幸子の部屋 (39)


凛「それで、どうしたの?私達を呼び出して」

奈緒「いや、別に呼び出したわけじゃねぇし」

加蓮「アタシ達はユニットとか組んでるから、別にいいんだけどさ・・・・・・ね?」チラッ

凛「大丈夫?」

幸子「あっ、大丈夫です。ボクに気を遣わないでください」ボソッ

奈緒「じゃあ、そんな隅っこで体育座りしてないで、こっちで喋ろうな」

幸子「・・・・・・気を遣うなら出て行ってください」ボソッ

加蓮「やっぱりまずかったんじゃない?」ヒソヒソ

奈緒「誰だよ、幸子の部屋で駄弁ろうって言い出したのは」ヒソヒソ

凛「私だけど、提案してくれたのは・・・・・・」チラッ

まゆ「まあ、そう言わずに一緒にお話しましょうよ。幸子ちゃん」ニッコリ

奈緒「まゆはどこでも、怖気づかなさそうだもんな」ヒソヒソ

加蓮「うーん、幸子ちゃんの気になる話題とか振ってみる?」ヒソヒソ

凛「例えば?」

奈緒「・・・・・・」

加蓮「・・・・・・」

凛「・・・・・・」

(そういえば、幸子(ちゃん)って誰と仲が良いんだろう)

奈緒「Pと一緒に居るのは、よく見かけるけどな」ヒソヒソ

凛「私も」ヒソヒソ


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加蓮「アタシも」ヒソヒソ

奈緒「じゃあPの話題でも振ってみるか?」ヒソヒソ

凛「誰が?」ヒソヒソ

加蓮「じゃあ年長者が・・・・・・」ヒソヒソ

奈緒「しゃねーな」ヒソヒソ
奈緒「さ、幸子ってPが好きなのか?」

幸子「」ピクッ
幸子「それは聞き捨てなりませんね!」

幸子「カワイイボクがプロデューサーさんの事をす、好きなのではなくて、プロデューサーさんがカワイイボクを好きなんですよ!」

奈緒「お、おう。じゃあこっちに座って一緒にPの話でもしようか」

まゆ「プロデューサーさんが好きなのは、まゆですけどねぇ」ズズッ

幸子「なに言ってるんですか?」キッ

奈緒(あれ?)

凛「2人とも、何言ってるの?プロデューサーは私のことを好きって言ってくれたけど?」

加蓮「3人とも、ちょっと落ち着いてよ」

奈緒「そ、そうだ!落ち着けよ!」

加蓮「プロデューサーは、一夜を明かしたアタシの事がす、好きだから」

奈緒「とりあえず加蓮も落ち着け!頼むから!」




ーーー10分後ーーー



奈緒「よし、全員落ち着いたな」
奈緒「それじゃあ、1人ずつ話しを聞いていくか」

奈緒「まずは幸子な」
奈緒「Pは幸子の事を好きっていう根拠はなんだ?」

幸子「言うまでもありませんよ!ボクがカワイイからです!」ドヤァ

奈緒「・・・・・・ん?終わり?」

幸子「これ以上の説明が必要ですか?」

奈緒「・・・・・・じゃあ、次はまゆだな」

まゆ「プロデューサーさんとまゆは、運命の赤い糸で結ばれてるんですよぉ」ニッコリ

奈緒「・・・・・・終わりか。えーっと、次は凛か」

凛「私とプロデューサーは、一緒にサンポするほど仲良しだよ」
凛「それにレッスンの帰り道に、好き?って訊いたら好きって答えてくれたし」

奈緒(その好きはきっと、アイドルとしてって頭に付くんだろうな)

幸子「ちょっといいですか?」

奈緒「どうした?」

幸子「単純に疑問なんですけど、凛さんの『散歩するほど仲良し』ってそれほど仲が良いイメージないですよ」

奈緒「確かに」

凛「なに言ってるの?サンポだよ?」
凛「す、好きな相手じゃないと出来ないと思うけど」

幸子「そうですか?」

奈緒「幸子の肩を持つわけじゃないけど、あたしも同意見だ」

凛「2人とも本気で言ってる?サンポだよ?」

幸子「散歩ですね」

奈緒「散歩だな」

加蓮「散歩でしょ?」

まゆ「散歩ですねぇ」


凛「相手が好きじゃないと、リードとか首輪とか付けられないでしょ?」

奈緒「・・・・・・そういえば、凛は犬を飼ってたよな」

凛「え?うん。飼ってるけど、今は関係ないよ」


「・・・・・・あれ?」


幸子「今はプロデューサーさんの話、ですよね?」チラッ

まゆ「プロデューサーさんの話ですねぇ」

奈緒「そうだな」

加蓮「プロデューサーの話題だね」

凛「だから、プロデューサーの話でしょ?」

「・・・・・・」

奈緒「よっ、よし、代表してあたしが聞いてやる」
奈緒「凛って・・・・・・いつもPに、首輪とかリード付けてるのか?」アセアセ

凛「奈緒、なに言ってるの?」キョトン

奈緒「そ、そうだよな!そんなわけないよな!」アセアセ
奈緒「ごめん、あたしがどうかしてたよ」ホッ

凛「そういうのは、サンポの時だけだよ」

幸子「」
まゆ「」

加蓮「・・・・・・け、警察呼ぶ?」アセアセ

奈緒「ま、ま、待て!落ち着け加蓮!」アセアセ
奈緒「と、とりあえず、110番するか」

加蓮「奈緒も落ち着きなよ」




ーーー10分後ーーー



奈緒「Pの話をすると、色々と聞きたくない事が出てきそうだから、今後は・・・・・・」

まゆ「ところで加蓮さん?」

加蓮「どうしたの?まゆ」

奈緒「って聞けよ!」

まゆ「さっきのプロデューサーさんと一夜を明かしたってどういう意味ですか?」キッ

幸子「それはボクも気になります!」

奈緒「おい」

加蓮「文字通り、一夜を明かしただけだよ」ニヤニヤ

凛「加蓮、詳しく教えて」ズイッ

奈緒「あたし、帰っていいか?」




ーーー回想ーーー



P「加蓮、大丈夫か?」

加蓮「うん、もう大丈夫だよ」
加蓮「ありがとう。まだ仕事残ってたでしょ?」

P「気にするな!今は体の事だけ心配してろ!」

加蓮「もう体は大丈夫って思ってたのに、まだまだ弱いのかな」ハハ

P「俺も人一倍、加蓮の事は気にしてるつもりだったが・・・・・・すまん」

加蓮「別にプロデューサーが謝ることじゃないよ。アタシこそ、ごめん」

P「お互いに謝るのはよそうか」

加蓮「そ、そうだね」

シーン

加蓮「あっ、プロデューサー?」

P「どうした?」

加蓮「今日は迷惑かけたし、晩御飯食べて行ったら?」
加蓮「お母さんもきっと喜ぶよ」

P「いや、さすがにそれは・・・・・・」

加蓮「それで、その、今日は一緒に寝てくれたら、嬉しい、かなって」テレテレ

P「いやいや、それこそまずいだろ」

加蓮「お願い!」ウワメヅカイ

P「き、着替えだって持ってきてないし、それに加蓮はアイドル・・・・・・」

加蓮「着替えはお父さんのを借りればいいって」
加蓮「ねぇ、お願い・・・・・・私、今日だけは不安で眠れそうに」ゲホゲホ

P「わ、分かったからもう喋るな!隣で寝るだけだからな」




ーーー



加蓮「という訳だよ」

まゆ「それなら安心ですねぇ」

幸子「全然安心できませんよ!」
幸子「ほ、本当に横で寝てただけなんですか!」

加蓮「・・・・・・うん」

まゆ「・・・・・・」ズズッ

幸子「ちょっとまゆさん!呑気にお茶なんて飲んでる場合じゃないですよ!」
幸子「というかなんで皆さん、そんなに落ち着いているんですか!」

凛「いや、だって・・・・・・」チラッ

奈緒「加蓮、からかうのもいい加減にしとけよ」ズズッ

幸子「へっ?!」

加蓮「ごめんね。幸子」
加蓮「プロデューサーが家に泊まったのは本当だけど、部屋も別だったし、安心して」ニコニコ

奈緒「だからPの話題は駄目だって言ったんだよ」

幸子「べ、別にいいですよ」アセアセ
幸子「ぼ、ボクは騙されてあげただけですから!」フフン

奈緒「前から思ってただけどさ、幸子のソレって素?」

幸子「え?」キョトン

加蓮「あー、アタシも実は気になってた」

幸子「な、何がですか?」アセアセ

まゆ「幸子ちゃんの自信過剰っぷりは、いつもですよぉ」

凛「あー、そうなんだ」

幸子「なんで勝手にまゆさんが答えてるんですか!」
幸子「カワイイボクへの質問なら、カワイイ”ボク”が答えてあげますよ!」キリッ

まゆ「ほらねぇ」

奈緒「そ、そうだな」

加蓮「どうして、そんなに自分の事を”可愛い可愛い”って言えるの?」ハテナ

幸子「なんて言ったって、ボクはカワイイからです!」ドヤァ


凛「けど、ここはアイドル事務所だよ?普通の子なら他の子とか見て、恐縮しそうだけど」

幸子「自分で自分をカワイイと思えない人が、他の人からカワイイと思われるわけがないと思いませんか?」

奈緒「うーん、なんとなく解かるような」

加蓮「妙に説得力あるよね」

まゆ「自分が可愛いと思わない子が、アイドルになるとも思えませんけどねぇ」

凛「けど、あのプロデューサーなら・・・・・・」


「あー」


加蓮「乃々とか、ちょっと見てて可哀想だよね」

奈緒「あー、確かに。最終的には本人の意思でステージ立ってるらしいけどな」

凛「そういえば、事務所で一番売れてるアイドルって誰かな?」

加蓮「か、かわいい僕ですよ!」テレテレ

幸子「やめてくださいよ!」

奈緒「照れるならやるなよ」

凛「・・・・・・」
まゆ「・・・・・・」

加蓮「・・・・・・ごめん」ショボン
加蓮「そ、それで、誰が一番売れてるんだろうね」アセアセ

まゆ「この中なら、幸子ちゃんかもしれませんねぇ。悔しいですけど」

幸子「そ、そうですよね!そんなことは当たり前ですよ!」アセアセ

凛「不意打ちには弱いんだね」

奈緒「あたしも幸子が一番だと思うな」

加蓮「総選挙の順位も一番上だもんね」

幸子「ふふん!」

凛「私は2番かな?」キョロ

まゆ「妥当ですねぇ」


奈緒「そうだな」
奈緒「次にまゆ、加蓮・・・・・・」

奈緒「あたしは5番目、だよな」ハァ

幸子「あっ、その、えっと、奈緒さんは・・・・・・」

奈緒「いいんだ、いいんだ。トップ10に入ってないのは、あたしだけだし」ショボン

加蓮「あ、アタシの順位も奈緒とあんまり変わらないし」アセアセ

凛「そ、そうだよ!順位が全てじゃないし」アセアセ

まゆ「ところで、事務所での1番は誰なんですかねぇ」

加蓮「うーん、愛梨さん?」

凛「うーん、そうかも」

奈緒「胸も大きいしね」

幸子「」ピクッ

まゆ「そうですねぇ。胸は女性の象徴ですし、きっとプロデューサーさんも・・・・・・」チラッ

幸子「なんで、ボクの方を見たんですか?」イラッ

加蓮「まあまあ、幸子はきっとこれから成長するって」ニコニコ

奈緒「普通に考えれば、そうだよな」

凛「・・・・・・でもプロデューサーは、胸が大きい方が好きだと思うよ」

奈緒「なんで煽るんだよ」ハァ

加蓮「確かにプロデューサーは、大きい方が好きかもしれない」

幸子「なっ、なにを根拠に言ってるですか!」

加蓮「この前、愛梨さんの衣装姿を凝視してたし」

幸子「ぼ、ボクもカップ数じゃ負けてないんですからね!」タッタッタッ

ガチャ

バタン


奈緒「あーあ、出て行っちゃったよ」

凛「加蓮がイジメるから」

加蓮「あれ?アタシのせい?」

まゆ「それにしても、幸子ちゃんの部屋って可愛いですねぇ」

加蓮「そうだね。ちゃんと整理整頓されてるっぽいね」

凛「本当だね。ノートもすごい綺麗な字で板書してある」ペラペラ

奈緒「おい!勝手にいじるなよ」

まゆ「そうですよぉ。人の物を勝手に触るのは駄目ですよぉ」ガサゴソ

奈緒「・・・・・・まゆは何やってるだ?」

まゆ「何もしてませんよぉ」ニコニコ ガサゴソ

奈緒「言動が一致してないよな?」

加蓮「このぬいぐるみいいなぁ。くれないかな」

奈緒「・・・・・・」

まゆ「あっ、幸子ちゃんってやっぱり、可愛い下着持ってるんですねぇ」ガサゴソ

凛「へー、もうこんな先まで予習してるんだ」ペラペラ

加蓮「プロデューサーとの2ショット写真・・・・・・」

奈緒「破るなよ」

加蓮「」ピクッ
加蓮「あ、アタシがそんな事するわけないよ」ニコニコ

まゆ「加蓮さん?ちょっと、その写真を渡してくれますか?」ニッコリ

奈緒「だから駄目だって」

まゆ「・・・・・・何もしませんよぉ」ニコニコ

奈緒「絶対破くつもりだろ!」

まゆ「じゃあ、破きません」

奈緒「じゃあってなんだよ。やっぱり破くつもりだったじゃねーか!」

まゆ「もう破きませんよぉ。だからその写真を渡してください」キッ

加蓮「う、うん」

まゆ「・・・・・・」ジー


ガチャ

幸子「すみません。急に出て行ったりしちゃって」
幸子「ボクはカワイイんですから、これから成長するのは当たり前ですよね!」

幸子「って何やってるんですか!」

凛「い、いや、これはちょっと・・・・・・」アセアセ

加蓮「そ、そう!あ、アタシは何もしてないって」アセアセ

幸子「そ、その手に持ってる写真立てって・・・・・・」アセアセ

加蓮「あはは。ど、どうしてアタシ、写真立てなんて持ってるんだろう」

幸子「か、かかか、返してくださいっ!」パッ

加蓮「あっ」

幸子「・・・・・・あれ?写真は。写真はどこにやったんですか!」ズイッ

加蓮「えっ?!えっと、まゆに・・・・・・」

幸子「まゆさんっ!返してください!」

まゆ「どうしたんですか?まゆは写真なんて受け取ってないですよぉ」ニッコリ

加蓮「えっ」

幸子「加蓮さんっ!」

加蓮「いやいや、アタシはまゆに渡したって!」

幸子「もう、誰でもいいので、返してくださいよ」ウルウル

奈緒「ほら、もう返してやれよ」ヒソヒソ

まゆ「なんでまゆに言うんですかぁ?」ヒソヒソ

奈緒「まゆが写真を返して謝れば、済む話だろ」ヒソヒソ

まゆ「・・・・・・しょうがないですねぇ」ピッピッ

奈緒「なにしてるんだ?」

まゆ「あっ、もしもし?ちょっと今、時間ありますか?」
まゆ「じゃあ、すぐに幸子ちゃんの部屋まで来てくださいねぇ」

まゆ「理由はですねぇ・・・・・・」

奈緒「本当に何してるんだ?」ハァ




ーーー15分後ーーー



ピンポーン

まゆ「あっ、まゆが出ますねぇ」テクテク

ガチャ

まゆ「すみません、急に呼び出したりして」ペコリ

P「いや、いいんだ。それよりも幸子が大変な状況だと聞いたんだが」

「っ?!」

まゆ「そうなんですよぉ。まゆもビックリしましたぁ」
まゆ「さ、あがってください」

奈緒「ちょっ、ちょっと待て!」

P「なんだ?まゆと幸子だけじゃないのか?」

幸子「ぷ、ぷろでゅーさーさああん」ヒグッ

P「どうしたんだっ?!大丈夫か?!」ヨシヨシ

幸子「うわあああん」

まゆ「どうも加蓮ちゃんと凛ちゃんが、幸子ちゃんの大切な写真を無くしてしまったらしいんですよぉ」

「っ?!」

P「そうなのか?加蓮、凛」キッ

凛「ちっ、違うよ!私は何もしてないよ!」アセアセ

加蓮「あっ、凛も漁ってたよね?!」アセアセ

凛「加蓮こそ・・・・・・」アセアセ

P「とりあえず、加蓮と凛は外に出てろ!」キッ

凛「・・・・・・やだ、そんな目で私を見ないでよ」ウルウル

P「俺はまゆと奈緒から事情を聞くから」

加蓮「それなら別に外に出なくても」アセアセ

P「お前らが居ると、幸子が落ち着いて話せないだろっ!」キッ

加蓮「わっ、分かったから、怒鳴らないで」アセアセ
加蓮「い、行こう、凛」ヨシヨシ

凛「うぅ・・・・・・」ウルウル


ガチャ

バタン

P「それで?どうしたんだ?」ハァ

幸子「加蓮、さんが・・・・・・ひっぐ、ボクの大切な写真を・・・・・・」グスグス

P「そうか、加蓮がそんな事を・・・・・・」

奈緒「確かに原因は加蓮かもしれないけどな、持ってるのはまゆだろ?」

P「ん?どういう事だ?」

まゆ「奈緒さんは、加蓮さんが私に写真を渡したって言い張るんですよぉ」

奈緒「いや、だってな」

P「まあ、ちょっと待て。また言い合いになるだろうから、俺が加蓮に聞いてくる」テクテク

ガチャ

幸子「ひっぐっ・・・・・・えぐっ」ゴシゴシ

まゆ「もうそろそろ、いいんじゃないですかぁ?」

奈緒「・・・・・・は?」

幸子「そうですね」ゴシゴシ

奈緒「・・・・・・え?」

テクテク

奈緒「お、おい!どこ行くんだよ!」アセアセ

ガチャ


P「ん?どうしたんだ?」

凛「あっ、幸子ちゃん。その、ごめん・・・・・・」ウルウル ウツムキ

加蓮「私も、ごめん」ウツムキ

幸子「あっ、もう大丈夫ですよ!」ニッコリ

「・・・・・・へ?」キョトン

まゆ「すみませんでした」ペコリ

幸子「すみませんでした!」ペコリ

P「お、おい。どういう事だ?」キョトン

まゆ「実は・・・・・・」



ーーー



奈緒「それで?つまりは、ドラマの役作りで練習してたと・・・・・・」

幸子「はい!」

凛「それでまゆさんは、写真を持ってても嘘をついてたんだね」

まゆ「すみません」ペコリ

加蓮「それで私を追い詰めたの・・・・・・」ショボン

幸子「それは違いますよ!」

まゆ「たまたまですねぇ」

P「そうか、そうか。あのドラマの役を貰えたのか」
P「よくやったな」

幸子「カワイイボクなら当然ですね!」

まゆ「ありがとうございます」ニコニコ

P「だが、友達を泣かせるような事をしたら駄目だろっ!」
P「俺からはこれ以上、何も言わない。あとはお前達で話し合え」

P「じゃあな」バタン


シーン

幸子「すみませんでした!」ペコリ

まゆ「すみませんでした!」ペコリ

奈緒「まあ、もういいよな?2人とも」

凛「私はいいけど・・・・・・」チラッ

加蓮「ん?アタシも、もういいよ」
加蓮「2人とも、ドラマ出演おめでとう」パチパチ

幸子「あ、ありがとうございます!」ペコリ

まゆ「ありがとうございますぅ」ペコリ

奈緒「でも、まゆがいきなりタンス漁り始めた時は、ビックリしたけどな」

幸子「・・・・・・えっ?」

凛「あっ。あれもドラマの練習だったの?」

幸子「ちょ、ちょっと待ってください!」

加蓮「それってどんなドラマなの?空き巣?」

幸子「ま、まゆさんが何かしてたんですか?」アセアセ

奈緒「下着を物色してた」

まゆ「あっ!まゆは用事を思い出したので、帰りますねぇ」

幸子「まゆさんっ!どういうことですかっ!」///

まゆ「幸子ちゃんって、やっぱり可愛い下着ばかりですねぇ」ニッコリ

幸子「っ?!!ま、まま、まゆさーんっ!」///


(仲良いなー)



おわり

今回は終わりです。

幸子の部屋でうだうだやってるだけです。
全員

奈緒と加蓮は、初めて書くのでおかしい箇所は指摘してもらえるとありがたいです。




ーーー後日ーーー



幸子「凛さんに泣かれた時は、さすがのボクもどうしようかと思いましたよ」

まゆ「そうですねぇ」ズズッ

幸子「でも奈緒さん達のおかげで、何か掴めたような気がします!」

まゆ「そうですねぇ。まゆも何か見えた気がします」

幸子「それよりも、どうしてボクのタンスを開けたんですか?」

まゆ「しつこい女性は嫌われますよぉ?」ニッコリ

幸子「まゆさんに言われたくないですよ!」
幸子「まっ、まさか!い、いくらボクがカワイイからって、下着を盗もうとしたんですか!?」

まゆ「そんなわけないですよぉ。単純に興味があっただけです」

幸子「駄目じゃないですか」ハァ

まゆ「まゆはそんな事より、凛ちゃんの散歩の方が興味ありますよぉ」

幸子「結局、あれは冗談だったんですか?」

まゆ「今度確かめに行きますか?」

幸子「・・・・・・き、きっと凛さんの妄想ですよね!そうですよ!」

まゆ「けど、あのプロデューサーさんですからねぇ」ウーン

幸子「そうですね。カワイイボクを突き落としたり、びしょ濡れにしたりするプロデューサーですからね」ウーン

ガチャ

加蓮「こんにちわ」テクテク

まゆ「あっ、加蓮さん。おはようございます」ペコリ

ピンポーン

奈緒「おはよ〜」テクテク

幸子「順序おかしくないですか?」


まゆ「奈緒さんもおはようございます」ペコリ

奈緒「まゆはいつでも礼儀正しいな」

加蓮「それに比べて、幸子は挨拶もしないし」チラッ

幸子「あっ、すみません。おはようございます」ペコリ
幸子「礼儀の話をするなら、加蓮さんは呼び鈴を鳴らした方がいいですよ」

加蓮「いいよね?別に」チラッ

奈緒「いや、駄目だろ」

加蓮「アタシら、もう仲良しだし、ねっ!」ニコニコ

幸子「ま、まあ、ボクはカワイイですからね。誰とでも、すぐに仲良くなってしまいますよ!」

奈緒「よく言うな。初めて来た時は、部屋の隅で体育座りしてたくせに」ニヤニヤ

幸子「う、うるさいですよっ!」///

まゆ「ところで、お二人は今日はどうしたんですかぁ?」

加蓮「別にどうもしないけど?」キョトン

幸子「本当になにしに来たんですか?」ハァ

奈緒「あたしは、家でアニメを観てたかったんだよ」ハァ

まゆ「じゃあ、どうして来たんですか?」ハテナ

奈緒「加蓮が部屋で幸子の部屋に行きたいってうるさいから、仕方なく」ハァ

幸子「本当に何やってるんですか」

加蓮「暇だったから、仕方ないよ」キョトン

まゆ「日本では、それを仕方ないとは言わないですよぉ」

幸子「そういえば、今日は凛さんは居ないんですね」

奈緒「凛は忙しいからな」

加蓮「そういえば、この前もまゆの提案で幸子の部屋に来たけど、2人っていつも一緒に居るの?」

奈緒「えっ、そういう関係?」ビクッ

まゆ「実は・・・・・・」

幸子「違いますよ!」

加蓮「そうなんだー。アタシもそうじゃないかと思ってたんだよねー」

幸子「だから違いますよ!」


奈緒「まあ、冗談はさておき」
奈緒「2人でなに話してたんだ?」

幸子「あっ、訊いてみますか?」

まゆ「そうですねぇ」

加蓮「なにか質問?」

幸子「そうですね。凛さんの事なんですけど・・・・・・」
幸子「この前の、その、プロデューサーさんとの散歩っていうのは・・・・・・」

奈緒「あー、あれね」

加蓮「あれはね。うん」

幸子「えっ?」

奈緒「凛の妄想だから」

まゆ「ほらねぇ」ニコニコ

加蓮「いくらプロデューサーでも、さすがにありえないって」

幸子「そうですか」ホッ

加蓮「凛ってちょっと、暴走する時あるよね」

奈緒「あー、そうだな。Pの事になると尚更な」

幸子「すごい意外ですね」

まゆ「事務所では、クールでカッコいいってイメージですよねぇ」

加蓮「そういえばアタシ達もクールだけど、どっちがカッコいいと思う?」

幸子「・・・・・・うーん」

奈緒「やめてやれよ、可哀想だろ」

まゆ「そうですねぇ」



「奈緒さんですね」


加蓮「・・・・・・えー」ジー

奈緒「そう落ち込むなって」ニヤニヤ

幸子「それじゃあ、カワイイボクとまゆさんとどっちがキュートですか?」ニコニコ

「・・・・・・」

奈緒「そ、それは、な?」チラッ

加蓮「そ、そうだね。アレだね」

まゆ「・・・・・・」ニコニコ


「幸子だな(だね)」


幸子「ふふんっ!やっぱりボクはカワイイですね!」

加蓮「せっかくだから、パッションで誰か呼ぼうか」

幸子「人の部屋に、勝手に呼ばないでくださいよ」

奈緒「これ以上、騒がしいと苦情くるぞ」

加蓮「じゃあ今度、一緒に来るね」

幸子「自分の部屋でやってください」

加蓮「じゃあさ、一番来たら困るアイドルって誰?」

幸子「・・・・・・は?」

奈緒「さすがにその質問は駄目だろ」

まゆ「それって、嫌いなアイドルを訊いてるようなものですよねぇ」

加蓮「確かに」
加蓮「そういえば、この前はプロデューサーの話してたけどさ」

奈緒「だから、また言い合いになるから駄目だって」

加蓮「そうじゃなくて、みんなプロデューサーとの自慢話っぽい事してたけど、奈緒の話だけ聞いてないよね?」

奈緒「っ?!」ビクッ

まゆ「そういえば、そうですねぇ」ニッコリ

幸子「それじゃあ、今日は奈緒さんの話を聞きましょうか!」ニコニコ

奈緒「いっ、いいいいや、あたしはそんなのないし!」アセアセ

加蓮「言っちゃいなよー」ニコニコ

まゆ「そうですよぉ。まゆ達も話したんですから」ニコニコ

奈緒「お前らは勝手に話しただけだろ!」

幸子「そこまで慌てるって事は、あるんですね!」ニッコリ

奈緒「っ!?」

加蓮「大丈夫だって、聞くのはアタシ達だけなんだからさ」ニヤニヤ

奈緒「分かった、分かったから迫ってくるな」

加蓮「わくわく」ニコニコ

奈緒「わっ、笑うなよ?」///

加蓮「分かってるって」ニコニコ

奈緒「あれは、珍しく大雨な日だったな」




ーーー回想ーーー



奈緒「やべ、傘持ってくるの忘れた」
奈緒「駅までは遠いし、どうしよう」

P「おーい、奈緒!」

奈緒「あれ?他の現場に行ってるんじゃ・・・・・・」

P「そうだったんだけどな。すごい大雨だし、確か奈緒は傘持ってなかったろ」

奈緒「う、うん」
奈緒「あ、ありがとうな」テレテレ

P「車もそこに停めてあるから」

奈緒「それで傘は?」キョロキョロ

P「あっ」

奈緒「いいよ、あたしは少し濡れるぐらい」

P「駄目だ!風邪を引いたらどうするんだ!」

奈緒「少しぐらい大丈夫だって」

P「奈緒が濡れるぐらいなら、俺が・・・・・・」

奈緒「それこそ駄目だって」
奈緒「迎えに来てもらっただけでも、その、嬉しいし・・・・・・」ボソッ

P「そ、そうか。うーん、じゃあこのサングラス付けてくれるか?」

奈緒「えっ、うん。いいけど・・・・・・」カチャ

P「じゃあ行こうか」

奈緒「・・・・・・え?でも傘が」

P「俺の肩が濡れるぐらいなら、許してくれるだろ?」




ーーー



奈緒「っていう事があったな」

加蓮「奈緒は純情だねー」ニヤニヤ

幸子「いまどき中学生でも、相合傘でドキドキなんてしませんよ」ニヤニヤ

まゆ「可愛らしいですねぇ」ニヤニヤ

奈緒「なっ?!だから言いたくなかったんだよ!」
奈緒「もういいっ!帰るっ!」ガチャ

バタンッ

加蓮「可愛かったねー」ニヤニヤ

まゆ「ですねぇ」ニヤニヤ

幸子「それでもボクの方がカワイイですけどね!」ドヤァ

加蓮「奈緒帰っちゃったし、アタシもそろそろ帰るね」

まゆ「そうですか。またいつでも来てくださいねぇ」

加蓮「うん。ありがとう」
加蓮「じゃあ、また」ガチャ

バタン

幸子「・・・・・・」ショボン

まゆ「幸子ちゃんが、一番カワイイですよぉ」ニッコリ

幸子「あ、あっ、当たり前じゃないですか!」パアァ
幸子「・・・・・・ありがとう、ございます」ボソッ

まゆ「ふふっ」ニコニコ



おわり

今回は終わりです。

加蓮が迷子・・・・・・。

渋谷凛(15)
http://i.imgur.com/ZD6hodZ.jpg

佐久間まゆ(16)
http://i.imgur.com/BBfM7gL.jpg

北条加蓮(16)
http://i.imgur.com/6yh8UpQ.jpg

神谷奈緒(17)
http://i.imgur.com/2HT5umc.jpg

輿水幸子(14)
http://i.imgur.com/2zMw1xi.jpg




ーーーある日ーーー



幸子「暇ですね」グデー
幸子「板書の清書でもしますか」カキカキ

ピンポーン

幸子「・・・・・・」

シーン

ピンポーン

幸子「加蓮さんではないみたいですね」テクテク

ガチャ

幸子「どちら様ですか?」

P「よっ、幸子」

幸子「どうしたんですか?」
幸子「珍しいですね。プロデューサーさんが女子寮に来るなんて」

P「まあ、ちょっと用があってな」

幸子「ボクに用事ですか?」

P「まあな。そういえば、今日は1人なのか?」

幸子「ええ。特に予定もないので・・・・・・」

P「そうか。加蓮とか奈緒が居たら、良かったんだけどな」ウーン

幸子「カワイイボクじゃ不服なんですか!」

P「いや、幸子の部屋に加蓮とか奈緒が居ることが重要なんだ」

幸子「そう、ですか」
幸子「まあ、加蓮さんなら喜んで来ると思いますけど」

P「確か、奈緒もスケジュールは空いてたな」
P「ちょっと呼んでくるか。どうせ部屋でアニメでも観てるんだろうし」テクテク

幸子「あれ?行っちゃうんですか?」アセアセ

P「ああ、またあとで来るよ」




ーーー1時間後ーーー



ピンポーン

幸子「・・・・・・」

シーン

ガチャ

加蓮「幸子?入るよー」テクテク

幸子「加蓮さんも意外に暇なんですね」

加蓮「幸子もでしょ?」
加蓮「そういえば、奈緒は来れないって」

幸子「・・・・・・そうですか」ショボン

加蓮「そういえば、今日はまゆは居ないの?」

幸子「そうですね。今日は出かけてると思いますよ」

加蓮「あんまり仲良いから、一緒に住んでるのかと」

幸子「そんなこと、あるわけないじゃないですか」ハァ

加蓮「ところでさ。プロデューサーに呼ばれたんだけど?」

幸子「うーん、何か奈緒さんと加蓮さんに用事があるとか言ってましたね」
幸子「また来るって言ってましたよ」

ピンポーン

幸子「ほら、来たみたいですよ」

加蓮「プロデューサー、遅いよ」ガチャ

幸子「なんで家主より先に、玄関に行くんですか」ハァ

P「おう、加蓮か。奈緒は居るか?」

加蓮「ううん、奈緒はなんか部屋を離れたくないって」


P「・・・・・・まあ、いいか」
P「おーい、幸子?」

幸子「来てあげましたよ!」テクテク

P「実は2人に頼みがあるんだ」

幸子「中で話しますか?」

P「いや、俺はこのあと打ち合わせだから」
P「ということで、乃々を鍛えてやってくれ」

乃々「あ、あ、ああ」ビクビク

幸子「・・・・・・どういう訳ですか?」

加蓮「なんか、すごい怯えてるけど」

P「いや、最近は幸子の部屋が賑やかっていう噂を聞いてな」

幸子「ボクの部屋は談話室じゃないですよ」ハァ

P「荒療治だがそういう場に居たら、乃々も少しは目を会わせて喋れるようになるかなっと思ってな」

乃々「む、むーりぃー」ビクビク

幸子「しょうがないですね!プロデューサーさんの頼みですから、仕方なくきいてあげますよ!」
幸子「なんて言ったって、ボクはカワイイですからね!」

乃々「ひぃっ」ビクビク

加蓮「大丈夫かな」




ーーー



幸子「まあまあ、お茶でも飲んで落ち着いてくださいよ」コトッ

乃々「あ、あの、ありがとう、ござい、ます」

加蓮「・・・・・・」ジー

乃々「・・・・・・」チラッ
乃々「ひゃぅ?!」ビクッ

加蓮「幸子?」

幸子「どうしたんですか?」ズズッ

加蓮「これって、アタシ達だけだと役不足じゃない?」

幸子「そうかもしれませんね」

加蓮「じゃあ、この前に言ってた通り、パッションの人でも呼んじゃう?」

乃々「っ?!!」
乃々「あ、ああ、あの・・・もうそろそろ帰りたいんですけど・・・」ビクビク

幸子「駄目ですよ!プロデューサーさんが迎えに来るまでは、ずっと居ないと」

乃々「あの、でも・・・・・・」アセアセ

幸子「それに事務所だとすぐに逃げられちゃいますからね!今日はゆっくりお話しましょう!」

乃々「あ、えっと、しゃべるのは・・・苦手なんですけど・・・」ビクビク

加蓮「すぐに来るって」ピッ

幸子「1人ですよね?」

加蓮「さすがに乃々が可哀想でしょ」

幸子「そうですか」ホッ

ピンポーン

加蓮「ほら、来た」

幸子「えらく早いですね」ガチャ


友紀「おはようございまーす!」ニコニコ

幸子「すみません、間違えました」バタン
幸子「・・・・・・加蓮さん!」

加蓮「あれ?違う人だった?」

幸子「たぶん加蓮さんが呼んだ人だと思いますけど・・・・・・」チラッ

乃々「あうぅ」ビクビク

幸子「もう乃々ちゃんが怯えきってますよ!」

バンバン!

加蓮「ほら、入れてあげないと」

幸子「・・・・・・」ガチャ

友紀「おはようございまーす!」ニコニコ

幸子「お、おはようございます」ペコリ

友紀「入っていい?」

幸子(腐っても二十歳ですね)
幸子「どうぞ」

友紀「おっ!加蓮じゃん!」

加蓮「あ、どうも」ペコリ

友紀「ん?」チラッ

乃々「ひゃああっ!」ビクッ

友紀「乃々が人の部屋に居るなんて、珍しいね!」

乃々「あ、ああ・・・あの・・・」

友紀「声出してこー!」

乃々「あたし・・・もう帰るんですけど」

友紀「そうなの?」

加蓮「あと2時間は居ることになると思うよ」ニコニコ

友紀「よし!じゃあ、みんなで呑もうか!」ニコニコ

幸子「ボク達は未成年ですから」アセアセ

友紀「だいじょーぶ、だいじょーぶ!バレないって」

加蓮「いや、そういう問題じゃないよ」

友紀「本当にだいじょーぶだって」ニコニコ
友紀「ジュースだから」ゴトッ

幸子「それなら・・・・・・」


乃々「あ、あの・・・それって・・・」ビクビク

加蓮「これ、ビールじゃ・・・・・・」

友紀「麦のジュースだから」ニコニコ

幸子「それってビールじゃないんですか?」

友紀「幸子ちゃん。お酒はね、アルコールが入っているからお酒なんだよ?」

幸子「は、はぁ、それはそうですね」

加蓮「ノンアルコールでも、未成年にそういうのを勧めるのは・・・・・・」

友紀「まあまあ、一杯だけ」ニコニコ
友紀「乃々ちゃんも、ほら」コトッ

乃々「お、お酒とか・・・むーりぃー・・・」ビクビク

友紀「だからお酒じゃないよ」ニコニコ

幸子「乃々ちゃんに無理強いは、やめてくださいよ!」

友紀「じゃあ、代わりに幸子ちゃんが呑んでくれる?」

幸子「うっ」

加蓮「だから駄目だって」アセアセ

友紀「えー、あたしは何の為にここまで来たの?」

幸子「いや、聞かれても困りますよ」

加蓮「アタシが呼んだんだけどね」

幸子「それよりも、せっかく乃々ちゃんが部屋に来てくれたんですから、お話しましょうよ!」

乃々「あっ、あの、あたしは・・・連れて来られただけで、帰りたいんですけど・・・」

友紀「じゃあ・・・・・・それにしても加蓮、胸大きいね」ニヤニヤ

加蓮「なに言ってんの、この人」

友紀「ちょっとでいいから、触らせて」ニヤニヤ

加蓮「だっ、駄目だよ」アセアセ

友紀「えー、うーん・・・・・・」チラッ

乃々「ひぃっ?!」ビクッ

友紀「うへへ!」ニヤニヤ

乃々「むっ、むーりぃー」タッタッタッ

ガチャ

友紀「うひひ、待てーっ!」タッタッタッ

シーン

幸子「加蓮さん?」

加蓮「ごめん」



その後、乃々は無事にプロデューサーに保護されました。



おわり

今回は終わりです。

役不足の誤用うんたらかんたら
加蓮が誤用の方で言ってる設定ならごめん

役(が)不足
力(が)不足

ありがとうございます。
誤用でした、申し訳ないです。

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