クールとヤンを7:3くらいで合わせたら絶対可愛いと思うんだ(82)

男「……女」

女「ん、おはよう」モゾモゾ

男「あぁおはよう。……で、何でここにいる」

女「男がいるから。男といたいから」

男「鍵はどうした?」

女「前来たときに予備を拝借した」

男「そうか……さ、暑いから離れようか?」

女「……や」ギュー

男「汗かいたら臭いし……な? 」

女「男の匂いならどんなものでも好き。問題ない」

男「俺が問題あるんだよね。ほら、離れた離れた」パッ

女「あっ……」

女「ん」ギュッ

男「うん、予想はできてたよ」パッ

女「……」ギュッ

男「……寝るか」

女「ん」コク

女(男の匂い……男の体温……)

女(男の心音……落ち着く)ギュッ

男(……寝れない)

女「ん……ぅ」zzz

男「……」

男「……」ナデナデ

女「んっ……ふふ」ギュー

男「痛い痛い」

女「ん……ぁ」ガバッ

女「……男?」

女「男? 男っ?」キョロ…

女「ぅ……えっ」グスッ

男「おおお!? どうした!」

女「! 男ぉ!」ダキッ

男「ん、どうしたんだ?」


女「起きたら男が居なくて」

男「うん」

女「キライになったのかなって……」グスッ

男「いや、昼飯作ってただけなんだけどな」

女「起きたら男が居ないのは、いや」

男「無茶言うな。ま、ゴメンな」ナデナデ

女「ん……」

男「昼飯食べるだろ?」

女「……当然」

俺の心で渦巻くコレジャナイ感

とりあえず寝たら解決するはず

男「いや、引っ付きながら食えないだろ」

女「ん」アーン

男「……ほれ」

女「ん、美味しい」

男「そりゃどうも」

女「男」

男「んー?」

女「あーん」

男「俺はいいよ」

女「……」シュン

男「ほら! ほら!」アーン

女「! ……ん」

男「さて、どうするかね」

女「……」ギュッ

男「……飽きない?」

女「飽きない。ずっとしてたい」

男「そうか……じゃ今日はノンビリ過ごすかね」

女「ん」ギュッ

男「あー……明日学校か」

女「……寂しい」

男「いやいや、クラス隣なだけじゃないか」

女「男の顔を一時間見れないのは辛い」

男「……はは」

女「……」ギュー

……――

男「もうそろそろ帰ったらどうだ?」

女「や」ギュー

男「親も心配するぞ」

女「大丈夫……多分」

男「ほらほら、送ってやるから。だいたい制服ないだろ」

女「む……わかった」


男「じゃ、この辺で」

女「……もう少し」

男「いや、ここもう玄関なんだが」

女「……」ギュー

女母「ん、あら男君じゃない」

女「!」パッ

男「あ、どうも。女……さんを送りにきました」

女母「あらあら、ありがとうね。ホラ、女も何か言いなさいな」

女「……」

女母「もう……ごめんね?」

男「……いや、いいですよ」



男「……ふぅ」

男「あれ、俺のシャツが無くなってる」

男「いや、何でかはわかるけど」



女「ん……ふ」クンクン

女「……」ギュー


男「……ん、朝か」ムクリ

女「んむぅ……」

男「あぁ、うん。やっぱり」

男「ほら起きろ。制服にシワがつく」ムニムニ

女「……いひゃい」

男「コーヒーいるよな」

女「ん。ブラックで」

男「はいよ」

男「……」コポコポ

女「……」ギュー

男「女……」

女「ん」ギュー

男「……いや、いいよ」


男(女のコーヒーに砂糖は2つだったな……)ポチャン

男「ほい、ブラック」

女「ん」ズズー

男「ブラックなんて飲めるんだなー」

女「ブラックが一番」フンス

男「そうか……」

女「♪」ギュー

男「そろそろ学校行かないと遅れるぞ」

女「あと五分」ギュー

男「……ま、五分な」

女「ん」ギュー

友「何で遅刻したか言えよー」

男「……寝坊だよ」

友「絶対嘘だろ」

男「ほれ、先生来るぞ」

友「ちぇ、後で教えろよな」

男「はは……」

男「あー……一時間目終わりっと」

男「……」チラッ

女「……」ジーッ

女「ちょっと」クイクイ

男「はいはい」

女「ここなら大丈夫」ギュー

男「随分と離れた所にきたな」

女「一時間ぶりの男……」ギュー

男「お前家でどうしてるんだ」

女「写真で我慢してる」

男「……」

男「写真て……」

女「後ボイスレコーダーに男の声を入れてるから少しは凌げる」

男「……もう何も言うまい」

男「てかチャイムなるからそろそろ戻るぞ」

女「後5分……」ギュー

男「アホか 」パッ

女「ぁ……」

男「……」

男「すいません少しお腹がいたくて」

先生「なんだそうだったのか。でも早く戻れよ」

男「あ、はい」


友「どうしたんだよ」

男「トイレだって」

友「嘘つけ」

先生「友、うるさいぞー」

いいよ!
いいけど、これは口調クールのでれでれじゃない?

>>38
ワイはヤンデレって包丁持ってウフフなイメージしかないんや……


男(結局休み時間の度に呼ばれたな)

男(悪い気はしないけど……何だかなぁ)

女「どうしたの?」

男「ん、なんでもないぞ」

女「そう」ギュー

男「……」

女「そういえば今日ゴミを貰った」

男「なんだそれ……イジメかよ」

女「コレ」ガサッ

男「……love letterじゃないか」

女「ゴミ」

男「お、イケメンからだぞ」

女「興味ない」ギュー

男「連絡先も書いてるぞ」

女「そう。捨てといて」ギュー

男「お前な……」

女「♪」ギュー

男「……」

男「今日も来たのか」

女「当然。2時から来てる」

男「お前な……夜中は危ないぞ」

女「大丈夫」

男「何を根拠に……」

男「そろそろ行くぞ」

女「後5分」

男「前はそれで遅刻しただろうが。ほれ、行くぞ」ムニー

女「いひゃい」

男「さ、行くぞ」

女「……ん」

友「お、今日は間に合ったか」

男「当たり前だろ」

友「どうだかね」

男「ノート写させないからな」

友「冗談だろブラザー」


女(やっと休み時間……男に会える)

イケメン「あ、ちょっといいかな」ニコッ

女「……?」

イケメン「あの、女さん。昨日の返事を……」

女「……誰?」

イケメン「……え?」

女「……急いでるから」

イケメン「あ、ちょ!」

イケメン「……んだよ」

女「男、帰ろう」

男「んー、帰るか」

女「男の家寄っていい?」

男「無理と言っても来るだろ。あとシャツ13枚返せ」

女「15枚」

男「威張るなよ……」


イケメン「……」コソッ

イケメン「彼氏持ちか……? ま、関係ないけどね」


チャラ男「うぃーす! どしたいきなり」

イケメン「少し協力して欲しいんだけど……」

チャラ男「おー、言ってみ言ってみ!」

イケメン「いや、たいした事じゃないんだ」

イケメン「彼女をつくろうと思ってね」

チャラ男「彼女? お前なら協力いらなくね?」

イケメン「ま、一応ね」

チャラ男「へぇ。で? 相手誰よ」

イケメン「女さんなんだけど」

チャラ男「あー……あー……んー。そう……うわ、うん。ガンバ」

チャラ男「俺パス」

イケメン「おいおい、いきなりなんだよ」

チャラ男「いや、女さんって彼氏みたいなのいるわけよ」

イケメン「知ってるよ」

チャラ男「で、女さんベタ惚れなのよ」

イケメン「問題ないさ。フフ……」

チャラ男「あぁ、うん……ガンバ」

イケメン「幸いにもクラスは同じ……このルックスで負けるはずもないしね」

イケメン「しかし休み時間の度に何処かに行ってて会話ができない」

イケメン「なら一人のときに無理矢理……フフ、悪くない」ブツブツ


モブ子「イケメン君が何か考え事してるわ!」

モブ美「私の事かしら!?」

モブ子「ねーよブス」


イケメン「そうと決まれば徹底的に尾行して一人のときを狙うか……よし」

イケメン「フフ、楽しみだね」


次の日

イケメン「おかしい……一人にならないぞ……」

イケメン「家の前に5時半からいたのに出て来なかった。なのに学校に来たら既にいた……」

イケメン「まさか同居か?」

イケメン「まさか同居とはな……ならいいさ。dqn君に協力してもらおう」ニヤッ

イケメン「dqn君、少しいいかな?」

dqn「あ゛?」

イケメン「他人の彼女を寝取ろうと思うんだが……協力してくれないかな」

dqn「お゛ぁ゛? あ゛ぁん゛?」

イケメン「え? 相手かい?」

イケメン「女さん。ほら同じクラスだろう?」

dqn「ン゛ぉ゛お゛」

イケメン「じゃ、協力してくれるのかい?」

dqn「お゛お゛ぉん」

イケメン「ありがとう。じゃ、計画は練ってあるから聞いてくれ」

……

イケメン「と、いった感じさ」

dqn「ん゛だぁ゛あ゛ぁ゛?」


イケメン「ま、そういう事さ。ちゃんと報酬はだすよ」


女「男、帰ろ?」

男「ん、帰るか」

女「今日も家に行く」

男「んー。後パンツは返せ。」

女「一枚で我慢するから」

男「三枚消えてるが」

女「……」プイッ

男「返せよ?」

男「……む、もうこんな時間か」

女「……」ギュー

男「おい、そろそろ帰った方がいいんじゃないか?」

女「ん、後5日」ギュー

男「アホかお前は。ほれ、制服だと補導されるぞ」ムニムニ

女「んむ……わはっは」

男「あ、あとカバンに入れたタオルとシャツ返せ」

女「また明日」

イケメン(出てきたぞ……! 4時間粘った甲斐があった……)

イケメン(何度dqnに殴られたか……クソが)

イケメン「dqn君、作戦通り君が背後から抑えてくれ。後は人気のない所に連れ込んで……やるから」

dqn「パネ゛ェ゛」

イケメン「よし、行くぞ!」

男「……今晩は来なかったな、女」

男「風邪でも引いたかね?」



男「学校も休んでるらしいな……」

男「やっぱ風邪か?」


男(今日で三日休んでるぞ……帰りに寄ってみるか)


男「……」ピーンポーン

男「……」

男(いつもなら一瞬で出るのにな……?)

女『男?』

男「女、大丈夫か?」

女『ん、心配無い。もう済んだ』

男(済んだ? 風邪がか?)

男「そうかー。家に上がっていいか?」

女『……今はダメ』

男「珍しいな。ま、いいや。明日学校でな」

女『ん』

男「……どうしたのかね」



男「……なんで夜中に飛び付いて来るかね」

女「3日ぶりの男ッ……!」ギュゥウ

男「いたいから。いたいから」

女「男ッ!」パッ

男「お、なんだ?」

女「男が好き」

女「男の笑顔が好き。男のニオイも好き。男の仕草も好き。温もりも、優しさも、撫でてくれる手も抱き締めてくれる腕も密着してる体も見つめてる目も心音も全部好き」

女「大好き」

男「お、おう……なんだ、いきなり」

女「大好き。だから……これからもずっと、死ぬまで一緒にいよう?」

男「……ありがとな、女」


男「俺も好きだよ」

女「……! よかった……」

男「はは……」

女「これで色々できる 」

男「色々?」

女「男とキスしたいし、愛し合いたい」

男「ブホッ!」

女「でも、付き合わないとしたらダメ、って書いてあった」

男「何にだよ……」

女「ね、男。私はもっと男を近くで感じたい。温もりを味わいたい」

女「……ダメ?」

男「……後悔はなしな」

女「! 男……」


―――

――



イケメン「……転校してきたイケメンです。よろしく」ブルブル

dqn「イケメン君と同じ学校から転校してきました、dqnです。新しい環境で慣れないことが多々あるかもしれませんが、皆さんよろしくお願いします」

モブ男「……なんか傷だらけだな」

モブ太「あれって……火傷? 」





イケメンから恐ろしくグダったでござる
また似たようなのたてるからその時はもっとまとめるお

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