にこ「真姫ちゃん…今は駄目だよ…」 (71)
真姫「いいでしょちょっとくらい」
にこ「駄目よ…ここ映画館よ?」
真姫「ちょっとだけだから」
にこ「もうすぐ予告始まっちゃうよ…?」
真姫「もう我慢できないの」
にこ「や…やめて…」
真姫「いいでしょ?」
真姫「スクフェスくらいやっても」
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にこ「画面暗くなってからだと迷惑になっちゃうでしょ」
真姫「じゃあ曲選択してすぐポーズするから、その代わり」
真姫「にこちゃんからキスして?」ニコッ
にこ「な、何よそれ…」カァ
真姫「たまにはいいでしょ?」
にこ「しょーがないわね…」
にこ「んっ…」チュッ
真姫「…ありがと」グッ
にこ「!?ちょ…ちょっと…んっ…ぁっ…何すんのよ」
真姫「誰も見てないし大丈夫よ」チュッ
にこ「ぇっこら…ちょ…んぁ…ふぁ…んん…ぷはっ」
真姫「ん…ふぅ…にこちゃんって、本当キス下手よね」フフッ
にこ「はぁ…はぁ…真姫ちゃんが上手すぎるのよ…」
真姫「そう?…よし、これでLP漏らさなくて済むわ」
にこ「はぁ…いつの間に…」
真姫「暗くなったわ、もうすぐね…」
にこ「…ねぇ」
真姫「?」
にこ「まだ落ち着かないから…手握ってよ…」
真姫「!?」
真姫「しょうがないわね…」カァ
〜映画終了〜
にこ「うっ…ぐすっ…いい映画だったわね…」グスグス
真姫「やっぱり歌の力ってすごいわね…あんな熱意…自然と涙が溢れたわ…」グス
にこ「真姫ちゃんがきになるって言うから見たけど…本当に見れてよかったわ…」
にこ「…タイトルなんだっけ」
真姫「ジャージーボーイズよ」
真姫「…流石にグループ名は忘れてないわよね?」
にこ「当たり前よ!フォーシーズンズでしょ!」
真姫「よし、えらいえらい」ポンポン
にこ「んなっ!」
真姫「ちょっとお腹空いたわね」
にこ「お昼だから」
真姫「軽くでいいから…サブウェイにしましょ」
にこ「にこサブウェイで食べたこと全然ないわ」
真姫「私もそんなに食べたことないわ」
にこ「あれって色々カスタム出来るんでしょ?」
真姫「そこがいいところね」
にこ「美味しい…」モグモグ
真姫「サブウェイは野菜が美味しく食べられるからいいわね」
真姫「にこちゃんが頼んだのって海老アボカドよね?」
にこ「何〜?食べたいの〜?」ニヤニヤ
真姫「一口ちょうだいよ」
にこ「んぅ…別にいいわよ…はい」スッ
真姫「ありがと」
真姫「美味しいわね…」モグモグ
にこ「でしょ?」
にこ「真姫ちゃんのも一口ちょうだい」
真姫「どうぞ」スッ
にこ「ありがと」
にこ「こっちもいいわね…なんだっけこれ」
真姫「確かターキーブレストよ、あっさりしてていいわよね」
今日はここまでにします。
荒らし等ありがとうございます。
真姫「雑貨屋さん行きたい」
にこ「プレゼントでも買うの?」
真姫「エリーの誕生日プレゼントよ」
にこ「あ、まだ買ってなかったんだ」
真姫「次の火曜日よね?」
にこ「そうそう」
真姫「にこちゃんは何あげるの?」
にこ「ちょっと待って、写真あるから」スマホカチカチ
真姫「マトリョーシカのクリップね、かわいい」
にこ「何かと便利だよね」
真姫「エリーってクリップ持ってないの?」
にこ「あ、それはね…」
〜〜〜〜
絵里「にこ、前から気になってたんだけどそのクリップ?って何に使うの?」
にこ「これ?ちょっと待って…」ゴソゴソ
にこ「教科書とかをこう留めると…」カチ
にこ「勝手にめくれちゃわないでしょ?」
絵里「ハラショー…」
にこ「しおり代わりにもなるし」パタン
絵里「なかなか便利ね」
にこ「絵里ってこういうの持ってないんだ」
絵里「必要最低限な物しか揃えてなくてね」
にこ「修正テープとかなくて平気なの?」
絵里「あまり誤字はしないから大丈夫よ」
にこ「でもでも、授業中に教科書がペラペラーってめくれて困ったことはあるわよね?」
絵里「結構あるわね」
にこ「ふふふ…」
〜〜〜〜
にこ「ってことが少し前あったのよ」
真姫「…エリーって本当真面目よね…」
にこ「絵里らしいわ」
真姫「そうね…」スマホスライド
にこ「! 勝手に他の写真見ちゃダメでしょ」
真姫「にこちゃんのはいいのよ」
真姫「これもマトリョーシカ、可愛いマスコットね」フフ
にこ「これも絵里へのプレゼントよ」
真姫「もしかして手作り?」
にこ「そうなのよ」フフン
真姫「…」
真姫「にこちゃんの手作り…」
真姫「私にはくれないのに…」シュン
にこ「今度真姫ちゃんにも作るから!」アセアセ
にこ「これを作ったのにもちょっとだけ理由があってね…」
〜〜〜〜〜
希「にこっち、お願いがあるんやけど」
にこ「何よ改まっちゃって、珍しい」
希「えりちの誕生日に、手編みのマフラー贈りたいんや」
にこ「なるほど、それでにこに教えてもらおうと」
希「話がわかっとるやん、よかったわ」
にこ「まだ協力するとは言ってないわよ!」
希「まあまあ、うちの力で完成させたいから、にこっちはやり方の説明と編み目の確認するだけでいいから…な?」
にこ「しょーがないわね…」
にこ「…ねえ、マフラーはちょっと早いんじゃない?」
希「細かいことは気にしない♪」
手芸屋
にこ「色はどうする?」
希「ロシア国旗カラーの赤、青、白!」
にこ「3色…大変そうね」
希「うちは覚悟できとるよ」
にこ「希…」
にこ(ライブのときくらい真剣ね…)
にこ「ちゃんと私の指導についてきなさい!」
希「了解!」
にこ(毛糸にもいろいろあるから迷うわね)ウーン
希「これどうやろ」スッ
にこ「ちょっと太いかも」
希「じゃあ…」
にこ(そういえば希が編んでる間は大体暇ね)
にこ(待ってる間フェルトで何か作ろ)
にこ(クリップは安かったし、プレゼントを追加してもいいわね)
にこ(よし、マトリョーシカ作ろ)
希「にこっち、この3つでいいかな?」スッ
にこ「いいと思うわ」
希「あれ、フェルトと綿なんて使うん?」
にこ「希が編んでる間暇だから、パパッとマスコットでも作っちゃおうと思って」
希「にこっちってこういうことだけは本当すごいなぁ…」
にこ「妹たちにたまに作ってあげるだけよ。って、その言い方酷いわよ!」
希「まぁまぁ」ニヤニヤ
〜〜〜〜〜
にこ「こんな感じの理由よ」
真姫「そういうことね」
にこ「マスコットなんておまけみたいなものよ」
真姫「手間かかってるのに?」
にこ「慣れれば手間じゃないよ。あと手作りはいいわよ、安上がりでしかも自分の好きなようにできるし…」
真姫「ことりじゃなくてにこちゃんに頼んだのは意外ね」
にこ「無視しないでよ! …まあ、希とは付き合い長いし、にこが手芸出来ること知ってるから」
にこ「それとにこの方が頼むのに手っ取り早かったんじゃない?」
真姫「へぇ…」
にこ「なんか元気ない?大丈夫?」
真姫「大丈夫よ…」
にこ「もしかして希に嫉妬しちゃった?」
真姫「なっ!そんなわけないでしょ!」
にこ「ふふ〜ん♪」
雑貨屋
にこ「で、何にするの?」
真姫「…ポーチとかパスケースとか?」
にこ「ざっくりね」
真姫「まあ時間もあるし適当に決めましょ」
にこ「そうね」
真姫「これにしよ」
にこ「早いわね」
にこ「…?これ何?」
真姫「ティッシュポーチよ」
にこ「香水ボトルのデザイン可愛いわね」
真姫「あと優雅で大人っぽい感じ。エリーに合いそう」
にこ「色もちょうどアイスブルーね」
真姫「だからこれにしたのよ」
にこ「なんでティッシュポーチにしたの?」
真姫「デザインが良かった、というのもあるけど」
真姫「エリーってちゃんとティッシュ持ち歩いてそうだけど、さっきの話聞くかぎりティッシュポーチは持ってなさそうじゃない?」
にこ「わかるわ」
にこ(でも私も持ってない…)
真姫「ポケットティッシュってそのまま持ち歩くと形崩れちゃうし、あっても損はしないと思って」
にこ「いいと思うわ」
真姫「にこちゃんは何か買う?」
にこ「今日はいいわ」
真姫「じゃあささっとお会計済ませちゃいましょ」
にこ「!?これ見て!」
真姫「どうしたの?」
にこ「マカロンクッションだって!かわいい〜」
真姫「しかもすごく柔らかいわ」モフ
にこ「気になるお値段は…3000円!高い…」
真姫「そうかしら?気に入ったから1個買うわ」
にこ「さ、流石真姫ちゃん…」
店員「お待たせしましたー」
真姫「ありがとう」
真姫「この包装いいわね」
にこ「確かに綺麗ね」
遅れましたが、絢瀬絵里様お誕生日おめでとうございます。
今回はここまでにします。
応援、批判等とても励みになります。
ありがとうございます。
にこ「まだ時間あるわね」
真姫「カラオケ行きたい」
にこ「…真姫ちゃんからそんな言葉が聞けるなんて」
真姫「たまにはいいでしょ!」
にこ「はいはい…」
にこ「予約もせずに大丈夫かしら?」
真姫「大丈夫でしょ」
にこ「思ってたより空いてるわね」
真姫「J◯YS◯UNDかD◯Mだったらどっちがいい?」
にこ「D◯Mの方が個人的に曲揃えがいいと思うわ」
真姫「じゃあD◯Mで」
真姫「…タンバリンとかいるの?」
にこ「あって損はしないでしょ?」
真姫「しかしここドリンク飲み放題で3時間500円とか物凄い安いわね」
にこ「確かにワンコインは安いね」
真姫「…μ'sの曲入ってる」
にこ「でしょ?だから曲揃えがいいってことよ」
真姫「愛してるばんざーい歌っていい?」
にこ「やっぱりそれ好きね、いいわよ」フフッ
真姫「さぁ大好きだ ばんざーい♪」
にこ(やっぱり上手いなぁ…)
にこ(この子みたいに上手かったら、私もさっきの映画の主人公みたいにみんなに守られて、みんなと一緒に夢を追いかけて、約束されたような未来へ進めたのかな)
にこ(…違うわ、今の私はμ'sのみんなと夢を追いかけてる)
にこ(しかも主人公だってたくさん努力して夢を叶えたんだし)
にこ(ますます頑張らなくちゃ)
にこ「にこもここから歌っていいー?」
真姫「ほら 前向いて〜♪」コク
にこ「ラララ ラララララララ♪」
真姫「ラララ ラララ ラララララララーラ♪」
にこ「ちょっとトイレ行ってくる」
真姫「ん、いってらっしゃい」
真姫(あんまり歌いたい曲がないから暇ね)
真姫(デンモクいじるの楽しい)ピッピッ
真姫(…この曲もう入ってたんだ)
真姫(…隣の部屋の人音痴ね)イライラ
真姫(!、監視カメラ発見)
真姫(注意書きもあるわね)
真姫(不純異性交遊禁止ね…同性ならいいのからしら)フフッ
にこ「たっだいまー!」ガチャ
真姫「おかえり」
にこ「歌ってなかったの?」
真姫「レパートリー少ないから」
にこ「折角μ'sの歌たくさん入ってるんだから、練習すればいいのに」
真姫「カラオケに来てまで練習したくないわ」
にこ(あ…そういえば、真姫ちゃんの家、防音の部屋あったわね)
にこ「にこは学校くらいでしか歌えないしー、自主練とかカラオケでしか出来なーい」
真姫「あ、そう…」
にこ(冷たいなぁ)ムゥ
真姫「今度から私の家でする?」
にこ「えっ、本当に!?」キラキラ
真姫(あ、本当に自主練したかったのね)
真姫「ちょっとドリンクとってくるわ」
にこ「ならにこのもやって〜」
真姫「はいはい…」
真姫「何がいいの?」
にこ「ファンタオレンジ!」
真姫「…にこちゃん、今はただのカラオケだからいいけど、ステージの前とかは炭酸飲まないでよね」
真姫「あと柑橘類も食べない方がいいわ、ジュースはいいかもしれないけど」
にこ「?何で?」
真姫「喉の調子が悪くなっちゃうのよ」
真姫「あとは辛い物や乳製品も避けた方がいいわ」
にこ「なるほど…真姫ちゃん、ありがと」
真姫「別に…」
真姫「ただいま」ガチャ
にこ「おかえり」
真姫「はいファンタオレンジ」コトッ
にこ「ありがと」
真姫「トイレ行ってくるわ」ガチャ
にこ「また行っちゃうの!?」
バタッ
にこ(あっ、そうだ今のうちに…)
…
真姫「ただいま」ガチャ
にこ「〜♪」
真姫「あ、それA-RISEの新曲ね」
にこ「〜♪」グッ
にこ「ミッドナイトキャッツっと…」ピッピッ
真姫(カメラの向きからしてここなら…)ススッ
にこ「真姫ちゃんどうしたの?」
真姫「にこちゃん…」ギュッ
にこ「えっ!?急にどうしたの?」ビクッ
にこ「こんなところで…」
真姫「いつもと違うシチュエーションって憧れない?」
にこ「憧れない!ここなんてカメラもあるかもしれないし…」
真姫「この位置なら角だし私の背中くらいしか見えてないわ」ニコッ
にこ(完全にスイッチ入っちゃったわ…)
にこ「でも〜にこは〜時間が勿体無いと思うな〜☆折角のカラオケなんだから歌わないと〜」アセリ
真姫「そんなにかからないわよ」
にこ「ひぃ〜〜」ブル
ガチャ
店員「お待たせしました、イチゴパフェ2つになります」
真姫「!?」バッ
にこ「やっと来たぁ・・」
にこ(真姫ちゃんがいない間に注文しといて良かった〜)ホッ
にこ「真姫ちゃんの分もあるし、一緒に食べよ?」
真姫「…そうね、今はそうするわ」
真姫「お楽しみは家まで我慢しててあげる」ニコッ
にこ(あ、これは明日立てなくなるやつだわ)ビク
にこ「いや〜たくさん歌ったわね〜」ノビノビ
真姫「にこちゃんってレパートリー多いのね」
にこ「勿論!全てのアイドルの歌を歌えるわよ!」ドヤ
真姫「ふふっ…作曲の参考にできそうな曲も多かったし」
にこ「でしょでしょ?良かったらもっとたくさん教えよっか?」
真姫「それは曲の方向性とか決めてからね」
にこ「は〜い」
真姫「もう夕方ね」
真姫「ちゃんと今日は私の家に泊まることお家の人に伝えた?」
にこ「小学生じゃないんだから…ママに言ってあるわ」
真姫「なら良かったわ」
真姫「今日の夜…覚悟しといてね」
にこ「今日は疲れちゃったから、にこ早めに寝たいな〜」
真姫「じゃあ帰ってすぐにしましょ」
にこ「それはやだ〜〜」
終わりです。
すみませんでした。
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