勇者「僕に婚約者ですか・・・?」(18)
ここで書くのは初めてなので、お手柔らかにお願いします。
~王国~
王様「ウム、そうじゃ。」
勇者「いや、俺ただの農民なんですけど・・・」キョトン
王様「しかし、お前は先代の勇者の血を引いておる」
勇者「はぁ・・・しかし、なんでそれで婚約者なんて出来るのですか?」
王様「それはなぁ、相手がな・・・」
勇者「相手が? 一体誰なんですか?」
王様「それがな・・・・王なんだ。」
勇者「え? もう一度お願いします。」
王様「だから魔王と言っておるだろう!!」クワッ!!
勇者「えっ? はぁ?」
王様「正しくは、先代魔王の娘とだがな。」
王様「ワシも実のところ驚いているのだ。」
勇者「いやいや、僕が一番驚きですよ!!」
王様「ちなみにお前に拒否権はないぞ。」
王様「お前との婚約を条件に平和交渉をもちかけられてな。」
王様「ワシももう魔族との争いはもううんざりなんじゃ。」
王様「頼む!!どうか魔王との婚約を受けてくれぬか。」
勇者「そうゆうことでしたら・・・」
勇者「しかし、一つ確認したいことががあります。」
王様「なんじゃ?」
勇者「魔王は可愛い女性ですか?」
王様「ウム、ワシは一度会ったことあるが、かなりの美人だったぞ。」
勇者「では、参りましょう魔王城に。」
王様「急ぐでない、5日後に迎えの物が来る。」
勇者「分かりました。」
王様「しかし、いいのか?望まない婚約などしても・・・」
勇者「いえ、この世界の戦争をなくせるのなら本望です。」
王様「そうか・・・頼むぞ。」
勇者「・・・・」
~そんで五日後勇者の家~
勇者「そろそろか・・・」
勇母「本当に行くのかい?」
勇者「ああ、行くよ。 親父もそうするはずさ。」
勇者「俺は親父見たいに強くない・・・でも世界を救いたいんだ!!」
バサッバサッバサッバサッ
ドラゴン「グルゥゥゥゥゥゥ」
側近「お前が勇者だな。」
勇者「そうだ。」
側近「魔王様がお待ちだ、早く乗れ。」
勇者「その前にチョット待ってくれ。」
~先代勇者の墓~
親父の墓は家の裏山を登った所にある。
昔親父とここでよく星を見てたっけ。
勇者「親父来たぜ。」
勇者「しばらく戻れそうもないからな。」
勇者「まさか、婚約する相手が魔王の娘なんて驚いたよ。」
勇者「やっぱり、因縁なんかな。」
勇者「あ、いい意味でだぜ今は。」
勇者「じゃ行ってくるよ親父。」
親父の夢、叶いそうだぜ・・・血を一滴も流さずに魔族との争いを終わらせることが。
書き溜め終わり
~勇者の家~
側近「もう済んだのか?」
勇者「ああ。」
勇者「案内してくれ。」
王様「待っておくれ。」
勇者「王様!!どうしたのですか?」
王様「ワシも行くのじゃよ。」
勇者「なぜです?」
王様「王国の代表として行った方が良かろう。」
側近「行くぞ。 振り落とされないように気をつけろ。」
ドラゴン「グワォォォォォン」
バサッバサッバサッ
今日はここまでお休みなさい。
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