姫「私...勇者召喚します」王「へ?」(80)


姫「もう魔王を倒すには異界からの勇者を呼ぶしかないです」バンッ

姫「だから私が勇者を召喚してみせます!!」

王「お前・・・魔法使えないじゃん」

姫「・・・」

王「・・・」


バンッ

側近「王様っ!!」

王「なんだ?」

側近「今勇者が魔王倒したらしいです!!」

王「そうか」

側近「我々は早速祝いの準備をして参ります!!」

王「わかった」

側近「失礼します」

バタンッ


姫「・・・」

王「・・・」

姫「あがぁぁあああああああ」

姫「なんで勝っちゃうのよあのロリコン野郎!!」

王「まぁまぁ落ち着け」

姫「落ち着けないわよ!!魔王に勝ったらあのロリコン勇者と結婚しなきゃいけないのよ!?」

姫「やってられるかぁああああ
あああ!!」



王「うーんでも約束しちまったからなぁ」

姫「うわぁ・・・使えないこの親父」

王「そういうなよ、勇者だって結構イケメンじゃね?」

姫「んなおっさんなんて興味ないわよ!!しかもロリコンなんて無理!!絶対に無理!!」

王「だがもう結婚式予約しちゃってるみたいだよ?」

姫「くそぉおおおおおおお」


王「いやぁ12歳のわが子が30歳童貞と結婚とかなんでもありだなぁ、わっはっは」

姫「笑ってる場合かぁあああああああああああ」

王「まぁ魔王死んだし笑ってもいんじゃね?」

姫「そっか!魔王倒したもんね?」

姫 王「「わっはっは」」


姫「ってアホかぁあああああ!!」

ドガッ

王「げふっ」

姫「娘がおっさんにとられんだぞ?そんなんでいいのか?」

王「いいよ、ってか約束しちまってたし」

姫「・・・」

王「・・・」


姫「もういい、私魔王召喚する」

王「お前・・・魔法使えないじゃん」

姫「・・・」ブチッ

姫「やってやる・・・」

王「え?」



姫「召喚してやるぅうううう!!」

ゴゴゴゴゴゴゴ

王「おいおい嘘だろ?」

姫「なんか魔力がみなぎってきた」

ゴゴゴゴゴゴゴ

姫「異世界のどっかにいるどっかの魔王よ!」

姫「私の呼びかけに答えやがれぇえええええ!」

ピキィイイイイイイン

王「マジかよっ!?」

ガァアアアドォオオオ


姫「げほっごほ」

王「ごっほごっほ、おいおい私の部屋で爆破なんてやめてくれよごっほ」

姫「くっそ・・・また失敗か・・・」

姫(このままじゃロリコンに・・・うぅ)ウルウル

ゲホッゴッホ

王「ん?」

姫「?」


王「なんかいるぞ?」

姫「本当っ!?」

王「おぉ煙が消えてきた」

姫「人だ!!ほら!!人のシルエット」

王「やったな!!魔王召喚したぞ!!」

姫「やったぁぁああああ!!」


王「これでロリコンと結婚しなくてすむな」

姫「よかったよ!!これで召喚できなかったら自殺してたくらいだよ!!」

王「わっはっは冗談きついな」

姫「わっはっは冗談じゃないけどね」

王 姫「「わっはっはっはっは」」


少年「あっ喜んでるとこ悪いんですけど」

姫「おぉ魔王!!よく召喚されてくれた!!」

少年「あっすみません僕魔王なんて名前じゃないですし魔王そのものでもないです」

姫「へ?」

少年「ただの人間です」

姫「え?マジで?」

少年「うん」

姫「うっそぉおおおおお」ガクッ


姫(これじゃ・・・私はいったいなにを・・・)ウルウル

王「ひ・・・姫?」

姫「・・・でやる」

王「へ?」

姫「うわぁぁあああああん死んでやるぅぅぅううう」ダッダッダッダ

バタンッ

少年「・・・」

王「・・・」


少年「ところで、ここどこですか?」

王「え?あぁ、ここは中央王国の城の中だよ」

少年(どこだよ・・・)

少年「えっと東京に帰りたいんですけど」

王「は?どこそこ?」

少年「知らないわけないでしょ?」

王「知らん聞いたことない」

少年「え?ここ日本じゃないの?」

王「ちがうな?てか日本ってどこだ?」

少年「・・・」

王「・・・」

少年「どうしたものかなぁ・・・」

王「ほんとになぁ・・・」


バンッ

側近「王様っ!!」

王「なに?」

側近「勇者が帰ってきました!!」

王「あっそう」

側近「いま広場でパーティー状態です!!早く王様も来てください」

王「あぁそれがな」

側近「その子供は?」

王「姫が勇者と結婚したくなくて魔王呼び出そうとしたら出てきた人間」

少年「どうも少年です」ペコッ

側近「は?」

王「いやぁ・・・どうしたものかなぁ」

少年「本当どうしたもんかなぁ」


側近「・・・」

王「どうしたらいいと思う?側近?」

側近「姫様はどこにいきました?」

王「あっち」

側近「・・・」

少年「あっなんなら僕探しにいきますよ?」

側近「えぇ・・・じゃあよろしくお願いします」

少年「お任せください」テトテトテト

バタンッ

側近「はぁ・・・どうしましょう」

王「まったくねぇ


ベランダ

姫「ぐっすん・・・もうイヤ」

姫「ロリコンなんて滅べばいいのよ・・・」

姫「うぅ・・・」

少年「大丈夫ですか?お姫さま?」

姫「っ!?」ビクッ

少年「泣いてたんですか?」

姫「泣いてない・・・」グスン

ゴシゴシ

姫「何のよう・・・」ジトッ

少年「え・・・えっと」

姫「・・・」


少年「あっちょっとまってください・・・」ゴソゴソ

姫「?」

少年「ありました、はいどうぞ」

姫「ほぇ?なにこれ?」

少年「アメです」

姫「アメ?」

少年「食べてみてください」

姫「え?」

少年「美味しいですよ?」ニコッ


姫「・・・」ジー

姫(なに・・・この赤い丸いの)

姫「・・・」パクッ

姫「あ・・・甘い!!」

少年「美味しいですか?」

姫「うん!!美味しい!!」パァァ

少年「よかったです」ニコッ

姫「あ・・・りがと」ッポ

少年「どういたしまして」ニコッ

姫「・・・」カァァ


姫「あ、あなた名前は?」

少年「僕の名前は少年です」ペコッ

姫「そう、少年って言うのね」

少年「そうです」

姫「少年」

少年「はい」ニコッ

姫「・・・えへ」テレ

少年「それじゃそろそろ
いきましょ?姫さま」

姫「どこに?」

少年「え?王様達のとこ」


姫「イヤっ!!」

少年「どうして?」

姫「私はロリコン野郎なんかと結婚したくない!!」

少年「ロリコン野郎と結婚?」

姫「おっさんと結婚するなら私こっから落ちて死ぬ!!」

少年「あ、危ないですよ!?本当に落ちちゃいますよ!?」アタフタ

姫「死ぬったらしぬんだよぉおおおおおお」ズサッ

姫「あっ・・・」

少年「姫さまっ!!」


私は感じた・・・

これは絶対に死ぬ

間違いなく

このまま落っこちて

死・・・


ガシッ

姫「えっ!?」

少年「はぁはぁ・・・危なかった」

姫「・・・」

少年「大丈夫?立てますか?」

姫「うぅ・・・」ウルウル

少年「?」


姫「怖かったぁあああああ」ダキッ

少年「うわっちょっ」

姫「怖かったよぉうぅううう」ポロポロ

少年「・・・」

姫「うえぇぇえええええん」ギュッ

少年「・・・よしよし」ポンポン


側近「で?仲良く手を繋いで帰ってきたと」

少年「まっまぁ・・・姫さまが離してくれなくて」

王「ふーん」

姫「私・・・決めた」

王「なにを?」

姫「私この少年と結婚する!!」

側近王少年「「「え"?」」」

姫「だからロリコン野郎と結婚しない!!」

姫「これは決定事項だ!!」


側近「そんな!?急に言われても!!」

王「異議ありっ!!」

姫「異議を拒否するっ!!」

王「なん・・・だと?」

姫「ってことで!!勇者説得して来てください!!側近さん!!」

側近「えぇぇえええ!?」

姫「そんでもって少年!!私と結婚しなさい!!」

少年「えぇぇええええええ?」


バンッ

??「納得出来ぬ!!」

姫「誰だっ!!我が道を邪魔をする者は!?」

??「俺は・・・」

王「お・・・お前は」

側近「まさか!?」


賢者「そう!!勇者パーティーの賢者だ!!」

姫「勇者じゃねぇのかよっ!!」ドガッ

賢者「げふっ」

バタンッ

賢者「い・・い・・・蹴りだ」ガクッ

王「・・・」

側近「・・・」

少年「・・・」

王「なにがしたかったんだ?あいつ」

側近「あの人はいつも...真剣にボケてますから」

勇者「・・・姫ちゃんペロペロ」


姫「さりげなく混じるなロリコン野郎!!」

ガシッ

姫「なっ!!」

勇者「姫ちゃんの攻撃なら予想できる」キリッ

姫「離せ!!」

勇者「ペロペロしていいかい?」キリッ

姫「いやぁああああキモいいいいいいいいいい」

勇者「ペロペロしちゃうぞ!」キリッキリッ

姫「少年!!助けてっ!!」


ドガッバゴッダダダダダバゴーン

勇者「ぐはっ」

ドドドドドバーン

少年「すいません勇者様足が滑りました」

勇者「貴様っ・・・」

少年「なんですか?」

勇者「いい攻撃だ」バタンッ

少年「ありがとうございます」ペコッ

王「・・・カッコいいね」

側近「そうですね」

バタンッ

魔法使い「ロリコンっ!!どこだっ!?」

王「あっ魔法使いちゃんお帰り」

魔法使い「あっ王様!只今戻り戻りました」

側近「勇者様をお探しですか?」

魔法使い「あっそうだった!あのクズ来ませんでしたか?」

姫「それなら・・あs

魔法使い「姫様っ!!」ダキッ

姫「うわぁ」

魔法使い「大丈夫ですか?変なことされてませんか?」

魔法使い「あいつに触られた?触られたのね!?あのゲス・・・・ぶっ殺す」バチバチ


姫「あっあぁ、それなら少年に助けてもらったから大丈夫だ」

魔法使い「少年?」

少年「どうも」ペコッ

魔法使い「か・・・・か」

少年「?」

魔法使い「かわいい!!」ズキューン

少年「えぇ....」

魔法使い「えいっ」ダキッ

少年「あっあのぉ」

魔法使い「もうおどおどする少年ちゃんかわいい」クンカクンカ

少年(匂い嗅がれてる!?ひぃいいいい)ゾワゾワ


魔法使い「おねぇさん少年ちゃん気に入っちゃった」

少年「そ、そうですか」ゾゾゾゾ

魔法使い「可愛がって あ げ る?」

姫「やめんかぁああああああ」ドガッ

魔法使い「ぐほっ」

姫「まったく魔法使いは・・・」

姫「わ、私の婚約者になにするのよ///」

魔法使い「あぁ・・・照れてる姫ちゃんも・・・可愛い」バタンッ


少年「ねぇ王様」

王「なんだ?」

少年「勇者パーティーって変態しかいないのですか?」

王「いや?一人だけまともなやつがいる」

少年「へぇ・・・どんな人です?」

王「それは・・・


バンッ

女騎士「失礼します、馬鹿三匹引きずりにきました」

王「おぉちょうど良かった女騎士」

女騎士「何がですか?」

王「こいつだ」

女騎士「ん?その子供は?」

少年「少年です、姫さまに召喚されたらしい一般人です」

女騎士「そうか・・・私は女騎士、勇者パーティーの一員だ」

少年「よろしくお願いします」ペコッ

女騎士「こちらこそよろしく」フサッ

少年(き、綺麗な人だなぁ)


女騎士「そんじゃこのぶっ倒れてる馬鹿共連れていきますね」

王「あぁ頼んだ」

女騎士「それじゃあまた来ます、失礼しました」

ズリズリ

バタンッ

少年「風のように去っていきましたね」

王「そうだなそういう奴だからな」


王「で、少年」

少年「はい」

王「お前どうするよ?自分の世界に帰れるのか?」

少年「どうなの?姫さま?」

姫「え?無理じゃない?私どうやって呼び出したかわからんし」

少年「らしいです」

王「困ったなぁ・・・」

少年「困りました」

姫「なにを困ることがあるのよ?」

姫「少年は私のこ、婚約者なんだし!!」

姫「ここにいればいいじゃない」


側近「それは無理です」

姫「なぜだ!?」

側近「あんなロリコン野郎でも勇者です、もう結婚の約束しちゃってるから・・・国民に示しがつきません」

姫「知るか!!国民なぞ!!」

側近「それに少年さんは元の世界で待ってる家族とかいるんじゃないですか?早く戻る方法を探した方がいいです」

少年「・・・そうですね」

姫「そ、そんな・・・」

姫「いやよ・・・絶対にいや」

王「姫・・・いいかげんに」

姫「私は・・・道具じゃないのよ」

王「?」


姫「私は国とか勇者とかの道具なんかじゃないっていってんのよ!!」バンッ

王「」ビクッ

姫「なに?お姫様に自由はないわけ!?国民にあれだけ自由だなんだって言っておいて!!」

側近「・・・姫様落ち着いてください」

姫「落ち着いていられるわけないじゃない!!」

姫「私は、もっと普通に恋をして...」

姫「もっと普通に愛し合って....」

姫「もっと普通に結婚がしたいのっ!!」

姫「愛し合ってないのに結婚なんてする意味ないじゃない!!」

姫「私だって・・・好きで姫様になんかなった訳じゃないのよっ!!」ウルウル


王「・・・」

側近「・・・」

少年「・・・」

姫「うぅ・・・」グスン

少年「わかりました」

姫王側近「「「へ?」」」

少年「お任せください、お姫さま」ニコッ

姫「しょ、少年?」ウルウル

少年「だから泣かないでくださいね?」ニコッ

姫「な、泣いてなんか!!」

トテトテトテトテ

王「お、おいどこにいく?」

少年「勇者様のところです」

バタンッ


バタンッ

側近「いっちゃいましたね」

王「なにするんだろうね」

↑すいませんミスです

ーーーー
ーーーーーー

??「そこの君」

少年「・・・」

??「君だよ君」

少年「・・・」

??「無視しないでほしいなぁ」

少年「・・・」

??「気づいてないわけないでしょ?ボクと君以外ここにはいないんだから」

少年「なんですか?あなた?ってかここどこですか?」

??「あっ反応してくれたね♪」

少年「・・・僕、今急いでるんで用があるなら早くしてください」

??「しょうがないなぁ...」

ゴスッ

少年「ぐはっ」

??「はいおしまい」

少年「な、なんですかいきなり?」

??「さぁ?なんでしょう?」

少年「わけわからない...」

??「じゃあ、あとは任せたから」

少年「会話通じない・・・」

ーーーーーー
ーーー

少年「うぅーん」

少年「あれ?僕なんでこんなとこで寝てるんだ?」

少年「っまいいや、勇者様の家に行くか」

トテトテトテ


勇者「あぁ姫ちゃん可愛いhshs」

勇者「夢にまでみた姫ちゃんとの結婚・・・」

勇者「このために魔王倒したもんだしねぇ♪」

勇者「姫ちゃんで童貞卒業だひゃっほーい!!」

バンッ

勇者「....誰だ?」チャキン

少年「」

勇者「さっきの....」


少年「...勇者様、お話しがあります」

勇者(こいつ...凄い殺気を向けてきやがる)

勇者「なんだ?話って?」

少年「姫さまとの結婚を取り止めてください」

勇者「なにっ!?」

勇者(そんなことできるか!!俺は何のために魔王倒したと思ってる!)

勇者「残念だがそれは出来ぬ、こちらにも事情があるのでな」

少年「へぇ・・・どんな」

勇者「え?えぇ・・っと」

勇者「愛してるからだ」

少年「姫は愛してないたいですけど」


勇者「・・・」

少年「・・・」

少年「まぁいいです」

少年「じゃあ勝負をしましょう」

勇者「・・・え?」

少年「私が貴方に勝ったら結婚を取り止めてください」

勇者「おいおい、それじゃあ俺が勝ったらなんかあるのかよ」

少年「いえ、なにも」

勇者「それじゃあ俺が勝負を受ける理由がないな」


勇者「すまないが帰ってくれ」

少年「いいんですか?僕が帰っても」

勇者「あぁ勝手にしろ」

カチャ

『姫ちゃんで童貞卒業だひゃっほーい!!』

勇者「っ!?」

少年「これを国民にばらまいちゃおうかなぁ」ニコッ

勇者「お、脅しか?」

少年「さぁ?どう思おうが貴方の勝手ですよ」

勇者「・・・」

勇者(落ち着け俺・・・相手は子供、そして俺は魔王を倒した勇者)

勇者(負けるはずないじゃないか!!)


勇者「よし、受けてたとう」

少年「そうですか、ありがとうございます」

少年「それじゃあ行きますよ」

勇者「いやまて」

少年「なんですか?」

勇者「まだハンデきめてないじゃないか」

少年「ハンデ?」

勇者「あぁ」

少年「いりませんよそんなもの」

勇者「へ?」

少年「いきますよ」

少年があらわれた


勇者「いやっまて俺曲がりなりにも勇者だz

グサッ

勇者「ぐはっ」

勇者(なっ!?速いっ!!)

少年「子供だからって油断しちゃしけませんよ?」ニコッ

勇者「結構なやりてだってことかぁ?」ブンッ

少年「どこに攻撃してるんですか?」

勇者「っ!?」


少年「姫さまを泣かせた罰ですよ」

「地獄級雷撃魔法」

ガガガガガドーン

勇者「ぐあぁぁああああああああ」

勇者(今の術、魔王が使っていた奴じゃねぇか!!)

勇者「なんで・・・その術を」

少年「・・・え?わかんないですけど」

少年(あれ?僕今何したんだろう?)

勇者「どうやら本気でいかなきゃ殺されそうだな」

少年「はぁ・・・」


勇者「いくぜっ!」

「聖霊召喚」

聖霊「なんでよんだのよ」

勇者「力を貸してくれ!!」

聖霊「え?」

勇者「いくぞぉおおおお」

勇者「聖霊級雷撃魔法!!」

シーン...

聖霊「・・・・」

少年「・・・」

勇者「へ?」

聖霊「いや無理」

勇者「なぜ!?相手は魔王級の強さだぞ!?」


聖霊「だってあんたが悪じゃん」

勇者「へ?」

聖霊「いいかい?聖霊って言うのは正義のためにしか使えないの」

勇者「そりゃ知ってる」

聖霊「今そこの少年が戦ってる理由はわかる?」

勇者「え?姫ちゃんのために俺に結婚やめさせたいんだろ?」

聖霊「じゃああんたが戦ってる理由は?」

勇者「姫ちゃんと無理矢理にでも結婚したいから!!」

聖霊「・・・・ね?わかったでしょ?」

勇者「なるほど!!」


聖霊「私はいつだって正義の味方なんだ」

勇者「じゃあ今の俺とは敵なのか、わっはっは」

聖霊「わっはっは」

勇者 聖霊「「わっはっは」」

聖霊「サヨナラ」

「聖霊究極火焔魔法」

ドドドドドドーン

勇者「ぎゃぁあああああああああ」バタンッ

少年「・・・」ポカン


聖霊「あっごめんなさいうちの馬鹿が迷惑かけたみたいで」

少年「あっいえいえ勇者様が婚約を取り止めてくれればいいですから」

聖霊「優しい子ね」

少年「そうですか?」

聖霊「えぇ見ればわかるわ、なんでこんな子が勇者じゃないのか不思議ね」

少年「誉めてくれてありがとうございます」ペコッ

聖霊「どういたしまして」ニコッ

聖霊「さてとじゃあちょっと結婚を取り止める書類書かせなきゃいけないからまた明日来てくれる?」

少年「わかりました」

少年「それでは失礼しました」

聖霊「またねぇー」フリフリ

バタンッ


聖霊「さてと、どうしたもんかな」

勇者「俺は・・・姫と結婚スルンダ」

ドゴッ

勇者「げふっ」

聖霊「なにかいった?マスター?」ニコッ

勇者「いえなにも」

聖霊「...全く私という者がありながら」ボソボソ

勇者「なんかいった?」

ドゴッ

勇者「げふっ」

聖霊「なんでもない!!」

今日はここまでです
正直これから長くしようか短くしようか迷ってます
とりあえず最後まで書くのを目標に頑張ろうと思います


少年「ってわけでどうにかさせました」

王「お、おう」

側近「・・・すげぇ腐っても勇者を倒すなんて」

少年「僕が倒した訳じゃないけどね」

王「結婚式中止・・・国民になんて説明すりゃいいのかなぁ」

側近「それは・・・しらんがな」

王「・・・はぁ」

側近「ほら行きますよ王様、私達は邪魔物です」

王「そうだねぇ」

バタンッ


少年「あら・・・いっちゃった」

姫「少年っ!!」ダキッ

少年「うわぁっ」

姫「私、少年なら絶対に助けてくれると思ってた!」

少年「たまたまですよ」

姫「いえ違うわ!!きっとこれは運命的ななにかなの!!」

少年「そんな大げさな・・」

姫「大袈裟なんかじゃないわ!!これはいままでの私の人生で最も喜ぶべき事なの!!」

少年(勇者様って嫌われてるんだなぁ・・・まぁ嫌う理由はわかるけど)


姫「だから・・・私を助けにこの世界に来てくれて、ありがとう」ニコッ

少年「・・・」ドキッ

僕はその笑顔に見とれてしまった

まるで天使が微笑んだようだった

心臓が跳び跳ねた

姫さまってこんなに可愛いかったんだなぁなんて思ったり

ああなんかこんなこと思ってる自分が恥ずかしくなってきた

少年「どういたしまして」ニコッ

なんていって僕も微笑んだ


姫「頑張ってくれた少年君にいいものをあげよう!」

少年「?」

姫「目・・・閉じて」

少年「う、うん」

姫「・・・」

少年「・・・」

チュッ


少年「っ!?////」

姫「私からのご褒美だよ?///」ニコッ

少年「えっえ、えぇ!?///」

姫「ふふっ」

コソッ

王「・・・青春だね」

側近「そうですね」

王「娘はああやって大人になるのかなぁ」

側近「そうですね」

王「(´;ω;`)」

側近「キモいやめろ」

翌日

聖霊「ほらっ結婚取り消しの生類だよ、あとは姫様のサインだけ」

少年「ありがとうございます聖霊さん」

聖霊「うちの馬鹿が迷惑をかけたからね、このくらい当然です」フワァ

少年「眠ってないんですか?」

聖霊「まぁね・・・あいつも頑固だから」

少年「ほんとすみませんでした」ペコッ

聖霊「いやいや君のせいじゃない、悪いのは勇者だからね」ギロッ

勇者だった物「」


少年「・・・えぇっと」

少年「なんですか?これ?」

聖霊「勇者?」

少年「なんで疑問系?」

聖霊「まぁ気にしないの」

少年「わかりました」

聖霊「そういえば君の波動、魔王の物じゃないね」

少年「波動?」

聖霊「・・・いやなんでもない」


聖霊「それより早く帰ってあげな」

聖霊「君の帰りを待ってる女の子がいるんだから」

少年「はい!失礼しました!」バタンッ

聖霊(なんであの少年が魔王の波動を使ったのか気になるけど・・・)

聖霊「っまいっか、たぶん今はもう使えないから」


少年「姫さまー」

姫「あっ少年!!」

姫「持ってこれた?」

少年「はい、これにサインしてくれれば結婚取り消しです」

姫「よっしゃぁあああ!!」

スラスラスラ

姫「出来たわっ!!これで私は自由っだ!!」

少年「おめでとうございます」ニコッ

姫「やったよぉおおおお」ダキッ


こうして勇者と姫さまの結婚は取り消しとなりました

王様は必死に国民に事情を説明してたんですけど

ぶっちゃけ国民は勇者の結婚とかどうでもよかったみたいです

勇者は大分落ち込んでたんですけど

3日間寝込んで、吹っ切れたみたいです

聖霊さんのおかげかな?

そんなこんなで姫さまの結婚騒動はどうにかなったんですけど

でもまだ問題が残ってるんですよね


少年「姫さま」

姫「ん?どうしたの少年?」

少年「僕・・・いつになったらもとの世界戻れるんですか?」

姫「さぁ・・・わからないなぁ」

少年「ですよねぇ」

姫「いっそ一生こっちで暮らしたら?」

少年「え"?」


一章 『勇者(ロリコン)と結婚するくらいなら死んでやる!!』



いやまだまだ続くかも知れませんけどね?

まぁ一応、一章は完ってことで

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