褐色エルフ「どちらが先にイクか勝負だ!」 (122)
朝でムラムラしてるんで
>>5さんお願いします
イヤどす
少年「ふんふふんふふーん♪」
褐色エルフ「そこの人間、動くな。目と腕、どっちがいい? この矢できっちり射抜いてやる」
少年「ひっ!? だ、だれ!?」
褐色エルフ「それはこっちの台詞だ。ここは聖域、貴様ら人間の入っていい場所ではない」
少年「ごめっ、ごめんなさい! その、知らなくて、薬草がっ、お母さんに!」
褐色エルフ「目か腕、どちらかを置いていけ。そして仲間に伝えろ、聖域に近づいてはならないと」
少年「あう、た、助けてください! 許してください!」
褐色エルフ「……選べないなら、両方だ」
少年「あ、ああ……あっ」
褐色エルフ「む」
少年「きゅう……」
褐色エルフ「失神してしまった、脅かしすぎたか」
少年「……ん」
褐色エルフ「目覚めたな。さあ、出て行け。さもなくばこの手を緩め、矢を放つ」
少年「え? あ、あの」
褐色エルフ「お前は気を失い頭を打った。お前が死んでも困らないが、聖域で死なれるのだけはまずい。だから手当をしたまでだ」
少年「えっと、助けてくれたんですか?」
褐色エルフ「黙れ、早く出て行け。今なら目も腕も見逃してやる」
少年「でも、あの、お母さんに薬草」
褐色エルフ「何が要るのかは知らんが適当に見繕っておいた、それだけあれば充分なはずだ」
少年「……ありがとうございます!」
褐色エルフ「黙れ! 次は警告なしに射る、これが最後だ。出て行け」
少年「は、はいぃ!」
褐色エルフ「行ったか……まだ子供だ、一度くらい見逃しても許されるだろう。母親の為にというのなら尚更だ。達者でな、二度と迷いこむなよ」
褐色エルフ「そこの人間、動くな。目か腕、どちらか……ん、貴様?」
少年「こ、こんにちわっ」
褐色エルフ「……バカが! 二度と近づくなと言ったはずだ!」
少年「ごめんなさい! でも、でもまだ助けてもらったお礼も、何も!」
褐色エルフ「っ、あれは助けた訳ではない説明した。それでもと言うなら、今すぐ失せろ。それが貴様の出来る何よりの礼だ」
少年「ごめんなさい、ごめんなさい……あの、それでこれ、砂糖漬け……」
褐色エルフ「?」
少年「お、お母さんもお礼言ってたんです! これ、すごく美味しくって、お母さんの得意なお菓子で、だから絶対気に入りますから! 」
褐色エルフ「要らん、失せろ。三、二……」
少年「ささささよなら! ここに置いて行きますから、あのっ、本当にありがとうございました!!」
褐色エルフ「……ふんっ」
母親「ごほっ、こほ……ああ、お帰り。ちゃんとお礼は言ってきたかい?」
少年「ただいま。うん、また怒られたけど、壺もちゃんと渡せたよ。それより母さん、ちゃんと寝てないと……」
母親「いいんだよ、母さん今日はなんだか元気有り余ってるから!これも、森の守護様が摘んでくれた薬草のおかげかねえ」
少年「なら、いいけど……でもあんまりはしゃいじゃダメだよ? お母さんももう若くないんだからさ」
母親「ま! あんたも口だけは一人前のこと言うようになったねえ、まだ毛も生え揃ってないガキンチョの癖に」
少年「う、うるさいな! いいから母さんは寝てなよ、治りかけが一番危ないんだから!」
母親「はいはい、ご飯の下拵えはしておいたから夕飯の時間になったら起こしておくれー」
少年「はあ、全くもう! 僕だってもう一人前なのに、いつまでも子供扱いして……お母さん、無理してるように見えた、な……」
褐色エルフ「不味くはないが、さして美味くもない。所詮人間の技術だな……おい、そこの人間」
男「だ、誰だ!?」
褐色エルフ「動くな、腕か目を選べ」
男「くそっ、森の守護か! だが、この距離なら……!」
褐色エルフ「……動くなと言った、選べとも言った。聞かないなら、両方置いて行け」
男「あが!? は、ひ、ひぃ……矢、ぁ……!」
褐色エルフ「肩が痛むか? お前はそれだけの禁忌を犯した、次は目だ」
男「や、やめてくれ! 悪かった、助けてくれえ!」
褐色エルフ「命までは取らん、目も腕も片方だけで済ませてやる掟だ。失い、帰り、そして伝えろ。この森に近づくなと」
男「は、あっ、やめ、助けて、助け、て」
褐色エルフ「……」
男「ひっ……ぃ、ぎぃああ……!!」
褐色エルフ「さあ、出て行け」
男「くそっ、くそがあ! 覚えてろ、くそったれ!!」
褐色エルフ「もぐ……やはり、不味くも美味くもないな」
少年「う、うう……うわあ!? あ、あ? なんだ、夢か……」
母親「すぅ……すぅ……」
少年「……よく寝てる。ご飯もちゃんと食べてたし、辛そうに見えたのは気のせいだったのかな」
村人「賊だー! 賊が出たぞー!!」
少年「!」
母親「ん、んん、ふあぁ……何の騒ぎだい?」
少年「いいから、母さんは寝てて! 何も心配いらないから! 絶対に起き上がっちゃダメだよ、家からも出ないこと!」
母親「? ああ、うん、お前がそう言うなら……」
少年「僕はちょっと集会場の方に顔出してくるから、ちゃんと寝てるんだよ! 誰が来ても開けちゃダメだよ!?」
母親「分かったったら、そんなに騒がれたら眠れるものも眠れないよ」
少年「ご、ごめん! じゃあ、行ってきまーす!」
村人「てめえ、森の守護ともあろう者が盗みに入るたぁ……!」
褐色エルフ「だから違うと言っている! 私はただ、この壺を返しに!」
村人「だったらなんでこんな夜更けに来やがった、ええ!? 何かやらかす気があるからだろうが!」
褐色エルフ「違う!! 村とは必要以上の関わりを持たないのが掟だからだ!」
村人「よくもヌケヌケと……おう、どうする?」
男「へへ、へへへへへ! そうだなあ、盗みをする奴の腕は、切り落とすのが決まりだからよお!」
褐色エルフ「貴様、昼間の……!」
男「先生に診てもらってもよお、この右手は二度と動かないっつーんだよー……ひでえよなあ、これじゃ暮らしていけねえよなあ」
褐色エルフ「森を侵したのは貴様の落ち度だ、恨むなら自分を恨め」
男「なるほどなるほど、となると、村に盗みに入って見つかったのもお前の落ち度だな?」
褐色エルフ「……くそ!」
少年「ぞ、賊はどこですか!? 僕も捕まえるのに協力、し、え!?」
村人「賊はこいつだ、お前も話は聞いたことあるな? あのオエライ森の守護様が盗人の真似事しやがったんだよ」
少年「そん、だって、ええ!? う、嘘ですよね!?」
褐色エルフ「……」
村人「壺を返しにだとか何とか、見苦しい言い訳までしやがって! おら、何とか言ってみろ!」
少年「壺、って……あ! そ、それ僕の家のです! あの、守護様にお礼しようって」
褐色エルフ「嘘を吐くな!!」
少年「ひ!? え、なん、え……? だって、これ、砂糖漬けの……」
褐色エルフ「私はお前など知らん、見たこともない! 人間につまらん情けをかけられる程、落ちぶれていない!」
少年「で、でも、あの、僕」
男「……ほーお? おい坊主、ちょっと内緒話しようか、こっちおいで?」
少年「あ、う? は、はい……」
男「そんなに怖がるなよ、この腕もこの目もちょっと怪我しただけさ。ほら、外で星でも見ながら話そうや」
少年「は、はあ……分かりました」
男「へへ、そういうわけだ。俺らが帰って来るまで逃がすんじゃねえぞお」
村人「おうよ!」
褐色エルフ「……」
男「いやあ、大変なことになったなあ……坊主、あの女の知り合いだろ? 助けてやりたいよなあ?」
少年「は、はい! でも、なんでさっき僕のこと、知らないって……」
男「バカ、決まってんだろ。お前に迷惑かけない為だよ、盗人の仲間と知れたらお前にも罰を与えることになるからよ」
少年「あ……でも、でもあのお方はそんな、盗みなんてするお方じゃ!」
男「おうおう、分かってる分かってる。仮にも森の守護様だ、だがこれは言い逃れが出来ねえ。罰を与えんと村の者たちも収まらん」
少年「そんな……な、なんとか出来ませんか!? 僕も、僕のお母さんもあのお方に命を救われて……!」
男「坊主、さっきこの目と腕は怪我って言ったよな。実はこれ、あの女にやられたんだ」
少年「え?」
男「俺は狼に追いかけられてよう、それで逃げる為に仕方なく、本っ当にちょっぴりだけだ、ちょっぴりだけ森の中に入っちまった」
少年「そこで……」
男「ああ、あの女に会って射られた、くり抜かれた! でもよう、俺はこれっぽっちも恨んじゃいない」
少年「どうして、ですか?」
男「決まりだからだ。森の中には入らない、わざとじゃなくてもその決まりを俺は破った。だから罰を受けるのは当然だ」
少年「……」
男「壺を返しに来た、ああそうだろう。あれは嘘を吐いてる目じゃあない……が、決まりは決まり。向こうも分かってるはずだ」
少年「じゃあ、盗みをした人と、同じように」
男「切り落とす。指だけって訳にはいかんだろう、何しろ森の守護様だ。肩からバッサリいかなきゃ示しがつかんなあ」
少年「そんな……!」
男「焦るな焦るな、話はここからだ。俺もこの村じゃそれなりの地位にいる、なんとか上手く罰を軽く出来るかも知れねえ」
少年「本当ですか!? あ、ありがとうございます……!!」
男「ただ腕と引き換えとなると、中々どうしたもんか考えあぐねていてな……そこで坊主、お前の登場だ」
少年「え? 僕、ですか?」
男「おう。やはり森の守護様にも何かしら失ってもらわないとならんが、腕がなくなれば守護も務まらん。そこで俺はいい事を思いついた」
少年「……?」
男「坊主、お前……森の守護様を、犯せ」
村人「おう、戻って来たか。俺たちも話あったが、やはり肩から落とすしかないって話になってなあ」
褐色エルフ「……くっ」
男「うむ、俺もそうするしかないと思ってたが、森の守護様にそんな真似も出来ん。だから代案を用意した、おい、前へ出ろ」
少年「……」
村人「なんだ、この坊主がどうかしたのか?」
男「いやあ、この坊主、まだ女を知らないっていうんだ。俺らなんぞは、この年にはもう毎日のように女の尻を追っかけ回してたのによう」
村人「今はそんな話をしてる時じゃないだろう、この盗人を……」
男「そこで、だ。森の守護様にはこの度の罪、純潔で償ってもらおうってわけよ」
褐色エルフ「なっ……!?」
村人「ふうむ、腕の代わりに純潔か……」
男「な? 守護様は腕を失わないまま罪を償える、坊主の筆下ろしも済む、いいこと尽くしだ。なあ坊主?」
少年「っ……はい」
褐色エルフ「ふざけるな、この腕を切り落とせ! 両腕だ、それで済む話だろう!?」
男「この嫌がり様だ……これだけ嫌な思いをするなら二度と盗みはしないと誓うだろう、罰にはもってこいだ」
村人「……ふふん、そうだな。やはり苦しくなくては罰にならん。坊主、存分にやれ」
男『腕を失えば守護は務まらん。森の守護様は俺らを森に入れないだけじゃない、森から悪い物を出さないんだ。守護が務まらんのじゃ困る』
少年『でも、犯すって……』
男『お前、守護様の知り合いなんだろう? どこで知り合った? 森だよなあ? なのにお前は目も腕もある、何故だ?』
少年『それは……あのお方が優しいから、です……』
男『どうしてお前だけに優しくする? お前だけが特別だからだ、お気に入りだからだ』
少年『そうなん、でしょうか』
男『そうだ、そうに決まってる。俺ら大人ではそういうお気に入りが出来るのを恋って呼ぶんだ』
少年『恋……』
男『ああ、恋だ。恋をするとお気に入りに何もかも捧げたくなるもんだ、例えば贈り物とか、金とか、純潔とかな』
少年『でも』
男『でもじゃねえよ、お前は命の恩人が腕を失っていいのか? ダメだろ。だが純潔はどうだ、むしろ喜ぶぞ』
少年『……』
男『そりゃあ俺たちが見てる手前、必死に嫌がる振りもするだろう。が、振りだけだ。本音のところじゃ大喜びさ』
少年『……』
男『これが丸く収まるただ一つの方法なんだ、一番のやり方なんだ。分かったなら、戻ろう。あ、お前も一応謝りながらするのを忘れるなよ?』
少年「ごめんなさい……ごめん、なさい」
褐色エルフ「っ、来るな! 止まれ、やめろ!!」
男「まずは服を脱がさなきゃならんが……坊主、ナイフを貸してやる。ズタズタに切り裂いちまえ」
褐色エルフ「やめろ! この、離せ! 縄を解け!!」
少年「……ごめんなさい」
褐色エルフ「見るな!! くそっ、見るなぁ!」
村人「おお! これはこれは……おい、この後は」
男「当然だろう、俺たちはずっと見てるだけなんて、むしろ罰当たりだ。坊主さっさと穴っぽこに突っ込んじまえ」
褐色エルフ「くそっ、離せ、退け!」
少年「ごめん、ごめんなさい……ごめんなさ、あ、ん」
褐色エルフ「やめろ! やめろ、やめてくれ……見逃してやったんだ、頼む……!」
男「焦れってえな、ここだよここ! ほら、ぐっと腰ごと押し込んでみろ!」
少年「ん、ごめ、んな……あ、ああ!」
褐色エルフ「い、ぎぃ……! あ、う、うぅ……! ふぅー、ふぅー……あ! がぁ!?」
少年「ごめんなさ、ごめんなさい……!」
男「ははっ、すげえな。腰が止まらないって奴か?」
少年「あう、あっ、ご、んん! ごめんなさい、ぐすっ、ごめんなさいぃ……!」
褐色エルフ「やめろ、あぐっ、ひっ、ん……っあ! くそっ、うっ、んん、くそぉ……!」
村人「ん~? この女、段々感じて来てないか?」
男「くくくっ、こりゃ罰にならんかも知れんなあ」
少年「ひっくわごめんなさ、ごめっなさ……あっ、あっ、ごめ、あっあっあっあっあっ!」
褐色エルフ「んん!? ぃ、ん、あっ! ……はぁ、んん! や、あっやめ、あっ、ひん!?」
村人「それはまずいなあ、また盗みをされては困る」
男「そうだな、ちゃんと罰を与えないと。おら坊主、そろそろ退け。もう十分味わっただろ」
褐色エルフ「退け、やめ、はんっ、やめろ! ん、あっ、や、んん! 」
少年「――――あっ」
褐色エルフ「っ、は、ぁ……!」
男「うわ、すげえ勢いだな。服に付いちまった……処女食うどころか中出しまでしやがって、後の俺らのことも考えろっての」
村人「聞いてねえよ、こいつ気を失ってやがる」
男「ふん、ガキが。まあその方が好都合か、そろそろ俺らも始めるとしよう。一晩か二晩か、あるいはもっとか……よろしくな、守護様よう」
褐色エルフ「はぁ、はぁ……縄を、解け……もう、償いは済んだはずだ……!」
村人「口は……おっかねえな、挟むか」
男「結構でかいが挟める程はねえぞ?」
村人「バカ、気の強い女はこっちが弱いって言うだ、ろ!」
褐色エルフ「ぎぃ!? な、ぁ……な、にを……!?」
男「あー、そういう挟み方か。じゃ、前はもらうぜ」
村人「おう、よろしくやってくれ。他の奴らももう暫く待っててくれ、すぐ使いやすいように解すからよ」
褐色エルフ「やめろ、くそ! やめ、んっ、い、うぐっ!」
男「さっきのよりでかいぞー、歯ぁ食いしばれ……よっと!」
褐色エルフ「っ……ぁ! かっ……は、ぁ……」
男「ははっ、魚みてーに口パクパクさせてやがらあ。そらっ、どうだ、反省したか? おら、何とか言ってみろ!」
村人「まだ準備が十分じゃないが、何しろ
森の守護様だ、これぐらい耐えてくれよ? ……おっ」
褐色エルフ「があぁ!! あが、ぐっ! 離せ、抜けぇ!! くそ! 殺せ! 私を殺せぇ!!」
男「ようし、なら望み通り、この穴っぽこハメ殺してやるよ、そらっ!」
村人「ひひっ、こっちも中々良い具合だあ! おら、鳴け! ひひ、ひひはははっ!」
少年「……ぁ。ここ、は」
男「へへへ、へへはは! また、また中に出すぞおおお! げはははっ、ひゃはははは!」
村人「おほっ、おほほ、ひーっひひひ! そら、そらそらそらそら! 気持ちいいか? 豚が、牝豚があああはははは!」
少年「な、何……これ……?」
男「出る出る、おっ、おお……! くふ、はは、腹がこんなに膨らんで、へひゃひゃ、妊娠確実だあ!」
村人「飲め、飲み込め!! お前のケツで汚れたんだ! お前の喉で扱いてキレイにするんだよおおおおお! ひひひひははは!!」
少年「一体、何が、え? ……え?」
男「ははは、はひっ、へへははははは! はーはっはっはっははははははひゃははは!」
村人「ぐふふふ、ぐふぅ! きひひひひひひひひひひ! ひひひ、ははははっ、いひひひひひひひひひ!」
少年「何が、どうなって」
褐色エルフ「目が覚めたか。奴ら、狂ったように見えるが、ん……きっと、気持ちのいい夢でも見ているんだろう」
少年「あっ……! ごめ、ごめんなさい! 僕、僕、あんな……!」
褐色エルフ「いいさ、お前のおかげで助かったようなものだからな」
少年「え?」
褐色エルフ「常に森の全域を見張ることは出来ないからな。境界を越えた者に幻を見せ足止めをする、守護者はそういうまじないを授かる」
少年「えっと……じゃあ、どうして捕まったりしたんですか?」
褐色エルフ「……条件があってな。純潔を捧げたことのない半人前には、森の精霊も力を貸してくれない」
少年「……?」
褐色エルフ「お前が私を貫き、この内に種を放ち、そこでようやくまじないを使えるようになったというわけだ」
少年「は、はあ」
褐色エルフ「初めてだったから上手くいくかは一か八かだったが……ふふ、何とかなるものだな」
少年「笑顔、可愛いな……」
褐色「ふふ、んっ? んん!?」
少年「え?」
>褐色「ふふ、んっ? んん!?」
訂正
褐色エルフ「ふふ、んっ? んん!?」
褐色エルフ「い、今私のことを可愛い、などとっ」
少年「あわ、あわわ! ごめんなさい、口に出すつもりじゃ、っていうか、その、ごめんなさいっ!」
褐色エルフ「いや、いや、うむ、いやっ、しかし……うむ、その、なんだ」
少年「な、何ですか……?」
褐色エルフ「わ、私も、その、ああ、なんだ、つまり、お前が可愛い!」
少年「は? え? いや、ちょっと、はい?はっ、 ごめんなさい! き、聞き間違いを!」
褐色エルフ「いや、聞き間違いでは、その、なく、だな、あ、違う! 可愛いではなく、そうでなく、つまりこの、こう、なんだ!」
少年「な、何ですか!?」
褐色エルフ「……好き、かも知れない!」
少年「は?」
褐色エルフ「好き、という奴な気がする!」
少年「は!?」
褐色エルフ「私は、お前が、好きだ!! お前は、どうだ!?」
少年「ちょ、待」
褐色エルフ「私の! ことが! 好きか!? 嫌いか!? どっちだ!? どっちなんだ!?」
少年「す、好きです!!」
褐色エルフ「よし!!」
少年「はい!! ……はい?」
男「うおおおおお搾り取られるうううううううう!!おおおかかかか、おおおおおかあああああすううううう!!」
村人「ひひ、ひ、ひーひひひひひひ! ひひ、ひははは!へひゃひゃひゃひゃひゃ! ぶひひひひ、ぶひ、ぶひひひひい!!」
少年「ただいまー、母さんは……寝てるみたいです。狭い所ですけど、どうぞ」
褐色エルフ「う、む。邪魔する」
少年「それで……あの、どうしていきなり」
褐色エルフ「あんな形とはいえ、純潔を捧げた訳でもあるし、森に入ったのを見逃す程度には、気に入っている訳でもあるし」
少年「それは、あの、恋ですかっ」
褐色エルフ「恋、恋、恋……恋か。うん、恋、なのだろうな」
少年「ぼ、僕なんかでいいんでしょうかっ」
褐色エルフ「……なんかとか言うな」
少年「あ、ごめんなさい……」
褐色エルフ「うん、わざわざ壺を返す義理もなかったし……多分、もう一度会いたかったからで、だから、うん、恋だ」
少年「そ、そうですか」
褐色エルフ「お前は、どうだ? さっきはつい答えを迫ってしまったが、その、本当に私でいいのか?」
少年「他の人なんて考えられません!」
褐色エルフ「そ、そうか。いや、何というか、嬉しいな、そういう言葉は」
少年「あ、いやっその、うぅ……」
褐色エルフ「照れてる顔も可愛い、かも知れん。いや、可愛い」
少年「や、やめてください……」
褐色エルフ「なんだ、なんだお前、おい、可愛いぞ、可愛いな、なんなんだお前可愛い」
少年「あ、う……す、好きです!」
褐色エルフ「ん!?」
少年「僕、好きです! 好き! 大好きです!」
褐色エルフ「や、やめろ! こんな、そんな言葉を、恥ずかしい、顔から火が出る……!」
少年「好きです! 僕は人間だけどっ森の守護様を好きになりました! 大好きになっちゃいました!」
褐色エルフ「言うな、それ以上、私の顔も見るな、ああ、もう、恥ずかしい……でも、森の守護様って呼び方はやめ、いや、なんでも」
少年「あなたが好きです! まだお互いの名前も知らないけれど、大好きです!」
褐色エルフ「ああ! うー、こんな、あなた等と、ふ、ふ、夫婦じゃないか、これではっ」
少年「夫婦です! あ、あなたを、僕のお嫁さんにします! あなたに相応しい男になります!」
褐色エルフ「うう、お前、お前さっきまでの気弱な、くそう、この、くそうっ、大好きだ、よろしくお願いします!」
少年「はい!!」
母親「聞いてるこっちが恥ずかしいったら。とにかく二人とも、おめでとう」
褐色エルフ「!?」
母親「いやいや、耳隠しても髪の色から違うじゃない。隠さなくったっていいわ」
褐色エルフ「御母堂、その、なんだ、ですが、お前の子、いや、あなたの息子さんを」
母親「畏まらないでくださいな。森の守護様、うちの息子を、どうかよろしくお願いします」
褐色エルフ「……はい!」
母親「あんたも。嫁さんと助け合って、達者で暮らすんだよ?」
少年「え、と……僕は」
母親「出ていかないったって、この村には居続けられないだろう? 大丈夫、あたしは一人でもやって行けるよ。病もすっかり治ったしね」
褐色エルフ「……?」
少年「そっか。じゃあ、うん……お母さんも、お元気で」
母親「持たせられる物は何もないけど、いつだって母さんは二人の幸せを祈ってるからね。さ、もう行きな。じきに夜が明ける」
少年「……お母さん、さようなら」
褐色エルフ「御母堂、お元気で」
母親「ん、行ってらっしゃい!」
褐色エルフ「ここだ」
少年「お、お邪魔しまーす……」
褐色エルフ「いや、違う、そうじゃない。ここは私たちの家だぞ」
少年「あ、そうですね。えっと、ただいま!」
褐色エルフ「うん、おかえり」
少年「……ただいま」
褐色エルフ「おかえり」
少年「……」
褐色エルフ「心配か?」
少年「だって! お母さんの顔、あんなに辛そうで! 全然、治ってなんて……!」
褐色エルフ「上手くいくか分からないが、試してみるか」
少年「え?」
褐色エルフ「御母堂の病だ。私が今からなんとかしてくる。お前は疲れただろうから、ここで休んでいてくれ」
少年「僕の母親です! 僕にも、手伝わせてください!」
褐色エルフ「む。そう、か。そうだな、よし、では夫婦となって最初の共同作業と行こう」
精霊「ちょまーじーでー? やっべ治すわー、ちょっぱやで治すわー! つーかそれマジバナ? やっべ見落としてたわー」
少年「はい?」
褐色エルフ「良かったな、これで御母堂もすぐ元気になるだろう」
精霊「うはーやらかしてたー! マジじゃん病人いんじゃーん! ちょっともーマジもーこういうの早く言ってくんなきゃさー!」
褐色エルフ「恐れながら申し上げます。流行り病は去ったと、先日精霊様御自身が」
精霊「俺かよー! つーか俺かよー! 過去の俺ばっきゃろー! 今これ完全消滅したから!パーペキ消え去ったし! マジマジ!」
褐色エルフ「お手を煩わせてしまい、申し訳ありませんでした。感謝の言葉もございません」
精霊「えーってえーって、うちらの仲やん? あ、そういや夫婦になる的なやつらしーじゃん? 俺のサービスだからこれ!」
少年エルフ「はい?」
褐色エルフ「おお、耳が。何から何まで、痛み入ります。今後とも、何卒よろしくお願い致します」
精霊「ちょーおっけー! 夫婦喧嘩とかすんなよマジ、マジ見っけたら壁ドンすっから! ガチ壁ドンっつか最早壁ボンだから!」
褐色エルフ「夫婦円満に過ごせるよう、互いに助け合い支え合い気遣い合って行く所存でございます」
精霊「うっし、んじゃ話終わりなー! 実はさっきから俺下痢ピーでよーマジ今も辛いしっていうか漏れかけ的な? 音聞いてく?」
褐色エルフ「それでは失礼いたします。精霊様も何卒、御自愛なされますよう……さ、帰ろうか」
少年エルフ「……はい?」
褐色エルフ「精霊様は大変自由で気まぐれなお方だ。万が一のことも考えていたが、杞憂に終わってよかった」
少年エルフ「あのー、これー……」
褐色エルフ「似合っているぞ、いい耳の形をしている。将来は千里先に針の落ちる音も聞き逃さない耳となるだろう!」
少年エルフ「あ、はい」
褐色エルフ「……嫌だったか? 何なら、戻してもらえるよう今からもう一度頼みに」
少年エルフ「いや、その。あまりにもあっさりでびっくりしたというか……」
褐色エルフ「うむ、私も初めて精霊様に会った時はあまりの気軽さに驚いたものだ。ただ、決して軽々しく扱ってはいけないぞ?」
少年エルフ「?」
褐色エルフ「以前、私もつい友達に話しかけるような気軽さで話しかけてしまい逆鱗に触れたのだ。あの時は三日三晩嵐が……」
少年エルフ「僕の生まれるずっと前にすごい嵐があったっていうのはもしかして」
褐色エルフ「すまない、私が原因だろう」
少年エルフ「……」
褐色エルフ「いや本当に反省しているんだ、マジマジ」
少年エルフ「うつってます、うつってます」
褐色エルフ「おっと」
褐色エルフ「ただいま」
少年エルフ「おかえり! ただいまー」
褐色エルフ「おかえりなさい。さて、だ」
少年エルフ「?」
褐色エルフ「はしたない話で、その、大変に気恥ずかしいのだが、いや、夫婦なのだから、何も恥ずかしいことなどないはずで」
少年エルフ「えーっと?」
褐色エルフ「どうにも、さっきからお前のことを考えたり顔を見たりすると、なんだ、大変に疼くのだ」
少年エルフ「疼く、ですか」
褐色エルフ「うむ、さっきは疲れているだろうから休めと言ったが、しかし、お前ももう私と同じ体だ、そうそう疲れるものでもない」
少年エルフ「そう言われてみれば、確かに」
褐色エルフ「私から見れば人間の体がひ弱過ぎるのだが、今はとにかく、そういうわけだ、始めよう」
少年エルフ「あの、結局話が見えないんですけど……」
褐色エルフ「そ、そうか、うむ、さっきは私が一方的に、だったからな、うむ、そうとなると、私から行くのが、そう、そうだな」
少年エルフ「一体何の、うわあ!?」
褐色エルフ「はあぁ……可愛い、可愛いな、もう我慢も出来ん、ええい、暴れるな、ふふ、可愛いな、よし、私に任せておけ、ふふふ」
褐色エルフ「ふふ、改めて間近で見るとその、実にいいな、この、匂いといい、はあ、形、この形が、何とも、蠱惑的な」
少年エルフ「あの、ちょっと待っ……!」
褐色エルフ「もう随分と待ったんだ、それなのに、まだ待つ、なんてっ、はあ、ほら、お前も硬く、こんなに」
少年エルフ「うあっ!? ひ、ぁ、待ってください!」
褐色エルフ「嫌だ! もう待ちきれない、すぐ、すぐにでも、私はもう、限界で」
少年エルフ「待ってくださいったらー!!」
褐色エルフ「うわっ!? ……す、すまない、痛くしてしまったか? いや、私のことが嫌いになったのか? もしそうなら」
少年エルフ「ち、違います! ……あの、こういうのは、ちゃんとベッドで、その……」
褐色エルフ「お、おお!」
少年エルフ「いい、ですか……?」
褐色エルフ「そう、そうだな! すまない、気が付かなかった! すぐに、今すぐベッドへ行こう!」
少年エルフ「わっ、ちょ、引っ張らないでくださいー!」
褐色エルフ「はぁ、はぁ……い、いいな?」
少年エルフ「あの、少し怖い、です……」
褐色エルフ「私もあの時は怖い思いをしたんだ、お互い様だ、ふふっ、我慢してくれ」
少年エルフ「で、でも、もう少し落ち着いてからの方がっ」
褐色エルフ「落ち着く? このまま腰を落とせということだな? ふふ、さ、行くぞ、ほら、ふふふ」
少年エルフ「あっ、まだ、あっ、あっ、待、あっ入、るっ、入りま、す……!」
褐色エルフ「んん、ふぅー、ふぅー、ほら、入って行く、ぞ、ふふっ、ああ、すごく、すごい、形が分かる、ん、んん」
少年エルフ「はぁ、ん、こんなっ、さっきと全然、こんな、僕、僕も」
褐色エルフ「ん? どうした? ふふ、さあ、顔をよく見せてくれ、ああ、ん、いい、いい顔をしている、可愛いな、ああ、可愛、ぃいんっ!?」
少年エルフ「はぁー、はぁー……すご、太ももも、すべすべで……僕の、中に全部、これで、ん、このまましますね?」
褐色エルフ「待って、今、急に奥まで入れたっから、今、ダメ、絶対、っ、ほら、動かなく、ても、こんなっ」
少年エルフ「限界、ですから……はぁ、ん、もう、はぁー、はぁー……します。泣いても、止めませんから」
褐色エルフ「や、まだ、あっ!? ぃんっ、あぅ! んぁ、ひっ、すっ、ごひ、ん! あっ、あっあっあっあっ……!」
少年エルフ「ふぅー、ふぅー、ふぅー、んん……う、あっ!!♡」
褐色エルフ「こん、こんな、あんっ! いっ、ぁ、もうっ、ダメ、ぇ、ダ、ん、んん――――――――♡」
少年エルフ「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
褐色エルフ「ん、んん……ぁ……んっ」
少年エルフ「はぁ、ん……すごく、気持ちいいです、もっと、もっとしたくて、僕」
褐色エルフ「はぁ、はぁ……私もっだ、これ、すごく、いい、やめられそうにない、けど」
少年エルフ「ふぇ……?」
褐色エルフ「このままじゃ、おかしくなる、少し、休んでから」
少年エルフ「いやです」
褐色エルフ「え……?」
少年エルフ「泣いても、やめませんって言いました、から」
褐色エルフ「んっ! そんな、私、私が、おかしく、ぁんっ、待っ」
少年エルフ「んん、くっ、はぁ……ぁ、はぁ、待ちません、うぅ、んっ」
褐色エルフ「あっ、あ、んぉ、今、ビクって、大きく、んん、これ、なんっで? あ、んん、ひん!」
少年エルフ「好き、好きです……大好きです、ちゅ、んん、はむ……」
褐色エルフ「そんっな! 抱きしめたまっま、ん! んっ……ぁむ、ちゅっ、はふ、ん! んん……っ♡」
少年エルフ「ふぅ、ふぁ、ん……ほら、また太陽が登ってますよ、ん、っ」
褐色エルフ「ああ、ふふっ……あれから、ずっと、んぅ、してたのか、ん、あっ」
少年エルフ「僕、そろそろ、んん、はぁ、はぁ……限界、かもです」
褐色エルフ「私も、んぃ、あっ……はん、ん、んっ」
少年エルフ「起きたら、ちゅ、んむ、またしますか?」
褐色エルフ「ちゅ、ちゅう、ぷぁ……そんなこと、ふふっ、私に言わせるな」
少年エルフ「ごめんなさい、あっ、ん」
褐色エルフ「さあ、出せ、私っも、もう、ん、んっんん」
少年エルフ「はぁ、ん、はぁ、はぁ……ん、んん――――――――っ♡
褐色エルフ「ぁ、い、来る、く、あ――――――――ぁ♡」
褐色エルフ「もぐもぐ……それで? 」
少年エルフ「もぐもぐ……お母さんのお墓も移すことになって、その手伝いで一日潰れちゃったよ」
褐色エルフ「お疲れ様。私も手伝いに出られれば良かったのだが、もぐもぐ……ご馳走様」
少年エルフ「精霊様の呼び出しだから仕方ないよ、もぐもぐ……ん、ご馳走様。今日も美味しかったよ」
褐色エルフ「お粗末様。さて、分かってるとは思うが……覚悟してもらおう、今日こそは私が勝つぞ」
少年エルフ「精の付きそうな料理ばっかりだったし……ふふ、早速脱いじゃって、やる気満々だね。僕も負けないよ?」
褐色エルフ「どちらが先にイクか勝負だ!」
おわり
このSSまとめへのコメント
gj!
最高です