【モバマス】さんびきのこぶた(142cm) (36)


アニメになかなか出ないんで書きました。

タイトルのとおり童話が元です。
いろんな派生話がありますが、オオカミは死なない方向で。

三匹は年齢順に並べたかったけど、輝子ちゃんは木の家がいいと思って次女、幸子ちゃんが長女。
妹が生まれたとき姉がまだ生まれてなかったという複雑怪奇な家庭。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1422164047


おかあさん:諸星きらり
http://i.imgur.com/RCEv6dM.jpg

長女:輿水幸子
http://i.imgur.com/om2tsQJ.jpg

次女:星輝子
http://i.imgur.com/dpyLcsP.jpg

三女:白坂小梅
http://i.imgur.com/BoVpNfR.jpg

オオカミ1:片桐早苗
http://i.imgur.com/Gmk22QF.jpg

オオカミ2:川島瑞樹
http://i.imgur.com/x5EDpZk.jpg

オオカミ3:高垣楓
http://i.imgur.com/du8nfF3.jpg



あるところに、三匹のこぶたの姉妹がいました。
長女は幸子、次女は輝子、三女は小梅という名前でした。
三匹はおかあさんのきらりといっしょに仲良く暮らしていました。


輝子「ブヒヒ…な、なんちゃって」

幸子「畜生になってもボクはかわいいですね!」

小梅「ママ、おなかすいた…」

きらり「もうすぐできるにぃ☆みんな席ついてー!」


いつものようにみんなでごはんを食べていると、おかあさんが言いました。


きらり「もきゅもきゅ…突然だけどー、三人ともそろそろ家を出て一人暮らしした方がいいと思うの☆おにゃーしゃー☆」

幸子「な、なんでそんなこと言うんですか!?」

輝子「なにか悪いこと…しちゃった?」

小梅「四人で謝るから、ゆるして…ね?」

きらり「やぁーん☆そうじゃないゆ☆みんなしっかりしてきたし、もーっときらきらきらりん☆って輝くためだにぃ☆」

幸子「自立して自分を磨けというわけですね!それじゃあ早速明日にでも出発しましょう!」

きらり「がんばってねー!でも寂しいから、たまに帰ってきてくれるとうれすぃーなー☆」


三匹はたくさんはぐはぐしてもらってから家を出ました。
そうして、丘を下ったところの見晴らしのよい草はらに着くと、ここに家を建てようとかんがえました。


幸子「それじゃあ材料を探して作りはじめましょう!」

輝子「わ、私はあっちのほうに…」

小梅「私は向こうに建てるね…」


一番上のこぶたはワラをたくさん用意して、ワラの家を建てました。


幸子「簡単に作れるし、フカフカで寝心地も最高です!」

幸子「ベッドが大きいので、いつもみたいにみんなで寝れますよ!」

輝子「や、柔らかくってすぐに寝付けそう…おやすみー…」


二番目のこぶたは木をたくさん用意して、木の家を建てました。


輝子「い、家中キノコだらけにしたい…フヒ、フハハ…!ヒャーッハッハッハ!!」

輝子「テーブルが大きいから、いつもみたいにみんなでご飯食べられるよ…」

小梅「それじゃあ、いっしょにたべよ…?作るの、手伝うよ…」


三番目のこぶたは協力してレンガを積み上げて、レンガの家を建てました。


小梅「レンガ造り…ほ、ホラーチックな雰囲気に、合うね…」

小梅「お風呂が大きいから、いつもみたいにみんなで入れるよ…」

幸子「すごいですね!入ってもいいですか?背中洗ってあげますよ!」


三匹のこぶたはみんなで仲良く遊びました。
たまにきらりママをお招きして、みんなでハピハピしたりもしました。

ある日、森のオオカミたちが、こぶたの家の近くで昼からお酒を飲んでいました。


楓「お腹すいたーん」

早苗「ちょっとぉ、何かお酒のつまみないの?」

瑞樹「最近原っぱにこぶたが住み始めたらしいわよ。きっと、おいしいんじゃないかしら?」

早苗「あらそうなの?それじゃ取調べ開始ー♪」

楓「豚箱行きですね…もう出てこれないけど」


オオカミたちは一番上のこぶたの家の前に着くと、ドアをコンコンとノックしました。


幸子「どちらさまですか?」

楓「オオカミです。おなかがすいているので食べてもいいですか?」

幸子「ひっ!そんなの嫌です!」

早苗「まぁ当然よね」

瑞樹「それじゃあ任せたわ」

楓「すぐにおワラせます…」

幸子「な、何する気ですか!?」


楓「……行きます。豚を食べるなんて、トンでもない…」

ビュウゥゥー!

幸子「わっ!?突風!?」

楓「不遇の河豚…ふふっ」

ビュオォォーン!

幸子「まずいです!家が…」


グシャーン!バラバラ…
せっかく作ったワラの家は、風で吹き飛んでしまいました。


早苗「さすがのダジャレ力ね」

楓「(お洗濯物がよく飛びそう…)」

瑞樹「それじゃあごちそうになりましょ♪」

早苗「あら、どこにもいないわよ?」

楓「…匂いが離れていきます。トンずらされたみたいですね」

早苗「うふふ、検挙率100パーセントのあたしに狙われたら逃げられないわよ!」


オオカミたちはあきらめませんでした。
そして、一番上のこぶたは二番目のこぶたの木の家になんとか逃げ込みました。


幸子「たすけてください!かくかくしかじかで…」

輝子「こ、この家なら大丈夫…風にも負けない…」


コンコン。ノックのおとが部屋に響きました。
きっとオオカミたちに違いありません。

帰ってきてから、また続きを書きます。


瑞樹「こんばんわ。オオカミだけど、扉を開けてもらえないかしら?」

輝子「わ、私たちを食べるヤツは、友達じゃない…ダメ…」

楓「どうしましょう?この家、私の風ではちょっと…」

瑞樹「私の出番ね。ミズキスペシャル、いくわよ!」

瑞樹「…オホン。にょわー☆みんなハピハピしてるぅ?みずきんだにぃ☆」

幸子「なんだか空気が急に冷たく…」

瑞樹「アイドルミズキがオトナの魅力でみんなをきゅんきゅんさせちゃうよー☆」

輝子「ゆ、雪が降ってきた…!」

幸子「嘘でしょう!?まさか重みで家を…」


ミシミシッ!ズズーン…
せっかく作った木の家は、雪でつぶれてしまいました。


早苗「ここまでくると本当に東洋の魔女ね」

瑞樹「雪原にL・O・V・E…。少し冷えちゃったわね。やりすぎたかしら」

楓「この近くに温泉が湧いてるんです。浸かりながら雪見酒しませんか?」

瑞樹「美容にもよくてテンションあっぷあっぷ☆飲み比べもすぅう!」

早苗「はいはい、まずは木をどかすの手伝ってね」

早苗「あ゛あ゛あ゛ーよっこいしょっと!あら、下には誰もいないわね」

楓「二度も逃げるなんて、ブッタまげた豚ですね」

瑞樹「仕方ないわね、次で決めましょ」


オオカミたちはあきらめませんでした。
そして、一番上のこぶたと二番目のこぶたは、三番目のこぶたのレンガの家になんとか逃げ込みました。


輝子「たすけて…かくかくしかじかで…」

小梅「こ、この家なら大丈夫だよ…屋根に消雪シートとか、色々付けたから…」


コンコン。ノックのおとが部屋に響きました。
きっとオオカミたちに違いありません。


早苗「こぶたちゃんたちー、そろそろ開けてくれない?」

小梅「あのね…あの子も、オオカミさんたちのこと、キライ、だって…」

瑞樹「うーん、この家は私もお手上げねー」

早苗「そうなると、扉からムリやり入るしかないわね」

楓「むりやり…どうするつもりですか?」

早苗「ぶち込んじゃうのよ♪二人ともちょっと下がってて」

パァン!パァン!バキン!ガチャ

早苗「おじゃましまーす」

幸子「ああ…もうおしまいです…」

早苗さんが何してるか分かりにくい気がしたので参考になれば
http://i.imgur.com/oE20Vg5.jpg


とうとうこぶたたちは追い詰められてしまいました。
おなかをすかせたオオカミたちが、じぃーっとこっちをにらみます。


輝子「せ、せ、せめて、わ、わたしだけに…ふ、ふたりは逃がして…」

早苗「あら、けなげな子ねー♪いいわよ…あなた一匹で私たちのおなかを満たせれば、の話だけど」

幸子「ひどいです!ボクたち何もしてないのに!あなたたちには心が無いんですか!?鬼、あくま!」

楓「弱肉強食の世界ですから…観念しなきゃいかんねん、うふふ」

瑞樹「威勢のいい、この子からいただきましょうか」

小梅「や、やめて…!だれかたすけて…!」


オオカミたちがこぶたを食べようとしたそのときです。
とびらのほうから声がしました。






にょわー☆


瑞樹「!?」

幸子「えっ!?」

小梅「ま、ママ!?」

きらり「うぇへへ☆遊びにきちゃった!あれ、お友達かにぃ?」

輝子「お、おかあさん!?なんで、ここに!?」

きらり「じゃじゃーんっ!アップルパイが上手に焼けたからおすそわけー☆あまあまでおいすぃー…にょわ!?なんでみんな泣いてるのー!?」

早苗「ちょ、ちょっと!きらりちゃんがこの子たちのおかあさん!?聞いてないわよ!」

楓「観念しなきゃいかんねん…」

瑞樹「アナウンサー時代は大変だったのよねぇ。なまりを治したり、外ロケ回ったり…」


オオカミたちはとてもおどろいて、
こぶたのことなどすっかり忘れてしまいました。


きらり「あっ、よく見たらオオカミさんだにぃ!こんなにかわいい子を食べちゃだめでしょー!ぷんすか!」

楓「ごめんなさい。お酒のおつまみがほしくて…」

早苗「おなかも空いてたし、ちょうどこぶたが近くに住んでるって聞いてねー」

瑞樹「この子たちを食べることはもうしないから、見逃してくれないかしら?」

きらり「しょうがないにぃ☆あっ、おなか空いてるんならこれたべゆ?特別にあげちゃうー☆」

楓「すごくおいしそう…」

瑞樹「みんなで分けるわ」

早苗「でもこれ、こぶたちゃんたちに作ってきたんでしょ?」

きらり「また作ればいいもん☆そのかわり、ちゃーんと約束守ってね☆」


オオカミたちはお礼を言ってから、食べようとしたことを三匹にあやまりました。
そうして、また森に帰っていきました。


幸子「うわ~ん!おかあさーん!」

輝子「うぅ、こ、こわかった…」

小梅「や、やっぱりママはすごい…」

きらり「にゃは☆でしょでしょー!みんなもう大丈夫だにぃ☆なでなで☆」

幸子「一人暮らしは難しいですね…こんな危ないこともあるなんて」

輝子「それに、どうしても一人の時ができちゃうから…さ、さびしい…」

小梅「そうだね…遊んでから、別れて帰るの、すごく悲しい…」

きらり「三人にはまだ早かったにぃ☆それじゃまたみんなでいっしょに暮らしちゃお☆元のおうちにごーごー!」

幸子「そうですね!それがいちばんです!」

輝子「や、やった…フヒヒ」

小梅「う、嬉しいな…えへへ」

きらり「一人暮らしはきらりママよりおっきくなってからねー☆うぇへへ☆」


こうして、三匹のこぶたたちはずっとずっと
おかあさんといっしょに幸せにくらしました。

おしまい

タイトルの割に142'sをそんなに書けなかった
次のアニメで出てくれますように
ついでにアイドルみんな出てやきもきしてるPみんな満足いく結果になりますように

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