初春「……」ｽｯ

佐天「お、空気椅子した。パンツは脱がないのか。ってことはポーズだけなんだ」

初春「んん……ん……」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

佐天「へー初春はこうやってうんこするのかー」

佐天「普通だな」

初春「ん……」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

佐天「そりゃまあそうか。よっ」ﾋﾞｭﾊﾞｰﾝ

初春「……はっ！なんですか今の！」

初春「なるほど、その人の普段うんこしてる姿を再現させるんですね」

佐天「うん。でもポーズだけみたい」

初春「……待ってください。私ちゃんと力んでたんですよね」

佐天「そうだね」

初春「わたし、ついさっきうんこ行ったばかりなんです。ということはもしうんこ行ってなかったら……」

佐天「……ああ、そうか。穿いたまま出してたことになるのか」

初春「危険な能力ですね。無闇に使うのはやめましょう」

佐天「そだね」

黒子「おや、奇遇ですの」ｼｭﾊﾞｯ

初春「白井さん」

佐天「それっ」ﾊﾞﾋﾞｭｰﾝ

黒子「」ｽｯ

初春「言ってるそばから」

佐天「まあまあ。あれ？」

初春「どうしたんですか？」

佐天「白井さん、うんこ座りしてる」

黒子「……」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

初春「そりゃうんこしてるんですから」

佐天「そうじゃなくてさ。さっき初春は空気椅子だったんだよね。洋式でする感じの」

初春「はあ。あっ」

黒子「……んぉ」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

佐天「そう、白井さんは和式スタイルなの」

初春「でも待ってください。この時代に、しかも学園都市に和式のトイレなんて……」

佐天「うん。私もみたことないよ」

黒子「んぁぁぁ……お！」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

初春「ってことは白井さん……」

黒子「ご」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

佐天「普段、野糞してるのかな」

黒子「……はっ！なんですの！？わたくしはなにを」

佐天「あのー白井さん？」

黒子「はい？」

初春「白井さんって……普段野糞してますか？」

黒子「ひょえええ！？なぜそれを！はっ」

佐天「やっぱりだ」

初春「まあ白井さんらしいですよね」

～～～～～

初春「っていう能力だそうです」

黒子「なんという……」

佐天「でもまさか白井さんが野糞してるなんて」

黒子「……ええ、そうですわ。してますわよ野糞。あの類人猿のアパートの屋上で」

初春「なんという……」

黒子「こんなことしてもなにもならないのは重々承知ですの。でも憎いんですの！キイイイ！」

佐天「まあ気持ちは……まあ……わからないなこりゃ」

黒子「部屋に侵入してひり出さないだけありがたく思ってほしいですの！」

初春「あっ、噂をすれば御坂さんと類人猿さん」

黒子「なんですって！？」

御坂「は、話って、なによ！」

上条「……」

佐天「なんかあれは、あれだね」ﾋｿﾋｿ

初春「ええ。あれですね」

黒子「キイイイ！あの類人猿！まさかお姉さまに、こくは、告白を……」ﾜﾅﾜﾅ

佐天「こりゃ面白くなってきたぞ」