一方通行「路上のカリスマ……だァ?」 (50)
~とある病院~
冥土返し「わざわざ来てもらって悪いね」
一方通行「打ち止めじゃなくて俺を呼ぶってことは、何かあンだろ? 早く要件を言え」
冥土返し「そう焦らなくていいよ。今回は悪いニュースじゃない。むしろ君にとってメリットしかないからねぇ」
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ホーリーランドかな
一方通行「そうかよ」
冥土返し「しかし君、少し痩せたんじゃないかな? ちゃんと食事はとらないとダメだよ」
一方通行「食っても太らねェ体質な上に、ろくに運動もしてねェからなほとンど体格が変わらねェンだ」
冥土返し「世の女性達が聞いたら殴りかかってきそうなものだけど、筋力の低下は心配なものだねぇ」
一方通行「キャラじゃねェがさすがに多少の筋力は必要だと感じてるぜ。まぁ杖ついてるから動けねぇのは仕方ねェがよ」
冥土返し「そうそう、今日呼んだのはそのことなんだ。実は、新しいチョーカーを君に試してもらおうと思ってたんだよ」
一方通行「あン? 新しいチョーカーって前のと何が変わンだ? バッテリーか?」
冥土返し「まぁ当たらずといえども遠からずだね。少し話はそれるが、実は君の脳は少しずつ回復しているんだよ」
一方通行「えマジで?」
冥土返し「……主に運動を司る部分だけだがね。脳が損傷を受けた時より、少しずつ動きやすくなってるとは感じないかな?」
一方通行「自分じゃぁわからねぇな」
冥土返し「まぁそこでだ。君の回復した脳波と妹達との脳波リンクを調整しなおした結果、大幅に改良できたというわけだよ」
一方通行「ンで、具体的に何が変わんだァ?」
冥土返し「端的に言おうか。杖なしで動けるようになる、バッテリー消費もほとんど無しでね」
一方通行「えマジで?」
冥土返し「……あぁ。ただ能力のための中枢はさすがに回復していないからね、能力使用ができる時間は今までより少し伸びる程度だ」
一方通行「通常時はわずかな補助で動けるようになるからバッテリー消費もほとんどないってことかァ」
冥土返し「そういうことさ。今まで杖についていたジャミング装置だが、そのあたりは自分でなんとかしてくれるかい?」
一方通行「あァ、わかった」
冥土返し「じゃぁ、この新しいチョーカーと今つけているのを交換したら帰っていいよ。徐々に杖なしでの歩行に慣れるんだね」
一方通行「わりィな」
一方通行「杖なしで歩くのってこンなにきつかったかァ? まァイイ、せっかくだから軽く走ってみるか」
~5分後~
一方通行「……やべェ。俺どンだけ体力ねェンだよ。ど、どっか休憩できる場所はァ」ゼェゼェ
一方通行「……ブックオフでイイか」
店員「「「いらっしゃいませ~」」」
一方通行「とりあえず立ち読みだよなァ。実は100円中古本コーナーにおもしれェマンガがあったりすンだ」
一方通行「……この変な表紙の本でイイか。タイトルは……『ホーリーランド』か」
※ホーリーランド
いじめられっ子で気弱な少年が、本当の自分を求めて荒くれ者のヤンキーたちがひしめく「夜の街」へ繰り出す物語。
様々な格闘技の技術を駆使し夜の街で名を轟かせていく主人公。
強くなっていく自分と、本当の自分とのギャップに戸惑いを覚え、大きく揺れ動きながら成長していくストーリー。
作者のリアルな経験に基づく格闘技解説もおもしろい。
>>2 その通り でもストーリーはほぼ関係無しで。ただの格闘技とホーリーランド好きのss
一方通行「ンだこのくそもやしっ子な主人公はよォ。そンなンだからいじめられンだろうが」
「おィおィなンなンですかァなンでそンな危なそォな路地裏にいっちゃうですかァこのクソガキはァ」ハラハラ
「おい、やめとけスキルアウト3人なンててめェじゃ勝てねェよ!」アセアセ
「……おいおい嘘だろ。すげェぞこいつ」
「やめろォ! そンなガタイがイイやつに手だすンじゃねェ!」
「バカヤロウその手は読まれてる!!」
「ナニアノヒト」
「ミチャイケマセン」
~数時間後~
「「ありゃりゃしたー」」
一方通行「全巻読ンじまったぜェ。なンか、強くなった気分だァ。……路地裏でも行くか」
「やっやめてください」
「いいじゃねぇかよぉ~」ヘヘヘ
一方通行「ちょうどいい奴らがいるなァ」ニヤリ
一方通行「おい、ゴミども」
スキルアウトA「あん? んだてめぇは?」
スキルアウトB「ハハハ、こんなもやしみてぇな奴がつっかかってくるとはな」
スキルアウトC「ぶっ殺される前に消えたほうがイイゼえ?」
女(逃げよ)スッ
一方通行「いいからさっさとこいよ粗大ゴミたちさンよぉ」
スキルアウトA「オーケーぶっ[ピーーー]!!」
スキルアウトA「オラァ!!」ブンッ
一方通行「うおっ」バッ
一方通行(あっこれやべェパターンだ)
スキルアウトB「くらいやがれ!」ドガッ
一方通行「……ガッ!?」(マジイ、もろにみぞに入った)
一方通行(……タンカ切ったはいいが俺が素手で殴りあって勝てるわけがねェ。マンガのせいでもやしなの忘れてたぜェ……倒れるフリしてスイッチを)カチッ
一方通行「……あん?」(演算が、できねぇ……バッテリー切れだとォ!?)
冥土返し「そういえば、ほとんど充電してないっていい忘れてたねぇ」
スキルアウトC「死にやがれ!」ガッ
一方通行「ッ……」(鉄パイプで頭を……このままじゃァ)
スキルアウトA「トドメだな。安心しろ、全治一ヶ月の重症程度で抑えてやるから……よっ!!」ブン
一方通行(……俺ァ、能力無しじゃこンなに弱かったのか。こンなンであいつらを守ろうなンざ、笑いもンだ……な)
「そこまでだ!!」
スキルアウトA「あぁ?」クルッ
一方通行(……ヒーロー)
上条「大丈夫か! 一方通行!!」
スキルアウトA「なんだてめェ? こいつの仲間か? とりあえずてめぇもボコらせてもらうわ。やっちまえ!」
スキルアウトB「オラァッ!!」
スキルアウトBは上条の顔面めがけ、大きく拳を振り上げる。
が、先に拳が届いたのは上条だった。左拳を顔面に入れられ体勢を崩したBに、連続して右の拳を叩き込む。
スキルアウトC「クソがっ!」
鉄パイプを上条に振り下ろす……が、やはり先に届くのは上条の拳。Bと同じように右拳をもらったCは地面にうずくまった
スキルアウトA「まさか。そのツンツン頭……それに変形したボクシングの構え。てめぇ! 噂のスキルアウト狩りかよ!?」
上条「お前らがことあるごとにつっかかってくるから倒してるだけだろうが! 変な名前つけんじゃねぇ!」
スキルアウトA「今この学区のスキルアウトの中じゃぁてめぇの噂でもちきりだぜ。いい機会だ。てめぇぶっ倒して名を挙げてやんよぉ!!」
Aは上条に向けて勢い良く右ストレートを放つ。上条はそれを前に移動するだけで躱し、がら空きの懐のボディブローを入れた。
スキルアウトA「グッ……」ドサッ
上条「大丈夫か、一方通行」
一方通行「……礼を言うぜ三下ァ」
上条「気にすんな。それより病院行くか? まぁ細いパイプだからそんなにダメージはないと思うけど」
一方通行「いや大丈夫だァ」
上条「ところで、なんで能力使わなかったんだ?」
一方通行「本当は使いたかったンだけどな、うン」(あのカエル医者あとで一発しめとかねぇとな)
一方通行「それよりいくつか聞きてェことがあるが……いいか?」
上条「え? 別にいいけど」
ファミレス
上条「悪いなおごってもらって」
一方通行「気にすンな。助けてもらったンだからこれぐらいするのは当たり前だぜェ。ンなことよりよ、なンだお前のさっきの」
上条「さっきのって、あぁスキルアウト狩りって呼ばれてることか? まぁ俺の不幸体質は知っての通りだと思うけど、それでスキルアウトに絡まれる度に相手してたら、いつのまにか俺が積極的にスキルアウトを狩ってるって認識されちゃったんだ」
一方通行「相変わらずだなァお前」
上条「まぁもう慣れたんですけどね」
一方通行「つかお前さっきボクシングの技使ってたよなァ?」
上条「え? 確かに使ってたけど、一方通行って格闘技のことわかるんだな」
一方通行(まぁマンガの知識しかねェけどな)「詳しく解説してもらいてぇ」
上条「え、なんで?」
一方通行「興味がある」
上条(何に目覚めたんだこいつ)「わ、わかったよ。まず最初の2人を倒した時だけど」
一方通行「わンつーだな?」
上条「その通り」
※ワン・ツー
ボクシングの基本テクニック。ジャブ、ストレートを連続で放つ技。
上条「まず最初の二人の攻撃の特徴はなんだかわかるか?」
一方通行「パンチに鉄パイプ……んーわかンねェ」
上条「それは、振りかぶってから攻撃してるってことだ」
一方通行「ほォ」
上条「あいつらも含めてだが、喧嘩慣れしてない奴ってのは一旦肩を振り上げてから殴ろうとするんだ。だが、ボクサーは違う」ビュン
一方通行「うおっ」(速ェ……)
上条「こんな感じでノーモーションで打てるんだ。だから、相手よりあとに打っても先に当たる。しかも予備動作が無いから、相手は拳が突然現れたように感じるんだ。もちろんジャブだけじゃ決定的なダメージは入れられないけど、大体の人は顔面に拳が入るとひるむだろ? そこで腰の回転も利用した右のストレートで仕留める。これがボクシングの基本ワン・ツーだな」
一方通行「なるほどなァ」
上条「最後の一人はちゃんとしたストレートを打ってきた。えーと、基本的に防御ってのは2種類ある。なんだと思う?」
一方通行「ガードするか、かわすかか?」
上条「その通りでございます。そんで、喧嘩で重要なのはかわす方」
一方通行「理由は?」
上条「まず喧嘩の特性上、1対1じゃない可能性が高いだろ? そんな時一人の攻撃を受け止めてるとその分時間がかかっちまって、他のやつにやられちゃうんだよ。それと一番大事な理由は、攻撃につながるからなんだ。特に、前に出てかわすことができれば相手の身体はがら空きになるから、短期決戦ができるんだ。最後の一人はこれで倒したんだよ」
一方通行「なんか、色々考えてンだなァ」
上条「戦ってる時はあんまり考えてないけどな、慣れちまってるから身体が勝手に動くんだ」
一方通行(さすが三下だぜェ)「ところで、てめェはどーやってそんな知識身につけたンだ?」
上条「それは……まぁ生きていく上で必要だったってのもあって、ボクシングのジムに通ってたんだよ。知り合いの知り合いがオーナーやっててさ、1年位ただ同然で教えてもらったんだ」
一方通行「苦労してンだなお前。しかし、ボクシングにしては少し崩れた構えだったな?」
上条「あぁ。実は、ボクシングだけじゃなくて空手の技術も取り入れてんだ。あとは、実戦の中でちょっとずつ変えていったんだけどな」
一方「なるほどだぜェ」
上条「てかどうしたんだ一方通行? 能力無しで喧嘩なんて、理由があるんだろ?」
一方通行「まァなんていうかよ、俺も能力無しで周りのやつを守れるようになりてェッて思ってな」
上条「それでいきなり喧嘩しようとしたのか?
一方通行「まァな」
上条「ハハハッ。そうか、お前も成長してるンだな! 上条さんは嬉しいですよ」
一方通行「うるせェよ」(マンガに影響されたとはいえねェぜ)
上条「今日はありがとな一方通行!」ブンブン
一方通行「こっちのセリフだァ」
一方通行「さて……」
黄泉川家
打ち止め「おかえりなさーーいってミサカはミサカは杖がなくても歩けるようになったあなたにダーイブ!!」バッ
一方通行(前に……かわすっ)ダッ
打ち止め「いったーい! なんでかわすのってミサカはミサカは」
一方通行「悪かったな」ワシワシ
打ち止め「ブ~」
黄泉川「一方通行、遅かったじゃん? 早くご飯食べるじゃんよ」
一方通行「おォ、わりィな」
打ち止め「ごちそうさまでした~っとミサカはその勢いのままお風呂へ突撃なのだ~」
一方通行「ったくクソガキは」
番外個体「ケケッ、いっしょに入ってあげれば? ロリコンさん?」
一方通行「うっせぇよババァ」
番外個体「ちょっ、まだミサカは若いんだからねっ」
一方通行「わァーったわァーった。おい黄泉川ァ」
黄泉川「なんじゃん?」
一方通行「お前ってレベル3を素手で倒せンだろ? それってどんな技術なんだ?」
黄泉川「なんだ一方通行。まさかアンチスキルに興味があるんじゃん? お前だったら大歓迎じゃんよ」
一方通行「ちげーよくそババァ。ただ使ってる技術に興味あるだけだっつの」
黄泉川「くそババァ? まぁいいじゃん、私たちアンチスキルも含めて、日本の警察とかの体術の母体は日本拳法じゃん。あとはそれに柔道の要素も入ってるか」
一方通行「柔道は知ってるが日本拳法? 聞いたことねェなァ強いのかよ」
黄泉川「日本拳法ってのは打撃も投げも関節もある日本の昔からの武術、どっちかといえば護身とか制圧向きじゃん。まっその格闘技が強いか弱いかなんて、結局は使い手しだいじゃんよ」
一方通行「そういうもンなのか」
番外個体「え、何あなた格闘技に興味あるの? 似合わねーwwwwwwwwミサカのほうが絶対強いよwwwwwwww」
一方通行「うるせェよ」(言い返せないのが辛い)
芳川「あなたたち、もう少し静かにしてくれないかしら?」
一方通行「昼寝て夜起きるくそニートが威張るンじゃねェ!!」
自室
一方通行「しかし格闘技か。はっきり言って今までは全く興味なかったが、あのマンガのせいで一気に興味が湧いてきちまった。どォせなら能力無しでも戦えるくらい強くなりてェ。とりあえず三下もやってたボクシングでも調べるかァ」
一方通行「ボクシング 試合 動画 っとなァ」カチャカチャ
一方通行「ンだこりゃ!? さっきの喧嘩とレベル違いすぎンだろ。パンチが全く見えねェ……ディフェンスのレベルもくそたけェ」ジー
一方通行(……待てよ、こいつらトッププロの動きを真似できりゃ路上じゃ最強じゃねェか? クカカッ、こォなったら脚の動きから腕の開き、拳の角度まで全てコピーしてやるぜェ)
一方通行「やべェ、気づいたら朝になってたぜェ。だがこれで100人以上のプロボクサーの動きをコピーできた。早速試してみるか」
路地裏
雑魚A「なんだてめぇ?」
雑魚B「やんのかおぃ」
雑魚C「ぶひひひっ」
一方通行(3人か。試すにはちょうどいいなァ)
雑魚A「オラァ!!」
一方通行「んだァその思わせぶりなパンチはァ?」(踏み込みと同時に左ジャブを顔面にィ、そして右ストレートォ)ドッガッ
雑魚A「ぶべっ」
雑魚B「コノヤロウ!!」スッスッスッ
一方通行(こいつもボクサーかァ? だったら)スッ
雑魚B(速ぇ!)ブンッスカッ
雑魚B「あっ!? ぐべぇ」バタッ
一方通行「フェイントだァ。不用意に前進した振りをして大振りな攻撃をしたところをヘッドスリップでかわしてフックでしめェだ」
雑魚C「ぶひー、ぶひぃ~~~~~」ダダダッ
一方通行「逃げやがったか。ったくらくしょーだったなァ。てゆーか」
一方通行「手痛ェェェェええええええ!!!」
病院
冥土返し「うん。骨にヒビが入ってるね」
一方通行「まじですかァ?」ヒリヒリ
冥土返し「まぁ大したことないから半日もあれば治るよ」
一方通行(さすがだなこいつ)
冥土返し「ところで、なんで君は拳に怪我なんてしたのかな? まぁ大体予想はつくけど」
一方通行「喧嘩だ喧嘩ァ。それよりよォ、なンでヒビが入ったンだ?血だらけだし。いくら俺が貧弱だっつってもありえねェだろ」
冥土返し「自分で言ってて悲しくならないのかな? 別に君が特別貧弱なわけじゃぁない。そもそも人間の拳というのはそこまで頑丈にできてないんだ。顔の骨のほうが硬いから、素人が喧嘩をして殴ったほうが怪我をするという話はよくあるんだよ?」
一方通行「じゃァよォ、なンで三下はあンなに人を殴っても拳が壊れねェンだ?」
冥土返し「拳は、鍛えることが可能なんだ。よく空手家が巻藁を殴ったり蹴ったりしているのを見たことがないかな? 彼らはそうやって拳やスネを鍛錬するんだ。
上条くんの場合は、日頃から男女問わず顔面パンチしすぎて拳が凶器そのものになってるんだね」
一方通行(これだけ聞くとやばい奴だな)
休憩しまっす。別にホーリーランド読んでなくても全然問題ないんで
期待乙、
懐かしいな、全巻持ってたしTVドラマも良かったよな
>>27
天才設定だからな、ただマジレスすると筋力ないから無理だろうけど
一方通行「といっても、そう簡単に拳は強くならねぇし。三下に聞いてみるかァ」prrrr
上条『一方通行? どうしたんだ?』
一方通行「いきなり電話してすまねェ。あのよォ、拳が鍛えられてない時ってどうしたらいいンだァ?」
上条『そんな質問するってことは、お前本当に喧嘩してるのか』
一方通行「まァなァ」
上条『えーと、俺の場合は必要なかったが、バンテージを使うといいぞ?』
一方通行「バンテージィ?」
上条『ボクサーがグロープの下に巻いてる包帯みたいなやつ、あれだよ』
一方「あーあれかァ、どんな効果があンだ?」
上条『まず第一に拳の保護、手首の保護の目的がある。あと、打撃の威力もあがる」
一方通行「ほォ」
上条『色んなところが固定される分、力が分散しにくくなるからな』
一方通行「なるほどォ」
上条『いざとなったら能力使えばいいから大丈夫だと思うが、気をつけろよ』
一方通行「おまえもな」
上条『あとなぁ一方通行。お前に特に重要なアドバイス……」
「腕立てから始めるかァ!」て言って途中で両腕骨折しそうだな………
黄泉川家
一方通行「……」カチャカチャ
打ち止め「なにしてるの~ってミサカはミサカはあんまりパソコンをいじらないあなたに興味津々だったり~」
一方通行「あン? ちょっとした調べ物だァ」
打ち止め「見せて見せて~……正しい筋トレのやり方? あなた筋トレするの!?」
一方通行(何これスゲー恥ずかしい)「絶対ェ誰にも言うンじゃねェぞ」
打ち止め「うん! ってミサカはミサカはおもしろそうな話のネタを発見したことを喜びつつリビングに戻ってみたり~」
一方通行「おいクソガキャァ!!」
リビング
番外個体「ほら~wwwwwwさっさと腕立て続きしなよ~」
一方通行(やっぱこーなった。しかも5回すらできねぇとは)プルプル
黄泉川「さすがにもやしっこすぎるじゃん」
芳川「私でも10回はできるわよ」
打ち止め「ちょ……これはさすがに……」
一方通行「クソがァァァァアアアアアアアアアアアアアア」
一方通行「重要なアドバイス? なンだ?」
上条『筋肉だ』
一方通行「筋肉? 喧嘩ってのは技術だけだと思ってたんだが」
上条「そんなことはない。むしろ、一番重要だといっていい
一方通行「ほンとかァ? 筋肉多いやつは大体弱いって相場が決まってるもンだろ」
上条(これだからマンガ脳は)「まぁそのうち、お前にもわかるさ」
一方通行(って三下が言ってたからちょっとは鍛えてみようかと思ったが、やっぱ俺には向いてねェ。現に俺は一撃で倒せてる、これで問題ねェはずだ)
最近タフ過ぎるくらいに鍛えてきたけど時系列的にはもやしの一方通行?
>>36 まじで?もやしの時だ。新約の序盤までしか読んでないんだよなぁ
翌日
一方通行「おい」
雑魚「!? てめぇ、昨日この変で暴れまわったっていう白髪頭?」
一方通行(え、もう有名になってンのかァ?)
雑魚2「やっちまうか」
雑魚「俺にやらせろ。いくぜ白髪野郎!」ダッ
一方通行(大振りなンだよ雑魚がァ)ガッ
一方通行はジャブを繰り出し顔面にヒットさせる
一方通行(このまま右でっ……右が出ねぇ!?)
一方通行の右肩は、相手の左手により完全に押さえ込まれていた。
そのまま腕を引かれ、一方通行は完全に掴まれてしまう。
一方通行(やべェ)
一度つかみ合いになれば、体重が軽いほうが振り回される。一方通行は、壁やフェンスに何度も叩きつけられてしまった。
一方通行(……そういうことか、三下ァ。例え2発目のためのジャブだとしても、ある程度の威力がなけりゃ牽制の意味すら為せねぇ。今までの俺がなんとかなってたのは、運がよかったってことか。しかも、喧嘩ってのは殴り合いだけじゃねぇ。つかみ合いになったらモノを言うのは、力だ)
雑魚2「なんだよそいつ、全然よえーじゃねぇか! そのままやっちまえ」
一方通行(このままだと……)
「なにしてんだ、第1位?」
雑魚2「あァ? こっちはとりこんでんだよ引っ込んでろ」ブンッ
一方通行「グッ……な、んでテメェが」
垣根「おいおい、なんでこんな雑魚どもにやられてんだお前、さすがに心配するぜどーしたよ」
雑魚2「誰だかしらねぇが調子にのってるよーだからぶっ潰してやんよお!」
垣根に向かって拳を放つ……が
雑魚2(んだこいつ、全部はたいてきやがる! 踏み込んで打つしか、ア?)
一瞬肩を掴まれた感触のあと、わけがわからないまま一回転し、地面に叩きつけられた。
雑魚「よくもやってくれやがったなぁ!」
一方通行「俺を忘れンなよ」バキッ
雑魚「ガハァッ」バタッ
垣根「ひどくやられてんじゃねぇか、第1位様よ」
一方通行(確信はねェ。だが、確かめる価値はある)
一方通行「おい第2位! 路上で柔道はァ?」
垣根「マジやべぇ」
垣根「路上じゃぁ全員が服を着てる。簡単につかめんだよ。そして、叩きつけられる先は畳でも、マットでもねぇ。
ここ(コンクリート)だ」テクテク
一方通行「まさかあいつもブックオフで立ち読みしてたとはなァ」
よし、今日はこんなもんだな。
しばらく更新は途絶えるかもしれんが覚えといてくれ
自演乙と青木の試合を思い出す
>>42 あの試合と同じ現象ホーリーランドでもあるからな
このSSまとめへのコメント
これは面白い、待ってるぞ。