

『ライダーパンチ！』


蛍「士さんが2号ライダーと相打ち！この人も主役補正がないとこんなものなんだ…」


『大切断…ギャァァァ！？』


れんげ「アマゾンがウィザードのでっかい手で握り潰されて…」


『ロープアーム！』


小鞠「ライダーマンのロープアームでオーズが負けた！ロープアームってこんなに強かったの！？」


れんげ「BLACKもジョーカーと相打ちになって…」


小鞠「555とXも相打ちだよ…」


紘汰「キバ、V3、ウィザードも倒された。
残った俺は1号を倒して一人でバダンが地上に現れた場所へと向かったんだ！」


蛍「まさに仁義なきライダーバトル…容赦ないですよね…」

夏海「ふぅ、台所から食べ物かき集めてたら遅くなったけど…
あれ？もしかして結構話進んじゃってる？」


小鞠「遅いよ夏海！今大変な事になってるんだよ！？
仮面ライダーたちがみんないなくなって鎧武だけになっちゃったんだから…」


夏海「へぇ～、でも心配ないんじゃない？」


れんげ「え？どうしてなのん？」


夏海「だってこの展開以前やってたスーパーヒーロー大戦にそっくりじゃん！」


「「「あ…！」」」

とりあえずここまで

さすがに何度も同じ展開だと子供だって先が読めてしまうのん！

>>64
×列車戦隊
○烈車戦隊

>>66
×このみ
○コヨミ

誤字が気になったので

『愚かな仮面ライダーども、これを見ろ！メガ・リバースマシンを作動させるのだ！』


『フハハハハ！ついに姿を現したか！』


蛍「あれ？暗闇大使の様子がおかしいですね？」


紘汰「実は彼はバダンの暗闇大使じゃなかったんだ！その正体は…」


『俺は暗闇大使ではない。俺の名前は…村雨良！
バダンの圧倒的な力を知り、内部から壊滅させるためその軍門に下っていたのだ！』


『なんだとぉ？』


蛍「え？この強面の人がZX？ただのヤクザかと思っていました！？」


『この地位に昇りつめるまでどれだけの屈辱を味わってきたか…』


小鞠「一体どんな屈辱味わったんだろ？」


夏海「眉毛全部剃らされたりとかそんな感じじゃないかな。」

紘汰「村雨さんによってメガ・リバースマシンは破壊されたかと思ったんだが…」


『村雨良！この私が貴様の猿芝居に気付かなかったと思ったのか？』


紘汰「本当のメガ・リバースマシンはバダン基地そのものだったんだ！
俺と村雨さんはバダンの怪人たちに囲まれて絶体絶命の状況に追い込まれたんだが…
その時、誰もが予想できない驚くべき手段で俺たちは形勢逆転したんだ！それは…！」


夏海「あのさぁ…この後の展開読めちゃったんだけど…」


小鞠「もしかしてこの後、実はさっきの戦いは芝居だったんだとか言って…」


れんげ「今まで倒された全部のライダーが現れたりするのん？」


卓「」ｺｸｯ


紘汰「え…？何で予想できたの！？」


蛍「みなさんダメですよ！わかっていても言わないのがお約束なんですから！？」

『全てのライダーはヘルヘイムの森で健在だ！』


（（ロックオン！））


『ハァッ！』


紘汰「そして俺はZXが集めたライダーたちのロックシードを吸収して、
みんなをヘルヘイムの森から召喚した。
今この場に仮面ライダー1号～仮面ライダー鎧武の30人の仮面ライダーが集まったんだ！」


蛍「ヘルヘイムの森で待機って…
あんなところで待機してたら誰かが間違ってヘルヘイムの果実食べてインベスになっちゃいます！？」


夏海「じゃあさっそく台所で失敬した食べ物を頂くとしましょうか！まずは黒豆から頂こうかな♪」

『セイヤァァァァァッ！』


『ライダーキック！』


『ZXキック！』


れんげ「昭和＆平成ライダーたちの活躍でバダンの怪人たちがバッタバッタと倒されていくのん！」


『おのれ仮面ライダー！ついにこの私が姿を現す時が来たようだな！！』


『あれが…バダン総統の本当の姿か！？』


小鞠「大変！バダン総統の正体は巨大な骸骨恐竜だったんだよ！？」


JUDO『ちょっと待てぇぇぇぇぇっ！？バダンの大首領ここ！ここにいるナリ！？』


蛍「まあ…アニメ観たさに自分の組織留守にしてる大首領なんか誰だって見捨てますよ…」


JUDO『乗っ取られた！変な骸骨の恐竜にバダン乗っ取られたナリィィィィ！？』


夏海「あぁ…栗きんとん…甘ぁぃ…♡」

『ガァァァァッ！』


『うわぁぁぁぁぁぁ！？』


れんげ「骸骨恐竜の所為でライダーたちが大ピンチのん！」


紘汰「大丈夫だ！
そこへ獣電戦隊キョウリュウジャーのキョウリュウレッドが駆けつけてくれたんだ！！」


『恐竜ならキュウリュウジャーにまかせてくれ！
ブレイブイン！キョウリュウチェンジ！ファイヤ！！』


紘汰「キョウリュウレッドはガブティラを呼んで骸骨恐竜と戦ったんだぜ！」


夏海「でもキョウリュウジャーはレッドしかいないよね？他のメンバーどうしたの？」


蛍「たぶんギャラとかスケジュールの都合でレッドしかこれなかったんだと思います。
まあキョウリュウレッドは初登場のゴーバスVSゴーカイでも一人で現れてましたから…」

『貴様は俺が倒す！』


『行くぞ光実！』


『兄さんと一緒なら負けはしない！』


紘汰「そして戒斗たちも復活してヤマアラシロイドと戦ったんだ！」


蛍「この頃のミッチさんが兄さん思いとか明らかにおかしいと思うのですが…」


『本当の強さというものを思い知れ！』


『ギャァァァッ！？』


れんげ「バロン、龍玄、斬月・真の三人ライダーがヤマアラシロイドを撃破したのん！」


夏海「やっぱかまぼこだわ。かまぼこ美味いわぁ♪」

『キミが生きているのはこの俺のおかげ。
だったらキミが死んで俺が生きるのは、当然の事だよなぁ…』


れんげ「草加が蘇ったんな！」


蛍「もうこの人悪霊の類ですよね…」


『ガゥゥゥゥ！？』


『ガブティラ！？』


『おのれ…バダン総統…』


紘汰「骸骨恐竜に苦戦するガブティラ…だがそこへ彼らが駆けつけたんだ！」

『1号ライダー、同じ1号が力を貸すよ！』


れんげ「この5人は一体何者なのん？」


『俺たちは…トッキュウチェンジ！ハッ！
勝利のイマジネーション！烈車戦隊トッキュウジャー！！』


紘汰「現れたのは烈車戦隊トッキュウジャーだ！
ちなみに俺もこの事件のちょっと前に彼らに会っているんだぜ！」


蛍「烈車戦隊トッキュウジャーVS仮面ライダー鎧武 春休み合体スペシャルでしたね。
まぁ…この村では放送されてませんけど…」


『乗車完了トッキュウオー！』


れんげ「トッキュウジャーのロボが出てきたのん！これで形勢逆転なんな！」

『鎧武、これを使え！』


『これは…昭和ライダーのロックシード！』


（（1号アームズ！技の1号・レッツゴー！））


紘汰「1号から昭和ライダーロックシードを貰った俺は1号アームズにパワーアップした！
昭和ライダーの力を借りてフィフティーンを倒すぞ！ここからは俺のステージだ！！」


れんげ「鎧武頑張るのん！フィフティーンをやっつけるんな！」


『シュウ！』


『きっと来てくれるって信じてたよ！』　


『シュウを救い出したぞ！』


蛍「その間に空を飛べるライダーたちがシュウくんの救出に向かいました。
何故かアギトがカメンライドしているけどまあ深くツッコむのはやめましょう…」

『よし！』


『俺たちがマシンを破壊する！』


小鞠「Xがウィザードと一緒にメガ・リバースマシンを破壊しようとするんだけど…」


『うわぁぁぁ！』


『555！なんの真似だ！？』


『死んだ仲間が蘇るかけている…それも悪くないって思えてきた！』


れんげ「巧が止めちゃったのん！」


蛍「これも草加さんによる洗脳の賜物ですね。」

『蘇るならなんだっていい！』


『バカヤロウ！』


夏海「うぉっ！神さんがグーで巧を殴った！？」


『いつまでも死んだ者にとらわれていては一歩も前に進めないぞ！
過去を想ってため息をつくより…その先の未来を想え！！』


小鞠「これって神さんだから言えるセリフだよね。
神さんもGODとの戦いで父親や恋人をうしなっているから…」


『俺がアンタの希望になってやる。』


蛍「晴人さん…いきなり会った人に希望になってやるとか言ったらホ○のナンパだと疑われますよ？」

『からっぽのキミには生きる価値など無い。早く死んでくれないかな？』


『からっぽなら戦う事で埋めてやる！
喜びと悲しみをひとつずつな、その罪は…俺が背負う！！』


れんげ「555とXが変身なのん！」


蛍「それとウィザードもね。
555とウィザードは強化フォームなのにXだけ通常フォームというのが…」


夏海「そしてライダーたちがメガ・リバースマシンに総攻撃だ！やっちゃえー！！」


『シャイニングストライク！』


『Blaster Mode！』


『ライドルスティック！』


小鞠「555たちの必殺技でメガ・リバースマシンが内部から破壊された！
これでもう死者が蘇る事はなくなったよ！」

『キョウリュウジャーレッシャー出発進行だ！荒れるぜぇ～！止めてみな！』


『俺参上！電車なら俺が元祖だぜ！！』


蛍「そしてロボ戦ではキョウリュウジャーレッシャーとデンライナーが参戦！
戦隊とライダーのメカが合体したのです！！」


『完成！トッキュウオーキョウリュウジン feat.デンライナー！』


れんげ「スーパー戦隊とライダーのメカが合体して、
トッキュウオーキョウリュウジン feat.デンライナーの誕生なのん！
けど名前長すぎなのん…」


蛍「下の足パーツがデンライナー…電王の扱いがギャグですね…」


『フミキリケンブレイブ参上スラッシュ！！』


れんげ「必殺技で骸骨恐竜を一刀両断なのん！」


小鞠「もう名前がゴチャゴチャでわけがわからないよ…」


卓「」ｺｸｯ

紘汰「骸骨恐竜を倒しバダンのメガ・リバースマシンも破壊した。残るはフィフティーン唯一人だ！」


（（1号スカッシュ！））


『ライダァァァァァッ！キ――――ック！！』


れんげ「昭和ライダーと平成ライダーの力を合わせた必殺のライダーキックで、
あのフィフティーンを倒したのん！！」


小鞠「戦いは終わったけどシュウくんが…」

『ライダー！生きてるみんなに伝えて！未来は輝いているって…』


れんげ「このままじゃシュウが消えちゃうのん！シュウの望みを叶えてあげてほしいん！」


紘汰「あぁ、シュウの願いを聞いた昭和ライダーたちが力を結集したんだ！」


『ライダーシンドローム！』


小鞠「ライダーシンドロームでシュウくんのお母さんが持っていた写真が…
あの『だいきらい』って写っていた写真が『だいすき』に修正されたよ！」


れんげ「よかったのん！」


蛍「昭和ライダーが力を結集した成果が写真一枚の修正とか…
こんなのPCでフォトショすればいいだけじゃとかツッコんじゃいけないんでしょうね。」


卓「」ｺｸｯ


小鞠「シュウくんのお父さんとお母さんも仲直りしたみたいだし、
これで事件は解決してめでたしめでたしだね！」


紘汰「あぁ、俺もそう思っていたんだが…」

『戦いはまだ終わってはいないぞ！』


れんげ「本郷がグラサンかけて現れたのん！」


蛍「ディケイド終盤に登場した剣崎さんやウィザード最終回の士さんといい…
最近の先輩ライダーはグラサンをかけなきゃいけない決まりでもあるのでしょうか？」


小鞠「昭和ライダーたちが敵意むき出しだよ！戦いはもう終わったんじゃないの！？」


紘汰「それが昭和ライダーが言うには、
今回の戦いを招いたのは俺たち平成ライダーの生温い優しさが今回の戦いを招いたんだと…」


蛍「それはもう言いがかりのレベルですね…」

『問答無用！』


（（ビュォォォォッ！））


『ライダァァァァッ！変身ッ！！』


れんげ「風なん！1号の変身と同時にとてつもない風が吹雪いているのん！？」


蛍「言ってる事は正直アレですけどこの変身シーンはカッコいいですよね。
特に風都のシンボルである風都タワーをバックにしているのと、
変身段階に旧1号→新１号になる描写は凝っているかと…」


卓「」ｺｸｯ


紘汰「本郷猛が疾風を纏い1号ライダーに変身。
俺たち平成ライダーと昭和ライダーの最後の戦いが繰り広げられたんだ！
これぞまさしく正真正銘の仮面ライダー大戦だぜ！！」

れんげ「Xと555の剣の鍔迫り合いなのん！」


蛍「他にも龍騎、ブレイドのカード系ライダーたちの必殺技！
クウガ＆アギト対ZO＆Jのライダーキック対決！
それと地味にフォーゼとライダーマンのマシンガン対決なんてのもありますね。」


紘汰「そして戦いはクライマックスへ！
この俺の仮面ライダー鎧武と仮面ライダー１号の一騎打ちの勝負！
この勝負に勝ったのは…」


『ライダァァァァッ！キ―――ック！！』


れんげ「1号が鎧武にライダーキックを放ったのん！」


小鞠「それじゃあ勝ったのは1号なの！？」

『私の負けだ。』


「「え…？」」


『そうか、鎧武は躱せたはずのライダーキックをあえて受け止めた。それは…
一輪の花を守るため！』


「「えぇっ！？」」


『たとえ、己を犠牲にしようとも花一輪のために命を懸ける。
その優しさを貫く強さこそ本当の強さかもしれん…』


『1号…』


『それに気づかせてくれたのはお前だ。仮面ライダー鎧武！』


「「えぇ――――――――っ！？」」

蛍「花一輪って…みんな冒頭で街思いっきりぶっ壊していたんじゃ…！？」


れんげ「うち知ってるん！こういうの投げやりって言うのん！」


小鞠「いや…もうこれ…投げやりというよりも物語が成り立ってないよ…」


紘汰「戦いを終えた俺たちは互いに賞賛し合い、握手を交わしたんだ！」


蛍「なんかこれあれですよね…サッカーの親善試合の後みたいな感じになってますね…」

『もしまた迷ったら海を見に来い。』


『あぁ、でももう大丈夫だ！』


小鞠「迷っていた巧を神さんが導いてくれたんだね！世代を超えた友情だよ！」


蛍「正直ストーリーは破綻してますけど…
巧さんと神さんの友情が成り立っただけでもこの映画の価値はあったはずですね！」


『おのれディケイド！ライダーとはなんて素晴らしいんだ！！』


夏海「鳴滝のおっさんが意味不明な事騒いでるよ…結局このおっさん何なの？」


紘汰「俺もこの人の事最後までわからなかったんだけど何だったんだろうな？」


蛍「きっと本人も自分が何やってるんだかわかってないと思いますよ…」

紘汰「これで映画は終わったんだが…まぁ…そのアレだ…みんなどうだった？」


蛍「どうかと言われても…」


小鞠「うん…ストーリーはかなり破綻してるけど…
Xと555だけ注目したら私は割と満足だったよ！二人ともカッコよかったし！」


卓「」ｺｸｯ


れんげ「うちもシュウくんのためにライダーたちが頑張ったのはいいと思うん！けど…」


紘汰「けど…？」

れんげ「ライダーバトルはぶっちゃけ必要なかったと思うのん！」


小鞠「あぁ…それ私も思った…戦わなくても普通に集めればいいだけだよね？」


蛍「たぶん体育会系の部活動みたく先輩のきつい扱きという事じゃ…？
昭和ライダーのみなさんって上下関係厳しそうだし…」


れんげ「大体BLACKとRXの扱いが悪すぎるのん！
あんなのうちが知っている光太郎じゃないのん！？」


小鞠「スーパー戦隊に至ってはついでに出てきた感じだよね。
キョウリュウレッドなんて一人で来て誰とも会話せずに帰っちゃったよ…？」


ゲドリアン（犬）「ケケッ！ケケッ！（RXたちの声明らかに別人だろ！？）」


ガテゾーン（狸）「（ジャーク将軍に至っては雑魚扱いだったぞ！）」


JUDO『我なんかバダンを骸骨恐竜なんぞにバダン乗っ取られたナリ！？』


紘汰「落ち着けって！大体俺に文句言ってもしょうがないだろ！？」

夏海「そして最後はこれだね。伊達巻うまうま♪ハァ～、美味かった。ごちそうさん♪
あれ？そういえば母ちゃんたち台所にいなかったけど何処に行ったの？」


小鞠「お母さんたちは山に人探しに出掛けたけど…
あぁ、それと台所にあるおせち料理食べちゃダメって言ってたよ？」


夏海「台所？おせち料理？ハッ！？」


蛍「そういえばこの映画って結末を投票で決めていたそうですね。
昭和ライダー勝利ver.か平成ライダー勝利ver.のどちらの結末かですが…
まあ結果はこうして平成ライダー勝利（？）に終わりましたけど…」


紘汰「そんじゃあ聞くけど、
みんなだったら昭和ライダーと平成ライダーどっちの勝利がよかったかな？」

れんげ「もちろん昭和ライダーなん！BLACKとRXが勝つに決まってるのん！」


小鞠「そうだねぇ、うちの村じゃ平成ライダーなんて放送してないからわかんないし…」


夏海「あ、うちも昭和ライダーかな…ていうかそんな事よりもやべー！どうしよこれ！？」


卓「」ｺｸｯ


蛍「私は平成ライダーですね。平成ライダー見て育ちましたから！」


紘汰「…という事は…蛍以外はみんな昭和ライダーか。
平成ライダーの俺としてはこの結果はちょっと悲しいなぁ…」


れんげ「そういえばこの映画…
ビルゲニアはチラホラ出ていたけどシャドームーンがいないかったのん？」


小鞠「あ、そうだった！何で今回は出なかったんだろ？」


夏海「どうしよ…これ絶対母ちゃんに怒られるわ…だって一人で全部食べちゃったもん…」


仮面ライダー大戦の映画も終わり一段落した…その時！

（ナレーション：政宗一成）

とりあえずここまで

さて、そろそろ毎度お馴染みのオリジナル展開でいくのん！

>>70
またもや誤字連発してしまったんゴメンな

（（バリバリッ！））


紘汰「うわぁぁぁぁ！なんだこりゃ！？」


れんげ「大変なん！紘汰が攻撃を喰らったのん！」


小鞠「一体何事なの！？」


蛍「ハッ！みなさん外を見てください！？」


何処からともなく放たれた攻撃を喰らう紘汰！

窓を開けて外に出る子供たち！するとそこにいたのは！？

（ナレーション：政宗一成）

シャドームーン「オーバーロード葛葉紘汰よ。貴様はこのシャドームーンが捕えた！」


れんげ「シャドームーンなのん！？」


蛍「けど何でシャドームーンが…？」


シャドームーン「ククク、愚かな子供たちめ！教えてやろう！
葛葉紘汰が禁断の果実で得たその力はこのシャドームーンが利用させてもらう！
そして禁断の果実を使い大ゴルゴム帝国を築いてやるのだ！！」


紘汰「なんてヤツだ！仮面ライダー大戦に出なかったのはこの隙を伺っていたからか！？」


卓「」ｺｸｯ


シャドームーン「そしてもうひとつ、貰っていくモノがある！それはこれだ！！」


夏海「ハッ！それは！？」


シャドームーンが手にしたのはある黒い重箱。一体何が入っているのか！？

（ナレーション：政宗一成）

夏海「あれはおせち料理の入った重箱だ！」


シャドームーン「その通り、この重箱に入っているおせち料理を肴に新年を祝う予定だ。
愚かな人間どもよ！
お前たち、この正月は家で大人しくキテレツ大百科を見ながら雑煮を啜っているがよいわ！」


れんげ「シャドームーン！なんて卑劣なヤツなのん！」


小鞠「お雑煮だけでお正月を過ごせなんてあんまりだよ！」


卓「」ｺｸｯ


蛍「なんかすっごいショボイ悪事なんですけど…」


シャドームーン「だが私もそこまで酷な事はしない。
子供たちよ、我が大ゴルゴムに忠誠を誓うというのならこのおせち料理を食べさせてやろう！」


蛍「他人の家のおせち料理盗んで何言ってんですかこの人…？」


シャドームーンのあまりにも理不尽な要求…

子供たちの返答は如何に…？

（ナレーション：政宗一成）

小鞠「私たちそんなバカな事に従わな…」


夏海「ハイハ～イ！ウチら全員大ゴルゴムに従いま～す！」



「「「えぇ――――――ッ！？」」」



れんげ「なっつん！どうしてシャドームーンの言いなりになるん！？」


なんとシャドームーンに忠誠を誓うと宣言する夏海！一体何故なのか！？

（ナレーション：政宗一成）

紘汰「夏海！バカな事考えるのはやめろ！？」


夏海「いやぁ～、たまには…その…悪の組織もいいんじゃないかなって…」


夏海（よっしゃ！チャンスだ！
シャドームーンにおせち料理盗ませればウチの罪は問われないはず！ウチは天才だ♪）


れんげ「なっつんが何かよからぬ事を考えている気がするけど…
うちもさっきの仮面ライダー大戦は納得がいかなかったのん！特に光太郎の扱いとか…
こうなったらなっつんと同じく悪の仲間入りしてやるのん！」


卓「」ｺｸｯ


小鞠「ちょっと…みんな勝手に決めないで！？」


ゲドリアン（犬）「ケケッ！ケケッ！（待て！俺たちもついてくぞ！）」


ガテゾーン（狸）「（久しぶりに悪の怪人として暴れてやるぜ！）」


JUDO『待て！我も行くぞ！こうなればなんとしてもバダンを取り戻さねば！』


大ゴルゴムに賛同するのは夏海だけではなかった。

れんげ、それに勢いに負けて小鞠に卓…

それにゲドリアン（犬）やガテゾーン（狸）、

さらにはJUDOまでもが賛同してしまった…！？

（ナレーション：政宗一成）

シャドームーン「よかろう！我が大ゴルゴムに忠誠を誓った者たちよ！
これより我が居城、大ゴルゴム神殿に行くぞ！付いてくるのだ！！」


「「ハハァー！」」


シャドームーン「そして蛍よ！
もしも我が野望を止めたければ村外れにある秘密基地まで来るがいい！
そこに我らが本拠地である大ゴルゴム神殿がある。
まあもっともお前一人でなんとかできるとは思えんがな…フフフ…！」


（（チリーン！））　（（チリーン！））　（（ガッタン！ゴットン！））


蛍「あれは…以前夏海先輩が乗っててそのままシャドームーンさんにチャリパクされた…
ロードセクター（チャリ）！それにリヤカー牽引してみんな乗って行っちゃった…」


捕らわれの身となったオーバーロード葛葉紘汰。

それにシャドームーンに忠誠を誓った子供たち（とペット）が、

シャドームーンに連れて行かれた。

残ったのは…

（ナレーション：政宗一成）

蛍「どうしよう…私一人になっちゃったよ…」


蛍「みんないなくなっちゃったし…」


蛍「私…これから一体どうしたらいいの…？」


蛍「ひとりぼっちで寂しい…びぇぇぇぇぇ…」


ひとりぼっちとなり思わず泣き出してしまう蛍…

かつてないこのピンチを一体誰が救うのだろうか！？

（ナレーション：政宗一成）

とりあえずここまで

さて今回は誰に来てもらおうかな？

（（ブロロロロ！））


？？？「ここがのんのん村か。話には聞いていたが…まさにド田舎だな…」


その頃、一人の男がバイクに乗って、こののんのん村を訪れていた。

すると…

（ナレーション：政宗一成）

「「びぇぇぇぇぇ！？」」


？？？「何だ…この泣き声は？」


気になってその泣き声の聞こえる家に向かうとそこにいたのは…

（ナレーション：政宗一成）

蛍「うぇぇぇぇん！」


？？？「どうしたんだいレディ？女の子に泣き顔は似合わないぜ？」


蛍「「う゛ぇぇぇぇぇぇん！？」」


？？？「何でさらに号泣してんだよ！ほら…もう泣くな！一体何があったんだ？」


蛍「ぞの゛…あ゛の゛…べーぜーラ゛イ゛ダ゛ーがじょーわ゛ラ゛イ゛ダーで…お゛ぜぢりょ゛ーり゛が…」


？？？「何言ってるか全然わかんねーよ！とにかくまずは落ち着け！？」


蛍「どごろ゛であ゛な゛だば？」


翔太郎「俺か？俺は左翔太郎。風都のしがない探偵さ！」


蛍「左…翔太郎さん！？」


蛍の前に現れたのはなんと仮面ライダーWに変身する左翔太郎であった。

それからようやく泣き止んだ蛍はこれまでの経緯を翔太郎に説明するのだが…

（ナレーション：政宗一成）

翔太郎「なんだって！シャドームーンに紘汰とおせち料理を盗まれた！？」


蛍「はい、大まかに説明するとそういう事になります…ｸﾞｽﾞｯ…」


翔太郎「イマイチ信じられない話だが…それで…え～と…
蛍って言ったな。お前の友達はみんなシャドームーンに連れて行かれたわけか？」


蛍「連れて行かれたというよりもついていったという方が正しいんですけど…」


翔太郎「なんてこった…
フィリップを探しに来たらこんな面倒な事件が起こってたのか！」


蛍「え…？フィリップさんを探しに来たってどういう事なんですか？」


フィリップとは翔太郎の相棒の事だ。

翔太郎は今回何故自分がこの村を訪れたのかを蛍に説明する。

（ナレーション：政宗一成）

翔太郎「実は…俺がこの村に来た目的はフィリップを探しに来たからなんだ。
フィリップはこの村で財団Xが何かを企んでいる事を突き止めたんだ！」


蛍「それじゃあ仮面ライダー大戦でフィリップさんがいなかったのは…」


翔太郎「あぁ、財団Xの企みを暴くためだったんだ！
だがフィリップからはろくに連絡がなくて…
それでようやくこの村にフィリップが訪れていた事がわかって俺もこうやって来たわけだが…」


蛍「そうだったんだ…でも待ってください？
ライダー大戦は今年の3月にやってそれから今は12月だから…
フィリップさん探すのに1年近く掛かったわけですか！？
翔太郎さんはフィリップさんがいないとやっぱりハーフボイルド…」


翔太郎「うるせえ！大体なぁ…俺だってフィリップの事ばかり構ってられないんだよ！
風都を離れるわけにもいかないし他の依頼もあるし…」


蛍「他の依頼ってどうせ迷子犬探しとか猫探しとかじゃ…
でもそういえばお義母さんが山で行方不明になった若い子を探しに行くとか言ってたような…？」


翔太郎「まさか…それがフィリップじゃ！？」


とりあえず一連の状況を整理する蛍と翔太郎。

その頃、とある場所では…

（ナレーション：政宗一成）

～大ゴルゴム神殿～


シャドームーン「我が名は大ゴルゴムの支配者である世紀王シャドームーン！
偉大なる大ゴルゴムに忠誠を誓いし怪人たちよ！
これよりこののんのん村を拠点にして世界征服に打って出るのだ！！」


「「「オォ―――――ッ！！」」」


ここは大ゴルゴムの秘密基地である大ゴルゴム神殿。

今この場にてシャドームーン率いる大ゴルゴムの怪人たちによる結成式が行われていた！

（ナレーション：政宗一成）

？？「フフフ！久しぶりに悪役で活躍できるとはウチの腕が鳴るね！」


？？「でも蛍を置いてきちゃったけど大丈夫かな？」


？？？「ほたるんは間違いなくライダーと一緒にこの場所に来るはずなのん！
ウチらが返り討ちにしてくれるのん！！」


？「」ｺｸｯ


？？？？？「フッ、俺たちも久しぶりに元の身体に戻れたぜ！」


？？？？？「ケケーッ！組織は異なるが悲願である打倒ライダーを今度こそ果たしてみせるぞ！」


？？？？「フフフ、まさかこのような形で現世に復活できるとは思ってもみなかったぞ！」


そして大ゴルゴムの一員である影に包まれた謎の怪人たち！

さらに…！

（ナレーション：政宗一成）

紘汰「クソッ！まさか子供たちがシャドームーンの手によって洗脳（？）されるとは…
みんな！目を覚ませ！これは罠なんだ！？」


？？？？？「無駄だ、今の彼らに何を言っても聞く耳なんて持ってくれないよ。」


紘汰「アンタは…？」


フィリップ「僕の名前はフィリップ、
キミと同じ仮面ライダーでこの大ゴルゴムに囚われの身となっている者さ。」


大ゴルゴム神殿の中央で磔にされている紘汰。

そして隣には翔太郎が探しているフィリップが磔にされていた。

大ゴルゴムはこの二人にある特殊な力を悪の陰謀に利用しようとしているのだ！

（ナレーション：政宗一成）

シャドームーン「オーバーロード葛葉紘汰の力！それにフィリップの地球の本棚！
この力を使いお前たち怪人に力を与える事ができた！
そして今こそあの御方を目覚めさせるのだ！！」


紘汰「あの御方だと？」


フィリップ「一体誰の事だ…？」


その時、二人は目撃する。

シャドームーンの影から何やら禍々しい巨大な影が…？

（ナレーション：政宗一成）

～大ゴルゴム神殿（門前）～


翔太郎「着いたぜ。ここが大ゴルゴムのアジトか！」


蛍「間違いありません。だって門の前に堂々と『大ゴルゴム神殿』って書いてありますから。」


翔太郎「まったく隠しもしないとは…罠だと疑いたくなるぜ…」


蛍「ところで…その…いいんですか？
翔太郎さんはフィリップさんを探しに来たはずなのに私の事助けてくれるなんて…」


翔太郎「つまんない心配するんじゃねえよ。
おやっさんの教えでな、『女の涙を拭くのは男の役目』ってな…！」


蛍「あの…カッコいい事言ってるとこ悪いんですけど私まだ小学５年生ですから…」


翔太郎「マジで！田舎の子供は成長早いな…！？
まあいい、恐らくフィリップもこの中にいるはず。俺たちの目的は一緒だ！」


（（ギィィィ））


そんな会話をしている間に大ゴルゴム神殿の巨大な門が開いた。

どうやら大ゴルゴムは翔太郎と蛍の二人を招くつもりのようだ。

二人は恐る恐る建物へと入っていく事に…

（ナレーション：政宗一成）

～1階～


？？「フハハハハ！よく来たなほたるん！」


？？？？？「てっきり来ないかと思っていたがな！」


翔太郎「お前らは一体誰だ！」


蛍「ハッ！あなたたちは！？」


蛍と翔太郎の前に現れた二人はなんと…！

（ナレーション：政宗一成）

大神官夏海「フフフ！ウチの名は大神官夏海！
大ゴルゴムに忠誠を誓う越谷三神官の一人だ！！」


ガテゾーン「そして俺はガテゾーン！
RXに敗れた後はこの村で狸なんぞに転生したが大ゴルゴムに忠誠を誓い蘇ったぜ！！」


蛍「夏海先輩にガテゾーン！？」


大神官夏海「ほたるんよ！どうやら我らが宿敵仮面ライダーを連れて来たようだね。
けどこの大ゴルゴム神殿を上がるには、
1階、2階、3階、それぞれの各部屋にいる怪人を倒さなければ最上階にはたどり着けないのだ！
ちなみにここは1階、ウチとガテゾーンがお前たちの相手だ！」


ガテゾーン「そういう事だ。仮面ライダー左翔太郎！
お前と蛍だけで果たしてこのゴルゴム神殿にいる怪人たちを倒す事ができるかな？」


夏海とガテゾーンからこのゴルゴム神殿を上る方法を聞いた翔太郎。

そして話を聞いた翔太郎はベルトと黒いガイアメモリーを取り出した！

（ナレーション：政宗一成）

翔太郎「まあつまりは死亡遊戯のパターンか。
子供を利用（？）するとは大ゴルゴムめ！汚いヤツらだぜ！叩きのめしてやる！！」


（（JOKER！））


翔太郎「変身！」


ジョーカー「仮面ライダージョーカー！さぁ、お前の罪を数えろ！！」


蛍「仮面ライダージョーカーの登場です！」


翔太郎は仮面ライダージョーカーに変身！

さぁ、戦いの始まりだ！！

（ナレーション：政宗一成）

ガテゾーン「黒の仮面ライダーか、忌まわしい姿をしてくれるな！」


大神官夏海「偽ブラックめ！夏海ちゃんが成敗してやるぜ！」


ジョーカー「誰が偽ブラックだ！？速攻で片付けてやる！行くぜ！！」


蛍「及ばずながら夏海先輩は私が相手します！」


そして始まる仮面ライダージョーカーvsガテゾーンの一騎打ち！

その勝者は！？

（ナレーション：政宗一成）

ジョーカー「オラッ！どうした？腰が引けてるぜ！」


ガテゾーン「クソッ！狸の生活が長くて戦いの勘が…！？」


ジョーカー「どうやら長いブランクで勘が鈍ったようだな！
これで終わりだ！ジョーカーマキシマムドライブ！ライダーパンチ！！」


（（ドガァッ！））


ガテゾーン「ぐわぁぁぁぁ！？」


ジョーカー「フッ、決まったぜ！」


仮面ライダージョーカーvsガテゾーンの戦い。

戦いは意外にもジョーカーの圧勝で終わった。

（ナレーション：政宗一成）

大神官夏海「おのれ…ガテゾーンが負けるとは…
だがまだウチが残っているぞ！ほたるん！見事ウチを倒せるのかな？」


蛍「じゃあ遠慮なく…」


（（ゴキッ！））


大神官夏海「痛だぁぁぁ！？今ゴキッって逝った！パニィッじゃなくゴキッって！？
ゴキッて癒し系漫画の擬音じゃないんだけど！？」


蛍「さぁ、こちらも夏海先輩を倒しましたし次の階へ進みましょうか。」


ジョーカー「ガテゾーンも倒したら狸になっちまった。これでこの階は片付いたな。」


ガテゾーン（狸）「」


大神官夏海「すんませ～ん…本当調子に乗りました…
ていうかほたるん…もしかしてさっき置いてきぼりにされた事恨んでる？」


こうして1階の番人である越谷三神官である大神官夏海とガテゾーンは敗れた。

蛍たちは次の階へと向かう事に！

（ナレーション：政宗一成）

～2階～


ゲドリアン「ケケーッ！俺の名はゲドリアン！この階の番人だ！」


ジョーカー「このチビ助め！ガテゾーンに続いてお前も速攻で片付けてやる！」


蛍「その前にこまちゃん先輩はどこにいるの？」


ゲドリアン「ケケケ、教えてやろう！
小鞠は大ゴルゴム最強の怪人に生まれ変わったのだ！！」


ジョーカー「なんだと！」


蛍「そんな！？」


ゲドリアン「見るがいい！これが生まれ変わった小鞠の姿だ！！」


大ゴルゴム最強の怪人として生まれ変わった小鞠！

その姿がこれだ！！

（ナレーション：政宗一成）

改造コマチャンダー「…」

ゲドリアン「ケケーッ！どうだ驚いたか？
小鞠は大ゴルゴム最強の怪人、改造コマチャンダーとして生まれ変わったのだ！」


改造コマチャンダー「うぇぇん…
やっぱりこんな展開だよぉ…予想してたけどこんなのあんまりだよ…びぇぇぇん！」


蛍「あぁ…泣いちゃダメですよ先輩！
改造コマチャンダーな先輩も可愛いですから！」


ゲドリアン「コラ！小鞠泣くな！悪の怪人に泣く事など許されないのだ！」


ジョーカー「あの…ここはもう片付いたって事で次行くぞ！次！」


こうしてゲドリアンと改造コマチャンダーを倒した蛍たち！

だが次の階にはあの男が立ちはだかった…！

（ナレーション：政宗一成）

～3階～


ジョーカー「ぐわっ！」


蛍「翔太郎さん大丈夫ですか！？」


ジョーカー「なんとかな…だがこいつは今までのヤツらとは一味違うようだ…」


？？？？「フフフ！」


？「…」


3階に上がった蛍たち。

だが上って早々、

ジョーカーはこの階を守る番人の攻撃を受けて大きなダメージを負ってしまう。

黄金に輝くこの番人は…？

（ナレーション：政宗一成）

JUDO「ククク！やはり我こそが真のBADANの大首領！
あんな骸骨恐竜など所詮は紛い物！我の足元にも及ばぬのだ！！」


蛍「まさかJUDO…あなたがこの階の番人だなんて…！」


ジョーカー「クソッ！この強さ…半端じゃねーぞ！？」


JUDO「フンッ！ジョーカーとやら。貴様なんぞ我の前では虫けらも同然！ひれ伏せ！」


ジョーカー「うわぁぁぁぁぁ！？」


蛍「翔太郎さん！？こうなったら私がJUDOと戦います！！」


ジョーカー「バカな真似はやめろ！こいつはお前が適う相手じゃないぞ！？」


蛍「心配いりません。考えがありますから！」


3階の番人であるBADANの大首領JUDOの攻撃で吹っ飛ばされるジョーカー。

そんなジョーカーに代わって蛍が相手をする事に！

（ナレーション：政宗一成）

蛍「JUDO、今期アニメの最高傑作はやはりゆゆゆですよね！」


JUDO「バカめ！何を世迷言を！ヤマノススメが最高だと言っているだろうが！？
こっちは7月から始まって2クール放送しているのだ！圧倒的であろう！」


蛍「ゆゆゆだって円盤が売り切れ状態だもん！」


JUDO「ヤマノススメは既に2期もやってるナリ！人気ならこっちの方が上ナリ！」


蛍「ゆゆゆだってゲーム出るしそのうち2期だってやるかもしれないもん！」


ジョーカー「何だこの二人…？一体何の話してんだよ！？」


それから1時間が経過した…

（ナレーション：政宗一成）

JUDO「ハァ…ハァ…」


蛍「くっ…もう語り尽くしてしまいました…」


JUDO「フフ…やはり1期アニメでは1時間語るのが限界であったな！
やはりヤマノススメが今期最高のアニメで決まりナリ！！」


ジョーカー「結局1時間もアニメの話しかしなかったな…」


JUDO「蛍！貴様の負けだ！」


蛍「いいえ！私にはまだ奥の手があります！行きますよ…スーッ！」


ジョーカー「深く深呼吸して何をする気だ蛍！？」


迫り来る大首領JUDO！蛍は一体どう戦う気なのか！？

（ナレーション：政宗一成）

蛍「いざ進めやキッチン～♪めざすはジャガイモ～♪」


JUDO「その歌は…やめろぉぉぉぉぉぉ！？」


蛍「まだまだ行きますよ！すいみん、すいみん、すいみん、すいみん、スイミン不足♪」


JUDO「うぅ…苦しい…やめてくれ…もうこの歌は散々聞いた…これ以上聞きたくない…」


蛍「そして止めです！はじめての チュウ～♪ 君とちゅう♪ I will give you all my love♪」


JUDO「ギャァァァァァ！？」


（（ドッカーン！））


ジョーカー「ど…どうなってんだ…？
蛍の歌を聞いてJUDOが苦しがって最後は大爆発起こしたぞ！？」


蛍「大首領JUDOは虚空の牢獄で散々キテレツ大百科を観てましたからね。
その事が未だにJUDOのトラウマとして残っていたんですよ。」

ジョーカー「そうか、あれだけ強かったのにこんな最後なのは納得いかないが…
JUDOもいなくなってこれでこの階の怪人は全員倒せたな！」


大神官卓「」


蛍「そうですね、誰もいないしそれじゃあ次の階を目指しましょう！」


JUDO「オゥッ！次はいよいよ最上階だぜ！」


大神官卓「」


こうして大首領JUDOを倒した蛍たち！

だが最上階にはこれまでとは比べ物にならない凶悪な怪人たちが待ち受けていた！？

（ナレーション：政宗一成）

～最上階～


シャドームーン「ついにここまで来たか！」


紘汰「蛍！」


フィリップ「翔太郎！」


蛍「紘汰さんにフィリップさん！二人とも磔にされて囚われているなんて酷い！？」


ジョーカー「シャドームーン！こんな村で悪さしやがって！さぁ、お前の罪を数えろ！」


ついに最上階までたどり着いた仮面ライダージョーカーと蛍！

最上階には磔にされた紘汰とフィリップ、それにシャドームーンが待ち構えていた！

（ナレーション：政宗一成）

シャドームーン「まさかここまでたどり着くとは思わなかった。素直に褒めてやろう。」


蛍「えへへ、褒められちゃった…♪」


ジョーカー「コラ！敵なんか褒められて喜ぶな！」


シャドームーン「それに引き換え…」


大神官夏海「すんませ～ん…シャドームーンさま…負けちゃいました…」


ガテゾーン（狸）「（負けたから元の姿に戻ってしまった…）」


改造コマチャンダー「ねぇ…いつになったら元に戻っていいの…？」


ゲドリアン（犬）「ケケーッ！（何で負けてない俺までいつの間にか犬に戻ってるんだ！？）」


大神官卓「」


JUDO『あぁ…結局幻影に戻ってしまったナリ…』


シャドームーン「全員敗北とは…情けないぞ越谷家！もっと頑張らんか越谷家！？」


大神官夏海「いやぁ、でも出来そうな気がしたんだなぁ…」


シャドームーン「喧しい！大失敗ではないか！？
こうなれば大ゴルゴム最後の怪人を呼んでやろう。現れよ！！」


大ゴルゴム最後の怪人が現れる！なんとそれは！？

（ナレーション：政宗一成）

とりあえずここまで

ssでも頼りにならない越谷家なのん

れんげニア「フッフッフ！ウチは剣聖れんげニアなのん！大ゴルゴム最強の怪人なん！！」


蛍「れんちゃん！？」


シャドームーン「それだけではない！この者たちも参戦だ！」


「「トォッ！」」


ジョーカー「こいつらは！？」


そこに現れた二人の戦士たち！

彼らの正体は！？

（ナレーション：政宗一成）

ブラック「仮面ライダーブラック！」


アールエックス「仮面ライダーブラックアールエックス！」


ジョーカー「仮面ライダーブラック！それにアールエックスだと！？」


なんと現れたのは…

仮面ライダーブラックとアールエックス！

二人の仮面ライダーであった！？

（ナレーション：政宗一成）

蛍「そんな…仮面ライダーブラックとアールエックスが敵になるなんて…」


ジョーカー「こいつはちょっとまずいかもしれないな…」


ブラック「れんげちゃん！あいつは悪い仮面ライダーだ！」


アールエックス「そうだ。みんなであいつをやっつけよう！」


れんげニア「うん、ブラックとアールエックスが言うなら間違いないのん！
みんな、あの悪い仮面ライダーをやっつけるんな！！」


蛍「待ってれんちゃん！翔太郎さんは悪いライダーじゃないよ！？」


ジョーカー「チッ！二人掛りとは面倒だが…やるしかねえか！！」


こうして仮面ライダージョーカーvs仮面ライダーブラック＆アールエックス＆シャドームーン！

三対一の戦いが始まった！

（ナレーション：政宗一成）

ブラック「ライダーパンチ！」


アールエックス「アールエックスパンチ！」


シャドームーン「そしてシャドーパンチ！」


（（ドガァッ！））


ジョーカー「うわぁぁぁぁぁ！？」


蛍「そんな…ジョーカーが吹っ飛ばされちゃった！？」


シャドームーン「フッ、所詮はこの程度か。」


三人の仮面ライダーによるライダーパンチ！

この攻撃の前にはさすがのジョーカーでも防戦一方であった…

（ナレーション：政宗一成）

れんげニア「覚悟するのん！平成ライダー！」


蛍「れんちゃん！どうしてこんな事を！？」


れんげニア「ほたるん…ウチはもううんざりなのん！
毎度毎度ライダー同士で喧嘩するところなんて観たくないんな！」


蛍「でもそれはしょうがないんだよ…製作側が話を盛り上げなきゃいけないから…」


改造コマチャンダー「今は少しでも話題性を取り入れなきゃいけないからね。」


大神官夏海「うわ、これもう大人の事情だよ…」


れんげニア「そんな大人の事情知ったこっちゃないのん！
こうなったら諸悪の元凶である平成ライダーを倒してライダー同士の喧嘩をやめさせるのん！」


ブラック「そうだ！れんげニア！」


アールエックス「俺たちも賛同するぜ！」


ジョーカー「クソッ…負けてたまるか…！」


れんげニアが率いるライダーたちの攻撃はますます過激さを増す。

そして次第に追い詰められていくジョーカー…！

（ナレーション：政宗一成）

ブラック「仮面ライダージョーカー許すまじ！」


アールエックス「滅ぼしてやる！」


れんげニア「やっちゃえーなのん！」


蛍「うぅ…いくら翔太郎さんでも三人のライダーを相手に戦うなんて無茶ですよ…
それにしてもあのブラックとアールエックスは随分と違和感のある人たちですね。
あれもしかして…」


ゲドリアン（犬）「ケケッ！（この声はさっきの仮面ライダー大戦で聞いた声だ！）」


ガテゾーン（狸）「（間違いねえ！こいつらは偽者だ！）」


改造コマチャンダー「二匹とも騒いでるけどどうしたのかな？」


大神官夏海「たぶん腹まだご飯食べさせてあげてないから腹減って吠えてるんだよ。」


JUDO『蛍よ！ヤツらは偽者かもしれないナリ！』　


蛍「なんですって？翔太郎さん！」


ジョーカー「よし、バットショット！こいつでヤツらの正体を暴いてやる！」


デジタルカメラ型メモリガジェットであるバットショットを起動するジョーカー。

バットショットが捉えたモノの正体は！？

（ナレーション：政宗一成）

ブラック「うわっ！？」


アールエックス「ぐっ！？」


ジョーカー「やったぜ！バットショットがヤツらの真の姿を撮ったぞ！」


（（シュゥゥゥゥ！））


ダミードーパント1号「おのれ…」


ダミードーパント2号「よくも邪魔してくれたな…！」


蛍「この怪人は…
仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010に出てきたダミードーパント！？
しかも二体もいますよ！！」


バットショットが捉えたブラックとアールエックスの正体！

それはなんと二体のダミードーパントであった！？

（ナレーション：政宗一成）

ジョーカー「そうか！お前らが…！」


ゲドリアン（犬）「ケケーッ！（声がまるっきり別人だったからな！）」


ガテゾーン（狸）「（こんな事だろうと思ったぜ！）」


大神官夏海「まあこのssじゃ二人とも英語で表記されてるからね。」


改造コマチャンダー「ssじゃないとわかりづらい事言わないの！」


れんげニア「そんな…ブラックとアールエックスが偽者なんて…何でウチを騙していたのん！？」


ダミードーパント1号「その通り！お前はずっと騙されていたのだ！」


ダミードーパント2号「純粋な子供の心を絶望に陥れればあの御方の糧となる！」


れんげニア「じゃあウチは…悪い事してしまったんな…」


（（ズォォォォッ！））


大神官夏海「あぁっ！れんちょんの身体から何か禍々しいオーラ！？」


改造コマチャンダー「これは一体何！？」


シャドームーン「ククク！これこそあの御方が求める絶望に満ちたマイナスエネルギー！
我ら悪の怪人はこのマイナスエネルギーを吸収する事により強大な力を得る事が出来るのだ！！」


れんげの身体から発せられるマイナスエネルギー！

そのマイナスエネルギーはシャドームーンの体内に吸収されていた！

（ナレーション：政宗一成）

ダミードーパント1号「シャドームーンさまがマイナスエネルギーを吸収した！」


ダミードーパント2号「れんげニア！もうお前は用済み！死ぬがいい！」


（（バッ！））


蛍「いけない！怪人たちがれんちゃんを襲おうとしている！れんちゃん逃げて！？」


れんげニア「ウチは…悪い子なのん…」


大神官夏海「ダメだ！れんちょんは今のショックが大きくて動こうとしない！？」


改造コマチャンダー「れんげぇぇぇぇっ！！」


迫り来るダミードーパントたち！危うしれんげ！？

（ナレーション：政宗一成）

（（ガキィッ！））


ダミードーパント1号「何！」


ダミードーパント2号「お前は！？」


ジョーカー「危なかったぜ。大丈夫かれんげ？」


蛍「よかった…翔太郎さんが間一髪のところを助けてくれました！」


れんげニア「ライダー…何でウチの事助けてくれるのん？ウチは悪い子なんな！」


ジョーカー「俺たち仮面ライダーは困っている子供たちの味方…
それ以外に子供を助ける理由はいらないだろ？
それにしてもお前ら！こんな小さな子を傷つけようとするなんて許さねえ！！」


間一髪でダミードーパントたちの攻撃を防いだ翔太郎。

そして翔太郎と同じく…怪人たちに怒りを抱く者たちが！

（ナレーション：政宗一成）

紘汰「許さねえ…許さねえぞ！お前ら！」


フィリップ「葛葉紘汰…？」


紘汰「れんげを傷つけようとするなんて…大ゴルゴム！絶対許さねえ！！」


（（バキィンッ！））


蛍「紘汰さんが自力で磔を破りました！フィリップさんも一緒です！」


翔太郎「よし！フィリップ、行くぜ！」


フィリップ「あぁ、小さな子供の心を傷つけるヤツは僕たち仮面ライダーが許さない！」


紘汰「俺も行くぜ！子供たちの絶望を俺がぶっ壊してやる！！」


「「「変身！！」」」


（（CYCLONE！　JOKER！））


（（ブォォォォ！ブォォォォ！！ソイヤッ！！花道・オンステージ！！））


大神官夏海「三人が変身した！」


蛍「これは…ひょっとして…！」


この場を覆うほどに輝く光！そしてその光の中から二人の戦士が出現する！！

（ナレーション：政宗一成）

W「「俺たちは二人で一人の仮面ライダーWだ！」」


鎧武「よっしゃぁ！」


蛍「翔太郎さんとフィリップさんが仮面ライダーWに！
それに紘汰さんが仮面ライダー鎧武に変身しました！！」


ダミードーパント1号「おのれ仮面ライダー…！」


ダミードーパント2号「我々に逆らう気か！？」


シャドームーン「フンッ！返り討ちにしてくれる！！」


W「さぁ、お前の罪を数えろ！」


鎧武「ここからは俺たちのステージだ！」


そして始まる仮面ライダーW＆鎧武vsシャドームーン＆ダミードーパント1号＆2号！

戦いが始まった！！

（ナレーション：政宗一成）

ダミードーパント1号「俺は仮面ライダーBLACKの能力を全て把握している！
これを喰らえ！ライダーキック！！」


W「あ？何だこの不抜けたキックは？本物のキックを教えてやるよ！
マキシマムドライブ、ジョーカーエクストリーム！！」


（（バシィッ！））


ダミードーパント1号「ギャァァァッ！？」


大神官夏海「やった！ダミードーパント1号をやっつけた！」


大神官卓「」ｺｸｯ


仮面ライダーWの必殺技、ジョーカーエクストリームがダミードーパント1号に炸裂！

戦いは仮面ライダーWの勝利に終わる。

（ナレーション：政宗一成）

ダミードーパント2号「1号がやられたか…だが俺はヤツとは違う！
俺はRXの力を把握している！喰らえ！リボルケイン（鉄棒）！！」


鎧武「ふざけんな！こんな鉄の棒で俺が倒せるかよ！
それに剣なら俺の独壇場だ！行くぜ！ナギナタ無双スライサー！！」


（（ズバァッ！））


ダミードーパント2号「ウギャギャァァァァ！？」


改造コマチャンダー「さっすが鎧武！ダミードーパント2号をやっつけた！」


蛍「一応神さまですからね！」


ダミードーパント2号のリボルケイン（鉄棒）を物ともせず…

鎧武のナギナタ無双スライサーで一刀両断！鎧武の勝利だ！！

（ナレーション：政宗一成）

シャドームーン「おのれ…怪人どもが敗れたか…
だがまだこのシャドームーンが残っている！お前たちになど負けはせんぞ！
喰らえ！シャドービーム！！」


（（バリィィィッ！））


蛍「シャドームーンが攻撃を！」


改造コマチャンダー「二人とも危ない！？」


W、鎧武「「うわぁぁぁぁぁ！？」」


シャドームーンが発したシャドービームが二人の仮面ライダーに直撃！

だが…

（ナレーション：政宗一成）

鎧武「こんな攻撃じゃ俺たちは倒せないぜ！
子供たちの心を傷つけたアンタを許す気はない！俺たちも全力で行くぜ！！」


W「あぁ、全力で…シャドームーン！アンタを倒す！！」


（（カチドキアームズ！いざ出陣！エイエイオー！））


（（XTREME！））


WCJX「ハァッ！プリズムビッカー！」


鎧武カチドキアームズ「火縄DJ銃！」


シャドームーン「何！パワーアップしただと！？」


WCJX「子供の心を傷つけたアンタを許す気はねえ！」


鎧武カチドキアームズ「れんげの心の痛みを思い知れ！」


WCJX「「ビッカーチャージブレイク！」」


鎧武カチドキアームズ「火縄大橙無双斬！」


（（ズバァァッ！））


シャドームーン「ぐわぁぁぁぁ！？」


蛍「やりました！二人の仮面ライダーの力でシャドームーンを倒す事ができました！」


WCJXと鎧武カチドキアームズによる斬撃で倒されたシャドームーン。

だがしかし…これで終わりではなかった…！

（ナレーション：政宗一成）

シャドームーン「う…うぅ…」


蛍「あれ？シャドームーンの身体から何か禍々しい影が出てきますよ！」


WCJX「本当だ！一体どうなってんだ！？」


フィリップ（翔太郎、シャドームーンは操られていただけなんだ。黒幕は別にいる！）


鎧武カチドキアームズ「みんな見ろ！あの影が炎になっていくぞ！」


大神官夏海「熱っ！何これ！？」


改造コマチャンダー「まるでマグマみたい！」


大神官卓「」ｺｸｯ


WCJX「マグマだと…？まさかこいつは！？」


シャドームーンを背後で操っていた黒幕がついに正体を現す！

それは以前、仮面ライダーWが死闘の末に倒したあの怪人であった！

（ナレーション：政宗一成）

コア『久しぶりだな、風都の仮面ライダーよ！我が名は仮面ライダーコア！
地獄の底から再び蘇った悪の仮面ライダーだ！！』


蛍「仮面ライダーコアってあの…
仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦COREに出てきた、
悪の仮面ライダーの事ですよね…何でそんなのがこの村に…！？」


フィリップ（なるほど、検索は完了した。
どうやら仮面ライダーコアは財団Xと結託して、
この村に度々出入りしているオーバーロード葛葉紘汰、それに僕の地球の本棚、
そしてもう一人…
純粋な心を持つ宮内れんげの絶望によるマイナスエネルギーで復活を企んでいたんだ！）


蛍「それじゃあ最初のアホみたいな騒動は…
れんちゃんを利用するための手段だったわけですか！？」


フィリップ（そうだ。そこで倒れているダミードーパントは財団Xの一員。
彼女が大好きなヒーロー仮面ライダーBLACKに扮して、
そしてさらにシャドームーンまで利用して今回の事件を起こしたわけだ。）


鎧武カチドキアームズ「けどそれなら何でシャドームーンが利用されたんだ？」


大神官夏海「そうだよ！あのシャドームーンがどうして？」

コア『それは我から説明しよう！』


改造コマチャンダー「キャッ！喋った！？」


コア『シャドームーンは、今年の3月に今年も自分が新ヒーローの噛ませ犬になる事を嫌がっていた。
その隙を付け込んで我はシャドームーンの心を支配したのだ！』


蛍「あぁ、なんとなくわかりますよそれ…」


大神官夏海「そりゃBLACKとは何の関係もないヒーローに倒されるし嫌にもなるよ…」


改造コマチャンダー「悪役もつらいんだね…」


WCJX「この人…以前（オールライダー）俺らがボコボコにした事まだ根に持ってるのかな？」


フィリップ（間違いなく根に持っているだろうね。）


シャドームーン「…」

鎧武カチドキアームズ「そんな事よりもだ！
仮面ライダーコア！それだけの力を得てお前は一体何をやらかす気だ！？」


コア『知れた事を！我は悲しみと憎しみのために戦う！
そこにいる子供、れんげは仮面ライダー同士の戦いに悲しみを抱いている！』


れんげニア「ウチが…？」


コア『宮内れんげ、お前は仮面ライダーが互いに傷つけ合う事を嫌だと感じていた。
それなのにライダーはお前の意に反して互いに傷つけ合っている！
ならば最初から争いのない世界を作ればいい！そのためにはどうすればいいと思う…？』


大神官夏海「どうするって…」


改造コマチャンダー「どうすればいいの…？」


コア『簡単な事だ！諸悪の根源である人間を滅ぼせばいい！
そうすればライダー同士の争いは根源から無くす事ができるのだ！！』


仮面ライダーコアの企み。

それはライダー同士の争いの根源である人間を滅ぼす事であった！

だがそうはさせまいと鎧武とWがコアに立ち向かう！

（ナレーション：政宗一成）

WCJX「そんな事させてたまるか！」


鎧武カチドキアームズ「俺たちがいる限りお前の思い通りにはさせない！」


コア『愚か者め！以前の我だと思ったら大間違いだぞ！
オーバーロードの力の源である禁断の果実の力を吸収し、地球の本棚へアクセスして、
超銀河王、アクマイザー、武神鎧武、の力を取り込んだ！最早向かうところ敵無しだ！！』


蛍「超銀河王にアクマイザーに武神鎧武…
全部冬のMOVIE大戦の敵ばかりですね…けど確かに最強かも！？」


コア『喰らえ！ライダーコアパンチ！』


WCJX「ぐわっ！？」


コア『ライダーコアキック！』


鎧武カチドキアームズ「うわぁぁぁぁ！？」


蛍「そんな…Wと鎧武が倒されちゃった…」


新たな力を得た仮面ライダーコア！

その力の前ではさすがのWと鎧武も歯が立たなかった…

（ナレーション：政宗一成）

れんげニア「ウチがこの悪魔を作ったのん…
ウチはなんて取り返しのつかない事をしてしまったんな…どうしたらいいのん…」


コア『フフフ！ならばお前もあの世へ行くがよい！死ね！！』


WCJX「やめろ！」


鎧武カチドキアームズ「クソッ！身体に力が入らねえ…コアに力を吸収されすぎたか…」


蛍「れんちゃん！危ない！？」


まさに絶体絶命のこの状況！どうなるれんげ！？

（ナレーション：政宗一成）

ゲドリアン（犬）「ケケッ！ケケッ！（そうはさせん！）」


ガテゾーン（狸）「（れんげには指一本触れさせんぞ！）」


コア『此奴らは確か…』


大神官夏海「あれは…ゲドリアン（犬）にガテゾーン（狸）！？」


改造コマチャンダー「二人とも危ないよ！」


JUDO『我がいる事も忘れるな！』


蛍「JUDO！」


コア『お前たちはかつて悪の怪人として人間どもを苦しめていた者たちではないか！
何故我に敵対する？それに何故この子供たちを守ろうというのだ！？』


れんげのピンチを救ったのはゲドリアン（犬）たちであった！

だがかつては悪の組織の一員だった彼らが何故れんげを助けるのだろうか？

（ナレーション：政宗一成）

ゲドリアン（犬）「ケケッ！ケケッ！（確かに俺は元クライシス帝国の尖兵だった！
だがこの村の子供たちに拾われた恩がある！そのおかげで今では平穏な生活を送れる。
こんな生き方を教えてくれた子供たちを殺させるわけにはいかん！）」


ガテゾーン（狸）「（そうだ…俺たちは戦いの中ですっかり荒みきっていた。
だがこの村の子供たちと出会い穏やかな生活を送るうちに…
ここで生きるのも悪くないと思ってな。子供たちに手を出す事は許さんぞ！）」


JUDO『我もだ。最初は虚空の牢獄が嫌で抜け出しただけだが…
こうしてこの村で蛍と一緒にアニメ観ながら生きるのも悪くはないと思った。
お前たちに従ったのもライダーを倒すためであったが…
子供たちを消すというのなら話は別だ！
この子供たちに手を出すなら我らはお前の敵になる！』


コア『愚かな…
ならば今度は仮初ではなく本当の生を与えよう。そうすれば子供たちの命を差し出して…』


ゲドリアン（犬）「ケケッ！ケケッ！（いるかそんなモン！）」


ガテゾーン（狸）「（この子たちを犠牲にしてまで欲しいモンじゃねえな！）」


JUDO『我は最新のアニメさえ観れればそれでよい！』


れんげニア「ガテゾーン…」


改造コマチャンダー「ガテゾーン…」


蛍「JUDO…こんな時でもブレないあなたって…」


仮面ライダーコアの誘いをハッキリと断る三人（匹）

だがそれがコアの怒りを買ってしまう事に…！

（ナレーション：政宗一成）

コア『下らぬ！お前たちはせっかくのチャンスを不意にしたのだぞ！
我が誘いを断った報いを受けてもらおう！子供たちと共に死ぬがいい！！』


蛍「大変です！コアが私たちを始末する気ですよ！？」


大神官夏海「ぎゃー！一体どうしたら！？」


れんげニア「こんな時…光太郎が居てくれたら…」


ゲドリアン（犬）「ケケッ！ケケッ！（背に腹は代えられん！）」


ガテゾーン（狸）「（南光太郎…頼む！来てくれ！）」


誰もがあの黒の勇者の登場を望んだまさにその時であった！


その時、不思議な事が起こった！！


（ナレーション：政宗一成）

（（キラッ☆））


鎧武カチドキアームズ「これは…れんげ！今こそ…このロックシードを使え！」


れんげニア「このロックシードは…？」


鎧武カチドキアームズ「きっとお前たちの想いが叶ったんだ！さぁ、早く！！」


れんげニア「わかったのん！カチッと！」


鎧武がれんげに渡したロックシード！

れんげがロックシードを解錠すると頭上からゲートが現れた！

（ナレーション：政宗一成）

（（南光太郎ロックシード！信じる奴が正義！Wake Up.The.Hero！））


？？？「トゥァッ！」


蛍「あれは…まさか！？」


大神官夏海「うん…間違いないよ！」


改造コマチャンダー「あれこそ間違いなく！」


大神官卓「」ｺｸｯ


れんげ「ウチらのヒーローなのん！」


コア『えぇぃっ！何者か知らんが我の邪魔はさせん！死ぬがいい！！』


（（ゴォォォッ！））


コアが突如出現した謎の男に放った火炎玉！このままでは直撃してしまう！？

（ナレーション：政宗一成）

光太郎「変…んん…身！！」


（（ｶｯ!））


（（ドガァァァァンッ！））


コア『やったか！』


ゲドリアン（犬）「ケケーッ（バカめ！ヤツがこんな攻撃で死んだら我らだって負けはしなかった！）」


ガテゾーン（狸）「（そうだ！ヤツは不死身だからな！）」


RX「俺は太陽の子！仮面ライダーBLACK！RX！！」


れんげ「光太郎…RXなのん！」


小鞠「うわっ！今の衝撃で私たちも元の姿に戻れた！」


夏海「さっすが光太郎！いいタイミングで来てくれたね！」


卓「」ｺｸｯ


蛍「RXのおかげで形勢逆転ですね！」


なんと南光太郎ロックシードにより召喚されたのは、

南光太郎ことこののんのん村で活躍中の仮面ライダーBLACKRXであった！！

（ナレーション：政宗一成）

RX「キングストーンフラッシュ！」


（（パァァァァッ！））


WCJX「オォッ！力が戻ってくるぜ！」


鎧武カチドキアームズ「サンキューRX！これでヤツに借りを返せる！」


RX「行くぞみんな！俺たちでこの子たちを守るんだ！」


「「オゥッ！！」」


RXのキングストーンフラッシュで力を取り戻したWに鎧武！

そしてさらなるパワーアップした姿に！！

（ナレーション：政宗一成）

（（ビュォォォォッ！））


WCJGX「行くぜ！ゴールドエクストリームだ！！」


（（ロックオープン！極アームズ！大・大・大・大・大将軍！！））


鎧武極アームズ「ハァッ！さぁ、俺たちのステージだ！！」


RX「今こそ俺たちの必殺技をヤツに叩き込むんだ！」


（（バッ！））


空高くジャンプする仮面ライダーたち！そしてそれぞれの最強の必殺技を放つ！！

（ナレーション：政宗一成）

RX「リボルケイン！！」


WCJGX「「ゴールデンエクストリーム！！」」


鎧武極アームズ「無頼キック！セイッ！ハ―――――ッ！！」


コア『ぐわぁぁぁぁ！？
だが…まだ我は負けは…こうなればここは一旦引いて出直さなければ…』


蛍「コアが逃げ出そうとしています！」


れんげ「逃すわけにはいかないのん！」


三大仮面ライダーの必殺技を喰らい崩壊寸前の仮面ライダーコア。

なんとかこの場を抜け出そうとするのだが…

（ナレーション：政宗一成）

シャドームーン「シャド―――ッ！キ―――ック！！」


コア『シャドームーン！？』


シャドームーン「よくもこの俺を散々利用してくれたな！！」


RX「仮面ライダーコア！この村の子供たちを傷つける事は…！」


WCJGX「この俺たちが！」


鎧武極アームズ「絶対に許さねえ！！」


コア『そんな…こんな…こんな片田舎で我が負けるとは…ギャァァァァ！？』


（（ドッガァァァァァン！！））


蛍「やりました！仮面ライダーコアをやっつけました！」


れんげ「ライダーのみんな！ありがとうなのん！」


小鞠「それとゲドリアンたちもありがとね！」


ゲドリアン（犬）「ケケーッ！」


ガテゾーン（狸）「」


仮面ライダーたち（とゲドリアンたち）の活躍で仮面ライダーコアは倒された。

だが…

（ナレーション：政宗一成）

フィリップ（みんな！今すぐ村に戻るんだ！）


W「フィリップ、どうかしたのか？」


フィリップ（実は先程検索したんだが財団Xは今回の作戦が失敗した時のために…
別働隊を配置してその連中がのんのん村を占拠する予定なんだ！
既にここでの作戦失敗は伝わっているはず、急がなければ！）


鎧武「そりゃ大変じゃねーか！」


RX「よし、みんな急ごう！」


急いで村に戻る仮面ライダーと子供たち！

村に戻ってみるとそこには驚くべき光景が…！？

（ナレーション：政宗一成）

1号「ライダーキック！」


2号「ライダーパンチ！」


V3「V3反転キック！」


ライダーマン「パワーアーム！」


X「Xキック！」


アマゾン「大切断！」


ストロンガー「電キック！」


スカイライダー「スカイキック！」


スーパー1「スーパーライダー旋風キック！」


ZX「ZXキック！」


「「ギャァァァァァッ！？」」


れんげ「10人ライダーが勢ぞろいなん！」


蛍「しかも村に現れた怪人たち全員倒してますよ！」


なんとそこには財団Xの怪人たちを倒す仮面ライダー1号～ZXまでの10人ライダーたちの姿が！

（ナレーション：政宗一成）

ディケイド「おっと！10人ライダーだけじゃないぜ！
俺たちもいるぞ！ディメンションキック！！」


クウガ「みんな久しぶり！マイティーキック！」


アギト「ハァァァ！ライダーキック！」


555「行くぜ！クリムゾンスマッシュ！」


蛍「今度は平成ライダーのみなさん！？」

小鞠「私たちが以前関わったみんなだよ！」


そしてクウガ、アギト、555、そしてディケイドの平成ライダーたち！

（ナレーション：政宗一成）

ゴーカイレッド「仮面ライダーだけじゃないぜ！俺たちスーパー戦隊もだ！」


ゴーカイシルバー「みんな久しぶり！」


ゴーカイジャー「「ゴーカイガレオンバスター！」」


ゴーカイシルバー「ゴーカイレジェンドリーム！」


ファイブレッド「俺たちもいるぜ！」


ファイブマン「「必殺・ファイブテクター！」」


蛍「海賊戦隊ゴーカイジャー！？」


夏海「それに地球戦隊ファイブマンだ！！」


さらにはスーパー戦隊までが！

（ナレーション：政宗一成）

ギャバン「仮面ライダーやスーパー戦隊だけじゃないぞ！
俺たちメタルヒーローも忘れるなよ！レーザーブレード！ギャバンダイナミック！！」


ファイヤー「俺たち特警ウインスペクターも来たぞ！
ギガストリーマー！マキシムモード！プラズマ光波弾！発射！！」


夏海「宇宙刑事ギャバンに特警ウインスペクターのファイヤーまできたよ！？」


れんげ「これは超豪華なのん！！」


なんとメタルヒーローである宇宙刑事ギャバン！

それに特警ウインスペクターまでもが！

（ナレーション：政宗一成）

バロン「この弱者どもめ！スピアビクトリー！」


斬月「この村を襲う悪意は許さん！メロウブラスト！」


龍玄「紘汰さんだけがヒーローじゃない！僕たちもだ！ドラゴンショット！」


鎧武「戒斗…貴虎…それにミッチまで！」


蛍「沢芽市のアーマードライダーまで来てくれました！」


そして最後は沢芽市を守るアーマードライダーまでもが駆けつけてくれた！

（ナレーション：政宗一成）

「な…何故だ…！」


「ここは片田舎の何もない辺鄙な村だぞ…？」


「それなのに…何故ヒーローたちがこんなにやってくるんだ！？」


1号「それはこの村が我々にとって掛け替えのない存在だからだ！」


ディケイド「覚えておけ、この村に手を出すなら俺たちが容赦しない！」


ゴーカイレッド「いつでも相手になってやるぜ！」


ギャバン「こののんのん村をお前たち悪の怪人から守ってみせる！」


バロン「大事な場所を奪われる事がどれだけつらいか…お前たちにはわからんようだな！」


RX「そうだ、この村は…この俺…仮面ライダーBLACKRXだけではない！
ここにいるスーパーヒーローたちの全てが守ってみせる！！わかったら二度と来るな！！」


「ひぃぃぃぃ！？わかった！財団Xはこの村には絶対手を出さない！？
おい…撤退だ！二度とこんな村に関わるな！？」


こうしてスーパーヒーローたちの活躍でのんのん村の平和が守られた。

（ナレーション：政宗一成）

蛍「まさか私たちがこの1年間に出会った正義のヒーローたちが来てくれるなんて…」


れんげ「みんな！ありがとうなのん！」


小鞠「けどせっかくの大晦日なのにこんなに集まるなんて…」


戒斗「気にするな。ここにいる全員がこの村に来る予定だったからな。」


マーベラス「ヘヘッ！たまには地球の田舎で過ごす正月も悪くないと思ってな！」


貴虎「これでこの前の借りは返せたかな？」


本郷「覚えておいてくれ。
俺たち正義のヒーローはキミたち子供がピンチの時はいつでも駆けつける！」


士「ま、たまにライダー同士で戦ってしまう事もあるがそれは勘弁してくれ。」


れんげ「ありがとうなのん！みんな最高なのん！！」


れんげたちがこの1年間に出会ったヒーローたち全てがのんのん村のために駆けつけた。

ありがとうスーパーヒーローたち！

（ナレーション：政宗一成）

蛍「さてと、シャドームーンさんからおせち料理の重箱も取り戻せたし…
これで安心してお正月が迎えられますね…って…あれ？妙に軽い？」


小鞠「あぁ――――ッ！？これ中身空だよ！？」


夏海「ギクッ！」


光太郎「これはどういう事だ信彦！？」


シャドームーン「知らん…コアに操られていたので全然覚えていないのだ…」


マーベラス「何！それじゃあこの村でおせち料理食えないのか！？
どうすんだ？こっちはわざわざ腹を空かしてできたんだぞ！？」


鎧「落ち着いてマーベラスさん！
お腹を空かして来たのはマーベラスさんの勝手なんですから！？」


蛍「そんなぁ～伊達巻…栗きんとん…」


小鞠「黒豆…」


れんげ「かまぼこがぁ…」


おせち料理がないお正月…

誰もが落胆してしまうがそこへ思わぬ救いの手が！

（ナレーション：政宗一成）

翔一「大丈夫ですよ！
こんな事もあろうかと俺がおせち料理たくさん作って持ってきましたから！」


蛍「さすが翔一さん！仮面ライダー界でも屈指の料理人ですね！」


本郷「うむ、持つべき者は手に職持った後輩だな！」


夏海「なんだぁ！
それじゃあウチがおせち料理つまみ食いしちゃった罪を、
シャドームーンに押し付けようとする必要なかったんか！これにて一件落着だね！！」


「「え…？」」


夏海「あれ…？みんなウチに視線が注目してるけど…」

れんげ「なっつん…それはいけないのん…」


士「そんな事…破壊者の俺でもやらないぞ…」


光太郎「夏海ちゃん…それはちょっと…」


小鞠「それと夏海、うしろ見てみなよ…」


夏海「うしろって…ハッ！？」


雪子「へぇ…アンタ…食べちゃいけないって言ってたおせち料理全部食べちゃったんだ！」


夏海「いかん！母ちゃんの怒りが頂点に！？助けて正義のヒーローたち！！」


「…」


夏海「子供のピンチなのに誰も知らんぷりだと！？」


れんげ「さぁなっつん、お前の罪を数えるのん！」


雪子「夏海ぃぃぃぃぃぃ！！！！！」


夏海「うぎゃ―――――ッ！？」


蛍「こうして夏海先輩はお義母さまにそれはもう盛大に怒られました…」


卓「」ｺｸｯ

それから…


夏海「うんせ！うんせ！」


シャドームーン「」ｺﾈｺﾈ


雪子「いいこと！この人たちの分のお餅つき終わるまで休んじゃダメだかんね！」


夏海「へ～い！」


シャドームーン「それで…何故俺がこねなければいけないのだ？俺は今回被害者だぞ！？」


光太郎「ハハハ、まあいいじゃないか信彦！」


シャドームーン「ええい！光太郎！来年こそは決着をつけてやる！」

本郷「いや…最近の若いのはよくわからなくて…新人に至ってはバイクじゃなく車に乗ってて…」


烈「あぁ、気持ちわかりますよ。うちも後輩が生意気なヤツらばかりで…」


マーベラス「ライダーバトルやるのは勝手だがお前らの内ゲバに俺らを巻き込むのはやめろ！」


士「別に俺がやっているわけじゃない！何か巨大で壮大な意思が勝手に働くんだよ！」


ひかげ「鎧！またサンバルカンポーズ決めようね！」


鎧「いいですよ！じゃあ今度は俺がバルパンサーポジションをやりますね！」


一穂「バルイーグルポジションは私だからね。」

貴虎「…でな…今は沢芽市の発展頑張ってるんだ…」


卓「」


貴虎「今度よかったら新しく生まれ変わった沢芽市を見に来ないか？」


卓「」ｺｸｯ


村雨「蛍ちゃん、キミの背後に何か奇妙なモノを感じるんだが？」


蛍「え…当たってるような…気のせいでもあるような…？」


JUDO『…』


楓「なぁ…このDXバナスピアーどうしたら売れるんだよ…？
前のssでこの村じゃ鎧武の放送終わっちゃったし売る事出来ないんだよ…」


戒斗「知るか！転売にでも流せ！」


巧「この前は世話になったな…」


敬介「どうだ、あれから調子は？」


巧「まあまあだ。今も宛のない旅をしながらみんなの服を洗濯してるよ…」


翔太郎「やっぱり風都最高なわけでさ！」


紘汰「いやいや、沢芽市だって負けてないから！」


フィリップ「翔太郎、そうやっていつも風都自慢するのはやめてくれないか？
聞いてる僕の方が恥ずかしくなるよ…」

れんげ「光太郎！またすぐ行っちゃうのん？」


光太郎「あぁ、また後輩ライダーが助けを求めているからね。
今度はコウモリの仮面ライダーのとこに行くんだ。
心配しないで、すぐにまた戻ってくるよ！」


蛍「もうヒーローのみなさんによる新年会の会場と化してますね。」


（（ゴーン！））　（（ゴーン！））


蛍「あ、除夜の鐘が鳴っていますよ！」


小鞠「新年が始まるんだね。」


夏海「ふぃ～、やっと餅つき終わったよ。」


れんげ「なっつんも餅つき終わったん！それじゃあ新年の挨拶いくのん！！」

れんげ「新年！」


小鞠「明けまして！」


夏海「おめでとうございます！」


蛍「今年ものんのん×特撮ssをどうぞよろしくお願いします。」


れんげ「なのん！」


お　し　ま　い