シンジ「あれは先週のことだよ……」

ゲンドウ(息子がなんか語りだしたぞ)

～～～～～

アスカ「シンジー」ｶﾞﾗｯ

シンジ「うわ！ちょっとノックぐらいしてよ！」

アスカ「いいじゃない別に。なにやってんの？」

シンジ「なにって宿題だよ。邪魔しないでよね」

アスカ「ふーん」

シンジ「えーと、8×12は」

アスカ「ねえねえ」

シンジ「ん？」

アスカ「あれ、なんで「ねえ」って言うのかしら」

シンジ「……へ？」

アスカ「「ねえ」よ。ねえねえの「ねえ」」

シンジ「は？」

アスカ「だから、「ねえ」って言うじゃない。さっきもほら」

シンジ「ああ、で？」

アスカ「なんで「ねえ」なのかしら」

シンジ「……はあ？」

アスカ「ねえ」

アスカ「なんで？」

シンジ「いや……なにが？」

アスカ「だから、「ねえ」よ。「ねえ」」

シンジ「だから、ねえがなんたよ」ｲﾗｲﾗ

アスカ「「ねえ」よ。言うでしょ？なんでかなって」

シンジ「……」

アスカ「ねえ」

シンジ「……だからなにがわからないんだよ」

アスカ「ねえ」

シンジ「ねえのなにがわからないんだよ！」

アスカ「キャ！」

シンジ「っ。ご、ごめん」

アスカ「ねえ」

シンジ「……」ｽｩｰﾊｧｰ

アスカ「ねえねえ」

シンジ「……アスカは、ねえのなにがわからないの？」

アスカ「なにが？うーん」

アスカ「忘れちゃったわ」

シンジ「」

アスカ「あ、アイス食べよーっと」ｶﾞﾗｯﾊﾟﾀﾝｯ

シンジ「」

～～～～～～

シンジ「うわあああああ！」

ゲンドウ「ひっ！」

シンジ「思い出しただけでイライラする！父さんアスカを殺してよ！」

ゲンドウ「いや、その」

シンジ「今のでわかったでしょ！？」

ゲンドウ「いや、シンジよ……」

シンジ「これだけじゃないんだ！」

～～～～～～

アスカ「シンジー。ご飯できた？」

シンジ「もうちょっとかかるかな。座って待っててよ」ｼﾞｭｩｰﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

アスカ「うん」

シンジ「……」ｼﾞｭｩｰ

アスカ「今日ご飯なに？」

シンジ「豚カツだよ。アスカ好きだろ」

アスカ「うん」

シンジ「……」ｼﾞｭｩｰﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

アスカ「まだ？」

シンジ「……ああ、まだ」

アスカ「ふーん」

アスカ「……今どのくらい？」

シンジ「へ？なにが？」

アスカ「豚カツ」

シンジ「豚カツがどのくらいって、どういうこと？」

アスカ「豚カツ。あとどのくらいで出来るの？」

シンジ「ああ、えーと…わかんないや。出来たら言うから座っててよ」

アスカ「うん」

シンジ「……」ｼﾞｭｩｰﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

アスカ「何パーセントぐらい出来たの？」

シンジ「座って待っろって言ってるでしょ！」

アスカ「キャ！」

座って待ってろ な