女「今日もお疲れ様!」男「…」 (47)

女「今日も一日頑張ってたね!」

男「…」

女「体育の時間でシュート決めたのかっこよかったよ!」

女「でもその後疲れたからって授業中寝るのはダメだよ」

男「…」

女「数学の先生に寝てるのばれなかったからよかったけど」

女「あの先生、気に食わないことがあるとやつあたりに多く宿題出すんだから」

女「私には関係ないことだけど気をつけてよね!」

男「…」

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女「今日は急に英語の小テストがあったね」

男「…」

女「いきなりこうやって不意打ちでやってくるんだから性格悪いよねー」

女「テストなんて普通のテストだけで十分なのに」

女「ほかのクラスの英語の先生はそういうのやらないらしいよ、私たち、運悪いねー」

男「…」

女「あっ、でも後ろから見て男が頭を抱えて考えてるのはかわいかっ…」

女「う、ううん!なんでもない!なんでもないよ!」

男「…」

女「今日は一緒の掃除当番だったね!」

男「…」

女「だけど男、サボっちゃったのはよくないな~?」

男「…」

女「でも私がちゃんとフォローしておいたから心配ないよ」

女「だから今度いっしょにどこか……ね?」

男「…」

女「今日はテストだったね!」

男「…」

女「私はしっかり勉強してきたから大丈夫だけど、男は最後のほう寝てたよね?」

女「最近忙しそうだから寝ちゃうのは仕方ないけど、勉強もしなきゃ」

男「…」

女「よ、よかったら…」

女「私がつきっきりで教えてあげても…?」

男「…」

女「もー!聞いてる男ー?」

女「男ったらもー!ちゃんと机の中整理しないと駄目だからね!」

男「…」

女「いい加減なのはよくないよ?整理整頓はしっかりしなきゃ」

女「いつも後ろから見てらんないよー世話したくなっちゃう」

男「…」

女「成績もよかったみたいだし、そういうとこなおしていったほうが私はいいと思うな!」

男「…」

女「学校での男の昼ごはんって菓子パンばっかりだけど大丈夫?」

男「…」

女「弁当くらい私が作ってあげてもいいけど…ううん」

女「男はパンのほうがいいって言ってたもんね。私、男の言ったことは全部覚えてるよ」

女「…いややっぱりさすがに全部は覚えてないかなぁ…?」

女「だけど男が好きってことは絶対に忘れないよ!」

男「…」

女「男、ここのところすぐ帰っちゃうよね」

男「…」

女「いつもは放課後、クラスメイトと教室で笑いながら喋ってるのに」

女「顔色が悪い時があるし、この間だって忘れ物して先生に怒られたりしてるし」

女「どうしちゃったのかな?私になんでも相談してよ」

男「…」

女「言えないよね…他の友達にも聞かれてたけど答えてなかったから…」

女「でも私はわかってるよ。男は悪いことはしてない。誰かのために何かしてる」

女「何があっても私は、男の味方だからね」

男「…」

女「でも…男が何やってるか私、気になっちゃうなー?」

男「いらっしゃいませー」

友「いやっしゃいやせー」

友「男、最近どうよ?」

男「別に普通」

友「ふーん…しかしまぁー男と同時にバイト始めて、まだ少ししか経ってないが男はやるねぇ」

友「俺よりもの覚えがよくて、俺と時給の差がつくとは…なかなかのものですな。褒めてつかわすぞ」

男「お前この間のテストワースト1位だったろうが。偉そうに言うな」

友「バレタぁー?てへぺろぉー」

男「うわうっぜ、バイト先じゃなかたら殴ってるわ…ありがとうございましたー」

友「ありやとございやしったー」

女「……なーんだそういうことだったの」

すまんがちょっと用事と休憩
短いし、終わりまで書き溜めてあるから今日中には投稿し終わるので勘弁
またくる

女「学校終わった後にバイトなんてすごいね男!」

男「…」

女「どうりで最近疲れた顔してるわけだよ、頑張り屋さんだね」

男「…」

女「でもなんでバイトなんてし始めたのかなぁ?」

女「それに友君以外の友達にはバイトしていることを言ってないみたいだし…」

女「…もしかして……もうすぐクリスマスだし……男、彼女いるの?」

男「…」

女「…調べなきゃ」

友「そういや男って寝るとき無音だよな」

男「は?」

友「この前バイトの休憩室で男が寝てたとき、寝息がたってないっていうか」

男「あーそれよく言われるわ。授業中寝た後とか周りの奴に」

友「呼吸してるのか不安になるわーもしかしてお前寝てるときしんでるんじゃね?…いやっしゃいやせいせー」

男「いらっしゃいませー」

女「…」

友「お、あの女子高生よくここにくるよな、いつも見るわ」

男「あ?あー」

友「うちと同じ学校の制服だなあれ」

男「よく見ればそうだな」

友「…お前モテるくせに女に興味ないのなーイケメンの余裕ってやつかぁ?」

友「それともぉ?女と話せない告白できないチキン野郎ですかぁ?」

男「うるせぇな彼女くらいいるわ」

友「え?彼女いんの?」

男「…バイト始める少し前にできた」

友「ほぉ~」

店長「うし、次の客さばいたらお前ら休憩入っていいぞ」

男「了解っす」

友「はい」

店長「次でお待ちのお客様こちらのレジへどうぞー☆」

女「…」

男「…はぁー」

友「ため息うぜぇぞイケメンリア充爆発しろ」

男「どうも寝れなくて…」

友「ほう」

男「寝てるとき耳元がざわざわして誰かに観られてる気がするんだよな」

友「それって自意識過剰じゃね?うわカジョってるわー」

友「寝てないアピールでマジカジョってるわー」

男「…」

友「すまんすまんそう睨むなって。まぁ気のせいなんじゃねぇの?」

男「…だな。お前見てるとそう思えてきたわ」

友「だろ。さすが俺、今度彼女紹介しろよ」

男「無理」

友「即答かよ」

男「ありがとうございましたー」

友「ありやっとございやしたー」

友「男ってなんでバイト始めたの?しかも学校終わった後やたら早く帰るし」

男「どうだっていいだろ…お前はどうなんだ」

友「遊ぶ金欲しさにやった。反省はしていない後悔はしている」

男「犯罪者か」

男「ちっ……あーその、なんだ」

男「…彼女できたからだな」

友「ほぉーそれでぇ?」ニヤニヤ

男「……これでわかるだろ」

友「寒くなってきたのにあつあつですなぁ」ニヤニヤ

男「うっせぇ、初めて好きになったんだよ。女は面食いばっかしかいねぇと思ってたのに…ハッ」

友「これがイケメンか…」

男「今言ったことは直ちに忘れろ」

友「はいはい」ニヤニヤ

女「…」

女「ねぇ男」

男「…」

女「彼女いるって、本当?」

男「ねぇどうなの?答えてよ」

男「…」

女「ねぇ!!!!教えてよ!!!!」

男「…」

女「ふーんあっそう、黙っているのなら私にだって考えがあるんだから」ゴソゴソ

男「…」

女「じゃーん。綺麗でしょ?この包丁」

女「結構高かったんだよねーこういうの妥協したくなかったから」

女「一応予備のために2つ買っちゃった」

女「…ここまで言えば私が求めてることわかるよね?男、話して」

男「…」

女「話さなかったらどうなるか…賢い男ならわかるよね?」

男「…」

女「ふーんそれでも言わないんだ……じゃあ」


女「いなくなっちゃえ」ザクッ

女「ふふ……ふふふ……」ザクッ

女「男が…男がっ!」ザックザック

女「男がっ!全部っ!悪いんだからっ!」

女「ハァ…ハァ…」

女「男が!全部悪いんだから!!!」

女「私を…恨まないでねぇ」ニタァ

数日後



友「おい…なんだこれ…」

ここでまたもや用事 なるべくすぐ戻る

男「なんだよ教室が騒がしいな」

友「おい!男!お前大丈夫か!?」

男「は?なに?」

友「お前の机の上見てみろよ…」

男に似た人形「…」

男「…なんだよこれ…めった刺しになってる」

友「包丁も1本胸に突き刺さってるな…くそ、気分悪い」

アナウンス「……あー男くん男くん至急校長室に来なさい」

友「男呼ばれたぞ…」

男「ああ…いってくる」

校長「この学校でこんなことは初めてだ。男君、君は人に恨まれるようなことはしたかね?」

男「…いいえ」

校長「…そうかね」

校長「念のため今日は家に帰りなさい男くん。いたずらだとは思うが万が一のためだ。手の空いている教師が君を車に乗せて帰らせる」

校長「そして今日1日は外出せず自宅にいること。…明日の登校については会議で決め後ほど連絡する。いいね?」

男「はい…」

校長「よろしい。今担任の教師が君の鞄を持ってくるはずだ。この場を動かないように」ガチャパタン

友「それなのにお前は…お前は…なんでここにいるんだ」

男「友おはよう」

友「バイトに来たのかよ…」

男「今日シフト入ってたから仕方ないだろ」

友「店長に言えば休めただろうに…あの後警察沙汰になったんだぞ」

男「別にたいしたことないだろ。誰も怪我してないし」

友「事が起こってからじゃ遅いだろ…今日は俺も一緒に帰るからな。1人で帰るよりは安全でマシだろ」

男「心配しすぎだっての」

友「しかしなぁ……」

店長「おはよう」

友「店長、おはようございまーす」

男「おはようございます」

友「ん?店長、後ろにいる女の人は?」

店長「応募したバイトの子でね、今から面接するんだ」

友「へぇーそうすか」

男「もし受かったらよろしくな。えーと名前は?」

女「……女です。よろしくね、男」ニタァ


終わり

ストーカー小説読んで参考にしてSS書いてみたけどうまく伝わった?
よければ感想欲しい

その読んだっていうストーカー小説教えてくれる?

感想やおつくれた人たちありがとう
話は悪くないけど流れが淡々としすぎて演出がいまいちなので普通って感じか
SSだし話がふくらむとややこしくなるかなと思って無駄な場面は省いたんだけど裏目に出てしまったかな?

あと女が男に喋っているのは女視点ですべて人形相手の独り言のつもりだった 
なので男の家に忍び込んではいない 書き方が悪かった
つまり最後以外、女は男と会話すらしてない クラスメイトの男が名前聞いたのもそういうこと と表現したかった…
となるとやっぱりクラスでの日常風景を1つくらい入れてもよかったかもしれない
男と友の会話は普通の男視点

>>34
すまんストーカー小説って言ったのは実は短編小説でちょうどこの話くらいの長さなんだ 密度は違うけど
駅の本屋で立ち読みしたから題名覚えてない 内容は覚えてるけど
内容はストーカーされてる女性の彼氏への電話と地の文で会話を成り立たせて、
電話切ったところで実は地の文の正体は電話相手の彼氏ではなく現在進行形でストーカーしてる人でしたってオチ

今日その話を思い出したから書いてみようとして1日でできあがったのがこれ
かなり練って自信あったのに…さらっと書こうとしたのがいかんかった

>>36
全部人形相手だってのは何となく察しが付くので織り交ぜて見ては?との提案をしたつもりでした
今思いついたけどどっかで人形相手でもいいから
女「男くんって格好良いね」とか言わせたら>>17で良い皮肉になってたかも

感想一気に増えたどうもありがとう この板って過疎ってるイメージ強いけど人いるものだな

人形は確かにまだ練れた 家庭科部とか裁縫部とか日常に組み込んだら伏線できてたなぁ
好きな人の人形をつくり毎日語りかけると成就する→だんだん狂ってくるという過去回想も入れれば…
あぁやはり時間をかけるべきだったのか
大切なことなので2回言いましたね あとは台詞や会話内容が暖かいのが不気味さをなくしてた 癖が出てしまった

>>40
織り交ぜたら台無しになる 最後以外一回も男と女は会話してない
伏線だったけど文章少ないからわかりにくかったわ 読み直したらわかった

>>42
心臓に悪いはこの場合ほめ言葉よ

>>43
そうなのか2回言うから死ぬレベルの心臓に悪いのかと
素直に称賛を浴びたと思っておこう

では完結していい感想も得られたので終わりにします
読んでくださりありがとうございました

男(人間)「……」

男(人形)「  」


こんな感じで織り交ぜていけば読者的にはあれ?ってなるから、種明かしされたときのやられた感がいいんだよね
何にしても面白かったし、次回作に期待

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