毒緑の魔物「ブク、ブクゥ!」魔物使い「それは無理だよぉ」(31)

以下緑

緑「ブクッ、ブクブク、ブクッ!」

魔物使い「進化は難しいんじゃないかなぁ?」

緑「ブクー、ブクッブクッ」

魔物使い「銀に憧れる気持ちはわかるけど、緑には緑の良いところがあるんだから」


緑「ブク?」

魔物使い「ええ?・・そりゃあアレさ・・・ほら、目に優しい色彩とか?」

緑「ブックー!!」

魔物使い「いやいや、他にも沢山あるし、ほんの一例さぁ」

魔物使い「それに目に優しいってのは大切だぞ、銀なんて昼間一緒に戦ったら、太陽の光がギラギラ反射して眩しくって仕方ないさ」

緑「ぶくーぶくー」

魔物使い「我侭いうんじゃないよ、無理なものは無理なんだよ」


こんな感じでどうですかね?

毒々しい緑の泡の仲間魔物との討論対決です。

相変わらず解りにくい表現でスミマセン。更新はちょっと時間かかります。

魔物使いは角野 卓造ボイスで脳内再生してください。


緑「ブクッ、ブクー、ブクブック、ブク!」

魔物使い「あんた、nさんとこは特別だよぉー」

魔物使い「あちらさんだってね、250以上夢だか喜びだかで大所帯こしらえて大変なんだからな」

魔物使い「それに、オーブだかなんだか知らないけど常に変な玉に閉じ込められてんだから、あれに比べりゃあんたなんか馬車でのんびり楽しく旅できるんだから、幸せだよ。贅沢なんだよ」

緑「ぶくぅ・・・・・・・・・・ブク、ブククッ!」

魔物使い「そんな言うんだったら、あんたの言うそのsくん家でお世話んなんなさいよ!うちであーだこーだ文句ばっか言われたんじゃたまったもんじゃないよ。他所は他所、うちはうちなんだから」


緑「・・・ぶくんぶくん」

魔物使い「まあ、解ればいいんだよ。あんたもね進化進化ってどこで小耳にはさんだのか知らないけど、そんなに進化は生易しいもんじゃあないんだよ」

魔物使い「俺もイチ魔物使いとしてちょっと見させてもらった事があるけど、皮膚が裂けて出っ張りみたいな中身が飛び出して、痛みで泣き叫んだと思ったらそっから一週間くらいは高熱が下がらないみたいだからねえ」

緑「ブクッ!?」

魔物使い「あちらさんの進化ってのはそういうもんなんだよ。あんたみたいなのは直前で腰が引けるに決まってんだよ」


魔物使い「でもあれだねえ。あの機械でピコピコやって魔物を預けるカラクリはたまげたなあ。いんたーねっとってのは凄いんだねえ」
緑「ブク!」

魔物使い「いんたーねっとじゃないのかい?でもああいうのがうちにもあればあの何時もの預かってくれる爺さんいらないねえ」

緑「ブクーブククククー!」

魔物使い「冗談だよ、なにも爺さんいなくなりゃしないから。あんたも爺さん手伝って無理させないようにしなきゃあなあ」


緑「ブクッ!ブクッ!」

魔物使い「そうだなぁ、お前は小さい子の面倒をよく見てくれるって爺さんがしきりに感心していたよ」

魔物使い「そこがお前の一番の良いところじゃないのかなぁ」

緑「ブクククク?」

魔物使い「ああ、そうだ。何も力や魔力、守りに速さ、そういった最前線で求められる強さ(ステータス)も確かにある」

魔物使い「縁の下の力持ちっていう言葉をしってるかい?」


緑「ブクウ?」

魔物使い「目につくところで活躍できずとも、仲間のために必死で頑張って土台をしっかり支えてくれる必要不可欠な力のことだ」

魔物使い「ゆくゆく目に見える能力ではお前を超えていく仲間もたくさんいるだろう、でもその魔物たちがそこまで成長できるのはお前が優しく思いやりをもって接してくれたおかげなんだ」

緑「・・・ぶく」

魔物使い「私もかつて嫁選びの時、自分に嘘をついていた。選ぶべき人を選ばないように単純な数値でしかない力(ステータス)を判断材料にと自分に信じ込ませていたんだ」

魔物使い「もう一人の父親の熱い拳で私は目が覚めることができた」

魔物使い「お前にもそういう間違いに気づいて欲しいんだよ」


緑「ぶく」

魔物使い「私には目の届かないところが多い。傷ついている魔物たちや、悩んでいる仲間たちに目配りできない時がある」

魔物使い「でも、お前が俺の足りない部分を補ってくれているからこそおかげで今まで何とかやってこれたんだ」

魔物使い「お前のために頑張ろうって思っている魔物たちはたくさんいるぞ、お前にはそういう力=魅力(ステータス)があるんだ!」

緑「ブクッ!」


魔物使い「敵を毒する体であろうとも、仲間を癒する心でありなさい」

魔物使い「身体的進化があらずとも、精神的進化を遂げなさい」

魔物使い「毒の沼地で生まれたとしても、あなたが歩む道はこんなにも光あふれる場所なのだから

魔物使い「・・・共に・・進もう!輝く未来のその先へ!!」」

緑「ブクーーーーーーッ!!!」

魔物使い「緑ィィッ!!」


金髪息子「また親父、庭石の苔と喋ってるぞ?」

金髪娘「ボケちゃってんだからしょうがないじゃない。そういう病気なの!」

金髪息子「奴隷十年、石八年・・・無理もないか」

金髪娘「まだ30にもなってないのに・・・」

―――――the end

おわりです。

酔っぱらい討論→枕討論→ママゴト討論に続くボケ討論(4作目)でした。

酷くてスイマセンでした。単発ネタがキツくなってきたので一応、魔物使いのボケを治す為の双子+オナラの息子による奮闘劇(番外編)への布石にしています。

短くなってしまいました。ある程度雑談なり質問なりでスレ埋めたいです。あと、独り言の所為か思ったより

次回は番外編でオナラ王子と修道院女との結婚秘話になります。今まで以上にそうとうイっちゃってる内容なので苦手な方は気を付けてください。

スイマセン、↑4行目訂正です

あと、独り言の所為か思ったより短くなってしまいました。ある程度雑談なり質問なりでスレ埋めたいです。

これでsageれるのかな?

2作目の回想で石化解除直前の状況認識が出来ていないことから、意識はないことになってます。

奴隷時代の精神過負荷と長期石化による副作用の合わせ技ということで。

失礼しました。

これでsageれたかな?

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