ほむら「さ･･･・・・あっ･･････う、美しいさやか･･････ちゃん」

さやか「ぷはぁ～～～」

まどか「さやかちゃんが生き返った！」

さやか「転校生！いきなり私を殺そうとするとはいいどきょうじゃない！慰謝料を請求するわ！」

ほむら「なんなのよ・・・一体・・・」

ほむら「（ていうか、今、さやかちゃんってまどかが言ったのにこいつ生きてる･･････グルのかつあげ？）」

まどか「ほむらちゃん！ほむらちゃん！」

ほむら「（いや、まどかに限ってそんなことは･･･）」

まどか「ほむらちゃんはどうしてそんなに美しいの！？」

ほむら「か、かなめさん。そうだ！二人っきりで話しましょう！とっておきの秘訣があるの」

さやか「慰謝料をよこしなさい！転校生！２５００円ほしいけど無かったら１０００円でいいわ！」

ほむら「（もう無視しましょう）」

さやか「」

まどか「あれ？さやかちゃんが息してない」

ほむら「行きましょう。まどか」

まどか「あ、うん」

人気の無い廊下

まどか「ほむらちゃん！美しさの秘訣って何！はやく教えて！」

ほむら「（そういえば、まどかが初対面で私のことを名前で呼んでいる）」

まどか「ねーほむらちゃーん」

ほむら「（嬉しくて私もまどかのことをまどかって呼んでしまったわ）」

ほむら「まどか、あなたは今のままで十分かわいいわ。だから今のあなたから変わろうなんて・・・しないことね」

まどか「えっ」

ほむら「あなたはあなたのままでいいのよ」

まどか「でも・・・私ってなにやっても駄目で・・・」

ほむら「分かったわ、どうしても美しくなりたいのなら」

まどか「教えてくれるの！？」

ほむら「ええ、このアジーンのシャンプーを使うといいわ」

まどか「あ、これCMで見たやつだ！ほむらちゃんもこれを使っているの？」

ほむら「ええ」

まどか「このシャンプーの成分が美しさの秘訣なのね？」

ほむら「まぁ他にもこの、バルフ社のニーソックスとかシファルスの香水とかもあるわ」

まどか「すごーい。全部大手のばっかだー。メモメモ」

ほむら「他にもエステや美容体操も効果的よ」

中沢「（くそお･･････美少女転校生を追ってきたがガールズトークについていけねえ）」

恭介「ぐぁ･･････腕が･･･動けぇ･･････」

中沢「くそぉ！恭介の腕が動かないんじゃナンパができねえ！」

ほむら「まぁみんなが美しいと思う美男美女のイメージは全部大手の会社がTVで流す映像がメインだからそれに合わせればいいのよ」

まどか「なるほどぉ」

ほむら「（これでまどかの興味を魔法少女と引き離せたらいいけど）」

中沢「恭介！なんとか足で！足でバイオリンを弾けないのか！？」

恭介「駄目だ。できることはできるが・・・かっこわるい」

中沢「くそおぉ」

ほむら「（うるさいわね）」

さやか「恭介！なんでこんな所に！」

恭介「なっ！さやか！」

仁美「密かに後をつけてきたんですの！」

さやか「なっ！ひとみ、あんたいつの間に！」

さやか「恭介！あんた、バイオリン弾けるんだったら病院に引きこもってないで早く弾きなさいよ！」

恭介「だめだ。足でバイオリンが弾けることがばれたら。僕に怪我させた連中からとれる慰謝料が少なくなってしまう」

中沢「そうだ！」

ひとみ「中沢さんはちょっと黙っててくださる」

中沢「はい」

中沢「」

まどか「あっ中沢君が･･･心臓が止まってる」

ほむら「行きましょうまどか。私の家でいろいろ美容グッズをあげるわ」

まどか「あ、うん」

さやか「あ！転校生ちょっと待ちなさいよ。そういやあんたも慰謝料１０万払いなさい」

ほむら「･･････」

さやか「無視すんじゃないわよ！」

まどか「さやかちゃん！」

ほむら「さやか・・・」

さやか「何よ！」

まどか「さやかちゃん･･･」

ほむら「なにか文句あるかしら。美しくないさやかさん」

さやか「あっ」

さやか「（やばい･･････意識失うの忘れてた）」

ギャーギャー

上条「うーん、美少女転校生は行ってしまったか。まぁ口うるさい、さやかもいなくなったからいいけど」

仁美「私もいましてよ。上条君」

上条「おっと、これは美しいお嬢さんだ。僕のバイオリンでもどうです？使うのは足ですが」

仁美「私、足フェチですの」

上条「それはいい。さやかも、もうちょっとこう静かにしてれば可愛いのに」

まどかの家

詢子「まどかの帰りが遅いな」

タツヤ「まろか！まろか！」

知久「そうだね。まどか遅いね」

詢子「まどかは髪の色やら服飾が明るいから交通事故にはなりにくいとは思うけど」

タツヤ「とまおーうまいっ！」

知久「そうだね。おいしいね」

詢子「･･････」ムシャムシャ

詢子「･･････普通にうまい」ムシャムシャ

一方、ほむらの家

まどか「うわーすっごいシンプル！すっごいシンプルで前衛的な部屋だね。ほむらちゃん！」

ほむら「ええ」

さやか「でも以外に金かかってそうじゃんこの部屋。ほむらは一人暮らしなの？」

ほむら「まどか、これ美容効果のあるお茶よ」

まどか「わーありがとう。ほむらちゃん」

ほむら「お安いご用よ」

さやか「無視すんなよ！ていうか私にはでないのかよ！」

ほむら「あなた何しに来たのよ！」

さやか「示談よ！！」

ほむら「示談ってなによ？」

さやか「･･････（やばい･･････示談って何だっけ？たしか慰謝料に関係があったような）」

ほむら「･･････」じー

さやか「うっ･･････（なんとなくは分かっているけど、いざとなると説明できないぃ）」

まどか「さやかちゃん、もう帰った方がいいんじゃない？」

さやか「ぅうっ」


さやか「お、覚えてろー！」

ほむら「（やっと行った）」

まどか「やっと行ったね」

ぴーんぽーん

まどか「ん？誰だろう？またさやかちゃん？」

ほむら「もう無視しましょう」

ぴーんぽーんぴーんぽーんぴーんぽーん

ほむら「うるさいわね」

まどか「あっ、お茶冷えちゃう。飲もっと」ズズー

ぴーんぽーんぴーんぽーんぴーんぽーんぴーんぽーん

ほむら「うるさいわねぇ！今行くわよ」

まどか「えー何このお茶ー。美味しくはないけどいままで飲んだことない味だー」

ほむら「ふんっ」バン！

？？？「ぐぅえあ」

ほむら「なにか声がしたけど誰もいないわね。まさか。美樹さやか、この期に及んでピンポンダッシュ？」

QB「ひどいじゃないか。がんばってインターホンを鳴らしていたのにいきなりドアで押しつぶすなんて」

ほむら「インキュベーター！！」

QB「おや、僕を知ってるのかい？どうやら君も魔法少女のようだね」

まどか「ほむらちゃーん。誰だったの－？」

ほむら「まどか！きちゃだめ！」

まどか「なんでー？」スタスタ

QB「やぁ、まどか。こうやって会うのは初めてだね」

まどか「わーなにこれ可愛いー。しかもしゃべるー。なにこれほむらちゃん？」

QB「きゅっぷい」

ほむら「ああああぁ、まどかぁ」

まどか「んー？ねこちゃん何処から来たのかなー？っていうかどっかで見たことあるような－」

QB「僕はキュウベエ。まどか。実は君にお願いがあってきたんだ！」

まどか「お願い？」

QB「うん。実はね」

ほむら「聞いちゃ駄目！！まどか！！」

まどか「え？」

ほむら「これは夢なのよ。ごめんなさい。実はさっきのお茶の成分に幻覚作用が入っていたの」

まどか「えぇえ！？」

QB「何を言っているんだい。僕は実在すｒ」グシャ

QB「」

ほむら「あなたは黙ってなさい」

まどか「あー！猫さんが死んじゃったぁ。ほむらちゃん酷いよ」

QB「酷いじゃないか」

まどか「再生した！」ｶﾞﾋﾞｰﾝ!!

ほむら「ね？こんなの夢じゃないとありえないでしょ？」

まどか「た、確かに･･････まえにもこの子･･･きゅうべえが夢に出てきたし」

QB「まったく･･････もったいないことするなぁ」ﾑｼｬﾑｼｬ

まどか「うっ（なんか食べてる）」

まどか「でもなんでお茶に幻覚作用なんか入ってるの？」

ほむら「･･････それはね」

ほむら「実はこれドラッグなのよ」

まどか「ええええええ！？」

ほむら「一度見た夢をもう一度見られたり」

まどか「すごーい！」

ほむら「さらに夢を見ていながらそれが夢だと自覚することができるわ」

QB「まったく、訳が分からない話はさっさと終わらせてほしいね」ムシャムシャ

まどか「（というかこの子、よく見たら顔はそんなにかわいくないな･･････あっやっぱだめだ。直視すると）」

ほむら「でも一つだけ副作用があるわ」

まどか「えっなんなのそれ！」

ほむら「美しく･･･なりすぎてしまうのよ（言ってしまった）」

まどか「えー」

まどか「でも、ほむらちゃんみたいになれるなら」

ほむら「まぁ特に害は無いから大丈夫よ」

QB「話は終わったかい？」

ほむら「ええ、ついでにこの夢も終わりよ」ｽﾁｬ

QB「やれやれ、初対面だってのにいきなり銃を向けるなんてどんな事情があるにせよ。とんだイレギュラーだな君は」

まどか「ほむらちゃん。またやっちゃうの？私もう見てられない」

ほむら「私の部屋に戻っていてまどか。こいつを倒せばそこで夢から覚めるわ」

QB「邪魔をしないでほしいなぁ。僕はただ、まどかと契約を」

ほむら「言わせないわ」ｷﾞﾘｯ

？？？『キュウべえー。キュウべえ何処なの－？』

ほむら「この声は･･････」

QB『マミ！こっちだ!早く来て！』

マミ『どうしたの？キュウべえ、何かあったの？』

ほむら「（面倒なことになってきたわね。まさか巴マミまで）」



まどか「わーすごーい。この服かわいいー。へーほむらちゃんこんなの着るんだねー。ティヒヒ」

QB『新手の魔法少女に襲われてるんだ』

マミ『魔法少女に！？わかったすぐ行くわ！』

ほむら「（巴マミが近くにいるとしても私の家までは知らないはず）」

ほむら「（QBのガイドがあっても、まどかを連れ出す時間くらいはあるかもしれないわね）」


ほむら「まどか！」

まどか「なにー？ほむらちゃん、あ、そうだ！この服着て見せてよーウェヒヒ」

ほむら「うっ（笑ったまどか。可愛い///天使だわ）」

ほむら「っと、そうじゃなくて！もうこんな時間よ。まどか。送るから帰りましょう！」

まどか「え？」

ほむら「もう２１時過ぎよ」

まどか「･･････」

ほむら「夢じゃないわよ」

まどか「ええええええええええええええ！！！？」

まどか「い、急いで帰らなきゃ！」ドタバタ

ほむら「ええ、急ぎましょうまどか」

QB「そうだね。急がないと（契約を）」ドタバタ

ほむら「あんたは巴マミの所に帰りなさい」グシャ

QB「いたたたたた」

まどか「ごめん！ほむらちゃん！私帰るね！また明日！」ｯﾀｯﾀｯﾀｯ

ほむら「ええ、また明日」

QB「マミー助けてくれー」

ほむら「心配しなくても巴マミが来たら離してあげるわよ」グニグニ

QB「いてて、足をどけてくれよ。暁美ほむら。小動物を虐待すると酷い目に遭うよ」

ほむら「もう十分あってるわよ」ボソッ

QB「うん？」

マミ『キュウベエ－！どこにいるのー？』

QB『　！　ここだよマミ－！』

ほむら「（巴マミが到着した。まどかはちゃんと帰れたようね」