FALLOUT3 the chalice war (162)

●この小説はゲームFALLOUT3の主人公が英霊として、第5次聖杯戦争に参加する物語です 

●BROKEN STEEL以外のDLCとクエストを終了し、メインストーリーの浄化装置を作動させたあとのお話となります。

●初ssです

       
   
    


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1414889902


                              人は、人は過ちを繰り返す。
      
     いつかの時代、古の時代、不確定な時代 どのような時代においても”戦争”というものは発生していた___

           
     国を守るために戦うもの 理想のために戦うもの 狂気に身体をまかせて戦うもの 神の名のもとに戦うもの 

     忠義のために戦うもの 家族のために戦うもの 任務だから戦うもの _____

     だがどのようなことでも”戦争”という概念が変わることはなく、それは全てが焼かれ、世紀末となった世界__キャピタル ウェイストランドでも同じことであった。



     
     




     




     ある若者がいた。VAULTという核シェルターから出で行った父親を探してきたのだという。
     その若者はあまりにも強く そしてあまりにも弱かった。
     誇りも無く 帰るべき家も無く 孤独だった。
     それはまさに孤独な放浪者とでもいうべき存在だった。

     信頼できる仲間がいても一人、クズ鉄騎士団の一員になっても一人、核爆弾がある街に住民と認められても一人

     だが放浪者はそれでもよかった。父を探している中で、このクソッタレな世界をしだいに愛するようになってきたからだ

     放射能 核 FEV VAULT グール スーパーミュータント レイダー 頭でっかちなロボット共 エンクレイブ 
     様々な敵と戦い、放浪者はより強くなった。(環境に適応し、人間をやめてしまうほどに)
     
     アンカレッジ大戦 ピット メリーランド州 UFO メガトン アンダーワールド リベットシティ 要塞
     様々な土地を歩き、様々な経験を得た。(そして何度も絶望したり)

     モイラ ジェリコ ルーカス ゴブ ドクターリー エルダーリオンズ ブッチ ドックミート フォークス
     様々な人と出会い、多くの仲間を得た。(キャップで賈える程度の仲も)
     
     いろいろな物も食べたし(ほとんど放射能入り)いろいろな依頼も受けた。(裏切られるのはよくあることさ)
     
     この世界に絶望し奴隷商人のようなことだってしたし、奇妙な肉も食ったことがある。 それでもこのクソッタレな世界を憎めずにいた。
     そして父と再開した放浪者は、人々を救おうとする父の背中を見て 自分を逃がすために自らを犠牲にした父の決意を見て決心した。

       
                            父と母さんの夢を叶えると


    













  
  

________10メートルはあろうかという、巨大なロボットと共にSFチックなアーマーをきた兵士達がある場所に向けて前進していた。

    
『民主主義こそ真理!共産主義は破滅があるのみ!』 
                          『共産主義はまやかしだ!』

                                         
    『障害を探知。物質組成フォトニック・レゾナンス・バリアーによって補強されたチタン合金。任務の障害となる確率、0パーセント!』

かなり強烈なプロパガンダを放つこのロボットの名は”リバティ プライム” 
戦前にアラスカで使用される予定だったスーパーロボットであり、200年間放置されていたとは思えないほどの性能をもつ”民主主義の象徴”である。
その圧倒的な撲滅力で道を作り、高性能なアーマーを着た敵兵達をあっというまに灰にしてしまった。

『よし、リオンズプライド突撃!』号令を合図として兵士達が前進し様々な武器で銃撃戦を始める。
普通の銃弾もあれば、レーザー兵器、重火器にミサイルなどあらゆる武器が飛び交う総力戦であった。
______その仲で只の一人の若者だけが異常だった。いや、異常すぎた。

まずその若者は敵兵の撃ったレーザーを避けて、すぐさま接近、そして眼にも見えぬ早さで敵兵の腹を殴った。
その拳は敵兵のアーマーを貫通し、断末魔をあげる暇も与えずに殺した。

若者はすぐに左腕に付いている機械をいじると、その機械からアサルトライフルを”取り出し”仲間の兵士達の前に行き、敵兵達に撃ちまくった。
普通ならば銃弾はアーマーに弾かれるはずであるが、違った。
アーマーとアーマーの隙間に正確に弾はうちこまれ、敵兵達に致命傷を与えていたのだ。
『放浪者!あとは俺たちがなんとかする。オマエはサラと一緒に行け!』
『わんわん!』黄色のバケモノとかわいらしい犬が若者に声をかける。どうやら背中を合わせられる友のようだ。
若者は銃を持ったまま彼らのほうを向き、そして振り返ることなく走っていった。

『くーーん』 『どうした。心配なのか。』黄色のバケモノ フォークスがドックミートに語りかける。
『無理もない。おまえとアイツは長い間ともに戦ってきたのだからな。』
『だがアイツならばできると私は信じている。アイツの眼を見れば分かる。あれは真に正しい道を歩むものの眼だ。だからアイツは必ず戻ってくる。』
『トンネルスネーク最高!』  『あーあダーリン___』 『今日は絶好の戦死日和だな!』『みんな、単独行動は控えなさいよ!』
『ぐちぐちうるせーぞばあさん。』様々な声が聞こえ、様々な銃声が鳴る。
『では私達もやるか。』『わん!』                  
                    BOSとエンクレイブそして孤独な放浪者の最終決戦が始まる。




エンクレイブの兵をあらかたつぶした後、放浪者はBOSのリオンズプライドのリーダー サラ リオンズと合流した。
『どう?やつらはまだ残ってる?』
『いや、記念館周囲のやつらは俺とブリキ大王がしとめた。あとはこの中だな。』
『よかったわ。挟まれなくてすむわね。_____分かっていると思うけど、ここからはもう後戻りできないわよ。』
サラは確認するように言った。 『ここまできたんだ。もう後戻りなんてできないだろ。』『それもそうね。じゃ、行きましょ。』

『すこしいいか?』放浪者がサラを呼び止めた。 『なによもう、用件があるなら先に言いなさいよ。』

              『戦いが終わったら、ヌカコーラをおごってくれ。』





『戦闘パターンアルファ!』 『強力兵器の使用が許可された。』 エンクレイブ達の淡々と、しかし焦っている姿がそこにあった。
もともとエンクレイブという組織は戦前からあった権力者達の集まりがTHE GREAT WAR の後に作った組織である。
実はもう本部はある人物により壊滅されており、キャピタルウェイストランドにいるのはその残党達である。
だが圧倒的な科学力や優秀な兵をもつため、パワーバランスでいえば最強といえる軍隊であった。

________だが相手が悪すぎた。
『ううううううううああああああああああああ。』『な、なんだあの銃は、BOSの試作品か?』

孤独な放浪者は、左腕の機械 "PIP BOY 3000"をいじり、そこからおかしな銃を”取り出し”て敵に浴びせた。

それはある孤島で見つけたマイクロ派で敵をチンする”マイクロ波エミッター” アーマー有無を問わず強力な熱量を相手に浴びせる秘密兵器である。
直接浴びてしまった敵兵は叫び声をあげながら灰になっていった。
『糞!作戦変更! 戦闘パターンベータ!』合図とともにあいての陣営が変化し、全体が放浪者を囲みレーザーを一斉に放った。

『危ない!』       
他の敵と交戦していたサラが放浪者の危機に飛び込んだときには______
  

 『ああ____』
             『なんだと______』
                              『大統領___万歳_____』
                                             『オータム大佐、こいつは______』




そこには”復讐”の銘が刻まれたガトリングランチャー”ベンシェンズ”をもち、一瞬で敵を薙ぎ払った男が立っていた。

『_____大統領はもういないぜ。ここにいるのはアカいアメリカだろうな。』へたっぴな皮肉をこぼしながら________

放浪者はベンシェンズをPIPBOYに入れ、ハンティングライフルと10MMSUBを取り出すと、腿にSUBを取り付け、
腰にライフルを背負いジェファーソン記念ドームへ、重い足取りで入っていった。
サラは何か胸騒ぎを感じながらも、BOSの誇りのために、そしてウェイストランドの民を思う父エルダーリオンズのために
突入した。


   『また君か。驚いた,とは言わんよ。君とそのお仲間は断固として我ら政府が築き上げた
ものを破壊しょうとしている
    ようだからな。』高圧的な言い方をするこの男こそ、孤独な放浪者の父ジェームスの仇であるオータム大佐である。

『何度も君に計画の邪魔をされたが今度こそ終わりだ。君には消えてもらう。』多くの兵を失い、機械仕掛けの大統領をも
    失ったオータムにとってはエンクレイブがウェイストランドの支配者となる最後のチャンスだったのだ。 が、
『____________諦めろオータム。あんたの負けだ。』放浪者は容赦ない”現実”を突き詰めた.









『失礼ながら同意しかねる。もはやエンクレイブの力は絶頂なのだからな。』

『この施設が稼働すれば、多くのきれいな水を求めて、多くの市民がやってくるだろう。そして大衆は未来を求めて
 エンクレイブへと群がるのだ。』その言葉には嘘などなく、オータムは本気で実行するつもりだ。たとえ指導者がいなくても___

『もうレイブンロックもエデン大統領も滅びた。あんたには何も残されていない。』(speech70%)
(成功)『私は、私は大統領をお守りすると誓ったのだ!部下は大統領が去ったことをまだ知らない。エデン大統領がいなくなったとしても、
 私がエデンとして、エンクレイブを絶頂へと導くのだ!もっとも、君には理解できないだろうな。』

  もはやオータムのそれは妄信に近いことであった。いくら成り代われたとしてももはや混乱状態のエンクレイブを統制できるとは、
 思えないし、BOSに移った兵士達も多くいる。さらにこちらにはリバティプライムがあり、戦力的にも大きく違いがでていた。そしてなにより____

 『____エデンは大統領じゃない。選挙すらしていない!クソッ、人間ですらない。。。』(INTELLIGENCE)



_____________________________________________沈黙が走る。




 『______それで、何が言いたいのだ。』オータムが答える。

 『あんたの政府は適法ではないと言いたいんだ。あんたにウェイストランドをおさめる権利は無い。』

『それにエデンはZAXコンピューター_____やつは管理を引き継いだだけだ。与えられたわけでもない。』
  
 『____________そうか。そうだろうな。その観点からは考慮していなかったよ。』   おそらくオータムはもう分かっていたのだろう。グタリと座り込むと

 
 『だが、それなら、私はどうなるのだ?』         


  _________________________行け.まだ間に合う____________________________________






 








『ここの安全は確保できたわね。でも逃がしてよかったの?あなたの父上の仇でしょう。』サラが尋ねてくる。

『オータムを殺しても父さんは帰って来ない。それに___弾薬を無駄に使いたくないしな。』

『こちらDr.リーよ。2人とも、聞こえる?緊急事態なの!』急にDr.リーから連絡が入った。
『こちらセンチネル リオンズです。何か問題が起こったんですか?』
『装置をモニターで確認していたら、重大な問題を発見したの。施設がエンクレイブに乗っ取られた後に装置にダメージが入って、貯蔵タンクの圧力が上昇しているわ。
今圧力を放出しないと、施設全てが爆発するわ!』
『圧力を放出するには浄化装置のスィッチを押す必要があるわ。すぐに、すぐに入れてちょうだい。』
『おそらくだけど___チャンバー内の放射能は致死量にたっしているわ。_______ごめんなさい。他の方法があればいいんだけど今やらないと施設に膨大な被害がでるわ。』
プツ、と音が鳴り、音声はそこで終了した。


_________________________サラ『さあ、どうしようかしらね。どちらかが入ってスィッチを押さないと。どちらが中に入っても外にはでれないわ。
             想像してたのとは
ずいぶん違うわね?どうしょうか?くじでも引く?どっちにしてもヌカコーラはおごれなさそうね。』


_________________________ワンダラー『やるよ。浄化装置を起動させる。』


サラ『そう言うと思った___。とにかく、急いで。あまり時間はないわ。』 『この恩は忘れないわ。ありがとう。』




よく父が自分に聞かせてくれた聖書の一節 今でも鮮明に覚えている。

ヨハネの黙示録21章6節 

わたしはアルファであり、オメガである。最初であり、最後である。わたしは、渇く者には、いのちの水の泉から、価なしに飲ませる。

この6節をきれいな詩だと言った宣教師がいた。 この6節を本気で実現させようと足掻いていたやつらもいた。それを利用して”純粋”なアメリカを復活させようとした
やつもいた。

そして彼らの殆どが死んでいった。残されたのは俺だけだ。


_______放射能で汚染されたチャンバーへと足を踏み入れる。
       さまざまな戦いを通じて俺は両親の夢を叶える。_____おそらく水が浄化されたらまた争いが起きるだろう。銃声が響きわたるだろう。

       でも、それでも、やるべきことはあるはずだ。たとえ自らを犠牲にするしかないとしても。
       スイッチに指をのせた。____細かく指が震えていた。立つのもやっとだ。
       震える身体を奮い立たせるように。俺はスイッチを押した。 

                        



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___________走馬灯だろうか。
これまでの自分の生き様がフィルムのように写っている。
           
         生まれた時        VAULTで暮らした時    PIPBOYをもらってゴキブリをころしたとき。 出来レースのような試験をやったとき


                                 VAULTから”脱走”した時


         核爆弾を解体したとき    吸血鬼騒動を終わらせたとき  本の製作を手伝ったとき   VAULTの騒動を納めたとき

         奴隷達を解放したとき    スリードックに会ったとき  ________________________________

さまざまな出来事が脳裏を駆け巡る。忘れたい記憶もあった。 裏切られたこともあった。何もかもに絶望し、流されるまま生きていたときもあった。


_________不意にある一つの本を思い浮かべた。     クリブニー     人の皮で作られたおぞましい異本

         ”これ”に関わる騒動に俺は終止符をつけた。はず。なのに、なぜ  


         ”これ”はこんなにもおぞましく感じるのか_______


記憶にあるその本を手に取る。イヤな感触だ。もう、ダンウィッチビルのオベリスクで処分したはずなのに________なぜ。


だが、好奇心だろうか、どうしても読みたかった。いや、”読まされる”のを強制されるように俺はページを開いた。


_____________情報が頭の中を駆け巡る。       
                                
                                        聖杯              魔術師

               2004年      歴史     日本       
 
               マスター        英霊      抑止力     ガイア     アラヤ   


          守護者          神代       クラス         _____________________契JGJIWE@OIJPFろ
 
______________________契YZSHKKUSGUT;LUH       ______________________YLGYLHGDHR4JGIUOIFしろ!
!

”何か”の声が聞こえた。エイリアンどもの言語みたいで理解はできなかったが意味は分かった。  


だが、おれが答える暇もなく、意識はだんだんと遠のいていく。 




???『やれやれ、私と同じ”世界”と契約する愚か者がこのような世界から現れるとは_________まぁ、同業者として一つ忠告してあげよう。』

皮肉気な男の声が聞こえる。だが_______視界はもう何も映さず、耳に入ったのはただの一言であった。


???『君が戦う戦場で”勝ち残れば”、”願いを叶えられるかもしれんな________。』


_________________________意識は沈んだ。まるで、薄暗いメトロに入って行くように________________











クエスト完了『Take it Back!』
クエスト開始『The Chalice War]」



   
   

異形の異本クリブニーは、”アラヤ”という存在が作った端末です。
これに選ばれ、ある特定の場所でこの本を処理した人間は守護者となり、
未来永劫”人々のために”戦う崇高な使命を与えられるのです。

ちょっと質問なんですけど、主人公のステータスは自分で決めてもいいでしょうか。

ちょっと質問なんですけど、主人公のステータスは自分で決めてもいいでしょうか。

『素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。祖には我が大師シュバインオーグ――。
降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ
閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する
――――告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ
誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者。
汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!』

東洋人だろうか、まだ学生であろう若い少女が、まるでベタな3流コミックの”魔術師”のような詠唱をしていた。
そう誰かが言ったならば、彼女は笑顔でこちらを威圧してくるであろう______

彼女の名前は遠坂凛。魔術師の家系ではとても高名な”遠坂”の現当主であり、この”聖杯戦争”に参加しする予定のマスター(雇い主)である。

凛(お父様、お母様、見ていらっしゃいますか?私、遠坂凛は遠坂家の当主として第5次聖杯戦争に参加いたします。遠坂の名に恥じぬよう、全力で戦います。
 だから、見守っていてください_____)

召還のタイミングは本人の魔翌力回路の一番絶好調な午前2時。(今は亡き父が時間をずらした事も知らずに____。)
当てるクラスは"最優”と名高い”セイバー”のクラス。(だが触媒が用意出来なかったため、兄弟子から贈られた人の皮で繕われた趣味の悪い本を触媒として___。)
本人にとっては多いに自信があったのだが、それは”遠坂”の血筋からくるプライド_____言い直せば”うっかり癖”とでも言うべきものだった。

詠唱を終え、自らの血を術式に垂らした。凛にとっては多少の不安要素もあったのだが、覚悟の上だった。

そのとき、”何か”が術式から姿を現した________。




凛『嘘______何よ、これ________。』


彼女は見た。薄汚れ、背中に”101”と書かれ 鉄板で補強された
青い作業着を

彼女は驚愕した。”それ”は剣を持たず ”それ”は弓を持たず ”それ”は槍も持たず ”それ”は魔術も持たず ”それ”は狂気も持たず_________________


________________ただ魔術師が嫌悪するであろう 古めかしい銃と見たことのない機械を腕に取り付けた まっすぐな眼をしていた男が立っていた。

????『______驚いている途中で悪いが、どうも事情が飲み込めない。知識は”聖杯”から受け取っているんだが_____。』

男は驚きのあまりしりもちをついてしまった気の毒な少女に質問をした。 だが

凛『それはこっちの台詞よ______!!!!!!』   凛は思った 


               ”大ハズレを引いてしまったと______________』
      









[CLASS】ワンダラー
【マスター】遠坂凛
【真名】孤独な放浪者(ローンワンダラー)
【性別】男
【身長・体重】175cm・??kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷C 魔翌力E 幸運C 宝具B(?)
【クラス別スキル】
単独行動:A
マスター不在でも行動できる。
戦闘続行:A+
往生際が悪い。霊核である頭 心臓 首に致命傷を受けても最大5ターン戦闘行為を可能とする。
【保有スキル】
専科百般;B+
多方面に発揮される天性の才能。
戦術、学術、気配遮断、心眼(真)、中国武術、話術、千里眼、動物会話、道具作成、カリスマ(偽)、破壊工作、幸運、外科手術などの32種類の専業スキルにおいて
Cクラス以上の習熟度を発揮できる。

自己改造;D
自身の肉体に、まったく別の肉体を付属・融合させる適性。
このランクが上がればあがる程、正純の英雄から遠ざかっていく。
キャピタル ウェイストランドで生き残るため、自らに様々な自己改造をした逸話から

反骨の相:B 
一つの場所に留まらず、また主君に傅くことを許せぬ気性。
Bランク以下のカリスマを無効化する。


[宝具】???

[Weapon]
PIP BOY 3000
ワンダラーの左腕につけられている特殊な機械
ワンダラーの状態をチェック なぜか魂として身体に収納できない武器や防具の収納 精密射撃モード”V,A,T,S"
などの機能をもつハイテク装置

[解説]
背中に101とかかれたアーマードジャンプスーツを着ている謎の男
近代兵器を持っていることから、過去の英霊ではないようだが______

FALLOUT風ステータス
S,P,E,C,A,L

Strength: 10________怪力だよ!ムキムキ!!!

Perception:10_____勘が鋭いよ!ピカーン!

Endurance:10_____我慢強いよ!┣¨┣¨┣¨┣¨ド!

Charisma:10______不思議と人が集まるよ!キラーン!

Intelligence:10_____大学の先生並みだよ!ピカリ!

Agility:10______音速戦闘もちょちよいのちょい!ハッ!

Luck:10_______学校の前で美人さんとぶつかるかもね!ラッキー!

Skill


Barter ;100______商売上手だよ! 

Big Guns:100_____シュワちゃんみたいに戦うよ! BANBANBANBANBAN!

Energy Weapons:100____ビーム兵器や宇宙人の武器が使えるよ! ビビューン!

Explosives:100_____バーーン ボーーーーカーーーン ドッカーーーーーーン! 

Lockpick:100_____軍事基地もピッキングできちゃうぞ!カチャ カチャ!

Medicine ;100______戦うお医者さんだぞ!チクチク!

Melee Weapons:100_____セ○バーさん相手なら、なんとか防戦にもちこめるレベルだよ!カキンカキン!

Repair :100_____ウェイストランドの歩くブラウニーだよ! ニコイチ!

Science:100______凛ちゃんもタジタジ!ワンダラーにとっての魔術だよ!カチカチ!

Small Guns:100______マグナム SUB ピストル ライフル 散弾銃 なんでもござれ! バーン!

Sneaking:100_______真昼からストーカーができるぞ!ヤッタネ!

Speech:100______舌先の悪魔だぞ!ペラペラ!

Unarmed;100_____ある”技”を持っているぞ!アチョー!

カルマ

善良

PERK

全部取得!(ゲーム中手に入るPERK全て。)
それと大量の武器を応用して、うっかりマスターと一緒に
聖杯戦争を戦うぞ!

遠坂凛は思わず二度見た。二度見どころか、3度 4度 5度 あげくのはてに______

凛『もーーう!だいたい何であんたみたいな英霊が呼ばれてくるのよ!!!そもそも、あんたほんっとうに真っ当な英霊だっていうの?信じられないわ!!!まったく____________________』

それから凛はこんなサーウァントを引いてアーダコーダとか コトミネがおかしな触媒をもってきたからだあの外道神父だとか様々な不平 不満をガミガミと言っていた。

それから少したち、やっと冷静になったらしくまだ不本意ながらも、この英霊のステータスを確認し始めた。しかしそれはあまりにも”イレギュラー”なものだった。

凛『____イレギュラークラスで宝具の欄が閲覧できないって!ちょっとあなた!私はあなたのマスターなのよ。未熟な魔術師相手なら分かるけど、マスターに宝具を隠すなんてどうかしてるわ!』

ワンダラー『その___宝具とかいうのは俺にとっての切り札なんだよな。』ワンダラーが心配そうに確認する。

凛『そうよ。そこまで分かっているならさっさと宝具を_______もしかして_______あなた________。』

ワンダラー『そうだ、自分でもよく分からないんだ____俺の”宝具”がなんなのか。』

遠坂凛は唖然とした。 通常宝具とは英霊の半身ともいえるべきものであり、英霊を象徴する”神話”でもある。
しかしこの薄汚れた英霊は自分の宝具が”分からない”と言い放ったのだ。
人間で例えるなら生涯共にすごした恋人がいたはずなのに”分からない”と言うようなものなのだ。
このような異常事態に対して、凛は意外なほど冷静にワンダラーの願いを尋ねた。
普通の英霊ならば英霊自身が願いを叶えるために自ら参加するものなのだが___________



 
凛『______じゃあ、聖杯に賭ける願いは?』   ワンダラー『”アラヤ”とかいう幽霊みたいな奴らに無理矢理来させられただけだ。しいていえば_____この世界の歴史を詳しく知りたい。』

凛『_______はぁ______。そう。まぁいいわ。英霊にしてはあまりにも規則外だけど、ステータスを見る限りだと本格的にハズレっていうわけじゃなさそうね。
  それにほかのクラスには及ばないけど、色々なスキルも習得しているし_____よし!』突如少女は気合いを出してワンダラーに告げた。


ワンダラーは”レイジュ”とか言うものを使って自分を自殺させようとするのかと思った。彼自身聖杯から一般的な知識を得ているため自分のような”ハズレ”には用がないだろうと予想していた。
だが、彼のマスターはそれとは真逆の事を告げた。


凛『あなたが何時の時代 何処の英霊なのかはもう関係ないわ。でもこれだけはおぼえておきなさい。_____あなたが私に召喚された以上、絶対に私を勝たせなさい。 ____いいわね。ワンダラー。』
少女がワンダラーの名を呼び、ワンダラーは彼女にこう答えた。

『______ならばマスターに頼みたい事がある。





________コカコーラをおごってくれないか?』       凛『______分かったわワンダラー。この聖杯戦争に勝ち残ったら、10本でも100本でも1000本でもおごってあげるわ!』


ワンダラー『_______今はだめなのか?』(Spech85%)

(成功) 凛『____ああ___もう、現金なやつね!もう____分かったわ。1本だけね』

ワンダラー『いや、2本だ。マスターのも合わせて”2本”だ。』         凛『__________なんだか面白い英霊ね、ワンダラー。』


放浪者と魔術師の戦いが始まる_______。


  

vault101のアイツことローンワンダラー君の人種は
白人
顔の作りは
デフォルト1
髪型も
デフォルト1
装備はアーマードジャンプスーツ
ゲームトレーラーのイメージです

ワンダラーは信じられなかった。浄化装置を起動させ、自らの使命を完全に終えたと思ったら
人皮の異本に導かれ、無理矢理”世界”とかいううさんくさい存在と契約させられてしまったのだ。 
同時に彼の時代ではもうなくなってしまった”神秘”というものが存在したということ。
その神秘に関係する様々な情報を、まるでヌカコーラクアンタムを”一気飲み”させられるかのごとく脳ミソにたたきこまされた。
理解はできたが、下手な重傷を負うよりも胸糞悪い気分へとなった。


ふと『同業者だ。』と自分に助言をくれた男がいたことを思い出した。彼が何者なのかもう知ることはできないが、
彼が言っていたことは覚えていた。


『君が戦う戦場で”勝ち残れば”、願いを叶えられるかもしれんな________。』

願い_________願いなど自分にはない。もとより生きる事に精一杯だったからそんなものを持つ余裕が無かったのである。
だが、知りたい。”神秘”が残っていた時代、世界を 



___________ THE GREAT WAR (世界大戦争)が起きていない世界を__________





____________すると真っ黒だった視界が一気に開けた。まるでジェットを体験してるみたいに強烈だった。

U F Oに誘拐されたときの感覚に似ていた。どこかに転送されたのだろうか。そして____________







『嘘______何よ、これ________。』  少女の驚く声が聞こえた。 無理もない。”神秘”が重要なこの”戦い”では自分の様な英霊は異常なのだろう。


『______驚いている途中で悪いが、どうも事情が飲み込めない。知識は”聖杯”から受け取っているんだが_____。』
”聖杯戦争”なんていう戦いは生まれて初めてだ。
神話の英雄と戦うのは知っている。
”願い”を叶える願望機”聖杯”を求めるための殺し合いとも知っている



だが”殺し合い”をしたことのない子供までも戦うとは___________
その事実をうまく受け入れられなかった。


深夜_______________

ある教会

????『ほう、放浪者(ワンダラー)のクラスが召喚されたか...。実に、実に面白い。____この度の聖杯戦争は実に”異質”だ。しかし”異質”だからこそ惹かれるものがある...。そうだとは思わないかね?英雄王?』

身なりからして神父だと分かるその男は、とてもじゃないが聖職者とは思えないその歪んだ笑顔を金髪の男に見せつけた。

?????????『____フン。放浪者だと。たいした武勇も無い雑種以下のサーウァントなど”異質”にも思わん。ところで綺礼、騎士(セイバー)のクラスは現界したのか?』

????『まだのようだな...。だが、オマエが望んでいるあの”騎士王”は”聖杯”を求め再び現界するだろうな。』
そう神父が答えると、男はその言葉を待っていたかのように言った。

?????????『_______”聖杯”の真なる姿を知らず、まだ叶わぬ夢を追い求めているのか。あの小娘は。
          だがその穢れなきその理想...実に、実に面白い!!!ははははははははははははははははははははは!!!!!!!』

????『______さて、あと一つのクラスを残すのみか...。フフ...。はたしてどのような喜劇が起こるものか、楽しみだ。』

怪しげな雰囲気に包み込まれた教会は、さながら”神聖な墓場の墓地”のごとく存在していた...。






遠坂邸_____

一人の男が本棚からある本を探していた。________無造作に置かれている図鑑_______歴史書。
それはどこか焦っているかのような、しかし達観しているような、若者とは思えない顔をしながら、声を絞り出していく_____。



ワンダラー『...そうか。そうなのか。やはりとは思ってはいたが...
この世界は俺の知っている世界の過去じゃない。ここは...1940年代の第二次世界大戦から枝分かれした”世界”なのか...。』(Intellgence)




_________男は未来から来た。それも、平行世界の未来から。

男の知っていた”世界”は科学技術が異常に発達し、ロボット技術 バーチャルリアリティー 近代兵器 食料自給 
ありとあらゆる問題が万能の力”科学”によって解決されていた。

惑星を開発するための改造キッド       感染したものを”ミュータント”へと変えるウィルス     携帯可能の小型核発射機と町1つを制圧できるパワーアーマー

...........
この世界では”魔術”あるいは”魔法”に近いことをやっていたのだ。

だが______大きすぎる力は人の制御できる枠組みを超えて________





                               ____________地球は燃えた__________核の炎で___________





早朝______日曜日


朝、雀の鳴き声が響きわたる。いつもの風景 いつもの日常
だが、それによって今起きたばかりの少女にとっては、少しばかり鬱陶しいものだった。

凛『う~~ん。あと____もうちょっと_____。』
そんな彼女を目にしないかのように、小汚いジャンプスーツを着た男がノックもなしに入り込んできた。

ワンダラー『マスター、今日は冬木の地理確認をする予定だぞ。』

凛『う~~ん。あ...分かったわよ___。起きればいいんでしょ起きれば。』
彼女___凛は朝に弱いらしい。

凛『あのねワンダラー、起こしに来てくれるのはありがたいわよ。でもね、あんた...
 レディーの部屋に許可無しで入り込むなんて一体何考えているの!!!』

ワンダラー『すまない、悪気があったわけではないんだ。』(Charisma)



(失敗)凛『...言い訳なんていくらでもつけるわ!!!まったく...。とんでもないダメダメサーウァントを引いちゃったわ...。』

ワンダラー『...まだレディーと呼ぶには早い気がするな。』
凛『うるさい!!!!!』____________







凛『あなた、本当に未来の英霊なの?』
少女は信じられないような目つきで自分の従者を見つめる。
ワンダラー『...まぁ、そうなるな。だが”英霊”は時間の概念を超越しているんだろ?』

凛(...確かにそうよね。彼からは身体を構成する最低限の魔翌力しか感じられないもの。それに...左腕に着けていたあの”機械”...。
間違いなく現代には存在しない。)

凛『確かあなた、武器や銃弾はその...ウィッブボーイ?に入れてるのよね?_____まぁ、問題ないとは思うけど、武器に”神秘” 言ってみればその武器の歴史ね。それがあると無いとでは
  この聖杯戦争を戦えないどころか、戦う前から終わってるようなものよ。』
凛『単刀直入に聞くわ。あなた、他のサーウァントに対抗出来る”神秘”を宿した武器を所有しているの?』


ワンダラー『大丈夫、200年前のアメリカ製の中古の”ガラクタ”が殆どだ。』


>39
パワーアーマーは所持していますが、宝具が解放されないと扱えない(というか”キャピタル”から持ち運べない)という
設定です。他の強力な兵器(ガウス、NUKA系 その他)も同じであります。
現在所有してる武装で戦う感じになるとおもいます。

あと質問なんですが、TYPEMOONの世界観的に200年前に製造され、放置されてた武器は
神秘とか宿って霊体にも通じますかね?(書いてて無責任だけど)

ワンダラーはマスターである少女_____凛に自分の持っている武装の一部を見せた。

凛はその数々の武器を見て、本来なら軽蔑するはずの機械類を見て、
一番苦手なはずの電子機器の武器を見て、おもわずこぼした。

              
 これは________       
                         
 ”武器”というより______

                                     
      もはや”兵器”とでもいうべきよ。_______



”復讐”の銘をもつ殲滅用ガドリングレーザー        
”ベンジェンス”

"黒い鷹”の銘をもち、ワンダラーの技量をもってすれば、約5000メートルから狙撃 連射可能な.44マグナム
”ブラックホーク”

どんな鎧 どんな強靭な身体をも無効化する”熱”を浴びせる
”マイクロ波エミッター”

その三つの武器の他にも、普通の一般的な銃器、刃物合わせて4、5つ
全ての武器の弾薬が合計で3777個________

より細かく説明すると、5.5mm弾が1150個
マイクロフュージョンセルが120個
10mmだんGA~~~~==000個
~~~~~~ ???????

_________もはや凛は”説明”を聞くことを放棄した。
とにかく、他のサーウァントと互角以上に渡り合えるということは理解できた。
これ以上機械の話をされちゃあ、こっちが困るってものよ。
機械のことはそれ相応の専門家に任せて、
マスターである私は、魔術で”アイツ”ををサポートする_________
”常に余裕を持って優雅たれ”
__________サーウァントがどんなにイロモノなやつでも

遠坂の誇りと名誉に誓って、絶対に勝利してみせるわ!





動じていなさそうな様子を醸し出すワンダラー
だが彼は少し悩んでいた。
いくら強い武器を持っても
いくら経験を積んでいても
いくら人間離れした力を持っていたとしても
いくら特殊技能を磨いたとしても...。 今はマスターと己を信じるしかないだろう。

ワンダラー『俺の”願い”は半分叶ったといっていいだろう。
だが、マスターの”願い”はまだ叶っていない。
それが
戦いに勝利するというものであっても...。』

[The Chalice War]

目的

●冬木市の地理を把握する。

●[OPTION]遠坂 凛の通う学校へ行く。

●[OPTION]教会の監督者のもとへ登録しに行く。















冬木市__________マウント深山

活気の良い商店街、昔ながらの商店街 まさに”Dear Heats and Gentle Peaple”

遠坂凛とワンダラーは聖杯戦争での地理情報の収集(PIPBOYに登録)をかねて冬木市のさまざまな所をまわっていた。

悠然と、まるでお嬢様のように歩く凛のすぐ後ろで、”戦前の服”を着た、SPかヤクザかなんかだと誤解されそうな男も一緒に歩いていた。(しかもグラサンかけてる)
それはこの平凡な商店街においては、明らかに異常な光景であった...。

凛(ねぇ、ワンダラー。どうしても霊体化 できないの?)
ワンダラー(何度もしようと試みているんだが...。”向き不向き”があるのかもな。) 凛『ないわよ!そんなもの!』                 シーーーーン
商店街が静まり返る...。
凛『あ___、わ、私の優雅なイメージが...崩れ去った____。』
ワンダラー『...まぁ 頑張れ タフガール。』
このようにワンダラーは霊体化ができず、こうして服を着て生身のままマスターと行動を共にしているのだ。


????『ほぉ~なかなかお似合いなんじゃねーのかあの二人。まぁ、嬢ちゃんの方は後5~10年たったらもっと色っぽくなってるだろうな。』
全体的に”青い男”がビルの上から2人を監視する。
????『だがあの男...妙だな。少しばかり”気配”を感じるが...嬢ちゃんは魔術師だろうからやはりアイツは...。...気がのらねぇがしかたがねぇ。”アイツら”から行くか______。』




冬木市____________柳洞寺

五十名もの修行僧が生活しているこの寺には他の場所とは違う厳粛な雰囲気を醸し出している。
またここは冬木地の中であまりにも濃いマナ(地球のエネルギー)を持つ冬木最大の霊地でもある。

凛(ワンダラー、魔術師じゃないあなたには分からないだろうけど、こういった霊地は魂が集中するからキャスターのサーウァントにとっては最適な場所なのよ。)
ワンダラー(_______いる。ということか。)
凛(間違いないわ...。それに暗示の結界も張ってある。)
凛(許せないわ...。冬木のセカンドオーナーのこの私の許可なしにこんなこと...。)
遠坂凛は怒りに震えていた。しかし相手はいわばこちらを挑発しているのと同じ。それも強力な術式であり、解除するのにかなりの時間を必要とするだろう。
凛(戻りましょう。今ケンカを売って勝てる相手ではないわ。後は学校、それと、新都のビル街と...本当はゴメンだけど、綺礼の教会ね。)

ワンダラーは思った。彼女は、自分よりも高潔な精神をもった”英雄”たる人物なのではないかと________。


>>49
 すいません サーウァントではなく ”サーヴァント”でした。

冬木市__________マウント深山

活気の良い商店街、昔ながらの商店街 まさに”Dear Heats and Gentle Peaple”

遠坂凛とワンダラーは聖杯戦争での地理情報の収集(PIPBOYに登録)をかねて冬木市のさまざまな所をまわっていた。

悠然と、まるでお嬢様のように歩く凛のすぐ後ろで、”戦前の服”を着た、SPかヤクザかなんかだと誤解されそうな男も一緒に歩いていた。(しかもグラサンかけてる)
それはこの平凡な商店街においては、明らかに異常な光景であった...。

凛(ねぇ、ワンダラー。どうしても霊体化 できないの?)
ワンダラー(何度もしようと試みているんだが...。”向き不向き”があるのかもな。) 凛『ないわよ!そんなもの!』                 シーーーーン
商店街が静まり返る...。
凛『あ___、わ、私の優雅なイメージが...崩れ去った____。』
ワンダラー『...まぁ 頑張れ タフガール。』
このようにワンダラーは霊体化ができず、こうして服を着て生身のままマスターと行動を共にしているのだ。


????『ほぉ~なかなかお似合いなんじゃねーのかあの二人。まぁ、嬢ちゃんの方は後5~10年たったらもっと色っぽくなってるだろうな。』
全体的に”青い男”がビルの上から2人を監視する。
????『だがあの男...妙だな。少しばかり”気配”を感じるが...嬢ちゃんは魔術師だろうからやはりアイツは...。...気がのらねぇがしかたがねぇ。”アイツら”から行くか______。』




冬木市____________柳洞寺

五十名もの修行僧が生活しているこの寺には他の場所とは違う厳粛な雰囲気を醸し出している。
またここは冬木地の中であまりにも濃いマナ(地球のエネルギー)を持つ冬木最大の霊地でもある。

凛(ワンダラー、魔術師じゃないあなたには分からないだろうけど、こういった霊地は魂が集中するからキャスターのサーウァントにとっては最適な場所なのよ。)
ワンダラー(_______いる。ということか。)
凛(間違いないわ...。それに暗示の結界も張ってある。)
凛(許せないわ...。冬木のセカンドオーナーのこの私の許可なしにこんなこと...。)
遠坂凛は怒りに震えていた。しかし相手はいわばこちらを挑発しているのと同じ。それも強力な術式であり、解除するのにかなりの時間を必要とするだろう。
凛(戻りましょう。今ケンカを売って勝てる相手ではないわ。後は学校、それと、新都のビル街と...本当はゴメンだけど、綺礼の教会ね。)

ワンダラーは思った。彼女は、自分よりも高潔な精神をもった”英雄”たる人物なのではないかと________。


昼過ぎ______ビル街 屋上

ワンダラー(狙撃地点を確認、風向きも良好。後は”外さない”だけだな。)

ビル街にはあまり用事はなく、ワンダラーの狙撃ポイントを確認する程度であった。
凛『ねぇワンダラー。』ちょこんと腰掛けながらマスターが声を掛ける。どこで買ったのかは知らないが、安上がりなサンドウィッチを食べながら。
凛『あなたが召喚される一週間くらい前だったかしら。
  このビルにいた従業員50人全員が原因不明の昏睡障害に陥ってね、ちょっとしたニュースになったのよ。』
凛『犯人は未だ不明で警察はガス漏れの疑いがあると____ってそんなことはどうだっていいのよ!』

凛『いい?ワンダラー。重要なのはね、他のサーヴァントはあんたが”召喚される以前”から召喚されて色々な手口で魔翌力を集めていたってことよ。
 キャスターみたいに魔翌力を集めやすい土地で魔翌力を吸い上げるようなやつもいれば、”この事件”みたいに直接人間から魔翌力を奪って行くやつもいるわ。』

ワンダラー『そうか...。魔翌力が足りないから”外”から奪って行く。さしずめ_____血を啜る吸血鬼だな。』(Hematophage)
そこへ感心したような、しかし小馬鹿にしているような少女の声が聞こえた。

凛『あ~ら、女性への扱いは全くダメダメなサーヴァントのくせに、こういうお話になるとやけに鋭くなるのよね____。ワンダラーって。』
ここに茶色の髪をした少年がいたら、彼女を”あかいあくま”とでもよんだだろうが________

逆にこれがワンダラーの”情熱”を再点火させた____________。”ウェイストランドの口説き魔”としての_______。


ワンダラー『_________君を傷つけてしまっていたのかな?こんなにも魅力的な女性を傷つけていたとは...。マスター...。君の様な高潔な女性は、好きだぜ。』(Lady Killer)

______________マスター、遠坂凛の顔が少しずつ赤くなる...。

(成功)凛『_________________。な、なによ!あああんたらしくなない事いいいっちゃって!!!_________あ、でも...ちょっぴりうれしい...かも。
      ででも、あああんたはサーヴァント、あああたしはマッマッマスターなのよ!!!!』
ワンダラー『...大丈夫かマスター...。労いの意をこめて言ったんだが______。』

凛『___________ああああもう!あんたやっぱりサイッテイのサーヴァントだわ!!!期待したのがバカみたい!それから!”マスター”なんて呼び名はやめよやめ!いつまでも他人行儀なんてかったるいわ!
  私の名前は遠坂凛!これからは”リン”て呼びなさいよ!いいわね!ワンダラー!』

話が大きく脱線してしまったけど_______
ワンダラー『分かったぜ”リン”。これからはこう呼んでいいんだな?』
                                           まぁ、いっか

そのあとこの辺り一辺のビルに吸血魔術を無効化する結界を張っておき私達は学校方面へと進んだ__________。
よほどの高位の魔術師でないかぎり、結界を破壊することはできないでしょうね。



????『...罪なサーヴァントですね。彼も...。
     さて、ここの”餌場”もそろそろ潮時ですか...。』

闇の隙間から眼帯をした女性が動いた...。




     


夕方     ________穂群原学園_____

聖杯から与えられた知識は多い。この世界... 日本の文化や言語などの教養もそうだし、冬木市の簡単な歴史なんかもだ。
それ以前から...学校というものの存在は知っていた。


_____不意に____不意に______vaultが恋しくなる...。
悪ガキだったブッチ 幼馴染みのアマタ バカだったポール
ケーキを台無しにしたMr.アンディ 兄貴分だったジョナス
pipboyをくれたスタンリー ロールケーキをくれたパルマーおばさん
親切なMr.ブロッチ 見逃してくれたオフィサーゴメス       ____________そして俺の父___________だがあの日の思い出は帰ってはこないのだ...。
 


今日は、主に部活の練習などで残っていた学生達が
帰宅していく時間帯であるが、それでも、少しばかりの生徒が残っていた。
殆どの学生が帰路につくなか、それとは逆方向に向かっていた2人組がいた。
一人は学園のアイドル、
容姿端麗、文武両道、才色兼備の優等生 遠坂凛

もう一人は____50年くらい前のオールディーズな洋服を着て、”威圧感”を出しまくっている男、
vault101の”アイツ”ことローンワンダラー。   

_______見なかったことにしよう_______帰宅する生徒達は思った。



凛が校舎に入った瞬間、彼女はビル街を襲ったような結界の存在へときずいた。空気が淀どみ、違和感を放っている____結界。
その異様な雰囲気は魔術師でないワンダラーにも感じ取れた。

一階____階段沿いの場所

ワンダラー『リン、これはビル街で起きた事件と繋がりがあるんじゃないのか?』
凛『そうかもね_____。でもこんな結界をつくるなんて、3流もいいところよ。私達が”餌場”を潰したから、即効でつくったんでしょうけど。』
凛『それに、私のテリトリーでこんなことをする輩は、1流だろうが3流だろうが、問答無用でぶっ倒すまでよ!』
ワンダラー『じゃあ、どうする?』
凛『少し下調べしてから、消すか残すか決めるわ。早急にね。』              

                                                ガシャ____ ペラ__カシュ___ペラ____シャア    上から来た生徒が、テスト用紙を落としてしまったらしい。

凛『ワンダラー。そうね、その辺のロッカーにでも隠れておきなさい。』 凛がその生徒の方へ向かう。


                                                 『手伝うわ、桜。』  『あ、遠坂先輩...。』『_____あ、ありがどうございます先輩。』 
                                                 『いいっていいって。それじゃあこれ、桜のクラスの分?』『いえ、それは______』

まるで姉妹のようではないかと、ワンダラーは感じた。
ワンダラー(この世界には俺の手に入らなかったものがたくさんある。だが、聖杯戦争は始まっている。
      この平和があと、何日もつのだろうか...。)





                                                             
           








夜     _____屋上______


凛『これで7つ目か___。とりあえず、ここが起点みたいね。』
夜になり、凛は学校に張り巡られていた結界をようやく解除し終えるところであった。

凛『_________。』 

ワンダラー『どうしたリン。何か問題が発生したのか?』
凛『_____参ったな...。この術式に書かれている文字、見たことも聞いたこともないわ。これ、私の手には負えないわ...。』
悔しそうに話す凛。魔翌力の才だけでなく、それに見合う知識も持ち合わせる彼女にとっても負えない魔術...。

凛『ワンダラー、この結界はね、一度発動すれば結界内にいる人間から魂を奪いつくして”溶解”させるものよ。つまるとこ、”魂食い”。にじみ出る魂を集める”血の要塞”。
 ビル街の昏睡事件とかにも、この結界が利用されていたんだわ...。』

凛からは少しばかり、やるせない表情が見れた。冬木の土地の管理者として、一人の”人間”として責任を感じているのか。

凛『ねえワンダラー、やっぱりあなた達ってそういう”モノ”?』 凛が尋ねる。まるでおまえは”バケモノ”かというように。

ワンダラー『...。俺達サーヴァントにとって、人間の魂は、あんたが食べてたサンドウィッチのような”モノ”だろうな。
      なくてもマスターからの供給で足りるのもいれば、それでも足りないヤツもいる。”おやつ”みたいなものか。』(Cannibal)

とくに意識していないようにワンダラーは話す。”生前”も同じことをしていたかのように________。

凛『...その言い方、癪にさわるわ。二度と口にしないで。いい?ワンダラー。』

ワンダラー『賛成だ。俺も...もう”口”に入れたくない。』

凛『______じゃ、消そうか。厄介だけど邪魔するくらいなら__________』


         

      
????『何だよ、消しちまうのか。もったいねぇ。』


ワンダラー『_____凛! 一旦開けた場所へでるぞ!』(Here and Now)
すぐさまワンダラーは凛を背中に抱いて、校庭へ向かい高速でジャンプしていった。

凛『ち、ちょっと!逃げる気!あのサーヴァントに追いつかれるわよ!』
ワンダラー『逃げはしない。場所を変えるだけだ。______しゃべると舌噛むぞ、リン。』
すぐさま校庭へと下り立った2名は、青いサーヴァントの様子を伺う。



(成功)????『ほう、あのサーヴァント、一瞬の隙にマスターをつれて移動したか...。なかなか楽しませてくれそうだァ!!!』
赤い槍を持つ男_____ランサーのサーヴァントも一瞬で校庭へと下り立った。





  






_______________張り詰めた緊張感が場を支配する______________
そこへ一つ、声が投げられた。

凛『_______ここの結界をつくったのはあんたなの?』

????『いいや。結界をつくるのは魔術師の役割だ。”俺たち”はただ、命じられたまま戦うのみ____だろ?
     そこの厳つい顔した”じいさん”よぉ...。それと、いつまでも生身のまんまだと魔翌力、消耗しちまうぜ。』

凛『ワンダラーの正体が____!こいつ、サーヴァント!それもランサーのクラス___!』

ランサー『いかにも、だが、そこの貴様!一体何者だ!少なくともそんな武器は見た事がねぇ。それにその”機械”...。
     剣と剣で、ていうワケにはいきそうにもねぇな____。』

ワンダラー『............................。』


凛『...ワンダラー、校庭にまで連れて行ってくれてありがと。
  じゃなかったら、自力であいつから逃げまどうハメになってたわ。』

ワンダラー『...礼か、珍しいなリン。それとそこの”お兄さん”。俺は”19”歳だ。』

_______________________その事実に驚きを隠せないものが1人...。

凛『え、う、嘘!あんた19歳なの?その顔で?せ、せめて30歳ぐらいだと予想してたんだけど____。』    

ランサー『ほ~う、こりゃいいことを聞いたぜ。この若さでそこまでの”ツラ”してんなら、なかなか楽しませてくれそうじゃねぇか!!
     武器をだせよ放浪者(ワンダラー)。それくらいは待ってやる。』
 
言われたワンダラーが"PIPBOY"をいじると____

             カチャ 10mm サブマシンガンを装備しました
                  スタブハッピーを装備しました

いつのまにか、ワンダラーの手には”剣”と”銃”が握られていた。

ランサー『_____飛び道具か、なるほど、貴様、近代の英霊だな!こいつはいい!一度そういう奴と殺りあってみたかったんだ________。』

凛(_____ワンダラー....。ッ!もしかして”アイツ”______!)

凛『_____分かったわワンダラー。手助けはしないわ。あなたの力をここで見せて!』


ワンダラー『____終わったら、サンドウィッチを食べさせてくれ。リン_____。』



_____________________”英雄”と”英雄”の闘いの幕が上がる______________________










     


[The chalice war]
●冬木の地理を確認する。(完了)
●[OPTION]遠坂 凛の通う学校へ行く(完了)
●[OPITION]聖杯戦争の監督者の教会へ行く
●ランサーと闘い、勝利 または 引き分けに持ち込む。

_________________________________先に動いたのは、ワンダラーだった。
人の、優れた戦士の肉眼でも把握できないほど速く、ランサーの懐へと潜りこもうとした______が。

ランサー『へっ、少しばかり遅かったな!』それを待つことなく、ランサーの赤槍により突きを弾かれた。
体制を崩しかけたワンダラーへと容赦なく襲ってくる”槍”の数々。
その一つ一つを避け、あるいはナイフで弾き、マシンガンで殴り、軌道を”ズラ”しながら_________ワンダラーは後方へと移動していた。
______負けぬとランサーは音速の勢いと”英雄”たる筋力、そして確かな技量を駆使した猛ラッシュを”放浪者”へとぶつけてゆく。

              それは        まさに       ”人間機関銃”とでもよぶべきものだった。

それはまるで、ジェットを何百本も”服用”しているかのようなものだった。

                          ”最速のクラス”    ランサー

その突き、防御、回避 全てにおいて”最速”の代表といえる攻撃。
もはやナイフで弾き返してもすぐに攻撃が来るため、攻撃を与えられる隙が無い_________防御しかできず、押されている。
いわゆる全面的に”不利”な状態であった。

_______しかしそれが、ワンダラーの狙いだった。

二人の距離が一定以上にまで達し________距離を少しだけ取ろうとしたランサー。
_________一瞬、もはや刹那ともいえるその瞬間をワンダラーは見逃さなかった。
ワンダラー(V,A,T,S,!)

そう左腕の機械に”命令”したあと、ナイフはすでになく、”パイナップル”が握られていた。

そして                           (Demolition Expert)

(成功)_______________________________________________突如爆風と”果物”の破片が発生し、両者共に吹っ飛ばした__________。

凛『_____一体、今何がおきたのよ...。』マスターである彼女は状況が飲み込めなかった。

ワンダラーが先に仕掛けたものの初手を躱され、それからはランサーの猛攻に押されていたというのに____________。

ランサー『ほう.....距離を開けるかと思い、後方に移動してガラ空きの頭をブッサそうとしたんだがな_______。まさか”爆風”で移動するとは予想外だったぜ...。』

ワンダラー『...だが、近接戦闘のままだったならば俺は確実に負けていた______。あんたは、間違いなく俺より”強い”。』

ランサー『ハッ、敵にとはいえ、誉められるのも悪くはねぇ。...おいワンダラー。てめぇ、ホントにどこの英霊だ?これほどに強い奴なら余計に知りたくなってきたぜ。』

ワンダラー『..............”未来”だ と言ったら_____?』       ランサー『.................そりゃぁ本当か?本当だとすれば.....。これ以上におもしれえ報せもそうそうねぇな_______!!!』

ランサー『___________だが、”マスター”からの命令でなぁ、すべてのサーヴァントと戦って戻ってこいって言われてんだ。つまりは本気で戦わせないって寸法なわけだ。
     しかしよ...ワンダラー、オマエは何をしてくるか分かったもんじゃねぇ、この聖杯戦争でここまで楽しませてくれたのはオマエが初めてだぜ。だからよ、礼ってわけじゃねーが_________!!!
     我が必殺の一撃______!!!その目にしかと焼き付けよ_______!!!!』

ランサーの槍に魔翌力が集中していく。それは、かのアイルランドの”光の御子”のごとき”神秘”を放っていた_________。

凛『まずい、あいつ”宝具”を使用するつもりだわ_______!ワンダラー!、______”令呪”を持って命ずる____次にくる____相手の宝具を、全力で避けなさい__________!!!』

遠坂凛の右手に刻まれた赤い紋章______見ようによっては、VAULT-TEC社のロゴマークにも見えるそれの内”一画”が消費された________。

回避体勢へと入ったワンダラーに、”形を持った神秘”宝具が襲いかかる________________。


『刺し穿つ死棘の________________』


                                                               ___________ペキ
ランサー『誰だ_____!!!チッ”見られた”か....。あまりいい気はしないが、まぁ 自分の悪運を恨めよ____!!!』
そう言うとランサーは急に宝具の発動を中止し、目撃者の方へ向かって行った。

凛『嘘...まだ生徒がいたなんて...。____ワンダラー、いますぐに追うわよ。ランサーよりも先にね。』

ワンダラー『...全く、”運”が良いのか悪いのか_____。』









                              

           

   

凛『はぁ、はぁ、はぁ。_______.....。』
階段を全速力で駆け上がっていった凛が見たものは______

ランサーに貫かれ、もはや手遅れなほどに血を流し倒れていた少年であった。

凛『...ワンダラー。ランサーを追いかけて...。マスターの顔ぐらい確認しておかないと、割にあわないわ...。』
いつもとは違い、凛の表情は”憂い”に満ちていた。

ワンダラー『...リン。鎮痛剤(スティムパック)だ...。あの少年に使ってやれ。______生きているなら、傷口が”塞ぐ”かもな。』
そういうとワンダラーは注射器のようなものを手渡し、消えた。

凛『ありがと...。ワンダラー。』
なんだか”アイツ”に助けられてばっかりね。私って...。




ワンダラー(目撃者は容赦なく排除、か...。リンも先に追いついていたらあの少年を”[ピーーー]”つもりだったのか...。
      いや、彼女は、人を”殺せない”。それが彼女の強さだ。)
ワンダラー『どうやら、PIPBOYでも感知できないほど遠くにいるらしいな。______先に戻っているか。』




遠坂邸_____玄関前

凛(...。はぁ。) 
トボトボと自宅に近付く凛
凛(_____あの”鎮痛剤”、ヘタに魔翌力流し込むよりも効率良く傷を直してたわ...。”科学”も”魔術”も突き詰めれば同じ、かぁ。)
凛『_______ん?』
家の玄関前に誰かがいる。それも、鍵穴に”ヘアピン”らしきものをいれこんで__________

凛『なーーーーーにしてんじゃ_____!!!この空き巣泥棒_______!!!』

ワンダラー『____ああ、リンか。鍵がかか『____ああ、じゃないわよこのダメダメサーヴァント___!!!』

”未来人”ってこいつみたいなやつばっかりなのかしら...。お父様 お母様 私この先不安です__________。





     


>>71
stimulant(興奮剤、刺激剤)といった意味なので、ゲームでの性能的に
痛みを(一時的な興奮で)忘れさせる...っぽいので鎮痛剤と呼びました。
モルパインがでてくるときはMed-Xとでも書きます。

遠坂邸__________

ワンダラー『ランサーのマスターは見つけられなかった。すまない。それとピッキングして迷惑をかけたな。』
サンドウィッチを食べながら淡々と報告をするワンダラー。
しかしずいぶんと反省の色が見えないのだが__________。

凛『はぁ、いいわよ。べつに。向こうもそれだけ用心深かったって事でしょう。それよりも聞きたいことがあるのよ。
 あのスティムパックとかいう薬、あんたまだ持ってるでしょ。いえ、私に隠しているだけで、
 ほかにもいろいろと持ってるのよね?マスターに隠し事とは感心しないわね。』

ワンダラー『...隠していたというより、説明するタイミングがなかったんだ。後で見せるよ。
      それよりもリン、あの少年は?』(Spech80%)
(成功)凛『あの少年って、ああ、衛宮くんね。あなたのスティムパックで無事回復したわよ。今頃は帰っているんじゃないかしら。』
ワンダラー『そうか...。いや、待てよ...。____ランサーは自分が殺したはずの男が生きているのを見てみすみす見逃すか?』
凛『_____ああ、もう、この遠坂凛一生の不覚だわ...。こんなことにも気がつかないなんて_____。』
 _______どうやら凛は疲れきっているようだ。無理もない。魔術師としての覚悟を持ち合わせていても
 ”人外”に殺されかけ、知人も襲われたのだから。 __________だが

凛『_____行きましょうワンダラー。こういうのはキッチリやっておかないと気がすまないわ____!』

ワンダラー『エミヤ邸というのはもう登録済みだ。____いつでも____。』(Explorer)

                           _______________彼女は強い。
      


ヒュ-ーーーン   タッ タッ タッ タ   ヒューーーーーン タッ タッ タッ タ ヒューーーーーン

ビルの屋上や電柱、なるべく人に見られないところを経由しながら、私達はPIPBOYが調べた最短のルートを移動していた。
凛『それにしても、本当に便利よねそれ。機械の効率の良さは知っていたけど、道案内までしてくれるなんて、...ワンダラー、それ作れないの?』
ワンダラー『___それは面白い冗談だな。...俺の道具作成スキルはCだ。ここまで精密なのは作れない。せいぜい武器を修理できる程度だ。』
凛『ちぇ、せっかくお願いしたっていうのに___。まぁ、もらったところでどう動かすのか分からなくなるし、いっか!』
ワンダラー『(タッチ式なのは黙っておこう...。)リン、もうすぐだぞ。』
凛『_____分かったわワンダラー。___せっかく助けた命なのに、見捨てるなんてゴメンだわ_____!』

その時、サーヴァント”ランサー”の気配が感じられた。

凛『___ワンダラー、ランサーよ!降りて!』
そのまま道路上に着地すると、ワンダラーの背中にいた凛は降りて、すぐさま走り出した_____。
ワンダラー『一人は危険だぞ!ん____これは...。』PIPBOYにはランサーと共に”もう一人”マーカーが表示されていた。
ワンダラー『リン!サーヴァントは”2体”いる!戻れ!』 だがすでに凛の姿は見えず_____。


衛宮邸_________


衛宮邸へ向かい走る凛。だが、衛宮邸の外壁からこちらへと突入してくる”もう一人”の気配を感じた...。
だがそのときはすでに遅く、そのサーヴァントによって切り伏せられた________ハズだった。

 BAQUNN!!! BAN!!! BAN!!! BAN!!!BABABABANN!!!!!!!!

突如として銃声が鳴り響き、銃弾が”もう一人”のサーヴァントへと向かった。だが銃弾は敵に当たらず、
全て風にまとわれている”見えない”何かによって防御され、弾き返される。しかし時間稼ぎにはちょうどいい。

ワンダラー『. 44マグナム弾を弾き返すとはな。大丈夫かリン?』ワンダラーは素早く移動し、マスターを守る体勢へと入った。
凛『ええ___どうにかね___。でも、あのサーヴァントって...。』
ワンダラー『どうかしたのか?まさか幻覚でも見...。』


2人は言葉を忘れた。一人はその美しさから
          一人はその幼さから



鎧を着ている”敵”サーヴァントは、
まぎれもなく、西欧人の美しい”少女”だったのだから...。

???『........。』
敵対心を持ちながらも様子を伺う相手

凛『...セイバーのクラス...。サーヴァント____。』
ワンダラー『....こんなガキが”英霊”____。キャピタルでも聞いた事がないぜ...。こんなに”ガキ”くさいジョークは。』

???『....それ以上の発言は、私に対する侮辱だと見なします。』




●冬木の地理を確認する。(完了)
●[OPTION]遠坂 凛の通う学校へ行く(完了)
●[OPITION]聖杯戦争の監督者の教会へ行く
●ランサーと闘い、勝利 または 引き分けに持ち込む。(完了)

クエスト完了[The chalice war]
クエスト開始[It was like a dream long ago]











 

 




[It was like a dream long ago]
●衛宮 士郎の安否を確認する。
●[OPTION]セイバーに勝利 または 引き分ける

”衛宮”の家系は代々、身体と外の時間を”ずらす”研究をしていました。
これは我が社の誇る最新戦闘システム”V,A,T,S、と非常に極似しており、
”先に開発したのは僕の家だ。”と言いVAULT-TEC社に民事テロをおこした”共産主義者”がいました。
えっ、今はですって?大丈夫。そんな彼も立派な”従業員”として働いていますよ!
我が社の新製品”メスメトロン”のおかげで!                    

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今ならなんと!”ペット”につけられる
”首輪”もセットです! ワンワン!
                           ●使用中の際は説明書を読んで”正しくお使い”ください。
                           ●当商品は返品 クーリングオフは受け付けておりません。
                           ●当製品で怪我 健康不良となってもVAULT-TEC社は法律上一切の責任を問いません。


明るい未来へ________VAULT-TEC





ジリ........ジリリ___________。(戦前?のテレビ)



最終戦争で死に損なった諸君、げんきかぁい!?
俺だよ、スリードックだよ!ワオーン_____!!!
___さて__ここで、ニュースの時間だ。
ウェイストランドの諸君、君たちは”聖杯戦争”って知ってるか?
俺も詳しいことはよく知らんが、傲慢で、残酷で、血も涙もない”ロボット”みたいな魔術師どもが
毎日毎日争いを繰り返しているらしい。リスナーのみんなも、どうか気をつけてくれよ...。まぁ、ウェイストランドには
レイダー イカレちまったグール ヤオグアイ スーパーミュータント エンクレイヴその他いろんな”戦争”があるから、
リスナーの諸君にはちょっとばかし新鮮味にかけるかな。
___ところで”魔術師”ってなんだ?
よく分からないが、ここで音楽を放送しよう。
Ink Spots で 『If I Didn't Care』


https://www.youtube.com/watch?v=rvwfLe6sLis

最終戦争で死に損なった諸君、げんきかぁい!?
俺だよ、スリードックだよ!ワオーン_____!!!
___さて__ここで、ニュースの時間だ。
ウェイストランドの諸君、君たちは”聖杯戦争”って知ってるか?
俺も詳しいことはよく知らんが、傲慢で、残酷で、血も涙もない”ロボット”みたいな魔術師どもが
毎日毎日争いを繰り返しているらしい。リスナーのみんなも、どうか気をつけてくれよ...。まぁ、ウェイストランドには
レイダー イカレちまったグール ヤオグアイ スーパーミュータント エンクレイヴその他いろんな”戦争”があるから、
リスナーの諸君にはちょっとばかし新鮮味にかけるかな。
___ところで”魔術師”ってなんだ?
よく分からないが、ここで音楽を放送しよう。
Ink Spots で 『If I Didn't Care』


https://www.youtube.com/watch?v=rvwfLe6sLis

”戦場”を見た。

士郎『________あ...。』
”動けなかった”。頭で”動け”と念じているのに...。
”じいさん”から、魔術を教わったのに...。
”正義の味方”になるってキメたのに________。

”目の前の闘い”を見て、俺は...

『我が必殺の一撃______!!!その目にしかと焼き付けよ_______!!!!』

『刺し穿つ死棘の________________』

にげだした   


_________________ペキッ

『誰だ_____!!!チッ”見られた”か....。あまりいい気はしないが、まぁ 自分の悪運を恨めよ____!!!』

俺は走った。体力の限界まで走った。校舎の、教室前の廊下まで____デモ____

____________ドサッ

士郎『うぅわ!』 
哀れな少年は”ナニカ”にぶつかり、そのまま横になってしまった。
立ち上がるも_______

ランサー『よう。』  

___________考える時間も無く、”貫かれた”。_________

















ランサー『運がなかったな、坊主。まっ”見られた”からには死んでくれやぁ,,,。』

_______意識が薄れていく_______

ランサー『”死人に口なし”ってな。運も力もねぇテメェの人生を呪って逝きな。』

_______こんな ところで_______________                


ランサー『...イヤな仕事させてくれる...。このザマで”英雄”とはお笑いぐさだ...。
     .............分かっている。文句はねぇよ。”女のサーヴァント”を見たんだ。おとなしくもどってやるさ...。
     ッたく、いけ好かない”マスター”だぜ...。』
まるで”誰か”と話していたようなこの男は、鬱憤した気持ちを貯めたまま姿をけした...。

ランサー(ッチ!そもそも俺は強い英雄と凌ぎを削るために聖杯戦争に参加したってんだ。なのに”新しいマスター”は
     俺を使い勝手の良い道具みたいに使いやがる...。今だってこんな汚れ仕事を___。
     ____だが、”放浪者”(ワンダラー)のサーヴァント____あれはいい相手だった。てきれば、もう一度戦ってみたいもんだぜ_____。』


 

まだ   いしき が ある_______。
声が きこえる______その 声...どこかで...。

凛『_______どんなもので治癒するにしても、心臓をやられてちゃ、助からない...。
  _______これはあなたの責任よ。”遠坂凛”。だから________。』
                  
ガバッ
腹を  うえに   された。

凛『______やめてよね_______どうして、”あなた”が____、こんな日に_____こんな時間に___...。あの娘になんて顔すればいいのよ....。
  ...まだ、手はある。2つの”手段”が_____。』





凛『私は________________、私のサー_________信じる。』

もうダメだ...意識が___また遠のく______。





士郎『_______うっ、ぐわあああああ!!!.....はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。....何、が起きた?』
訳が分からなかった。制服の胸の辺りには血がついていたし、それに...。
士郎『____何だ____”コレ”______。』それは”紅く”輝く宝石であった。まるで”命”のように暖かい_____。
足をふらつかせながら、俺は家に帰った。
何にも知らないまま________ピアノ線で操られる”人形”のように______”運命”(Fate)へと導かれているとも知らずに______。
  


衛宮邸____________

バタリ と俺は崩れるように倒れた。

士郎『っぐはぁ、はぁ、はぁ、はぁ....あの、”青い男”、それに101っていう数字を背中に”背負った男”_______何なんだ”アレ”、
   _____じゃあ、あの時俺は殺されかけて____嫌、違う。”殺されかけた”んじゃなくて、
   _____”殺された”______。だけどこうして”生きている”。
   後から来た”誰か”に助けられたんだ_____。』

______________鈴の音が鳴った。_______ナニカ来る_____!!
すると突然屋根を貫通し、”青い男”が槍をこちらへ向かい突き刺してきた______!!!
ギリギリの瞬間で避けられたが...。次同じのがくれば_______。
士郎『っ、くわぁ___、く、___。』

”運”が良いのか悪いのか、俺の目の前には、
丸めてあるポスターがあった。_____ポスターを構えた。

ランサー『あーあ、一日に二度同じ人間を[ピーーー]ハメになるとはねぇ...。いつの世も人の世は”血なまぐさい”ってことか。』

______肩に乗せていた槍をこちらへと向ける。______おしつぶされそうな殺気_______。けど、

士郎『トレース___オン』 魔術回路が開く_____。ただのポスターを魔術により”強化”させた。
ランサー『ほーう、ヘッ、今度こそ逃げるなよ”坊主”__________。』
まるでおもちゃを見るような目で”青い男”が襲いかかる_____________。

_____________どうにか逃げ込んだ倉庫で槍の一突きが入った...。が___________________
ランサー『”詰め”だ。だが今のはちょっと驚かされたぜ、坊主。その紙切れを盾に使うとはな。
     ____しかしわからねぇ、筋は良い様だが、魔術の腕はからっきしだ。
     .....もしやオマエが”7人目”だったのかもな___。マッ、だとしてもここで”終わり”なんだが...。』
士郎『___ふざけるな_____,助けてもらったんだ、あの時____。平気で人を[ピーーー]オマエみたいな奴に_______!!!』
________槍が目の前に奔ったその刹那に__________


セイバー『問おう、あなたが私の、マスターか?』


”その日 運命(Fate)が 動き始めた” ______

”ただ一人の 例外(イレギュラー)も含めて______

_____________________________


凛『...セイバーのクラス...。サーヴァント____。』
ワンダラー『....こんなガキが”英霊”____。キャピタルでも聞いた事がないぜ...。こんなに”ガキ”くさいジョークは。』

セイバー『....それ以上の発言は、私に対する侮辱だと見なします。』




                       
                                         FALLOUT3 The Chalice War



                                   











”放浪者”と”騎士”、その両方ともに激しい睨み合いを行なっていた。
どちらも相手の手札は分からない。だが、それが”核の抑止力”のごとく働き、
結果的にどちらも仕掛けてこないのだ。

セイバー(相手は近代兵器を使用する英霊、一瞬で距離を詰めたいが、あの構え、私の剣戟を”待っている”かのようだ...。
     加えて武器があの拳銃一つとは到底考えられない...。_____”何をしてくるか”分かりかねますね...。』
ワンダラー(...ガキの癖にあそこまでの剣筋、そして判断力...。近接戦なんてもってのほかだが、
      遠距離戦だとリンの身の危険が...。あの”見えない”武器、厄介だな。)
凛(ワンダラー、あんた、もしかして...セイバーの攻撃を”素手”で防御する、ていうの,,,,)


___________________。


____________先に仕掛けたのは、セ_______士郎『やめろ!!!セイバー!!!』

少年の手に輝く”令呪”によって、突如攻撃は中断された...。
セイバー『うぐっ__、___正気ですかシロウ____!!今なら確実に奴らを倒せた___だというのに_____!!』

士郎『待ってくれセイバー、こっちは”点で”分からないんだ。マスターとか言うんなら、少しは説明してくれ___!!』
セイバー『敵を目の前にして何を___!!』
現状を飲み込めていない”異常”なマスターとそれでもなお戦おうとするサーヴァント___。
そうしている間に凛は何かに気が付いたように____。』

凛『ふぅーん....。そうゆうことね、わかったわ。____素人の”マスター”さん。
 _____とりあえずこんばんわ。”衛宮君”。』
何重にも猫を被った様な笑顔を見せながら______。





衛宮邸_______

凛『うっわ___寒むっ___!何よこれ、窓ガラス割れているじゃない__。』
外の冷たい風が入っていく。
士郎『しかたがないだろ...。”ランサー”とかいう奴から逃げ惑ってたんだから...。』
それに食いついた男が一人。
ワンダラー『...あんた、あのランサーから逃げ延びたのか...。それも一人で...。
      ...冬木市の人間は、”ウィルス”か何かにでもかかっているのか___?』
士郎『えっ、俺ウィルスになんてかかってないぞ。予防注射も受けたし...。
   でも、やりあったっていうか、一方的にやられてただけなんだけどな。』
______なんというか、鈍感な奴_____。

凛『___はぁ、それねぇ、”コイツ”の笑えない冗談みたいなものだから、あまり気にしないで。
  でも___意外ね___。見栄張らないなんて...。そっか、本当に見た目どうりなんだ、衛宮君って...。』
思ったとうりの人物で、凛はすこしあきれた...。

ワンダラー(ある日突然マスターか、...VAULTを追い出された”あの時”の俺みたいだな...。
      シロウが俺なら____、リンはアマタか......?)違う気もするが、事実、その通りである。

_____________和室(ストーブ付き)

テーブルには、凛、ワンダラー、士郎、セイバーが座っていた。
ワンダラーは腹が減ったので、家主に無断でむしゃむしゃとみかんを口にいれている。(衛宮君は気にしてなかったけど...。)
セイバーはまだ警戒しているようだ。__
しかし、見間違いだろうか、チラッとみかんを確認していたような____。
まぁ、気を取り直して____。

凛『あなた、自分に何が起きたのか分かってないんでしょう。率直にいうと、あなたは”マスター”になったのよ。
  身体のどこかに聖痕が刻まれてない?』
士郎『聖痕...?』  セイバー『令呪のことです、士郎。』 セイバーが助言する。
士郎『ああ___この赤いアザのことか___。』
凛『...そう。それがマスターである証よ。そしてサーヴァントを律する呪文でもあるの。
  だから、それがある限りは________________________________。
  つまりあなたは、聖杯戦争、魔術師どうしの殺し合いに巻き込まれたのよ。』

士郎『おい、なんだよ___それ___!!』どうにもまだ腑に落ちないらしい。
ワンダラー『全て事実だ。あんたも分かるだろう?そこのガキに、俺や、ランサーの顔を見てるんだからな。
      全部”薬物”の禁断症状だったら、どんなに楽な事か。』
______この男は、まるで、自分も”巻き込まれた”様な言い方をしている_____。

士郎『なぁ、ワンダラー。もしかして、おまえも聖杯戦争に巻き込まれたのか?』
セイバー『何を言っているのですシロウ!この男はサーヴァント、
     自ら聖杯によって叶えるべき”願い”のために現界したのですよ!ですから、____』
凛『...セイバー、衛宮君の言う通りよ。コイツ、”ワンダラー”はね、正直異常な英霊なのよ。
  未来から召喚されてきて、ヘタな魔術よりも効果がある道具を持っている...。無理矢理”抑止力”に呼ばれて来た守護者...。
  立場は違うけど、衛宮君と似たようなものね。』
セイバー『なっ、リン、英霊の情報をそんな簡単に口外するとは__!』
凛『つまりねセイバー、正直今のあなた達は、私からすれば、敵以前の問題よ。
  それに未来の英雄なんて、誰も”知らない”でしょう?』
ワンダラー『...リンはあんたのマスターの命を救った。その後も
      善意でここまでしてやってるんだ。___俺はともかく彼女は信頼できる。』(Spech95%)
(成功)セイバー『なっ_そうだったのですか...。分かりました。リン。シロウの命の恩人とならば、
        信用しないわけにはいきませんね。』
士郎『と、遠坂だったのか、俺を助けてくれたのは。なんていうか、やっぱり遠坂はいい奴だな。ありがとう。』
凛『ちょ、ちょっとワンダラー!何話さなくていいことまで話してるのよ___!!!
  もう___やっっぱりあんたはサイッテイの、ダメダメ空き巣サーヴァントよ______!!!』
ワンダラー(円滑に話を進めてやったのに、なんで”レイダー”みたいにブチ”キレて”いるんだ?)

その後衛宮君に聖杯戦争のルールを教え、
私達はとりあえず、マスター登録をするために、私の後見人でもある監督者、言峰綺礼の教会へと向かった____。

     






  

教会____門前____

黄色い雨合羽を着ている可憐な少女と、
vault101アーマードジャンプスーツを着ている老け顔の男は、監視をしながら
マスター達を待っていた。

____________

ワンダラー『...みかんでも食べるか?』むしゃ
セイバー『遠慮します。あなたのことは信用できませんから。
     そもそも、私達は本来敵対関係___。シロウが命令したのなら、私はあなたへ剣を向けるでしょう。』
ワンダラー『...そうか___。なぜあいつらと一緒に教会へ入らなかったんだ?』
セイバー『...あなたには関係の無い事です。できれば黙っていてもらいたい。』
ワンダラー『..._______あんた,何歳だ...?』
セイバー『...そういうあなたこそ、歳はいくつなのですか。』
ワンダラー『”19”歳。』(Charisma)
(成功)セイバー『ッ__。そうですか、意外と若いのですね。私の歳は...あなたよりもいくつか上とでも言っておきましょうか。』
ワンダラー『.......そうか___。...みかんでも食べるか?』むしゃ むしゃ むしゃ
セイバー『ッ...___「ゴクリ」___あ....。』
ワンダラー『...魔翌力供給が足りてないんだろう。極微量だが、”無い”よりはましたぞ。』
セイバー『.....いえ、あなたの手を煩わせるようなことはしな「ゴク~~~リ」_____なんでもありません。』
ワンダラー(...リンとシロウは料理ができるのだろうか......。)「ゴクリ」

教会_____________

士郎『遠坂、ここにいる神父さんってどんな人なんだ?』
凛『...もともと父さんの教え子でね、父さんが無くなった後は私の後見人で、兄弟子で第二の師ってところかな___。』
士郎『それって、神父さんが”魔術師”ってことか?』
凛『そう、私におかしな本を贈ったり、趣味の悪い服を贈ったり...正真正銘の”エセ神父”よ...。』
????『彼が”七人目”というわけか、凛?』

言峰『私の名は言峰綺礼、君の名はなんというのかな。”七人目のマスター”?』
士郎『衛宮、士郎。』
言峰『...”衛宮”___ッフン。ふ、ふ、ふ、ふ。
   衛宮士郎、君はセイバーのマスターで間違えないかね?________________』
__________________

言峰『喜べ少年。君の”願い”はようやくかなう...。明確な”悪”がいなくては、君の望みは叶わない。
   ”正義の味方”には、倒すべき”悪”が必要なのだから_____。』
それは、まるで、俺の心を読み取っているように感じられた。
俺は、こいつが”嫌い”だ...。

門前にマスターが戻る。
セイバー『シロウ、話は終わりましたか?』
士郎『ああ_____。俺は”マスターとして戦うって決めた_______。
   俺がマスターでいることに納得してくれるか?セイバー。』
セイバー『何を言っているのです_____。あなたは始めから私のマスターです。
     この身はあなたの剣になると、誓ったではないですか___。』

帰路_______

4人で並んで帰っていたときに、急に凛が止まった。
凛『悪いけど、ここからは一人で帰って。』
士郎『はぁ?』 
凛『ここまで連れて行ってあげたのは、まだあなたが敵にもなっていなかったからよ。
  でも、聖杯戦争にマスターとして参加するのなら、話は別。私達は”敵”同士よ。』
士郎『____俺、遠坂とは敵対したくないぞ。命の恩人と戦うなんて、そんなのはゴメンだ。』
_____はぁ、やっぱりそうきたか...。____
凛『___参ったな___これじゃあ連れて来た意味が____。』
ワンダラー『....リン、あんたの判断に任せる。俺が決めることではないしな。』
凛『......ああ__!!もう!、余計に闘いずらくなったじゃない____!、はぁ_____でも衛宮君には借りもあるし..。』
士郎『借りって,,,俺がセイバーを令呪で止めたことか?______やっぱり遠坂は良い奴だな。なんだかんだいって俺の事も助けてくれたし。
   俺、お前みたいな奴は、好きだ。』(Lady Killer?)
_______凛の顔が赤くなる...。(なにかの構えをとりながら___)
(成功?)凛『っなぁ____。』 士郎『じゃあな。』

セイバー『ん?____あれは____!』
???『ねぇ、お話は終わり?』
ワンダラー『...今度は”ヘビモス”と”テディベア”かよ_____。』


      







[It was like a dream long ago]
●衛宮 士郎の安否を確認する。 [完了]
●[OPTION]セイバーに勝利 または 引き分ける[完了]
●教会へと行く[完了]

クエスト完了[It was like a dream long ago]
クエスト開始[Illya]

衛宮邸での生活、素晴らしいですね

平穏、大広間、洋食に和食、完璧ですよね

ですが過信は禁物、一寸先は闇なのです。もしヒロイン達があなたを取り合って大惨劇を引き起こしたら?



わが社の地下核シェルターを予約すればひと安心!その通り、シロウ、後は”惨劇”が過ぎ去るのをじっと待つだけ!

魔術師家庭に必須の快適な設備も万全!

シェルターで素敵な彼女に出会った暁には…魔翌力交換(PC版)に貢献できるかもしれないよ

ワカメ頭の友達だって沢山出来るさ!

別居中のご家族(アインツベルン)のためにも今すぐご予約を!

備えあれば憂いなし!すぐに下記の番号にお電話を!

1-888-4VAULT-TEC



ピリ.....ジリ________(戦前のテレビ)

犬一匹じゃ足りないし二匹だと少なすぎる。
だーかーらスリードックだ。この世の終わりの前夜祭を生きている諸君、
元気かーい?
今日はある重大なニュースがあるんだ。浄化装置を起動させたウェイストランドの”英雄”、
vault101のアイツ改め孤独な放浪者の居場所が分かったぞ!!!
どうもアイツはニッポンの冬木市で、あの聖杯戦争に参加しているらしい。
おっと_アイツのとこに行こうだなんて思うなよ。魔術師だけじゃなく、
サーヴァントとかいう人間型ベルチバードがわんさかいるようだしな。
でーもアイツなら、大丈夫。ド派手にぶっ壊して、必ず戻ってくるさ。
じゃあここで一曲!

Nat King Coleで『Orange Colored Sky』


https://www.youtube.com/watch?v=l-6QknAOsVo


メール欄にsagaって入れないと魔力とか殺すとかが変換されるぞ

なんかこのSSに対して要望があるなら、じゃんじゃん書き込んでいってください。
(どのルートがいいとか、安価で主人公の選択肢選択、FALLOUTシリーズから登場人物を増やすとか)
あと、文章的に見にくい所があったら言ってください。



.....今の僕の夢は、FATEとFALLOUTのコラボ絵を誰かに描いてもらうコトッス。

>>102
マジっすか、ご指摘ありがとうございます,,,。

えっ
そしたら桜の救済を望みます

>>105今アニメで放送してるUBWルートと、桜ルートを合わせた感じにしょうかな...って思ってます。

イリヤ『ひさしぶりだね、”お兄ちゃん”。
私、イリヤスフィールフォンアインツベルン。長いから”イリヤ”でいいよ___。』
まるで”雪の妖精”かと思えるその愛らしさ、だが....。まだ10にも満たないであろう幼き少女であるのとは対照的に...

バーサーカー『●●●●●●____!!!!!。』
2mは優にあろうかという、巨大な狂戦士(バーサーカー)が存在していた。。

凛『嘘、アインツベルンがもう襲撃に来たっていうの...!』
イリヤ『こんにちわミス トオサカ、どうやらあなた、ずいぶんと弱そうなサーヴァントを当ててしまったみたいね,,,。』
凛『__驚いていれば言ってくれるじゃない。____ワンダラー、私はマスターを、あんたは___バーサーカーと戦って___!!』
ワンダラー『分かったぜリン。あいにく、ああいう”アグリー”はもう経験済みだ___!』


士郎『___君は、、、、マスター、だったのか、、、。』
イリヤ『そうだよ。お兄ちゃんも、マスターなんだね...。
    じゃあ遠慮なく痛めつけられるわね...。やっちゃえ!バーサーカー__!!お兄ちゃん以外は、全員殺しちゃえ。』
バーサーカー『●●●●●●●●●●●●●●___!!!!!!!!!!』
セイバー『危ない、シロウ!!!!』

士郎を狙ったバーサーカーの一撃を、セイバーが割り込んだ。   セイバーの透明な剣とバーサーカーの斧剣と衝突しあう____!!! 
セイバーがそうして時間を稼いでいる間に_______      

ワンダラー『V,A,T,S,____!!!!』

すぐさまハンティングライフルへと持ち替え、バーサーカーへの頭に.32口径弾を_____。                      
                              
DQUUUUUUN!!!  DQUUUUUUUN!!! DQUUUUUUN!!!

"三発”ぶち込んだ,,,.
                     ワンダラー『_____”イカレてる”奴にヘッドショットをぶち込むのは、楽でいいぜ。』(Sniper)

士郎『___やった___のか___?』
凛『...待って、!!!__いえ____ワンダラー、あいつ...”効いていない”わ,,,あなたの攻撃______。』
ワンダラー『何...。霊核に当てたというのに_____か!?』

(失敗)イリヤ『......そうよ、バーサーカー、いえ、ヘラクレスは一定以下のランクの攻撃を無効化するのよ...。
    そして...!!
セイバー(ッ__!?この狂戦士、反撃をしてこない______。)
セイバー『はぁああああああ___!!!』
急に無抵抗になったバーサーカーの胸に、セイバーの剣が突き刺さる。どこから見ても”死んだ”はずであった...。だが、
セイバー『______!?これは、肉体が蘇生されている____?いや、むしろ呪いに近いもの_____。』

凛『真名が”ヘラクレス”___!なんで真名を堂々と、...アインツベルン__まさか_______。』


イリヤ『そうよ、ミス トオサカ、バーサーカーはね、”死なない”の。』










バーサーカー『●●●●●●●●●●●●●●___!!!!!!!!!!』
バーサーカー『ヘラクレス』の猛攻が始まった。セイバーが、剣を抜いたと同時に、空中回転しながら、セイバーを蹴り離した。
そして、一気に距離を詰めて、地面に亀裂が走るほどに、斧剣を振り落とした________!!!
剣と剣が交わり、もはや常人には感知できない次元へと突入していた。
そして”狂戦士”とは思えない精密さを保ちながら、バーサーカーとセイバーは剣戟を続けた。
セイバー『ック______、なるほど、狂戦士ながらもその技量、バーサーカー____その真名に偽りはないのだな___!!』
バーサーカー『●●●●●●●●●●●●●●___!!!!!!!!!!』
だが、体型が圧倒的に上回っているバーサーカーに対し、セイバーは小柄。
そしてステータスの面でも大きな差がある両者では、魔力供給が足りないセイバーが不利であった...。
セイバー(この道路上は不利だ....、もっと遮蔽物がある所に誘い込まなければ______。』

すると、突如遠坂がバーサーカーへと”宝石”を投げた。その宝石がドームのように、バーサーカーの周りを包み込んだ。
バーサーカー『●●●●●●●●●●●●●●___!!!!!!!!!!』
凛『______この魔術なら足止めくらいできるわ_____。ワンダラー!!!』

PIPUNUNUNUNU!!!! PIPIPIPIUNUNUNUNNU!!! PIPIPIPIPIUNUNUNUNNUN!!!   PIPIPINUNUNUNUUNUNUNUNUNU!!!!


”アメリカンコミック”にでも出てくるような射撃音を鳴らしながらワンダラーは”ベンジェンス”で攻撃を開始した_______弾が無くなるまで____。が、
イリヤ『だから無駄だって言っているじゃない。そんなオモチャ、バーサーカーには効かないって...。』
______”だったんなら”、武器を持ち替え”マイクロ波エミッター”を放つ...。しかしこの”オモチャ”も_______意味は無かった。
バーサーカー『●●●●●●●●●●●●●●___!!!!!!!!!!』標的をワンダラーに変えて、バーサーカーは斧剣を光速の速度で投げつけた______ワンダラーの胸に...。
ワンダラー『ぐっは_______!!』バーサーカーは自らの斧剣をワンダラーから、引き抜いた...。
セイバー『ワンダラー__!クッ___はぁああああああああ!!!』再び、バーサーカーがセイバーと闘いながら、森の中へと入っていく。

ワンダラー『....すまないリン。もう、望みが断たれた...。』
凛『___何馬鹿なこと言ってんのよ_!!__あんた、絶対に私を勝たせるって約束したじゃない!こんな所で、こんな形で終わるだなんて___!?』
凛の悲しみが広がる...。
イリヤ『惜しかったね”おじさん”、バーサーカーはね、Bランク以下の攻撃を全て無効下しちゃうんだ。ねぇリン、サーヴァントもいないし、魔術師同士、闘いましょ。』
幼女の愛らしい、そして残虐な一言_____。
凛『_____ごめんワンダラー、私行かなきゃ__。___あんたは、_____絶対に消させないわ。この私、”遠坂凛”の名にかけて_____!!!』
遠坂とイリヤもまた、それぞれ移動していく...。

俺はただ”見ている”ことしか、できなかった______。

士郎『........そんな、俺は、俺は___聖杯戦争を止めるためにマスターになったんだ...。
   なのに、何も、何もできないだなんて________。
    ....ワンダラー、さっき俺があんたを庇ってさえいればこんなことには.......クソ!!!』
士郎は自分の無力さを痛感し、己を憎んだ。
だって、これじゃあ”あの時”と、”あの大災害”の時と同じじゃあないか______!!!
多くの人が死んで、自分は何もできずにただ一人だけ救われた。
もうそんなのはイヤだ。毎日鍛えていたのも、毎日魔術の鍛錬をしたのも、そんな事を起こしたくないから___。

人助けをすることが死んでいった人々への罪滅ぼしであり、俺の義務だから______。

”じいさん”に誓った”正義の味方”にならなくちゃいけないから_____。

もはや、自暴自棄となった少年は、セイバーとバーサーカーを追いかけようとした______が......。

ワンダラー『待て 速まるな... 。あんたに しか、できないことが ある.....。』
男は”消えていなかった”。ただ、何かを求めるように...。


_________________________________
森内部_______

凛(まだ、令呪は消えてない...。”アイツ”はまだ、_____消えていない____!!)

まるで迷路のような、森の中を一人の少女が走っている。否、逃げている。
イリヤ『どう、私の使い魔達は?強いでしよ。あなたなんかと比べて__!』

凛『____っ____。』指で銃の形をとった。すると_____

      BABABABABABABN!

まるで”マシンガン”のような呪いの弾(ガント)が使い魔達へと放たれた。
しかしそれでもまだ追ってくる”追跡者”達...。
凛『....ホント、なんなのよ、その錬金術___!?自分の髪でここまで強力な使い魔を作れるだなんて!
  しかも消費魔力がケタ違いのバーサーカーを平然と、扱える_____あんた、まさか!』
イリヤ『そうよリン。私は”あなた達”とは違うわ。だって私は
    ”普通の人間”じゃないんだもん。』


__________________________________


ワンダラー『.......ここは、また、誘拐されたっていうんじゃないよな...。』
辺り一面真っ暗な場所、浄化装置を起動したすぐあとの場所。
ああ 俺は”戻ってきた”のか________。
???『残念だが、実はそうではない。正直君ではなく私が”そちら”へと行きたいところなんだが....まぁいい。用件があってだな、
    ”アラヤ”は君がまだ”契約”を達成していないと。それと、君が”忘れ物”をしていると。』
聞き覚えのある声がする。______まさか、
???『そうだ、再び君と会うとは思ってもみなかったよ...。まったく、”霊長の抑止”も案外いい加減なものだ...。
    ”同業者”として、君には同情するよ_____。』

赤い上着のような物を背負い、皮肉気な表情を浮かべた男がそこにはいた。

アーチャー『____あまり、こういった役柄は好きではないんだがね...。
      私の名はエ____いや、”弓兵”(アーチャー)とでもしておくか。』

_______???

ワンダラー『いったいどういう事だ?契約?それに忘れ物?説明してくれ』

アーチャー『...はぁ、やはり君は、自分の境遇を何一つとも分かってはいないようだな。では簡潔に言おう。
      君は、今”不完全”の状態だ。君が、というより”契約”のときに、何らかの手違いが発生し君は”宝具”を忘れてきたんだ。』
ワンダラー『...そうか。だから、自分の宝具が分からなかったのか。』
アーチャー『それだけではないぞ。君はクリブニーに導かれ強制的に”世界”と契約させられたとでも思っているのだろうが...それこそ大間違いだ。
クリブニーは”英雄”たる人間を探す端末に過ぎん。君は聖杯で願いを叶えることを代償に”守護者”となったのだ。』


ワンダラー『...”願い”なら心当たりがある。それは___________
                                   THE GREAT WAR (世界大戦争)が起きていない世界を見たい。』
___________


アーチャー『__________昔話だがね、ある理想をもった男がいた。”世界”と契約し”英霊”となれば、その理想を叶えられると信じていた愚か者さ...。
      だが違った。君はまだ知らないようだが、”守護者”とは、人という種を存続させるために滅びの”原因”となるものを消す存在だ。
      A国が核爆弾を撃とうとするなら”守護者”がそこにいる人間全てを皆殺しにして無かったことにする。というものだ。
      そこに自我の入る余地はなく、ただ機械的に”殺す”だけ...。そこで男は人の醜い面を数えきれないほど見て、今の自分、そして過去の自分に
      絶望した___。バカな話だろう?
      その男も大概だが、君の”願い”は...もっと”バカ”だな、まったく...。』

そう言う男だったが、その顔は何故か嬉しそうだった。
アーチャー『そんな”願い”聖杯など無くとも叶えられる、見ることができるというのに。_____”私の世界”では。』


ワンダラー『........俺の世界は、A国とやらC国とやらの核爆弾で、地球が燃えた。
      だが、その後はもっと地獄だった。ウィルスで進化した生物や、元人間がウジャウジャといた。
      生きるために人を殺すのが当たり前になった。食料、水は放射能で汚染された。
      核シェルターも大半がイカれた実験施設だった。奴隷も大量に売買されて、全てが崩壊して、正しいものがなくなった
      まさに”クソッタレ”な世界だ。』

ワンダラー『___________昔話だ、聞き流してくれ。ある核シェルターから男が出て来た。自分の”父”を探すためにな。
      父を探す旅は困難だった。なんども襲われ、殺されかけ、騙されて、利用された。
      自分を忘れて、同じぐらいの事もした。暴力 差別 裏切り...数えきれないほどだ。
      そんな時に男はやっと父に再開した。だが、父は大勢の人を救う理想を持っていた。』
      
      わたしはアルファであり、オメガである。最初であり、最後である。わたしは、渇く者には、いのちの水の泉から、価なしに飲ませる。

ワンダラー『...結局父は死んだ。そしてその理想を男が引き継いだ。最初は両親のため、自分の行いに罪の意識を感じたからだ。 
      ________でも本当は、そのクソッタレな世界を憎むのと同じくらいに”愛していた”。だから理想を継いた。
      さまざまな敵と殺しあって、さまざまな人と会って、さまざまなところへ行って、さまざまな物を食べた。
      .....正直悪いことが殆どだった。だけど、良い思い出もあった。
      いろんなやつがいた。優しいやつ 悪いやつ イカれてるやつ 守銭奴なやつ 普通のやつ 
      姿がバケモノでも聖人みたいなやつもいたし、人間なのにバケモノみたいなやつもいた。
      醜い姿もあるが、それと同じくらいに楽しかったり、奇麗な姿がある、
      そんな世界を守りたかったから男は闘い、放射能の中へ消えていった_____。その後は,,,まぁ、いろいろだな。』

アーチャー『_______ッフ、久しぶりにヘタな”昔話”を聞いたものだ。とても、とても”本当”だとは思えんな....。
      _______感傷に浸るのは早いな、ワンダラー、君に宝具を取りもどさせる方法を伝えねばならんな。
      簡単だ。多くの魔力を君のPIPBOYに流し込め。さすれば自らの”神話”を思い出せるだろう。そして聖杯を掴めば、君も本当に”守護者”だ。』
ワンダラー『...礼をいうぜアーチャー。それと、あんたの”昔話”も良くできていたぜ。たとえ”本人”が認めなくてもな。』
__________また視界が暗くなっていく_____何も見えない_______
アーチャー『.....この話を誉められたことはなかったな。だが、まぁこれはこれで良かったのかもしれないな。』
      
_______あと、私から頼みがある。”正義の味方”を目指している奴がいたら、何が正義なのか、教えてやってくれ__________

その言葉を最後に俺の意識はブラックアウトした.........。

      
      
      

何か急に読み辛くなったような

>>>125
すいません、ちょっと文章をつめ過ぎましたかね?
次に書き込む時はなるべく簡潔に書きます。

[Illya]
●バーサーカーを撃退する
●”宝具”を解放しろ!

ワンダラー『待て 速まるな... 。あんたに しか、できないことが ある.....。』
もう、消えかかっているサーヴァントが、俺に話しかける。
士郎『ワンダラー___お前____!...俺にしか、できないこと____?』
ワンダラー『ああ そうだ。 ここには あんたしか、”魔術師”がいないからな...。』
士郎『何をすればいいんだ!教えてくれワンダラー!』
ワンダラー『簡単だ。出来るだけ 多くの 魔力を 俺の PIP BOYに...入れてくれ...。そうすれば、戦局が 変わる。』
                
”魔力供給”

士郎にとって”それ”を行うことは、小学生に高校 大学の問題をしろと言っているようなものだ。
そもそも彼は魔術回路のオンオフという概念すら知らない”へっぽこ魔術師”なのだから...。
士郎(俺は、目の前にいるサーヴァントを助けたい___。でも、今の俺の力じゃどうしようもならない...。
   俺はいやだ。もう、助けを待っている人の目の前に居ながら助けられないなんて...でも__!!』
そんな時、士郎のポケットに紅い光が見え隠れしていた。
士郎『____これは、あの時の___!』
それは、凛が士郎を助けた後に落ちていた”宝石”。へっぽこな自分でも、強大な魔力の力を感じる... 。
士郎『これの流れを制御して、ワンダラーのPIPBOYに”流し込めれば”____!』無意識だろうか、それとも”宝石”を通じて”誰か”の知恵でも借りたのだろうか?
ともかく、宝石に込められていたおよそ100年分の魔力はワンダラーのPIPBOYに吸い込まれた_____。








ワンダラー『War,War never changes. 
      (人は、人は過ちを繰り返す。)
      
      Since the dawn of human kind, when our ancestors first discovered the killing power of rock and bone,

              (我々の祖先が地球に生を受け、武器を手に入れたときから争いは繰り返されてきた、)      
      
      blood has been spilled in the name of everything,from God to justice to simple, psychotic rage.     、

  (時に神のもとに、時に正義の名の下に、またある時は狂喜の名をもとに・・・)

       The world was plunged into an abyss of nuclear fire and radiation. But it was not, as some had predicted,the end of the world.Instead,
               ( 世界は核の炎と放射能の奈落に追い込まれた。だが、それは人の終わりなどではなく、)

       the apocalypse was simply the prologue to another bloody chapter of human history.
              (次なる新たな人類による血塗られた歴史の幕開けにすぎなかった。)
      
       For man had succeeded in destroying the world.
        (人類は世界を破滅させた。)
       
       But war, war never changes...
       (人は、人は過ちを繰り返す...。)

[CLASS】ワンダラー
【マスター】遠坂凛
【真名】孤独な放浪者(ローンワンダラー)
【性別】男
【身長・体重】175cm・65kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔翌力E 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
単独行動:A
マスター不在でも行動できる。
戦闘続行:A+
往生際が悪い。霊核である頭 心臓 首に致命傷を受けても最大5ターン戦闘行為を可能とする。
【保有スキル】
専科百般;B+
多方面に発揮される天性の才能。
戦術、学術、気配遮断、心眼(真)、中国武術、話術、千里眼、動物会話、道具作成、カリスマ(偽)、破壊工作、幸運、外科手術などの32種類の専業スキルにおいて
Cクラス以上の習熟度を発揮できる。キャピタルウェイストランドにて、多くの経験を積み上げてできた後天的な才。

自己改造;D
自身の肉体に、まったく別の肉体を付属・融合させる適性。
このランクが上がればあがる程、正純の英雄から遠ざかっていく。
キャピタルウェイストランドで生き残るため、自らに様々な自己改造をした逸話から

反骨の相:B 
一つの場所に留まらず、何者であっても動じない気性、性格。
Bランク以下のカリスマを無効化する。また、よほど相性が悪くない限りマスターとは敵対しない。
孤独な放浪者は常に一人...。


[宝具]

『人は過ちを繰り返す(ヴォーネヴァーチェンジズ)』
ランク:E~A 種別:対人~対城宝具
様々な武器、防具でキャピタルウェイストランドを闘い抜いた、ワンダラーの生涯が宝具化されたもの。
ワンダラーのPIPBOY-3000から、生前所有あるいは使用した武器、銃弾そして防具を”取り出す”宝具。
本来は常時開放型の宝具であるが、今回の聖杯戦争のように、異常事態が発生し宝具の記憶を無くしてしまった場合、令呪一つ分の魔力と真名解放により、発動できる。
(その際、ステータスも現在のマスターの魔力量により、変更される。)
”取り出す”とはいったものの、生前のキャピタルウェイストランドから運んでくるのではなく、ワンダラーの”記憶”とマスターの魔力を使い再現されたもの。
いわば、PIPBOYの中にある”固有結界”とも言える。
小型核発射機『ヌカランチャー、試作型MIRV』や、T51Bパワーアーマーなど強力な兵器を持っているが、
破壊力や規模などが大きければ大きいほど”世界”から修正力を受けるため、どんなに優秀なマスターでもモノによっては一時的な魔力切れを起こす。

ワンダラーの他にも、キャピタルウェイストランドを闘い抜いて、功績を挙げ、”英雄”と讃えられたものたちがおり、
彼らもこの宝具を所有しているらしい。

_____世界が滅び、何もかもが無くなったとしても、人間がいる限り、『戦争』という概念は絶対に無くならないし、変わらないのだろう。
人は、人は過ちを繰り返す...。
        

[Weapon]
PIP BOY 3000
ワンダラーの左腕につけられている特殊な機械
ワンダラーの状態をチェック なぜか魂として身体に収納できない武器や防具の収納 精密射撃モード”V,A,T,S" マッピング機能 サーヴァントのマーキング、探知
などの機能をもつハイテク装置

[解説]
別名Vault101のアイツなど。
ジェファーソン記念館にて生まれ、その後すぐ核シェルター”vault101"で育つ。
だが、19歳になった時、理由も告げずに父がvaultを脱走、住民から追いやられる形で故郷を離れ、父を探す旅を始めた。
その途中でさまざまな経験をし、最終的に父と母の夢”浄化プロジェクト”を成功させるため、
自ら放射線が致死量に達したチャンバーへと入り、汚染された水を奇麗な水に変えることに成功し、”英雄”として讃えられた。
過酷なウェイストランドにて生き残るために、さまざまな突然変異を起こしており、
光合成、NINJA サイボーグ 吸血鬼 死神 放射線耐性 木の皮 アダマンチウム すべての基礎能力、技術が一流 そして瀕死になったら核爆発(それも判定がギリギリ)
などの能力を持ち、キャピタルウェイストランドでは実質生態系の頂点へと君臨していた孤高の存在。
さまざまな平行世界に存在しており、性別、顔、性格の”アイツ”が存在する。
今回は、ゲームトレーラーにて登場したハンティングライフルとアーマードジャンプスーツを着用した”善人のアイツ”がモデルです。


_____________墓場

セイバーとバーサーカーは、移動しながら森を抜け、墓地で戦いを繰り広げていた。
バーサーカーの薙ぎ払いを、セイバーは機動力を駆使しながら避けていった。
さらに攻撃に当たらない様に無数の墓を盾としながらヒット&アワェイをしていた。

しかし、セイバーの剣はバーサーカーに着実に覚えられており、ジリ貧であった___。
このままではセイバーが負けるはず、だった。
だがそこに、いや、バーサーカーの脚部に”何か”が当たった...。
バーサーカー『●●●●●●●●●●●●●●___!!!!!!!!!!』
矢のようで、しかし銃弾のようなそのおかしな弾は、何故かバーサーカーの足を鈍らせた。


_________その弾は”ダーツ”であった________ウェイストランドにて製作された、強力な毒が内蔵された”ダーツガン”だ。

セイバー『____まさか、ワンダラー___!!!...助太刀に感謝します___。いやぁあああああ!!!』
バーサーカーの動きが、少しだけ遅くなり始めた。それに合わせ、セイバーが一気に攻めて行く____。

そこにまた一つ弾丸が打ち込まれた。しかしその弾速は人外のごとき反応速度を持つサーヴァントにも”感知できず”、
もっといえば、それは”エネルギー”に近いものだった。そしてそれに当たったバーサーカーは一瞬だけ、地にその身をぶつけた______。

ワンダラー『”光”の早さで貫かれたからな。”亜光速”でお返しだ。”アグリー”___!』
それが本当かどうかはともかく、墓地からおよそ500m離れた森の中から青白いものが発射された。

__________それは”ガウスライフル”________戦前に開発された超兵器の一つである。

セイバー『その隙、貰った____!』

セイバー『風王結界(インビジブル エア)_____!!!!』セイバーは自らの宝具を発動させ、強大な風でまるで嵐のようにバーサーカーを襲った。
だが、バーサーカーは怯むことなく、セイバーへと向かっていった。


__________森内部

イリヤと凛は戦いを続けていた。そんなとき、両者ともに己のサーヴァントの状態に気が付く。
凛(...ワンダラー、あんた____よくもこの私に心配をかけさせたわね!でも、宝具、思い出したのね___
  えっ?一発ドカンてやる?しかも衛宮くんもこっちに来てるですって_____!あのバカ...。)
イリヤ(...もう、ダメじゃないバーサーカー、そんな相手に苦戦するなんて。...片付けなさい、バーサーカー!!)
イリヤ『残念だけど、もうお開きね。リン。サーヴァント同士で決着をつけましょ。』

イリヤが使い魔に乗って去っていく。すると、士郎が駆けつけてきた。
だが、凛を見る間も無く、”戦場”へと走りだしていった。
凛『あのバカ_____セイバーに助けるっていうの!?もう、待ちなさい__!!』
士郎に追いかけて、凛も走りだす。
士郎(ワンダラーは、自分の武器は味方を巻き込む可能性があるって言っていた...。
   それが爆撃とかだったら、墓地で戦っているセイバーが危険だ____。)



墓地に到着した2人は辺りを見回した。すると、そこには、イリヤを肩に背負っていながら戦っていたバーサーカーとセイバーがいた。
士郎『セイバー___、一旦引いてくれ__!!ワンダラーが、この攻撃はお前も巻き込むって言っている!』
セイバー『なっ、___分かりましたシロウ。』
イリヤ『逃がさないわよセイバー、...バーサーカー__!!!』
バーサーカー『●●●●●●●●●●●●●●___!!!!!!!!!!』
バーサーカーがセイバーの行く手を阻む。だが、
凛『...この宝石高いんだから、ちゃんと効いてよね____!!!』
凛の宝石魔術が、イリヤの方へと放たれる。それを腕で防御するバーサーカー。だが、その隙に_____。
士郎『セイバー!__』士郎がセイバーの手を引っぱり、彼女と共に離れた。

そして.......

_____________猛烈なスピードで飛んできたロケット弾が、墓地へと放たれた___________。






辺り一面に巨大な爆発が響きわたる。威力としては充分であろう。なぜならロケット、いやミサイルはバーサーカーへと直撃したのだから...。
しかし...バーサーカーの身体は再生し始めた。
イリヤ『...へぇ、なかなかやるじゃない”おじさま”。バーサーカーを一回殺すだなんて。』
バーサーカーは、自らの主を守っていた。つまり倒せなかったのだ。
ワンダラー『...俺は19歳だ。”雪のお嬢さん”。』
イリヤ『__フフッ。あなた、なかなかおもしろいわね。___見直したわリン。今日はお兄ちゃんとおじさんに免じて引き上げてあげるわ。
    それじゃあ、バイバイお兄ちゃん。また遊びたいな。』
無邪気な笑顔を残しイリヤスフィールは去っていく。


凛『逃げられたわね...。それはさておき、何考えてるのよ!私が隙を作らなかったら、衛宮くんきっと死んでいたわよ ____。』
士郎『でも、セイバーを助けられたし良いじゃないか遠坂。そもそも何でお前が怒るんだ?』
凛『まったく__あんたねぇ_____!いい加減に___』凛が士郎に掴みかかった。が、
セイバー『リン、我がマスターに対し危害を加えないでほしい。
     それと士郎、そろそろ手を放してもらえないでしょうか。』
士郎『____!ああ。わ、悪いなセイ________グッ。はぁっ はぁ はぁ____』士郎の口から多量の血液が流れた。
セイバー『...シロウ、大丈夫ですかシロウ!シロウ、しっかり!
     シロウ___!』


ワンダラー『...背中に破片が刺さっているな、これをとり除いて、出血を抑えろ。
      手持ちのウィスキーと、Med.x、チューブと適当な布、それと魔力か?それらを使えば間に合う。親父から習った。』(Daddy's Boy)
(成功)セイバー『分かりました___。助力に感謝します。ワンダラー。』
凛『...セイバー、あなた、包帯巻ける?』
セイバー『戦場で何度か経験はありますが...。』
凛『...はぁ、分かったわ。あなた見た限り不器用そうだし、協力してあげるわ。』
セイバー『...ありがとうリン、。___あなた達は、とても高潔な精神を有していますね。』

ワンダラー『____サーヴァントの以前に医者だからな。当然だ。それと、マスター。
      これが終わったら、飯を作ってくれ。”ニッポン”のな。』



[Illya]
●バーサーカーを撃退する(完了)
●”宝具”を解放しろ!(完了)

クエスト達成[Illya]
クエスト開始[Way back home]

真名:孤独な放浪者(ローンワンダラー)
身長:175cm/体重:65kg
属性:中立・善
イメージカラー:錆び付いた青
特技:自己進化、環境への適応
好きな物:放射能に汚染されていない食べ物、市内観光、PIPBOYいじり
苦手な物:堅物な奴、発想がぶっ飛んでいる奴
天敵:放射能、モイラブラウン

やぁ~君の近所に住むディスクジョッキー、スリードックだ。
...ところで”ディスクジョッキー”てなんだ?
よく知らないが、とにかく話すとしょう。
皆も気になるあの聖杯戦争、それにある少女が参加しているとの情報が入った。
彼女の名前はリン、どうもあのVault101のアイツのパートナーをしているらしいぜ。
彼女の家は昔からこの戦争へと参加していて、勝利するのが一族の悲願なんだってさ。
みんな、彼女を、そしてVault101のアイツを応援してやってくれ!俺達の声援はかならず届く!

さぁここでいつもの音楽の時間だ。

Frank Sinatra- with Lyricsで『Something's Gotta Give』


https://www.youtube.com/watch?v=lkzO44VaUB0

HTMLして新しいスレッドを建てたほうがいいでしょうか?

やっぱりこのスレで続けます。

衛宮邸_______


ワンダラー『シロウの調子はどうだ、リン。』
凛『もう意識は回復したわよ。傷跡も残っていないようだし。それと、ワンダラー。
  あなた、私が衛宮君を殺すって命令したら従う?』
ワンダラー『それが命令ならばな、だが、人を殺すのなら殺す側も殺される。
      俺のいたキャピタルウェイストランドではそうだった。この聖杯戦争でもどこでも。
      あんたにその覚悟はあるのか?リン。』
凛『_____あなたに聞いた私がバカだったわ。___”心の贅肉”が付いちゃったんだろうな、私。_失点を取り返しにいくわよワンダラー。』
ワンダラー『分かった。それと、凛。飯の件だが,,,宛はあるか?』
凛『そういえばそんなこと言ってたわねあんた。そうね,,,衛宮くんが作ってくれるんじゃない?』
ワンダラー『じゃあ彼は当分”殺せそう”に無いなリン。』(Spech95%)
(成功)凛『________ああもう!あなたって本当に英霊らしくないサーヴァントよね!私にも移ってきちゃうわ。』
ワンダラー『それじゃあどこに行く?...例のガス漏れ事件か?』
凛『そうよ。おそらく、キャスターかライダーかのどちらかね。あと、あなたの事も詳しく教えてもらうわよ。』
ワンダラー『...聞いていて面白くは無いだろうが、いいぜ。ただしゲロ吐くなよリン。』
凛『_____あんたホントにどんな英霊だったの_____ ?』

そう言って二人は、衛宮邸を後にした。



そのころ衛宮邸では、セイバーが同居することになった。




夜_________事件現場

凛『......。』

凛は事件現場に行く途中にワンダラーの詳しい情報について聞いた。
だが、それはあまりにも現実離れしており、人類にとってはあまりにも信じがたい”未来”であった。

1940年代から派生した平行世界    魔術や魔法、神秘といったものは無くなり、科学が異常に発達してしまった未来
 
文化レベルも1940年代のまま      核戦争の兆しとともに広がる世界の混乱


そして THE GREAT WAR たった2時間で終わった黙示録の日          


だが、生命体は生きており、世紀末での新たな時代が始まったと。


戦前のウィルスで巨大化した動物達     同じウィルスで変異していった人たち    姿は変わらなくとも、人間とは思えない生命力をもった人類

戦前のロボット達      さまざまな敵が現れたのだ。


そういうとワンダラーはもう何も口にはしなかった。
ただ、下を向いて
こう言った。

ワンダラー『俺にはこの聖杯戦争に参加した訳がある。核で汚染されていない世界を見てみたいという願いだ。
      だから、俺の望みは叶ったも同然なんだリン。
      あんたの願いはこの戦争に勝ち残ることだろう?なら、この程度の昔話で驚かないで先に進め』

凛『.....そうよね。サーヴァントに励まされるマスターなんて、示しつかないしね。
  .....ねぇワンダラー、あなた、自分の生きていた世界が苦しくなかったの?』

ワンダラー『...正直とても辛かった。食料、水には放射能が入っていて何度も死にかけたし
      殺し合いも当たり前だった。醜い争いもしょっちゅうだ。
      それでも俺はあの世界が懐かしい。地獄みたいな所でも住めば都さ。
      さぁ、入ろうぜ。昔話は老人でもできる。』
凛『...あんたやっぱりサイテイだけど、私そんな風に考えられないと思う。
だから、あなたは”強い”英霊よ。他のどんな英霊よりもね。だからこの遠坂凛を絶対に勝たせなさい。ワンダラー。  
  さて、それじゃあ行きますか!』


その事件現場にて、キャスターが操っていたと思われる使い魔と、魂食いの跡が残っていた。




キャスターがこの事件を起こしたのだとは分かり、柳洞寺へと痕跡は続いていたのだが、
ワンダラーがキャスターと戦うならば、こちらも策を練ったほうが良いとのことで帰宅する事になった。
だが、
なぜか遠坂邸から、やけに多い荷物を従者に持たせて(Strong Back)衛宮邸へと向かっていった。

ワンダラー『___リン、なぜエミヤ邸に行くんだ?まさか、同居するつもりか?』
凛『ええ、そうだけど。何?もしかしてワンダラー、私が衛宮くんと一緒に住むことに嫉妬でもしてるの?』
ワンダラー『いや、...同盟か。』(Comprehension)
(成功)凛『あら、いつもの皮肉は言わないのね、そうよ。キャスターを倒すための同盟を組むのよ。もうその話はしておいたし。
     そしたら、同じ家に住む方が効率がいいでしょ?』
ワンダラー『別に異論はないが、どうもあそこは女が多い。
      ”先に取られ”ないようにしろよリン。』
凛の顔がまた赤くなる...。
凛『________________________』



夜________衛宮邸_________居間

テーブルの周りに士郎とその同居人達が座って
凛と戦前の服を着たワンダラーも座っていた。

士郎『遠坂とワンダラー_____!?』
それとは別に、一人の女性の声が聞こえる。

藤村『______士郎______お姉ちゃん悲しい!!いつからこの家はこんなハーレムになっちゃたわけよ____!!!
   それに遠坂さん!!いくらあなたでもここに同居するっていうのは認めません!!!老けている外人の方も!
   もうホームステイはセイバーちゃんだけで充分よ!!!』
彼女は藤村大河、士郎や凛の通う穂群原学園の教師であり、”冬木の虎”として畏れられていた剣道の達人である。
そんな人でも家ではこんな感じである。

桜『ええ...そ、それは...。』
ワンダラー(彼女は学校の___)
同じく動揺しているのが穂群原学園に通う間桐桜。
なぜか、この家に毎朝毎晩来て士郎を手伝ってくれる優しい少女である。

凛『_____藤村先生、実は私の家の全面的な改装をしているんです。
  ホテルに止まろうかと考えたんですが衛宮くんが改装が終わるまで部屋を使ってくれていいといってくれたものですから________』(嘘)
(成功)藤村『ううーん。そうだったのか___。じゃあこの男の人は誰なんですか遠坂さん!!』
ワンダラー『俺は、ローンワンダラーだ。リンの遠縁の親戚でね、アメリカから日本に留学しにきたんだ。
      それで彼女の家に厄介になろうとしたら_______』(嘘)

(成功)藤村『そそそそうだったの!?イヤーーなんか疑ってごめんなさいね二人とも。
       士郎が不純異性行為に走らないかちょっと心配だけど、ワンダラーくんがいるなら大丈夫そうね!
士郎『ちょっと藤ねえ!』
藤村『じゃ!あたしは寝るわ!お休み士郎!桜ちゃん!遠坂さん!セイバーちゃん!ワンダラーくん!』
そう言うと藤村は自分の部屋に入って寝てしまった。

桜『と、遠坂先輩!私、納得できません!』
桜が反論する。
凛『間桐さん、これは衛宮くんと私の問題なのよ。あなたは間桐邸にでも帰ったらどう?』
凛は冷たい言い方で答える。
ワンダラー『気にしないでくれ、彼女はウブでね、シロウとあんたが一緒にいるのに嫉妬しているんだ。
      ”恋のライバル”か?まぁ多めに見てやってくれ。あんたを嫌ってはいない様だしな。』(spech65%)
(成功)桜『______分かりました...。じゃあ、よろしくお願いします遠坂先輩。』
そう言って桜はトボトボと部屋に戻っていく。
凛『_____ワンダラー!!!なに言ってんのよこの______』
士郎『まあまあ落ち着けって遠坂。同盟を組むんだろ?』
セイバー『同盟ですか...相手は?』

凛『とりあえず、キャスターとライダー、それとバーサーカーね。』
ワンダラー『他のサーヴァント全員じゃないのか?』

翌日______衛宮邸______朝

士郎『セイバーとワンダラーが学校に通う!?』
凛『ええ、あらかた戸籍とかも作ってあるし、それに二人とも霊体化できないわけでしょう?』
士郎『いや、そうだけどさ、なんでさ...。』
凛『学校にはライダーのマスターがいるわ、それに対する牽制よ。』

その頃食卓では大勢の同居人達が朝食を食べていた。
藤村先生と桜はそれぞれ事情があり、早くにも学校に行ったためここにいるのはマスター2名とサーヴァント2名である。

凛『____そもそもあなたサーヴァントも連れずに学校に行こうとしてたんじゃない?そんな事したら、
  これまで私のしてきた事が全部パーじゃない!私でもあなたを殺せるわよ!』
セイバー『リンの言う通りですシロウ。あなたは少し不用心すぎる。これもシロウを護衛するための計画なのです。』むしゃむしゃ

ワンダラー『セイバー、学校とは職業適性試験(G,O,A,T)を受ける所なんだ。でも先生に言えば望みの職に就かせてもらえるんだぜ。』(嘘)

成功)セイバー『なっ、聖杯からの知識で知り得てるはずなのでしたが...学校とはそのような場所なのですね。』

ワンダラー『だがシロウの作る飯はうまいな、俺が食べていたものより何倍も。』むしゃむしゃむしゃむしゃむしゃ
セイバー『それには同感です、ワンダラー。』むしゃむしゃむしゃむしゃ、もきゅ
多くあった料理の半分以上が目の前のサーヴァント達に吸い取られていく________。
士郎『___ああもう、なんでさ____?』




学園____________

藤村『みんなーーーー!今日はビックニュース!!!外国から留学生が来たのよーーー!さぁ、自己紹介自己紹介!!』
セイバー『セイバーです。イギリスから来ました。短い間ですが、どうか宜しくお願いします。』
ワンダラー『ローンワンダラーだ。アメリカから来た。好きな曲はBob Crosby のWay Back Homeだ。
      宜しく。』

クラス全員がワッと驚いたのは言うまでもない。

ねぇ、セイバーちゃんてどうして日本に来たの?
セイバーちゃんっていうんだ。
セイバーちゃん一緒に学食食べにいかない?

セイバー『わ、私は________』
士郎『皆すまないけど、セイバーとワンダラーはまだ日本に慣れていないんだ。あまり質問攻めをしないであげてくれ。』
ワンダラー『そういえば、一つだけ席が空いているぞ。何かあったのか?』


[Way Back Home]
●士郎の怪我を直す(完了)
●衛宮邸を拠点とする(成功)
●学校へ行こう!(完了)

クエスト完了[Way Back Home]
クエスト開始[Happy Times]

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