一方通行「……」

一方通行「……落ちてこねえな」

一方通行「……」

一方通行「コーヒーでも、飲むか」ﾁｬﾘﾝﾋﾟｯｶﾞｺﾝｯ

御坂妹「おや」

一方通行「お？」

御坂妹「一方通行じゃありませんか」

一方通行「おォ。お前もなンか飲むか？」ﾁｬﾘﾝ

御坂妹「ではお言葉に甘えて」ﾋﾟｯｶﾞｺﾝｯ

御坂妹「そう言えば今日は上位個体とは一緒じゃないのですか？」

一方通行「あー、さっきまでいたんだけどな」

御坂妹「あのガキのことですから、また迷子にでもなったのですね」

一方通行「……」

一方通行「まァ、そンなとこだ」

一方通行「……」ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ

御坂妹「……」ｽﾞｽﾞｽﾞ

一方通行「……なあ」

御坂妹「はい？」

一方通行「お前らって姉妹でエロい話とかすンの？」

御坂妹「……」

御坂妹「ええ」

一方通行「やっぱすンのか」

御坂妹「年頃の娘ですからね」

一方通行「どンな感じ？」

御坂妹「うーん、そうですね……」

御坂妹「こないだマンコの洗いかたについて議論しましたね」

一方通行「ほォ」

御坂妹「中まで指突っ込んで洗うのか、泡つけて流すだけなのか」

御坂妹「まあ大半は流すだけでしたが」

一方通行「なるほどなァ」

御坂妹「20000号なんかはもう指三本でズボズボいくらしいです」

一方通行「あー、だろうなあいつは」

御坂妹「すでに貫通済みだそうですからね、自分で」

一方通行「想像に難くねえな」

御坂妹「電動ドリルにバイブ取り付けてオナったところ貫通したそうです」

一方通行「そこまでは想像してなかったわァ……」

御坂妹「ドリニー」

一方通行「ドリニー」

御坂妹「……」ｽﾞｽﾞｽﾞ

一方通行「大したファイターぶりだなァ」ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ

一方通行「そォ言えばよぉ」

御坂妹「はい」

一方通行「結標、って知ってるか？」

御坂妹「あー、なんでしたっけ」

一方通行「俺と同じグループの」

御坂妹「ああ、あのさらしの」

一方通行「そうそう」

一方通行「俺な」

一方通行「まァ、ぶっちゃけあいつ狙ってたンだわ」

御坂妹「ほう」

御坂妹「ちなみに、どこを好きになったんですか？」

一方通行「いやーそういうんじゃなくてな」

御坂妹「？」

一方通行「なンつーかこう」

一方通行「ヤらせてくれそうだな、みたいな」

御坂妹「……あー」

一方通行「うン、まあそンな感じで」

御坂妹「思春期ですね」

御坂妹「して、どうだったんですか」

一方通行「あー、いや、つまンねえぞ？」

御坂妹「ハリーハリー」

一方通行「グイグイくるなお前」

御坂妹「ミサカも思春期ですから」

一方通行「そォですか……まァ、結論から言えば」

一方通行「普通に男いたンだわ」

御坂妹「あー……」

一方通行「な？」

御坂妹「……」ｽﾞｽﾞｽﾞ

一方通行「……」ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ

御坂妹「既に彼氏持ちでしたか」

一方通行「……いや、彼氏じゃねえらしいンだわ」

御坂妹「……？」

一方通行「お前、海原って知ってるか？」

御坂妹「ええ。確か彼も」

一方通行「そォグループの」

一方通行「そいつとな、こう」

一方通行「色々と、いたしてるご様子で」

御坂妹「ほう」

御坂妹「セフレ、ってやつですか？」

一方通行「まァ、そう呼ぶのが一番近いだろうな」

御坂妹「なんか、こう」

一方通行「あァ」

一方通行「死ぬほど羨ましいよ」

御坂妹「でしょうね」

一方通行「……」ｽﾞｽﾞｽﾞ

御坂妹「……」ｽﾞｽﾞｽﾞ

一方通行「いやさ」

御坂妹「？」

一方通行「色々考えてみたンだよ」

一方通行「俺のほうが強いのにとか、俺のほうが頭いいのにとか」

御坂妹「……」

一方通行「俺もなにもしなかった訳じゃないぜ？たまにコンビニでケーキ買ってったりとかさ」

一方通行「さりげなく荷物持ってやったりとかさ」

御坂妹「ほう。努力はしてたんですね」

一方通行「まァなァ。でもよくよく考えたらさ」

一方通行「俺初対面の時あいつの顔面おもっくそぶン殴ってたわ」

御坂妹「あー……」

一方通行「そりゃ靡かねェわな」

一方通行「ハァー……」

御坂妹「……あ、ジュース無くなった」

一方通行「ほら」ﾁｬﾘﾝ

御坂妹「いいんですか？」

一方通行「おォ」

御坂妹「では」ﾁｬﾘﾝﾋﾟｯｶﾞｺﾝｯ

一方通行「……ハァー」

御坂妹「……」ｶｼｭｯ

一方通行「マジ羨ましい」

御坂妹「……」ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ

御坂妹「……でも」

一方通行「？」

御坂妹「ただのセフレなら、こう、まだチャンスはあるのでは？」

一方通行「あー」

御坂妹「まあ海原さんとあな兄弟になるのが嫌じゃないなら、ですが」

一方通行「いやー、まあセフレっつってもな」

御坂妹「？」

一方通行「なンかもう、限りなく相思相愛に近いらしくてさ」

御坂妹「？……まあ、そりゃ嫌いならしないでしょうけど……」

一方通行「なンつーかなあ……」

一方通行「まァグループって、暗部じゃん？」

御坂妹「はい」

一方通行「ンで、各々事情があるわけよ」

御坂妹「そりゃ好き好んで暗部なんかやるならよっぽどの厨二野郎でしょうね」

一方通行「あァ」

～～～～～～～～～

黒夜「ふぇっっっきしぃ！」

～～～～～～～～～

一方通行「でな、こうなんつーかな」

一方通行「理不尽な戦いの世界に身を置く二人が、みたいな……」

御坂妹「あー……」

一方通行「いつ死ぬかわからない日々のなか、互いに引かれあい、みたいな……」

御坂妹「まあ、ハリウッド映画にありがちな……」

一方通行「そォそォ」

御坂妹「」

ミス

一方通行「いつ死ぬかわからない日々のなか、互いに引 かれあい、みたいな……」

御坂妹「まあ、ハリウッド映画にありがちな……」

一方通行「そォそォ」

御坂妹「それはそれは……」

一方通行「な？」

御坂妹「ええ、どうしようもないですね」

一方通行「ここに割り込んでみ？KYどころじゃねえぞ俺」

御坂妹「お互い明日もわからぬ状況で、思いを伝えることもできず」

一方通行「しかし燃え上がる体を抑えきれず」

御坂妹「……」ｽﾞｽﾞｽﾞ

一方通行「……」

一方通行「羨ましいｨｨｨ……」

御坂妹「ミサカもそんな恋したいな、あの人と」

一方通行「羨ましいよォォォ……ァァァ……」

思い→想い

御坂妹「……」ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ

一方通行「ハァー……」

御坂妹「……？あれ、というかですね」

一方通行「あァ？」

御坂妹「なんでそんなに知ってるんですか？あなたが」

一方通行「あァ。海原本人から聞いたんだよ」

御坂妹「ほう」

一方通行「こないだ男子会しててな」

御坂妹「男子会て」

一方通行「酒も入ってたからな」

一方通行「すげェ熱く語ってくれたンだわ」

御坂妹「自分からですか？」

一方通行「いや、最初は二人の状況をなンとなく察してたらしい土御門が海原を唆してな」

御坂妹「はあ。というかあなたは気づかなかったんですか」

一方通行「あァ。もう結標のおっぱいのことしかここ最近考えてなかった」

御坂妹「それはそれは」

一方通行「そンなもんだろ俺ぐらいの歳の男なンて」

御坂妹「そうですか」

一方通行「あァ。そンでだ」

一方通行「もう海原くン話し出したら止まらなくてさ」

一方通行「土御門も途中からなンか、海原と自分を重ね合わせたらしくて」

御坂妹「ほうほう」

一方通行「肩組んで二人で目に涙ためてンだよ」

一方通行「絶対いつかこの日々を抜け出そう」

一方通行「全部片付けて、またこうやって酒を飲もうみたいな」

御坂妹「えらく盛り上がったようで」

一方通行「死ぬほど居心地悪かったなァ……羨ましいし」

一方通行「まァでも、ぶっちゃけ話聞いてて勃起したけどな」

御坂妹「なんとまあ」

一方通行「結標も揉まれて吸われて挿れられてンだなァ、ってさ」

御坂妹「なんと言っていいやら」

一方通行「そこに寝とられ感も加わってもうどォしたらいいのか分かんなかったな」

御坂妹「あなたの女じゃないのに」

一方通行「まァそォなンけどな」

一方通行「死ぬほどモヤモヤしながら家に帰って、まァまず抜いたよね」

御坂妹「惨めじゃないですか？」

一方通行「あァ死ぬほど惨めだった。打ち止めとかお前らのこととか全部投げ出して死ねるタイミングは後にも先にもあそこしかなかったろうなァ」

御坂妹「……」

一方通行「ァァァ……結標とセックスしてェ……」

御坂妹「まあでも」

一方通行「あァ？」

御坂妹「そんな惨めなあなたでも、私達のことを今も投げ出さないのは」

御坂妹「そのために傷つきながら戦っているのは」

御坂妹「あの人ほどじゃありませんが、ほんの少しだけ」

御坂妹「かっこいい、と言えるんじゃないかと、ミサカは思います」

一方通行「お前……」

御坂妹「まあ、ほんの少しだけですよ。あとミサカにはあの人がいるので惚れないように、とミサカは釘を刺します」

一方通行「あァ……」

御坂妹「おやもうこんな時間ですか。ミサカはそろそろ戻ります。ジュースご馳走さまでした」

一方通行「あァ、気ィつけて帰れよ」

ミサカ「それでは」

一方通行「……」ﾎﾟﾂｰﾝ

一方通行「俺がかっこいい、ねェ……」

一方通行「……」

一方通行「ハッ、ンなわきゃねえってのに」

一方通行「まァ、ンなことでいじけてねェでやることやるしかねェか……あの二人のためにもよォ」

一方通行「楽しいねェ……やることがあるってのは」


完

以上です

ありがとうございました