「ねーねー今日どうする?」
「うちはご飯食べに行くんだー!」
「プレゼント何お願いしたー?」
みさき「…………」ふん
みさき(クリスマスイブ……)
みさき(みんな、集まって遊んだりするのかな……)
みさき(そういえばみさきはまだ、クリスマスに誰かと何かしたことないや……)
みさき(このまま何もなければ、一人で帰って……)
「みさきちー」
みさき「きゃっ!!///」びくっ
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花子「そ、そんなにびっくりしないでほしいし」
みさき「花子……なっ、何の用?」
花子「みさきち、今日何か予定ある?」
みさき「えっ」
花子「今日うちでクリスマスパーティーやるんだけど、よかったらみさきちも来ない?」
みさき「ぱ、パーティー……?///」
花子「そうそう、堅苦しくないやつなんだけど……」
みさき「ぱ、パーティ……///」ぽわぽわぽわ
ー
ーー
ーーーー
ーーーーーー
みさき「あっ、ちょっと飲みすぎちゃったかも……」くらっ
花子「みさきち、大丈夫? ちょっと抜け出して夜風に当たりにいこうし」
みさき「う、うんっ」
花子「急に誘っちゃって、ごめんね。大丈夫だった? 他に予定とか」
みさき「ううん! そんなの、ない……けど……」
ちら……ちら……
花子「あっ、雪だし!」
みさき「ほんとだ……///」
花子「ホワイトクリスマスだね……」にこっ
みさき「っ……!///」どきっ
花子「みさきち、どうしたの? 顔赤いし」
みさき「えっ!? あ、いや、ちょっと寒いからかな……」
花子「じゃあ、あっためてあげなきゃね」ふわっ
みさき「あっ……!///」
花子「……今日、良かったら泊まっていって?」
みさき「!!!」
みさき(はっ、花子ったら、大胆なんだから……!///)
ーーーーーー
ーーーー
ーー
ー
みさき「…………///」ぽわぽわ
花子「ーーーーでね、毎年たくさん来るんだけど…………あれ、みさきち聞いてる?」
みさき「うぇっ!? き、聞いてるけど!///」びくっ
花子「じゃあ学校終わったら、うちに来てほしいし。待ってるから」たたたっ
みさき「う、うん……!」
みさき(パーティー……花子と……!///)
~
みさき(い、いっぱいおめかししちゃった……)
みさき(でもパーティだもん。このくらいしなきゃ)
みさき(初めてのパーティー……花子と二人……///)
みさき(き、緊張する……)どきどき
ぴんぽーん
ガチャッ
みさき「えっ?」
「あらっ、あらあら! 可愛らしいお客様が来たわ!」
みさき(だ、誰……?)ぽかん
美穂「はじめまして~、八重野美穂といいまーす♪ 今日はどうもよろしく~」
みさき「あっ、あれっ、ごめんなさい! おうち間違っちゃったかも……!」わたわた
花子「おー、みさきち来た!」
みさき「あっ、花子!」
花子「ごめん美穂お姉ちゃん、花子の友達だし」
美穂「そうだと思ったわ。とってもオシャレさんね♪」
花子「ほんとだ! みさきち可愛い!」
みさき「と、とっ……当全よ! パーティーなんだから!」
花子「みんなももう来てるし。入って入って」
みさき(え? みんな?)
~
花子「みさきち来たしー」ガチャッ
みさき「うわっ!!///」
未来「あ! みさきちやっほー!」
櫻子「おーみさきちだー!」
あかり「初めまして~♪」
めぐみ「メリークリスマース!」
撫子「いらっしゃい」
みさき「い、いっぱいいるー!」
花子「撫子お姉ちゃんの友達と、櫻子の友達と……みさきちも含めて、今日は全部で13人いるし」
みさき「じゅ、13人!?」
みさき(二人っきりじゃなかったの!?)
花子「みさきちは知らない人ばっかりだね。じゃあこっちから紹介するし」
花子「これがうちの一番上のお姉ちゃん、撫子お姉ちゃんだし」
撫子「よろしくね。花子からいろいろ聞いてるよ」
みさき「は、はいっ……!///」
花子「こっちが撫子お姉ちゃんのお友達。藍お姉ちゃんと、美穂お姉ちゃんと、めぐみお姉ちゃん」
めぐみ「よろしくね、みさきちちゃん」
藍「めぐみ……みさきちちゃんじゃなくて、みさきちゃんよ?」
めぐみ「あっ、そうなの?」
櫻子「みさきち遅いー! 待ってたんだよー?」ぽんぽん
花子「これが櫻子だし」
櫻子「こらー、ちゃんと紹介してよ! もう知ってると思うけどさ」
花子「それでこっちが櫻子のお友達。ひま姉と、あかりお姉ちゃんと、ちなつお姉ちゃん」
ちなつ「わ~、みさきちゃんの服すごい可愛い~!」
あかり「お姫様みたいだねぇ」
みさき「ど、どうも……///」
こころ「この子は楓ちゃんだよー」
未来「向日葵お姉ちゃんの妹ちゃんなんだよー」
楓「よろしくなの!」
みさき「ちっこい! 何歳?」
楓「6歳なの!」
花子「よろしくしてやってほしいし」
みさき「こ、こんなにいっぱいいるんだ……」
花子「あれ、言ったと思ったんだけどな……毎年友達がたくさん来るって」
みさき(聞いてなかった……)
撫子「これで呼んだ人は全員来たのかな?」
花子「たぶん大丈夫だし」
向日葵「お料理が通りますわよ~」
未来「うおーすげぇー!///」
櫻子「うまそーー!///」
美穂「そろそろ始められるかしら?」
めぐみ「任せてー、ケーキの準備はできてるよ!」
こころ「めぐみお姉ちゃんがバイト先からガメてきてくれたんだって~」
めぐみ「ガメてない! ガメてないよ!! 誰こころちゃんに変なこと教えたの!? というかガメるなんてよく知ってるね!?」
櫻子「よーし、みさきちは私の隣に座ろうか!」
みさき「な、なんで?///」
美穂「安心して? 今日は席替えタイムもいっぱいあるから♪」
ちなつ「気になるあの子の隣にいけるかもよ、みさきちゃん!」きゃー
みさき「そっ、そんなのいないけど!!///」
~
藍「準備いいかしら?」
めぐみ「みんな、飲み物ついだー?」
未来「おっけーおっけー!」
櫻子「やべえ、乾杯したらこぼれるかも……」なみなみ
向日葵「なんでそんなにたっぷり注いじゃうんですの……」
美穂「それでは、今回の祝宴の主催者であり、大室家の長女でもあります撫子より、乾杯のご挨拶をいただきたいと思いま~す!」ぱちぱち
めぐみ「いぇーい!」ぱちぱち
撫子「は、恥ずかしいな……こほん」
撫子「みんな、今年もいっぱい集まってくれてありがとう。この一年間、みんなともいろいろあったよね……」
櫻子「ねーちゃん堅苦しいぞー!」
めぐみ「忘年会みたいになってるよー」
撫子「そこのヤジ二人うるさい! ……まあ、確かに忘年会っぽいな……今日はクリスマスパーティだもんね。私カトリックじゃないから詳しくは知らないけど」
美穂「まあまあ、とりあえずめでたいってことよ♪ それじゃあみんな、グラスを持って~? かんぱ~いっ!」
『かんぱーーい!』かちゃーん
撫子「美穂が言っちゃうの!?///」
~
みさき「お、おいしい!///」ぱくっ
向日葵「よかったですわ。たくさんありますから、どんどん食べてくださいね」
撫子「もう次のやつも焼き始めちゃうか……うちのチビたち、こう見えてよく食べるんだよね」
藍「任せて。すぐに出せるようにしておくわ」
ちなつ「あかりちゃんのとったお肉おいし~!」
あかり「んん!? なんであかりのお皿のやつ食べてるの!?」
櫻子「ほらほらみさきち、もっと飲めー!」とぷとぷ
みさき「わー! わー! こぼれるー!」
花子「櫻子、あんまりみさきちに絡むなし!」
こころ「まあまあ花子様も、ここは無礼講ということで」たぷたぷ
花子「ぎゃー! こぼれるー!!///」
楓「たのしいの♪」
めぐみ「たのしいね~」
ーーーーーー
ーーーー
ーー
ー
美穂「それではそろそろ行きたいと思いまーす、イベントターーイム♪」
未来「いぇーい!」ぱちぱち
みさき「イベント?」
花子「何が始まるんだし?」
撫子「今回のバラエティ面は美穂に任せちゃったから、私も何やるか知らないや……何やるの?」
美穂「うふっ♪ 嬉し恥ずかしの目玉企画よ。題して、『2014年を振り返ろう~!!』」どんどんぱふぱふ
向日葵「タイトルで何やるか説明してくれましたわ……」
櫻子「どうやって振り返るの?」
美穂「ここに、私がいろいろ調べて作ってきた資料があるわ。今年私たちの間に起こったことをまとめたの。これを皆で回し読んで、想い出を振り返るだけでいいのよ♪」
めぐみ「簡単な総集編みたいなものだね」
みさき「あの、みさきは今日みんなと初めて会ったからあんまり思い出が……」
花子「まあまあ、聞いてるだけで面白いものもいっぱいあるし」
未来「来年はみさきちともいっぱい思い出つくろーね!」
櫻子「私みさきち気に入った! 来年はみさきちといっぱい遊ぼーっと♪」
美穂「それではさっそく行ってみましょー! 第1発目は、あかりちゃんお願いしま~す♪」
あかり「えっ!? あかりが一発目……?///」
(1作目)
3/16 : あかり「えっ!?け、結婚!?」(pixivのみ)
あかり「このお話は……結婚することになった櫻子ちゃんと向日葵ちゃんを見て、それを羨ましいって見てたあかりに、ちなつちゃんが溜め込んでいた想いを告白して……色々あって、あかりとちなつちゃんも結婚する! というお話です」
向日葵「こうして改めて聞くとカオスですわね……」
楓「この時のおねえちゃん、すごい楽しそうだったの!」
めぐみ「け、結婚って……最近の中学生は進んでますなあ……///」
美穂「あら、年齢的には私たちも結婚できるのよ?」
藍「ま、まあ色々問題はあるけどね……」
櫻子「ちなつちゃんのあかりちゃんに対する気持ちと、 “結婚とはなにか” っていうのが詰まったお話だったよね」
撫子「な、生意気な……結婚を語る年じゃないでしょうよ」
(2作目)
4/3 : 大室家 ぷちSS (pixivのみ)
花子「このお話は4本の短編集だし。
・乙女な部分を指摘された花子が櫻子にからかわれる話
・迷子のあかりおねえちゃんが撫子お姉ちゃんに大室家に連れて来られて、猫耳とかつけられて遊ばれる話
・ “ももたろう” を大室家メンバーに演じさせた話、 “ひまたろう”
・櫻子がひま姉や撫子お姉ちゃんに寝起きドッキリをしかける話
の4つだし」
櫻子「あー、花子が私に好きだって告白してくれた話だ!」
みさき「えっ!? そうなの!?///」
花子「こっ、このお話だけだし!///」
向日葵「撫子さんのお尻を生でたくさん触れたお話ですわね」
めぐみ「えーーーーー!!///」
藍「た、楽しそうね……」
(3作目)
6/24 : 【ゆるゆり】櫻子「わ、私のおっぱいが……///」
向日葵「これは確か……櫻子の胸が成長する話ですわね」
撫子「あーあの事件か……あれは未だに我が家の不思議事件のひとつだよね」
未来「おっぱいが大きくなるのは普通のことなんじゃないの?」
向日葵「確かに最初のうちはよかったんですけど……5日くらいで私を追い越すくらい急成長しちゃうんですわ」
めぐみ「そ、それでどうなったの!?」
櫻子「…………まあ、色々あって、元に戻った」
こころ「色々が気になるよー」
美穂「向日葵ちゃんが吸ったのよね♪」
みさき「えーー!!///」
ちなつ「えっ!? これパッドつけてたんじゃなかったの……?」
(4作目)
6/29 : 【ゆるゆり】花子「こころの日記!」
こころ「この話はねー、書いたことが本当に起きるこころの夏休みの日記に、花子様が振り回されるお話だよー」
未来「すっごい楽しかったよね!」
花子「こころがめちゃくちゃボケまくるから、何回ツッコんだか数え切れないほどだし……」
みさき「これは覚えてるわ! みさきも一緒にちびの散歩した!」
櫻子「ちびって何?」
楓「未来おねえちゃんの飼ってるすごい大っきい犬なの」
向日葵「大っきいのにちびなんですのね……」
藍「書いたことが本当に起こるなんて……不思議なお話が多いわね、ここの家の人たちは」
めぐみ(わ、私だったら何を書こうかな……///)
美穂「めぐみが自分なら日記に何書くか想像してだらしない顔してる~」
めぐみ「バレた!!!///」
(5作目)
7/4 : 櫻子「いやな夢」
向日葵「これは…… “大切な人を失う” という悪夢に襲われる櫻子が、心も身体もボロボロになりながら、最後に自分の力で悪夢を振り払う……そんな話ですわ」
櫻子「これは……忘れないよ。うまく言葉にはできないけど……これがあったから、今の私があるというか」
撫子「私もたくさん泣いちゃったな……心が壊れそうな櫻子が見ていられなくて……直ったときは、本当に良かったと思ったよ」
美穂「ちなみにこれは今年出た話の中でもかなり評判がいいそうよ。頑張ったわねぇ櫻子ちゃん」
藍「青空と、無人駅と、一面の向日葵畑が綺麗な……そんなひと夏のお話よね」
向日葵「今の櫻子からは、ちょっと想像がつかない話かもしれませんけどね」くすくす
櫻子「なにをーぅ!?///」
(6作目)
7/17 : 結衣「屋上のりせちゃん」
ちなつ「これは、まだごらく部ができる前……一年生だったときの結衣先輩が、実はりせ会長と出会っていて……」
あかり「りせ先輩が生徒会長になった経緯と、ごらく部の存在が学校から黙認されている理由……屋上で過ごした、二人きりの秘密の時間……そんな感じのお話だよぉ」
向日葵「今ここには船見先輩も会長もいらっしゃらないですが……この話も、今年の中ではかなり評判が良いそうですわよ」
めぐみ「屋上かぁ……いいよね、屋上」
美穂「学生たちの青春が育まれる場所よねえ」
櫻子「ちなみにここだけの裏話だけど、これ一番最初は私があかりちゃんを屋上に誘うお話だったんだってさー」
あかり「そ、そうだったの!?///」
(7作目)
7/21 : 撫子「私が中学に……」櫻子「私が高校に……!?」(pixivのみ)
撫子「この話は、櫻子が学校の先生から貰ってきた、ぶつかった人と中身が入れ替わってしまう薬 “イレカワールくん” を飲んで、私にぶつかって私と入れ替わっちゃう話だね」
櫻子「私が撫子ねーちゃんになって高校に、ねーちゃんが私になって中学に行ったの」
めぐみ「こっ、この話は忘れないよ! 昨日のことのように思い出せる!」
みさき「結局どうなったの?」
美穂「私たちが撫子の姿の櫻子ちゃんといーーっぱいキスしたりして楽しんだ後に、普通に元に戻れたわ♪」
撫子「もうほんと忘れてほしいよ……みんなあのとき撮った写真消してくれた?」
藍「ぜ、全部焼き増しちゃったわ……///」
向日葵「災難でしたわね、撫子さん……」
櫻子「いいじゃんか別に。おかげで今も美穂ねーちゃんたちと仲良くなれたもーん!」
美穂「そうよね~♪」
(8作目)
7/24 : ちなつ「お姉さん……あかりちゃんを、私にくださいっ!!」
ちなつ「これは、あかりちゃんのお姉さんのあかねさんと、うちのお姉ちゃんと、あかりちゃんと私……四人が抱えていた悩みとか想いが、一度にぶつかるお話です」
あかね「大雨の中で、みんなて泣きながら告白しあったんだよねぇ」
向日葵「 “人を好きになるとはどういうことか” というのがテーマらしいですわ」
藍「あらあら……二人も意外とドラマチックなことをしていたのねえ」
美穂「傘もささずに、大雨の中での告白……いいわね」
櫻子「ちなつちゃんって告白のときすっごいカッコつけるよね」
ちなつ「いーじゃん! カッコいい方がいいじゃん!///」
撫子「めぐみはカッコつけようとして失敗するよね」
めぐみ「仕方ないじゃん! それは仕方ないじゃん!///」
(9作目)
8/7 : 花子「櫻子の作文?」(pixivのみ)
撫子「 “私の宝物” っていうテーマの作文を花子が書こうとしてて、参考のために昔櫻子が書いたやつを花子に読ませるんだけど……そこには『私の宝物は妹の花子です』って書いてあって、なんだかんだあって二人がイチャイチャするだけの話だよね」
花子「イチャイチャはしてないし!///」
櫻子「も~花子は照れ屋なんだから~」なでなで
花子「やめろーー!///」
未来「みさきちも花子様とイチャイチャするの好きだよね!」
みさき「は、はぁ!? イチャイチャなんかしたことないけど!!///」
こころ「も~みさきちは照れ屋なんだから~」なでなで
みさき「やめてーー!///」
~
めぐみ「はーい! じゃあここで小学生チームと楓ちゃんは別の部屋に移動でーす!」ぱんっ
みさき「移動?」
花子「なんでだし?」
撫子「ごめんねみんな、ちょっとだけ他のところに行っててもらえる?」
未来「撫子お姉ちゃんが言うなら仕方ないね~」
こころ「あ、なるほどそういうことかー」ぽん
藍「こころちゃん……なんで気づけちゃうの……?///」
めぐみ「それじゃ、お姉さんと一緒にあっちで遊びましょーう♪」
楓「はーいなの!」
ぱたん
ちなつ「何が始まるんですか?」
櫻子「小学生だけ移動させて……私たちはいいの?」
美穂「ふっふっふ……ここからは大人の時間よ」
向日葵「ま、まさか……」
(10作目)
8/10 : 綾乃「抑えきれないきもち」【R-18】
櫻子「あ、あーるじゅうはち!?///」
撫子「ちょっと都合でね。こっからは18禁タイムなんだ」
向日葵「それで小学生を移動ですか……でもR-18ってことなら中学生も全員子供部屋行きなんですけど」
藍「それが困ったことに、R-18の話に出てくるのが中学生ばっかりだから、中学生には残ってもらう必要があるのよ」
ちなつ「あの、ごめんなさい! あかりちゃんも! あかりちゃんも避難させていいですか!?///」
あかり「ええっ、どうして? あーるじゅうはちって何のことか、あかり気になるよぉ」
ちなつ「いや、だめなんだよ! えーと……怖い話だから! あかりちゃんには刺激が強いというか……」
あかり「この中で一番怖い話苦手なのちなつちゃんでしょ? ちなつちゃんが大丈夫ならあかり大丈夫だよお♪」
撫子「まあ仕方ないね……じゃあひま子に紹介をお願いしよう」
向日葵「この話は、片想いが実った杉浦先輩が、放課後の生徒会室や歳納先輩の部屋で……歳納先輩といろいろなことをやっちゃう話ですわ」
撫子「8月上旬の真夏っていう所がポイントでね……しっとり汗ばむ大人の世界の話だったよ」
櫻子「う、うおお……///」
あかり「いろいろなことって何? 京子ちゃんと杉浦先輩が何をやっちゃったの?」
ちなつ「あ、あかりちゃんは気にしなくても……!」
美穂「これはもう隠せないわね……まあでも次でわかるかな」
藍「そうね。早い所次に行ってしまいましょうか」
(11作目)
8/12 : ちなつ「向日葵ちゃんと櫻子ちゃんが、学校でえっちしています」【R-18】
あかり「え、えっち…………?///」
櫻子「わーわーー!!///」あたふた
向日葵「ちょっ! これ紹介しなきゃダメなんですの!?///」
藍「まあ、そのために小学生たちを移動させたようなものだから……」
美穂「いいわ、これは私が読むわね。……ある日の放課後、ちなつは偶然にもトイレの個室で、向日葵と櫻子がえっちしている現場を発見してしまう。その一部始終を覗き見てしまったちなつは、二人が行為をしていた場所で自分を慰めてしまい……」
ちなつ「きゃーーーーーーー!! ストップ! ストーーップ!!///」ぶんぶん
撫子「まあまあ、自分たちがやったことには責任を持とうよ……にしてもあんたたち、本当にこんなことしてたの?」
向日葵「い、今はしてませんわ! たまたま、こういう時期もあったってだけで……///」
美穂「ちょっとまとめて紹介する都合で、次は順番無視してこれ行くわね」
(12作目)
12/1 : なでさくな日々(pixivのみ) 【R-18】
撫子「うわーーーーーーー!!///」
櫻子「やばいやばいこれはやばい!!」
美穂「えーと、読むわね。普段はクールで優秀な姉の撫子は、皆が寝静まる夜だけ本当の姿を見せる。櫻子の部屋に訪れ、その小さくて可愛らしい妹の唇を奪い、二人は快楽に溺れるように身体を絡め合って……」
藍「本当これ!? 本当なの撫子!?///」
向日葵「本当ですわ……短編集形式で、二人が過ごしたいくつもの夜がここでは描かれていて……」
撫子「なにこの暴露企画! こんなのクリスマスにやることじゃないよね!?」
櫻子「やめようやめよう!! 私小学生たち呼び戻してくるねー!」だっ
ちなつ「あかりちゃん、大丈夫!? 顔が真っ赤だよ!」
あかり「み、みんな、あかりの知らないところで色んなことしてたんだねぇ……///」ぷるぷる
~
櫻子「はい、じゃあここからはまた普通に紹介していきまーす!」
花子「結局分かれた意味はなんだったんだし?」
撫子「いやまあ、なんでもないよ……」
(13作目)
9/7 : 向日葵「狐面の少女」
向日葵「櫻子の誕生日記念ですわね。ある日私のところに、 “キツネ” と名乗る狐面の少女が現れるんですの。その少女と私が過ごした不思議な時間が、寒さがちらつきはじめた秋の景色と一緒に描かれていますわ」
未来「向日葵おねえちゃんしか出てこないの?」
向日葵「いえ、櫻子もいっぱい出てきてますわよ。まあその辺りは読んでからのお楽しみで」
撫子「ちなみにその狐面は今もうちにあるよ。花子がいつか必要な時が来たら貸してあげるからね」
櫻子「でもこれはある意味、みさきちが使った方がいいのかもしれないなー……」
花子「?」
みさき「?」
(14作目)
9/21 : 櫻子「私の本気を見せてやる!」
撫子「櫻子はおしとやかになればすごくいい子なのにねー……って言い続けてたら櫻子が怒っちゃって。本気でおしとやかキャラになってやるから、どうなるか見てるがいいさ!って感じの話だね」
向日葵「この子のポテンシャルには未だに驚かされることがありますわ……」
あかり「確か、たった1日で何通もラブレターを貰っちゃったりしたんだよねぇ」
めぐみ「ちなつちゃんまで櫻子にメロメロになったって書いてあるんだけど……これは本当なの?」
ちなつ「まあその……これをきっかけに櫻子ちゃんの可愛さに気づいてしまったというか……///」ぽっ
楓「櫻子おねえちゃんはいつも可愛いの!」
櫻子「あーやっぱ楓は見る目があるなぁ……よしよし」なでなで
(15作目)
9/23 : 櫻子「私たちの日常を」撫子「短編集でお届けします」
美穂「これは本当にたくさんの話が詰まった短編集よ。花子ちゃんが撫子のパンツを食べちゃう話とか、向日葵ちゃんと櫻子ちゃんが部屋でえっちしている声がうるさいって撫子に怒られる話とか……」
みさき「な、なにその話!?///」
花子「ち、違うし! これは違うんだし!///」
向日葵「ちょっとこれ、子供たちを呼び戻すの早かったんじゃないですの!?」
こころ(R-18タイムもこんな感じだったの?)ひそひそ
藍(こころちゃん……あなた一体どこまで大人の世界を知っているの……?///)ひそひそ
めぐみ「これには私たち高校生組もいっぱい出てくるよね」
美穂「そうね。この辺りから私たちも出番が増えてくるわ」
(16作目)
9/23 : 向日葵「私がスパイに!?」
向日葵「これはある日突然私の家にやってきた藍さん、美穂さん、めぐみさんが私に “大室家潜入” のミッションを下すお話ですわ」
藍「ここから私たちもこの家にたくさん遊びに来るようになったわね」
めぐみ「楽しかったなーこの時……」
撫子「まったく……もうこの時みたいなことはしてないだろうね?」
美穂「さすがに諦めたわよ。安心して♪」
未来「私たちも今度秘密で、花子様のお部屋に潜入しようよ!」
こころ「いいねーたのしそー」
花子「ちょっ、本人目の前にいるのに言っちゃったら意味ないし……というか普通に入ってきてよ!」
(17作目)
11/29 : 櫻子「安価で過ごす日曜日」
櫻子「これは何にも予定のなかった日曜日に、他の人にやることを指示してもらって遊んでたお話だね」
向日葵「早朝から櫻子が私のベッドに潜り込んできたり、赤座さんの家に行ったり、みんなで恥ずかしいすごろくをやったり……」
美穂「あっ、あのすごろくやってくれたの!? あれ私が撫子にあげたのよ!」
花子「あれのせいで恥ずかしい思いいっぱいさせられたし……///」
撫子「いやでも、花子の猫のモノマネはすごい良かったと思うよ」
こころ「やってみてよ花子様ー」
みさき「み、見てみたい!」
花子「やだしーー!!///」
(18作目)
12/2 : 櫻子「ねーちゃん一緒に寝よ?」
めぐみ「これは、一緒のベッドで寝てる大室三姉妹の寝顔をみんなで激写したり、小学生たちとも一緒に遊んでそのまま大室家にお泊まりした話だよね」
美穂「撫子のシスコンっぷりをまざまざと見せつけられたのよね」
撫子「だからシスコンってわけじゃないってば……///」
藍「まあまあ、仲が良いのは悪いことじゃないわよ♪」
花子「この時はみさきちも呼んだのに来れなかったし」
みさき「そ、そうだったの?」
未来「あんなに楽しかったのに……残念だなあみさきち」
楓「楽しかったの♪」
美穂「ちなみに今でも一緒に寝てるの?」
櫻子「もちろん昨日も一緒だったけど」
向日葵「えーーっ!?///」
(19作目)
12/4 : ちなつ「櫻子ちゃんは渡さないわ!」
ちなつ「 “劇場版ゆるゆり ひとひらの櫻” っていう、私と向日葵ちゃんが櫻子ちゃんを取り合う映画があったんだけど……」
あかり「その撮影のキャストに、本人たちがそのまま抜擢されちゃった! っていう不思議なお話だよぉ」
ちなつ「役を演じていく中で、櫻子ちゃんに対して自分はどうすればいいのか、っていうのを向日葵ちゃんが自分で気づきながら成長していって、感動のクランクアップを迎えるの!」
向日葵「未だにこの話はよくわからない世界設定ですけど……一個の恋愛しかしてこなかったとか、櫻子と過ごした時間の長さは武器にならないとか……いろいろと私の弱点を知らされましたわ」
櫻子「ところでこの映画公開されるの?」
ちなつ「たぶん……されない」
向日葵「じゃあなんのための撮影だったんですの!?」
(20作目)
12/5 : 撫子「櫻子の授業参観か……」
向日葵「これは撫子さんが、私たちの授業参観に来てくれた時のお話ですわね」
櫻子「大変だったんだよこれー! いきなりねーちゃん学校に来ちゃうしさ、クラスの皆にきゃーきゃー言われて恥ずかしいしさ、授業中にちょっかい出して来るしさー!」
美穂「撫子も意外とイタズラ好きの気があるものね」
藍「楽しくなっちゃったの?」
撫子「うん」
櫻子「うんじゃねぇー!」
楓「楓もおねえちゃんのじゅぎょう、見てみたいの!」
花子「花子も櫻子の授業姿見てみたいし」
向日葵「今度ある時は皆さんにもお知らせしますわね」
櫻子「やめろーー!///」
(21作目)
12/6 : あかね「未確認新種SCP……あかり!」
ちなつ「説明: SCP-あかりは日系の女性です。記録によるとSCP-あかりは富山県で生まれ、現在は13歳です。彼女はいかなる物理的異常の傾向も見せず、あらゆる点において標準的かつ健康な人間であると観察されます。現在はあかね博士、ちなつ博士により、サイト “赤座家” に収容されています」
櫻子「は……?」ぽかん
未来「な、何今の呪文みたいなの……?」
ちなつ「これはSCPの機密文書風なあかりちゃんの説明よ。私とあかねさんで、あかりちゃんをSCPとしてまとめる! ってお話なの」
撫子「私も少し調べてみたけど……なかなか面白くてね、SCP。でも怖いのも多いから見るときは注意してね」
こころ「ちなつ博士、SCP-あかりのアウトブレイクの危険性は現在のところ確認されていないの?」
めぐみ「こころちゃんこの話わかるの!?///」
(22作目)
12/8 : 撫子「意外と忙しい大室撫子の日常」
撫子「これは本当にタイトル通りだね。私の日常の話。藍と将来について話し合ったり、めぐみと遊んだり、櫻子や花子と買い物に行った先で美穂やちなつちゃんに出くわしたりっていう」
美穂「撫子がめぐみにパンツをびしょびしょにされたり、ノーパンノーブラで外を歩き回ったり、エレベーターに閉じ込められちゃった中で二人きりなのをいいことにちなつちゃんにキスを迫ったりしたのよね♪」
撫子「してないよ!!! ……まあノーパンノーブラで家まで帰ったのは本当だけどさ……」
藍「ねえめぐみ、今度プール使えるときはちゃんと私たちも誘ってよね?」
めぐみ「わ、わかったよ……///」
ちなつ「櫻子ちゃんのお姉さんがね、暗闇の中、私を抱きしめて『私がそばについてるから大丈夫だよ……』って言ってくれたの! きゃーー!///」ぱたぱた
櫻子「まったくねーちゃんは、ちなつちゃんにまで手を出して……」はぁ
撫子「出してないってば!!!」
(23作目)
12/9 : 楓「おねえちゃんスイッチなの!」
楓「楓がつくった、 “おねえちゃんスイッチ” のお話なの!」
櫻子「ピタゴラスイッチに出てくるおとうさんスイッチのお姉ちゃんバージョンを楓が作ったんだけど……これをおねえちゃんに対して使うと、身体が勝手に恥ずかしいことをしたり勝手に恥ずかしいことを言っちゃったり……///」
撫子「災難だったよね、これは……」
花子「まあでも面白かったからいいし」
未来「私も使ってみたいなー!」
こころ「未来、お姉ちゃんいたっけ?」
美穂「おねえちゃんスイッチ、 “に” !」
撫子「にゃでしーモード……って言わすなー!!///」
(24作目)
12/11 櫻子「あかりちゃんが、泣いてた」
向日葵「櫻子のことが好きで好きで仕方ない赤座さん。でもその想いが知れ渡ってしまったら、私と櫻子と赤座さんはもう今までのように一緒にいることができなくなってしまう……」
櫻子「自分の心を必死に閉じ込めて押し殺そうとするけど、抑えようとすればするほど、涙になって溢れてしまう……」
あかり「そうして泣いているところを櫻子ちゃんに見つかっちゃう所から、このお話は始まるの」
ちなつ「向日葵ちゃんとあかりちゃんが喧嘩するシーンは、きっと涙無しには見られないわ……」
撫子「なんかすごい……大人みたいな恋愛模様だね」
めぐみ「私なんかよりもよっぽとドラマチックなんだけど……」
美穂「最近の中学生はすごいわね」
こころ「花子様も未来もみさきちも、私を取り合って喧嘩しないでね……?」
未来「ええっ!?///」
(25作目)
12/24 櫻子「聖夜に振り返る」撫子「私たちの思い出」
美穂「……はい! というわけで、今年一年はこんな感じでしたー!」
藍「計25本、総計約35万字。お疲れ様ね♪」
みさき「も、物凄い色んなことがあったのね……」
こころ「来年はみさきちの恋愛模様がいっぱい見れるかもねー」
花子「えっ、みさきち好きな人いるの?」
みさき「そっ、そんなこと花子に教えるわけないでしょ!?///」
櫻子「たくさん泣いたり笑ったりしたんだねー」
向日葵「一昨年よりも内容の濃い一年だった気がしますわ」
めぐみ「一昨年? 去年じゃなくて?」
美穂「去年はポケモンとモンハンのせいでゆるゆりをひとつも書いてないのよ」
めぐみ「誰が!?///」
撫子「今年は私も……いっぱい思い出があるなあ」
藍「そうね。来年もいっぱい思い出作りましょうね♪」
楓「楓はおととしもいっぱいおもいであるけど、来年はもっともっと皆とあそびたいの!」
未来「たくさん遊ぼうね~」
ちなつ「結衣先輩たちともたくさん遊びたいね~」
あかり「あっ、さっき写真付きでメール来てたよ。二年生は二年生で、みんなで集まってパーティしてるみたい。ほら~」
櫻子「わーケーキおいしそ~!」
未来「あっ、そういえばめぐみおねえちゃんのガメてきたケーキは!?」
めぐみ「だからガメてないってば! ……よし、そろそろ準備しよっか?」
藍「あ、手伝うわよ」
~
めぐみ「ケーキ到着~♪」
みさき「おっ、おいしそう……!///」
花子「すごいし!」
櫻子「やばい、これはケーキ戦争が起きる……!」
向日葵「いや、ちゃんと仲良く分けますから戦争は起こさないでくださいな」
藍「紅茶もはいったわよ~」
あかり「クリスマスだねぇ」
撫子「あれ? 美穂がどこにもいない」
こころ「ちょっと前からいなくなっちゃったよー」
櫻子「トイレかな?」
美穂「はいはーーい! 美穂ちゃんはここでーーす♪」じゃーん
ちなつ「あーっ! サンタの格好になってるー!」
めぐみ「サンタコスだー!」
こころ「ドンタコス?」
めぐみ「それはお菓子でしょ! タコスの!///」
撫子「へー、それ隠してたの?」
美穂「うふっ♪ 然るべき時が来るまで秘密にしてました~。これから皆にはケーキを食べながらあることをやってもらうわ!」
未来「なになにー?」
美穂「今から小さな紙とペンをそれぞれに渡します。皆にはそれに、自分の名前と “来年の願い事” を書いてもらうわ! 書けたらこの美穂ちゃん特製くつしたに入れていってね~」
あかり「願い事……?」
櫻子「それを書いたらどうなるの?」
美穂「あのね、ミホタクロースには残念ながら、みんなの欲しいプレゼントを用意するだけの力も財力も無いの……でも、皆の願いを叶えるためのラブパワーならいくらでも持ってるわ!」
美穂「だから皆に “願い事” を書いてもらうの。私がそれを本物のサンタさんに伝えるわ。そうしたら、サンタさんがプレゼントとして、皆の願いを叶えてくれると思うの♪」
めぐみ「えーどういうこと? そんなの叶うかどうか…………むぐ!?」がばっ
撫子(空気読んでよ!!///)
藍(素敵なイベントでしょう!?///)
めぐみ(ご、ごめん~!!)
楓「どんなのがいいか迷うの……」
あかり「来年の願い事かあ……んー」
美穂「あっ、ケーキ食べながらでいいのよ? 楽しく考えましょ~」
~
みさき「…………」
みさき(みさきは今日初めて皆と会って……でも今日だけでこんなにたくさんの人と友達になれた)
みさき(来年も……今みたいに皆と一緒にいたいな)
花子「みさきち何て書いたし?」
みさき「あっ、ちょっと! 見ちゃダメなんだから!」
花子「どんなの書いたか気になるし」
みさき「こういうのは他の人に見せちゃいけないと思うけど!」
未来「私は見せてもいいよー! はい!」ぴらっ
花子「えーと……今日みたいに皆で集まって遊びたい、だって」
みさき(えー! 未来と一緒!///)
こころ「たしかに遊びたいねー」
楓「花子おねえちゃんはなんて書いたの?」
花子「花子は…… “撫子おねえちゃんみたいにもっと友達を喜ばせられる人になりたい” だし」
向日葵「あら、それなら花子ちゃんはもうできてると思いますわよ?」
花子「そんな……撫子おねえちゃんには敵わないし」
美穂「これはつまり、ゆくゆくはモテモテになるということよ! さすが花子ちゃん撫子の血を受け継いでいるわ」
めぐみ「修羅の道になるやもしれないわよ……うう」
藍「どうしたのめぐみ……?」
櫻子「んー迷うなーこれ……」
櫻子(私は今年も本当にたくさん思い出があった……)
櫻子(いっぱい笑って、いっぱい泣いて、いっぱい人を好きになって……)
櫻子(来年はもっと、かっこいい恋愛劇とかしてみたいかな?)
櫻子(まあでも、楽しいことがいっぱい起こってくれればそれでいいのかな)かきかき
向日葵「なんて書きました?」
櫻子「ん? 楽しいことがいっぱい起こってくれるように、って」
向日葵「ふふ、おんなじですわ」
あかり(あかりは今年最後にいっぱい泣いちゃった……来年はみんなともっと笑い合いたいなあ)
ちなつ(私は今年結構遊べたのよね……来年こそは、皆が私を奪い合うような、感動の恋物語をやってみたいかも……♪)
楓(楓は、おねえちゃんたちにお礼がしたいの。こんなに楽しくしてくれて、いつもありがとうって……)
楓(楓もおねえちゃんたちをびっくりさせるような面白いことがしたいの!)かきかき
撫子「ミホタクロースは書かないの?」
美穂「もちろん書いたわよ? もうくつしたに入れちゃったわ」
藍「こういうときの美穂の考えって結構気になるのよね」
撫子「そうそう。普段あんまり何考えてるかわかんないから」
美穂「それ失礼じゃない!?///」
めぐみ「…………」むむむ
撫子(めっちゃ悩んでるな……めぐみ)
めぐみ「よし! もうこれにした!///」ばばっ
藍「なんだかんだでめぐみが一番この企画楽しんでるわね」くすくす
めぐみ「はい、しっかり届けてね、ミホタクロース!」
美穂「…………」ぺらっ
めぐみ「ちょっとー!? なに普通に見てるの!?///」がーん
美穂「ふ~~~~ん?? へ~~~」ニヤニヤ
めぐみ「なんで見ちゃうのーもーー!!」
撫子「美穂、なんて書いてあったの?」
めぐみ「聞いちゃダメでしょ!! 美穂言わないでね!///」
美穂「流石に言わないでおくわ♪ めぐみが恥ずか死しちゃうものね」
藍(なんとなく想像はつくけど……)
めぐみ「藍は? 藍は何書いたの?」
藍「私は別に見せてもいいわよ?」
撫子「 “みんなとずっと一緒” ……だってさ」
めぐみ「もー……藍いっつもそんなんじゃーんつまんないよぉ」
美穂「あのねめぐみ、藍は本当に欲しいものは自分の力だけで手に入れたいタイプなのよ。めぐみみたいにサンタに頼らないのよ」
めぐみ「あなたが始めた企画ですよね!?///」
撫子「藍がそれ書いてくれたなら、私は他の書けるね」
藍「あら、何書くか決まってるの?」
美穂「なになにー?」
めぐみ「気になるー!」
撫子「だーめ、誰にも言わない」ぱちん
めぐみ「あー! ホチキスで留めちゃった!」
美穂「完全ガードね……でもこれ私後でサンタさんに届ける時開けちゃうかもよ?」
撫子「別にその時はその時でいいよ。その代わり誰にも言わないでね」
藍「撫子が書きそうなことってなんだろう……全然想像つかないわ」
美穂「みんな入れたかなー?」
楓「はーい!」
未来「いれたー!」
美穂「はい、じゃあこれは責任を持って、このミホタクロースがサンタさんに届けるわね♪ みんな、来年も楽しくいきましょー!」
こころ「おー」ぱちぱち
撫子「さてと……そろそろいい時間かな」
めぐみ「チビちゃんたちを家に送りますか!」
未来「えー、もうここに泊まっていきたいよー」
藍「でもそうしたら、未来ちゃんのお家に来るサンタさんが “ここには子供いないのかな?” って思っちゃって、プレゼント届けてくれないかもよ?」
未来「そ、それはやだ!///」ばっ
こころ「未来ちゃんは私がせきにんをもって、お家まで送ってってあげるねー」
めぐみ「じゃあ私は、そんなこころちゃんを送っていこうかな」
藍「私もめぐみと一緒にみんなを送るわ。美穂はこの家で片付けとか手伝ってあげて?」
撫子「ほんとに? 助かるよ美穂」
美穂「そうね、私がこの格好でみんなと外歩いてたら、トナカイの群れを引き連れるリアルサンタに間違われちゃうものね」
めぐみ「トナカイって私たちのこと!?」
花子「じゃあねみさきち、気をつけて」
みさき「う、うん」
みさき「…………あ、あの、今日はありがとう……」
花子「!」
みさき「誘ってもらえて、すごいよかったわ……また何かあったら、誘ってほしいけど……///」
花子「……うん。絶対誘うし」
櫻子「ばいばいあかりちゃん、ちなつちゃん!」
あかり「ばいば~い」
ちなつ「冬休みの間にもまた皆で遊べるといいね!」
未来「ばいばい櫻子おねえちゃん!」
こころ「じゃあねー」
櫻子「未来たちもまた来てねー!」ぶんぶん
向日葵「櫻子、私も行きますわね」
櫻子「あ、そうなの? わかったー」
楓「みんな、おやすみなの♪」
~
櫻子「あー楽しかったー♪」
花子「すっかりおなかいっぱいだし……」
撫子「櫻子たちも少し片付け手伝って?」
櫻子「あいあーい」
花子「みんなが一気に帰ると……こんなに静かになっちゃうんだ……」
櫻子「不思議な感じだよねぇ」
撫子「でもまだ一人帰ってないよ?」
櫻子「あっ、美穂ねーちゃんがいるんだ!」
花子「確かに片付け手伝うって言ってたけど……どこ行っちゃったんだし?」
美穂「あ、ごめんなさい。サンタの衣装脱いできたの」ガチャ
撫子「ごめんね美穂。今回は結構世話になっちゃったね」
櫻子「でもすごい楽しかったよ!」
美穂「喜んでもらえたならよかったわ♪…………時に撫子」ずいっ
撫子「な、なに……?」
美穂「今着替えてた時に、撫子の願い事をちょっと見ちゃったんだけど……やっぱりさすが撫子よね」
櫻子「な、なんて書いてあったの!?」
花子「気になるしー!///」
美穂「うふっ♪ 約束だからそれは教えられないわ。でも……」
撫子「?」
美穂「優しい優しい撫子には、ミホタクロースから少し早めのクリスマスプレゼントをあげるわ!」
ちゅっ
撫子「!?///」びくっ
櫻子「わーーーーーー!!///」
花子「に゛ゃーーーーーー!!///」
美穂「撫子のそういうところ、私やっぱり大好きよ!」にこっ
櫻子「ねっ、ねねねねねーちゃん何書いたんだよー! まさか美穂ねーちゃんとキスしたいとか書いたの!?」
撫子「書いてないよ!!///」
花子「こらーー! 皿洗いで両手塞がってるところを狙うなんてずるいしー!」
美穂「まあまあ、私これから冬休みでしばらく撫子とも会えないんだもの、これくらい許して?」
撫子「ま、まったく……///」
美穂「他の人たちのお願いもしっかりサンタさんに伝えなきゃいけないわね。撫子とイチャイチャしたいっていう花子ちゃんと櫻子ちゃんの願いも、ちゃんと伝えておくわね」
撫子「えっ」
櫻子「そんなこと書いてないけど!?」
美穂「じゃーねーみんな! 私もそろそろ帰るわね。メリークリスマース! 良いお年を~♪」たたたっ
撫子「え、帰るの!?」
花子「皿洗いはーー!?///」
櫻子「…………ほんとに行っちゃったね」
花子「む、むちゃくちゃな人だし……!」
撫子「美穂はずっとあんな感じだけどね……」
櫻子「ねえ、ねーちゃん願い事なんて書いたの?」
花子「誰にも言わないから教えて欲しいし!」
撫子「別にそんな変なこと書いてないんだけどさ……」
撫子「 “みんなの願いが、ちゃんとサンタに届きますように” って」
櫻子「…………」
花子「…………」
撫子「お、おかしくないよね?」
花子「確かにおかしくはないし、撫子お姉ちゃんらしいけど……」
櫻子「こりゃ、美穂ねーちゃんが惚れるのも無理ないか……」やれやれ
撫子「なにそれ」
櫻子「またいつか、皆を呼んでパーティーしたいね」
花子「次集まるとしたら……お正月?」
撫子「正月はみんな家のこととかで忙しいと思うよ。次の大きな時期イベントはバレンタインかなあ」
櫻子「バレンタインも別に皆で集まるってわけじゃないけど……」
撫子「……まあ、またいつでも集まれるよ。きっと」
櫻子「んー、そうだね」
花子「とりあえず今年はお疲れ様だし」
櫻子「おう、お疲れぃ!」
撫子「来年も頑張らなきゃね。いっぱい思い出作ろうか」
花子「今夜はサンタさんちゃんと来てくれるかな……?」
櫻子「来るでしょー!」
撫子「来てくれると思うよ」くすくす
花子「楽しみだし……♪」
~fin~
ありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。
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