白い人「やぁ、久しぶりですね」(24)



男「…?ここはどこですか?」

白い人「ここは****だよ」

男「****?なんですか、それ。俺は前にも来たんですか?」

白い人「*、*、*、*、だよ」

白い人「5日前に君はここを去った。が、また戻ってきてしまったみたいだね」



男「?」

白い人「混乱してるね」

男「そりゃ、まあ」

白い人「今日はもう休みなさいな。詳しいことはまた後日、ね?」

男「あぁ、はい…」

白い人「おやすみ」



男「……」

男「……で、結局ここはどこなんだよ」

男「あの白い人は『****』って言ってたけど…」






男「何語だよ……」



>アアア゙ア゙ア゙!!!!


男「!」ビクッ

男「な、なんだ!?」

男「ドアの向こうから…?」


>アアア゙ア゙ア゙!!アアア゙ア゙ア゙!!


男「ひぃっ」

男「怖いよぅ…なんなんだよぅ…」



男「帰りたい、帰りたい、帰りたいよ…」





………………

……………

………



男「…う、ん?」

男「…いつのまにか寝ていたのか」

男「昨日のあれは、夢じゃないんだな…知らない部屋だ…」


>コンコン


男「!」ビクッ



男「ど、どうしよう」


>コンコン

男「逃げる…どこから…」

>ガチャ


男「あ…」



白い人「男さーん?入るy

男「うああああ!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!殺さないで!!!」

白い人「!?」

男「あああああ!!」

白い人「ちょ、ちょ、ちょ!男さん!大丈夫だって!落ち着いて!!」


>アアア゙ア゙ア゙!


白い人「やばい、共鳴しだしたぞ」



>アアア゙ア゙ア゙!!


白い人「男さん!男さん、落ち着いて!!」

男「あああああ…あ、昨日の…人…?」

白い人「そうだよ」ホッ

白い人「落ち着いた?」

男「………だろ」

白い人「ん?」

男「俺たちを殺すつもりだろ!!!」

男「昨日の悲鳴は何だ!!大勢を閉じ込めて順番に殺すつもりだろ!?」

白い人「あー…悲鳴、ねー…」

id変わったけど>>1です
まあ誰も見てないからいいけどねwww

…うん。



男「そうだ!!」フーッ!フーッ!

白い人「…昨日のは悲鳴じゃなくて、奇声だよ」

男「はあ!?何言ってんだ!!!」

白い人「俺はね、ここの事や俺の事を説明しに来たんだ」

白い人「君を殺すなんてことは断じてしない」

男「……」



白い人「信じてくれたかな?」

男「殺さないんだな…?」

白い人「もちろん!まだ捕まりたくないし。それに」
白い人「俺は君の味方だからね」

男「…わかりました。ちゃんと説明してくれるんですね?」

白い人「うん」



白い人「君が望む説明は多分できないけどね」



男「それって…」

白い人「はーい!説明入りまーす!」

男「…」

白い人「…と、その前に」

白い人「少しだけ君に質問してもいいかな?」

男「はい…」

白い人「ありがとう。あ、大丈夫だよ。質問が終わったらちゃんと説明するから」

男「…」



白い人「それでは」

白い人「俺はどんな風に見えますか?」

男「え、え?」

白い人「君が見ている俺は、どんな感じ?」

男「えっと…白いです」

白い人「白い?服が?肌が?」

男「え…分からない、白い、あれ?あれ?あれ?」

白い人「あー、大丈夫だよ。大丈夫だからね。」

白い人「君が白いと言っているのは、白衣だ。俺は白衣を着ている」

男「はく、い?」

白い人「そう、白衣。分かるかな?」



男「はくい…白衣、あ。ああ!!」

男「着ている!白衣を着ている!なぜ、なぜ分からなかった!?なんで、」

白衣の人(白い人)「なぜかって?」

白衣の人「君が現実を見たくないからさ」

白衣の人「だから指摘されるまで見えない」



男「げん、じつ」

白衣の人「俺はね、君がちゃんと現実を見れるようにサポートするのが仕事なんだ」

男「俺は、現在が見えてない…?」

白衣の人「そうだ。いま君の見ている世界は、君が望んだ幻の世界」

白衣の人「あ。そうすると、俺は君の世界を壊さんとする侵略者なのかな?」

中二病でも恋がしたい!が終わってしまった…
十花さん可愛いかったおおおおおお!!!

誤爆失礼



男「…」

白衣の人「さて、君に質問だ」

白衣の人「今の君は本当の現実が見たいかい?見たくないかい?」

男「…どんな現実かも分からないのに、答えられません…」

白衣の人「だよねー」



白衣の人「でもまあ、現実は幻の世界を作ってしまうほど君にとって残酷な世界なんだと思うよ」

男「…」

白衣の人「考えてるね。じゃあ、今日はこの質問で終わりだ」




白衣の人「そんな現実を見る覚悟はあるかい?」



男「見ないと…」

白衣の人「んー?」

男「現実を見ないと俺はどうなるんですか?」

白衣の人「さあ?でも、一生この部屋から出られないだろうね」

白衣の人「ここは、そういう所だから」



男「…」

白衣の人「どうする?」

男「…どんな残酷な現実でも、それが俺の現実なら…受け入れなければいけないと思います」

男「だから」

男「サポート、お願いしてもいいですか?」



白衣の人「もちろん!それが俺の役目だからね!」

白衣の人「あ、男さんは俺に何か聞きたいことはある?」

男「えーと…俺が見ている世界が幻なのは分かりましたが、その他の説明がまだですので詳しく聞きたいです」

男「ここはどこなんですか?」

男「あなたはいったい、何なんですか?」

男「俺がここに来るまでの経緯は?」



白衣の人「あー、ザッと言っただけだもんね」

男「はい。特に俺がここに来るまでが気になります」

男「なぜか思い出せないんですよ。これも俺が作った幻の影響なんでしょうか…記憶があやふやなのは、なんだか怖いです」

白衣の人「まあねー。でも、現実を受け入れたらちゃんと全部思い出せるから大丈夫だよ」

男「はい…」

男「(現実、か…どんな現実なんだろう)」

男「(俺はちゃんと受け入れられるのかな…)」

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