エレン「アニ！俺はお前が好きだ。……付き合ってくれ……！！」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

アニ「……悪いね……私はあんたと付き合う事はできない。」

エレン「えっ……何でだよ！！対人格闘で組んでくれるじゃねぇか！！」

アニ「それとこれとは違うだろ……はぁ、話はそれだけかい？早く寮に戻って寝たいんだけど。」

エレン「じゃあ、せめて俺と付き合えない理由はっ？理由だけでも教えてくれ！」

アニ「……後で苦しくなるから……。」

エレン「後で……？」

アニ「あぁ……私だってか弱い乙女さ……これ以上は言わせn「他に好きな奴がいるのか」

アニ「！？///」

エレン「そうなんだな！？アニ！！」ｶﾞｼｯ

アニ「そ、そうさ……///」ｶｱｱｱ

エレン「どんな奴だ！？教えてくれ！」

アニ「付き合えない理由だけって言ったじゃないか。」

エレン「お願いだ……！！」

アニ「……しょうがないね……。明日質問攻めを食らっても面倒くさいだけだしね……」

アニ「私が好きなのは……」

アニ「私が好きなのは……正直者の奴だよ。」

アニ「もういいかい？教えたから私は帰るよ。」ｽﾀｽﾀ

エレン「お、おう……」(正直者？)ｳ-ﾝ

エレン「……俺も帰るか。」

--男子寮--

エレン「ただいま……」ｽﾞ-ﾝ

アルミン「エレン！どうだった！？」

エレン「……他に、好ｸﾞｽﾞｯきな奴がっﾋｯｸいるってえええっ！！」ｳﾜ-ﾝ

エレン「ごどわﾞらﾞれﾞだぁぁぁぁ！！」

アルミン「え、他に好きな人が？」(まさか)

ライナー「そうなのか。あいつは恋愛なんて興味なさそうだが……意外だな。」

ジャン「ざまぁ見やがれ！死に急ぎ野郎！」

マルコ「ジャン……君は失恋の痛みを誰よりも知っているだろう？」ﾊｧ……

ジャン「うっ……」ｼｮﾎﾞ-ﾝ

アルミン「それで？アニは誰が好きだって？」

エレン「えっ？」

アルミン「君の事だし、誰が好きなんだよ！って質問攻めすると思ったんだけど、聞いてないの？」

エレン「いや、誰とは言ってくれなかったが、どんな奴かは教えてくれた。」

ベルトルト「へぇ……」

アルミン「どんな人だって？」

エレン「それは……」

エレン「正直者らしい……」

アルミン「正直者……？」

ライナー「あーぁ、正直者……？」

コニー「しょーじきもの？」

マルコ「え……正直者？」

エレン「正直者。誰だろうなー。お前ら誰か分かるか？」ｳ-ﾝ

ベルトルト「いや……いるでしょ……思いっきり……」

アルミン「自分で自負してる人が一人いるじゃない。」

エレン「え？誰だよ。」

マルコ「この子」つジャン「」

ジャン「ま、まぁ、俺は正直者だが……」

エレン「なんでお前なんだよぉぉぉ！！」

ジャン「知らねぇよ！俺に聞くな！」

マルコ「落ち着け！ジャン！」

ジャン「……」ｸ-ﾙﾀﾞｳﾝ

アルミン「エレンも。」

エレン「……」ｸ-ﾙﾀﾞｳﾝ

マルコ「でも、あの視線はやっぱり……」

アルミン「まぁ、確実だね……」

ライナー「エレンもだが、ジャンも相当な鈍感野郎みたいだな。」

ベルトルト「あの視線に気づかないジャンは逆にすごいよ……」

エレン「なんの話だ？」

アルミン「あれは、確か……」

--回想--

ジャン「んだと！？死に急ぎ野郎！もっかい言ってみろ！！」ｶﾞｯ

エレン「あぁ！言ってやる！何度でも！お前は巨人の恐怖も知らずにここにいるんだろ？だが、俺は違う！巨人がどうやって人を食うのかを知ってる！確かに、俺は死に急いでいる！でも死なない為にここで訓練してんだ！違うか！？ここで学んでいるのは巨人を殺す技術だ！内地に行って快適に過ごす技術じゃない！だから、王に身を捧げるっていってるマルコと違ってお前の言ってる事が理解出来ない！」

アルミン「エレン！やめなって！！」

ミカサ「エレン。やめなさい。」

エレン「ミカサは引っ込んでろ！」

ミカサ「あ……」ｼｮﾎﾞﾝ

ジャン「っ！この死に急ぎ野郎！！ミカサが可哀想じゃねぇか！！羨ましいっ！！」ｸﾞﾜｯ

エレン「今はそんな話してないだろ！？」

アニ「……」ｼﾞ-……

ミーナ「またやってるよ、あの二人。ホント子供っぽいよね……ってアニ？」

アニ「え？ゴメン、聞いてなかった。」

ミーナ「アニ、この頃どうしたの？ぼーっとしてる事多いけど。」

アニ「いや、何でもないよ。」ｼﾞｨ--……

ミーナ(って言っておきながら、またあっちの方向いてる。目線の先には……あ、マルコがジャンを説教してる。)

マルコ「いつもジャンはそうなんだ。何の意味もなくエレンにつっかかって。何がしたいの？ミカサの気を引きたいならミカサにアピールすればいいじゃないか。そもそもジャンは……」ｶﾞﾐｶﾞﾐ

ジャン「」

ライナー「流石のマルコも怒りを爆発させたか。」

ベルトルト「ここまで耐え切れるマルコは凄いよ。」

ライナー「それにしても……」ﾁﾗｯ

ベルトルト「アニは、何故ジャン達の方をぼーっと見つめているんだ……」

ライナー「とうとうアニにも春が来たか！」

--回想終了--

アルミン「……と、こんな感じだよ。」

マルコ「あぁ、あの時妙な視線を感じるなと思ったけどまさかアニだったとは……」

ジャン「まじかよ……全然気づかなかったぜ。」

エレン「クソッ！なんでアニはこんな鈍感馬面野郎なんか好きなんだ！！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ライナー「鈍感野郎はお前が言えた事じゃないだろ？」

コニー「これは確実にアニはジャンが好きっぽいな。馬鹿な俺でも分かる。」

ベルトルト「でも何でアニはジャンの事が好きなんだろ？」

アルミン「そこなんだよねー。不可解な所は。」ｳ-ﾝ

エレン「それを知れば俺にも勝ち目が！？」ﾋﾟ-ﾝ

アルミン「エレンが珍しく閃いてるよ。」

マルコ「なら、明日検証しようよ。」

ベルトルト「検証？どうやって？」

マルコ「明日は休日だ。それを利用するんだよ。」

エレン「具体的にはどんな事をするんだ？」ﾜｸﾜｸ

マルコ「まず僕がミーナに街に行こうと誘う。後、適当な理由を付けてアニも誘う。街に出かけて少ししたら僕とミーナは一度二人と離れる。その離れている間にジャンがアニから聞き出すんだ。」

ライナー「いいんじゃないか？それで。」

アルミン「僕もいいと思う。」

ジャン「俺強制参加かよ……」ｽﾞ-ﾝ

マルコ「まぁ、いいだろ？皆やる気になってるし。」

エレン「馬面……アニに手ぇだすなよ！？」

ジャン「出す訳ねぇだろ！！てか、お前ら監視にこねーのかよ！？」

マルコ「僕とミーナで十分だろ？」

コニー「もう作戦も決まったし寝よーぜー」ｱｸﾋﾞ

ジャン「えっ、俺の問題は解決してねぇんだけd「問題ないよ」

アルミン「マルコを信用すれば問題ないから。大丈夫さ。」

ライナー「電気消すぞー。」

／
ｵ-ｳ
＼
ジャン「……つくづく俺は不憫だよな……」

マルコ「そういう運命なんだよ。きっと。」

ジャン「はぁ……」

--翌日--

マルコ「じゃあミーナとアニを誘ってくるよ。」ｶﾞﾀｯ

ジャン「行ってこい、行ってこい。」

マルコ「ジャン、君もだよ。」

ジャン「……はぁ……」

マルコ「やぁ、ミーナ、アニ。」

ミーナ「あっ、おはよう！マルコ、ジャン。どうしたの？」ﾄﾞｷ-ﾝ

マルコ「今日街に買い物に行くんだけど、女性への贈り物を買うからミーナやアニに付いてきて欲しかったんだけど……駄目かな？」

ミーナ「駄目な訳ない！私達も男性への贈り物を買いに行く予定だったから二人を誘おうと思ってたの。ね？アニ」

アニ「え、……そうだったね。」ｶｧｧ

マルコ(顔がかなり赤い……やっぱりジャンを意識してるのか……)

ミーナ「じゃあ、いつ頃行こうか？」

マルコ「うーん、10時頃でいいんじゃないかな？」

ミーナ「そうしようか。じゃあ私達は一旦寮に戻るね？アニ、行こう。」ｸﾞｲｯ

アニ「うん……」ｽﾀｽﾀ

ｷｨ ﾊﾞﾀﾝ

ｽﾀｽﾀ　ﾋﾟﾀ

ミーナ「アニ、今朝のジャンはどうでしたか？」

アニ「最ッッッ高でした！！///」

アニ「ミーナ、今朝のマルコはどうでしたか？」

ミーナ「いやもう喰われたいです…！！///」

ミーナ「今日は、人生最大のアピールチャンス……無駄に出来ないよ……！！」

アニ「この日の為の勝負服を買っておいて良かった……！！」

ミーナ「よし、今から1時間半は時間がある……」

アニ「焦らずに出掛ける準備をしよう……平常心、平常心……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ



壁｜イナー「アニが……」

壁｜トルト「ミーナが……」

壁｜ミン「うわ、正直引く……」

壁｜ルコ「喰うって何段階上の話だよ……」

壁｜ャン「」←放心状態

壁｜レン「」←放心状態

壁｜イナー「って、おい！これは相当マズいぞ！」

壁｜ミン「あ、マ、マズい……」

壁｜トルト「まぁ、ミーナがマルコを好きな噂はあったけど、本当だったのか……」

壁｜ルコ「ミーナも一緒に監視……なんて可哀想だしなぁ……」

壁｜レン「じゃあベルトルトとアルミンで行って来ればよくね？」

壁｜トルト「いや、僕尾行とか向かないと思うんだけど。デカいし。」

壁｜レン「いやお前、空気みたいな奴だから大丈夫だろ。」

壁｜ミン「エレン！おい、目を覚ましてくれ！君はベルトルトの名前をいじったり、空気扱いする奴を徹底的に嫌ってたじゃないか！！」ﾕｻﾕｻ

壁｜イナー「……いい友達を持ったな。」ｸﾞｽﾞｯ

壁｜ャン「エレンってそんなに兄貴だったか？」

壁｜ルコ「ライナーには敵わないけど、確かに信頼できる所はあるかも。」

壁｜トルト「まぁ、今日は暇だから僕はいいけど……」

壁｜ミン「僕もいいよ。」ﾕｻﾕｻ

壁｜イナー「じゃあ決定だな。そして問題はマルコか……」

ユミル「何やってんだ？お前ら。」

壁｜イナー「作戦会議……ってユミルとクリスタ！！」

クリスタ「作戦会議かぁ……私も協力したいけど今日は都合が悪いの……ごめんなさい。」

クリスタ「でももしもの事があったら私にいつでも相談してね？」ｷﾗｷﾗｷﾗ

アルミン(神様……)

ベルトルト(女神……)

ジャン(天使……)

ライナー(結婚したい……)

エレン(クリスタとアニって似てるよな)

マルコ(あれ、ユミルのソバカスが薄くなってる……これもクリスタパワーか？)

壁｜イナー「あぁ、ありがとう、クリスタ。」

ユミル「おいおいクリスタ。こんな覗きが趣味の変態集団にお節介焼く事ねぇぞ？」

ユミル「後、もうお前らここから離れた方がいいぞ。」

壁｜ジャン「はぁ？何でだよ。」

ユミル「あれを見ろ」ﾕﾋﾞｻｼ

ミカサ「エレン何故私では駄目なの？何故私ではなく女狐なの？どうして？何故私の綺麗な黒髪ではなくアルミンよりも格下の金髪を好むの？私はエレンが慕っているライナーよりも強いとても強いエレンがとても気にかけているベルトルトよりも強いすごく強いエレンが好きなアニよりも強い物凄く強いなのにどうして？………」ﾎﾞｿﾎﾞｿﾎﾞｿ

ユミル「エレンがああなる前に立ち去った方がいいと思ってな。」

ベルトルト「ありがとうユミル！ほらエレン行こう！！部屋で話をしよう！」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

壁｜エレン「引っ張るなよ！服が破けちゃうだろ！？」

ｷﾞｬ-ｷﾞｬ- ﾜ-ﾜ-

クリスタ「ユミルも人の事言えないじゃない……」ﾎﾞｿｯ

ユミル「ん？なんか言ったか？」

クリスタ「ううん！何でもないよ！ほら私達も出掛ける準備しに行こう？」ﾆｺｯ

ユミル「あぁそうだな。」ｽﾀｽﾀ

--十分後　男子寮--

ライナー「もう二人と別れた後マルコとミーナで普通にデートでいいだろ。」

マルコ「ふ、普通にって言うけど、ぐ具体的にはっ、何をすればっ///」ｶｧｧｧ

アルミン「この反応確実に脈アリじゃん」

コニー「今起きて事情がさっぱりだ。」

ジャン「お前は知らなくていい。」

コニー「そっか。」

ライナー「何をって、街をぶらついたり、手を繋いだり、後は「キス！！」

マルコ「！？///キ、キキキキス！？///」

エレン「キスだ！キス！で今朝ミーナが望んでいたように喰ってやれ！」

マルコ「一日目でそんな事出来るかぁぁぁぁぁ！！///」

エレン「それでも男かよ！？マルコォォ！！男なら四の五の言わず女を抱くもんだろぉぉ！！」

マルコ「いやいや、それは駄目だろ」

ライナー「そんな事して万が一子供ができたら開拓地送りだぞ、エレン」

エレン「？避妊剤とかコンドームとか「「今日一日で用意出来るかぁぁぁっ」」ﾊﾞﾁｺ-ﾝ

ジャン「なんなんだよコイツ……」ｾﾞｪﾊｧ

マルコ「埒が開かない……」ｾﾞｪﾊｧ

エレン「」ﾁ-ﾝ

ベルトルト「所で、行く所は決まってるんだよね？」

マルコ「うん。誘う時に女性への贈り物を買うって言ったからね。街に少し大きな雑貨屋があるんだ。」

アルミン「へぇ～」

マルコ「あそこの通りなら上手く迷子になれるかと思ってさ。ジャンも一度行った所だし。」

ジャン「ああ、あそこか。人通りも多いしな。」

ジャン「お、もうそろそろ準備した方が良さそうだな。」

アルミン「昨日はあんだけ言ってたのに、なんだかんだで乗り気じゃないか。」

ジャン「……いやな、考えたらここで弱みを握っときゃあ、上手く使えるかと思ってな……///」

ベルトルト(あの顔は嘘だろ……)

ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ　ｶﾞﾁｬ

ライナー「！キース教官！」ﾋﾞｼｯ

キース「む、ブラウンそうかしこまらなくても良い。」

ライナー「え？」ｷｮﾄﾝ

キース「今日は今度の雪山訓練の班分けを張り出した事を伝えに来ただけだ。それに今日は休日だ。今はただのキースだ。」ﾌｯﾌｯﾌ

ライナー「は、はぁ……」

キース「ではそれだけなのでな。」ｷｨ ﾊﾟﾀﾝ



ジャン「……心臓に悪いな。」ﾊｧ

マルコ「貼り出されたのか。行く前に確認しておこうか。」ﾃｷﾊﾟｷ

ベルトルト「あのさ、こういうのってフラグって言うんだよね。」ｶﾞｻｶﾞｻ

アルミン「ベルトルトもそういう事言うんだね？」

ベルトルト「だって進撃の巨人ってフラグとか伏線ばっかじゃん。」

ライナー「おい！このスレは純愛の話を淡々と投下していくっていう物だろ！？」

マルコ「そういう君も大概だよ？」

ジャン「お前等は静かにする事ができねぇのか！？」

ジャン「お前等、用意出来てんのかよ。」

マルコ「出来てる。」

アルミン「いつでも行く事が出来る。」

ベルトルト「パーフェクト。」

ジャン「……逆にスゲェよお前等。」

マルコ「じゃあ皆用意出来たみたいだし、班分けを見に行こうか。」

ベルトルト「いやいや、だからこれはフラg「言うな！」

ベルトルト「」ｼｭﾝ

ライナー「そんなに言いたかったのか！」

アルミン「取りあえず行こうよ……」(疲れた)

ジャン「はぁ……」(もうこいつらやだ…)

--廊下--

マルコ「えぇーと、僕の班は……」

ベルトルト「はい、フラグ。ほらフラグ。」

ライナー「こうなるよな。もうフラグフラグ言ってるし。>>1はベルトルト大好きだからな。」

アルミン「そもそもライナーとベルトルトがフラグフラグ言い始めたのも>>1が考える事を放棄したからなんだよね。」

ジャン「もう、>>1、>>1うるせぇ！」

エレン「いや、>>1はジャン、マルコ、ライナー、ベルトルト、コニー大好き女郎だぞ。しかもBL好きの腐女子だぞ。しかもそれが義務教育の餌食になってる若造だぞ。俺達が訓練兵になった年齢だぞ。でもライクリ嫌いだぞ。しかもフラグフラグうるさくなったのは考える事を放棄したんじゃなくてただただじらしてるだけだぞ。でもやっぱりフラグ言ってるベルトルト可愛いとか思ってるんだぞ。それを突っ込んでるライナー逞しいとか思ってるんだぞ。それをまた突っ込んでるマルコ可愛い、てか垂れ目とか反則とか思ってるんだぞ。それを見て本気で悩んでるジャンをペットにしたいとか思ってるんだぞ。コニー、出番少なくてごめんでも終盤で重要な役割やらせてあげるから許して下さいとか思ってるんだぞ。なんで日本は多重婚可能じゃないんだよって嘆いてるんだぞ。ミカサが羨ましいっ！っていってる輩だぞ。っていうかライナー、ベルトルト、ジャン、マルコ、コニー、結婚しよとかいってる夢見がちな変態だぞ。ちなみに好きなボカロ曲は吉原ラメントとヤンキーボーイ•ヤンキーガールみたいだぞ。」

ジャン「激しくどうでも良かったな、今の情報。」

すみません>>1です。少し魔が差してこんな感じになりましたが、次から本題に戻ります。

マルコ「で、まぁザッと班分けを説明すると……」ｶｷｶｷ
_____________________________________
｜○ジャン•マルコ•アニ•ミーナ ｜
｜ 　　　　　　　　　　　　｜
｜○エレン•アルミン•ミカサ•クリスタ ｜
｜　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｜
｜○ライナー•ベルトルト•サシャ•ユミル｜