【安価GE】主人公「ジュリウスとロミオの遺品を整理する」 (154)

※ゴッドイーター2のネタバレ注意

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1417247495

主人公「螺旋の樹が出来てから1ヶ月が経った」

主人公「ブラッドも極東支部も落ち着きを取り戻し、再びアラガミと戦い続ける日々へと戻っていった」

主人公「だけど、俺たちにはまだ“後片付け”が残されていた」



主人公「――ということで、今日はジュリウスとロミオの部屋の片づけを始める」

ギルバート「そうだな…。いつまでも部屋を空けておくわけにはいかないしな」

ナナ「昨日のように思えるけど、もう一ヶ月も経ってるんだよね」

シエル「副隊長。部屋の片付けについて、詳細を」

主人公「分かった。片付けと言っても俺たちがするのは私物の整理だ。私物を捨てるもの、捨てないものに分別。所縁のある人に遺品を渡したり、それでも残ったらフリーマーケットにでも売ろうと思う」

主人公「辛い作業だけど、頑張って欲しい。これは俺たちがロミオの死とジュリウスの決意を乗り越えるためのものでもあるんだ」

主人公「じゃあ、今日はみんなでロミオの部屋の私物を整理しよう」

ギルバート「ちょっと待て!」

ナナ「え?ギル?」

シエル「どうかしましたか?」

ギルバート「2人は少し待ってろ。副隊長。ちょっとこっちに来い」

主人公「え?うん……」



ギルバート「ロミオの部屋の整理は俺たちだけでやろう」

主人公「え?どうして?」

ギルバート「お前なぁ……ロミオの部屋だぞ。あのロミオの」

ギルバート「(入ったことはないが)あいつの部屋はユノやシプレのグッズで溢れ返ってるかもしれない」

ギルバート「極東の外部居住区で売られていたシプレのHEITAI同人誌がベッドの下にあるかもしれない」

ギルバート「あいつだって男なんだ。女に見られちゃまずいあれやこれがあるだろう!」

ギルバート「もし女性陣に見つかったら――」


シエル『幻滅しました。ロミオ…いや、缶バッチ男』

ナナ『あの缶バッチ男のことはもう忘れるよ。何で悲しんでたんだろうね』

その後、ロミオの遺品整理の件は極東支部中に広まった。

アリサ『あまり故人のことを悪く言いたくないのですが……ドン引きです』

ムツミ『えっと…その…男の人だから……別に悪くはないんじゃないかなぁ…って』

ヒバリ『この件に致しましては、コメントを控えさせていただきます』

フラン『上に同じく』

エリナ『先輩は違いますよね!?そういうことはないですよね』ユッサユッサ

主人公『ウン。大丈夫ダヨ。俺ノ心ハ蒼氷ノ峡谷ノヨウニ清ラカダヨ』ガックガック

コウタ(やっべえ…。ベッドの下のあれこれとハードの中身を消しておかねぇと……)

リンドウ(俺もちゃんと処分しておくか……って、そういやサクヤに全部処分されたんだったな)

エミール(もし僕が騎士道精神を綴った本を書いて部屋に置けば、僕が死んでしまった時、あのように皆に僕の騎士道精神が伝搬するだろう。ありがとう!ロミオ!君の死は無駄にしないと改めて誓わせてもらった!)

ハルオミ(部屋でブツを見つけた時、彼女たちはさぞ赤面しただろう。あの19歳とも思えない童顔で純真無垢な少年の部屋にあんなものがあったんだからな。赤面してブツをどうしようか慌てふためく彼女たちの姿を目に焼き付けられなかったのは実に惜しかった。そう!俺の今回のムーブメントは「恥じらい」だ)BGM 煉獄の地下街3


NORN データベース
カテゴリー:人物

ロミオ:4 ←new!

ロミオ・レオーニ(享年19)
故人。2073年フェンリル極致化技術開発局入隊。
かつて特殊部隊「ブラッド」に所属していた。
2074年、サテライト拠点の防衛任務においてKIA(作戦行動中死亡)と認定。
彼の死は大きな悲しみをもたらしたが、後の遺品整理で彼の性癖が女性陣に露呈したことによって
その悲しみのほとんどは吹き飛んでいった。
現在、フライアに置かれている彼の墓は「春画滅却露観雄大明神」と刻まれており、
死後にエロ本やエロ画像、大人のオモチャが露呈してしまった哀れな男性ゴッドイーターの魂を慰め、
聖なる探索の果てに存在する楽園「スマンヤッパリムネダ」に導く存在として祀られている。



遺品整理の際

ギルバート「ってことになるかもしれないだろ!」

主人公「いくらなんでもそれは飛躍しすぎだ!」

ミスった。訂正。
あと主人公は男です。


シエル『幻滅しました。ロミオ…いや、缶バッチ男』

ナナ『あの缶バッチ男のことはもう忘れるよ。何で悲しんでたんだろうね』

その後、ロミオの遺品整理の件は極東支部中に広まった。

アリサ『あまり故人のことを悪く言いたくないのですが……ドン引きです』

ムツミ『えっと…その…男の人だから……別に悪くはないんじゃないかなぁ…って』

ヒバリ『この件に致しましては、コメントを控えさせていただきます』

フラン『上に同じく』

エリナ『先輩は違いますよね!?そういうことはないですよね』ユッサユッサ

主人公『ウン。大丈夫ダヨ。俺ノ心ハ蒼氷ノ峡谷ノヨウニ清ラカダヨ』ガックガック

コウタ(やっべえ…。ベッドの下のあれこれとハードの中身を消しておかねぇと……)

リンドウ(俺もちゃんと処分しておくか……って、そういやサクヤに全部処分されたんだったな)

エミール(もし僕が騎士道精神を綴った本を書いて部屋に置けば、僕が死んでしまった時、あのように皆に僕の騎士道精神が伝搬するだろう。ありがとう!ロミオ!君の死は無駄にしないと改めて誓わせてもらった!)

ハルオミ(部屋でブツを見つけた時、彼女たちはさぞ赤面しただろう。あの19歳とも思えない童顔で純真無垢な少年の部屋にあんなものがあったんだからな。赤面してブツをどうしようか慌てふためく彼女たちの姿を目に焼き付けられなかったのは実に惜しかった。そう!俺の今回のムーブメントは「恥じらい」だ)BGM 煉獄の地下街3


NORN データベース
カテゴリー:人物

ロミオ:4 ←new!

ロミオ・レオーニ(享年19)
故人。2073年フェンリル極致化技術開発局入隊。
かつて特殊部隊「ブラッド」に所属していた。
2074年、サテライト拠点の防衛任務においてKIA(作戦行動中死亡)と認定。
彼の死は大きな悲しみをもたらしたが、後の遺品整理で彼の性癖が女性陣に露呈したことによって
その悲しみのほとんどは吹き飛んでいった。
現在、フライアに置かれている彼の墓は「春画滅却露観雄大明神」と刻まれており、
死後にエロ本やエロ画像、大人のオモチャが露呈してしまった哀れな男性ゴッドイーターの魂を慰め、
聖なる探索の果てに存在する楽園「スマンヤッパリムネダ」に導く存在として祀られている。




ギルバート「ってことになるかもしれないだろ!」

主人公「いくらなんでもそれは飛躍しすぎだ!」

主人公「でも確かにシエルとナナをロミオの部屋の私物整理をさせるのはまずかった」

主人公「ありがとう。ギル。あとちょっとでロミオの名誉を穢すところだったよ」

ギルバート「ああ。とりあえず、ロミオの部屋は俺たちで、シエルとナナにはジュリウスの部屋を整理させよう」

主人公「ジュリウスだったら安心だね」

ロミオの部屋の前

主人公「じゃあ、開けるよ」

ギルバート「ああ」

主人公・ギルバート「せーのっ!」

ガラッ


主人公「これが……ロミオの部屋」

ギルバート「やっぱりか……」

主人公「どうする?これ絶対に2人じゃ終わらないよね」

ギルバート「助っ人を呼ぶしかねえな」

助っ人(男性限定)

>>12-14

無効があれば、安価下

コウタ

主人公「とりあえず、暇そうな三銃士を連れてきたよ」

ギルバート「暇そうな三銃士!?」

主人公「オタク文化の専門家。藤木コウタ」

コウタ「おいっす」

主人公「聖なる探索家。真壁ハルオミ」

ハルオミ「よう」

主人公「フェンリル極東支部技術開発統括責任者兼支部長。ペイラー・榊」

榊「やあ」

主人公「以上が暇そうな三銃士だよ」

ギルバート「ちょっと待て――――!」

ギルバート「2人は分かる!この2人は来るだろうって思ってた!けど、支部長!支部長呼んできてどうする!?」

榊「まぁまぁ、落ち着きたまえ。ギルバートくん。これは私から頼んだことなんだ」

ギルバート「え?」

榊「ブラッド隊の中で彼だけ血の力の発現が遅かったのは知っているね?私はその理由について調べていたんだ。喚起の力を以てしても発現しなかった理由、それは彼の普段の生活に鍵があるんじゃないかと思ってね」

ギルバート「支部長としての仕事は大丈夫なんスか?」

榊「ツバキくんにはとあるサテライト拠点の視察に行ってもらってるからね」

ギルバート「ま、まぁ支部長がそれでいいのなら…」

主人公「じゃあ、始めようか」

ロミオの部屋

ガサゴソガサゴソ

主人公「いやぁ、たくさんあるね」

ギルバート「ったく。片付ける身にもなって欲しいぜ」

コウタ「シプレのグッズ凄いな…。あいつとはまだまだ語りたかった…」

榊「さて…何か興味深いものは無いかな…」


「こ、これは!?」

何を見つけた?
主人公 >>18
ギルバート >>19
コウタ >>20
榊博士 >>21
ハルオミ >>22

無効があったら一つずつずらします。

大事そうに飾ってあるブラッドの集合写真

エロ本

ユノのCD

手製のオナホ

ユノのサイン

ちょっと買い物に出るので遅くなります。

主人公(あれ?あの棚の上だけやけに綺麗だ)

写真立てに入っているブラッド隊の集合写真

主人公(懐かしい。シエルが入隊した時に撮った写真だ)

主人公(俺、緊張して変な表情になってるな…)

主人公(ギルはまだちょっと荒れてたな。目線がカメラに合ってない)

主人公(シエルは綺麗に立ってるなぁ。まさに軍属の家系って感じで)

主人公(ナナは…せめて写真を撮る時ぐらいおでんパンから手を離そうよ)

主人公(ジュリウスは……こういう写真に慣れてたのかな。凄く嬉しそうだ)

主人公(ロミオは……ロミオ先輩は……っ)ジワッ



パタン(写真立てを伏せる音)



主人公「ギル?」

ギルバート「無理するな」

主人公「……」

ギルバート「さっさとやるぞ。こりゃ思った以上に骨が折れそうだ」ガサゴソ

主人公「ギルも…無理しないようにね」

ギル「」ピタッ

ハルオミ(あ…言っちまったなぁ。隊長さん)

ギルバートは立ち上がり、主人公の頭を叩いた。

主人公「痛っ!」

ギルバート「ちょっと外の空気を吸ってくる」

主人公「ギル……」

ハルオミ「そっとしておいてやりな。隊長さん」

ハルオミ「ケイトの時もあいつはああやって強がったのさ。誰にも弱音を吐かないで、自分の無力さも周囲から降り注ぐあらぬ噂や誹謗中傷を全部背負った」

ハルオミ「そうやって自分を追い詰めて鍛え上げたんだ。ルフス・カリギュラに復讐するためにな」

ギル「」スタスタ

ズルッ

ギル「うわっ!」

ドシーン!

本棚「倒れるで~」(CV.小野坂昌也)

ドーン!!!!

ギル「うがああああああああああ!!」

主人公「ランサー(槍使い)が死んだ!」

コウタ「この人でなし!」

ギルバート「痛てぇ…自分の部屋ぐらい片付けろよな…」

バサッ

ギルバート「ん?なんだこりゃ?」

エロ本

ギルバート「」

ギルバート「なんだ。エロ本か」

主人公・コウタ・ハルオミ・榊「エロ本だと!?」キラーン!

ギルバート「何でお前ら興味津々なんだよ!」

主人公「隊長命令だ!そのエロ本を見せろ!」

コウタ「同じくユノやシプレを愛する者として!」

ハルオミ「ムーブメントが俺を呼んでいるぜ!」

榊「性癖が血の力の発現に及ぼす影響を調べるために!」

ギルバート「ほら。エロ本だよ。女に見られる前に処分しろよ」

主人公「さっすが、ギルバート!隊長権限で二階級特進にしてやる!」

ギルバート「不吉だからやめろ!」

堕ちたアイドル!女マネージャーに穢されちゃう!

出版 フェンリル本部 広報課

サツキ『ユノ。アイドルに男性スキャンダルは禁物なのよ』

ユノ『サツキ。それは分かってるわ』

サツキ『あら?じゃあ、さっきファンの前で濡らしていたこの股は何なのかしら?』

ユノ『ああんっ!』

サツキ『ほらほら。今、誰のことを頭に浮かべてるのかしら?』

ユノ『サツキっ!やめっ!やめてぇっ!壊れちゃう!』

サツキ『ほらほらぁ~。さっさと快楽に身を委ねさない?快楽の沼に身を落とすのよ』

ユノ『もうらめええええええええええええええええええ!』

主人公「ロミオ…君は百合が趣味だったのか」

ハルオミ「2人の女の子の絡みは見ていていいものだ。その間に自分が入り込めるのなら尚更の話だ」

主人公「ハルさんはサツキさんもユノも守備範囲だったんですね」

榊「なるほど…『ロミオ君には百合趣味があった』と…」メモメモ

コウタ「待ってください!もしかしたら、ロミオは3Pを夢見る青少年だったのかもしれないじゃないですか!」

榊「どういうことだね?」


すみません。続きは明日になります

お待たせしました。

ハルオミ「支部長。それは俺から説明させていただきます」

ハルオミ「百合ップルの最大の利点は“穢れなき楽園”であるということです」

ハルオミ「そこは蝶が舞い踊り、花が咲き乱れる。美しい女と女のキャッキャウフフな光景しか存在しない世界」

榊「ほぅ。それは興味深い」

コウタ(また始まったなぁ。ハルさんの聖なる探索)

ハルオミ「百合の最大の特徴は“男が存在しない”“ヒロインは男に興味がない”この二つです」

ハルオミ「男は自らを穢れと定義することで女性の可愛さ、美しさを更に昇華させる術を得たのです」

ハルオミ「それが百合なのです。その笑顔も仕草も決して自分に向けられるものではない。しかし、彼女たちの愛らしさhあ更なる高みに至ったのです」

ミス訂正

>ハルオミ「それが百合なのです。その笑顔も仕草も決して自分に向けられるものではない。しかし、彼女たちの愛らしさhあ更なる高みに至ったのです」

>ハルオミ「それが百合なのです。その笑顔も仕草も決して自分に向けられるものではない。しかし、彼女たちの愛らしさは更なる高みに至るのです」


ハルオミ「だが!敢えてそこに自分を組み込み、楽園を穢すのことも邪道ではあるが百合を楽しむ手法の一手!」

ハルオミ「穢れたなき妖精を己が欲望で穢す背徳感は我々の想像を遥かに超える!」

ハルオミ「背徳とエロスの融合は麻薬のように危険であり、魅力的なものなのです!」

ハルオミ「それが百合崩壊3P願望なのです!」

榊「なるほど……。いやぁ、素晴らしかった」パチパチ

ギルバート「ハルさん……」

主人公「で、このエロ本はどうする?」

ギルバート「捨てちまえ。そんなもん」

ハルオミ「おいおい。勿体ないじゃないか」

ギルバート「じゃあ、ハルさんいりますか?一部のページがカピカピになって開きませんけど」

ハルオミ「全力で捨てる」

コウタ「思いっ切り捨てる」

榊「助走をつけて捨てる」

主人公「じゃあ、気を取り直して再開するか」

ギルバート「ちょっと手洗ってくる」

ハルオミ「いってら~。同人誌のこと思い出してトイレで自慰するなよ」

ギルバート「やりませんよ。ハルさんじゃないんだから」

ハルオミ「婚約者持ちだった俺にそのカウンターかよ」

コウタ「お!良いもの発見!」

榊「どれどれ?」

 ユノのファーストアルバム(限定版)

榊「ユノ君のCDか」

コウタ「そうですよ!しかもゲリラ放送時代の限定版!激レアっすよ!激レア!」

コウタ「今じゃ非売品ですし、当時もそんなにたくさん出回ってたわけじゃないですからね」

榊「なるほど。やけにお手製な感じのあるCDだと思ったら……」

コウタ「ユノさんから聞いたんですけど、当時は本当にサツキさんと二人三脚の状態だったらしいんですよ」

榊「ちなみにコウタ君は手に入ったのかい?」

コウタ「直前にバガラリーのDVD-BOX(ディレクターズカット版)で全貯金を使い果たしてしまったんで……」

コウタ「貯金が溜まった頃には闇市でバカ高い額になってました」

コウタ「これ……マジで欲しいなぁ……」

コウタ「なぁ……これ俺が貰ってもいいか?」

主人公「良いんじゃないですか?コウタ隊長だったらロミオも喜びますよ」

コウタ「うおおおおおお!!ありがとう!」

コウタ「ロミオォォォォォ!ユノさんのセカンドアルバムが出たら最初にお前の墓で流すからなぁ!!」ウオオオオオオ



榊「さて…私もそろそろ興味深いものを見つけたいところだが……ん?」

手製のオナホ

榊「」

榊「これはまた興味深い」

コウタ「デ、デケェ……」

ハルオミ「ほぅ…。あいつも可愛い顔してとんでもないブツを以ていやがったか」

主人公「ロミオは下半身にもバスターブレードを装備してたのか」

コウタ「しかも銃身はブラスト。出は遅くて弾(タマ)数も少ないが、一発がデカい」

ハルオミ「そして、タワーシールドの如く貞操観念は固いってか」

榊「神機パーツのチョイスと使用者の身体的特徴の因果関係か。興味深いね」



ギルバート「悪ぃ。トイレ行ってたら遅くなった」

主人公・コウタ・ハルオミ・榊「……」ジーッ…

ギルバート「な、何だよ?」

主人公「チャージスピアのように先細り。溜めはするけど一撃が軽い」

コウタ「アサルトみたいに一発一発は軽いけど、タマ数で勝負」

ハルオミ「シールドみたいに身持ちは固いが、完璧ではない」


ギルバート「何のことか知らねえが、とりあえずお前ら殴っていいか?」

続きはまた明日になります。

ロミオの部屋編が終わったら、女子組のジュリウスの部屋編もやります。

ギルバート「さっさと続きやるぞ。この調子じゃ日が暮れる」

主人公・コウタ・ハルオミ「イ…イエス・サー…」ボコボコ

榊「私は一旦、研究室に行かせてもらうよ。ちょっと調べ物があるからね」

主人公「いえいえ。手伝ってくださってありがとうございます」

榊「それでは、引き続き頑張ってくれたまえ」

スタスタ…

主人公(博士…)













主人公・ギルバート・コウタ(ロミオのオナホを研究室に持って行って、何をするつもりなんですか!?)

ハルオミ(何って…ナニじゃないの?)

30分後

主人公「ふぅ…これでだいたい終わったかな」

ギルバート「ったく……アバドンを追いかけるぐらい骨が折れるぜ」

コウタ「なぁ、本当にこんなにグッズ貰っていいのか?」

主人公「良いですよ。コウタさんが一番仲良かったんですから」

ハルオミ「おいおい。まだ整理してない場所があるじゃねえか」

主人公「え?どこですか?」

ハルオミ「クローゼットだよ。まだ誰も開けてねえじゃねえか」

ギルバート「すっかり忘れてたな。もう終わったと思ってたぜ」

コウタ「って、言ってもどうせ服だけッスよ」

主人公「じゃ、ロミオのクローゼット、オープン!」

コウタ「すげぇ。見事に服ばっかりだ」

ハルオミ「中々良い趣味してるじゃねえか」

ギルバート「ファッションにうるさいことだけはあったな」

主人公「まぁ、ここは綺麗だしすぐに終わりそうだね」

コウタ「フリーマーケットに出したらけっこう売れそうだな」

ガサゴソ

ギルバート「何やってるんスか?ハルさん」

ハルオミ「おい見ろよ。ギル。これ、ケイトのお気に入りだったブランドの服だぜ」

ギルバート「お、懐かしいッスね」

ハルオミ「こっちじゃ売ってないからな。久々に良いものが見れたぜ」

ハルオミ「この調子だと他にも何か掘り出し物があるかもしれないな」ガサゴソ

ギルバート「ちょ、ハルさん…」


ゴソッ


ハルオミ「ん?何だこれ?」

ギルバート「それ何すか?」

ハルオミ「見たところ、ただの紙袋にしか見えないが…」

コウタ「開けましょうよ!ハルさん」

主人公「中身が分からないと判断できないしね」

ハルオミ「おおっ。ノリの良い探索者たちで助かった」

ハルオミ「紙袋の開封はまかせろー!」バリバリ

主人公・コウタ・ギルバート「やめてー!」

ハルオミ「で……紙袋を開封したわけだが…」

ギルバート「これって…服だよな?」

主人公「それにしては材質とか違うけど…」

コウタ「俺、昔のアニメで見たことあるわ」












コウタ「確か、スク水ってやつだ」

主人公「スク水?」

コウタ「ああ。昔、学校にはプールを使った水泳の授業があったらしいだ」

コウタ「その時の学校指定の水着をスクール水着、略してスク水ってって言うんだ」

ハルオミ「なるほど。学校が定める水着か」キラーン!

ギルバート「ハルさん…」

ハルオミ「学校、公的機関が指定する礼装は本来、性欲とはかけ離れた存在であり、それを定めた者たちもそれを目的としていた。しかし男にはギャップ萌えというものがある。それが性欲からかけ離れた素材であるならば、ギャップ萌え理論でそれを覆し、フェティシズムに変えることができる。女子高生の制服、OLのスーツ、巫女服、シスター、軍服!いずれにおいても欲望から離れた存在だ。しかし、男から欲望を切り離すなど、クアドリガに飛行能力を与えるに等しい。欲望から離れた存在だからこそ男は燃え上る!道端の花よりも高翌嶺の花!届かぬからこそ願い!求めるのだ!そう!俺の今回のムーブメントは『礼装』だ!」

主人公「それが嫌いな人は認められない!」

コウタ「すげぇ。これが本物のスク水か…。ノゾミに着せたいな…。プールないけど」

ギルバート「この白枠は名前をかくところなのか。『芦原ユノ』って大きく書かれてる…」

ミスった。訂正

高翌翌翌嶺の花 ×
高翌嶺の花 ○

主人公「まさか、ユノさんに書かせたとか…」

コウタ「そんなまさかwwwwwwww」

コウタ「――って言いたいところなんだけど、これ、ユノさんの筆跡に凄く似てるんだよな」

主人公「じゃあ、ロミオはまさか…!?」

コウタ「ああ。ユノさんにこれにサインするように頼んだかもしれない」

ロミオ『ユノさん!これにサインください!』

ユノ『え?この白い布でいいのかしら?ジャケットでも色紙でも構わないのだけれど…』

ロミオ『いえ!これでいいんです!これでお願いします!』

ロミオ『あと、サインは芦原ユノってフルネームだけでお願いします』

ユノ『え、ええ。分かったわ』カキカキ




in ロミオの部屋

ロミオ(この部屋をスク水に縫い付けて…)

ロミオ(完成!ユノさんのスク水!)

ロミオ『ユ……ユノさんのスク水』ハァハァ

ギルバート「やめろおおおおおお!それ以上、ロミオの名誉を穢すなあああああああ!!」

主人公「そ、そうだよね。“偶然”ロミオはスク水を持ってて」

コウタ「“偶然”ユノさんはこれにサインを書いて」

ハルオミ「“偶然”これに欲情した。もしかすると着てみたかもしれないかもな」

ギルバート「【IV】クリムゾングライド!」

ハルオミ「アーッ!」

主人公・コウタ「ヒィッ!」尻ガード

%榊「皆!とんでもないことが判明した!」バターン!

コウタ「博士!」

主人公「びっくりした」

ギルバート「突然なんですか」

ハルオミ「は……博士。痔に効く薬って無いですか?」ガクガク

榊「そういうのは医療班が詳しいからそっちに訊くといいね」

榊「ロミオくんのオナホの構造を解析していたんだ。そこで私は重大な事実を発見した」

主人公「重大な事実!?」

コウタ「研究室の機材で何やってんですか!」

ギルバート「もういいから!そういうのもういいから!」

榊「まずこのデータを見てくれ。これはX線解析によるオナホの構造だ。外観からするととても大きく見えるが、内部の溝は非常に小さいことが分かった。これは幼年時代に作ったものという説もあったが、この説は放射線年代測定法によって否定されている。これは1年前に作られたものだ」

コウタ「じゃあ…ロミオのアレは…」

主人公「ショートブレードだったってことですか?」

榊「高い確率でそうだと推測できる。ちなみにこのデータの数値は彼のナニのサイズを表す」

主人公・コウタ・ハルオミ「…」ジーッ

主人公・コウタ・ハルオミ「…」ガサゴソ

主人公・コウタ・ハルオミ「ふぅー」

榊「ブラッド隊長くんのおかげで興味深いデータを得ることが出来たよ。これで身体的特徴と血の力の発現の因果関係を示唆する論文が書けそうだ」

ギルバート「させるか!」

ギルバート「エボリューション!」攻撃倍率900% 臀部へのクリティカルにより攻撃翌力2.5倍

榊「アーッ!」







その後、ロミオの遺品の一部は外部居住区のフリーマーケットへと売り出された。
大半のアイドルグッズや服が売れたが、神機兵計画凍結により仕事が無くなったシプレのグッズだけは売れ残った。

「それでも……それでも俺は九条博士とレア博士が変形合体してロケットパンチやドリルアームを搭載した神機兵を開発してくれると信じてる!」

―――と半分泣きながら売れ残ったシプレグッズを買い取るコウタの姿は涙を誘った。

例え、その行為の先に報われない結末があったとしても止められない。止めてはならない時があるのだ。

アラガミ激戦区の極東支部第一部隊隊長 藤木コウタの背中からは終末捕喰に立ち向かうKAMIKAZEが感じられた。


ロミオの部屋編 完

ジュリウスの部屋 編

ナナ「ジュリウスの部屋~♪ジュリウスの部屋~♪」

シエル「随分と嬉しそうですね」

ナナ「だってジュリウスの部屋に入るの初めてだよ。シエルちゃんは入ったことあるの?」

シエル「いえ。一度もありません。伺ったことはありますが、いつも庭園で待ち合わせるように言われていましたので」

ナナ「じゃあ、シエルちゃんも初めてだね。もしかして、部屋に見られたら恥ずかしいものがあったりして」フヘヘヘ

シエル「私の知る限りでは、ジュリウスの部屋にそういうものはないかと…」

ナナ「まぁ、百聞はナントカだよね」

シエル「ええ。レア博士からフライアのマスターキーを預かりました」

ナナ「それじゃあ、ジュリウスの部屋、オープン!」

ナナ「なんか…凄く片付いてるね」

シエル「私の予想通りといった感じです。他の人を呼ぶ必要もありませんね」

ナナ「部屋の片付けする人を募集したらとんでもないことになるよ」


ジュリウス『ここは賑やかで活気がある。良い場所だ。フライアの静かさも嫌いではないが』

モブ女A『キャー!ジュリウス様だわー!』
モブ女B『こっち向いてー!イケメン過ぎるぅ!』
モブ女C『眩し過ぎて直視できないわ!この人間スタングレネード!』

ジュリウス『すまないが、これから部隊でブリーフィングを行う。お相手はミッションの後でいいかな?』

キャー!カッコイイ!ジュリウスサマー!

シエル・ナナ『……』




ナナ「――って感じだったもんね」

シエル「あれは大変でしたね。ジュリウスのグッズが出回ったり、よろず屋がグッズの生産・流通・販売の元締めになったり、隠し撮り写真が流れたり…」

ナナ「それを全部差し押さえるシエルちゃんは警察みたいだったね」

シエル「いえ…その…仲間として当然のことをしたまでです」テレテレ

ナナ(警察は警察でも、特高警察だけどね)

シエルの逮捕劇

モブ女D『ふひひひひ。ジュリウス様の生写真』

シエル『そこまでです』カチャ

モブ女D『ヒィッ!』

シエル『その写真をこっちに渡してください。ゆっくりと』

モブ女D(引き金に指をかけてる!…本気だ!この子、本気で私を撃つ気だ!)

モブ女D『はははは…はい。これです』

シエル『賢明な判断、ありがとうございます』

シエル『ところでこの写真、どこから手に入れたのですか?』

モブ女D『わわわわ、私が自分で撮ったのよ!』

シエル『嘘をつかないでください。この写真は昨日の午前3時の会議中の写真。貴方はこの時、ボルグ・カムランの討伐ミッションに行っていたはずですが…?』

モブ女D『そ…それは…その…』

シエル『どうしても黙秘するつもりですか…。仕方ないですね』

ドガッ

モブ女D『うっ…』

モブ女D『はっ!ここはどこ!?』

モブ女A・B・C『うぅぅ…っ』

シエル『やっと気が付きましたね』

モブ女D『!?』

シエル『そこの三人は中々吐かなかったので、ああなってもらいました』

シエル『貴方も素直に供給元を話した方が良いですよ?あの三人みたいになりたくないのでしたら』

シエル『カルビ』

カルビ『キュルル』

モブ女D『な…何よ?拷問するつもり?』

シエル『カルビ…………今日は彼女を存分にペロペロしてください』

カルビ『』ペロペロペロペロペロペロ

モブ女D『嫌ーっ!やめてーっ!許してー!』

シエル『安心してください。命までは奪いません』

シエル『命まで奪ってしまえば、拷問の意味がなくなりますから』





ナナ「――って感じだったもんね」

シエル「ナナさんの中の私は何者なんですか?」

シエル「とりあえず私物の整理を始めましょうか」

ナナ「そうだね」

ガサゴソガサゴソ

ナナ「お!?これは!?」

シエル「私も何か見つけました」


見つけたものは?
ナナ >>68
シエル >>69

主人公がプリントされている抱き枕

ジュリウスがコイメカを歌っているDVD

sageじゃなくてsagaいれるといいよ高嶺の花とか一部の単語が書けるようになるから

>>71
なるほど。ありがとう

ナナ「これって…抱き枕だよね?隊長がプリントされてるけど」

シエル「え、ええ…。ナナさん。これってどこから見つけました?」

ナナ「あそこの押入れの奥にあったよ。『あ!隊長の顔がある!』って思って引っ張り出したら…」

ナナ「これって要するに、ジュリウスが隊長を抱いて寝てたってことだよね」

シエル「そんな如何わしい発想はやめるんですも!」クワッ!

ナナ「はっ、はい!」ビシッ

シエル(布地は最高級のシルク。今の時代だと中小規模の支部を一つ売って手に入るレベルの価格)

シエル(隊長のプリントはかなり精巧に作られています)

シエル(私が製作した『隊長を欲望のままにラブラブチュッチュシリーズ』の抱き枕よりも精巧に)

シエル(極東支部とエイジス島の技術力の粋を集めた私の作品を凌駕するプリント技術と良質な生地)

シエル(こんなことを実現できる施設など…フェンリル本部しかありえません!)

シエル(フライア計画はラケル博士、レア博士、グレム元局長の主導で始まったと聞きます)

シエル(ラケル博士ならば、本部から最高級のシルクや精巧なプリント技術を本部から調達できたはず)

シエル(押入れの奥に入っていたという状況から考えて)

シエル(これはラケル博士が無理やりジュリウスにプレゼントしたものだと推測できます!)

シエル「これは私が責任を持って処分します!」

ナナ「シエルちゃん?いや、これ業者さんに頼めばいいんじゃないかな?」

シエル「いえ。これは“私が”処分します!」

シエル(これを口実にすれば、隊長の抱き枕をゲットできます!)キラキラ

ナナ(シエルちゃん……目が本気だ。多分、その抱き枕は自分で使うんだろうなぁ)

ナナ(天国のお母さん、あと顔も覚えていないお父さん)

ナナ(私の部隊はまともな人がいないけど、今でも元気にやってます)ホロリ

ナナ「そういえば、シエルちゃんも何か見つけたんだよね?」

シエル「ええ。このDVDを見つけました。ターミナルの裏側から出てきたので、隠しておきたいものだと思われます」

ナナ「何か書いてある?」

シエル「いえ。無記名のままですが、幸いフライアのターミナルにはDVD再生機能が付いています」

ナナ「じゃあ、中身はすぐに見れるね。みんなへもビデオレターとかかな?」

シエル「再生してみますね」

ジュリウス『ラケル先生。この格好に意味はあるのでしょうか?』シプレコス

シエル・ナナ「wwwwwwwww」

ラケル『ええ。貴方だからこそ意味はあるの。ジュリウス』

ジュリウス『ですから、その“意味”を教えて欲しいのです。俺が女装をして歌って踊る理由を!』

ラケル『ああ、ジュリウス。貴方だからこそ意味はあるのです』

ラケル『私が作詞作曲を担当したシプレの曲。これを私の愛する教え子であるジュリウスが歌う』

ラケル『これ以上に大きな意味があるのでしょうか?』

ジュリウス『』ナニイッテンダコイツ

ラケル『では、ミュージックスタート』ポチッ

ジュリウス(ええいっ!ままよ!)







ジュリウス『女の子は恋の機械♪計算は苦手なの♪』

ジュリウス『もちょっとだけ♪あとちょこっとだけ♪』

ジュリウス『お願い♪こっち向いて♪』

ジュリウス『オーバーヒート♪目と目が遭った瞬間♪』

ジュリウス『起動した♪恋を知った♪』

ジュリウス『始まった♪ドーキードーキー♪』

ジュリウス『神機兵♪シルブプレ♪』




シエル「」

ナナ「」

ナナ「凄くダンスがキレッキレだね。そこが逆にキモイけど」

シエル「おそらくかなりの時間をかけて練習をしたのでしょう。そうまで努力したという点で気持ち悪いですが」

ナナ「…で、これどうするの?」

シエル「」バキッ

ナナ「シエルちゃん!?」

シエル「これは早急に破棄すべきです。こんな物が残っていると知れ渡ったらどうなりますか?」

ナナ「螺旋の樹の周辺でシプレフェスとか、今の映像を巨大スクリーンで螺旋の樹の幹に映して鑑賞会とか?」

シエル「私が思った以上にエグい発想ですが、そんなことを実現させるわけにはいきません」

ナナ「そうだよね。ファンのみんなに対しても。夢は夢のまま綺麗なままで」

数分後

シエル「屋根裏から床下まで掃除完了しました」ビシッ

ナナ「うん。そこまでしなくていいと思うけど、お疲れ様」

シエル「これで大方終了ですね。ジュリウスが普段整理整頓の出来る人間だったおかげで早く終わりました」

ナナ「それはそれでちょっと寂しい気持ちもあるけどね」

ナナ「あ、そういえばちょっと面白いもの見つけたんだ」

シエル「面白いもの?」

ナナ「じゃじゃーん!ジュリウスの日記ー!」

ジュリウスの日記の内容は?

>>86-89

仲間との生活が楽しかった事

ナナ「なんか色々書いてあるけど、これ何語なんだろう?」

シエル「見せてください。…これ、フランス語ですね。私なら読めます」

ナナ「じゃあ、シエルちゃん朗読お願い」

シエル「えーっと…入隊の時から書き始めたようですね」




今日はブラッド隊の入隊初日。隊と言っても俺が隊長で唯一の隊員なわけだが。
周囲の人間もマグノリア・コンパスで見知った人間ばかり。アラガミと戦うこと以外はさほど違いは感じられないが、人類を守る戦いに身を投じる者としてこれから身を引き締めて精進していきたい。

続きは明日になります。

今日の食事

朝 バナナ
昼 レーション
夜 サラダとパスタ

今日は初めての実戦だった。
相手はオウガテイル一体だったが、命のやり取りをするという点で訓練とは大きな違いがあった。
初の実戦は無事に終わったが、これからも一人で戦い続けるとなると不安だ。ディナーもあまり進まなかった。
仲間が欲しい。あと友達も。

シャワーを浴びた後、俺の戦闘服が無くなっていた。
汗まみれの服なので泥棒とは考えにくいし、フライアの仲間にそんなことをする人間がいるとは考えにくい。
きっと、誰かが気を利かせて洗濯してくれているのだろう。そう信じたい。

今日の食事

朝 バナナとゼリー
昼 レーション
夜 スープ、サラダ、チキンステーキ、パン

朝起きると俺のベッドにラケル博士が入っていた。
「昨日は初の実戦で怖かったでしょう?だから添い寝してあげたの。ほら、昔のように」
と言っていたが、俺はこの生涯一度もラケル博士に添い寝を頼んだ覚えはない。
多少の恐怖心は残っていたが、添い寝されるほど追い詰められてもいない。
扉には鍵がかかっているはずだが、どうやって入ったのかも気になった。

今日は二度目の出撃。先日の初実戦の復習を兼ねてオウガテイル2体の討伐。
一対複数の戦闘は訓練で何度もやったが、実戦となるとやはり難しい。
常にもう一方の敵の動きに注意しなければならないのだから。
しかし、今日は余裕を持って2体とも討伐することに成功した。

前日、あまり食事が進まなかったせいか、今日の夜は食が進んだ。
余裕を持ってアラガミを討伐できた高揚感もあるのだろう。恥ずかしながらスープをおかわりしてしまった。

あと無くなっていた戦闘服が戻って来た。洗濯されており、綺麗に畳まれていた。
やはり誰かが気を利かせてくれたのだろう。良かった。

シエル「先生……一体、何をやっているんですか……」ホロリ

ナナ「博士は本当にジュリウスが大好きだったんだね~」トオイメ

今日の食事

朝 バナナ、ゼリー
昼 なレーション
夜 なし

今朝もまたラケル博士がベッドの中に入っていた。夢遊病の気があるのだろうか。
ただベッドの中に入ってくるだけなので実害は無いのだが、何とかして欲しい。
他の者に知られたらあらぬ誤解を受けてしまう。特にレア博士とか。

明日は念願の新隊員が来る。ロミオ・レオーニという男性らしい。
気の合う人間か、社交性はどの程度か、趣味は合うのだろうか?クラシックやオペラの話は通じるだろうか?
気になるところは色々とあるが、焦ってはいけない。
シエルの時の失敗を踏まえて、今回は慎重に友達づくりをやっていかなければ。
大切なのは第一印象だ。俺はよく「何考えているか分からない」「近寄り難い」「頭のそれはバナナ?」と言われている。
頭髪のことに関しては「ああ。ピクニック用なんだ」という面白い返し言葉が思いついたのでロミオが聞いて来たら実践しよう。
楽しみのあまり、夜は食事が喉を通らなかった。
明日が楽しみだ。

ピクニックネタが滑った

シエルの時みたいに無言の重い空気が流れてしまった。

どうしよう。唯一の隊員なのに……

あと今朝は新隊員が来る嬉しさのあまりベッドの中のラケル博士を部屋の外まで蹴り飛ばしてしまった。
謝らないと…

明日の出撃の時にアラガミに喰われて死のうかな
相手はヴァジュラだし、一思いに噛み砕いて殺してくれそうだ

いや、明日はロミオの歓迎会だ
折角の歓迎会なのに俺の死で空気を悪くするわけにはいかない
死ぬのは明後日にしよう

今日の食事

朝 なし
昼 レーション
夜 歓迎会(ステーキ、ケーキその他)

今朝は憂鬱な気分で最悪だった。ラケル博士がまた隣に居たけどスルーした。
今日はヴァジュラ討伐の予定だったが、ロミオのことが気になって急遽予定を変更させてもらい、
ロミオの訓練に付き合うことにした。
気分は針の筵で何て話しかければいいか分からなかったが、俺はとんでもない誤解をしていただけだったようだ。
ロミオは以前から俺のことは聞いていて、お堅い優等生というイメージを抱いていた。
だから俺のピクニックネタに驚いてどう反応すればいいのか分からず、口を噤んでしまったようだ。
どうやら誤解のようで良かった。ロミオとはこれから仲良くやっていけそうだ。

ロミオ天使!マジ天使!
ジュリウスとロミオは…ズッ友だょ……!

歓迎会では羽目を外してしまったことは反省しなければならない。
ついうっかりラケル博士を「お母さん」と呼んでしまった時の恐怖心は忘れないようにしよう。

そういえば、ロミオはシプレがどうとかユノがどうとか言っていた。
後で調べてみよう。

~その日の訓練前のやり取り~

ロミオ『昨日はその……悪かったよ。アンタのことはマグノリア・コンパスの時から知ってたんだけどさ。とにかく優等生ってイメージだったんだ』

ロミオ『その優等生のアンタがまさかジョークなんて言うなんて思わなかったからさ。つい驚いてどう反応すべきか分からなかったんだ。その……悪かったよ』

ジュリウス『ロミオ…。いや、大丈夫だ。気にしなくていい』




ロミオ『なぁ。その頭ってバナナなのか?』

ジュリウス『あ、ああ。ピクニック用なんだ』

ロミオ『皮だけなのにか?』

『『…………』』

『『wwwwwwwwww』』

今日の食事

朝 バナナ ゼリー
昼 パスタ
夜 歓迎会

ロミオの入隊から一年。再び新人が配属されることになった。しかも2人だ。
ロミオは後輩が出来るようで嬉しいようだ。俺も仲間が増えて心の底から喜びを感じている。
彼らと仲良くできるか一抹の不安は感じられるが、ロミオの件で自身がついた。
一年ぶりに頭のピクニックネタも披露できる。明日は少しバナナっぽくセットしておこう。
配属される新人についても詳しく調べた。(次のページに記載)

ラケル博士は相変わらずベッドに潜り込んでくる。
部屋の前に様々なトラップを仕掛けたが、その悉くが破壊されていた。
まるで巨大なアラガミに踏み潰されたかのように。
あの車椅子には何かとんでもない機能でも搭載されているのだろうか?

香月ナナ
17歳 誕生日2月22日 身長164センチ 体重■■キロ
スリーサイズ:B■■W■■H■■

猫耳風の髪型で天然な性格。「おでんパン」というホットドッグパンにおでんが挟んである料理を好物としている。おでんパンの奇怪さと豪快さは彼女にも同様に言えることであり、細かいことを気にしない面がある。孤児らしいが、過去のことは覚えていないらしく、またそれについて覚えていることも本人は話そうとはしていない。フライアの調べによると元極東支部所属のゴッドイーターである香月ヨシノを母に持ち、生まれながらにして偏食因子を体内に持っている「ゴッドイーターチルドレン」である。その潜在能力は極めて高いが、彼女にはアラガミを誘き寄せる能力があると言われている。現に彼女が居た年の極東支部は防衛班の緊急発進(スクランブル)回数が500回を越えるという異例の事態が発生しており、彼女が発見された地域でもアラガミの終結が確認されている。このことからナナにはラケル博士によって提唱された血の力の可能性、そのうちの一つの「誘引」を持っている可能性が極めて高いとされる。

腕輪のシリアルナンバー:■■■■■■
神機パーツ
刀身:コラップサー(ブーストハンマー)
銃身:アンベルトキティ(ショットガン)
盾パーツ:マンチムームー(タワーシールド)







シエル「随分と細やかに調べていますね……」

ナナ「ちょっと悪寒がしてきた」

シエル「上着を着ましょう。ナナさん」

ナナ(シエルちゃんは自分がこんなに調べられて気持ち悪く思わないのかなぁ?)

シエル「隊長については次のページですね」


主人公のページ(見開き一杯に埋め尽くされた文字。データ、グラフ、etc…)

ナナ「………」

シエル(このページは後でコピーして保存しますも!)

晩飯作るので次は遅くなります

朝 目玉焼き パン サラダ
昼 パスタ・ケーキ(おやつ)
夜 歓迎会

今日は“主人公”とナナが来た。2人とも人当たりが良く、ロミオの仲介もあってすぐに打ち解けられそうだ。
庭園で出迎えた「高貴な高貴なフェアリー。ジュリウス作戦」も成功した。(と思いたい)
一つ懸念があるのはナナの服装だ。あの露出度は一体どういう教育を受けたらああなるのだろうか。
俺も男なので目の向け処に悩む。決してナナをそういう目で見ているわけではないが、どうしても…
いっそのこと制服の着用を義務にしてしまおうか。
ロミオからブーイングが来るかもしれないが部隊内で何か間違いが起こってしまうのはまずい。
みんなの前でハッキリと命令できるか心配だ。

朝 バナナ ゼリー
昼 おでんパン・ケーキ(おやつ)
夜 モンツキダラのソテーとジャガイモのピュレ


今日は“主人公”とナナの実践演習に向かわせた。
ラケル博士とフランには怒られたが、あの2人を早々に実践の空気を吸わせたことに大きな意味はあったと思う。
2人の問題点も浮き彫りになった……。

初実戦が恐いのはよく分かる。
だけど、2人ともオウガテイル一匹にスタングレネードを使い切るのはさすがにどうかと思う。
なんとかダウンまで持って行ったのはいいが、動く度にビビるのもどうかと思う。瀕死の虫じゃないんだから。
あと俺がせっかくブラッドアーツを披露したのにずっと物陰に隠れてた。

『あ。終わりました?』
『見ろ』 (※ちみごっどいーたー参照)



そういえば、新しい隊員の配属が決定した。ギルバート・マクレイン。
経歴に難があるが、神機使いとしての実力は申し分ない。
ベテランとして、良き兄貴分として部隊を纏めてくれることを期待している。
問題が起きなければいいのだが……

まさか入隊当日に問題を起こすとは……
ロミオの態度にも問題があったらしいが、まさか暴力事件になるとは……。
ブラッド隊の雰囲気も凄く気まずくなってきた。

庭園の花が枯れてきたような気がする。ちゃんと手入れしてるのに……。肥料を変えるべきだろうか。

ギルバートへの処罰はどうしよう。
仮に決めたとしても彼にちゃんと言い渡せられるだろうか。あのヤンキー怖い。すぐ殴りそう。

“主人公”なら何とかしてくれると思って丸投げしてしまった。

最近、俺の隊長としての威厳が結合崩壊してきたような気がする。
隊員との交流もほとんど無いような気がするし、最近彼らのする話題も知らない。
フライアにユノが来たなんて俺知らなかったんだけど。
知っていたら隊長権限でサインもらってロミオにプレゼントしようと思ったのに。

朝 バナナ ゼリー
昼 レーション
夜 おでんパン・クッキーを少々

ギルバートの件は解決したが、次にシエルが入隊してきた。



シエルが入隊すること、俺には知らされていなかったんだが…。
ラケル博士の伝達ミスだろうか。そういえばギルバートの件が解決したことも報告が遅かった。
ロミオに尋ねたら、その日の内にギルバートは自分の非を認めて翌日には謝罪したらしい。
これから報告書の提出までのラグは一体何なのだろうか。報告書の作り方が分からなかったのだろうか。
まさか、「隊長の存在すっかり忘れてました!」テヘペロ なんてことは…ない。そう思いたい。

朝 バナナ ゼリー
昼 レーション
夜 なし

シエルと他の隊員との関係に問題が生じたらしい。
戦術理論の塊のような彼女が気分屋のロミオやナナと衝突することは大方予想していたが、
まさかギルバートまでシエルと衝突するとは思わなかった。


まぁ、この24時間完全管理されたトレーニングメニューを渡されたら誰でもそう思うだろう。


鍛錬は必要だと思うが、さすがにこれはやり過ぎだと思う。
シエルとは数年前に護衛対象とボディガードの関係で会っていた。
俺は彼女のそういう部分を治そうと1年近く努力してみたが、彼女とは業務連絡以外の会話をせずに別れてしまった。
今回の件も“主人公”改め副隊長に任せよう。
「これは隊を結束させるための試練だ」とか、それっぽいことを言いながら。
俺には手に負えない。


今日、部屋の入り口に設置していた対ラケル用トラップにシエルが引っかかっていた。
そういえば、彼女にトラップのこと伝えるのを忘れていた。

朝 焼き魚 ご飯 味噌汁
昼 焼きそば
夜 とんかつ定食

極東支部に向かうということで、しばらくは向こうの分化を知るために和食中心にしてみた。
箸の扱いに問題は無いが、焼き魚の骨の上手い分け方が分からない。
ナナに聞いてみようと思ったが、みんなで任務に行ったようだ。



あれ?俺はもしかしてハブられてる?


「ミッションは最大で4人で受注するものなので」とフランは言っていた。



きっと「ジュリウスは隊長だから一人でも大丈夫だろう」という俺の強さへの信頼だ。
決してハブられているとかそういうものではない…………よな?

シエルの件はすっかり解決していたようだ。今回はすぐに報告も来た。
ラケル博士曰く、新しい隊員の補充の予定もないようだ。
これでやっとブラッド隊が一丸となって活動することが出来る。







































最近、シエルの孤独が理解できたような気がする。







































シエル「」

ナナ「」

もし、このタイミングでジュリウスが
「零號神機兵×ジュリウス」とか「P66偏食因子×ジュリウス」ネタが
詳細に書かれているラケル博士の日記を見たら……!

シエル「この日記はここで終わっています」

ナナ「じゅりうすぅぅぅ。ごめんなさいぃぃぃぃぃぃ」ボロボロ

ナナ「みんなジュリウスのことは大好きだよぉぉぉぉ。ちょっと忙しそうで気を遣っただけなんだからぁぁぁ」ボロボロ

シエル「こっちには極東支部編と書かれています。おそらく続きはこちらにあるのでしょう」

シエル「こっちも読みますか?」

ナナ「いや、いいよ。これ以上読んだら心が折れそうだから」

シエル「そうですか。これはまた別の機会にしましょう」


コンコン


シエル「はい。どうぞ」

レア「失礼するわ」

ナナ「レア博士」

シエル「何かご用でしょうか?」

レア「実はラケルの部屋の整理も手伝って欲しいの。けっこう重たいものがあって男手も必要よ」

シエル「構いませんが、ラケル先生の部屋に男性を入れても大丈夫でしょうか?」

レア「服や化粧品は私が片付けておいたわ」

ナナ「じゃあ安心だね!」

ラケル博士の部屋の前

主人公「ここがラケル博士の部屋かぁ」

ギルバート「研究室には何度も入っているが、こっちの部屋は一度も無いな」

シエル「私も窺うのは初めてです」

ナナ「中はどんな感じなのかなぁ?」

レア「変に期待しないでね。私が一度片付けたし、元からそんなにおかしな部屋じゃなかったわ」



ラケル博士のプライベートルーム オープン!



>>120
俺もあのSSは大好きだよ。
ハルさんの聖なる探索の再現度の高さに感服した。


主人公「まぁ、普通の部屋だよね」

ナナ「なんか暗いというか黒いというか…」

シエル「ゴシックといった感じですね」

ギルバート「とりあえず電気つけようぜ。これじゃあ暗くてやり辛ぇ。ボタンどこだ?」

カチッ

ギルバート「あ、これか。ボタンっぽいの押したけど」


ウィーン ガシャンガシャン


主人公「これ何の音!?」

シエル「ギル。また変な物に触りましたね」

ギルバート「“また”って何だよ!」

ナナ「あ。こっちに電気のスイッチあったよ」カチッ



ギルバート「何だ…こりゃ?」

主人公「隠し扉…って感じかな」

シエル「奥に続いているみたいですね」

ナナ「探検みたーい♪」

レア「……」



隠し扉の奥の部屋とは一体!?
>>124-126

主人公とロミオの写真やデータ(山ほど)

主人公「けっこう長い廊下だね」

ギルバート「ナナの奴。あんな先まで行きやがって。何かあったらどうするんだ?」

レア「……」

主人公「レア博士。どうかしたんですか?」

レア「えっ!?…ああ、ええ。大丈夫よ。気にしないで」



ナナ「ふーん♪ふーん♪」

ナナ「最深部の部屋、一番乗り!」ドターン!

シエル「ナナさん!開けるときは慎重に!」

ナナ「」

シエル「」

ギルバート「おい!どうした!?」

主人公「大丈夫!?」

レア「……」

ナナ「2人とも来ちゃだめ!」

シエル「入らないでください!」

ギルバート「なに訳の分からないこと言ってんだ!入るぞ!」




ギルバート・主人公「」



主人公「何…この部屋」

ギルバート「写真だらけじゃねえか。気持ち悪ぃ」

ナナ「うん…。ほとんどジュリウスとロミオ先輩、ギルと隊長の写真もたくさん貼ってあるよ」

シエル「数は少ないですが、極東支部の男性の写真もあります」

ギルバート「全部隠し撮りかよ…気持ち悪ぃ」

主人公「……。こ、こっちにはほ、本棚があるね。ちょっと見てみようよ」

ギルバート「やめろ!そんな無理して地雷を踏みに行かなくてもいいだろ!」

更に速く!更に激しく!ホ○セッ○スはここまで進化した! (主人公×ジュリウス)
届け!俺のチャージスピア(下半身)! (ギルバート×ハルオミ)
雨宮リ○ドウ解体新書 (ソーマ×リンドウ)
KOUTA × KOUTA (18歳コウタ×15歳コウタ)
本部直轄部隊隊長だけど触手凌辱に堕ちそう (ウロヴォロス×ジュリウス)
ロミオとジュリエット…じゃなかったジュリウス (ロミオ×ジュリウス)
ジュリウス総受け本 肉○器になった貴族 (男性キャラ×ジュリウス)
もし偏食因子に物凄くエッチになる作用があったら(男性限定) (男キャラ乱交)


主人公「」

主人公「ごめん。ちょっとトイレ行ってくる」

ギルバート「ああ。しこたま吐いて来い」

レア(ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい全て私が悪いの……私がラケルを階段から落とさなければ……)

シエル「こっちには机がありますね。何か作業をしていたみたいです」

ナナ「ペンとか一杯あるね~」

レア「……」ガクガクブルブル

ギルバート「レア博士?大丈夫ですか?一旦外まで…」

レア「いえ…大丈夫よ。大丈夫」


ナナ「この封筒なんだろう?“冬コミ2074”?」

シエル「冬コミ…とは何でしょう?2074ということは今年の冬の何かみたいですが…」

ギルバート「何か聞いたことがあるな…。極東支部で誰かが言ってたような気がするんだが……」

主人公「コミックマーケット……」フラッ

ギルバート「おい!大丈夫か!?」

主人公「大丈夫だ。ちょっと吐き過ぎただけだから」

主人公「その封筒は多分、2074年…今年の12月に開催されるコミックマーケットのことだと思う」

主人公「その封筒……中身は?」

ナナ「開けてみるね」バリバリ

~大乱交!ブラッドブラザーズ!~ P.N ホタルのような女

ギルバート『オラ。立てよ。ジュリウス。次は俺の番だ』

ロミオ『おい!横取りすんなよ!俺のヴェリアミーチはまだバースト状態なんだ!』

ジュリウス『や……めろ。もう身体が……もたない……』

主人公『嘘吐いちゃ駄目ですよ。隊長』ガッ

ジュリウス『うっ…副隊長……なんのつもりだ?』

主人公『“もう身体がもたない”なんて嘘吐いちゃ駄目って言ってるんですよ』

ジュリウス『嘘……なんかじゃない』

主人公『いいえ。嘘です。だって隊長は…俺の“喚起”の力でヴォリーショナルがビンビンなんですから』

ジュリウス『!?』

ジュリウス『やめろ…!違う!これは…!』





ナナ「」

シエル「」

ギルバート「」

主人公「」

レア「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいベタ指定間違えてごめんなさいトーン貼りで原稿までカッターで切ってごめんなさい背景のパース間違えてごめんなさいインク零して原稿を一枚駄目にしてごめんなさい消しゴム掛けの時に原稿を破ってごめんなさいホワイト切らしてごめんなさい印刷所に依頼するの忘れてごめんなさい夏コミの時に頼まれていた同人誌を一冊も買えなくてごめんなさい盗撮写真がピンボケだらけでごめんなさい神機兵に漫画アシスタント機能を搭載できなくてごめんなさい黒○のバスケの録画を忘れてごめんなさいハ○キューの録画データをト○ンスフォーマーで潰してごめんなさい弱○ペダルの1巻にポテチの破片を挟み込んでごめんなさい貴方のパソコンをウィルスに感染させてBL画像ファイルをクラッシュさせてごめんなさいま○マギ一番くじであんこじゃなくてQBを当ててごめんなさい無印の時のコラボで『杏子コス作れ』って極東支部の服飾製作部に圧力かけられなくてごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

シエル「レア先生。落ち着いてください」

ナナ「いや、これ見て落ち着く方が無理な話だと思うよ?」

ギルバート「どんだけトラウマ抱えてるんだ。この博士」

シエル「とにかく落ち着いてください。レア先生!」

レア「」ビクッ

シエル「これは恥じるべきものではありません。貴方の妹は、ラケル先生は自分の内なるアラガミと戦っていたんです」

レア「え?」

シエル「ソーマ博士から聞きました。P73偏食因子を投与された者は身体構造がアラガミに近くなります」

シエル「それと同時に本人の意識の中にもアラガミが生まれ、本人の意志とは異なる捕喰本能が精神を支配しようとします」

シエル「P73偏食因子を投与された者は永遠に内なるアラガミと戦い続ける運命にあると…ソーマ博士はそう言っていました」

シエル「ラケル先生の時、私達は幼いラケル先生は内なるアラガミに敗北したものだと思っていました」

シエル「しかし、それは違うんです。この同人誌がそれを証明しています」

シエル「私達の知る“終末捕喰を引き起こしたラケル先生”の目的通りなら先月にこの世界は滅んでいるはずです」

シエル「でもラケル先生はこの同人誌を描きました。今年の冬に出品するための同人誌をです!」

シエル「これは矛盾していませんか?どうせ世界を滅ぼすのにどうして滅んだ後に出品する同人誌なんて描くのか…」

シエル「多分、それは“人としてのラケル先生”の最後の抵抗だったのかもしれません」

シエル「“人としてのラケル先生”は表に出られないだけでずっと“終末捕喰を引き起こしたラケル先生”と戦っていたのかもしれません」



主人公「ハハハ…なんだろう。シエルの言ってることがよく分かんないや」

ギルバート「安心しろ。俺もサッパリだ」

ナナ「つまりこういうことでしょ?」

人としてのラケル(人ラケル)「このBL本を…〆切までには…ううっ!」

終末捕喰を引き起こしたラケル(神ラケル)「いずれこの世界は神によって呑まれ、星は生命の再分配によってあるべき姿に戻る」

神ラケル「それはもうすぐだというのに、どうしてそんな抵抗をするのかしら?」

神ラケル「それに理解できないわ。同性同士で愛するなど。愛なんて性欲をオブラートで包んだ言葉」

神ラケル「愛も性欲も繁殖という生物としての本能的な行動に基づいているのに、子を成せない者同士で愛する意味はあるのかしら?」

人ラケル「愛は……理性だから!私達人間は…理性に基づいて行動する。愛は生殖とか繁殖とかそういうもので語れるものじゃない」

神ラケル「そう…理性ね。けど貴方の描く漫画に出てくる男性はみんな性欲と言う名の本能に支配されて男同士でくんずほぐれつしているのだけれど?」

人ラケル「うぅぅぅぅぅっ!」

神ラケル「今、貴方は矛盾に満ちている。でも安心なさい。もうすぐ解放されます」

神ラケル「BLも百合もロリコンもショタコンもあらゆる異常性癖が無くなる。生物として当然のノーマルなラブだけになるのよ」

人ラケル「そんなもの…認めるわけにはいかない…!BLは…BLは不滅なの…!」

ナナ「――――っていう感じで」

主人公「なんか嫌な戦いだなぁ…」

ギルバート「どっちを応援すればいいか分からねえ」

シエル「だからレア先生も……」

レア「あああああ!ラケル!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!貴方の苦しみを理解できなくて恐怖心ばかり抱いてごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」

主人公(また博士のトラウマが増えた…)



その後、ラケル博士のBL本の山は腐の流通ルートに流れた。
そして2074年の冬コミで出す予定だった同人誌はこっちで誰も売り子をやりたがらなかったので「極東支部腐女子会」の協力を得て委託販売することで世に出した。ギルバートは殺す勢いで猛反対だったが、ラケル博士の供養ということで一度だけ認めた。

無論その後、極東支部の女子たちが主人公とギルバートに向ける視線の色合いが変わり、男性陣に避けられるようになったことは言うまでもなかった。




おわり

おまけ 螺旋の樹の中


ジュリウス「……どうしよう」

ジュリウス「部屋の中にシプレ踊ったDVDとか日記とか残したままだ」

ジュリウス「このままだと俺の恥ずかしいあれやこれがみんなに見られてしまう…!」

ジュリウス「一番まずいのは押入れの奥にある副隊長がプリントされた抱き枕」

ジュリウス「コミュ障ぼっちを抉らせて友達(と俺は思っている)の抱き枕を作って毎日抱いて眠っていたなんて知られたら…」

シエル『私の後ろに立たないでください』バキューン!

ナナ『ヴィスコンティさんには失望しました。もう関わらないでください』

ギルバート『よぅ。バナナ。ジュリウス買って来いよ』

主人公『ヴィスコンティ元隊長は別行動で。残りは俺についてきて』




ジュリウス「何とかして……なんとかして部屋のあれやこれを処分しないと!」

ジュリウス「でも今の俺は特異点。俺がここからいなくなると終末捕喰が再開する」

ジュリウス「あれだけ壮大な別れをしたのに『ごめん。けっこうきついから帰って来た』ってやるわけにも…」

ジュリウス「……」

ジュリウス「そうだ!俺の特異点反応を一旦消失させよう!」

ジュリウス「そうすれば、俺が力尽きたと思ってみんな助けに来てくれる!」




主人公『ジュリウス!』

ジュリウス『すまない……。約束を……守れなかった』

ギルバート『そんなこと言ってる場合か!』

ナナ『戻ろうよ!ジュリウス!』

シエル『戻りましょう』

ジュリウス『でも…俺がいなくなると…』

榊『そこは私達に任せたまえ!極東支部驚異のテクノロジーで終末捕喰を永久ストップ!』

エミール『さすが榊博士!デウスエクスマキナも真っ青なことを平然と成し遂げる!』

エリナ『そこに痺れる!憧れるぅ!』





ジュリウス「よし。我ながら完璧な作戦だ」







アイザック「ジュリウスの特異点反応が消失した…!?」


GODEATER 2 RAGE BURST 

今度こそ終わりです。

追記
レア博士はドSの振りしたドM可愛い

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年01月05日 (月) 22:32:34   ID: 16_BayUX

久しぶりのGEss。
面白かったぜ(^^)b

2 :  SS好きの774さん   2015年04月02日 (木) 15:48:13   ID: 8sjBP_wF

吹きましたw
おもしろかったです!

3 :  SS好きの774さん   2016年12月28日 (水) 13:01:51   ID: BKHog9rB

面白かったです!

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