安価で人間×人外書く (31)
>>2 人間以外ならなんでも
性別も指定あったら
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キマイラ♀
男×キマイラ♀
男「…」カタカタ
同僚「じゃあ、男。俺は先に上がるからな」
男「…ああ。おつかれ」カタカタ
同僚「…まだ残ってんのか?今はでかい仕事もないだろ」
男「…ああ」カタカタ
同僚「じゃあ、残ってまで仕事する意味がないじゃねーか。ちゃっちゃと帰って
ビールでも飲んどけって!お前は働きすぎだ」
男「…わかった。もう一段落したらそうさせてもらうよ」カタカタ
同僚「…まったく。ほんと、無茶だけはするなよ」バタン
男「…」
人外ssは好物、支援
つ[缶コーヒー]
次は吸血鬼でとるっ!
っ[輸血パック]
男(…働きすぎだって?)カタカタ
男(そんなもんは仕事以外にすることがあるやつの考えだ)カタカタ
男(………)カタカタ
男(…俺には、もう仕事しかない)カタカタ
男(仕事が、俺の全てだ)カタカタ
男「…流石に暗いな」テクテク
男「…今日はなにかいつもより疲れた気がする」テクテク
男「…家、遠いなあ」テクテク
ビュウゥ…
男「うわっ…!!」ビタッ
男「な、なんだ?目の前が真っ暗に…」ベリッ
男「…なんだこの紙…?サーカスの、チケット?」
この話が終わったら次安価もとる予定
男「…ちょうど今、この近くでやってるらしいな」
男(いつもならば…そう、いつもならば、こんな紙に気をとられたりも
しなかっただろう。くしゃくしゃに丸めて棄ててしまっていたかもしれない)
男(ましてや、こんな怪しい時間に、怪しいサーカスなど、見向きもしなかっただろう )
男(…今思えば、これは、この日が、特別な日だったからに違いない)
男(俺にとっての…そして、あいつにとっての)
>>8 >>9 あざっす!!頑張りますごくごく
男「ここか…」
男(こぢんまりとしたテントのなかから、微かに陽気な音楽が聞こえる)
男「………すいません、受付はここですか?」
男(受付とおぼしき机の奥で、仮面を被った顔がこちらを向いていた)
仮面「ええ、ええ。そうですとも!ようこそいらっしゃいました!」
男(仮面は気味悪いほどににこにことしているが、声は喜びを糊で貼り付けたように聞こえる)
男「…もうはじまっているんじゃないですか?」
仮面「いえいえ、そんなことは一切関係ございませんとも。いつだって問題は、あなた様が
そうしたいか、否かにございます」
男「…じゃあ、入れるのかい」
仮面「もちろんでございますとも!!お客さん、サーカスは初めてでございますか?」
男(いや。…そう言おうとして、思わず口をつぐんだ)
男「…ああ、初めてだ」
仮面「はあ、そうでございましたか。それでは、きっと今までの人生で一番の楽しさを
得られますよ!」
男「…きっとそうなるさ」
男(心にも無いことを言って、テントの中へ入った)
男「…なんだ、もう終わりなんじゃないか」
男(見たところ客は一人も居なく、がらんどうの客席に楽しげな音楽が流れている)
男(…ステージには一人、太った男と、その脇に、その男より一回りふたまわり大きな
布をかけられた箱が置いてある)
男(恐らくあれが最後の出し物だろうな。締めの出し物までで客が一人も
いなくなってるだなんて、どれだけひどかったんだ…)
男「まあ、それでもあの時よりはましだっただろうけどな…」
太った男「さあさあ皆さんお待ちかね、いよいよ最後の出し物です!!」
男(俺しかいねえよ…俺しか…)
太った男「これを見たら、あなたはたちまち度肝を抜かれます!石みたいにカチコチになります!
どっきりヒヤヒヤ涼んだ後は、フランス料理に使えます!」
男(太った男はひとしきり何かを叫んだあと、隣の箱にかけてあった布を一息に取り去った。
中に見えたのはー)
男「なん、だ、あれ」
太った男「―目にも見よ!ギリシア神話より抜け出でた醜い怪物、キマイラの姿を!」
キマイラ「……」
ちなみに質問なんだけど、キマイラの姿はヤギとライオンとヘビの頭みっつついてる感じで
オッケー?
太った男「さあさあ!!どうです、最高でしょう?こんな珍しいものっ、他じゃっ、見られませんよ!!」ガンッ!!ガンッ!!
キマイラ「グゴァっ…」ビクビク
男(太った男は、顔を蒸気させて見たことのない生物の檻を蹴りまくっている)
男(その珍奇な生物は、大きな体をちぢこめて、怯えている)
男(俺の中に起こったのは、怒りか?哀れみか?…わからない)
男(ただ、確かな衝動だけが、俺を檻の前まで突き動かしていた)
太った男「…なんですか、あなた?」
男「俺は客だ。このふざけたサーカスに文句をつけに来た」
太った男「ちょっとあなた。このサーカスは最高でしょう?どこに文句の
つけようがあるんですか」
男「こいつが怯えてただろ。こういうことをするのは今後一切やめろ」
太った男「そうはいってもですね。こいつはうちの所属なもんで。いくらお客様といえど
そこに口を挟むというのは非常識というものじゃありませんか」
男「いや、しかし「その上、劇団のものしか足を踏み入れてはならないこのステージにあなたは
入った!さあ、どうしてくれるんですか?」
男「だから…」
太った男「ああ!!こんなことになったのは、すべてお前のせいだ、キマイラ!!お前は
もう首だ。お前は最後まで使えないやつだったな」
男「やめろ!!止めてくれ!こいつをいじめないでくれ…何故だか、見てられないんだ…
悲しくなるんだ…」
太った男「…でしたら、こいつをお売りしますよ。お値段は『お気持ち』で結構ですよ」
男「…………」
男「……………………………………」
男(そこから先のことは、よく覚えていない)
男「気がついたら我がアパートの借り部屋のベッドのなかだった」
男「最初は夢でも見たのかとおもった」
男「しかしそうではないことは、ほぼ全額無くなっていた通帳と、」
キマイラ「ゴガァ♪」
男「俺の頭上の3つの頭が証明していた」
(自分のなかで)一段落ついたんで他に安価とるよー
>>20 この話の続き読みたいって人はそう書いてね
人外スレ良いね、1さん頑張って!
キマイラの続きで良いと思うよ
違うヤツなら植物のアウラルネちゃんが見てみたい
>>21 ありがとうございます!それじゃあキマイラの話終わらせてから
アルラウネの話書きます
県民の日なんでゆっくり書いていきます
書いてるうちはsageして安価の時にageることにします
男「…」
キマイラ「グゴォ」
男「…ほんとに夢じゃなかったんだな」
キマイラ「ガ?」
男「…っあーっ!!もう、なんでこんな妙なことになってるんだ!!?」
キマイラ「!!!」ビクゥ
男「あっ…」
男(しまった…怯えさせてしまった。もしこいつに暴れられたら…)ゾク
キマイラ「…ッガグゥゥ…」ビクビク
男「!」
男(…なんてことをしたんだ俺は…これじゃ昨日のあいつと同じじゃないか)
男「…その、すまない。悪気は無かったんだ」ソッ
キマイラ「!?」ビク
男「俺はお前に痛いことはしないから…安心してくれ…」ナデナデ
キマイラ「…」
男(ああ、本当に、俺はこんな柄じゃないんだがなあ)ナデナデ
キマイラ「…メェ」ペロ
男「うわっ!?」
キマイラ「メェェ♪」ペロペロ
男(ヤギの頭がベロベロ舐めてくる…)ビッショリ
キマイラ「ガルルルッ!!」グイグイ
男(ライオンの頭がヤギを止めようとしている…ライオンの頭が
リーダーっぽいな)
ヘビ「…」シュルシュル
男(…ヘビの頭だけは何もしてこない。まださっきのことを
許して貰えてないのか…)
男(…いや、待て。…違う…)
男「…これからよろしくな」サスサス
男(そう言いながらヘビの頭の喉元を撫でてみた)
ヘビ「…………////」チロチロ
男(心なしか嬉しそうに細い舌を出したり引っ込めたりしている)
ああああ上げてしまった
男「……さて、これからどうするか考えないとな…」
キマイラ「?」
男「まず、こいつらをここで飼うことができるかどうか。
そして、ほとんど金が無くなったことをどうするか。どちらも早急に
解決しなきゃならん問題だ」
男「…その上に、会社にいってる間のこいつらのことも追加しなきゃな」
男「…しょうがない。有給を使うか」ガチャ
プルルルル…
上司『はい、株式会社○○です』
男「おはようございます、男です。申し訳ありませんが今日外せない用事が…」
上司『ええっ!!それって、男くん、有給をとるということかい!!?』
男「……そ、そうです。仕事に穴を開けてしまい本当に申し訳のしようもございません」キーン
上司『何をいってるんだい!!逆だよ。すごく安心した!!』
男「そう、ですか」
上司『本当に心配してたんだよ?なにせ君、体に障るんじゃないかってくらい
働いてたからね』
上司『…あの事件以来、ずーっと』
男「ッ…」ズキ
上司『………いや、すまない。
……………聞かなかったことにしてくれないかな』
男「……………」
上司『…有給の件、了承したよ。何に使うのかは知らんが、
有意義に過ごしてくれ』ガチャ
男「…………………」
うおおミスってる ヘビだけキマイラってなってない 今後はヘビもキマイラって書くから
キマイラ「………」シュルシュル
男「…どうした?なんでもないぞ」
キマイラ「…グゴゥ…」スリスリ
男「…なんだ、心配してくれてるのか」
キマイラ「メェ…」ペロ
男「ははは、やめろって、お前、濡れちゃうだろ…ッ…、」
男「ぅう……、ッあぁぁぁぁぁ…あああぁぁ…」ボロボロ
男「女…ッ、女ぁ……何で、なんで死んじまったんだよぉ………」ボロボロ
男「うわぁぁぁあああああ!!!!!!!」ボロボロ
男(その後、俺は泣き続けた。その間、キマイラは何も言わず、
俺の側に寄り添っていた。……気がついたら時計は正午を回っていて、
傍らには寝息をたてて眠るキマイラの姿があった)
男「…ずっと一緒にいてくれたのか、こいつら」
男(…懐かしい夢を見た)
男(やさしいもやのなか、あいつに会う夢だ)
男(…あの日以来、ずっと会えなかったあいつに)
男「…お前らのおかげ、だな」
キマイラ「…ガー」zzz
男「お前らがもしいなかったら、俺はずっと俺に嘘をついた
ままだった」
キマイラ「……メェェ」zzz
男「仕事で自分を圧し殺して、俺の中のあいつまで殺していたかもしれない」
キマイラ「……………」
男「…本当に、ありがとう…」ギュウウウ
キマイラ「……………」
男「……あり、が…………………」スヤスヤ
キマイラ「……………」
キマイラ「……………~~~~ッ!!!!!//////」チロチロチロチロチロ
男「結局だいぶ寝てしまった」
キマイラ「ガウ」
男「冷静に考えてみると、こいつらをペットといいはるにはいささか無理があるな」
男「いくらペットOKといえども、こいつらを管理人さんが直接見たら
卒倒するよな」
男「…そういえば不思議だな。こんなにありえないことなのに、
俺はお前らの存在を自然に受け止められてる。…何でだ?」
キマイラ「ガフゥ?」
男「…まあ、それより、管理人さんと話をつけてくるか」
男「あのー、すいません」
管理人「はい?」
男「0105室の男なんですが、ペットを飼いたくて…」
管理人「ああ、いいですよ」
男「ありがとうございます!じゃあこれで…」
管理人「あ、待ってください。どんなペットを飼うんですか?流石に法律に
違反した動物とかは無理ですよ」
男(やっぱり聞かれるよな)
男「えーっと、大きめの猫(科)です。鳴き声がちょっとヤギっぽくて爬虫類顔なんです」
管理人「????ずいぶん変わった猫なんですね?」
男「はい、そのせいでずいぶん虐められていたらしくて…」
男「俺が初めて会ったとき、びくびくおどおどして、それはかわいそうで…守ってやりたいな、と思って」
管理人「ううっ…!!ぐすっ…猫ちゃんに、失礼なこと…いって…ん"ずびばぜんでじだ…ッ
どうぞ大切にしてあげてぐださっぱぁぁぁぁぁ!!!!!」ダッパァァァァァ
男(嘘は言ってない)
管理人「チーン!!!!…ぱァッ!!失礼しました。あの…私もその猫ちゃんに会いたいのですが…」
男「あ、すいません…まだ俺以外の人間に慣れてないみたいで…」
管理人「そ、そうですか…」ション
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おい