御坂「そこそこは値が張る店のやつよ」




上条「おお！だんだんお見舞い品が進化していきますなぁ！」




御坂「そうかしら？私的には超適当なんだけどね」




上条「まずさ、お見舞い品をくれるってだけでも俺にとっちゃ有り難すぎるんだぜ?」




御坂「あんまりお見舞い来る人居ないのね、涙腺が…」




上条「やめてくれぃ！さすがに惨めすぎる！いや、人は来てくれるんだよ？来てくれるんだがほとんど冷かしなんだよ」




御坂「まあ、そんなもんでしょうね。アンタのお見舞いなんて」




上条「言い方が、言い方が……」

御坂「私も一緒に食べるわね」




上条「皿は…皿は……皿無き事には…」




御坂「あら、知らない？ここのケーキは一個一個にフォークとお皿が付いてくるのよ？」




上条「わっ…ホントだ。しかもゲコ太柄…そういう事だったのか」




御坂「ち、違う！その皿目当てでその店にしたとか絶対そんな事ないし！」



上条「じゃあ、俺が皿貰ってもいいんかよ？」




御坂「ごくり……ダメ！私が買ったんだから、私が貰わないとおかしいでしょ！」




上条「あっらーお嬢様が皿一枚も見逃せないってどういう事ー？」




御坂「裏声やめろ！そ、その質感が気に入ったのよ。骨董品とかと同じよ」

上条「ほぉぉ、なら私の友達にそこらへんに詳しい人がいるんでぇ、鑑定お願いしてあげましょうかぁ？」




御坂「うぇぇ…キモい！なんかはちみつ色の嫌なものを想起しちゃったじゃない」




御坂「え、いや、ちょっとまって。アンタ自分の頭を右手で触んなさい」




上条「てへっ☆バレちゃったぁ」

上条「後ろを見てみんしゃい☆」



御坂「………じろり」




禁書「と、当麻が！当麻がゲイに目覚めてしまったんだよオティヌス！」




オティヌス「もしかしてあの鈍さはそれが原因だったんじゃないのか？」




禁書「だとしたらいつから…あっ、私がいっつもキワどいな格好で寝てるから現実逃避するために…？」

オティヌス「それは自意識過剰、いや自信過剰とも言える。どう考えても原因は私だ、この格好を見てみろ後このたわわに実る二つの果実も」




禁書「そっくりそのままお返しするんたよ！どう考えても文部両道才色兼備な私が原因なんだよ！ねえ当麻！」




上条「あっらぁ、上条さんはぁ。ちゃんとノーマルのはずよぉ？」




オティヌス「じ、人格が乖離しているだと！？」




禁書「高校生の盛りっぷりは恐ろしいんだよ…現実から目を背ける為に新たな人格を生成するなんて…」




御坂「違うわよ、こいつは今操られてるの。右手で頭を触れれば無事なはずよ」




上条「させないわよん☆貴方達が帰らない限りは☆」

御坂「はぁ？意味わかんないんだけど、何であんたがコイツに関わるのよ？てかいつからよ？」




上条「教える義理はないわぁ☆さあ帰んなさいなっ」



御坂「何よそれ、無理矢理にでも引き剥がしてやるわ。さあそこのシスターも」




禁書「もちろんなんだよ、てか操られ
てるって能力だよね？」




御坂「そうよ、右手で触れさせるの」




オティヌス「私は見物しておくよ、ケーキでも食べながら」




禁書「あっ、誰のか知らないけど残しといてよ！」




御坂「それは私とアイツの分じゃあ！！勝手に食うな！」




上条「ど、どうしたんだ皆」




食蜂「やっほー☆」

御坂「うわっ、ご本人ご登場ってワケね」




食蜂「御坂さぁん、そんな事呟いてる暇は無いわよぉ？」




黒子「お、お姉様！何故黒子に黙って類人猿のお見舞いなどをっ！！」




食蜂「さっさと帰らせた方が良いんじゃなくって？」




御坂「くっそ、ハメやがったわねぇ…でもその手には……って何で白いのが抱きついてんのよ！？」




黒子「そこの女離しなさいな！おらっ！さあ！こんな所からはおさらばですわ！お姉様！」




食蜂「上手くいったわねぇ、そこの妖精さんはだーれ？」

上条「だ、誰だよお前！」




オティヌス「確かに、礼儀と言う物を知らないようだな」




食蜂「食蜂操祈デス☆さあそちらも」




上条「俺は上条当麻だ」




オティヌス「教えん」




食蜂「なんでぇ？闇の実験の犠牲者か何かかしらぁ？」




オティヌス「はっ、スケールが小さい小さい。だが気に食わんからお前には教えんがな」




食蜂「ひっどいなぁ☆名乗らせといてそれぇ？じゃあ実力行使に出させてもらうわぁ」




上条「やめろっ！」




食蜂「ど、どうしたの上条さん」




オティヌス「随分と親しげだな、初対面なのだろう？上条さんとは何だ」




上条「お前は俺を操っていただろう？てことは精神系能力だな、実力行使ってじゃあ記憶を読み取るのか？」




食蜂「そ、そうよー上条さん…上条さん……」

上条「なら、絶対に記憶を読ませるワケには行かない。こっちも実力行使だ」




オティヌス「別に読みたければ読んだら良いと思うがな、確実に膨大過ぎる情報量でクラッシュするだろうが」

食蜂「きゃっ、何するのよぉ。おデコに手くっつけて、これが実力行使なわけぇ？」




上条「そうだ。さぁ、このまま病院から出て行ってもらおう。もしもの時があるからオティヌスは残っててくれ」




オティヌス「そこの転がってるシスターを放っておく訳にもいかんしな、その代わりケーキは食べておく」




上条「ああわかった行ってくる」




オティヌス「ああ」




食蜂「(はい、成功☆)」

食蜂「(何とか上条さんと二人きりになれたわねぇ、でも病室は使えないし。もう一度操るしか無さそうね、ソレッ☆)」




食蜂「(何処に連れ込めば良いやら、さすがに人前では不味いし…)」




食蜂「あっ、いたいた！どうすれば良いのかしら唯一さん…」




唯一「アレは一瞬では終わらないんですよー、でも早くしたいでしょー？だったら抜け出してもらうしかないってば」




食蜂「そ、そうよねぇ。でも、どうやって」

唯一「車で来たんでー、それで良いっしょ？」




食蜂「すまないわねぇ」




唯一「私も早く試したくてウズウズして
るからさー早く行くよ？」

唯一「着きましたよー、ここなら人も居ないし安心だね！」




食蜂「あ、ああそうね。ここ空き家？」




唯一「そうだねぇ、でも一瞬だけなら大丈夫ですよー」




食蜂「ほ、ほんとに上条さんの能力が元に戻るのぉ？」




唯一「心配しなくて良いですってー、見たでしょ？あの資料」




食蜂「確かに被験者は皆記憶を取り戻していたけど、どうやったの？」

失敗したっぴ

上条さんの能力を
↓
上条さんの脳を

唯一「ざんねーん、教えられませーん」




食蜂「は？………い、意識が…騙したってコトぉ……………」




唯一？「どうするのー？これー」




老人？「しばらく眠っていて貰おうかの」




唯一？「てかほんっとーあの犬っころは面倒だったわよねー。飼い主も飼い主で犬っころへの執着心が半端無かったしー☆」





老人？「そのお陰で我々が探査されずに済んでおるのじゃから、一方的にあの犬を邪険にもできまい」




唯一？「まー、そうなんだけどさー☆ワタシ面倒臭いの嫌いだしー」

老人？「それじゃあ始めようかの」




唯一？「そうねー。ちょっと中身には痛い思いしてもらう事になるけどー☆」




老人？「幻想を殺させてもらおうかの、なあ上条当麻よ」

御坂「全く、お見舞いぐらい何て事ないでしょ」




黒子「そうなのですがね、本来は。ですが類人猿と言うのが問題ですの」




御坂「だからさー、別にアイツとは何にもないんだってー」




黒子「あの男がベッドに引きずり込んできたら抵抗しようが無いのしょう！あの意味不明な右手のお陰で」




御坂「そんな事しないわよアイツは」




黒子「男なぞ皆獣なのですよ！？

寝ます。

文読み返したらさすがに内容が痛すぎましたので今からほのぼの書きます。

今からリセットです。今までのは忘れてください。黒歴史です。





上条「ふぅ…で、何で来ちゃったんだ？」




レッサー「むぐぐぐっ、ごべぼぼんぐぐぐぐ！！」




上条「あっすまん。急にベッドダイブされたからイラっときてやっちまった。用件は？」




レッサー「ぷはっ！はぁはぁ。く、口を押さえるなら手じゃなくって普通棒を突っ込むでしょ！！」




上条「何の事言ってるのー？ぼー？なにそれー」




レッサー「純情少年気取ったってムダムダ！アナタも一応は男子高校生！盛りに盛っているんですからっ！」

上条「''さかる''ー？食べものが歯に詰まった時に、''はさかる''って使うけどーそれと関係あるのー？」




レッサー「何ですかそれ！私ですら知りませんよそれ！」




上条「で、なんで来ちゃったんだ？」




レッサー「言い方！心にグンとくるっ！もちろん Yo! Bi! ですよ！」








上条「何だその滑らかな発音、もしかして''夜這い''と''よう！バイ！''ってのを掛けたのか？内容すら滑らかだったとは」




レッサー「やめてくだせぇ！私も後悔してるんですから！てか何でこんな夜中に起きてるんですか？ヨバマチ？」




上条「何となく意味がわかってしまったから答えるが違う。フロリスから非通知で電話が来たんだ『レッサーが今からヨバリにいっきゃーす』ってな」




レッサー「ヨバ…ヨバヨバヨバ！！ヨバ時代の到来です！ ヨバるヨバったヨバヨバヨバヨバ！ゲシュタルト崩壊！」




上条「頼むから変な活用をしないでくれ。日本語の乱れを外国人に加速させられちゃたまらん」

レッサー「大丈夫です！YOBAを世界共通語に仕立てあげれば良いんです！」

(_ _).｡o○

レッサー「どやぁぁあ」




上条「ペッ」




レッサー「うわっ！唾はかれ…て無い！効果音だけか良かったじゃない！良くない！」




レッサー「メンタルボロボロになっちゃたんで、下からの栄養補助で補うしかねーっすな。じゃあレッツSe…」




上条「黙って？ねぇ黙ってよねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ何で黙ってくれないのねぇねぇねぇねぇねぇ」




レッサー「x!ホンモンのジャパニーズメンヘラ！きましたよーきましたよー日本文化の粋！よっジパング！」




上条「ねぇねぇねぇねぇねぇ隣の病室に居る人から変な風に思われたらどうするのねぇねぇねぇねぇねぇねぇ」




レッサー「もうこれは遅いです！正直手遅れだ！だったらもうええやん！スケベしようやあ！」



上条「本気でやってもいいんかよ？」




レッサー「ごくり…さあ！きなさい！」