真姫「姉妹、ね……」 (66)
ほ の ま き
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真姫「ただいまー」
シーン
真姫「……」
ガチャ
真姫「? これは……」
『真姫ちゃんへ
今日も遅くなると思うので、先にご飯を食べていて下さい 母より』
真姫「……」
真姫「今日も1人、ね……」
真姫「えっと……」ガサゴソ
真姫「白菜とハムで作れる料理は……」
真姫「……はあ」
――
真姫「ふぅ……」
真姫「(11月にもなると、さすがに寒さも本格的になってくるわね)」
真姫「(それに6時を過ぎてるし、気温もどんどん下がってく)」
真姫「(寒い……)」
真姫「あ……やっとつい……え?」
『定休日』
真姫「う、嘘……」
真姫「……はあ」
真姫「(さっきから私、ため息ついてばかり……)」
真姫「(……幸せが逃げちゃうわね)」
真姫「? あれは、コンビニ……」
真姫「(結局、コンビニでカップ麺を買ったわ)」
真姫「(……寂しい食事ね)」
真姫「……」
真姫「……寂しい、か」ボソッ
真姫「帰ろ……」
――ポタ…ポタポタ
真姫「え……」
ッァァァァァァァァ
真姫「雨……」
真姫「……」ポロポロ
真姫「あ、あれ? 私、泣いて……」ゴシゴシ
真姫「お、おかしいわね。どうして涙が……」ポロポロ
真姫「なかなか、止まんないな……」ポロポロ
「まっ、真姫ちゃん!?」
真姫「……え?」ポロポロ
穂乃果「どうして泣いてるの!?」
真姫「ほ、穂乃果……?」ポロポロ
穂乃果「こんなに濡れちゃって……!」
穂乃果「私に付いてきて!」ギュッ
真姫「あっ……」
真姫「(穂乃果の手、あったかい……)」ギューッ
穂乃果「……」
穂乃果「(……真姫ちゃんはどうして、1人で泣いて……)」
ガラッ
雪穂「お帰り、お姉ちゃ……って真姫さん!? どうして濡れて―――」
穂乃果「話はあと、今は真姫ちゃんをお風呂に入れなきゃ。だいぶ冷えてるし、風邪引いちゃう」
雪穂「う、うん! お、お風呂沸かしてくるね!」ドタバタ
真姫「……」ポタポタ
穂乃果「お風呂沸くまで、少し待っててね」
真姫「……聞かないの?」
穂乃果「えっ? なにが?」
真姫「どうして私が、あの場所で泣いてたのか……」
穂乃果「最初は気になったよ。どうして泣いてるのか、どうしてあの場所で泣いてるのか」
穂乃果「でもさ、無理に詮索するのはよくないよね」
穂乃果「だから私は、真姫ちゃんから話すまで、待とうと思ったの」
真姫「穂乃果は……優しいのね」
穂乃果「えへへ、そんなことないよ」
真姫「いいえ、穂乃果は優しいわ……」
真姫「あの時も、私を……」ボソッ
穂乃果「真姫ちゃん?」
真姫「う゛え!? な、なんでもないわ!」
穂乃果「そ、そう?」
真姫「……」
真姫「寂しかったの……」
穂乃果「えっ?」
真姫「単に、寂しかったの……」
穂乃果「……」
真姫「『ただいま』って言っても返事は返ってこない。『いただきます』って言っても返事はない」
真姫「話し相手はいない、『お休みなさい』って言ってくれる人もいない」
穂乃果「……」
真姫「寝る時、小さな物音がしただけで怯えてる」
穂乃果「……」
真姫「だからね、私にとって学校やμ'sは大切な場所なの」
真姫「別に、家が嫌いってわけじゃないの」
穂乃果「……」
真姫「……意外よね。学校で強がってる私が、みんなの目がない場所では、こんなにも寂しがり屋だなんて」
真姫「……穂乃果が羨ましいわ」
穂乃果「……どうして?」
真姫「雪穂ちゃんっていう、かわいい妹がいて」
真姫「私にも姉妹がいたら、寂しくなかったり、しないのかな……」
穂乃果「真姫ちゃん……」
穂乃果「……」
穂乃果「ねえ、真姫ちゃん」
穂乃果「私が、真姫ちゃんのお姉ちゃんになってあげる」
真姫「……!」
穂乃果「真姫ちゃんは寂しがり屋さんなんだよね。だったら私に甘えていいよ」
穂乃果「そうすれば、寂しく無いでしょ?」
穂乃果「今日から私が、真姫ちゃんのお姉ちゃんです!」
真姫「……」
真姫「いいの、本当に……?」
穂乃果「うんっ!」
真姫「私、すごく寂しがり屋よ……」
真姫「穂乃果に迷惑をかけちゃうかもしれない……」
真姫「それでもいいの?」
穂乃果「ぜんぜんいいよ! 逆に私が迷惑かけちゃうしね!」
真姫「……ふふっ、それもそうね」
穂乃果「あ! やっと笑ったね」
穂乃果「―――真姫」
真姫「!」カアアアアア
穂乃果「あれ、真姫ちゃん。顔、真っ赤だよ」
真姫「ほ、穂乃果のせいよ!」
穂乃果「ええっ! 私が悪いの!?」
真姫「そうよ! 穂乃果のせい!」
穂乃果「ええー……」
真姫「ありがと、お姉ちゃん」ボソッ
穂乃果「……えっ? い、今お姉ちゃんって言ったよね!?」
真姫「え、ええ。言ったわよ」
穂乃果「もう1度言ってみて!」
真姫「お、お姉ちゃん」///
穂乃果「真姫は可愛いなぁ」ナデナデ
真姫「……」///
おわり
雪穂「お、お姉ちゃん! お風呂沸い……え?」
穂乃果「……」ナデナデ
真姫「……」///
雪穂「えーっと……お姉ちゃん?」
穂乃果「あっ、雪穂」
雪穂「お風呂、沸いたよ?」
穂乃果「ありがとっ! 真姫っ、一緒に入ろ」
真姫「う゛え!? おお、お姉ちゃんも!?」
穂乃果「うんっ!」
雪穂「……ん?」
穂乃果「レッゴー!」
真姫「ちょ、ちょっと!/// 押さないでってば!」
雪穂「真姫さんがお姉ちゃんのことを、お姉ちゃんって……」
穂乃果「よっと……真姫! 早く早く!」
真姫「えっ!? もう脱いだの……!?」
穂乃果「服脱ぐくらい10秒もかからないよ!」
真姫「ま、待って……! あと少しだから……!」
穂乃果「ささっと下着脱いで! 早くしないと風邪引いちゃうよ?」
真姫「わ、わかってる!」
穂乃果「……」ジーッ
真姫「……そんなにじーっと見られると、脱ぎにくいんだけど」
穂乃果「いやー、真姫って身体綺麗だね」
真姫「は、はあっ!?」
穂乃果「腰も細いし……」ジーッ
真姫「じ、じろじろ見ないでっ!」///
穂乃果「あ゛ああ……いい湯だねぇ……」
真姫「ええ、そうねぇ……」
穂乃果「……ねえ、真姫」
真姫「なあに? ……お姉ちゃん」
穂乃果「……寂しくない?」
真姫「えっ……?」
穂乃果「今、私と2人きりで……寂しくない?」
真姫「……ええ、全然。心の中がポカポカしてるわ」
穂乃果「ふふっ、よかった」
穂乃果「……そろそろ、上がろっか」
真姫「そうね……」
穂乃果「私の服、キツくない?」
真姫「ええ、ぴったりよ」
穂乃果「よかった……」ホッ
雪穂「あっ、お姉ちゃん。ご飯もう出来てるよ」
穂乃果「おお! グットタイミング!」
雪穂「真姫さん、よかったら食べていってください」
真姫「え? ……でも」
穂乃果「食べていこうよ! 真姫!」
真姫「……お、お姉ちゃんが言うなら」
雪穂「……」
雪穂「……あのー、お一つ聞きたいことが」
穂乃果「なあに?」
雪穂「真姫さんはどうしてお姉ちゃんのこと、お姉ちゃんって呼んでるんですか?」
真姫「う゛え!?」
穂乃果「それは真姫が私の妹だからだよっ!」
雪穂「妹?」
穂乃果「うん! 今日から真姫は私の妹になったの!」
雪穂「へえ……」
穂乃果「もちろん、雪穂も大切な妹だよっ」
雪穂「でも、お姉ちゃんより真姫さんの方がお姉ちゃんっぽいよね」
穂乃果「なっ……!?」ガーン
雪穂「お姉ちゃんよりしっかりしてるし、頭もいいし……」
穂乃果「真姫ー! 雪穂がいじめてくるよぉ……!」ダキッ
真姫「!?/// 急に抱きつかないで!」
真姫「よしよし……」ナデナデ
雪穂「……」
雪穂「(なんだろう……少しもやもやする)」
穂乃果「今日の夕御飯はなにかなっと……」
穂乃果「おおっ! おでんだ!」
穂乃果ママ「今日は一段と寒かったから、急遽変更したのよ」
穂乃果「どれもおいしそう……」ジュルリ
雪穂「お姉ちゃん、ヨダレが……」
穂乃果「も、もう我慢できないっ! いただきます!」
穂乃果ママ「真姫ちゃん、遠慮なく食べてね」
真姫「は、はいっ」
穂乃果「おいしい……!」ホロリ
真姫「……」フーフー
真姫「……」パクッ
真姫「!?」ビクッ
真姫「……」ナミダメ
穂乃果「あっ、もしかして真姫って猫舌?」
真姫「うん……」
穂乃果「ちょっと待っててね! ふー、ふー……」
穂乃果「はいっ! あーんっ」
真姫「!? ちょ、ちょっと待って!」
穂乃果「いいからいいから! あーんっ」
真姫「……あ、あーんっ」///
穂乃果「どう? 熱い?」
真姫「ぜ、全然熱くない……」///
穂乃果「ふふ、よかった」
穂乃果ママ「2人とも、とても仲がいいのね」
穂乃果「うん! 真姫は私の大切な人だからねっ!」
真姫「!?」ゴホゴホ
穂乃果「!? だ、大丈夫!?」サスサス
真姫「え、ええ……なんとか」
穂乃果「びっくりさせないでよぉ、もうっ」
穂乃果ママ「まるで姉妹みたいね」クスクス
雪穂「!」
穂乃果「そうだよ! 真姫は私の妹なの!」ギューッ
真姫「しょ、食事中に抱きつかないで!」///
穂乃果ママ「真姫ちゃんが穂乃果の妹……悪くないわね」
雪穂「…………」
真姫「……」チラッ
穂乃果「ごちそうさまでしたー!」
真姫「ごちそうさまでした、とてもおいしかったです」
穂乃果ママ「あら、ありがとう」
穂乃果「……うわわ! もうこんな時間だ!」
穂乃果「宿題しなきゃ! 忘れたら海未ちゃんに怒られる……!」アワワワ
穂乃果「真姫! 宿題手伝って!」ガシッ
真姫「ええっ!?」
穂乃果「お願い!」バッ
穂乃果ママ「真姫ちゃん、うちの娘……バカだから、教えてあげて」
穂乃果「ば、バカぁ!?」
穂乃果ママ「それに、もう遅いし……泊まっていきなさい」
真姫「い、いいんですか……?」
穂乃果ママ「もちろん、真姫ちゃんみたいな子ならいつでもウェルカムよ」
真姫「……ありがとうございます」
穂乃果「そういうことそういうこと! ささっ、早く早く!」
真姫「お、押さないで!」
ドタドタドタ バタン
雪穂「……」
雪穂「……はあ」
雪穂「私も、宿題しよ……」
ガチャ バタン
おわり
穂乃果「宿題するぞー!」
穂乃果「と、いうことでお願いします! 真姫先生!」
真姫「せ、先生!? 私が……!?」
穂乃果「イエス!」
真姫「……任せなさいっ、真姫先生が分かりやすく教えてあげるわ!」
穂乃果「よっ! 先生!」
真姫「まず、宿題の教科を教えて」
穂乃果「歴史です! このプリントの穴埋めをしなさい、という内容です!」
真姫「……1つ、いい?」
穂乃果「どうぞ」
真姫「歴史って暗記教科なの、わかる?」
穂乃果「はい」
真姫「数学なら公式を教えてあげられるけど、歴史は教えようがないのよ」
穂乃果「ええっ? そうなの?」
真姫「ええ、ひたすら暗記しなきゃダメなの」
穂乃果「それじゃあ答えを教えてっ」
真姫「それだと……お、お姉ちゃんのためにならないから」
穂乃果「た、確かに」
真姫「だから、隣で見ててあげる。答えが違ったら指摘するわ」
真姫「たぶん、答えなら教科書を見ればすぐわかると思うわ」
穂乃果「うん、わかった!」
真姫「それじゃあ始めましょう」
カチッ、カチッ、カチッ
穂乃果「……」カキカキ
真姫「……」
カチッ、カチッ、カチッ
穂乃果「……」カキカキ
真姫「(と、とても静か……)」
真姫「(お姉ちゃんがまじめに取り組むとは思ってなかった……)」
カチッ、カチッ、カチッ
真姫「(……眠くなってきたわ)」
穂乃果「先生!」
真姫「!」ビクッ
真姫「な、なに?」
穂乃果「問題です!」
穂乃果「フランスに従軍し、百年戦争を勝利に収めた、『神の声』を聞いたと言われているフランスの英雄は?」
真姫「(フランスの英雄……えっと)」
真姫「……ジャンヌ・ダルク、かしら?」
穂乃果「おおー! 正解! さっすが先生!」
真姫「おだてても教えたりしないわよ」
穂乃果「ちぇー……」
真姫「ほら、続けましょう」
穂乃果「はーい」
穂乃果「……」カキカキ
真姫「(……? あら、結構埋まってきてるじゃない)」
真姫「(結構早く終わりそうね)」
穂乃果「……」カキカキ
穂乃果「……?」
真姫「(頑張って、お姉ちゃん)」
穂乃果「……」ウーン
穂乃果「!」カキカキ
穂乃果「お、お……終わったー!」
真姫「おつかれさま」
穂乃果「ありがとー! 真姫のおかげで早く終わったよー!」ダキッ
真姫「わ、私はなにもしてないわよ/// お姉ちゃんが頑張ったから早く終わったのよ」プイッ
穂乃果「あれ? もしかして照れてるのー?」ツンツン
真姫「て、照れてない!」///
穂乃果「真姫は照れ屋さんだね!」ツンツン
真姫「うっ……」カアアアアア
穂乃果「……もう9時だね。そろそろ寝る?」
真姫「早くない?」
穂乃果「そう? それにさっき真姫、眠そうだったでしょ?」
真姫「! そんなことないわ」
穂乃果「そうなの? なら、もう少しお話しよっか」
真姫「ええ」
穂乃果「あ、ちょっと待っててね」
ガチャ バタン
真姫「?」
ガチャ
穂乃果「連れてきたよー」
雪穂「な、なに? 急に?」
穂乃果「いや、姉妹たちを愛でようと思って」
雪穂「……はい?」
穂乃果「さっそく……おいで、雪穂」ポンポン
雪穂「え?」
穂乃果「お姉ちゃんが膝枕してあげる」ポンポン
雪穂「え゛!? いいよ、別に」
穂乃果「いいからいいから!」
雪穂「(あれ、お姉ちゃんの膝なんて、もう何年も乗ってないような……)」
雪穂「そ、それじゃあ、少しだけ……」ポフッ
雪穂「……」
穂乃果「どうかな?」
雪穂「お、落ち着く……」グテー
穂乃果「よかった」ギューッ
雪穂「!」ビクッ
雪穂「つ、強く抱きしめすぎ……!」
雪穂「もう少し、優しく……」
穂乃果「こうかな?」ギュッ
雪穂「あ……」
雪穂「いい……感じ」///
真姫「(う、うらやましい……)」ジーッ
穂乃果「真姫にもしてあげるからね」
真姫「(!? 心の中が読まれた!?)」
穂乃果「そういえば雪穂に、どうして真姫が私の妹になったのか話してなかったね」
穂乃果「真姫って、とても寂しがり屋なんだ」
穂乃果「お家では1人が多くて、とても寂しいらしいの」
穂乃果「真姫は『私にも姉妹がいたら……』って言ったの」
穂乃果「だから、私が真姫のお姉ちゃんになってあげようと」
穂乃果「真姫とずっと一緒にいれるって訳じゃないけど」
穂乃果「少しでも、真姫の寂しさを減らせたらいいなって」
雪穂「……」
雪穂「なんていうか、お姉ちゃんらしいね」
雪穂「でも、それだと真姫さんは私の『お姉ちゃん』でもあるよね」
穂乃果「……あ! 確かに!」
穂乃果「雪穂は真姫の妹でもあるんだ!」
真姫「う゛え!?」
穂乃果「これからは3姉妹だね!」
雪穂「そうだね」
雪穂「これから真姫さんのことは『姉さん』って呼びますね」クスッ
真姫「ええ!?」
穂乃果「……」
穂乃果「ねえ、真姫」
真姫「な、なに?」
穂乃果「全然、寂しくないでしょ?」
真姫「え? ……ええ、とても暖かいわ」ニコッ
穂乃果「よかった」ニコッ
穂乃果「(こうして真姫は、私の妹兼雪穂の姉になりました)」
続く
穂乃果「次は真姫、おいで」ポンポン
真姫「う、うん」
ポフッ
穂乃果「……」
真姫「……」
真姫「(な、なんで対面で座ったの私!? は、恥ずかしい)」カアア
穂乃果「ねえ、真姫」ナデナデ
真姫「! ……なに?」
穂乃果「お姉ちゃん呼び、もう慣れた?」
真姫「まあ、ね」
穂乃果「お姉ちゃん、って呼んでみて」
真姫「……お姉ちゃん」
穂乃果「ふふっ、真姫かわいい」
真姫「……」プイッ
穂乃果「……ってと、そろそろ寝ようか」
真姫「えっ」
真姫「(も、もう終わり……? もう少し、あのままでいたかったな……)」
穂乃果「今日はみんな同じベッドで寝るよ!」
雪穂「さ、3人で同じベッドはさすがに……」
穂乃果「だいじょーぶ! 私のベッド、ダブルだから!」
穂乃果「異論は認めません!」
穂乃果「では、さっそく……おりゃ!」ガバッ
真姫「きゃっ! お、お姉ちゃ……」
穂乃果「真姫捕まえたー! 抱き枕決定!」
穂乃果「雪穂も早くー!」
雪穂「……仕方ないなぁ、今日だけだからね? 電気消すよ」カチッ
真姫「!?」
真姫「(い、いつもと同じ暗い部屋……!)」
穂乃果「真姫、私はここにいるよ」ギューッ
真姫「お姉ちゃん……!」
穂乃果「今日は私の抱き枕って言ったでしょ? 離さないからね」
真姫「……うん」///
真姫「(どうして平然とそんなこと言えるのよ/// 言葉だけ見るとプロポーズじゃない!)」
真姫「(あ、暑い……特に顔が)」
真姫「(お姉ちゃんは……)」チラッ
穂乃果「……」スースー
真姫「(も、もう寝てる……)」
真姫「(……)」
真姫「(ありがとう、お姉ちゃん)」
真姫「大好き」ギュッ
穂乃果「……」
穂乃果「私も大好きだよ、真姫」
お わ り
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