袴田ひなた「誰よりも強くなりたい」 (46)
この前、ロウきゅーぶのキャラ崩壊のssを書いたものですが、今回は真面目に書きます。
よろしくお願いします。
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小学生だった六人は中学生になった。
智花「今日から中学生かー」
真帆「でも、みんな同じクラスでよかったじゃん!」
紗季「腐れ縁ね。ほんと。」
愛莉「バスケも先輩たちと一緒にすることになるんだよね・・・」
ひなた「おー。ひながんばる!」
そして放課後
真帆「わーい部活だ!」
紗季「今日は見学だけどね。」
中等部のバスケ部
部長「お、君たちが一年生?もし、バスケ経験者がいたらちょっと試合してみない?5人対5人で先に10点とったほうがかち。」
愛莉「どうする?」
真帆「やろーぜ!」
紗季「お願いします。」
智花「いきなりバスケ本格的にできるなんて嬉しいです!」
ひなた「おー。やるぞー。」
部長「よし、勝負だ!先輩A!パス!」
先輩A「はいよ!」
紗季「いかせません!」
先輩Aは簡単に紗季を抜いてしまう
先輩A「甘い甘い!」
愛莉「ゴールはさせません!」
先輩A「でけーな。よし、先輩B!」
先輩B「よっしゃ!シュート!」
シュートは見事に入る
真帆「くそー!やられた!」
そして次のプレイ
智花「真帆!」
真帆「もっかんナイスパスだ!いくぞー!」
部長「甘いよ」
真帆「うわー!とられた!」
ひなた(どうしよう・・・なにもできてない)
そして部長がシュートをきめて4対0
>>2六人ではなく五人
紗季「ひな!」
ひなたにパスが届く
ひなた「おー。いくぞー。」
ひなたはようやくきたチャンスを活かそうと必死だった。しかし・・・
先輩C「いかさないよ」
先輩D「ふふふ」
先輩二人に狙われる
ひなた(せんぱい・・・あいりほどではないけど大きい・・・五人とも・・・)
ひなた「さき、ぱす!」
先輩C「もらった」
ひなた「とられちゃった・・・」
そして先輩チームが10対0で勝利
智花「負けちゃったね・・・」
真帆「先輩たちつえー!」
紗季「悔しいわね・・・」
愛莉「うん・・・」
部長「湊さんだっけ!?凄く上手いね!」
智花「はい、ありがとうございます!」
この試合のあとは見学して終わった。
帰りのバス
ひなた「ごめんね・・・ひな、なにもできなかった。」
真帆「そりゃーみんないっしょだよ!あたしも全然だったなー」
愛莉「先輩たち強かったね」
紗季「でも、トモだけはちゃんと戦えてたわね」
智花「昴さんと練習してるからかな・・・」
ひなた「せんぱいたち、おっきかった・・・」
紗季「そうだね。みんな160センチくらいはあったんじゃない?」
智花「相手が大きいと、プレッシャーかかるし、手足が長いからパスも出しにくいね。」
ひなた「ひな、131センチしかない・・・」
そして、一ヶ月が過ぎた。みんな中学校生活に慣れ始めたころ。そして今日は春期大会のレギュラー発表だ。
顧問「SG!湊!」
智花「は、はいっ!」
智花だけレギュラーに抜擢された。
真帆「もっかんすげー!」
紗季「おめでとう!」
愛莉「凄いよ!」
ひなた「がんばってね、ともか」
智花「うん、頑張るよ!」
部長「よっし、レギュラーはこっちで練習だ。レギュラーじゃない人たちはそっちで顧問の指示をうけて!」
部員「はいっ!」
そしてそんな日々がしばらく続いた。智花以外の四人はしばらく智花とバスケをすることはなかった。
そして春季大会
部長「智花、パスっ」
智花「はいっ。えいっ!」
智花のシュートが入る
そして終了のホイッスル
慧心学園中等部は地区大会を優勝し県大会出場を決めた。
ひなた(ともかが・・・遠い)
真帆「もっかんすげー!」
紗季「さすがねー」
愛莉「そうだね!」
そして春季大会は県大会ベスト8
夏季大会は県大会ベスト4
慧心学園中等部としては初の県大会ベスト4だった。これは智花の存在が大きかった。
そして三年は引退・・・
部長「今までありがとう!」
そして夏休み・・・
五人は初等部の体育館に集まった。昴に練習を教えてもらうために。美星の計らいで特別に使うことができた。
昴「やあ、みんな!久々だなあ。智花とは朝練してるけどさ。」
そして練習終了後
紗季「ちょっといい?みんな。長谷川さんも聞いてください。」
真帆「私とサキで相談したんだけど、最近もっかんと私たち、ちょっと距離ができてないか?」
智花「そうだよね、みんなと練習したのひさしぶりだもん・・・」
愛莉「今日、みんなと練習して私も思った。智花ちゃんと練習するのってこんな楽しかったんだなって。」
ひなた(それだけじゃない・・・ともか、前よりもずっとうまくなってて・・・)
紗季「だから、夏休み中は部活以外でもこの五人。できれば長谷川さんにも来ていただいて、練習しましょう。そして、五人全員で、ベンチ入りをしましょう!」
長谷川「分かった!俺も出来る限りの協力はするから。」
そして夏休み。五人は部活以外でも集まり、練習をした。智花との距離も完全にもとに戻った。昴も積極的に来てくれた。
そして夏休みが明け、新人戦が目前に迫っていた・・・
顧問「新人戦のメンバーを発表する。レギュラー5人と控えの5人を発表する。三年が引退したため、一年が多く入った。」
真帆「どうか、みんな入ってますように!」
愛莉「緊張するよ・・・」
ひなた「みんながんばった。だいじょーぶ。きっと。」
紗季「そうよ、きっと大丈夫よ!」
顧問「んー、まず一年のレギュラーと控えを発表するかあ。まず、レギュラー。SG湊。PF三沢。」
真帆「やったーー!!」
顧問「控え。香椎と永塚。」
顧問「で、残り六人は二年生だが・・・」
愛莉と紗季は素直に喜ぶことができなかった。
ひなた「・・・」
ひなただけ大会のメンバーには選ばれなかった
その日の部活が終わり、ひなたの部屋
ひなた「・・・」
ひなた「ひなも、がんばったよね」
ひなた「ともか、まほ、さき、あいり。みんなえらばれてよかった。」
ひなた「よかったけど・・・」
ひなた「どうしてなみだがでてくるのかな?」
ひなた「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!」
ひなた「悔しいよ・・・」
ひなた「誰よりも強くなりたい」
とりあえず、ここまで。
またぼちぼち投稿します。
応援よろしくお願いします。
かげつの部屋
ひなた「かげ、いる?」
かげつ「姉さま、どうしましたか?」
ひなた「おかーさんに一週間学校休むってつたえてほしいの」
かげつ「ええ!?どうしましたか?体調でも悪いんですか?」
ひなた「ちがう、そういうのじゃない。きにしないで。」
かげつ「分かりました。姉さまを信じることにします。」
そしてひなたは学校には体調不良と嘘をつき一週間学校を休む。
月曜日
ひなた「はあ・・・はあ・・・」
ひなた「まだ、がんばれる」
ひなたはひたすら外で走っていた
ひなた「そういえば・・・あの頃もひなはみんなとまたばすけがしたくて走ってた。おにーちゃんにいわれて。」
ひなたは男子バスケ部と廃部をかけて争っていたときのことを思い出した
ひなた「あのころ、ひなはからだがよわくて、うんどうになれてなくて・・・まったくみんなのちからにはなれなかった。そのときおにーちゃんはひたすれ走れっていってくれた。」
ひなた「さいしょはそうだったけど、ひなもおにーちゃんやみんなにおしえられて、じょうずになって・・・みんなの足をひっぱらなくなってきて。それどころか頼られることもおおくなっていた。」
ひなた「でも、中学生になってから、みんながまたとおくなっちゃった・・・」
ひなた「はしりつづけよう」
ひなたはこの日、一日中走っていた
ひなたの部屋の前
かげつ「姉さま、お夕飯ですよ」
かげつ「ねえさま?」
かげつ「開けますよ?」ガチャッ
ひなた「zzzzzz」
かげつ「姉さま・・・」
ひなたは他のメンバーより、やや体力的に劣っていた。中学生になってから、練習量が増えて、ひなたは体力の低さを実感していた。だからひなたは走り込むことにしたのだ・・・
火曜日 朝
ひなた「うーん・・・あさか・・・」
ひなた「い、いたい」
ひなたは凄まじい疲労と筋肉痛に襲われた
ひなた「そっか・・・ふつかめいこうはきのうのつかれもあるんだ・・・でも、それでもやらなきゃ」
ひなたは来る日も来る日も走り続ける。
日曜日
ひなた「あれ、ふしぎだな。つかれはたまってるはずなのに、だんだんつらくなくなってきて・・・」
そしてひなたは学校にもいかず部活にもいかず一週間ずっと走っていた
ひなた「なんか、じしんついた。ひな、いまものすごくばすけがしたい。」
そして月曜日、教室にて
智花「ひなたっ!!!」
智花がひなたに抱きつく
紗季「ひな・・・来てくれたのね」
真帆「あたし、ひなが学校にも部活にもこなくて、バスケやめるのかとおもってたよ・・・・でもきてくれて本当によかった!」
愛莉「ひなちゃん。辛かったよね・・・」
ひなた「おー。ひなきにしてない。みんなはしんじんせん、がんばって。たいかい、しんじんせんだけじゃない。これからもたくさんたくさんある。」
智花「その時はみんなで頑張ろうね!」
この時、ひなた以外の四人はみんな泣いていた。ひなただけは泣かなかった。四人はひなたは強いと感心した。ひなたが一週間前に流した涙を四人は一生知ることはないだろう
そして部活
ひなた「やっぱり、たいかいにでるめんばーは、別でれんしゅうだよね」
ひなた「でも・・・ふしぎ。ひな、そんなことぜんぜんかなしくない。バスケがしたくてしたくて仕方ない・・・」
ひなたはその日レギュラーになれなかった先輩とずっと練習していた。
ひなたの家
ひなた「ぶかつでみっちりれんしゅうしたのに・・・まだ、れんしゅうし足りない・・・」
ひなた「まほがしょうがくせいのころから続けてるしゅーとれんしゅうしようかな」
ひなたは来る日も来る日も部活、そして家での自主練習をした。昔のひなたなら疲れてしまうであろう。しかし、ひなたはそのきついメニューを普通にこなした。
そして新人戦、地区大会。地区大会からは2校が県大会に進める。新生、慧心バスケ部は準決勝に進んだ。ここに勝てば県大会。
ひなた「けいしんー!ふぁいとー!!」
ひなたは、生まれつき弱々しい声だったが、誰よりも大きな声で応援した
智花「えいっ!」
智花のシュートが外れる
真帆「うりゃっ!」
真帆のシュートも。
ひなた「ふたりとも、ちょうしわるいのかな・・・せんぱいたちも、あまりうごきがよくない」
県大会ベスト4まで進んでる慧心は、地区大会は優勝するのが妥当だった・・・しかし
ピピー!
審判「74対72!敵田高校の勝利です」
>>20 敵田高校→敵田中
試合終了後
顧問「なんだ今のプレーは!!」
智花「・・・」
真帆「・・・」
先輩たち「・・・」
顧問「緊張しすぎてたな。普段の練習からもっと緊張感を持つようにしろ!以上!」
全員「はいっ!」
ひなたの家
ひなた「まけちゃったか・・・ともか、部長たちがいなくなって、少しやりづらそうだった。まほはすごくきんちょうしてた。」
ひなた「きょうは、かげとおにわでパス練習。がんばるぞー。」
ひなたの家の庭
かげつ「姉さまと練習できて嬉しいです!」
ひなた「いくよー」シュッ
かげつ(姉さま・・・以前とはまるで顔つきが違いますね・・・)
ひなたの真剣な表情にかげつは驚いた
ひなた「つぎ、バウンドパスいくよー」シュッ
ひなた「あ、てがすべった!」
ボーン!
地面についたボールが急に伸びてかげつに向かっていく
かげつ「きゃっ!」キャッチ
ひなた「ごめんねかげ、でもないすきゃっち。」
かげつ「いま、回転がかかってボールが伸びましたね!」
ひなた「かいてんってつよくかけるとあんなにボールがへんかするものなの?」
かげつ「そうなんですね!私もびっくりしました!」
そしてひなたたちは練習を終えて家に帰ってテレビを見ていた。
実況「さあ、卓球世界選手権。マロン対ジュセヒョクの試合です」
ひなた「たっきゅう・・・」
マロン「ジョレーイ!」
実況「マロンの強烈なドライブ。世界ナンバーワンカットマンのジュセヒョクでも取れません!」
ひなた「まろんせんしゅのボール、バウンドしてからすごく伸びてる・・・」
ひなた「かっとまんのじゅせひょくせんしゅのボールは、バウンドしてから少しとまってる?」
実況「マロンのカーブドライブが炸裂!」
ひなた「す、すごい!まがった!」
かげつ「なんか卓球って回転が最も掛かって最も回転が重要なスポーツらしいですよ」
ひなた「・・・」
翌日、部活の練習
紗季「新人戦が終わって久しぶりにひなと練習できるわね」
紗季とひなたのパス練習
ひなた「いくよー」シュッ
ボーン!
紗季「きゃっ!!」
紗季「ひなた、変な回転かけないでよ!」
ひなた「ごめんね。もういっぽん」シュッ
紗季「ちょっ、あ、あれ思ったより伸びて来なかったわね・・・」
ひなた「つぎ!」シュッ
グイーン
紗季「なんかバウンドしてから少し曲がってとりづらい・・・」
そして、そのあとシュート練習やドリブル練習、試合形式の練習などをした
顧問(袴田・・・うまくなってないか?)
バスの中
智花「ひなた、凄く上手くなってない!?」
真帆「あたしも思ったー。ミニゲームでひなにやられっぱなしだったー」
愛莉「ひなちゃん、ドリブルの姿勢が低くてとりにくかったなあ」
紗季「パス練習の時はよくわかんないことしてたけどね。上手くなったわよね。明らかに。」
ひなた「みんなありがとう」
ひなたはさらに一ヶ月間、こんな日々を過ごした >>24 真帆のセリフ ひな→ヒナ
顧問「えー今度の一年生大会のレギュラーだが、PF三沢、SF袴田、SG湊、PG永塚、C香椎でいこうと思ってる」
五人「はいっ!」
そして、一年生大会。一年生大会は地区大会の中学校で、一年生だけでチームを組み、戦う。
一回戦
昴「お、みんなの出番だ。大会でのみんなを見るのは一年ぶりだなあ。」
美星「どんだけうまくなったかねえ」
葵「智花ちゃんとかきっとすごいでしょうね・・・」
一回戦 バス停前中学校
永塚「ひな!」シュッ
ひなた「おー。ないすぱす。」
相手A「ここは通さん」
ひなたは姿勢を低くして通り抜ける
相手A「ひ、低い!」
ひなたがゴールの近くへ
相手B「させないよ!」
相手C「そうだ!」
ひなたはシュートを打つと見せかけ
ひなた「ともか、ぱーす!」シュッ
相手D「よし、バウンドしたあとでこのパスはカットできそうだ!」
ボーン!
相手D「うわ!!」
ボールが急に伸びて智花の手元へ
智花「えいっ!」
慧心が先制。
昴「ひなたちゃん!?なんだ今のパス!物凄い伸びかただった・・・」
そして慧心は一回戦を圧勝。ひなたがシュートすると思いきや、予想外のパスを智花や真帆に出してシュートを決めさせた。しかもパスはさまざまな変化をして、上手く味方の手元へ吸い込まれていく。ひなたがシュートにいけなそうな時に限ってひなたが逆アングルからシュートしたりして、相手はひなたの予想外の行動に全く対応できなかった。
審判「128対4で慧心の勝ちです」
愛莉「やったね。」
紗季「うん!」
ひなた「おー!」
真帆「次も勝とう!」
智花「ええ!」
そして五人は準決勝まで完勝
葵「みんな本当に上手くなったわね・・・」
昴「一番上手伸びたのはひなたちゃんだな。新人戦でレギュラーに一人だけ入れなかったって聞いたから心配だったけど・・・」
美星「ひなた、悔しくて相当練習したらしいよ。」
そして決勝。相手は埼京中学校。背が高い選手の多い強豪だ。
>>25昴のセリフの上手はカット
相手A「攻めるぞー!」ダンダン
紗季「くっ、抜かれた!」
愛莉「行かさない!」
相手A「ちっ」
愛莉がボールをカット
愛莉「真帆ちゃん!」
真帆「任せとけ!」ダンダン
相手に囲まれる真帆。
真帆「いっちゃえ!シュート!」
真帆の遠距離からのシュートで先制。
昴「真帆はシュートがうまくなったなあ」
相手B「パス!」シュッ
智花「甘い!」パシッ
相手C「うわ、急に!」
智花がドリブルしシュートを決める
葵「さすが、別格に上手いわ。」
そして
紗季「ひな!」
ひなた「おー!」
相手D「く、くそっ、姿勢が低すぎて・・・」
ひなたのシュートも決まる
そして
ひなた「さき、ぱすっ!」
相手E「私にパスしてどうする!」
バウンドした瞬間、方向が変わり・・・
紗季「はいはいっ!」
紗季のシュートも決まる
愛莉「えいっ!」
愛莉も・・・
そして五人は決勝さえ、大差をつけて勝ってしまった
顧問(強い、強すぎる。この五人はセットにすると余計に強くなる。そして、袴田・・・)
昴の家
昴「みんな!おめでとう!」
五人「いえーい!」
真帆「今日のえむぶいぴーはヒナだな!」
紗季「初めてあのパスを見たときはびっくりしたけど、慣れてくると、相手は取りにくくて、味方は取りやすい理想のパスね。」
智花「コントロールも本当にいいよね!」
愛莉「ひなちゃんの行動に相手凄く驚いてたよね。」
ひなた「ひなね、凄く練習したんだ。」
葵(正直・・・ひなたちゃんは智花ちゃんを除けば別格に上手い・・・フィジカルは弱いけど、そのぶん本当に器用で、コントロールとか、回転の操りかたとか、誰も真似できない。)
智花()
智花(ひなたがこんなに上手くなるなんて・・・)
七夕「みんなが小学生の頃を思い出すわ。たくさん食べてね。」
美星「そうだぞみんな!」
五人「はーいっ!!」
食事が終わり
智花「みんな、お話があるの」
ひなた「どうしたの、ともか?」
智花「私たち、本気で全国を目指せるチームだと思うの!」
愛莉「全国・・・」
紗季「夏の県大会で優勝すれば全国だったわね」
真帆「やってやろうぜ!!」
昴「それならさ、これからは智花だけじゃなくて、みんなも朝練にきなよ。」
五人「はいっ!」
それからというものの五人は朝は昴の家での自主練。そして学校の部活で毎日練習した。ひなまたは家に帰っても練習し続けた。
ひなた「かげ、今日も練習付き合ってくれてありがとう。ひなは背が低くて中学校に入ってから凄く苦戦したの。でも背の高いかげと練習して、だんだん分かってきた。ありがとう。」
かげつ「いえいえ!」
かげつ(姉さま、本当に上手くなった・・・私たち小学生も昔よりかなり上手くなってるけど、それ以上に姉さまの成長は・・・)
朝練
昴「ひなたちゃん、それじゃ俺は抜けないよ」
ひなた(さすが、高校で全国に行ってるおにーちゃん。強い。)
ひなた「でも、諦めない!」
昴「なに!?」
昴はひなたのフェイントにひっかかる
ひなた「竹中直伝シュート!」
昴「ま、負けた」
昴(ひなたちゃん、全国に行ってる俺でさえ相手にするのが大変だ・・・)
智花「私たちも負けてられないよ!」
三人「うん!」
>>30 ひなまた→ひなた
そして五人は二年生になる。
ミミ、雅美、椿、柊、かげつが入部した。
そして春期大会のレギュラー発表・・・
顧問「では、発表する」
ひなた(ここで選ばれなかったのが、努力を始めたきっかけだったな。)
顧問「レギュラーは湊、三沢、永塚、香椎、袴田」
顧問「控えは ミミと三年四人だ。」
五人は先輩たちを抑えて、スタメンになった
ひなた「やったーーーーーー!!!」
ひなたはこの日はずっとはしゃいでいた。
県大会
真帆「ほいっ!」
真帆のシュートが決まり笛がなる
審判「優勝は慧心学園中等部!」
五人は圧倒的な強さで優勝
真帆「しゃーーー!!!」
紗季「とうとうやったわね!」
智花「みんな・・・ありがとう。」
香椎「県大会で優勝できるなんて・・・」
ひなた「良かった、本当に良かった」
ミミ「スゴイデス」
椿「こんなに、強かったけ?
柊「すげー!!」
雅美「私だって、あのくらい・・・」
かげつ「姉さま!凄いです!」
顧問(新人戦は県大会も行けなかったのに・・・凄い進歩だな)
智花「でも、みんな。私たちの目標は、夏の大会で優勝して、全国だよ!」
真帆「春期大会は硯谷が出てこなかったからなあ」
五人はそれからも練習を続ける。
また、ミミたちは、先輩に刺激され、非常に練習に集中するようになった。自主練習などもするようになった。
顧問「夏の大会のレギュラーと控えを発表する。三年生最後の大会だが、申し訳ないが三年生は一人もレギュラーや控えじゃない。」
三年「ええ!?」
顧問「レギュラーはこの前と同じ五人。控えはミミ、竹中姉妹、藤井、袴田妹だ。」
雅美「やった!」
椿「練習の成果だね!」
柊「ねー!」
かげつ「姉さまとまた同じチームでバスケできるんですね!」
ミミ「ウレシイ!」
夏の大会
五人は相変わらず圧倒的な力で決勝まで進出。
決勝の相手は硯谷女学園中等部
未有「久しぶりね」
智花「未有・・・」
怜那「全国に行くのは私たちだからね!」
ひなた「硯谷、か・・・」
真帆「絶対勝つ!」
紗季「小学生の頃の借りを返しましょう!」
愛莉「うん!」
未有「いくよ!」
智花「通さない!」
智花に注目してた未有。が・・・
ひなた「隙あり!」
未有「えっ!」
近くにいなかったはずのひなたにボールを奪われる。
ひなた「シュート!」
序盤、ひなたお得意の予想外の跳ねかたをするパスや、急に現われてボールを奪ったり、逆アングルからのシュートなどを連発。智花ばかりを気にしてた未有と硯谷は出鼻をくじかれる。
未有「ひなたに注意しないと・・・」
だが
怜那「私に任せてよ!」
予想外の行動は怜那も得意だった
怜那「いっくよー!」
紗季「くっ!」
真帆「ああっ!」
独特なフェイントで軽々しく二人をかわす
愛莉「いかさない!」
怜那は愛莉もかわしてシュートを決めた
智花「強い・・・」
そして、未有はひなたの行動を読み始め、慧心は点数で硯谷に追い付かれてしまう。
そのあとはお互い五分五分の戦いを見せるが少し硯谷がリード
真帆「えい!」
真帆がシュートを決めて 慧心は1点差まで追い詰める
試合時間は残りわずか
愛莉「ひなちゃん!」
愛莉からパスを受けるひなた、だが
未有「通さない!」
怜那「これでうちらの勝ち!」
二人に囲まれてしまう、時間はもう10秒もない
ひなた(あれを使うしかない!)
ひなたは未有の真っ正面にボールをバウンドさせる。
未有「伸びるパスかな?もうそれは読みきってる!」
バウンドした瞬間、ボールは伸びるのではなく、大きくはね上がった
未有「えっ!?」
ボールは二人を越えてゴール前の智花へ。
智花「ひなた、ナイスパス」
智花「えいっ!」
そして智花の放ったボールはゴールに吸い込まれていった
審判「慧心学園中等部の勝利です」
抱き合う五人
智花「とうとう・・・やったんだね」
愛莉「私たちとうとう硯谷に勝った!」
真帆「これはゆめか!?」
紗季「夢じゃないわよ。真帆。」
ひなた「頑張ってきて、良かった。本当に本当に良かった。」
未有「怜那、いつまでも泣いてるんじゃない。いくよ」
怜那「はい・・・」
綾「負けちゃいましたね・・・」
美星「とうとうやっちまったなあいつら」
昴「あの時の試合と全く同じメンバーでの試合だった。そして今回は勝つことができた。俺は五人のコーチをやってきて本当に良かった!」
葵「みんないつのまにか成長するんだね・・・」
そして四人は全国でもベスト4に入る
昴の家
ひなた「お兄ちゃんこんにちは」
昴「あれ。ひなたちゃんだけか。」
ひなた「みんなももうすぐ来るよ。」
昴「ひなたちゃん、全国ベスト4おめでとう!」
ひなた「お兄ちゃんのおかげ。ひなたちがここまで強くなったのは。」
昴「ありがとう。ひなたちゃん、大人っぽくなったね。話し方も変わったし、背も高くなったし」
ひなた「おっぱいも大きくなったよ?」
昴「ちょっ!!ひなたちゃん、そういうところは変わらないんだな・・・」
ひなた「でも、負けて悔しかったな」
昴「惜しかったもんなあ」
ひなた「お兄ちゃん、ひな、どのくらい上手くなった?」
昴「今はもう、智花と並んで全国でもトップクラスだろうな。俺は二人はプロを目指せばいいんじゃないかとさえ最近思うよ」
ひなた「そっか、でもひなはトップクラスじゃなくて、トップになりたいの」
昴「ひなたちゃん、いつのまにかそんなに貪欲になって成長したなあ!」
ひなた「うん、だってひなは」
ひなた「誰よりも強くなりたいから」
終わり
これで終わりです。話の展開が速すぎると思いますが、お許しください。
袴田ひなた「ふぇぇ・・・とか可愛いと思ってんの?」の後でこの作品を書いたので変な気持ちです。
読んでくださったかたありがとうございました。
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