ゴルゴ13「武器商人?・・・」(88)
???「こんなところまで来ていただきご苦労です。mr.デューク東郷。」
ゴルゴ「用件を聞こうか・・・」
???「はい。実は・・・」
数日後・・・
とある射撃場・・
ココ「みんな集まってくれ。今日から新しく入る護衛人、デューク東郷だ。みんな仲良くするように。」
ココ「さあ、東郷からも何か言ってくれ。」
ゴルゴ「よろしく頼む・・・」
レーム「鋭い目つきに良いガタイしてるね~。特殊部隊上がりかなんかか?」
ゴルゴ「以前はsasにいた・・・」
ルツ「げえ!sasかよ・・またこんな奴が入ってきたよ。警察出身な俺はボッチじゃねえか・・」
ワイリ「せいぜいケツ撃たれないように気を付けろよルツ。よろしくな東郷」
バルメ「よろしくお願いします。東郷」
トージョ「東郷は日系人か?だとしたら俺と近いなハハハ!まあよろしくな」
アール「よろしく頼むぜ。東郷」手を差し伸べ握手をしようとするアール
ゴルゴ「俺に握手という習慣はない・・・」
アール「?、どうしてだ?」
ゴルゴ「利き腕を預けるほど俺は自信家じゃない・・」
アール「なるほど。」(あ~こりゃ接しずれえな~・・)
ヨナ「・・・」
ルツ「うん?どうしたヨナ坊。そんな睨むような目つきをして」
ヨナ「なんでもない」
ルツ「どうしたんだ?あいつ」
レーム「・・・・・」
ヨナ「ねえ、ココ」
ココ「どうした?ヨナ」
ヨナ「あの東郷ってひと、信用できるの?」
ココ「まあ、見た感じ怪しい奴って感じに見えるけど、人は見かけによらないからねえ」
ココ「ま、仲良くするんだぞ。ヨナ」
ヨナ「・・・」
レーム「東郷のことがきになるのか?」
ヨナ「うん」
レーム「俺もだ。あの男から何かが匂う。」
レーム「俺たち想像を絶する何かが・・」
アメリカ合衆国 ペンタゴン
cia局員「今回、皆さんに集まってもらったのはほかでもない、ココ・ヘクマティアルに関しての情報です。」
cia局員「実は、ココ・ヘクマティアルの護衛にあのゴルゴ13が加わったとの情報が入りました」
cia上層部「なに!あのゴルゴ13が!・・」
cia上層部「しかし、彼はボディガードを引き受けないんじゃ・・」
cia局員「今分かっている情報はこれだけです。しかし、あのgがまさか・・」
ジョージ・ブラック「・・・・・」
cia上層部「これは、早めに手を撃っておくべきではないだろうか?」
cia上層部「こうなってしまえばいっそgもろともココ・ヘクマティアルを潰してしまうしかないと思うが・・」
cia上層部「しかし、ゴルゴは我々アメリカにとっても重要な人物だ。易々と始末をして良いものか・・」
フラナガン「・・・・・」
cia上層部「それにもし彼の始末が失敗すれば彼の矛先は我々に向けられる。そうなればどうしようもない・・」
フラナガン「ブラック課長はどう思いますかな?・・」
ブラック「そうですな・・まあ彼は確かにアメリカにとって重要な人物でしょう。ですが、いずれは対処を考えなければならない男でもあると私は考えています」
cia上層部「それは、gを殺害してもよい・・ということですか?ブラック課長」
ブラック「いえ、そんなことは言っていませんが、ただ私にとってはgには何ら興味がない」
ブラック「逆にgに興味を持つこと自体間違っているのではありませんか?」
cia上層部「なんだと!?」
ブラック「第一、gのことを探ろうとした者はことごとく死んでいるらしいではありませんか」
ブラック「こんなことがある以上、私はgに手を出すようなことはするつもりはない」
cia上層部「確かにそれはそうだが・・」
cia部長「ciaも地に落ちたもんですな。確かに相手は化け物とも呼ばれる相手でしょうが、我々アメリカはいかなる時も常に戦ってきた。」
cia部長「第二次大戦時も、冷戦時もこのアメリカの強さを席に知らしめて来たのだ。その我々がたかが一人の殺し屋に恐れをなしているとは何とも遺憾なことだ」
cia部長「皆さんがなさらないのなら、私がgを始末して見せよう・・この手で!」
cia部長「私にはg、そしてココ・ヘクマティアルを始末できるという絶対の自信がある」
フラナガン「本気でそれを言っておられるのですか?」
cia部長「私は命を懸けてでも始末してみせよう。こんなところで話しても何の意味もなさそうですし私は退席させていただく。」
cia部長「特にフラナガン部長、あなたは。あなたは確か何度かgに仕事を依頼したそうですな・・・そんなことをしているからあなたのような人間がいくつも出てくる」
フラナガン「・・・・・あなたは本気でgを仕留められるとでも?・・」
cia部長「さっきも言った通り、私には絶対の自信がある。」
cia部長「まあせいぜい指をくわえてみているんですな・・あのgの死にざまを・・」
cia部長「ではあたしはこれで。ああそれと、私のこの考えに賛同してくれる方、もしくは協力してくれる方はあとで私のところに連絡を・・」
cia部長「では・・」
会議室を後にしていくcia部長
フラナガン「・・・・」
ブラック「・・・・」
射撃場・・・
レーム「よーし、射撃訓練をはじめるぞ。射撃開始。」
皆が一斉に射的に向けて撃っていく
ババババババババガガガガガガガ
ドガガガガガドドドドドドドズキュドドドドド
パンッパンッパパパパパパ
ズキューン、ガウゥーン
レーム「・・・・・」(皆大体いいようだな・・)
レーム「ん?・・」
ズキューンズキューン
レームは東郷の射撃に目を疑った
レーム「な!・・」
東郷の撃った弾のほぼすべてが頭を正確に打ち抜いていたからである
ズキューン、ガウゥーン・・・チャ
全員の射撃が終わり、全員が東郷の的を見た。
ルツ「おいおい、まじかよ・・・」
ワイリ「なんてことだ・・すごすぎる・・」
アール「ほとんどが正確無比に頭を打ち抜いてやがる・・こいつは驚いたな・・」
トージョ「いくら止まってるからといえどもこれは・・・」
バルメ「さすがは元sas・・しかしこれほどまでの射撃はできるものなのか・・」
ヨナ「す・・すごい・・」
レーム「いやあ~こりゃ驚いた・・・」
レーム「使用した武器はm16a2か・・・」
レーム「sasにいたときは何をしてた?」
ゴルゴ「主にスナイパーをやっていた・・・」
レーム(やはりか・・・)
レーム「よし、なら拳銃での射撃訓練だ。東郷お前がやってみろ。」
ゴルゴ「・・・・・」
チャ、 ズキュズキューン
レーム「!?」
ルツ「おえ!?」
ワイリ「なんだ今のは!」
アール「すげえ・・」
バルメ「なんという早さ・・」
ヨナ「早い・・・」
トージョ「人間の速さか?・・」
レーム(早い・・さしずめ住を抜いて構えるまで、約0.17秒ってところか、そして人一人を始末するのに約0.04秒・・とんでもない野郎だ)
ヨナ「・・・・」
ココ「みんなそろそろ出かける。準備してくれ。」
一同「ハイよ。お嬢」
ココ「東郷にとっては初めての出かけだな。」
ゴルゴ「・・・・」
ココ「まああと数日したら馴染んでくると思う
ココ「そうだ、もう一人紹介しよう東郷。マオだ。彼とも仲良くやってくれよ。」
マオ「挨拶が遅れてすまない。よろしく」
ゴルゴ「よろしく・・」
ココ「よーしみんな準備できたな。じゃーシュッパ~つ」
ルツ「まったく、いつもノリノリなんだからお嬢は・・」
移動中のココたち・・・
ルツ「そういえば東郷、お前だけなんでm16なんだ?」
ゴルゴ「一番手馴れている銃だからだ・・」
ルツ「ふ~ん・・にしてはスコープまで付けてまさかそれで狙撃するとかじゃねえだろうな?」
ゴルゴ「・・・・」
ルツ「中距離程度の狙撃ならいいかもしれないけど、遠距離じゃ俺の使ってるやつの方が断然だぜ?」
レーム「そういうお前は油断が多いいんだよ」
ルツ「な!?・・今俺のことはいいだろうに・・ったく・・」
ワイリ「でもなんで東郷はm16なんだ?まあこれは純粋な疑問だ」
ゴルゴ「・・・・」
ワイリ「答えたくなきゃいいが」
アール「俺たちは皆同じ武器なのに、東郷だけm16とはお嬢もよく許可したな」
ゴルゴ「特別に許可をもらった・・」
バルメ「そういえば東郷、その体つき何か格闘技を習っていたとかでは?」
ゴルゴ「少しやっていた・・・」
バルメ「なら是非一度お手合せをお願いします!」
アール「近接戦闘でバルメには勝てる気がしないな」
レーム「いいのか?東郷」
ゴルゴ「いいだろう・・・」
バルメ「決まりですね!」
???「ターゲット補足」
???「撃て」
ドフォーーーー!
ヒュルルードガァン!
レーム「クソ!なんだ!?」
バルメ「爆発!?」
ヨナ「マオ今のは!?」
マオ「迫撃砲の音じゃない!」
ルツ「どうすりゃいいんだよ!
レーム「降りろ!辺りを警戒!」
ココ「みんな無事!?」
レーム「俺たちがやられてたらココもとっくにやられてるはずだ」
ワイリ「ありゃ明らかに戦車砲の音だ・・」
レーム「どこから撃ってきやがってんだ?」
ゴルゴ「・・・・・」
ヨナ「向こうからなにか来る!」
戦車大隊「ターゲットを確認これより接近し早急に排除にかかる」
ギュララララララララ
ワイリ「おいおいまじかよ・・・」
レーム「どうやったらこんなところに戦車大隊を送り込めるんだ・・」
ゴルゴ「どうやら相手は本気で俺たちを殺しにかかって来ているな・・・」
アール「ありゃエイブラムズ戦車だ・・・アメリカが俺たちを殺しに?」
レーム「いまこっちにはあんな数の戦車を破壊する武器なんて持ってねえぞ」
バルメ「どうします?」
レーム「いつまでも車の後ろに隠れてちゃ奴らにミンチにされるだけだ」
レーム「rpgは何発ある?」
マオ「6発、それとat4が一発」
ゴルゴ「俺が足止めをする・・その隙にrpgで援護してくれ・・」
レーム「どうやって足止めする気だ」
ゴルゴ「言われた通りにしてくれ!・・」
トージョ「だが相手はエイブラムズ戦車!しかも5機もいるんだぞ!」
ゴルゴ「今から合図する・・無駄なことをしゃべっている暇はない・・」
ゴルゴ「ココを安全な場所へ・・」
レーム「バルメ、ヨナ、ココを頼んだぞ。奥の森へ突っ走れ」
バルメ「スモーク!」
ピン、ヒュ・・プシューー
バルメ「ココ!急いで!」
戦車大隊「スモークだ。逃がすな撃て」
ドォン!・・ヒュゥ ドボガーン!・・ドゴーーン!
戦車大隊「すべてのクルマを車を破壊」
戦車大隊長「そのまま攻撃を仕掛けろ」
戦車大隊「しかし、目標は・・」
戦車大隊長「俺たちの任務はgとココ・ヘクマティアルを切り離すことだ。あとは残っているgと傭兵たちを始末すればいい」
戦車大隊長「ココ・ヘクマティアルは森へ逃走した。作戦は成功だ。あとは残りの連中に向けて一斉砲撃しろ」
戦車大隊「しかし、ココヘクマティアルは・・」
戦車大隊長「大丈夫だ。奴らの始末は彼らの仕事だ・・」
戦車大隊「彼ら?」
戦車大隊長「撃て!」
ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!
ドガーン!ボオン!バーン!ゴーンドドーン!
ゴルゴ「今だ!俺が出て5秒後にrpgで援護してくれ!」
レーム「よし!いけ!」
ダァーーーー!
チャ、ズキューンズキューンズキューンズキューンズキューン
レーム「撃て!」
ボー!ピフォ!ポフォー!ドフー!
ドガン!バーン!ッゴゴ!
戦車大隊長「クソ!rpgか!前進をを続けろ回り込んで排除しろ!」
戦車大隊「ダメです!車両が前進しません!」
戦車大隊長「何!?」
戦車大隊「クソ!ブレーキが効かない!やばい曲がるぞ!」
戦車大隊「ダメです!こちらも動きません!」
戦車大隊「同じく前進できません!」
戦車大隊長「一体どうなってやがる・・」
戦車大隊長車両員「隊長!この車両も動きません!」
戦車大隊長「一体奴らは何をした?・・・おい!外を見てこい!相手が狙ってるかもしれん。気を
つけろ」
車両隊員「了解」
カチャ、パアン ビシャ
車両隊員「が・・・」ドサ
戦車大隊長「狙い撃ちか!・・・」
戦車大隊長「全車両に。敵が補足できる位置にいる車両は攻撃しろ!」
戦車大隊長「補足できない車両は、外に出て車両の異常を確認しろ」
戦車大隊「了解」
ドン!ドン
戦車大隊員「今のうちだ!行くぞ」
ドガァドガァン
レーム「なかなか狙えないね~」
ルツ「相手も戦車から降りてるかも」
ワイリ「しかし、よくあんなに瞬時にキャタピラのピンを狙撃できたな東郷」
ゴルゴ「足止めに過ぎない・・・」
アール「で、そうするんだ?これから?」
ゴルゴ「狙撃銃を貸してくれ・・・」
レーム「俺のでいいか?・・」
ゴルゴ「結構だ・・」
トージョ「何する気だ?」
ゴルゴ「残りのrpgとat4で援護してくれ・・」
レーム「合図を出す・・1、2、3今だ!」
ダァーーーー!
戦車大隊「敵が出てきた!撃て!」ドガン!
戦車大隊「rpg!」
カチャ、ズキューン、ガシャ、ズキューン、ガシャ、
ヒュー・・・カン、ドガァ
戦車大隊長「!?」
レーム「これマジ?・・」
ルツ「夢でも見てんじゃねえか?」
ワイリ「なんて奴なんだ・・東郷・・」
アール「砲身に銃弾を打ち込んで洗車を破壊しただと・・」
マオ「こっちから隊長機が確認できたぞ!」
レーム「お前ら今のうちに戦車から降りてる奴を撃て!」
ドドドドドドドパンパンドンドン!
隊員「うお・・」「ぎゃ・・」「くそ・・が・・」
戦車大隊長「何が起こったんだ!?いきなり5番機が爆発したぞ!」
戦車大隊「わかりません!rpgでやられたのかも・・」
戦車大隊長「ふざけるな!そんな粗悪に作られてるものかこのエイブラムズが!」
隊員「うあわ・・」「ぐふ!」「うお!」
戦車大隊「隊員たちが狙い撃ちされています!このままでは・・」ドガアアン!
戦車大隊長「どうした!?応答しろ!おい!」
隊員「4番機!大破!」
戦車大隊「クソおお!攻撃だ!降りてるものも攻撃しろ!」
ガガガガガガ!
隊員「ぎゃああ!」「援護!援護を!・・ぐああ!」
隊員「隊長!指示を!」
ドガアア!
隊員「3番機大破!」
戦車大隊長「二番機!機銃掃射!」
隊員「応答がありません!」
レーム「機銃掃射ね。ハイよ。」
戦車大隊長「!?」
カチャ、バババババババババババババ!
戦車大隊長「ぐあ!」
隊員「クソ!上だ・・ぎゃあ」
隊員「あぐ・・」
戦車大隊長「ハアハア・・俺たちが動揺してる隙に戦車に乗り込んでくるとは・・」
隊長「どうやって・・・戦車を破壊した?」
レーム「さあな・・」カチャ、パン!
レーム「いや~お前がいなきゃこんなことはできなかったぜ東郷」
ゴルゴ「・・・・・」
ワイリ「ああ。全くだ。まさに神業だな・・」
ルツ「しかし、よく砲身なんて狙えたな。こりゃレームのおっさん以上かな」
アール「あんなの普通できないぜハハハ・・」(しかし、いったい誰が戦車大隊なんかを・・ブックマンか?)
レーム(この男、どう考えたってsas上がりなんかじゃない・・俺達でも叶う相手かどうか・・)
レーム「よし・・急いでココ達の後を追うぞ。」
トージョ「お嬢立ちが無事だといいけど・・」
ルツ「大丈夫だって。ヨナ坊とアネゴがいるんだ」
マオ「だといいんだがな・・」
森へ逃げたココ達・・・
ココ「ハアハア・・・レームたち大丈夫かな?・・」
バルメ「心配いりません。彼らなら必ず生きてます・・」
ヨナ「!?」
ヨナ「強い殺気を感じる!囲まれた!」
バルメ「敵!?一体どこに?」
???「ここだよ」
ビビビ
ヨナ「え!?」
バルメ「これは!?」
パス、ピス
ヨナ「う!」ドサ
バルメ「く!・・麻酔・・だん・・」ドサ
ココ「ヨナ!バルメ!」
???「ふふふ・・安心したまえ・・彼らはただ眠ってるだけだ・・」
ビビビ、ビビビ、ビビビ・・・・
ココ「これは!?」
ココの目の前には突如兵士が出現した。まるでワープしてきたかのように
よく見ると周りにはたくさんの兵士で囲まれていた。50はくだらない数だ。
ココ「まさか・・光学迷彩?」
ステルス部隊隊長「そうだ。素晴らしいだろ。我々はステルス迷彩と呼んでいる・・」
ステルス部隊隊長「君たちの拘束・・・それが今回の任務だ・・」
ココ「一体・・何が目的だ?」
ステルス部隊隊長「さあな・・それは俺たちが知ることじゃない・・・」
隊長「とりあえず今は眠ってもらうよ・・」ビス
ココ「こんな・・・」ドサ
ステルス部隊隊長「任務完了。これより帰還する」
通信「了解!ヘリを向かわせた。直ちに目標を収容しろ」
隊長「了解」
隊長「04と05は目標の収容を行え。それ以外のものは俺に続け」
隊員「gの排除に向かうのですか?」
隊長「それが本来の俺たちに課せられた・・生きて帰るための証明だ・・」
隊長「gを排除しない限り俺たちは帰還することは許されない・・もちろん、g以外の傭兵もだ・・」
隊員「了解」
隊長「ふふふ・・さあこい!ゴルゴ13・・見えない俺たち相手にどのように戦うか見せてもらおう・・」
ジジッジジジジ
???「ステルスチームへ・・作戦変更・・gおよび傭兵の確保を優先・・」
隊長「なに!?それは一体どういう事です?我々はg排除のために駆り出されたんじゃ・・」
???「報告はこれだけだ・・とにかくg達の確保だ・・以上・・通信終了・・」
隊長「くうう!・・・各員・・作戦変更・・目標はgおよび傭兵の確保だ・・」
隊員「隊長!あのgをせっかく倒してなお上げるチャンスなのにそれを捨てるって言うんですか?」
隊長「命令だ・・たった今作戦変更の通達が来た・・」
隊員「そんな!」
隊員「くそが!・・・了解・・作戦変更に問題はない・・」
隊長「全員位置は着け・・」(上の連中は何を考えてやがる・・)
隊員「隊長!を発見!ほかの傭兵たちも一緒です」
隊長「了解・・全員指示するまで待機しろ・・発泡は禁止する・・」
隊長「奴らを囲むぞ・・」
トージョ「嫌にうっそうとしてるな・・この森・・」
アール「気をつけろ・・なんか不気味だ・・」
マオ「お嬢たちはこんなところを通っていったのか・・」
ワイリ「あっちにはバルメとヨナが付いてる。心配ないさ」
ルツ「でもなんかいそうだな~・・寒気してきたぜ」
レーム「いや・・これは何かいるね・・」
ゴルゴ「・・・・・」
ガザ
ゴルゴ「!」
ゴルゴ「・・・・」
ゴルゴ「囲まれた・・」
レーム「マジか・・」
ルツ「でも敵が見えねえぞ・・」
ワイリ「まさか透明人間でも相手にしてるんじゃ・・」
アール「まさか。そんなわけないだろハハハ」
ルツ「だよな。ハハハ」
カチャ
ルツ「!?」
隊員「動くな・・」
ゴルゴ「ルツ・・・」
ゴルゴ「言うとおりにしろ・・」
ルツ「ヘ!?」
アール「おいルツ。歩き止まってるぞ」
ワイリ「怖がってんのか?ハハハ」
ルツ「あ、いやその・・」
アール「おいルツ。さっさと・・」
ワイリ「・・おい・・まさか・・」
レーム「東郷の言うとおりにしろ・・ルツ・・お前らもだぞ」
トージョ「・・・・」
アール「・・・・」
ワイリ「・・・・」
マオ「・・・・」
ゴルゴ「伏せろ!」
サッ
ズキューン
隊員「うぐ!」
レーム「撃て」
バババババババババババババ
隊員「ぐお・・」
隊員「ぎゃあ」
隊長「撃て!」
ビスススススススス
ワイリ「う!これは・・」
ルツ「敵が見えねえ!・・く・・あ・・」ドサ
アール「麻酔!・・・クソ・・」ドサ
レーム「ちくしょう・・二発くらった・・」
サッ
ズキューン
サッ
ズキューン
隊員「ぐお!」
隊員「あぐ・・」
隊長「ゴルゴめ・・」
隊員「gのあの素早い動き・・たまを避けてるのか?」
隊長「こうなれば仕方ない・・全員、発泡しろ!味方に当たっても構わん。」
隊員「了解」
ビスススススススススス
ゴルゴ「く・・」(くらってしまったか・・・)
レーム「くそ・・・」ドサ
ワイリ「こいつら・・光学m・・」ドサ
ゴルゴ「!・・・」ドサ
隊長「発泡中止!」
隊長「・・・・・」カチャ
隊員「隊長・・」
倒れているゴルゴに向け銃を構える隊長。
だが隊長の腕はどことなく震えていた・・
隊員「隊長!」
隊長「くっ!・・・」カチャ・・
隊長「任務は完了した・・ヘリを呼べ・・」
隊員「了解・・」
ヘリの中・・・
隊員「隊長。なぜさっきgを撃とうとしたのですか?・・」
隊長「そういえばお前たちにはまだ話してなかったな・・」
隊長「俺はgに・・ゴルゴに恨みがあった・・」
隊長「俺がまだお前たちのようにデルタフォースの隊員だった頃の話だ・・」
隊長「その日、上の連中からひとつの任務が俺達に与えられた・・」
隊長「その任務というのが・・gの抹殺だった・・」
隊長「奴は飛行機事故に遭い、上層部はこれを機にgの抹殺を考えた・・」
隊長「そして俺たちはその任務を遂行するため、現地に送られた・・」
隊長「だがその任務は俺たちデルタだけの任務じゃなかった・・」
隊長「ロシア特殊部隊スペツナズとの合同での任務だったんだ・・」
隊長「だがスペツナズとデルタフォースの力を持ってしても・・奴を始末することはできなかった・・」
隊長「それだけじゃない・・奴は何人もの仲間を殺しやがった・・」
隊長「俺はあの日以来gを倒すことばかり考えてきた・・」
隊長「今度gの始末の任務が来た時はやつを必ず殺すと・・」
隊長「だが・・上の連中はgの報復を恐れてそれ以来そのような任務は来なかった・・」
隊長「そしてようやく来たかと思えば・・これだ・・」
隊長「奴を始末しようとすれば必ず邪魔が入る・・」
隊員「上層部はgを捉えて何をする気で?」
隊長「gのdna、奴の遺伝情報で人間兵器を作る狙いだろうな・・・」
謎の部屋・・・
レーム「敵に捕まっちまったか・・・」
ルツ「冗談じゃねえよ・・変な実験とかされるのはゴメンだぜ・・」
研究員「なんて男だ・・この男・・」
研究員「ああ・・動体視力の数値は半端じゃない・・」
研究員「それよりあのサル達は始末したのか?」
研究員「まだやってないはずだ」
研究員「おいおい昨日のうちに済ましとけよ。檻から出てきたらとんでもないことになるぞ」
ガチャ、ドサ、バタン
レーム「ココ・・無事だったか・・」
アール「良かったぜお嬢!無事でなによりだ」
バルメ「やつらになにかされました!?」
ココ「いや、私は大丈夫・・みんなは?」
ルツ「元気ビンビンだぜ!」
ワイリ「そういやさっきから気になるんだが・・・あそこにいる猿はなんだ?」
レーム「ここは見たところなんかの実験してるみてえだな・・」
アール「でもあの猿なんか様子おかしいぞ・・」
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